人狼物語 三日月国


113 【身内】頽廃のヨルムガンド【R18G】

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【秘】 灯屋 レイ → 仮面の役者 フランドル

「そうかもしれません。
少なからず、『普通』からはみ出した者も多いですから」

根本や境遇が似ている者が多く、互いに見過ごせないのかもしれないのかもしれない。
互いに距離を測って近づいては、傷つかないようそっと離れる事を繰り返している。
この灯屋も、たぶん。ここのそんな雰囲気が心地よかったのだ。

「―――」

声を、言葉を、静かに聞く。
表情に浮かんだ感情は、落胆だ。勝手に期待して、勝手に失望した。ひとつ息を吐いて、浮かんでいた感情を消す。

「そのよう、ですね。
他ならぬ貴方がそう言うのならば、そうなのでしょう」

灯りが揺れる。陰影が濃くなる。月の瞳が貴方を見据える。

貴方はどれですか、フランドル。


憎悪するほどこの街に強い想いがあるでしょうか。
思想を捻じ曲げられたと自覚しているでしょうか。
革命ではない何かに心奪われているのでしょうか。

……答えずとも構いません。我々……私は、協力らしい協力もできないでしょうから」

―――その言葉の通り。
翌日貴方の名が貼られても、これには何もできないのだ。
(-107) 2021/12/13(Mon) 21:17:23

【人】 灯屋 レイ

>>+6 3日目、アイシャ
唇を噛む。
それでもいつものように振舞う貴女に、どうにか……少しだけ歪な笑みを返した。

「……はい。私も信じています。
何事もない日常。より良き日々が訪れる事を。
貴女が戻ってきて笑顔で花を売り、言葉を届ける事を」

「心から願っています」

大丈夫。大丈夫。
貴女の繰り返した言葉をレイもまた、繰り返したでしょう。

そんな事、叶うはずもなかったのに。
(20) 2021/12/13(Mon) 21:30:16

【念】 灯屋 レイ


「その方が見やすいし、声も聞きやすいでしょう」

貴方の当たり前に自身の当たり前を突きつけて崩している気もする。それはそれで良くない事でもあるのだろう。
けれど、やっぱり見限ったり切り捨てたりなんて事はできないだろうなと思うのだ。

「私は意外と寂しがり屋なものでして。
だから隣にいて頂けると、助かります」

視線を下ろした時に誰もいないと、寂しいじゃないですか。
命令のようにもお願いのようにもとれる言葉と共に、そんな言葉を零した。
(!5) 2021/12/13(Mon) 22:02:38

【秘】 灯屋 レイ → 木偶の坊 エドゥアルト

「なるほど……恐らく、『骨を噛んだ』のでしょうね」

/*
そんな三度目や偶然欲しくなかった。
知り合いや言葉を交わした人を主に占っていたため、どんどん連れて行かれて順調にSAN値が擦り切れております。どうして♪どうして♪(たすけて♪)
(-109) 2021/12/13(Mon) 22:08:30

【人】 灯屋 レイ

>>17 >>a18 エドゥアルト
爪先立ちせずとも届くようになった頭をよしよしと撫でる。
口や目以上にものを言う尻尾を微笑ましく感じた。
……ちょっとだけ触りたくなったが、それより至る所にできた傷が気になるので我慢する。

「ほう。見た目は驚きましたが……それは、とても楽しみです。

少しの傷が致命傷になる事だってあるでしょう?
ほら、まずは腕を出して。……服は繕うか、新調する必要がありそうですね」

どんな戦いをしたんですかと呟きながら治療薬と包帯を出し、順番に手当していく。
終わる頃にはできあがった料理が届き始めている頃だろう。
きっと二人分には多い量の肉だ。酒場にいる他の者にも振舞われていくのだろう。
(21) 2021/12/13(Mon) 23:09:48

【秘】 仮面の役者 フランドル → 灯屋 レイ

 
「──ああ、ようくご存知頂き……残念だ。」

陰が差す。
貴方と同じに息を吐くように、ぽつり、一人科白を零し。
陰を名乗る男は、真っ直ぐに見据える月と相対する。

「改めて自己紹介させて頂くとしよう。
 私は路地裏の陰のフランドル«フランドル・スキアー»。
 内部告発を行うつもりも無く、けれど革命に乗る気も無い
 けれど革命軍に身を置く、どっち付かずの
"卑怯な蝙蝠"
だ」

「革命に心は無い。あの立場は都合が良かったというだけだ。
 …ああ、君にとっては最も忌むべきものかもしれないな」

革命に心は無く、自らの利益の為に属しているのなら。
それは、この街を良い方へ向かわせるどころか。

「他ならぬ自分の目的の為に、他者を踏み台にしている。
 この街の構造とそう変わりないのだからね」

強い灯りを灯せば、陰もまた色濃いものとなる。
逆もまた然り。
この陰もまた、この街の底に揺蕩う薄闇を形作る一つだった。

一つ違うのは、決してこの街に帰属する事は無いという事だ。

これでは寓話的な末路も頷けるというものだ。
そんな事は承知の上で、それでも。
全てを擲ってでも、追い求めてやまないものがあったのだ。
(-113) 2021/12/13(Mon) 23:12:09

【念】 灯屋 レイ

「そうですとも」

大真面目に頷く。
―――投げられた質問に、緩んでいた口元が微かに歪んだ。

「飢えない事。寒さに震えない事。
病に怯えない事。太陽の下で歩める事。
……皆平等にとは言いません。けれど下層市民が、もう少しマシな生き方ができればいいと思うのです」

『──ある者は、この街への憎悪から。』

誰かの言葉を思い出す。この街はそんなにも憎まれていたか。

「私、この街は意外と嫌いではないのです。
だから、壊されるのは困りますね。自分にとっての良い日々というのも、きっと破壊した上で行われるものでしょう。

……革命軍全体がそう考えるようになったなら。
私はあちらの味方ではいられなくなるでしょう」

政府側にもなれず、革命軍側にもなれず。
そんな立場でやれる事なんて高が知れている。

「まぁ、足掻いてみますよ」

それでも黙って見ている事は、きっとできないだろうから。
(!8) 2021/12/13(Mon) 23:36:22

【秘】 灯屋 レイ → 錆鉄御納戸 ミズチ

すれ違う際、カンテラの中の灯りが揺らいだ。

「―――」

貴方へ視線を向ける。
覚え
のある気配だった。
これは鼠が連れて行かれた日、死霊術師の名が御布令に出された日。同じ気配を探りとったのだ。

―――『噛んだ』のか。
そう当たりをつけた。それが貴方にどのような変化をもたらしたのか、まだ灯屋の知るところではない。
思い返せば先日、貴方の様子がどこかおかしかったような気もする。手に余るようならば手を貸そうと、貴方の様子を頭の片隅に入れて。
これは酒場の隅へと歩み去っただろう。

/*
ご機嫌よう。死神に改名した方が良いのではないかと思い始めた次回闇古戦場です。調子悪そうなところに突撃したかったんですがタイミングを逃していたため、ご連絡嬉しいですわありがとうございますですわ!!
つまりそういう事なんだを織り交ぜた、ふわ〜っとした何か返しをしました。ふわっふわっ。
そしてこれはファンレターです。
置き手紙見ましたわ解釈最高でしたわ〜〜〜!!
(-120) 2021/12/14(Tue) 1:27:28

【秘】 灯屋 レイ → 仮面の役者 フランドル

「擬態がお上手ですね。……では、こちらも。
冥府の主の名ヘルを騙る者。
護るべきものを失った最後の守人ウォード
墓守改め灯屋、レイ・ウォードの名で通っています。
―――ならば私は、蝙蝠にもなれないナニカでしょうかね」

告発するつもりはない。されど革命に直接手を貸すわけでもない。自身の手を汚さぬまま、自身の望みを『彼ら』に託した。
卑怯にもなれなかった傍観者。

「えぇ、私も残念です。
わざわざ事を起こすぐらいですから、ひとりぐらいは……この街を憂いてくれていればと思っていたのですがね」

どうもそうではないようだ。
そればかりか街の惨状には頓着がないらしい。
灯りの見えない先を見ようとするように、目を細める。

「貴方の心はこの街ではなく、何処にあるのですか?」

―――ふと、元騎士の顔が浮かんだ。
あの日、貴方が声を荒らげた相手。
なにかを隠していた様子の青年。
彼と、関係はあるのだろうか?
(-124) 2021/12/14(Tue) 2:09:54

【秘】 仮面の役者 フランドル → 灯屋 レイ

 
「…何処も彼処も行き場を失ったものばかりだ。」

ほんの一瞬、静かに目を伏せて、ぽつり。
遣る瀬無い想いを乗せて、また一つ呟いた後。
寄る辺の無い剣、陰を落とすものを失った陰は語る。

「外征騎士フランドル・スキアー。
 私の心は、この剣は唯一人の友の為に。
 この国もこの街も、そこに住まう者達も、それ以外も。
 決して私が信じ、この剣を捧げるものではない。」

よそ者の騎士。
役者騙りの"卑怯な蝙蝠"、そのもう一つの貌が、これだ。
騎士を名乗るものが、元騎士を詰問していたという事実。
そして友に剣を捧ぐと言うならば、その心の在り処は。

「──いつだって同じ事だ。
 私達はいつだって、犠牲の上に立っている。
 生きていくには、誰かを犠牲にしなければならない。

 路地裏では、誰かが食事を分け与えさえすれば
 その日を生き延びる事ができる人間が山程居る。
 けれどその日の食事を分け与えれば明日死ぬのは私達だ。

 この街もこの革命も、政府の粛清も全体を俯瞰すれば皆同じだ
 
きっと誰もが明日を生きる為に藻掻いているだけだ。

 それを変えようなんて大それた事は、私には考えられないよ」
(-137) 2021/12/14(Tue) 8:22:30

【秘】 仮面の役者 フランドル → 灯屋 レイ

 
少々長台詞を吐いた後に、深く溜息を吐いて。
そして、役者騙りの騎士はもう一度口を開く。

「……私が卑怯者を演じる"哀れな役者"であるならば。
 君は差し詰め"観客"と言ったところかな。
 ──如何なる舞台も観客無しには成立しない。
 私はそれを悪とは思わない、けれどね」

"卑怯な蝙蝠"の役は、そろそろ下りる事になるだろうけど。
まだ、この街という舞台を下りたつもりは無い。

「もしも君に舞台に上がる気があるのならば。
 この三文役者は、少々手を貸す事もできなくはない。

 『──この世界はすべてこれ一つの舞台、
  人間は男女を問わずすべてこれ役者にすぎぬ』。

 
何でもないという事は、何にでもなれるという事だ。

 君は現状を知ってもなお、観客、或いは傍観者を気取るかい?
 革命の本来の目的も見失った馬鹿共の
 横っ面張り倒す千載一遇の機会はご不要かな?」

──曰く、"卑怯な蝙蝠"とは、誰にでも良い顔をするもの。
今はまだ、そんな役を演じている途中。
信じる事は、難しい。そんな役者の差し伸べる手だ。
(-138) 2021/12/14(Tue) 8:24:07

【念】 灯屋 レイ

「……」

「検討は、ついてきましたが。
今日は
エアハート
を調べてきます」

/* 
先に占い先相談失礼します。そろそろフラグを圧し折りたいPLより
(!10) 2021/12/14(Tue) 10:19:26

【独】 灯屋 レイ

/*
今更誤字に気付く 殺せ ザシュッ
(-145) 2021/12/14(Tue) 12:12:32

【人】 灯屋 レイ

>>22 エドゥアルト
「……今度狩りに向かう時は声を掛けてください。
近付けないように手伝う事はできますから」

前に立つとは言えない紙装甲。それでもひとりよりはマシでしょう。たぶん。
どこか居心地の悪そうな様子は無視して手当を一通り終えた頃、料理は運ばれてきただろう。

「流石に仕事が早い。
冷めてしまう前にいただきましょう」

手を合わせていただきます。
味がどうだったかは、頬をゆるっゆるに緩めた顔が全てを物語っていた。
(23) 2021/12/14(Tue) 12:43:41

【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 灯屋 レイ

/*
 闇の名を冠するにふさわしい所業を為していらっしゃる……?? ふわ、ふわ〜ありがとうございます、つまりそういうことです。骨噛み骸糾問ミズチです。死者の声が聞こえるようになって色々噛み合った結果、三日目時空では発狂していました。
 タイミングのあれそれは本当あるよね。私も私でそこの鳥のところに思いっきり凸りたかったですにゃん…( ˘ω˘) どういたしましてなのだわ〜〜

 そしてファンレターありがとうございます。4:L2の話なら別の人の秘話へのレスを含んでいるので、あれはお相手さんがあっての最の高ですね。エピ後のいつかに、何を言われてミズチがああ思ったか是非ご覧ください。

 もう半分以上終わってるんよな村期間。マジかよ。残りの期間もよろしくお願いします〜( ´▽`)ノシ
(-147) 2021/12/14(Tue) 12:50:02

【念】 灯屋 レイ

「このような場所でも、故郷というものなので」

ロクな場所じゃないとわかりながら残り続け、愛想を尽かして出て行くのではなく変えていけたらと願った程度には。思うところがあったようだ。

「……いいえ。おかしくはありません。
皆救われるおとぎ話なんて、現実で起こりうる事はないんですから。
どちらにも救われる者がいて、どちらにも傷つく者がいるでしょう。
私が片方を選択したように、貴方はどちらでも構わないという選択を行っただけです。

……ガルムの意見が聞けて良かった。
私の選んだ道が誤っていても、貴方を巻き込まずに済みそうだ」
(!12) 2021/12/14(Tue) 21:02:22

【秘】 灯屋 レイ → 仮面の役者 フランドル

「ここは特別そうでしょう
大蛇の腹の中。吹き溜まりのヨルムガンド。
英雄になれない者達の、犠牲の上に立つ街です」

墓守だった者はそう認識している。
それでもこの街を嫌うことはできない。

「剣と心を捧げる先は彼の者に、と」

彼の『隠し事』はこれだったのだと、理解した。
この騎士は守るものを失わなっていないのだと、羨ましくも思った。


誰も彼もが明日を見ている。明日しか見ることができない。
より良き日々を得ようと足掻いている。
―――だから。
親しい者達が連れて行かれる事がわかっていながら、傍観を選んだ。
ほんの少し耐えればなにかが、変えられるのだと。そう思ったから。
(-206) 2021/12/14(Tue) 23:56:05

【秘】 灯屋 レイ → 仮面の役者 フランドル

「私は観客の立場に甘んじていました。
彼女達が傷つく事は、仕方がないと。
貴方達の活動にそう思える理由が欲しかった。
納得できる理由が欲しかったんです」

そんなもの、与えられはしない。
薄々わかっていた事だ。

「……それはまた、都合の良いものを提示してくれますね」

差し伸べられた手。酷く魅力的な提案だと思う。
この騒動の前ならすぐに握り返していただろう。

「ですが、内容次第です」

脳裏を掠めたのは、番犬ガルムの名を与えた者。
彼をひとりにはできない。それだけは悩む必要もない。
(-208) 2021/12/14(Tue) 23:57:28

【秘】 灯屋 レイ → 錆鉄御納戸 ミズチ

/*
闇はしてないんですけど、してないと思うんですけど、人を占うとすぐその人が吊り先指定されるんですわ。
三回続けてってそんな事あります?どうして??

鳥はいつでもカモンですわよ。アクションで食べてってもいいのですわ。まだまだあるので食べて。チキンはいいぞ。

エピ後楽しみにしてますわ〜〜〜!!半分終わってるってほんとに?震えながら待ちます。こちらこそまだまだよろしくお願いします〜〜!
(-209) 2021/12/15(Wed) 0:02:13
レイは、チキンがおいしい。これチキンなんですかね?チキンみたいな味がするのできっとチキンです。
(a35) 2021/12/15(Wed) 0:02:50

【人】 灯屋 レイ

>>c6 アイシャ
「花を。ひとつ頂けますか」

ぼんやりとした様子の貴女に以前のように声をかけた。
これが貴女へ与えられる日常は、これぐらいだ。
(26) 2021/12/15(Wed) 1:01:38

【秘】 仮面の役者 フランドル → 灯屋 レイ

 
「この街が、かの大蛇の名を冠するのならば。
 いつかは神の鎚に打たれ、相討つ事になるのだろうな」

遅かれ早かれ、何れこの街は変わる事になる。

それが良い事か悪い事かはわからない。
ともすれば、その黄昏を越えた後に
より良い明日、新たな時代が待ち受けるのかもしれない。
或いは何もかも、単なる終幕でしかないのかもしれないが。

「自分を納得させる事ができるのは、自分だけだ。
 他者の言葉はその切っ掛けには成り得るが、
 結局、それに納得する事を選ぶのはいつだって自分なのさ」

自分達さえ口を噤み耐えていれば、いつかは何かが変わる。
その為には、あのように傷付けられる事も仕方ない事だ。

そうして納得できたなら、ともかくとして。
それでは納得が行かない、納得の行く理由が無いのであれば。
自分を納得させるには、自ら動くほかないのだ。
(-222) 2021/12/15(Wed) 1:13:30

【秘】 仮面の役者 フランドル → 灯屋 レイ

 
そして、その為に今、動く事を選ぶなら。

「さて、内容次第、か。
 君を"勧誘"して来ると一芝居打ってもいいが…
 まあ、当然私としても勧めはしない。
 手を組んでいる…共に在る者が居るなら、尚の事。
 内側から変えるには、それが手っ取り早くはあるとしても」

「…なら、"君達"は既に掴んでいるかもしれないけれど。
 "卑怯な蝙蝠"、潜り込んだ天の鼠らしく
 内通者として、"ご同輩"に関する情報を売るしかないな。」

たとえ、革命に心は無いとしても。
そう遠くない内に沈むとわかりきっている泥舟に、
それに縋り付く者達に、何も思わないという事も無いのだ。

「或いは、
"野良猫"に化けたヨルムガンド。

 或いは、
"盲目のアース"の名を冠する者。

 彼らはこの半端者の蝙蝠ほど聞き分けが良くはない。
 もしも正面切って接触を図るなら、よくよく注意する事だ」

彼らがこの街の薄闇に囚われ続けるという事は。
この"卑怯な蝙蝠"とて、決して望む所ではない。それだけだ。
(-223) 2021/12/15(Wed) 1:15:04

【秘】 灯屋 レイ → 仮面の役者 フランドル

「彼の予言の通りなら、世界も沈むでしょう。
……変わる事を黄昏と称されるならば、より良きものになる事を祈るばかりです」

滅びが訪れるのなら?それはその時に考えればいい。
カンテラの揺らぐ光が眉間の影を濃く映す。

「こちらが認識しているのは貴方と同じく『擬』態する者。
これまでの会話でもうひとりの見当もつきました。
たしかに、貴方が一番話が通じたでしょう」

どちらも腹に様々を抱えているように見える。
なんとも厄介な者達が残ったものだ。

「どう転ぶかはしれませんが、気を付ける事にします。
売るのは最後の手段にしたいんですが。
―――それで、貴方は本当にいいんですね?」

私達に告発する権が回ってくるとも限りませんと前置きをして問う。
元々これは貴方達に近しい立場だ。既に裏切っているに等しい。ならば更に裏切りを重ねるのだって。彼に手伝わせる事になるのは申し訳ないが、そう難しくはない。

ただ、貴方は彼らと親しいはずだ。それで本当に良いのかと。
(-242) 2021/12/15(Wed) 3:04:05

【人】 灯屋 レイ

>>+14 アイシャ
「いいんですよ。まだお疲れでしょう?
では、先日選んでいただいたラベンダーの花はまだありますか?香りも気に入ったので、もう少し欲しくなりました」

今日はその場で代金を支払うだろう。先日の分も合わせてしっかりと。
花を受け取ってもすぐには離れようとしなかった。

「……お腹が空いていたら、チキンはどうですか。
エドゥアルトが大きな鳥を獲ってきてくれたんです。
しっかり焼いたものもほろほろになるまで煮込んだものも、なんでもありますよ」

出てきたのはそんな言葉たち。
灯屋なりの気遣いのようだ。
(34) 2021/12/15(Wed) 3:04:55

【人】 灯屋 レイ

>>+15 ペトルーシャ【3日目】
「それはよかった。
後でこちらを舐めておくといい。口の中の傷によく効きます」

貴女の前にコロンと置かれたのは包み紙に入った飴が数個。傷に効く薬草が含まれているらしい。ちなみにミルク風味。

「いいえ。相棒がないと心細いのはよくわかります。
……あちらが押収したものをどう扱ってるかによっては、取れる手段もあります。なんとか探ってみますよ」
(35) 2021/12/15(Wed) 3:15:03

【秘】 仮面の役者 フランドル → 灯屋 レイ

 
「その程度で止まるようなら、止めてやった方が良い」

静かに、けれど明確に、淀みなく。
カンテラの光に照らされ、陰はその輪郭を確かなものにする。
或いは、不確かなものが追い遣られ、確かなものだけが残る。

──この"蝙蝠"が、彼ら共犯者と親しいのか。
それは彼らにも問わねばわからない事だ。
そして、きっと"蝙蝠"も自ら語る事は無い。


「"野良猫"は、随分な破滅願望を抱えている。
 これで少しでもこの街の崩壊が早まればそれでいいんだと。
 "ホド"は…あれは、先も言った通り
 どうにも思考や記憶に何か手を加えられているらしい」

二人の"同輩"の抱えるものには、少々思う所があるようで。
垣間見える表情は、どこか苦々しげなものだった。

「どちらも、この行いの果てに望むものがあるとは思えない。
 本来は、望みはもう少し違う形だったように思える。
 止めてやる奴が居ないというのも、残酷な話だろう」

それでも迷いは無い。きっと、ここが岐路なのだ。
少々妨げられた程度で揺らぐような信念なら、尚の事。
揺らがぬ陰は、折られる事も時には慈悲とさえ思うのだ。
(-248) 2021/12/15(Wed) 4:43:55

【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 灯屋 レイ

/* 🐍
(既読スタンプ)(どうして…どうしてでしょうね…)(アクションで食べには行きますありがとう〜〜チキンはいいぞ)
(-252) 2021/12/15(Wed) 8:19:30

【人】 灯屋 レイ

>>36 エドゥアルト
「それぐらい構いはしませんよ。
気付かれずに狙えるようになるまで、手を借りるのだと思いなさい。
……そもそも、動けないような怪我をしていたらどうするつもりだったんですか」

貴方が構わなくても私が構うのですと。
頭をもう一度、ぽんぽんと軽く撫でただろう。

「もいひ…… むぐ 
……すごく、おいしいです。今まで食べた中で一番かもしれません。
ほら、貴方も食べましょう」

目を細めて左右に揺れる尻尾を見て、再びチキンを口に入れた。
(37) 2021/12/15(Wed) 12:55:03
レイは、ノアベルトの声がした辺りにチキンを置いた。元気がない時はおいしいものを食べた方がいいですよ。
(a45) 2021/12/15(Wed) 18:55:35

【秘】 灯屋 レイ → 哀れな役者 フランドル

「これは随分手厳しい。
ですが、そういう顔をする程度には情もあるようだ」

ゆら、ゆら。
灯屋の陰はまだ微かに揺れている。

「"野良猫"も"ホド"も、厄介なものを抱えている。
破滅願望は件の蟹退治でどうにか発散してもらいたいものですが……思想と記憶が実に厄介だ。
誰がどうして手を加えたのか、解除する方法はあるのか。"蝙蝠"である貴方にもわからないと見ていいのですか?」

元に戻したとして元の"ホド"がどのような思想を持っていたのかはわからない。けれど彼らは以前から知っている者達だ。それが誰かのいいようにされているのは……なんだか癪に障る。
これは案外、感情で動くタイプである。

「……ともかく、"番犬"にも伝えてみましょう。
少しでも救いのある終幕になるように」

私、ただの灯屋なんですけどねぇ……等と呟きながら再度、溜息を吐いた。それでも乗りかかった舟だ。
裏切りに裏切りを重ねる事になろうとも、これは選択をするだろう。
(-279) 2021/12/15(Wed) 20:46:07
レイは、明らかに低いテンションと囁くような声に眉を寄せ、シチューも置いておいた。暖まりますから。 >>c12
(a47) 2021/12/15(Wed) 20:51:49

【念】 灯屋 レイ

「……そうであってくれると、嬉しい。
私の味方はたぶん貴方だけだから」

『大蛇の腹の中。吹き溜まりのヨルムガンド。
英雄になれない者達の、犠牲の上に立つ街』

自身を"蝙蝠"と称する役者に言った言葉。
この街への認識はこれだ。
巨大な墓のような街。―――だからこそ、ふと見えた光が酷く眩しくも感じる。

「えぇ。生まれ育った地。私はここ以外を知らない。
それでも、他を知ってもきっと私はこの街を嫌いにはなれないでしょう。
だから、そう簡単に壊されたくはありません。
そこに自身の心が無いのなら尚の事。
だから……革命軍の方々には少しばかり、目を覚ましてもらう必要がありそうです」

"蝙蝠"は果たしてどちらだっただろう。
貴方を巻き込むだろう事が、一番心苦しい。
(!14) 2021/12/15(Wed) 20:59:21
 




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