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![]() | 【神】 探偵 キエ>>【ハロウィン】 中庭のキエは大きな角が生えた山羊の頭蓋骨を被っている。 傍らのテーブルに置かれたバスケットの中には焼き菓子や飴玉が沢山入っていた。 「 …さァて、ショータイムだ 」飾付けられた庭を見渡す。 (G0) 2021/10/17(Sun) 21:05:27 |
キエは、誰かへ語り掛ける様に呟いた。「今日は“月がよく見える日”だね」 (a0) 2021/10/17(Sun) 21:06:10 |
![]() | 【独】 探偵 キエ>>G0 ですが、本来用意していたのは以下の文。 ↓ >>【ハロウィン】 中庭のキエは大きな角が生えた山羊の頭蓋骨を被っている。 傍らのテーブルに置かれたバスケットの中には焼き菓子や飴玉が沢山入っていた。 「…頃合いかな?」 飾付けられた庭を見渡す。 せっかくなのでショータイムしました。たのし。 (-6) 2021/10/17(Sun) 21:22:45 |
![]() | 【秘】 探偵 キエ → 逃亡者 ポルクス>>1:190 「おや自分から追う気は無いのかね? こういうのは駆け引きさ、追いたくなる様に時々ちょっかいを出さないと」 キエは始めから大して待つ気も無いようだった。直ぐに座らないと見るや結局自分が座ってしまった。 足を組みポルクスへ視線を向ける。 「愛想を尽かされたという事になるか」 (-12) 2021/10/17(Sun) 21:40:21 |
![]() | 【秘】 探偵 キエ → 巫女 ユピテル>>1:195 「僕としちゃ優しいつもりなんだがねェ? どうも彼等は僕が考えるより気難しいようだ。次は気をつけるさ」 キエは呆れた様子で話をした。しかしキエが配慮をした所で結果は目に見えているかもしれない。 「僕ァ昔からこうだよ。魔法や科学かはわからないがきっと生まれつきだろうね。 さてユピテル君、僕ァ君について気になる事があるんだが良いかい?」 (-15) 2021/10/17(Sun) 21:46:14 |
![]() | 【秘】 探偵 キエ → 巫女 キンウ「僕の名前はキエという。男女何方でもあるからどう扱うかは任せるよ。賢さなど無くとも探偵を名乗れば探偵になるのさ」 「して、キンウ君。君は迷い子らしいが同時に巫女だろう、自分自身を導く事はできないのかね?」 キエの本題は此方であるようだ。 (-23) 2021/10/17(Sun) 22:21:33 |
![]() | 【秘】 探偵 キエ → 酔吟 ミズガネミズガネが腕の中に収まればキエは漸く抱き留めた。冷えた体温がキエの身体に混じり僅かに和らいでいく。 しかしキエにとって其れはどうでも良い事だ。 キエは誰かが自分を求めれば応じるし縋れば応じる。其処に優しさや憐れみは一滴も在りはしない。只付け込む隙を探す為だけにキエは応じた。 「…犯人君には感謝しなくちゃなァ」 小さな呟きはきっと誰にも拾われる事無く。 ……… …… … (-29) 2021/10/17(Sun) 23:30:28 |
![]() | 【秘】 探偵 キエ → 酔吟 ミズガネ「……。」 最初こそ興味を示していたが、最終的にキエは退屈そうに犯行の様子を眺めていた。 カン・コン・カン。 小気味良い音にぐるりと部屋を見回し、やはり部屋に他者がいない事を認めた。 「目的がどうも読めないなァ。そうだろうミズガネ君? 意図が判らない程恐ろしい事は無いもの」 当然夢の中のミズガネから返事は返って来ない。触れられない頬に触れながらキエは悲鳴を漏らす顔を只々見つめていた。 ミズガネが味わった感覚を、キエも夢を通して味わっている真っ最中だ。 「んー…お仲間ではないか。しかし敵に回すのは面倒な相手だねェ、嫌な依頼を受けちゃったな」 (-30) 2021/10/17(Sun) 23:31:24 |
![]() | 【秘】 探偵 キエ → 酔吟 ミズガネ「…やっぱりあそこだなァ、うん、1番最初がいっとう美味しかった」 “ああ、クソッ、俺が欲しいのはこんな視線じゃない!それは俺が嫌いな種類の奴だ!” 「…全部食べたら可哀想か」 “ 、 、俺が欲しいのはこんな視線じゃない! 嫌い !” キエは狙いを定めると夢の中でミズガネの目に触れる。其処から見えない 何か を引き摺り出して口に含んだ。それは感情と呼ばれるものの中でも、濾過され透き通った一品。 夢とは記憶から生まれる。夢を食べるということは記憶を食べる事に等しい。無作法に食べ散らかしていては夢を産み出す土壌が痩せてしまうとキエは考えていた。 だから口に含むのは 夢を見て心に滲んだ感情だけ 。人には想像力がある。 記憶さえあるならば また同じ夢を見て、当時の自身の心情を思い描く事ができる 。こうしておけば、またいつか美味しい食事にありつけるという訳だ。 (-31) 2021/10/17(Sun) 23:32:51 |
キエは、嬉しそうに囁いた。「いただきます。」 (a2) 2021/10/17(Sun) 23:34:13 |
![]() | 【秘】 探偵 キエ → 酔吟 ミズガネ… …… ……… 「…ミズガネ君、起きなさい。僕だって寝るならベッドで寝たいんだがねェ。それとも本当に添い寝されたいのかい?」 現実のミズガネへ声をかける。緩く抱きしめながら背中を軽く叩いた。 先程現実で味わった恐怖は、 寒さは 、当然残っているだろう。しかしその頂点が低くなっている筈だ 。多少和らいだ様に感じるだろう。そこは悪魔が食べてしまったから。 (-32) 2021/10/17(Sun) 23:35:12 |
![]() | 【赤】 探偵 キエ「ほほう、噂は本当だったのか。其処を確かめられたのはかなり大きいねェ。 リーパー君が楽しそうで僕ァ嬉しいよ。消える前に顔を見れたのなら何よりだ」 キエはリーパーが求める苦悶の表情を見る前に死体が消える事を案じていた。しかし杞憂だったようだ。 「仔細を有難う、お陰で楽ができそうだよ。凶器に関しては君に管理を任せようかな。 …嗚呼そうだとも、 人 がひとつ消えた所で何も世界は変わらない (*4) 2021/10/17(Sun) 23:59:36 |
![]() | 【秘】 探偵 キエ → 酔吟 ミズガネ「其の儘甘えれば可愛げもあったのに、不器用なものだねェ。喧しいよ、詩人なら美しい言葉を短く紡がないか」 溜め息を吐きながらミズガネを面倒そうに見る。 「まず1つ、犯行の様子を見る事はできた。此れに関しては見ただけで判る事でも無いから吉報を待つと良い。 そして2つめ、 着手金は 確かに頂いた。代金は捜査が終わったらまた貰いに来るよ」つまり対価はこれからという事だ。口振りからミズガネと同じ夢を見た事がわかるだろう。 「…その時はもっと良い物を見せておくれ? こんなものでは直ぐ腹が減ってしまうよ」 (-42) 2021/10/18(Mon) 0:50:09 |
![]() | 【秘】 探偵 キエ → 逃亡者 ポルクス「確かに面白くない。探偵としても見物人としても味気の無い終わり方だと思うね。 …そりゃあそうさ。親子だろうと心が離れる事はある。口振りからして兄か弟かねェ」 値踏みする様にキエはポルクスを見ている。ポルクスの瞳が映す誰かを覗こうとしている。 「して、君からは愛していたのかな? 話を聞くに彼からの想いは感じるが君からの想いが見えないんだがね」 (-44) 2021/10/18(Mon) 1:01:26 |
![]() | 【秘】 探偵 キエ → 巫女 キンウ「自分から帰る気は無いのかね? 帰り道が判らないのならば其れを探すべきだと僕ァ思うよ。アマノという白衣の男が色々やっていたらしいが、其の様な必死さがあまり見られないかなァ」 キンウが受け身である理由に察しがついていながらキエは尋ねる。歯に衣着せぬ物言いは誰に対しても同じ事。 「もしも気を悪くしたらすまないね。だが判らない事は必ずしも悪い事ではないよ。 “判らない”という事は答えがある証拠さ」 (-50) 2021/10/18(Mon) 1:10:19 |
![]() | 【赤】 探偵 キエ「全くさ、僕も化け物には立ち向かいたくないなァ。だって其れは勇者の責務であって探偵の責務じゃないもの。 ポルターガイストの件については僕で調べを進めておくから、君も何かあったら知らせておくれ」 気色悪いと言われた事を気にもしない。 キエを“化け物”側に数える人間は既にいるのだが、キエにその自覚はこれっぽっちも無かった。 「…さて、次の狙いはどうするんだい? 僕ァ長生きだからねェ、定命の君の意向を優先したいんだ。嗚呼、真逆全員殺す気ではないだろうね? 流石に1人位は僕に寄越しておくれよ」 (*6) 2021/10/18(Mon) 1:21:42 |
![]() | 【秘】 探偵 キエ → 巫女 ユピテル「当たり前だろう? 君は何故自分が呼吸をするか考えたことがあるかい。何故瞬きをするか考えながら目蓋を動かすのかい。 何も不便が無いのだから、其れで良いだろうよ」 キエの視線は躊躇なく足元へ向かう。 「聞きたい事でもあるねェ。謎があるなら暴きたいのが探偵の性というものさ。…服装に関しても謎はあるが其処はさておき。 なあ君、足首の痣はどうしたんだい? まるで枷を課せられていた様じゃあないか」 (-54) 2021/10/18(Mon) 1:30:28 |
![]() | 【秘】 探偵 キエ → 酔吟 ミズガネ「可笑しな事を言うねェ、詐欺師も探偵も同じ様な物だろう。 真実は必ずしも1つとは限らないのだから 他方から見れば常に詐欺師は探偵で、探偵は詐欺師さ」一度瞬きをすればミズガネを抱えて立ち上がった。そして飛んで来たであろう文句を無視してミズガネをベッドの上に放ってしまった。 「死ぬかもしれないんだから着手金くらいは貰わないとやってられないよ。 …その代わりに。 報酬は たとえどんな手段を使ってでも徴収する (-60) 2021/10/18(Mon) 2:07:02 |
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![]() | 【赤】 探偵 キエ「僕ァこの館に来てからまだ一度も嘘を吐いていないよ? まあ信じるも信じないも君の自由だがね。 しかし貞操を守る為なら仕方がないねェ、この件に関しちゃミズガネ君を庇えないな。 相手が悪かった、只それだけさ。まあ良い教訓にはなるだろう」 「………」 「 良い事を思い付いた 」其れは嘘だった。何故なら以前から考えていた事であり、今思い付いた事などではない。 (*8) 2021/10/18(Mon) 2:50:32 |
![]() | 【赤】 探偵 キエ「リーパー君、お願いがあるんだが良いかい。凶器を部屋に隠したと言ったね? 其れを ミズガネ君の部屋に隠しなさい 。嗚呼、殺した後で構わないよ。どうせ血なんて誰が見たって同じさ」 「何処に隠したか教えてくれれば、後は僕が何とかする。君がミズガネ君に誘われていた事は“次の神隠し候補だった”とでも言っておくよ」 (*9) 2021/10/18(Mon) 2:51:34 |
![]() | 【秘】 探偵 キエ → 酔吟 ミズガネ「僕以外に君がされた事を信じてくれる人はいないんじゃないかなァ。 …それに、勉強料としては安いと思うがね」 今後ミズガネが支払う“勉強料”を想像してキエは他人事の様に言う。実際他人事だ。 僕の立場は弱いもの、仕方ないよねェ? 「⏤⏤⏤⏤ “契約”をする時は慎重に。 見かけだけで判断すると痛い目に遭ってしまうよ?」 そう言い残すとキエは踵を返し扉へ向かった。呼び止められでもしない限り、その姿は扉の向こう側へ消えてしまう。 (-70) 2021/10/18(Mon) 3:34:09 |
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![]() | 【秘】 探偵 キエ → 座長 トラヴィス「────嗚呼、」 うっとりと、恍惚を隠さず瞳を潤ませて。 「此処だね」 0番のテープから見える、スポットライトに照らされた煌びやかな景色。ライトが照らすのは舞台のみ。観客席など真っ暗で見えやしない。 その光の向こう側が、ひとりで立つ光の中が、トラヴィスに如何様な感情を与えたのか。 苦しみ。悲しみ。痛み。虚しさ。 絶望 。──想像するだけで、涎が出そうだ! 記憶から蒸留した夢、その夢を濾過した感情。 キエはその一品を、一口で食べてしまった。 … …… ……… (-98) 2021/10/18(Mon) 5:02:48 |
キエは、「いただきます。」さえ忘れ一口で食べてしまった。 (a17) 2021/10/18(Mon) 5:03:41 |
![]() | 【秘】 探偵 キエ → 座長 トラヴィス夢とは記憶から生まれる。夢を食べるということは記憶を食べる事に等しい。無作法に食べ散らかしていては夢を産み出す土壌が痩せてしまうとキエは考えていた。 だから口に含むのは 夢を見て心に滲んだ感情だけ 。人には想像力がある。 記憶さえあるならば また同じ夢を見て、当時の自身の心情を思い描く事ができる 。こうしておけば、またいつか美味しい食事にありつけるという訳だ。現実に目を通す。裏切られた憐れな男が、自分に縋っているではないか。 自身の薄い乳房と相まって、まるで母に甘える幼な子の様にも見えてくる。 動く唇を見れば薄らと笑みを浮かべ。 両の手で耳を塞ぐ様に其の頭を抱えると、頭蓋の中へそっと囁いた。 「 壊れる事無く 、狂う事無く 、再び悪夢を見て同じ 絶望 を想うのならば。僕の舌を満足させ続けるのならば。 ……君の傍にいてあげよう。 その間だけね 」人も悪魔も天使も、誰だって飽きる。しかし飽きたらまた別の食事を見つければいい。 悪魔 「対価を支払ったが故に傍にいてくれる者の方が、ずっと確かだろう?」 此処は待っているだけで新たな食事が出る、天国なのだから。 (-99) 2021/10/18(Mon) 5:11:29 |
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![]() | 【秘】 探偵 キエ → 逃亡者 ポルクス「太陽と月のようだね、君達は。つまり今ポルクス君は逃げる目的を失っているという事だ。 しかし其れは生きる理由に等しかったんじゃあないかね?」 キエの瞳の奥から何かが覗いている。値踏みは未だ続いていたが先程よりも興味を示している事は確かだ。 「其の愛は君の胸を癒やしているかい。それとも痛めつけているかい?」 (-103) 2021/10/18(Mon) 5:30:39 |
![]() | 【秘】 探偵 キエ → 巫女 ユピテル「こりゃ一本取られたねェ。僕ァ全ての謎に興味がある訳じゃあないのさ。空が青い理由などどうでも良いし、血潮が赤い理由だってどうでも良い。 でもミズガネ君みたいかァ、…ふふ、今度伝えてみよう」 最後の一言を聞くまでキエは笑っていた。 最後の一言を聞いて足首から視線を外しユピテルを見据えた。 (-109) 2021/10/18(Mon) 6:27:40 |
![]() | 【秘】 探偵 キエ → 巫女 ユピテル「…? まるで僕が君を心配したかの様に言うんだなァ。僕が気になったのは其処じゃあない」 ユピテルの周囲をゆっくりと歩き始めた。その表情は先程迄と打って変わって退屈さが滲んでいる。 キエの一挙一動は礼節に欠けた身勝手なものだった。ミズガネに対する其れと同じ、いや更に酷いかもしれない。 「枷をされた理由と外された理由さ。何方かと言えば僕ァ外された理由の方に興味があるがね」 (-110) 2021/10/18(Mon) 6:28:38 |
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![]() | 【秘】 探偵 キエ → 巫女 ユピテル「………基準は当然ある。でも君ァその基準を満たしていなさそうだから余り興味が無い。しかし問われれば僕は答えよう。 ⏤⏤⏤⏤“感情を隠す謎”さ」 空は誰かの想いを隠さず海は誰かの嘆きを覆わない。だから興味が無い。 「何でもかんでも明け透けなのは面白く無い。 箱の中身は何なのか、何故箱に入れたのか? 其れを暴くのが愉しいというのに君と来たら……もう箱に穴が空いているんだもの」 (-123) 2021/10/18(Mon) 10:28:57 |
![]() | 【秘】 探偵 キエ → 巫女 ユピテルキエは歩みを止めた。僅かに骨張った指がユピテルの心臓の真上をとんと突く。この下に何が在るかは自明だ、きっと壊れかけの心がある。 「嗚呼、そんな事は判りきってるのさ。そうでなければ不要になって捨てられたとかねェ。 ………もっと早く、そう、君という意思がまだ蝕まれていない内に会いたかったなァ。残念だ、もう食べられてしまったね。それも無作法な食べ散らかし方で悲しいよ」 口惜しそうに溜め息を吐く姿に憐憫は欠片も見られない。只々落胆していた。 (-125) 2021/10/18(Mon) 10:29:41 |
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![]() | 【秘】 探偵 キエ → 逃亡者 ポルクス「兄の近くに大きな愛が現れ彼は其方へ振り向いたという所か。きっと健康的な愛を得たのだろうね。君という弟を置いて」 皮肉の様な物言いであるがキエはただ感想を述べているだけだった。 「ん〜…僕の好みでは無いがとても美しく悲しい話だ。その胸に空いた穴こそが兄の痕跡を示すが、同時に それが埋まってしまえば君は彼の愛を忘れるかも知れない 。兄も同じように君の事など忘れて幸せになっているかもしれない。全て判らないからこそどうとでも考えられてしまうのが恐ろしいねェ? ………まるで呪いのようじゃないか」 (-141) 2021/10/18(Mon) 13:13:15 |
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![]() | 【赤】 探偵 キエキエは息をするように嘘を吐く上に自分の食欲を最も優先させる。 「嗚呼、勿論面白くさせるとも。その為には君の協力が…いや、ゲイザー君の協力が必要だ。 推理小説にはヒロインがいた方が良いと思わないかね?きっと彼女は素敵な悲劇の主人公になれる! いいや、そう成るとも!」 悲劇と喜劇の導入は同じ である事をキエはよく知っている。喜劇は高い所へ登る必要があるが悲劇だって飛び降りる為に 高い所へ登る必要があるからだ。「リーパー君、これはその為の確認なのだがね。君はゲイザー君の事をどう思っているんだい? 好ましいと思っているのか共存したいと思っているのか、はたまた 邪魔で消してしまいたい と思っているのか。返答次第で僕は彼女の心を丁重に扱わねばならないのさ。敵は増やしたくないからねェ」 “敵”と口にしながらリーパーに視線を向けた。 (*13) 2021/10/18(Mon) 13:37:52 |
![]() | 【秘】 探偵 キエ → くるみ割り人形 トラヴィス自身の名を呼び、手に擦り寄る男を満足そうに見やる。 褒美とばかりに、一度だけ此方から撫でてやった。 「────勿論だとも。今、僕ァとても気分が良い」 柔らかい女の四肢が、かつて座長と呼ばれた男を包む。 愛を示したような光景はその実、愚者と悪魔の契約を描いていた。 「嗚呼、愚かで哀れで、可哀想な置いてけぼりのトラヴィス」 「仮面の下でずっと泣いていたんだねェ?」 「もう 暫くは 安心するといい。僕が飽きるまで 一緒にいてあげる」常備食程度にはなるだろうかと考えながら、 キエは事切れた様に閉じていく目蓋を眺めていた。 (-151) 2021/10/18(Mon) 13:59:41 |
キエは、くるみ割り人形を手に入れた。 (a31) 2021/10/18(Mon) 14:00:26 |
![]() | 【人】 探偵 キエ>>??? 是れは祭とは関係無い時間の何処か。 空き部屋のどこかにキエはいた。中にはキエ以外誰の姿も無いとキエも思っている。 「 見えない君へ。 僕と話す気は無いかね? なァに、君を特定して捕まえようってんじゃあないから安心してくれたまえ。只この館の謎そのものである君に興味があるのさ。もしも話す気があるなら其処のカップに茶を淹れてくれないか?」 テーブルの上にはティーセットが2人分並び、キエが座る席の向かい側には数枚の紙とペンが置かれている。 使用人達の間で囁かれる噂は多くあるが中には有難がられているものもある。“館の雑務を勝手に手伝う透明な誰か”はその代表格だろう。キエは其れと話したいと考えていた。 尤も、暫く待って何の反応も無ければキエは2人分の茶会の用意を1人で平らげるだけだ。 (11) 2021/10/18(Mon) 20:32:03 |
![]() | 【赤】 探偵 キエ何もできない事ができる とキエは確信していたが敢えて口には出さなかった。どうせリーパーも同意するからだ。「 なァ君、ゲイザー君だけ消す方法があるとしたら乗るかい? 此れは君達の協力とこの館の応用が合わさって初めて成り立つ手段でねェ、本来今の僕にはできない事なんだ」其れは悪魔の囁き。 其れは頷くだけで望みを叶える地獄の片道切符。 (*15) 2021/10/18(Mon) 20:43:42 |
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![]() | 【独】 探偵 キエ片道切符と言いつついざとなったらゲイザーの人格だけ吐き出すことは……可能なので………許してください…何故なら此れは契約ではないのでそこらへん自由……未来の私は今の私の気持ちを忘れないように、いいね? (-180) 2021/10/18(Mon) 20:49:25 |
![]() | 【秘】 探偵 キエ → 逃亡者 ポルクス「…っふふ、ははは」 ポルクスを秘密を聞くや否やキエは笑った。 「至極当然の事を言うのだねェ君は! どんな形であれ求められるのは誰だって気持ち良いに決まっている! 嗚呼、ポルクス君」 キエは椅子から立ち上がり軽い足取りでポルクスの前に立つ。広げた両手は称賛を表している。そしてポルクスの周りを上機嫌でゆっくりと歩き始めた。 「その穴を埋めるヒントをあげよう。 その虚は只 誰かに求められたい だけなのさ。此れは承認欲求とも言うが人間であれば誰だって持ち得ている物だ、大切にしなさい。君は今困っているのだろうけれど、本当は自分を求める相手なら誰だって良いんだよ。気付いているかい?」 「…しかし誰でも良いとは言え中々に得難い一品である事に変わりはない。だからこそ 尊い宝物 であり大切にしなければならない。兄君は其れに気付いてしまったのだろうねェ………」 (-185) 2021/10/18(Mon) 21:13:46 |
キエは、慈しむように双子を見つめた。 (a40) 2021/10/18(Mon) 21:14:33 |
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![]() | 【秘】 探偵 キエ → 巫女 キンウキエは気が短くもないが長くもない。キンウが何かを考え始めた事に満足すればそっと出窓から腰を下ろした。其の長考の阻害にならぬ様に。 そうしてキエは硝子越しに独り言を確かに聞く。其の顔は哀れみも慈しみもなくまるで吟味しているかの様でいて、しかし食指が動かぬ事を知っているかの様。 …もう其処には1人の迷い子しかいない。 (-195) 2021/10/18(Mon) 22:06:46 |
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![]() | 【赤】 探偵 キエキエは美食家を自称するが実際は只の偏食家だ。しかし一挙両得となれば考える。オマケがあるなら受け取る物だってあるだろう。 「人格を形作るのがその人の記憶だという事は知っているかい? 寝て見る夢が記憶から生まれる物だという事は知っているかい? だからねェ、 夢を食べられる事は記憶を失う事に等しいんだ 「僕ァ夢を丸ごと食べる事は普段しないんだが…其れによって何か別の利益があるなら話は別だ。なあリーパー君、」 (*17) 2021/10/18(Mon) 23:05:23 |
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キエは、沢山の契約を結んでいる。 (a43) 2021/10/18(Mon) 23:10:28 |
キエは、平然と嘘を吐く。 (a44) 2021/10/18(Mon) 23:11:37 |
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![]() | 【秘】 探偵 キエ → 巫女 ユピテル「………」 キエは珍しく目を丸くしてユピテルを見た。其れは驚きではなく前提が違っていた事に気付いた表情に近い。 数拍置いてキエは笑った。其れは正しく談笑の場に相応しい穏やかな笑顔であったが、会話の流れにはちっとも相応しくない。 キエはいつも主観で決め付けて話す。 「そりゃそうさ。僕ァ常々言っているが探るのは好きでも考えるのは嫌いなんだよ。入れ子人形は好きだが自然の摂理には興味が無い怠け者でねェ…。 普遍的な価値など僕ァどうでも良いし調べる気も無いんだ」 キエの言葉は探偵という自称する肩書きに相応しくない。まるで都合が良いからそう名乗っているだけの様に。キエにとって“謎”とはただの手段であるかの様に。 「清貧とは無縁の生活しかしてこなかったから“勿体ない”という感覚もよくわからない。 なァ大地の君。今君は笑っているがそれは愉しいのかい?」 (-232) 2021/10/18(Mon) 23:56:06 |
![]() | 【秘】 探偵 キエ → 夜の一族 チャンドラ「おやおや困ったなァ。菓子をあげるから悪戯はよしとくれよ、チャンドラ君」 キエは山羊の頭蓋骨を被り直すと飴玉の入った小瓶と焼き菓子の入った小袋を手に取った。何方か選んだ方を渡すだろう。 籠の中を見ずとも駆け寄る笑顔を見れば、楽しんでいる事は直ぐに判る。 「小さな夜空が見えるかい? 君が見たがっていたから、折角だし僕ァ月夜を見ることにしたんだ。まあ本物には遠く及ばないだろうが…」 キエは自分の瞳に映る月を見上げた。 (-234) 2021/10/19(Tue) 0:10:00 |
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![]() | 【人】 探偵 キエ>>??? >>11「僕あんまり大食いって訳じゃないんだけどなァ…コーヒー派だったのだろうか…。 あァあ、面倒な依頼を受けてしまったよ」 キエは2人分の紅茶と菓子を食べながら思案する。 館の主或いは近しい者だという予想は外れてしまった。ならば候補は限られてくるが彼らの顔を並べても皆目検討がつかない。 「 この謎を解き明かしてみろ 」とミズガネは言った。だが「犯人を捕まえろ 」とは一言も言わなかったからこの依頼自体は簡単な物である。…犯人を特定する必要も無ければ縛って突き出す必要も無いのだから。只犯人が文字通り不透明で交渉の余地も不明であるだけだ。 キエは最後に溜め息をつくと使用人を呼び出し部屋を片付ける様に言った。 (14) 2021/10/19(Tue) 11:13:53 |
キエは、金髪の使用人に話を聞いている。 (a47) 2021/10/19(Tue) 13:13:54 |
キエは、絶対に誰にも言わないという条件で其の使用人に話させた。 (a48) 2021/10/19(Tue) 13:17:24 |
キエは、しかし約束をした訳では無いので誰かに話すだろう。 (a49) 2021/10/19(Tue) 13:18:12 |
![]() | 【赤】 探偵 キエ「君にとっちゃ蜘蛛の糸だろうに化け物だなんて酷いなァ。誰だって自分の腹の中は見えないんだから知らないさ」 リーパーの疑問と条件には軽く頷いた。 「できるとも、僕も大喰らいじゃないからその方が助かるねェ。では僕が考えている手段について説明しよう。 先ず此の館に神隠しという現象があるのは知っている通り。 此処の主人による意向で消える客が決まる訳だが⏤⏤ある程度は此方の意思を汲んでくれるらしい。長くいる使用人曰く複数人に願われた結果消えた者もいたそうだ。 僕ァこれが利用できると踏んでいてね。今の僕じゃ人格まで手を出すのは難しい。しかし同じタイミングで食べれば、ゲイザー君という人格さえ奪える筈さ。 “ゲイザー”の行き先だけ僕の腹に変えれば良い からねェ」 (*23) 2021/10/19(Tue) 13:52:34 |
![]() | 【秘】 探偵 キエ → 夜の一族 チャンドラ「おや…そういえば名乗るのを忘れていたか。手間をかけさせてしまったね? しかし懐かしめたのなら良かったよ、頑張った甲斐があったというものだ」 キエは魔法や魔術の類が扱えない。しかし此れが誰しもできる芸当だと思っている。…知っているからだ。 「君にこの月はどう見える? やはり触れたくなるものかね」 (-281) 2021/10/19(Tue) 15:11:26 |
![]() | 【赤】 探偵 キエ「んん、其処なんだが幾つか懸念がある。 まず一つ目、この手段だと君の体も神隠しに遭う筈だ。 次に二つ目、2日目の晩…つまり今日だと君がミズガネ君を殺しきる前に神隠しが発生する可能性がある」 キエの言葉は淡々としていた。 「一つ目の懸念について述べよう。 調べによると 神隠しから帰って来た者もいるらしい 。勿論全員ではないが…ヌンキという使用人を知ってるかい? 彼は神隠しから帰って来たそうだよ。尤も彼等は館の主人の邪魔をしない様に、この件についてあまり口外しないんだが」 (*25) 2021/10/19(Tue) 15:41:43 |
![]() | 【赤】 探偵 キエ「つまり神隠しをされたら存在が消失するって訳でも無さそうでね。 しかし懸念である事には変わりない。 ………だから、其の真相を確認してから実行の可否を考えたいんだ。 今クロノ君は怯えて出て来ないのだろうが、ミズガネ君なら僕らに存在を示すと思わないか?」 キエはまるで安全策であるかの様に話すが 神隠しから戻って来る為の手段についても 、実際に神隠しされた者を見る事ができるかどうかについても触れなかった。何の保証も無い事をキエは知っている。もしも期待外れであればまた違う手段を探せば良いと考えていた。 (*26) 2021/10/19(Tue) 15:43:42 |
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![]() | 【赤】 探偵 キエ「そう、つまりそういう事だ。すまない、説明が長くなってしまったね」 キエは苦笑する。短絡的なリーパーなら自分の殺害も視野に入れているのだろう。其れはキエにとって何ら懸念にならない。 「一応別の手段…“館の力を利用せずにゲイザー君を食べる”方法も今考えているよ。此方に関してはリソースさえ在れば事足りるから、提供してくれそうな者にお願いしてみるつもりだ。その為に必要な情報が欲しい。 君達が枝分かれしたのは何年前だ? …つまり僕が食べるかもしれない夢は何年分になるだろうか?」 (*30) 2021/10/19(Tue) 17:12:39 |
![]() | 【赤】 探偵 キエ「いってらっしゃい。素敵な顔が見れる事を願っているよ」 キエは命を大切にする程度の理論を持っている。しかしいくら自然を大切にしようと人は生きている限り何かを⏤⏤⏤⏤命を食らう。多少は仕方がないと割り切る程度の物分かりの良さも持っている。 1人の命はキエにとってその程度の事だった。 … …… ……… (*32) 2021/10/19(Tue) 18:02:23 |
![]() | 【秘】 探偵 キエ → 逃亡者 ポルクス「なァんだ、知っててあんな健気な事を言ってたのかい。余計なお世話をしてしまったじゃないか、恥ずかしい事をさせないでくれたまえよ」 キエは羞恥を感じている様には見えないがそう言った。そして手を伸ばすと指の腹でポルクスの顎をそっと触れた。 「惜しいなァ。もっと愚かであれば僕の好みだったのに…聡すぎるね。嗚呼、劣っていると言っている訳ではないよ。寧ろ出来が良すぎる位だ。 …愚者ならば絶望し思考を辞める事だってできるのに。其の方がずっと幸せだよ? 君は考える事を辞められない質かな」 (-300) 2021/10/19(Tue) 18:03:59 |
![]() | 【秘】 探偵 キエ → くるみ割り人形 トラヴィス>>t1 キエは暫くしてやって来た。何を求められるかは分かりきっている。 「嗚呼そうだ、トラヴィス君。今欲しいものがあってね、お願いがあるんだよ」 ベッドの上で横になると、キエは思い出したように言った。 断られた所で困るのは自分では無い。其の抑揚は酷く軽い物だ。 しかし口にしたのは、酷く傍若無人な要求であった。 (-301) 2021/10/19(Tue) 18:24:13 |
![]() | 【秘】 探偵 キエ → くるみ割り人形 トラヴィス「 四年分の夢を記憶ごとくれないか? 何故か。 理由など言わなくても、知らなくても、貴方なら考えない。 だから、言う必要を感じなかった。 「でも あの夢 を見てくれなくなると困るから、そうだなァ……子供の頃の、彼と出会う前が良い」どうかな、と僅かに見上げた。 (-302) 2021/10/19(Tue) 18:25:17 |
![]() | 【独】 探偵 キエ【投票先】 ユピテル予定です。 キエ視点「当たり前の事を知りたい人」なので、神隠しという館の当たり前を体験できたら嬉しいんじゃないかな?という気遣いです… (-303) 2021/10/19(Tue) 18:46:54 |
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![]() | 【秘】 探偵 キエ → くるみ割り人形 トラヴィス「勿論だとも。そう言ってくれると思ったよ」 トラヴィスの頸に腕を回し、抵抗のひとつもしない身体を抱き寄せた。 そして。 父と笑い合う貴方の夢を、 母に抱き締められる貴方の夢を、 躊躇なく腹に入れる。 温かな家族の記憶は、近い内にひとりの人格を喰らう為消費されてしまう。 ────しかし、其れは既に人形に不要なものだろう。 (-320) 2021/10/19(Tue) 20:32:19 |
キエは、くるみ割り人形を使った。 (a53) 2021/10/19(Tue) 20:43:38 |
キエは、物陰をちらりと見た。 (a54) 2021/10/19(Tue) 20:54:07 |
![]() | 【神】 探偵 キエ>>【ハロウィン】 キエは中身の減ったバスケットを眺めていた。新顔も古株も、それに加え使用人達も楽しんでくれたようだ。 満足気に頷くと被っていた山羊の頭蓋骨を外す。其の空の眼孔を見つめて僅かに目を細めた。 「…良い思い出はできたかな?」 (G82) 2021/10/19(Tue) 20:58:11 |
キエは、穏やかに笑った。「嗚呼、楽しかったなァ。でも“今日”はもうおしまいさ」 (a56) 2021/10/19(Tue) 20:59:59 |
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