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![]() | 【人】 巫女 ユピテル「…………あ!」 何かを思い出したのか、急に声を上げます。 「そうよ、あの子を探そうとしていたのに、 この人数で見かけたのに声はかけられなかった……」 どうしよう。とまたタオルを持ってウロウロし始めます。 恐らくはもう不要なはずですが、つい持ってしまうのです。 「誰か、裸足のあの子見なかったかしら? すっごく世間慣れしてなくて『大変!』って思ったのに、 まだ声をかけられていないのよ。お姉さん失格なの」 (71) 2021/10/16(Sat) 3:57:49 |
![]() | 【人】 巫女 ユピテル>>70 ゾズマ 「う……ち、違うの。永遠にこれを着る訳じゃなくて。 今の期間だけみたいな、そういうやつで。 物乞いは……確かに効果はあったけど、もうしたくない、な」 裏を返せばそれは経験があるという事です。 そして今は行っていないと言う事でもあるでしょう。 「あらあら、それはだめよ。お月様が哀しんでるわ。 外に……?そんな事……う、ううん。試さないのにだめね。 えっと、来たのはこっちからだっけ?行ってみるね」 ずいずいと言われた通りに試そうとしに行きます。 問題は、明らかに出口と真逆の方向に突き進もうとしているので、このままだと下手な裏口を超えて焼却炉にでも行きかねません。 (72) 2021/10/16(Sat) 4:06:41 |
![]() | 【人】 巫女 ユピテル>>@25 トラヴィス 「あらまあ……お姫様。ふふ、新鮮な響き。 ありがとう、ここでじゃないと聞けない言葉だったわ。 元の場では誰もそうは呼ばないもの」 ユピテルは到底お姫様なんかではありません。 むしろ真逆と言える存在かもしれません。 それでもそれを己が一番理解していても。 お姫様扱いに喜ぶ事くらいは今は許されるでしょう。 「ユピテルよ、トラヴィス。 まあ、本当に主人のような事を言うのね? 早く出たいと言う人はそれなりにいるように見えたけれど、 ここにずっと居たいと思っている理由、聞いていいかしら。 魅力を知っていたら素直に閉じ込められたものが逃げてしまうかもしれないのは、勿体無いでしょう?」 尋ねた言葉が事実であれ、誤解であれ、 それを責めるような様子は一切見られません。 その疑問の答えは無理には聞かず、どこか労るように、 答えたくないのならば逃げられるように、柔く微笑みます。 (75) 2021/10/16(Sat) 4:59:31 |
![]() | 【人】 巫女 ユピテル>>77 ゾズマ 「偉い?」 とてもそうは思っていなさそうに眉を顰めます。 親指の爪を唇にあてながら、何処か淡々と言葉が紡がれます。 「少なくとも私は声を聞ける巫女だけど、偉くはないよ。 来た道がわからないのゾズマも同じじゃない?覚えてる? 私は方向感覚が変な自覚はあるけど、理由は先に述べた通り。 もし普段から全ての地理地形を把握出来ていたら、 多くの人は地図なんて持たないでしょう? でも突然迷うなんて……。いえ、ありがとう、ゾズマ。 一度試しに行ってみるわ。現状把握は大事だものね」 しっかりしているのか否か、言動だけで見極めるのには曖昧で困難にも程がある変な娘です。 そのまま引き留められなければ一度別れようとするでしょう。 なお指し示された方向には向かいますが、随分遠回りをした結果、結局この場に何故か戻ってくる可能性がないとは言い切れないほどには感覚は致命的でした。 (78) 2021/10/16(Sat) 6:07:41 |
![]() | 【秘】 巫女 ユピテル → 技術指揮 シトゥラ「うふふ、ごめんなさいね。 ついお姉ちゃん、聞く事がお仕事だから気になっちゃって。 それに……」 盗み聞きに近いものの悪びれずに微笑みます。 これで不快そうにされていたら聞き方を変えましたが、 まだ大丈夫と判断したのか、言葉を続けます。 「死神に興味があるのは私も同じだから。 シトゥラの死神は概念上の神かしら。 それとも、殺してくれる誰か?」 (-137) 2021/10/16(Sat) 18:33:59 |
![]() | 【人】 巫女 ユピテル「あら……だ、だめよ〜喧嘩とか暴れるのは。 大人だけならいいけど、小さい子もいる場だから……」 成人男性達の張りつめる空気に、 どうしたものかと頭を悩ませました。 一部のやり取りなんて、傍から聞いてるだけでも 頭ごなしに駄目というような問題でもありません。 環境による物も多いのではと思うと仕方のない事かもしれませんが、かと言って放っておくのもどうかと、所在なくうろうろしています。 (109) 2021/10/16(Sat) 18:37:23 |
![]() | 【秘】 巫女 ユピテル → 酔吟 ミズガネ四杯目の日本酒に手を付けないで去ったあなたを見ていました。 広間で色んな人との会話を終えた後、 ユピテルは色々な人に話を聞いて、ミズガネの滞在する部屋か姿を探そうとします。 もし見かけられたら、或いは部屋を知る事ができたら。 「具合はどう?飲み足りないなら飲み直さない?」 一瓶のワインを持ってそう声をかけてきます。 見つからなければ、そのまま名残惜しそうに肩を落としてその日は諦めた事でしょう。 (-152) 2021/10/16(Sat) 19:42:23 |
![]() | 【人】 巫女 ユピテル>>@27 トラヴィス 「お誘いは魅力的だけど……ええ、ユピテルはユピテル。 私である時は私を保つ必要のある巫女であって、姫ではない」 「だから、名前で呼んで頂戴トラヴィス。 あなたのその言葉だけで、私はこの一瞬お姫様になれました。 ──それだけで十分なの。 ……トラヴィスはどう?呼んで欲しい何かはあるかしら。 今あなたがそうしてくれた様に、私もそれに変えて見せるわ」 くすぐったそうに少し身を捩りつつも、 懇願の言葉通り、謙遜ではなく名で呼んで貰いたい。 その気持ちを伝えるようトラヴィスの瞳を見つめ返しました。 「駄目なんて言わないよ。酒場でも館でも、集う事情は様々。 でもそうね。しいていうならそれが心から思って……いえ、 思い続けてくれるならもっと嬉しいと思うかな」 今の言葉もトラヴィスにとって嘘ではないのでしょう。 けれど、本心でない事は薄々感じ取っています。 だからこう告げるのです。 「捕える」なら「思い続けて」ほしいのだと。 (116) 2021/10/16(Sat) 19:54:22 |
![]() | 【秘】 巫女 ユピテル → 酔吟 ミズガネ「ええ、挨拶しそびていたけれどユピテルよ。 そちらはミズガネ……って聞いちゃっているけど、 そのまま名前で呼んでも構わない?」 少し意外に思いました。キエとのやり取りを見ていれば、 もう少し適当に追い払われる可能性も考えてはいたのです。 その為のお酒でもありましたが、いずれにせよ話がしたかった。 それが叶うなら願ってもない申し出なので、素直に頷きます。 「勿論、お誘い頂けるならお邪魔させて貰うわ。 部屋に戻られた人をまた追い出すほど酷くないわ、私。 お口に合うお酒じゃなければ、ごめんなさいね」 部屋に上がらせて貰えば、サンジョヴェーゼのキャンティを 手渡すか机に置くかするでしょう。 「ふふ、追い返されると思っていたわ。 本当はあの場で飲みに誘うつもりだったんだけど、 機会がなかなか見れなくて、突然訪ねることになっちゃったの」 (-178) 2021/10/16(Sat) 23:58:44 |
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![]() | 【人】 巫女 ユピテル>>@30 トラヴィス トラヴィスが言葉を紡がない。 いいえ、紡げない様子を、その唇を。 最後まで言葉に出来なかったのをじっと見届けていました。 「──ヴィス」 手を伸ばして、頬に近いその手を取って引こうとします。 「トラヴィス」 その呼びかけはあなたを懐旧から引き戻すように。 或いは、戻せなくても何かを安堵させるように。 「あなたが望み続けるならそう呼び続けるわ。 あなたに望みが生まれたら、新たな名を呼ぶわ」 「だから、そんな顔しないで。 あなたが望まないものは、今、ここにはないわ」 食事は終えていました。 意外にも冷たい部類のユピテルの手は、 トラヴィスに何かを囁いて、もう一度軽く手を引きます。 (144) 2021/10/17(Sun) 0:38:11 |
![]() | 【秘】 巫女 ユピテル → 座長 トラヴィス「食事、美味しかったわ。 お誘いありがとう、トラヴィス。 続きのお楽しみはどこか静かな── そうね、私。実はまだゲストのお部屋を知らないの。 あなたのお部屋に行きたいわ。見てみたいの。 他でもない、“トラヴィス”の住んだ証が見れる部屋を」 そう言って、手を引きました。 連れていってほしいと言うように。 「 私は、」 「──ううん、続きは二人の時にしましょう」 「あなたの正直に伝えてくれた言葉へのお返事は、 大広間で行うにはふさわしくないでしょう?」 そう、返事のせいにして。 様子のおかしいあなたを、 自然な形でこの場から去らせようとします。 (-191) 2021/10/17(Sun) 0:40:06 |
![]() | 【秘】 巫女 ユピテル → 技術指揮 シトゥラ「魂さえ連れていこうとする存在なら、 別に神や人智を越えていなくても問題ないの? 越えないなら、きっと見つかるわ。でも簡単かはどうかしら。 それこそ死神なら、望む人の元じゃないと表さないかもね」 まるでそれは存在することが当然であるかのように。 単に御伽噺の夢を壊さないような柔らかさではなく、 むしろ見た事すらあってもおかしくない程、 どこか根拠があるような静かな芯が篭った言葉でした。 「あの広間には幼めに見える子もいたから。 私自身は、……ん〜……でもそうね。 元々関わりやすいからこそ、こういう時くらいは、って。 そんな気持ちがあったからそう見えたのかもしれないわね」 (-196) 2021/10/17(Sun) 0:53:51 |
![]() | 【独】 巫女 ユピテル■ lucent </lucent> 文字色が半透明になる(50%とか?) ■ lamp </lamp> ものすごいぼやける ■ dot </dot> スペースでわざわざ「・」いれなくていい!! ■ sesame </sesame> 上の「・」じゃ物足りないあなたに (-198) 2021/10/17(Sun) 1:05:02 |
![]() | 【人】 巫女 ユピテル>>138 ゲイザー 「どうして?う〜ん、そうねぇ。 私が昔されて嬉しかったから、かしら。 あのね。実は不器用なの、私も随分とね。 だから色々見覚えと言うか、放っておけなくて」 うん、うん。貴方の話を頷いて聞きながら、 溢れる度にその滴を拭いとります。 「あら、ごめんね。折角の才能奪っちゃうかもしれないわ。 だってお姉ちゃん、頑張ってる子が好きだもの。 嫌われる才能、奪っちゃったね。でも他の才能があるよ」 軽くウインクをしてから、 涙が止まるのを見届ければスッとこちらも佇まいを戻します。 「うんユピテルであってる。ゲイザーあのね、私思うの。 ドジだったり器量が悪かったり不器用だったり。 でもその上で挫けないで『役立とう』って思える精神こそ、 一番の自慢できる才能だって。その方が素敵じゃない?」 (146) 2021/10/17(Sun) 1:26:50 |
![]() | 【秘】 巫女 ユピテル → 酔吟 ミズガネ「うん、よろしくねミズガネ。 そうそう。驚いたのよ。手土産にとお酒の品揃えを聞いたら、 信じられないくらいあらゆるお酒が取り揃えられていて」 指示通り大人しくソファに腰を下ろしてそう話します。 下女の呼び付けが手慣れている事を見つめつつも、 その扱いが酷い扱いでないなら口は出す事はありません。 「ここの男の人は言葉がお上手ね。元々そうだったの? それともこの館に居ると自然に上達するのかしら。 ええ。話を聞く限り長期滞在する事になるみたいだから。 見ているに、どうも数か月、数年で終わりそうにもない。 それならキチンと一人一人お話しておきたかったの。 これから一緒に長く過ごす上で好き嫌いだって知りたいもの」 用意されたグラスに礼を言いながら、自然と肯定します。 「勿論手当たり次第、会場の数百人全員にじゃなくね。 ちゃんと気になったり好みの上で声は掛けてるのよ?」 (-232) 2021/10/17(Sun) 2:45:04 |
![]() | 【秘】 巫女 ユピテル → 酔吟 ミズガネ「そう、そうなのよ!年代物とかじゃなく私の故郷では 入手すら製造された年代なのに困難な物まであったの」 手土産の酒を選ぶ時に見たと言う事は、酒に関しての知識が 意外にもこの見た目で一定以上はあると言う事になります。 酒好きらしい貴方への手土産でとりあえず、と言うだけでなく 酒への強弱はともかく本人もお酒が好きなのは事実でしょう。 「あら、別に怒らないわ。お世辞が貰えるだけで楽しいから。 むしろ吟遊詩人と言うならその手腕が垣間見れて得した気分よ。 ふふ。お褒め頂き光栄。でもミズガネは試さなかったの? 宴と言っても一年も滞在すれば飽きちゃったりしない? 旅ができず出会いがないなら、気が合う子が欲しくなりそう」 礼を述べながらグラスを受け取り、乾杯と共に紅玉の雫を一口。 探偵との会話では随分荒れていたけれど今はその様子はなく、 どれも彼の一面なのかと水面を見つめ、次の話題に笑う。 「まあ。本当に光栄ならいいけれど、これも詩人のお仕事? あなたは特に特別な人を作りたい様には見えないから」 (-246) 2021/10/17(Sun) 4:29:27 |
![]() | 【人】 巫女 ユピテル>>@32 トラヴィス 「わ……」 払い除けられた自分の手を少し見つめていました。 けれど驚きはしたものの、意図せぬ返事で手を降ろす様子は 拒絶された事が初めてであるようには見えない反応でした。 「……望まない、か。 巫女なのに、何かを望まれないのは随分久し振りね」 手は痛くありません。 痛んだのはきっと心でしょう。 ユピテルはトラヴィスにそんな行動をさせた事を悔やみました。 彼を巣食う痛みを思い出させてしまった事が辛いのです。 「……ごめんなさい」 去り際の貴方に、僅かに声を掛けました。 トラヴィスを引き留めはしません。 その後ろ姿を過ぎる影をユピテルは見た事があります。 だから今はこれまでと同じように。 ただその姿を見送る事しか出来ませんでした。 それから広間を後にして何処かへ向かい駆けだしました。 (193) 2021/10/17(Sun) 19:46:08 |
![]() | 【秘】 巫女 ユピテル → 座長 トラヴィス「私、こう見えて不器用なの。 でもその分他の誰よりも行動力はある自信はあるわ」 「ええ、 例えあなたが開けていた扉だとしても、 そこの部屋に訪れて、そこの部屋に入るのは私」 “この約束”が、“この言葉”が、 いかに儚く消えて散ってしまうものか、 ユピテルは嫌という程、見て、知って、行ってきました。 「 また明日 。トラヴィス」それでも笑顔を作り、貴方にその 明日の約束 を返すのです。 (-309) 2021/10/17(Sun) 19:47:54 |
![]() | 【人】 巫女 ユピテル>>169 >>a80 >>170 >>a81 >>171 >>a82 テラ 「つまり、今は受け身?それに、 ここに100年もいたら身体の方、は」 言い方からしてきっと受け身でない時期もあったのでしょう。 少なくともユピテルはそう捉え、問おうとして。 その空洞を見ました。 瞬きを数回して、固まりました。 純粋に驚きもありましたが、その瞳は真摯に何かを、 そう。目に視えない何か、を捉えようと見つめていました。 「……あ」 けれど捉え切る前に、それは付け直されてしまいます。 残念がるも、今はこれだけ。の言葉に顔を明るくします。 「じゃあ、次はもっと教えてくれるって事よね? それとも見せてくれる、なのかしら。約束よ!」 手を振りながら別れる様子をみて、追いかける術はありません。 何よりユピテルはそう捉え、素直にお別れをしたでしょう。 (196) 2021/10/17(Sun) 20:15:11 |
![]() | 【秘】 巫女 ユピテル → 浮遊想 テラ「テラは、誰かを笑顔にすると嬉しいの?」 「じゃあ次は私が与える番ね。 今度会う時は、笑顔になるか、嬉しいを貰うか。 どっちの方がより好きか、どうしたらできるか。 ……私、もっと知りたくなっちゃったから。 ヒント、教えてね」 別れ際にそう伝えました。 (-311) 2021/10/17(Sun) 20:16:22 |
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