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【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡はあ… [言っている事が分からないわけじゃない。 ただ、ついさっき自分の恋心に気付いた俺には 他の誰かとかいう話が全く響かないだけだ。 右耳から入って左耳へスルーなのだ。 言われるままにベッドに移動して やっぱりまた失敗したらしい事に肩を落とす。 彼は二人でしたかったんだろうか。 じゃあなんで俺はまだここに置いてもらえてるのか。 考えても考えても全然分からないので投げた。 いいや。結果としてはいても良いって事になってるし。 それより宿題だ。なに食べたいか考えないと。] あの、葛西さ―― [戻ってきた相手に声をかける前に引き倒され また訳が分からないままベッドに沈む。 あれ、なんか前にもこんな事があったような。 ……。 駄目だ。思い出せない。] (-3) 2020/10/24(Sat) 23:27:04 |
【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡[ここで何か話しかけるほど空気読めない訳じゃない。 黙って抱き枕に徹してしたら寝息が聞こえてきて そこでようやく身体の緊張がほぐれた。 ビビッて緊張してた訳でもない。 これ位の距離、今までだったら自分から詰めてたのに 今は彼の寝息が肌にかかるだけで気恥ずかしい。 自分の知能指数が急激に下がったような気すらする。 けど嫌な気はしなかった。 もうちょっと寄ってもいいかなとか 抱き締めてみてもいいかとか、 眠ってる相手の腕の中でぐだぐだやってるうちに 俺の方もいつのまにか眠っていたようだった。 結局宿題の答えは考えないままで、 もし起き抜けに聞かれたなら「牛丼」と答えるだろう。 彼がまた何か作ってくれるかも、とは考えたけど 手料理なんて俺には「欲」にあたるので その可能性は封印されてしまった結果の牛丼だった。 牛丼。 それは店がどこにでもあって 簡単にすぐ食べられる物の代名詞。]* (-4) 2020/10/24(Sat) 23:27:23 |
【人】 サラリーマン 葛西 聡[ああまた昼を食い損ねた。 起きて一番に思ったことはそれで。 これなんだっけ、ってぬくいでかいのを 疑問に思ったのが二番目。 ああ、まだ帰ってなかったのか、って 思ったけど言えばまたびくつきそうだからやめておいた。 帰ってて欲しかったという意味じゃなくとも そう受け取るだろうことは何となく理解した。 晩飯には少し早い時間に牛丼を買いに走らせて、 久しぶりに食べると美味いなぁなんて 思いながら同時に こいついつもこんなんばっか食ってるのかなぁと 勝手に認識したら少し心配になった。 よし、野菜を食わせよう。 なんて謎の決意をしてみたけれど いつまで覚えているかはわからない。 明日には面倒くさくなっている可能性は大いにある。] (19) 2020/10/25(Sun) 2:01:31 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司[週明け、何にもなかった顔をして会社で顔を合わせた。 宣言通りに本当に何もなかったみたいに。 そりゃもう完璧なまでに。 それから一週間、普段通り以上の何の接触もなく 何の連絡もなく過ごして、訪れた次の週末。] ・歯ブラシ ・下着 ・豆腐 ・もやし2袋 ・大葉 [仕事の帰り際に唐突に送ったショートメッセージは 一目で仕事とは何ら関係のないものだと伝わるだろう。] (-14) 2020/10/25(Sun) 2:02:10 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司[お使いが上手に出来たのなら 豆腐はその晩、和風おろしの豆腐ハンバーグに化けただろう。 付け合わせには葉物のサラダ。スープはやたら具沢山に。 もやしは一袋は茹でてめんつゆと味ぽんと ラー油ごま油その他諸々の薬味に漬け込んで 箸休め兼酒のアテに もう一袋は翌日まで泊って行くならスープの具に化けて 提供されることになっただろう。 メインはひき肉の残りで作ったタコライス。 野菜を食わせる野望はどうやら継続したようだ。] プライベートでごっちゃになるときはあるな。 仕事中はない。 電話とるときだけ無意識に声変わる事あるだろ? あの感覚だな、殆ど癖だ。 [男二人顔を突き合わせて。 飯を食って、狭いベッドで寄り添って眠って 偶に気紛れにキスをしてみる。 そんな週末を繰り返す。 物足りないかと思ったが案外抱き枕で満たされたので まぁこれでいいかと納得する。] (-15) 2020/10/25(Sun) 2:03:14 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司[材料費は家にあるものはそのまま使い なくて使いに行かせるものは完全折半を強要した。 二人分くらい払ったっていいが そうすれば遠慮しだすだろうし かといって全部出させるのは俺が癪だったので。 2週ほど手本に勝手にメニューを決めて 続く二週は何が食いたいかある程度選ばせた。 ひと月ほどのお試し期間を繰り返したのちに、 これでいいのか尋ねようとしてそのまま忘れた。 何度目だったかに…いやこれなにしてんだろうって 里芋の皮を剥きながら、ふと、不意に我に返った。 因みにこれは今夜の豚汁になる] ……なぁ、お前これでいいの? [タイミングがタイミングだったのでなんとなく 豚汁の芋は里芋かじゃが芋か、みたいな問いになった。 いや、そういうことではないんだ、そういうことでは。 なおメインおかずは総菜屋のアジフライになります。 誘惑されて衝動買いしてきた代物だ。 うちで揚げ物はしない。面倒なので。 なお千切りキャベツは山盛りがノルマである。*] (-16) 2020/10/25(Sun) 2:03:50 |
【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡[自分で希望したにも関わらず 後輩よりも近い距離というのがいまいち分からず、 結局いつも通りの日常を過ごして。 週末に何の前触れもなく届いたショートメールが 買ってこいの意なのはすぐに分かったけれど、 遊びに来ていいって意味だと気付くのには時間がかかった。 買い物してご飯食べさせてもらって 添い寝して帰るみたいな週末が続いていく。 途中、おつかい以外にデザート買って行ったり 一緒に見たい映画を持ってく余裕も生まれて、 仕事用とプライベートの違いにもだいぶ慣れてきた。 自分を僕って言う優しくて紳士な彼は可愛いけど 俺って言う彼は少しぶっきらぼうでかっこいい。 それを知ってるのは今は俺だけだって思うと 優越感みたいなので嬉しくなった。] (-21) 2020/10/25(Sun) 3:16:26 |
【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡俺好きですよ、豚汁。 [調理中の相手の肩越しに手元を覗いて答える。 見当違いの答えなのは分かっている。 でもバカなふりしてわざと答えを外す。 最初に望んだ関係が続いている。 しかも行っていいかって聞くのは俺じゃなく 相手の方から連絡がくるのだ。 何なら一緒に過ごすのが当たり前みたいになっている。 最高じゃんって思うわけだ。 そりゃおうちデートだけじゃなくて外行きたいし セックスしたいって気持ちが消えた訳でもない。 けど欲出して今の関係が壊れたら困る。 一歩進んで二歩下がるくらいなら俺は動かない。 もうこの部屋も慣れたもので、 お茶や食器の置いてある場所も分かっている。 それ以上言及される前にと食器の用意へと逃げた。] (-22) 2020/10/25(Sun) 3:17:05 |
【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡[いつだったか、友人に虚しくないのかと聞かれた。 虚しくないよ。今だってそう答える。 でも彼の問いかけに「これでいい」とは答えない。 この関係に疑問を挟んではいけないのだ。 俺がこれでいいと思っていても 彼が飽きたり疑問を持ったら終わってしまうから。 だからバカなふりして話題自体を流してしまおう。 また的外れな事言ってるなって めんどくさくなって彼も忘れてくれたらいい。]* (-23) 2020/10/25(Sun) 3:17:48 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司[最近付き合い悪ぃじゃん、なんて にやにやしながら友人に指摘されたから 別に女じゃないとまず否定して。 じゃあなんだと問われたから少し考えてから 犬を飼い始めたと答えた。 見せろ触らせろと騒ぐので、 うちじゃなくて姉のところでと付け足して 週末だけ遊びに通っているんだという事になる。 俺の友人は大体昔うちの姉に食われていて 今はもう別の男と結婚している姉に こっぴどく振られているのでそれ以上は黙った。 女じゃなく犬でもなく男だと言っても構わなかったが 多分あれは付き合っているとはいわないし 俺が口説こうとしている訳でもない。 じゃあなんなんだろうって?俺にもわからん。] (-27) 2020/10/25(Sun) 14:12:40 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司[この関係性に対して これでいいのかと尋ねた問いが、通じなかったのではなく はぐらかされた事には何となく気付いたけれど そ。と短く一音を返しただけでそれ以上追及しなかった。 ただ何となく近くにいるから。 それ以上の理由もないこいつに これ以上を欲しがれと強請る理由もなければ 強要する権利もない。 初めて好きになったと、こいつは言ったが。 俺は特別誰かを好きになったことなんてない。 多少の強い執着は覚えても替えも効けば 性欲が満たされればなんとなく霧散する、 その程度の感情以外、しらない。 知らない以上こいつの『好き』を否定することもできないが こいつの言った好きは距離感がバグってる以外は 家族に対するやつみたいなもんで プラトニックな恋人関係を望まれた訳でもなければ 唯一を求められたわけでもなく 友人にしてはスキンシップが多すぎて 恋人にしては遠慮しなくていい。 家族にキスなんてしないし 抱き合って眠ったりしないから 時折本当に、飼い犬を愛でているような心地になる。] (-28) 2020/10/25(Sun) 14:14:00 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司[それ以上を求めてこないから それでいいんだと解釈して。 特に望まれない部分は他で消費する。 平日の夜にはそれまでと変わらず女を抱いたりもした。 ただの処理とは別の満たされないその辺の 性的に求められたいなんて欲求は 若い雄として求めてくれる年上のセフレで解消した。 終わってしまえば虚しくなるのは別に今まで通りで 何が変わる訳でもない。] (-29) 2020/10/25(Sun) 14:14:27 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司[女の気配を家に持ち込んだことはない。 恋人でもなければ、恋人前提でつるんでる友人でもない 俺が意識していないのと同じくらいに 何の意識もされていない男に対して報告義務もなければ 別段罪悪感もない身体の関係を含む交友関係は 多分このままずっと気付かれることも無いだろう。 そう思っていたが… 仕事以外では自覚がないだけで大分抜けているところの多い俺に そんな完璧な切り替えができる筈もなく…] (-31) 2020/10/25(Sun) 14:32:47 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司 ん?ああ、…… すまんまちがえた [配信サービスの中から探せばいいのに 目の前に並ぶジャケットから探して見つけるのがすきで つい借りてきてしまうDVDを お互いに寄り掛かったりする可笑しな体勢で見ながら ちょっとそういう雰囲気になったときに 自宅で気が抜けきって少しのアルコールでも 意識が若干ふわふわしていれば ない胸を揉もうとして空ぶったり 尻の肉を鷲摑んでその堅さに疑問符を浮かべたり 女に触れる様な手付きで触れては、中断する。 一緒にいる時間が当たり前になりすぎるほど 誰かの気配を感じさせることは次第に増えて言っただろうし 寝惚けて女の名前を呼ぶことに 気付かれることもあったかもしれない*] (-32) 2020/10/25(Sun) 14:33:37 |
【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡[最高な週末を過ごしているとは言え 完璧に満たされているかと言えばそうでもなく。 落ち着くにはまだ早い年齢で しかも今までそれなりに遊んでいた身体は そのうち家で抜くだけじゃ物足りなくなった。 穴埋めを探しに行こうかって考えてみたけど 男を探す目線がどうにも変なフィルターがかかって 彼と比較して物色してる事に気付いてからは 何だか後ろめたくなって遊びに行くのをやめた。 その代わり、初めて大人の玩具というのを買った。 本物と比べると物足りなさはあるけど なかなかに今の技術というのは優秀である。] (-33) 2020/10/25(Sun) 16:34:11 |
【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡[幸せな休日に違和感を覚え始めたのはいつ頃だったか。 触れかけては引っ込む相手の手に 溜まってんのかなって思ったのは最初だけで それが俺にない物を求めてるんだって割と早く理解した。 恋愛感情を挟まない関係。 たまにキスするくらいで、それ以上の事もない。 この人は何のためにこの関係を続けているんだろうって 頻繁に考えてしまうようになった。 俺は彼にとって一体何なんだろう。 いくら考えても答えは出なかったけど 怖くて相手にヒントを求める事は出来なかった。 今までだったら、幸せだしまぁいいかって 適当に忘れて良い事だけ考えられていたのに 彼が何か違うものを求める仕草をする度 モヤモヤが溜まっていって幸せが淀んでいった。 決定的だったのは寝言で聞こえた女性の名だった。] (-34) 2020/10/25(Sun) 16:34:27 |
【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡[ごろんといつもみたいにベッドに転がって 俺が寝付く前に彼の寝息が聞こえてきた。 穏やかな寝息をBGMに俺の意識も落ちかけた時 腰へ置かれていた腕が不意に俺を引き寄せて 聞いた事のない名前が寝息の隙間から漏れた。 その時唐突に理解した。 俺が人の代わりなんだって事を。 実際のところは知りようもない。 けど今まで感じてた違和感が全部繋がった気がした。 その人にしてあげたい事を俺にしてくれて 触れたくなって代わりが女の身体じゃないって思い出す。 きっとそれの繰り返しなんだろう。 俺が女だったら、身体も必要とされたんだろうか。 女とは違うぺたんこで固い胸を撫で下す。 これが虚しいって事なんだろうかと 今になって友人の言葉が身に染みてくる。] (-35) 2020/10/25(Sun) 16:35:01 |
【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡[自分の中じゃ抱えきれなくなって 友達に相談したらすごい面倒そうな顔をされた。 お前がどうしたいか分かんなきゃ、 どうとも言えないじゃんって当然な事を言われて そうだよなってその場で考える。 気付かないふりして現状維持は無理だ。 俺がしんどい。現に友達に相談してるし。 別の名前を呼ばれた時の事思い出しただけで苦しい。 けど代わりは嫌ですって言ったところで じゃあいらないって言われたら全部失うわけで、 それが一番避けたい展開だった。 無理ゲーって言われた。 はい。そうですね。 ほら見ろ。欲が出たからこんな気持ちになるんだ。 現状に満足しときゃ良かったのに。 結局、友人から受けたアドバイスは 「本当にお前が代わりなのか確認しろ」だった。 いや、確認するまでもなくない? 女の名前呼んでるんだぞ?] (-36) 2020/10/25(Sun) 16:35:43 |
【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡[しかし俺は恋愛初心者なので 自称恋愛の達人である友人の提案に乗る事にした。 作戦はこうだ。 俺が別の男の存在を匂わす。 それで反応すれば少なからず執着心があるって事らしい。 もしいつも通りだったら御愁傷様。 俺は箸にも棒にも掛からない代わりの効く存在なので諦めろ、と。 諦められませんって言ったら無視された。 初恋に悩んでる友達にはもっと優しくしていいと思う。 作戦決行日はいつもの週末。 おつかいショートメールに友人の誕生会で遅くなると返し 匂いが残る程度に酒を飲んでから、 22時を過ぎたあたりで彼の部屋のチャイムを鳴らす。 襟の乱れた首筋には驕る代わりに嫌々協力してもらった わざと見えやすく付けたキスマークが残っているはず。] (-37) 2020/10/25(Sun) 16:36:06 |
【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡[なかなかドアが開かなければ 酔っぱらった風な声で名前を呼んでみるけど 頭の中はほとんど素面なので羞恥心は隠せなかった。 やば。 これ、作戦以前に追い返される気しかしない。 いつかの自分みたいにドア横でうずくまって 入れてくれますようにって祈りながら待った。]* (-38) 2020/10/25(Sun) 16:37:05 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司[飯食いにきてついでに泊ってる感覚だと思ってたから。 他に付き合いがあるなら別に そのまま真っ直ぐ家帰ればいいのにと思わなくはなかったが。 来ると言うので待ってみる。 本当に来るかもしれないと思うのが半分 もう半分は、やっぱり直接帰るという 連絡を待っていたような気がする。 なお野菜の接触的な摂取に拘りのない夕食はピザになった。 たまにくうと無償にうまい。 明日胃薬が必要になりそうな予感を察知したが無視する。 ビールを飲みながらバラエティ番組を聞き流していた辺りまでは 辛うじて記憶にあるが寝落ちていたらしい。 インターフォンの音にびくりとして目を覚ます。 なんだっけ、ああそうだ御門だ。 いい加減合鍵を持たせようか考えては その距離感が正しいのか悩んで 何度目かの試案はまた有耶無耶のまま終わらせた。] (-40) 2020/10/25(Sun) 20:25:53 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司[近所迷惑な呼び声に疑問符を浮かべてドアを開ける。 いらっしゃいといえばいいのかおかえりといえばいいのか 何時も解らなくて何時もと同じ挨拶を] おつかれ。 まだ10時だろ…早かったな。 [まぁ入れと道を開けようとして 何時もはきっちり占めてるネクタイが緩んでる事に気付く 釦もいくつか外れて珍しいと思った視界に 魅せ付けるみたいな鬱血の後。 まるで見つけてくれといわんばかりだなぁと 思いながら、腕時計を見下ろした。 本当にパーティーならの大凡の時間を見繕ってみたら その後に盛り上がってきたにしては早すぎやしないだろうか。 ならそもそも二人きりの誕生祝いだったら まぁ、うん、無くはないかもしれない。 けど多分そういう事じゃないんだろうなぁと あからさますぎる状況を鑑みて思う。] (-41) 2020/10/25(Sun) 20:26:23 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司……、……もう終いにするって話ならここで聞くが。 [こいつに他に新しく好きなやつができたとか 或いはこいつの事を好きなやつがけん制してきたにしても 男に添い寝するのなんてもう辞めたいと思うかもしれないし 付き合ってもいない男の部屋に上がること自体を もう辞めたいかもしれない。 ゲイはその辺がフランクだなんて何時か聞いた気がするので ただの挨拶みたいなものなのかもしれないが つい見えてしまった、でなく、 明らかに魅せられている気がする違和感と 何となくよそよそしさを感じる相手を見て 念のためにと尋ねる。 こいつから始めるといった手前きっと言い出し難かろう。 漠然と、良い相手が居るなら良かったじゃないか、と思うのに 何となく心から喜べない自分を、薄情だな、なんて少し思った*] (-42) 2020/10/25(Sun) 20:29:39 |
【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡は? 何でそういう話になるんですか。 [突拍子もない言葉に思わず酔っ払い設定が崩れた。 だってこんなの想定していない。シミュレーションしてない。 予習してたのはキスマークアピールして 問い詰められるパターンとスルーするパターンだけだ。 酔っ払い面倒って追い返されるのはさっき予想したけど さすがに関係自体を終わりにされるのは想定外すぎる。 慌てながらも顔だけはヘラっと笑って とにかく酔ってるふりだけは継続いておく。] 寒いんで入れてもらっていいですか〜? [答えを待たずに強引に相手を押し込んで 陽気な笑い声を演出しながら部屋に上がり込む。 頭の中はどうする?!の大合唱だ。] (-43) 2020/10/25(Sun) 22:04:14 |
【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡[少なくともショートメールが来た時は いつもと変わりなかった、はずだ。多分。 別れ話、と表現していい関係かどうかはさておき こんな状況になったのはその後だと思われる。 彼より友人を優先したのが気に食わなかったのか それともキスマークに気付いたからか。 このどっちかで不興を買ったのは間違いない。 けど問題なのはそんな事じゃない。 玄関先で別れ話をしても彼には何の問題もないって事だ。 彼にとってはこじれる程の話じゃないって事だ。 別れましょう。そうですね。はい終わり。 …こう言う事だろう。 これって箸にも棒にもな存在確定って事では。] (-44) 2020/10/25(Sun) 22:04:43 |
【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡終わらせたいの、葛西さんの方じゃないんですか。 なんで俺とこんな生活続けてくれるんですか。 [間延びした呂律の回らない声で聞いてみる。 それで返ってきた返事によって作戦を立て直そう。 もし都合の悪い事を聞いてしまったら 酒のせいにして忘れてしまえばいいんだ。 そしたら少なくともまだ少しは この生活を続けていられるはずなんだ。 モヤモヤは胸の奥に押し込んでしまえ。 欲は、出しちゃいけないんだって知ってるだろう。]* (-45) 2020/10/25(Sun) 22:09:19 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司[なんでって、いわれましても。 そんな声を荒げる程可笑しなことを言っただろうか。 目をぱちくりさせて首を傾げる。 なるほど、なら牽制の方かなぁなんて納得しておく。 そんな事をしなくとも通してやるのに そう広くない廊下を押し通ろうとするあいつと すれ違えば割と濃い酒の匂いがした。 寝る前にシャワーを浴びさせようか……] なんだ。ちがうのか。 変な顔してたから、てっきりそういう話なのかと。 [そう応えて話は終わったつもりで後を追いかけ部屋に戻る。 テレビこれ何入ってんだ?って方に意識が移って リモコンで番組表を眺めてたら終わった心算の話題が続く。 あれ?続くんだ?ってきょとんとしてたら ソファーに座り直そうとした 可笑しな姿勢で変に一時停止してしまった。 なんだろう、俺のせいにして止めたい感じだろうか。 まぁその方が罪悪感はないだろうね。わかる。] (-47) 2020/10/25(Sun) 23:22:45 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司[でも別にこいつの事を好きな男にこいつが 無防備に首筋明け渡してようと俺が関与するところでもなく 何なら別に好きでもない相手と超速で 祝いの一発を致してきてようと俺が関与するところでもなく 鬱血一つで不潔だと騒ぎ立てる程初心な訳でもないし…… なんでって、いわれましても。 理由なんてとくにない。] お前がこれを望んでて。 俺が別に嫌じゃないからじゃねぇの? [こいつが酔ってる時はもっと酷い酒気を纏いながらでも 割としっかり喋ると認識しているから なんか変な喋り方してるなぁと不思議に思うだけで それが酔払い設定だなんて気付きはしない。 中腰に疲れて可笑しな姿勢で停止していたことを思い出し ソファーに座り直しながら逆に問い返す。] こんな生活をお前が止めたくなったなら 俺がなんて言おうと終わるもんは終わるし。 俺がもう嫌だって言えば おまえがなんて言おうと終わるもんは終わるけど。 そうじゃないから続いて…… (-48) 2020/10/25(Sun) 23:23:45 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司[る以外に、なんか、あるの? って。続けようとしてからなんとなぁくぴんときてしまった。 なるほど、そうじゃない言葉が欲しくなったわけか。 お前が好きだからとかそういう。 或いは慌てさせたかったか。 間男の気配匂わせるなんてのは マンネリ解消に良く在りそうなべたな演出だなぁって 思ったけど別に俺とこいつは 倦怠期の恋人でもなければセックスレスの夫婦でもない。 なのでかつての愛情の再確認以前に元々が そこになければないですね状態で なんでこんな頓珍漢なことを始めたのかはよくわからない。 なんかあれかな、祝いの席でテンション上がって 盛り上がった拍子にやらかして滑ったかんじかな。 あるある。わかいうちはそういうことあるよね。 でもどうしてやるのが優しさかはよくわからねぇし そもそも優しさなんてそこになければないのである。 なので一人納得してから、 なんだか生暖かい視線を向けておいた*] (-49) 2020/10/25(Sun) 23:24:59 |
【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡――嘘だ。 [何にも響いてない。何にも揺さぶれてない。 今日のご飯どうするって話してる時と同じテンションで 淡々と答える彼にもう酔っ払いのふりはやめた。 ちょっと前の俺だったら 何も変わらないって言葉を聞いたら満足してた。 彼が嫌だと思ってない事に安心してた。 それだけで十分だった。 でも今は彼の心ん中に別のものがある事を知っている。 だから前とはもう違うんだって その答えは建前なんだって分かってしまう。 酔っぱらってたのでこの会話は覚えてません作戦、中止。] 惰性で続いてるんじゃなくて、 葛西さんに都合がいいから続いてるんでしょ? [ソファーに座る相手の前に立って退路を塞ぐ。 何言ってんだって言われたら彼女の名前でも出してやろうか。 何度も聞いたわけじゃないけどしっかり覚えてる。 そんだけ俺にとっちゃ忘れられない名前だ。] (-50) 2020/10/26(Mon) 0:09:07 |
【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡…葛西さんに振り向かないような女より 俺のこと好きになってくださいよ。 そいつより貴方を好きな自信あるし、 胸はないけどそこらの女よりセックス上手いと思いますよ。 試してみません…? 代わりじゃなくて俺の方が良いって言わせてみせます。 [膝で乗り上げればソファーがぎしりと軋む。 これで良かったのか、拒否されたらって一度躊躇して それでも退けない所まで来ているのを自覚して 甘えるみたいに顔を近付けてキスをねだった。]* (-51) 2020/10/26(Mon) 0:11:02 |
【念】 サラリーマン 葛西 聡─ 彼女の話 ─ [姉は恋多き人だった。 多分母親の胎の中で俺の分まで その辺の情緒を持ってったんだと思う。 取り合えず機会があれば片っ端から付き合って 片っ端から関係を持った。 なんでそんなことするのか一度聞いてみた事があるが 服を買うとき最初に目についた一着だけで 取り合えずで妥協して、後々後悔するくらいなら 全部試着して着心地試して運命の一着を選ぶみたいな 理解出来ない事を言われて分かり合うのはあきらめた。 あれは俺とは別な生き物だ。それだけはわかった。 そんなよりよい男を捕まえることに人生を全振りした姉が 女友達に恵まれる筈もなく…… 唯一、だと思ってた彼女も今じゃ俺に跨ってる訳だ。 まぁそれで本人が納得してるならそれでいい。] (!0) 2020/10/26(Mon) 1:22:56 |
【念】 サラリーマン 葛西 聡[再会したのが本当に偶然だったかわからない。 彩の弟じゃない、って姉の名前を呼ばれて呼び止められて 誰だったか思い出すのにだいぶかかった。 飲みに誘われて、姉の男関係の逆恨みだったら嫌だなって 断ったけど強引に拉致された。 なんかの有段者だとかで力がクソ強い。 高そうなバーで高い酒を奢られながら 姉のことが好きだったと聞かされたが上の空で 取り合えず酒に弱い俺は速攻で吐いてだめになったので 持ち帰られてずるずると今の関係が続いてる。 彼女はあきらでなく、さとるとよぶ。 最初に名刺の名前を読み違えてからずっと。 姉の…彩(さやか)の名を昔そう呼んだように 最中も、さーちゃん、と呼ぶためだけに。 姉の代わりに俺と寝るのかと 何となくむしゃくしゃして聞いたことがあるが アンタたち見た目も性格も何一つ 似ても似つかないじゃないって爆笑されて終わった。] (!1) 2020/10/26(Mon) 1:26:16 |
【念】 サラリーマン 葛西 聡[心は女を求めてても体は雄を求めるのだそうだ。 彼女の最大の過ちは女に生まれてしまったことだが 別段男になりたい訳でもないらしい。 良く理解できないまま難儀なことだと思った程度で終わった。 つまり俺は勝手に動く便利なディルドとしては そこそこ有能なんだと理解して 俺以外を想いながらも恋い焦がれるような熱量で 抱き締めてくれる心地いいオナホとして彼女を抱いている。 彼女で女を覚えた俺も度々他をつまみ食いするし 彼女が他の男を連れているのを見たこともあるが。 互いに干渉しあうことも無く、それだけの関係だった。 だって少なくとも俺といる時の彼女は俺を好きな訳ではないし。 俺は多分誰も好きではない。*] (!2) 2020/10/26(Mon) 1:27:56 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司[そんな彼女の名前を今何故だか目の前のこいつが呼ぶ。 しかもまるで俺が彼女を想っているみたいに。 俺の都合ってなんだろう。 何かよくわからない路線に話がシフトして困惑する。 もしかして酔っているんだろうかと今更思う位に。 或いは彼女の代わりにしているとでも思っているんだろうか。 姉の代わりに抱かれているのかと疑ったいつかの俺みたいに。 成程彼女があの時爆笑した気持ちが良く解る。 見た目も性格も何一つ似ていない以前に決定的に性別が違う。 代わりにしたいなら似た容姿の女を選ぶね。漸く理解した。 都合としては可もなく不可もなく。 抱き枕が無くなれば少しの肌寒さは感じるが ライナスの毛布って程の依存性がある訳でもない。 だってお前、くれないじゃないか。 俺のことを好きだといったくせに。 俺から与えられないなら、手を引いて、程々のところで諦める 俺への気持ちなんてその程度なんだろう?] (-54) 2020/10/26(Mon) 1:29:26 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司[別に責める気持ちがある訳じゃない。 俺がその程度だという事は俺が一番理解している。 だからべつにそれはそれでいいんだが。 或いは俺が抱く彼女のようにこいつにも 俺を想い俺の名前を呼びながらでも 抱かせてくれる男でも居るんだろうか。 そんな奴が居るのならきっと余程の叶わぬ恋でもしているか 或いは、 こいつの事を好きだったりするんだろうなぁって考えたら マーキングじみた牽制の意味も理解出来た。 馬鹿だなお前、そっちにしときゃいいのに…… 俺でなくそいつならきっとお前のことを お前が求めるだけ愛してくれるだろう。 だって俺は多分誰かを好きになることなんて出来ない。 その辺の情緒は全部母の胎の中で 姉が俺の分まで持って行ってしまったから。 持ってないものを与えてやることなんて俺には出来ない。] (-55) 2020/10/26(Mon) 1:32:18 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司[けど、その辺を上手い事誤魔化せば…… 俺が欲しいだけ欲しがってくれんのかなぁなんて わるいことを、かんがえる。] ………機嫌、悪いなぁ。 何が気に入らねぇの? 俺としては、そこそこ気に入ってるんだけどね。 お前のこと…… [鼻の頭をすり合わせながら、さけくさい、と 自分も多少飲んでいる癖に不満げに小さくぼやく。 少しだけ渋ってから、 しょうがないなって言葉の代わりみたいな溜息を零して 頬を撫でた掌で促すよう引き寄せて あとわずかだった距離を埋めた。] (-56) 2020/10/26(Mon) 1:33:00 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司[柔らかく何度か唇で食んで薄く開いた唇の内側で 濡れてる肉に舌を這わせる。 顔を傾けて差し入れた舌で誘いだした舌先を吸い上げて] においほど、あじはしないな。 [何の、とは言わなくても通じるだろう。 さけくさいといったばかりだ。 ついでに他人の精液の味でもしたらどうしようかと思ったが 特別、嫌悪する味はしなかった。 何処かの誰かとキスくらいしてきたんだとしても 唾液の味なんて違いがよくわからないし まぁいいかと考えるのをやめた。*] (-57) 2020/10/26(Mon) 1:33:58 |
【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡俺といる時に他の人のこと考えてるのが嫌だ。 …俺に触ろうとして手引っ込めてるの、自覚ないでしょ。 お前じゃないって言われてるみたいで 腹立つ、じゃないな…悲しいんだ… [面倒くさいって突き放すでなく伸ばされた手に 素直に誘われて唇を重ねて目を閉じる。 舌先で囁かれる言葉には そりゃそうだって心の中で返した。 俺は一杯しか飲んでない。 その代わり友人には諭吉を置いてきた。 彼は好きなだけ飲んで帰っただろう。 キスマーク一つでちょっと高い気もしたけど 面倒な相談料込みと言われたら黙るしかない。 けどそれくらい行き詰ってた。] (-59) 2020/10/26(Mon) 2:31:15 |
【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡嫌われたくないから今のままでいいって思ってた。 でもほんとはもっと色んなことしたい。 …俺、どこまでなら踏み込んでいいですか? [キスの先、どこまで許されるのかって 試すみたいに恐る恐る相手の手に指を滑らせる。 払われないようなら所謂恋人繋ぎをしてみて 不安げで伺うような視線を投げかけた。 最初は本当に少し近付けるだけで良かった。 今の関係に満足していたのも本当だ。 けどいつの間にかもっとを欲している。 恋ってこんなに欲深くなるもんだっけ。 今は俺といる時くらいはとか言ってるけど そのうちずっと俺の事考えてほしいとか思うんだろうか。 今を乗り切れてもまた同じように悩むのか。 そう思うとひどく眩暈がした。]* (-61) 2020/10/26(Mon) 2:32:26 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司[口付けを遮るように紡ぐ言葉を近い距離のまま聞いて 答える言葉を持ち合わせていないから黙り込む。 いや、知らん、そんなもん。 最初にこっちから提示して以来、 特にその辺の話題に互いに触れてこなかったのに 諸々すっ飛ばして回答だけ求められても 知らん。以外出てこなかった。 男同士でする色んな事ってなんだろう。 いや、女相手でも碌な事してないから 正直知らないんですけどね。 尻の拡張工事は無理って認識を 時間が変えてくれると思ったら大間違いな訳で そこが無理なのは最初と変わっていない。 なので踏み込むが物理的な話なら 先っぽだけでもノーセンキューなんだが 多分そんなふざけた話ではないだろう。と思いたい。 これ何を求められてるんだろう。 いやほんと全然わからん。 そもそも正解は在るんだろうか。 なんか面倒になって来た。] (-66) 2020/10/26(Mon) 13:54:38 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司[繋がれた手を繋ぎ返す。いやほんとうに面倒くさいね。 …なんでちょっと嬉しくなってるんだろう俺。 性格悪いなぁって他人事みたいに思う。 真剣な顔をしてるのを見て 真剣に受け止める気なんてないくせに 無邪気に喜んでいる自分が心底面倒くさい。 こんな風にしか満たされない自分を理解しているから さてどう騙そうかと画策する。 こいつには初っ端から猫を被るのをやめてしまったから 今迄と勝手が違って少し悩んでしまう] ……おまえは、どうしたいの。 [答えられないから質問で返して 顔色を窺う視線に少しだけ困った顔をして けれど責めるでなく優しく笑って見せる。 話してくれないとわからないよ。 君にわかる範囲でいい、教えてくれないか。 大丈夫、怒ったりしない。一緒に解決しよう。 頭の中でマジかよクソめんどくせぇ 死ねばいいのにと思っていても そんな素振りはこれっぽっちも覗かせずに 甘ったるい声で唆すことに慣れた 勤務中の詐欺師の顔は休暇中でも健在で] (-67) 2020/10/26(Mon) 13:56:05 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司[甘やかすみたいな柔らかなキスで唇を 何度も啄んでは返事を急かす。 恋人でも親友でも家族にだって 全てを曝け出すことが正解ではないことくらい もうとっくに知っている。 だから馬鹿正直に腹の内を曝して しらね、と突き放すことが この場合の正解ではない事くらいは解った。 折角垂らしっぱなしの釣り糸に漸く興味を示したんだ ほらもっと、欲しがって見せろよと 愉悦に歪みそうになる性格の悪い口元を 俺を知る誰もが見慣れた穏やかな笑みで覆い隠して。*] (-68) 2020/10/26(Mon) 13:56:40 |
【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡[勘違いだとは訂正する気はないらしい。 真実だからなのか、面倒だからなのかは 相手が何も言わない以上俺には知る術がない。 キスに応えてくれたみたいに手も繋がって 受け入れてくれるくせに距離は遠いままな気がする。 何を考えてるか全然分からない。 俺が恋愛初心者だからなのか、相手が彼だからなのか それすら分からない状態でまるで闇の中だ。 でも聞いてくれるならぶつけてしまえ。 それが受け入れられるかどうかは別にして、 駆け引きなんて出来ないのは自覚してしまったから 俺に出来るのは全部吐き出す事だけだ。] 外でもデートしたい。 買い物行ったり映画見に行きたい。 呼ばれなくても会いに来たい。 下の名前で呼びたい。 [駄々をこねる子供みたいに一息で吐き出して でも胸の底に残った最後のはすぐには言えなくて 少し言い淀んで僅かに視線が泳いだ。] (-71) 2020/10/26(Mon) 16:21:33 |
【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡[結局顔を隠すみたいに相手の肩に顔を埋めて] …今は、セックスしたい。 俺が下でいいんで。 貴方を俺の事しか見えなくしてやりたい。 [男と遊ぶのなんて何度もしてきたくせに まるで初めてみたいに小声でしか誘う事が出来ないのが 恥ずかしくて情けなくて顔を上げられない。 入れられるのは無理ってはっきり拒否されてる。 いつの間にか大丈夫になってるなんて事はないだろう。 こういうのは勝手にどうにかなったりしないものだし。 だから今回は抱きたいとは言わない。 抱かれてる姿は可愛いだろうなとは未だに思うけど ポジションにこだわって手を離されるのは嫌だ。 彼と繋がれるならほんとは何だっていい。] (-72) 2020/10/26(Mon) 16:22:13 |
【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡[かと言って今日はそのつもりで来てないし 避妊具を常備しているわけでもないので、 準備不足を理由に断られるなら お預け食らった犬みたいに悲愴な顔で肩を落としたかもしれない。]* (-73) 2020/10/26(Mon) 16:22:56 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司[何考えてるかわからなくて疲れちゃった 本当はわたしの事なんか好きじゃないんでしょう そんな台詞と共に付き合ってた記憶もないセフレに 一方的に振られるのは最早と特技みたいなもんだ。 振られないなら振られないで 両親に紹介したいとか始まるので厄介だが…… それはさておき。 こいつはそもそもセフレですらないけれど いずれ同じになるのかなぁと他人事みたいに思いながら 堰を切ったみたいに溢れる言葉を聞いていた] 特に聞かれもしなかったから話もしなかったが…… 上とか下とかそれ以前の話でな。 そもそも男を相手にしたことがねぇから お前相手に最後まで維持できるかわかんねーんだよ。 女相手だろうとダメな時だってあるけど 本番ありきで始めたら何が原因であろうとも 『男だから駄目なんだ』って絶対言い始めるだろ、おまえ。 絶対一発で成功させないとダメだなんて プレッシャー感じたら余計途中でダメんなる可能性高いし。 お互い気まずくならねぇように、と、 もし最初は無理でも慣れてくつもりで…… (-90) 2020/10/27(Tue) 0:45:02 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司 割とお前との関係に対して前向きな気持ちで 相互オナニー辺りから始めませんか?って 提案したつもりでいたんだけどね、俺は。 あの時は気分じゃないってお前に振られた訳だが。 [さて本当にそこまで考えていたかなんて 自分でも良く解らないけれど。 それらしい言葉を並べてそれらしく取り繕う。 自分を正当化するために。 相手に罪悪感を抱かせるために。] 気分じゃねーって断るのはべつにいい。 そーゆーのは合わせて無理するもんでもねぇし。 けどな。 今迄性的対象として一切見たことなかった男に 好きだと迫られた直後に、そこまで覚悟を決めたのに 直前まで俺を抱く気でいた筈のおまえにすげなく断られて、 じゃあ後日もう一度、って俺から誘う気になると思うか? 結論から言えばそんな度胸なかったから今日に至るんだが。 (-91) 2020/10/27(Tue) 0:46:13 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司 なぁ、俺はこれでも…… お前の気持ちに俺なりに誠意を返したつもりでいた。 それを臆病風吹かせて現状維持のキープ優先に 俺から誘う以外は俺の事一切放置して 俺の気持ちなんてないがしろにしてきたお前が 上を譲ってやるからセックスしたいだなんて ちょっと、わりと、 どんな顔をしていいかわからねぇ状況なんだが。 [並べる言葉の割に声色は穏やかで。 近い距離の頭を優しくなでてやりながら、耳元に囁く。 本当は、しなくていいならいいかと丸投げにしてきただけだ。 誠意なんて何処を探しても欠片もない。 未だって別に取り合えず挑戦してだめでしたでも 困ることは何もないのだけれど。 なんとなく、上下関係を叩きこんでやりたくなった。 おまえは、俺の、犬だろう? 甘えて強請るだけで思い通りになると思い込んでいるような 根性を、躾直してやりたくて。 まぁそんな権限、本当は俺にはない訳だけど。 そんな事はしらん。] (-92) 2020/10/27(Tue) 0:47:36 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司 言葉が足りなくてすれ違いがあったんだろうよ。 別にお前だけが全て悪いと責めたい訳じゃない。 けどさ。 そんなべったりマーキングされてきた体で セックスだけに拘ってるとこみてると 俺ってお前にとって何なのかなぁと……、…… [ほらな?俺は悪くない。 じゃあ、悪いのは誰だと思う? そう言いたげな意地の悪い笑みが滲みそうになって…… すこしだけ寂し気な困ったような笑みで上塗りする。 肩をそっと押して身体を離せば、すり抜けて その場を離れようと腰を上げた。 慌てて引き留めるなら、珈琲を淹れてくるだけだと伝えて 何も言われないなら無言のまま台所へと引っ込んで行った*] (-93) 2020/10/27(Tue) 0:50:08 |
【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡[相手から語られる説明は目から鱗だった。 さっきまで頭に血が昇ったみたいに鈍った思考が 途端に落ち着いてぐるぐると回り始めた。 確かに言われた通りだ。 きっと拒まれたり上手くいかなかったら 『男だから駄目なんだ』と思っただろう。間違いない。 そもそも男だから嫌われるかもと怯えていたわけで。 けど拒否されなくてキスも出来ているから 当然のように興奮だってするもんだと思い込んでいた。 取り敢えずヤってしまえば何とかなると思っていた。 ゲイ相手と同じように最後まで出来るものとばかり。] 振ったわけじゃ…。 [思わず否定した言葉が尻すぼみになる。 あの時、俺は理由を言っただろうか。 相互じゃなくて手伝いだけを申し出た理由を。 改めて客観的に思い出してみたら 確かに「俺はいいや」みたいな態度だった気がしてきた。] (-96) 2020/10/27(Tue) 1:45:42 |
【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡[続く言葉にはもう「その通りです」と言うほかなかった。 俺は彼の気持ちが分からなくて悩んでいたわけだが そもそもの話、俺は分かろうと努力したのだっけか。 相手の価値観だとか気持ちを直接聞いてみるとか そんな当たり前の理解を行ってきただろうか。 してないですね、ええ。 そりゃ分からなくて当然だ。 ノンケの男はこんな風に思うのだろう、とか ゲイとはこうだったからみたいな 目の前の相手に向き合う事を全くしてこなかった。 その上で受け入れてもらってる事に胡坐をかいて ただ甘えてさらにはこうして駄々こねているわけで] …ごめんなさい。 俺、自分のことばっかでした。 葛西さんのこと、何も考えてなかった。 [言い訳もなく謝るほかない状況である。] (-97) 2020/10/27(Tue) 1:46:12 |
【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡[けどマーキングの単語はスルー出来なかった。] 待ってください!これは―― [心当たりあり過ぎる首筋の鬱血を手で隠し 慌てて食い下がろうとしたけどすり抜けられて、 台所へと向かった相手の後ろ姿を追う。 邪魔にはならず、声は届く位置で立ち止まって 釈明しようとした口が咄嗟に固まる。 言うのか、あれを。 わざわざお金払ってまで頼んだって、 そんな間抜けな細工してここに来ましたって? あまりに情けなさ過ぎる。かっこわるい。 アホだと呆れられてるに決まっている。 ………。 …そんなん今さらだったわ。] (-98) 2020/10/27(Tue) 1:46:41 |
【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡これは友達に酒驕る代わりに付けてもらった、と言うか。 葛西さんにとって俺が何なのか分かんないから 他の男の存在匂わせたらどんな反応するのかなって…。 これ気にしてくれるんなら ちょっとは気にしてくれてんのかな、とか知りたくて。 [跡が消えるように赤くなるくらい首筋を擦って 友達は女役専門だから性的な関係は全くないとか めっちゃ嫌々付き合ってくれたくれたとか、 聞かれてもないし言う必要もない情報が口を滑っていった。]* (-99) 2020/10/27(Tue) 1:47:16 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司[わぁ、ちょろいなぁ。 ちょっとびっくりするくらいちょろい。 大丈夫かこいつ。 口から出まかせにあっさり流されて しょんぼりしてる犬にちょっと楽しくなってくる。 こいつに落ち度なんてきっとそれ程ないのに まんまと反省し始める様が実に爽快で小気味良い。 ほんとおまえ、なんで俺のことなんて好きなんだろうね。 この性根がばれていないからか、そうか。 やだ可哀想。ご愁傷様。 それらしい顔を作りながらも頭の中は 割と適当なことを考えていた。 罪悪感を押し付ける事への罪悪感はそんなにない。 思い通りになることへの愉悦の方が上回った。 声を上げて言い訳してる声を聞き流して ちょっと濃いめのカフェオレと、ブラックコーヒーを。 相変わらずインスタントですけどね。 ええ、俺の部屋にはこれしかないので。 下手に淹れようとするよりずっとうまいので。] (-101) 2020/10/27(Tue) 5:30:36 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司繰り返しになるが。 俺としてはこれでも、そこそこ気に入ってるんだ。 おまえのこと。 けど、そんな試すような真似されたところで おまえの一番が俺でなくとも お前が望む様に動じることも無いだろうよ。 「そこそこ」だからな。 おまえのこと意識していない、って伝えた時から おまえは現状維持を狙ってきたわけで。 一緒にいて多少の情は湧いたから 「そこそこ」、な訳だ。 ここからおまえが俺と セフレになりてぇって言うんじゃなければ セックスよりも、 俺たちはもう少し言葉を交わすべきだと思うんだけど。 違うか? [暖かな湯気が上るカップをひとつ、相手の傍に置いて 自分はカフェオレを啜る。 あ、分量間違えたちょっと苦い。まぁいいか。 カップを片方置いた手で赤くなった首筋を摩る 冷えてりゃよかったが生憎真逆にほかほかなので 摩擦に赤くなった肌を落ち着かせる効果はない] (-102) 2020/10/27(Tue) 5:31:42 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司 ……よかったな、「そこそこ」で。 もし俺がお前に気があれば そんな言い訳聞く耳持たなかっただろうよ。 さっきのおまえみたいにな。 レズビアンの姉の昔の親友、って言い訳。 今からでもしようか? それとも二人きりなのに他の女の話はやめる? [厳密にはバイセクシャルなのかもしれないけれど 当人がレズビアンを名乗っているから強ち嘘でもない。 さっき名前が挙がった女性はレズビアンだから 性的な関係は全くないとばかりに偽り嘯けば、 今のこいつの弁明と同じような言葉になる。 真実はさておき。] 触ろうとして手を引かれるのが悲しい、だったか? 初体験からこの歳までずっと女だけ抱いて来たんだ。 ハグなら平気でも性的に触れようとしたら どうしても男の身体に違和感覚えるのは仕方ねぇだろ。 慣れてないんだから。 おまえが女抱こうとして触れる感覚に近いかもな……。 (-103) 2020/10/27(Tue) 5:32:17 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司[それ以上疵付けもしないが ちっとも落ち着かせもしない手を離して。 感覚を思い返す様にぎにぎしながらソファーに座り直す。 正直まったく覚えていないし別にそこまで何も感じない。 男の体だな、ってだけで。 経験から基く認識的に 情欲を抱く対象とは思っていないのは事実かもしれない。 そんな憶測でそれらしく取り繕う。 舌先三寸煙に巻く、ってのはこういうのを言うんじゃないか。 他人事みたいに考える。] で。ええと、なんだっけ。 デート、なんて……碌にした事はないが。 買い物行くくらいなら別に。何時でも。 映画は寝ない自信がない。 呼んだ時以外来るなと言った覚えはないし お前が呼ばなきゃ来なかったし 俺を呼びもしなかっただけだろう? 会社でボロ出さねぇなら呼び名くらい好きにしろ 俺を呼んでると分かる範疇なら応えないこともない。 (-104) 2020/10/27(Tue) 5:33:59 |
【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司[にぎにぎしてた手を開いて、指折り思い返しながら 順に簡単に答えてゆく。 その位だったか。首を傾げて確認してから 一方的に答えるばかりでなく此方からも何か問おうとして 特に興味がない事に思い至る。 どうしよう、これ以上どうしたいなんて要望ないな。] ……踏み込んで良いかの回答はそんなもんか。 んで、俺からもひとつ。 俺も……涼司、とでも呼ぼうか?おまえのこと。 [簡単に浮かれそうだなって想像してみたら なんだか楽しくて、作らずとも隠さなくてもいい 機嫌のいい笑みが口元を彩る。 どうする?って選択肢を与えてるみたいな顔をしているが 自分がそう呼ぶ気なら返事なんてどうだってよかった。*] (-106) 2020/10/27(Tue) 5:35:42 |
【独】 サラリーマン 葛西 聡/* やっべ寝落ちてたお返事来てるかなーってこうしんしたら 自分の返事がそもそもなかったはなしします? めっちゃほらーだよ。 ふぁ??!!!!ってなった。 びびった。 (-105) 2020/10/27(Tue) 5:37:32 |
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