人狼物語 三日月国


113 【身内】頽廃のヨルムガンド【R18G】

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【秘】 灯屋 レイ → 迷彩掃除屋 ノアベルト

「―――」

これは墓守であった。これは灯屋になった。
そして、冒険者でもある。
他からどのような評価を受けようと、“猿退治”が出来る程度には汚れ仕事もやっている。

「それぐらいならお安い御用です。
貴方達ならば、減らすべき頭がどれかはわかっている事でしょう。
革命軍側も……私の知り合いに、このような馬鹿な真似をするような輩はいません」

洗脳だなんだと、きな臭い話も出ている。
今後を思うなら早めにご退場願った方がいい。

「……共犯者を望むなら、こちらからひとつお願いをしても?
数に入っているかもしれませんが、政府側にいる半妖精の羽根を欲した者。もしくはそれに融通した者。
その始末を」

それを野放しにする方が余程、気分のいい話ではない。
灯屋は貴方達に協力するだろう。
(-223) 2021/12/17(Fri) 21:57:05
レイは、お願いを断られても共犯者になるだろう。
(a43) 2021/12/17(Fri) 21:58:40

【秘】 灯屋 レイ → 埃運び オーウェン

「とても頼もしい、協力者ですよ。
……彼は貴方の事も案じています。
もし貴方と喧嘩したら、彼が悲しむでしょう?」

悲しむ顔は見たくないでしょう?なんて言って肩を竦める。

「おやおや。難問の上に引っ掛け問題ときましたか。
―――それにしても、嫌いな街に住み続けるというのも、酔狂なもので」

カンテラを指で叩きながら貴方の話を聞く。
鋭くなった貴方の目を、細めた目で見つめる。

「冒険者?」

この灯屋はヨルムガンドから離れた事がない。
他の街での扱いを知らない。比較対象はない。
暫し考え、口を開く。

「良いとは、言えないでしょうね。
どれだけ力を持とうと役に立とうと、市民にとって騎士や衛兵でもない冒険者は路地裏のゴロツキと大差ないのでしょう」

貴方はどう考えているのですかと、問いを返す。
(-225) 2021/12/17(Fri) 22:26:05

【秘】 灯屋 レイ → 羽無し妖精 アイシャ

「限りがあるからこその良さがあるとはいえ、この稼業は毎日世話できるとも限りませんからね。
知っていれば、今度押し花の作り方も教えていただけますか?」

折角なので、とまだ瑞々しいラベンダーを指す。
たまには私物を増やすのも、いいだろう。

「―――」
「……そんな事は、ないですよ。
お礼をされるような事なんて、なにも」

少しの間の後、出たのはそんな言葉。
"不信感" "期待"
どこか見透かされてるようにもなった花言葉。
そのような『思慮』を貴女はしないと、知っていたのに。
知っていたのに、これは御布令を見てもただ傍観していたのだ。

「……それは?」

瓶を見つめて、問う。これは、なんの花の香りだっただろう。
(-226) 2021/12/17(Fri) 22:56:01

【秘】 羽無し妖精 アイシャ → 灯屋 レイ

「勿論なのです。遠方のご家族へのお手紙に押し花を同封される方も少なからずいらっしゃるので、勉強してあるのですよ」

近いうちに作り方をメモしてお渡しするのです、と少女はとても嬉しそうに微笑むことでしょう。

「いえ、いえ。貴方がそうじゃないと思っていても、私は」

彼女自身、自らに出された御布令に関心を示さなかったのです。貴方のそれを咎めることなどでましょうか。
少女は平等に誰でも心配し、誰にでも期待をしていた。
この街に馴染んでからは、そうするようにしていたのです。

「これは、香水というのです。
 身に着けて使うもので、匂い消しにも使えるのですよ。
 もちろん、これもお花を使っていて―――」

一つ花籠の敷紙を手に取り、端に一度吹きかけます。
ふわりと、バニラのような甘い香りが漂うことでしょう。

「これは、
ヘリオトロープのお花
―――なのです」
(-227) 2021/12/17(Fri) 23:16:20

【念】 灯屋 レイ

「……」
「では、私も当然のようにガルムの意向を聞いて、おいしいものを食べてもらって、貴方の無事を祈ります」

もうやっている?細かい事は気にしないでいい。

「どんな、と言われると……修業していた時期が、長かったですかね。
先代の墓守に拾われて以降、墓守の仕事を叩き込まれる傍ら生きていく上で必要な事を教わりました。
全部無くなってからは、それらを活かして今に至ります。
……わかりやすく甘やかされた事はありませんが、それなりに大事にされていたとは思います」

これは路地裏で生まれ、拾われ、名を与えられて墓場で育った。
―――結局、期待に応える事も恩に報いる事もできなかったけれども。

「……ガルムは、」

貴方はどんな生活を送ってきたのだろう?
ロクな環境でなかった事は察している。
だから、踏み込んでいいものかこれは未だに測りかねている。
……聞けば、貴方は恐らく。どう感じていたとしても話してくれそうだから。
(!14) 2021/12/17(Fri) 23:46:01
レイは、番犬の頭を撫でるでしょう。そうしたいと思いました。よしよしよしよし。
(a44) 2021/12/17(Fri) 23:48:38

【秘】 灯屋 レイ → 羽無し妖精 アイシャ

きっと、ラベンダーの淡い紫が残っている間に。灯屋は貴女に教えてもらった通りに押し花を作る。
そしてそれを見る度に、一滴の苦さと柔らかな気持ちと感じるようになるのでしょう。

「ヘリオトロープ」

これは花に詳しい方ではない。
けれど、酒場の中で花を売る貴女を見て、声を聞いて。
名を覚えたものはいくつかある。
―――確か、ラベンダーのような。
この少女の瞳と同じ、紫の花だったはずだ。

「こちらも、いい香りですね」

……花言葉は、なんと言っていただろう?
(-232) 2021/12/18(Sat) 0:15:57

【秘】 羽無し妖精 アイシャ → 灯屋 レイ

暫くはラベンダーも閉じられた本の中に。7日ほど経った朝には、綺麗な押し花ができていることでしょう。
それは栞、もしくは小物のアクセントになるのでしょうか。
使い道を聞くのもまた楽しみで。

「はい。ヘリオトロープは、太陽の方を向いて花を咲かせることからその名がつけられたのですけれど、
 水の精クリティが、思い人であるアポロンの好きな人を生き埋めにしてしまうのですが…それを後悔し、アポロンを想いながら姿が花に変わってしまったのです。
 それが、「献身的な愛」の意味を持つ ヘリオトロープのお花なのですよ」

何となく、話しながら目線がテーブルに向かい 瓶を見つめるような形になりました。
その花が
恋の花
と呼ばれていることは、ついぞ口にできないまま。
(-233) 2021/12/18(Sat) 0:47:59

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 灯屋 レイ

「妖精の……羽? ……へえ。なるほど、いいですよ。
 少々探りを入れなければいけませんが
 ……まとめて始末すればいいでしょう。
 ああ、ついでに」

ぽん、と渡すのは
例の首輪。

発信機がついているらしいが、何故か外せている。
そして持ってきた
人の頭ほど大きな箱


「後で取りに来ますから、持っておいてください。
 レイが快く引き受けてくれてよかったです」
(-240) 2021/12/18(Sat) 1:38:24

【秘】 埃運び オーウェン → 灯屋 レイ


「冒険者ってのは……
 こんなゴミを混ぜ返して仕事をしゃぶるような職じゃない。
 怪物の蟹や小鬼をシバき倒したりするそれはまだそれらしく≠ったが。

 そもそも荒くれやゴロツキをどつくのって、なあ。それこそ政府の役目じゃないのか?」

反面、ヨルムガンドから外をずっと飛び回り、
様々な街の様相を見てきた配達屋は、
理想を。黄金に囚われない夢を知っている。

知ってしまって、この都市に重ね合わせてしまった。

「いいんだ。正当に依頼として任されてんなら、そりゃ冒険者の飯種だ。奪われるようなもんでもない。

 たださ……この都市は。上は黄金ばかり弄んで、腐敗した暗部をほったらかし俺らを顎でコキ使って。かといって下は俺らを羨んで、生活に苦しみ何か厄介事を起こしてそのしわ寄せを冒険者らに寄越す。
 そのくせ大体が感謝の言葉一つも言っちゃあくれない」

嘆息をして、その、
それなりに隠してきた理由を言い放つ。

「一番惨めで、蔑ろにされてんのは、酒場で屯してる冒険者じゃねえか」
(-246) 2021/12/18(Sat) 2:26:16

【秘】 灯屋 レイ → 羽無し妖精 アイシャ

そう遠くない内に、カンテラと共に揺れるラベンダーを見る事になるでしょう。

「……なんだか寂しいお話ですね。
『献身的な愛』なんて言葉がつくぐらいです。
本来は純粋で、一途な想いだったでしょうに」

ほのかに漂う甘い香り。
瓶に映る淡い紫。
暫くの沈黙の後、静かに口を開く。

「……こちらも。大切に使わせていただきます。
ありがとう、アイシャ」

―――灯屋は、その言葉を聞いて何を思ったとしても。
貴女と同じようにその先は、口にしなかったでしょう。
(-274) 2021/12/18(Sat) 14:27:15

【秘】 灯屋 レイ → 迷彩掃除屋 ノアベルト

「お手数おかけします」

「…………」
(首輪と貴方の首元を見る)
「……………………」
(人の頭を入れるのに丁度良さそうな箱を見る)

「?」

(訳:首輪なんで?)


「???」

(訳:そして不穏な気配のするこれはいったい???)


思考が追いついていない様子がよくわかりますね。
追いついていないものの、貴方から渡されたものはきちんとすべて受け取ったでしょう。

「……『ガルム』にも手伝ってもらった方が良さそうだ。
引き受けたからにはきちんとやります。
ですから、貴方も貴方の仕事をこなしてください。

『掃除』、よろしくお願いしますね」
(-275) 2021/12/18(Sat) 14:39:52
レイは、頭が入るぐらいの箱を受け取った。は?
(a50) 2021/12/18(Sat) 14:41:23

【念】 灯屋 レイ

「……少しはあるかもしれませんが、どうでしょう?
誰にでもやっているかもしれませんし、貴方だからかもしれません。
当たり前かもしれないし、特別なのかもしれません」

煙に巻くような物言い。
けれど、大事にされた経験があったからこそ誰かを大事にできるというのは事実なのだろうなと、思う。
(!17) 2021/12/18(Sat) 14:55:04

【念】 灯屋 レイ

「……」

「知りたくない、と言えば嘘になります。
私は、ガルムの事を知ってみたい。
しかしあまり良くない記憶であるならば、私がそう言った事で貴方に思い出して欲しくないとも、思うのです」

これは貴方を大事にしたいと思っている。
だから、どう踏み込んでいいか迷うのだ。
(!18) 2021/12/18(Sat) 15:02:20

【秘】 灯屋 レイ → 番犬 エドゥアルト

―――これはまだ、日が高い所にあった時の話だ。
人目を避けて貴方の下に灯屋はやって来た。
……なにやら外套が妙に膨らんでいる。

「ガ……いえ、エドゥアルト。
もしかすれば貴方にも話が来ているかもしれませんが……ノアベルトに協力を頼まれました。
この騒動を収める『掃除』を行う故、もしもの時にノアベルトのせいではないと、証言をして欲しいと」

政府側の上層部。革命軍の一部。
それらに対する、『掃除』。
―――要するに、殺害だ。

「……そして、これらを持っていて欲しいと頼まれたのですが。
私が灯りを点けに行っている間、預かっていただいてもよろしいでしょうか?」

そう言って外套の下から取り出したのは、発信機の外された
例の首輪

そして、
人の頭ほど大きな箱


「流石に持ち歩く訳にも、他の方に頼む訳にもいかなくて」

特に箱。
頭が痛そうな申し訳なさそうな顔をして貴方を見ている。
(-276) 2021/12/18(Sat) 15:21:11

【秘】 灯屋 レイ → 埃運び オーウェン

「……」

じっと貴方を見つめる。

「私、謝らなければいけませんね。
貴方が個人の憎悪でこのように、誰彼問わず巻き込む方ではないと。知っていたはずなのに」

―――貴方が言う冒険者を、夢だと思った。
黄金なんかではない。
もっと土埃に塗れた……それでもなお輝く、力と自由への憧憬。

「ただこの街に嫌気が差していたなら、貴方はどこへでも飛んでいけたでしょうに。
それでも事を起こしたのは、『此処』の冒険者が蔑ろにされ続けるのを嫌ったからか」

仲間意識か、他の理由か。
もしくはこれも、灯屋の見当違いな推論かもしれない。
ただ、灯屋は思ったのだ。

「やり方にはひとつふたつ、言いたいところはあります。
けれど……貴方は、本当にお人好しで。
ひどくやさしいのですね」
(-277) 2021/12/18(Sat) 15:48:21

【秘】 埃運び オーウェン → 灯屋 レイ


「偏見を持たれるのには慣れてる。
 そう言ったことでお前は内心俺がそーいう輩だって思ってたってのがバレるんだから何も言わんで、──」

いつもの様に早口で捲し立てて、煙に巻こうとした矢先に……その推論をぶつけられると、言葉に詰まって。

「……別に。っつかさ、言ってるだろ。
 理由は『お前ら』だって。

 だから……革命軍に足突っ込んじまった奴らはしゃーないとして、他の酒場に居る冒険者が、こんな場所で満足してるのを見たらさ。

 行けないだろ、何処にも。
 だから優しくしてやる筋合いなんてない。こんな面倒な配達屋が居るって思ってとっとと出てってくれたら良かったんだ」

そんな、不器用で、優しいものを吐くのだ。
(-286) 2021/12/18(Sat) 16:53:50

【秘】 番犬 エドゥアルト → 灯屋 レイ

「…………ああ、ノアベルトから話は聞いた
 おれも、もしもの時の証言には、協力する」

我々だって、政府とやらにいつ連れて行かれるか、わからない。もし選ばれてしまったあとでは遅い。ならばと。

ややあって、取り出された箱と貴方を交互に見やる。

「わかった」

首輪と、大きな箱。
特に訳も聞かず、それを預かってから

「訳を聞くべきなのかどうか、貴方の顔を見て悩んだ」

預かるならばしばらく、酒場で借りた部屋にでもこもっているべきか。
(-294) 2021/12/18(Sat) 17:57:00

【秘】 内緒の恋 アイシャ → 灯屋 レイ

その光景を見るまでは、この街にいられたら良いなと思うのです。きっとすごく幻想的なはずですから。

「彼女の嫉妬も、正しく想いの形だったはずなのです。
 行き過ぎなければ、報われなくとも……」

少しだけ寂しくて、それでも彼女の抱いた想いが甘い香りとなったのでしょう。

「さて、あまり長居するのも良くないのです。
 また明日、酒場にお花を持っていくのです。暫くは造花の提供になるとは思うのですけれど」

椅子から降りて、一度頭を下げてから扉の方へ向かうでしょう。
しかし部屋を出る直前、貴方を振り返り。

「……レイ様、
アイシャわたしは、クリティになると思いますか?それとも、アポロンに想いを注がれる王女になれるでしょうか
(-295) 2021/12/18(Sat) 18:02:50

【秘】 灯屋 レイ → 埃運び オーウェン

「だって貴方の事、きちんと知らないんですもの。
だから話を聞きに来たと言ったじゃないですか。
……とはいえ、得た情報で一瞬でも思ったのは事実です。
それを黙っているのは、不誠実でしょう?」

貴方はきちんと話してくれたのに。

「本当に、遠回りな優しさです。
貴方、結局突き放しきれないんですから。
その願いは叶いっこありませんよ」

かつん、と足音を立てて貴方に近づく。
貴方の目を見上げる。

「それでも。
我々を想ってくれてありがとうございます。
損な役回りなのをわかって駆け回ってくれて。
ありがとうございます」
(-304) 2021/12/18(Sat) 18:49:14

【秘】 埃運び オーウェン → 灯屋 レイ

「勘違いするな。それでも全部は俺のためだ。
 そのままにしといたら、俺がちゃんと清々しい気持ちで生きていけないんだよ。だから、この街の全部が嫌いなんだ」

見下ろす目は不機嫌そうに。
だが、いつも通りの……突き放しきれない表情。

「分かったんならちゃんと今置かれている境遇を見つめ直せ。もっとよく外の世界を見てみろ。お前だけじゃなく、これまで尋問してきた奴らにも言ってきた。

 そうしてまだ、ここに残るってんなら……俺もうるさくは言わない。みんながみんな答えを持つなら。余計なお節介を焼く必要も、無くなる」
(-307) 2021/12/18(Sat) 19:03:50

【念】 灯屋 レイ

「……」

傍にいてくれるだろうか。
貴方に、いろんな暖かなものに触れて欲しい。
貴方の前には様々な選択肢があって、様々な生き方があるのだと。
少しずつ。少しずつで、いいから。
かつて自分が教わったように、知って欲しかった。

……そして、別の生き方を知れば。
貴方はどの道を選ぶだろう?

「私が、貴方に。
 そう思う事はありませんよ」

傍を離れる事があるなら、
それはきっと自分が愛想を尽かされた時だ。
灯屋はそう思う。
(!21) 2021/12/18(Sat) 19:26:14

【念】 灯屋 レイ

暫し、思案する。
やがて大きく息を吸って、吐いて。

「……わかりました。

ガルム。
貴方の事を教えていただいても、いいでしょうか。
言いたくない事があれば、伏せても構いません。
貴方がこれまでどうやって生きてきたのか。

私に、教えてくれますか」

何を思おうと、感じようと。
これは全部受け止めると決めた。
(!22) 2021/12/18(Sat) 19:32:58

【秘】 灯屋 レイ → 番犬 エドゥアルト

「なら、良かった。
嗅ぎつけられるとも、あの方達がヘマをするとも思いませんが……念には念を、という事で」

先に認識を照らし合わせておくに越した事はありませんからね、と頷く。

「……すみません。数時間で良いのです。
下層民の居住区とはいえ街中を通りますし、人目を避けるとしても路地裏は……あまり、よろしくないので。

首輪は恐らく、『掃除』の際に影響があるからだとは思うんですけれど。
……箱については私にもよく……」

開くとそこには絡繰の頭が納まっている事をこの灯屋は知らない。
ただ、貴方ならなんであろうときちんと預かってくれるだろうという信頼だけで此処に来た。
(-310) 2021/12/18(Sat) 19:42:11

【秘】 灯屋 レイ → 羽無し妖精 アイシャ

「きっと一度でも振り向いてもらいたかったのでしょう。
……そのままでは、いられなかったのでしょうね」

貴女の言葉にこくりと頷いて、扉を開けようと席を立つ。
そして、再び視線を向けた貴女を見下ろした。

「―――
貴女は、貴女アイシャです


はっきりと、言い切る。

クリティ愛に殉じた精霊でも太陽に見つめられた乙女想われ妬まれた王女でもない。

アイシャ良き生を送る者
ヘリオトロープにまつわる話に出てくる女性はどちらも悲劇的です。
貴女はどちらにもならなくていい」

自分がこの小さい手を取るなら。
簡単にめでたしめでたしを得られただろうか。

「……私は貴女の幸福を祈ります。
 そして、良き隣人でいられる事を祈ります」
(-314) 2021/12/18(Sat) 20:04:52
レイは、貴女がどちらだったとして、太陽にはなれない。
(a56) 2021/12/18(Sat) 20:12:33

【秘】 灯屋 レイ → 番犬 エドゥアルト

/*
今更ですが占い先何も決めてなかったな、と。
占いたい人(自分で占いたい人)がいたらその人を占う、もしくはお互いを占い合うのはどうでしょうか……?
21時以降のコミット更新時にも占う事はできるので、占い合うのはそちらでも大丈夫です
(-317) 2021/12/18(Sat) 20:16:44

【秘】 私の太陽 アイシャ → 灯屋 レイ

「はい、きっと」

そうして、少女は貴方の答えを静かに聞いていました。
その顔はかすかな笑みを浮かべて。

「……私はきっと、どちらにもそぐわない。
 幸せな人生を歩んできたわけでも、信じてきたわけでもなくて。
 
 太陽ひかりに惹かれた ただの女なのです。

ですから―――太陽がどこかに行ってしまうまでは、想うことを許してほしいのです」

手を取ってもらえることは、初めから期待してなどいないのです。
アイシャは、拒絶されないのなら。
それはちょっとだけ苦しいことかもしれないけれど。

ほんの少し眉を下げるだけで済むのです。

少女はぺこりともう一度頭を下げて、今度こそお部屋を後にすることでしょう。
(-318) 2021/12/18(Sat) 20:20:23

【秘】 灯屋 レイ → 埃運び オーウェン

「はい。では、そういう事にしておきましょう」

突き放しきれないとわかっているから。
にこりと笑うように貴方を見上げる。
小突かれたとしても仕方ないな、これ。

「冒険者の、とまではいかないまでもですね。
私だって現状に思うところはありましたよ?
だから、貴方達の協力者という立場を選んだんです。

……違うのは、私はこの街を嫌いきれない事。
街の外を見たとしてもきっと。
私は此処を捨てるより、より良くなる事を願うでしょう。

だから、私は此処に残ります」

貴方がもしも愛想を尽かして去るのなら。
次来るまでに少しは、マシにしておきたいです。
そんな事を、灯屋は告げるのでしょう。
(-324) 2021/12/18(Sat) 20:37:57

【秘】 灯屋 レイ → 羽無し妖精 アイシャ

「……貴女が信じなくても、私が信じます。
そしてそれは、わざわざ許す事でもありません」

突き放したのはこちらだ。
いつものように。いつものように。
灯りの消えたカンテラを背に、
これは貴女を見下ろしている。

「……」

唇を開きかけて、何も言えないまま閉じて。
貴女の背を見送ったでしょう。
(-326) 2021/12/18(Sat) 20:46:58

【秘】 番犬 エドゥアルト → 灯屋 レイ

「……謝ることはない。
 むしろ、貴方はもっと命令してもいい」

まさか頭が入っているとは、エドゥアルトも思うまい。
預かりものを空けるわけにもいかない。
これを知る日は来るのかもわからない。

「そうか。わからないのか……まあ、いい……。
 貴方は安心して仕事をしてほしい」

まかせてくれ、と言わんばかりだ。
頼まれごとをされると心なしか嬉しそうだった。
(-328) 2021/12/18(Sat) 20:51:35

【秘】 番犬 エドゥアルト → 灯屋 レイ

/* もうほぼ割れているし、こちらはもう一生レイさん占っておきます。よろしくお願いします。
(-330) 2021/12/18(Sat) 20:53:34
 




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