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【秘】 月鏡 アオツキ → ライアー イシュカ「気付いていても、私は完全には教わっていないんですよ。 全部又聞きでしたし、 ――この日まで私にその手が来る事がありませんでした」 「だから、イシュカがそんなに怖がってるのを見て ああ、やっぱり、よくないことがあったんだなって思います。 ……なくなっていたと信じたかったんですけどね。 変わっていませんでしたか、やっぱり」 グラスを差し出して、お酒をつぐ。 瓶ごと飲んでしまわないように、少量から。 差し出してさほど取り乱さないことに安心をする。 「まとも…… すみませんね。 元のイシュカがどうであったかもわからないんです。 君は自分の"病気"をどう自覚していたのか教えて貰って良いですか? もし、教えていただけないなら先生方に詳しい事を聞いてきます」 「悪化してる可能性もありますからね。 私が感じる正しそうなことを教えてあげましょう。」 (-58) 2022/05/07(Sat) 2:28:54 |
【秘】 ライアー イシュカ → 雷鳴 バット「……兎は馬鹿じゃねえけど、賢くもない。 普通は逃がしただけなら怯えはしないだろ。 悪意を持って逃がしたとしても気付かない。……」 追及されないのを幸いとばかりに淡々と。 己が気にした所ばかりを逆に尋ね続ける。 弱みを突かれないならまだいつも通りらしく振舞えはする。 最もそのいつも通りは大多数の人にとっては不快だろうが。 「ちなみに僕、他の教師に聞く事もできるが。 その答えはそのままでいいわけ?」 完全なカマかけだ。見る人が見なくてもわかりやすい程に。 男もただの実習生だ。詳細な話を聞ける保証なんてない。 暫し貴方から目を離さず、錯綜する答えが纏まるのを待つ。 意外にも怒気を帯びていない白群が射抜き続ける。 もし答えがなかなかでないなら、 待つ合間に以下の下記の言葉をかけていただろう。 「……別に。執拗に話しかけてこないならいい。 それに嫌なら言われなくてもこっちが去ってる」 (-66) 2022/05/07(Sat) 3:35:44 |
【秘】 雷鳴 バット → ライアー イシュカ「……」 その先に続く言葉を紡ぐのを、躊躇した。 躊躇するような理由があるのだ、そして。 それを貴方に伝えて良いものか、それだけの判断が青年にはできない。 たとえば敏い子供であればもう少し言葉を選ぶなり、 ごまかしようもあったろうに。ただ、じりと惑った足が半歩あとずさった。 「き」「くなら、聞いたら、いい」 「そのほうが正確に」「帰ってくるから」 答えはあやふやなまま、肯定でもなく否定でもなく。 自分の口から言うのだけは、その場しのぎにしかならないとしても固辞した。 貴方がどれだけの権限を持つか、なんてのは青年にははかれないこと。 出来るのは、事態から逃げる準備をすることだけだ。 (-83) 2022/05/07(Sat) 18:36:13 |
【秘】 ライアー イシュカ → 月鏡 アオツキ「……お前にこのまま来ないかの保証もないけどな。 僕だって、この期に及んで来るわけないと思ってたし」 「……された事は最悪だし今も思い出しても吐きそうになるし正直食堂でお前に手を掴まれた時一瞬それが過ぎって気持ち悪くて手を振り払いかけたけど…… ……それ以上に、僕が一番嫌いな"嘘つき"に、させられたこと、が……本当に嫌で嫌で、仕方、ない……」 それらを一気に吐き出してから、逆に失われた色々を取り返すように注がれた酒を掴んで一思いに呷る。 宜しくない飲み方なのは分かっていても。 治療を与えられた筈なのに、反比例して空になる心の空虚さが凍りそうなほど辛かった。 「僕は、僕には、お前たちの言ってる言葉がわからない。 全部嘘をついてるように聞こえる。 ……認知の問題か何か知らないが、とにかく薄っぺらい嘘をつかれてる感覚になるし、実際そう聞こえて、……いた。 成長して病の話を聞いて、「僕の方がおかしい」って事を知っても、それでも耳は、脳はそう認識してくれない。 理屈じゃないのを、毎回訂正して聞いてる。 ……それが急に、逆に聞こえ出し始めて」 (-96) 2022/05/07(Sat) 20:29:19 |
【秘】 ライアー イシュカ → 雷鳴 バット「…………そうかい」 落胆染みた溜息。ここまで言っても答えないという事は 余程話したくない事なのはさすがに教師の適性がない男でも察しが付く。 こっちに寄ってこないままの兎と貴方を交互に見て肩を竦めた。 「これだけ言っとく。 何でお前が飼育委員なのかは知らんし、 大人が決めた事なら僕にもどうこうできないから黙るけどさ」 「"あいつら"が可哀そうって思う事やってんなら、 ……思うようになったら?なのか?まあいいや、止めろよ。 行為でも委員でもどっちでもいいけど」 本当に逃がしてしまって言い淀んでいる可能性も否定できない。 けれど男は貴方についてそこまで詳細に知っている訳でもないから、もしも、の仮定の話でしか伝えられない。 「フィウクスといいさあ…… 何で別に好きでもないのに飼育委員やってんだ」 その分の鍵を僕に回してくれればいいのに、と。 その場にしゃがんでどうにもならない事に悪態を吐いていた。 (-107) 2022/05/07(Sat) 23:14:15 |
【秘】 ライアー イシュカ → 神経質 フィウクス「見に来てやったぞ」 貴方の部屋に押しかけた開口一番がこれである。 最も本当にこの部屋で見るつもりはない。 そんな事を要求すればラットと対面できずに終わるのが目に見えているし、普段実習生同士で会話の為の部屋を抑えている。 「僕も戻って来れる目途が経ったら何か飼うかな……」 部屋に向かう途中でポツリとぼやいていた。 (-108) 2022/05/07(Sat) 23:17:35 |
イシュカは、全然動物に見えなくて無言になった。ラピスのを見て更に悲しくなった。 (c15) 2022/05/07(Sat) 23:47:16 |
【秘】 月鏡 アオツキ → ライアー イシュカ「けっこう私もやっと悪いことしはじめたんですよ? それでも耳に入らないなんて!」 「あらあら、すみませんね〜そこまで気が回りませんでした。 本当にみたことがないものですから、……送ったことはあるんですけどね。 その扉の向こうは知らなかったんです」 無理矢理食べさせず冷えたチーズを口にする。 こんな贅沢だって自分にとっては悪いことだ。 実習生だけで密会をして、お酒を飲んで、正しくない時間に食事をする。 これをしなければいきていけない者もいるというのに。 世界は狭いな、なんて遠くで何かを考える。 「中々大変な病ですね、聞き取る言葉が逆に聞こえるのは。 思い込み……被害妄想、そういわれて淘汰されて終わる話です。 "嘘"とはおもいませんが、世界がそうであったのなら嘘つきになってしまったかもしれないですね。 大変そうですね〜。それじゃあ私なんて、 とてもじゃないですが話しにくかったでしょう。 私、嘘ついたことないんです。心配しないで下さいとは言いませんが…… 信用だけはしていいですよ、イシュカ」 (-112) 2022/05/07(Sat) 23:52:25 |
イシュカは、「咲く」ってか。嬉しくないやい。 (c16) 2022/05/08(Sun) 0:22:46 |
【秘】 神経質 フィウクス → ライアー イシュカ「……来てくれと頼んだ覚えはないが」 ドアを開けて、第一声は辛辣なもの。 いつも通り神経質に眉を顰める表情はどこか疲れ気味で、 それでも塩対応の後に一つ溜息を吐けば一度部屋へと引っ込んだ。 勿論ボイコットではなくケージを持ち出す為に。 「…生き物を飼ってると、どうしても」 部屋に着けば適当な所にケージを置いて、 その扉に指を掛けながら呟いた。 「死ねなくなるんだよな」 初めは単なる動物介在療法だったのか、 それともこの病ゆえだったのか。 或いは、死なない理由を与える為だったのか。 大人がそれを勧めた理由は、今となっては知る由もない事だ。 「寿命の長い生き物を飼うには。 俺はいつここから居なくなるかもわからないし、 もしもの時は預けられるような奴も、…居なかった」 ラットは賢く、飼い主をよく見分ける。 クリーム色と薄茶色、ケージの中の二匹の鼠が 開けた扉から差し入れた指に寄り付いた。 (-120) 2022/05/08(Sun) 1:08:29 |
【秘】 ライアー イシュカ → 月鏡 アオツキ「……はあ、何だよ悪い事って。 その言い草だと送ったこと、以上に何かしてんのかよ。 そもそも……何となく聞きそびれてたんだけど、 何で急に性格変わったの、お前。 教師になるって決めたから?」 それは余りに今更過ぎる疑問で。 問い詰めてまで聞く事ではなかったけれど、 一生聞かずにも居られなかった。 それくらいの疑問。それ程の疑問。 「……だから学生時代嘘つきって言われたんだよ。 大人が庇う訳がないよな。なんだっけ、負の感情……? そんな馬鹿げたもん集めてたなら、 僕が酷い目に遭い続けてる方がいいわけだ。 ……ほんと、笑える 」全く笑顔のない張り付いた表情のまま。 続く貴方の言葉に「図星だから」ふいと目を逸らして、でも続く言葉に思わずジト目を返しながら呆れたようにチーズを口に含む。 「……その言葉を受けるかは、 そもそもなんで嘘ついた事がないかの話が先だよ。 余程の信念でもない限りはそうは言い切れないだろ」 (-121) 2022/05/08(Sun) 1:13:21 |
【秘】 ライアー イシュカ → 神経質 フィウクス「ま、そうだ。じゃないと僕だって、 ワイルドストロベリーの育成だけで満足してない」 これだけ兎推しの男が飼わなかった理由は似たような物で。 最も残していく恐怖以外にも、教育実習生になるから引っ越しの為にと言うのは勿論あった。 だから代わりに葉目当てに野苺を育成していて。 パウンドケーキだってその頃大量に実が余っていたから始めたもので、園芸部に餌を貰いに行きはするものの、そもそも学生時代は人と関わる機会は少ない方がいい男だった頃の名残だ。 「だからお前は大人に飼わせられてたのかも? ま、推測であって何で飼ってるか知らないけどさ。 僕は……動物が居なくても22になるまでは、 余程じゃないと死なない理由があったし、納得はする」 推測と言ったのは、貴方が特別に動物好きには見えなかったから。 むしろ自分が一番動物が好きだと最近思えて来た程だ。 「……もしもの時、ねぇ。正直言うとさあ」 ラットを見て僅かに顔が和らぐ。 普段の仏頂面を見ていないと気付き辛いが、兎が一番で動物が好きになった本来の理由が逃避だとしても確かに好きなのも変わりないのだ。 手を驚かせないようにできる限り低くして差し出す。 なお噛まれる可能性も折り込み済みだ。 「こいつら可愛いし、引き取ってもいいけど。 それするとお前、生きる理由なくなりそうだから。 そもそも僕もその保証期間はもう1年切ってるし」 (-123) 2022/05/08(Sun) 1:26:10 |
【秘】 神経質 フィウクス → ライアー イシュカ「…さあ、どうだろうな。 俺にとっては惰性みたいなものだが、……」 「 人間を相手にするよりはマシだからな 」なんともひどい理由としか言いようがない。 そして推測通り特別動物が好きという事も無い。 病が病ゆえこうなってしまうのは仕方ない事なのだけど。 この病は、本当はずっと一人で居るのが一番楽だけど。 それが孤独に耐えられるという事に繋がるわけでもなかった。 だから少しはこの惰性にも意味があったんだろう。 「別に。今は死ぬ気があるわけでもない。 問答無用でここから放り出されるならそうも言ってられないが。 そうならないよう手は打つつもりでいるし、… こいつらは多分、もうお前には懐かないだろうしな」 薄茶の鼠は気難し屋の手を伝いその肩へとよじ上っていった。 残る一匹は噛みこそしないけれど、 今はまだ用心深くあなたの手の匂いを嗅いでいる。 大人になってしまった動物は、そう簡単には懐かない。 「……お前がこれからもこの場所に居続けるなら。 今度こそ鳥を──鴉を飼うのも悪くはないが」 「これから10年以上も生きられる自信はあるか?」 これは生きる理由ではなく、死なない理由で、単なる先延ばし。 (-140) 2022/05/08(Sun) 4:55:03 |
【秘】 月鏡 アオツキ → ライアー イシュカ「そりゃあ、生徒達に連れて行かれたあとのことを話すとか、 夜に抜け出す為の抜け道を教えたり……悪いことですよ〜」 大人にとって都合悪いことの意味で。とお酒を一口。 次の問いには暫く黙った。先にと話を整理する。 「そういうことだったんですね〜。全然わかりませんでした。 負の感情という噂も正直私は納得いっていませんし……、 少々その辺りを調べなければ。 イシュカ、"まとも"になったのなら手伝って下さいね。 信念なんて証明の仕方わかりませんから、 言葉と行動で見せます。 私だから ここを生徒達の為の場所にできる。 そうきまってるんです」 ああ、言わないといけないのか。と。 もう崩れてきたそのメッキを君の前でも剥がす日がやってきた。 その言葉は、誰かの言葉だった。 (-142) 2022/05/08(Sun) 5:52:43 |
【秘】 月鏡 アオツキ → ライアー イシュカ「はい、先生になるって決めたからですよ〜?。 こっちの 口調の方が生徒達も話しやすい ですし、彼らを幸せにする糸口をつかみやすいもんです。イシュカはぶっきらぼうですしね?」 君なら知っているだろうか、彼の一人称が僕だったことを。 君なら知っていただろうか、彼は■■と慕っていた先生がいたことを。 君なら、好いた存在を喪ったその先を理解できるだろうか? 「『私はきっといい学園にさせられます。 生徒達が望むよりよい生活を作りたいんですよ』 これは、絶対叶えることです。諦めたりしません」 「性格が変わった? ちがいますね。 ―― 不要なもの を退けたんです」「 クロツキ は死にました。私 が殺しました。だって 先生 に相応しいのは、私 ですから。……これでいいですか〜?」 (-145) 2022/05/08(Sun) 5:59:13 |
【秘】 ライアー イシュカ → 神経質 フィウクス「あーあ、いやだいやだ。消去法ばっかの人生なんて」 なんて茶化すけども、そうし続けるのは己も同じ。 動物の好みの差はあれど、人に対しては似たようなもので。 それをしてない様に見える相手に言われると怒りだすのが最悪なのだが。 「手ぇ打つってなにすんの。 まさか、お前も実習生になるとかいいだすわけ? ……想像したら僕より不味い気がしてきたな。 ん、こいつ物怖じしないな。かわいいな………… 懐かなくても乗ってくれるだけで上出来だ。 こっちから手出ししない限り襲わないし。 人間と違って なお、平静を装っているように見えかねないが、実際の声色は余りにも温かい、もとい温くて上擦ってるのを必死に抑えている。 まるで何も隠しきれていない。 本当に貴方が死んでも勝手に引き取るのではと思いかねない程の。 気を取り直して。 「……鴉は嫌いじゃない、が……あと一年、待てるか? もっと掛かるかもしれないが。そも何で鴉?」 においを嗅がれている間はじっとしている。 どう見ても触りたいし撫でたいのだが、その辺り無理に頭を撫でたりしないので飼い主適性は何だかんだあるのだろう。 あと肩に乗ってるだけで幸せ。 (-153) 2022/05/08(Sun) 15:39:42 |
【秘】 神経質 フィウクス → ライアー イシュカ「俺に教職がやれると思っているのか?」 否である。残るとしても実習生とはまた別の形だ。 となると事務仕事でもやる事になるのだろうか。 あまり考えたくはない、が、考えなければならない…… とはいえ今優先して考えるべきはそこではなく。 「実習生でなくともいい、ここで職を得られるようにさえなれば。 その選択肢がこの場所の中で予め提示されるようになるべきだ。 …今のここにはとにかく治して卒業って指針しかないだろ。 下手に一度外に出すんじゃなく、この場所の中で完結させた方が あいつらにとっても多分都合が…… うわ…… 」上擦った声と緩んだ雰囲気につい声が出た。 何もその様子を今初めて見たわけでもないのだろうけど。 つまりはこの反応も今に始まった事ではないということ。 「……さあ、何でだったか。 随分子供の頃から思ってた事だ。 もうきっかけなんて覚えてない、そういうものだろ。」 強いて言うなら、何となく身近だった、とか。 きっとそんな理由になるんだろう。 (-157) 2022/05/08(Sun) 16:31:34 |
【秘】 神経質 フィウクス → ライアー イシュカ「何も今すぐに飼い始めるってわけじゃない。 あんたがこれからもこの場所に居続ける事を選ぶなら。 戻って来たその時に、雛から飼い始めればいいだろう。 だからもしあんたが乗り気なら、」 「それまでに名前を考えておいてくれ。 どうにも俺は名前を考えるのは苦手らしい」 (-158) 2022/05/08(Sun) 16:32:09 |
【独】 ライアー イシュカPL予想の時間だ!ドコドコドコ!! 今回難しいね……すすやさん、どめさん、紅緒さんと完全にロール初見だからどんなタイプかわからないんですが、何となくお聞きしたり定期に出してるキャラを見ての推測です。自信ないよ。 ※敬称略 バラニ:へるつ シャルロッテ:すすや バレンタイン:あど エルナト:あれんだ トット:音水 ラピス:どめ クロノ:ルルクス テラ:ボブ リアン:紅緒 フィウクス:許 バット:はぐき アオツキ:とーみん イシュカ:ぼく 小等部と中等部が悩むけどこうかな 高等部と実習生はラピスちゃん以外は結構ストレートだった気がする……私含めて…… へるつさんは絶対これバラニシャルロッテエルナトトットの中にいるでしょ ルルクスさんあれんださんも挙げた所以外だと全くわかんなかったからお手上げだ〜 (-160) 2022/05/08(Sun) 17:08:58 |
【独】 ライアー イシュカ音水さんリアンくんかな〜って思ってたんだけどね〜 突然僕のようにお菓子を作り出し蝉のから揚げしだすから…… ただその場合こう、紅緒さんがどこかわかんないんだ もう、 シャルロッテトットラピス:すすや紅緒どめのいずれか リアン:音水 で全部合ってたら正解にならない?だめ?え〜〜ん!! (-164) 2022/05/08(Sun) 17:16:22 |
【秘】 ライアー イシュカ → 月鏡 アオツキ「調べる?手伝い?…… は?嫌だよ。 何で僕が…………僕は、自分が生きるだけで必死で…… "生徒の為"だなんて、偽善臭いの考えられる訳ない。 自分がされなかった事を、誰がやるんだ、 よ……? 」最初はいつものように腐って、不貞腐れていただけだった。 けれど紡がれた言い切りの言葉に酒に伸ばしかけていた手が止まる。 更には、死んだだの殺しただの余りにも物騒過ぎる言葉で、貴方が表情が殆ど変わらないのも相まって、ひり付くような焦燥感を覚えて。 何より驚いたのは二つの意味がある。一つは言い切りの異質さ。 もう一つは、"自分と同じ""しなければいけない"が"決まってる"こと。 「……なにそれ、まるで “しないといけない” のを誰かに決められてるみたいな言い方。 ……僕と同じで 言いながら思い出している。学生時代の貴方の事を。 その周囲の人間なんて、本来認識なんてしていない。 ただ、例外が一つある。 あなたの“先生”がいるように、イシュカにとっても“先生”がいた。だから生徒なんかより余程、その縁で認識できた。 「……でもなんかそれ、何て言うか…… それを言い出した教師を好きだから、真似してんの? ……僕は、それで自分を平然と 殺せる ……そう言い切れるお前が、わからないし理解できない」 (-167) 2022/05/08(Sun) 17:54:01 |
【秘】 ライアー イシュカ → 神経質 フィウクス「真似事だけはできるだろ。一方的に講義だけする奴。 ……いや、どうだろう……生徒の存在にすら苛ついたらチョーク割りそうだし……」 いずれにせよあまりにも問題が山積みすぎる。 大学ならまだしもギムナジウムの教職となれば、今だとまだ授業のみでは到底難易度が高そうだ。 耳に痛いのだが。 「なに、大学でも作らせる気か?……なんて。 ここに残る連中なんざ根本的に教職向いてないからな。 ……散々苦しめられた"大人の都合"を逆手に取るのは いいんじゃないのとは思うけど。僕には浮かばないが」 なお、思い切り うわ…… とドン引かれたのだが、あなたが初めてじゃないという事は、こちらも言われ慣れているので涼しい顔で スッ…… と流している……「……僕の場合、選ぶんじゃなく"選ばされる"から。 生き方もコントロールなんてできないし。 つまり1年後以降に何が突然セットされるか次第で。 ……子供の頃からきっかけ忘れるくらい好きって、逆に特別な気がするけどな。生徒大半に無関心のようなものだ。 まあ、こいつらが死んじまうより先には考えとくよ。 飼わないとしてもさ」 肩に乗っていたラットを掌に乗せて、 そっと籠の傍へと降ろしてやった。満足した、の意らしい。 (-168) 2022/05/08(Sun) 18:10:24 |
【秘】 雷鳴 バット → ライアー イシュカ貴方が正しい立場でそうした言葉を向けているのだということは、 鈍い頭をした青年にもよくわかっていることのようだった。 痛む心臓を抑えるみたいに、思わず胸に手を当てる。 「……わかった」 「そう、しなくてもいい方法」 「大人が見つけるって」「言ってくれたから」 「もう、起こることはない、よ」 少なくとも貴方の憂慮すべき自体は、今後は起こることもない。 だから、大丈夫だ。だから、安心だ。 それを境に、飼育小屋からも足は遠のき、近づくことはないだろう。 逃げるように後ずさる足は、そのまま貴方の視界からも離れていった。 ひょっとしたなら、明日にでも。 貴方の願う通りに、鍵の行方は渡ってくるかもしれない。 (-178) 2022/05/08(Sun) 19:06:01 |
【秘】 神経質 フィウクス → ライアー イシュカ「建前だけの真似事が長続きすると思うか?」 これもまた、否。 その場しのぎの真似事だけをしても、 結局のところは自分にとっては悪影響しか無いのであれば。 もう少し建設的な事に時間を割きたいのは当然の事。 「この場所に必要な人材が教師ばかりとも限らない。 それに気付けない奴が多いのは、 知らないから、教えられていないから── 誰からも選択肢が提示されていないからだ。」 このギムナジウムは当然ただの教育施設という事もなく、 病の治療、及び研究施設としての側面もある。 その全ての要件を満たせる人材はそう居るものではなく、 つまり実際は大人達の主とする分野もそれぞれなのだろう。 (-185) 2022/05/08(Sun) 19:32:11 |
【秘】 神経質 フィウクス → ライアー イシュカ「……提示されたところで、選べるかは別の話だろうが。 まあいい、 戻れないなら 連絡の一つでも寄越せと言いたい所だがその様子じゃあんたには酷な話だろう」 「 だから期待せず待っててやる 」ラットの姉妹をケージへと帰して、扉を閉めた。 そうして、ケージを持ち上げる為にもう一度手を掛ける。 これもそろそろお開きのようだから。 実際は、生まれてこの方一度も期待なんてした事はない。 この病は人へのそれさえも歪めてしまうから。 つまり期待していないという事は、いつも通りという事だ。 いつも通り、ただそれを覚えておくだけだ。 (-187) 2022/05/08(Sun) 19:34:28 |
【秘】 月鏡 アオツキ → ライアー イシュカ「なんでってあなたが実習生だからですけど……。 はい? 生徒の為じゃないならこんな職業じゃなくていいじゃないですか。 自分は幸せにされましたよ、自分は、見せて貰いました。 たとえ、それが私しか感じない幸福だったとしても それを必要としている子達はいます。 私は、私を幸せにして不幸にしたこの学園をかえるんです」 純粋な好意と、善意にしてはゆがんでいる認識は軽度の鬱の強迫性障害を重ねて生じている。 だが様々な者が相まってそれは"いわゆる普通の人間"の目指す目標となっていた。 「自分で決めましたよ、本当です、誰にも言われていません。 私がこうしないといけないと思ったんです。 真似なんて、いえ真似事かもしれません。 でももう少しでしっかりと先生になることができます。 ――僕に何が出来るんですか。 僕から先生であることをとったら何が残る? なにもいらない、生きて居る価値なんてない。だから、 こうしていたい、少しでも、」 生きて居たら幸せになれますよ、時間をかけて探しましょう。 「自分が幸せになるために、生きて居たいと思うんです」 (-202) 2022/05/08(Sun) 20:21:59 |
【独】 ライアー イシュカ←昔“せんせい”に威嚇しまくってたけど、心許したって自覚はないまま実はちょっと信じようとした瞬間先生に失踪された人 (-207) 2022/05/08(Sun) 20:49:35 |
【秘】 ライアー イシュカ → 雷鳴 バット「……ふうん。 そんな顔してるくらいならよかったのかね」 僕は絶対、自分の治療を良かったとは言わないけど。 そう付け加えて。 去る貴方を引き留めるなんてできる人間ではない。 小等部の子相手にすら当たり散らす人間だった。 一つだけ違ったのは、 彼の時とは違って、去る貴方の顔を見続けていた所。 鍵を得ても素直には喜べない所と合わせて。 大人に希望は抱くつもりはないから、 無責任な思考で"あなたの言葉"が叶えばいいなと、それだけを考えた。 (-212) 2022/05/08(Sun) 20:53:25 |
【秘】 ライアー イシュカ → 悲憤慷慨 フィウクス「無理だろ。 ……まあ、選択肢が提示されてりゃ、 夢なり希望なり抱く奴らはいるだろうし。 僕みたいなタイプだと知らないけど」 ぼんやりと、なんだか同僚みたいなことを言っているなと。 あちらほど改革を述べている訳でもないが、 どうにも、自分は“気付けない”側の人間な上に、 現状維持か、何かに沿った行動しかとれないから。 「……提示される側の人間だった癖に、変な事言ってる」 不思議と拗ねたような言葉が零れた。 貴方が去り際に呟いた言葉を聞いて苦々し気に訴えの目線。 「よくわかってんじゃん。そうだよ。 その偉っそうな態度は気に入らないけど。 僕は嘘なんてつきたかないんでね。 考えて置くって言ったからにはそうする」 「精々その前には死ぬなよ」 (-216) 2022/05/08(Sun) 20:59:35 |
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