人狼物語 三日月国


114 【半突発R-18】Snow white Festival【飛び入り歓迎】

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【秘】 坊っちゃん バラニ → 行商人見習い ポルクス

[――勇者になりたかったと、
子供の頃の僕はよく彼に話していた。

他愛もない、子供同士のごっこ遊びではあったけれど、
あの頃の僕は真剣に、遠い日の憧憬に縋っていた。

勇者への想いは、今もきっと一言では言い表せない。

遠い日の『俺』にとっての勇者は、
かけがえのない仲間で、気の置けない親友で、
いつだって傍にいるのが当たり前で。
……そして、気がつけば同じ女を好きになった、
恋敵と呼ばれるような、そんな間柄だった。

最初から、叶うはずもない恋だったのに。

……かつての僕はどうしようもなく、愚かな夢を見て。
そして、それに縋った。
その後先なんて、碌に考えもしないで]
(-39) 2021/12/10(Fri) 22:07:47

【秘】 坊っちゃん バラニ → 行商人見習い ポルクス

[でも、あの幼い日、
傍らにいた幼馴染に感じたのは恨みでも憎しみでもない。

向けられた言葉と笑顔に感じたのは、
夕日のような眩しいほどの優しさと、
――泣きたくなるような胸の温かさだった。

嘗ての自分にがんじがらめに縛られた僕の中で、
それでも僕を僕たらしめてくれている、
そんな、かけがえのない記憶]*
(-41) 2021/12/10(Fri) 22:14:04

【人】 坊っちゃん バラニ

[どうやら此方の反応は、相手のお気に召した様子>>70
ぐぬぬ、と睨んでみせるものの、未だ収まらない頬の熱は
その迫力の大半を削いでいる。

そうして、半ば諦めにも似た気持ちで、
問いかけへの返答を待っていたその刹那、
応えた幼馴染の顔は、斜陽に隠れて見えない。

ただ、林檎の色が残る耳がとらえたその言葉に]

 
―――…。
 
 
[どうして、僕のほうが顔を隠したくなるんだろうね。
いや、その答えは自分自身、よくわかっているけれど]
(87) 2021/12/10(Fri) 23:10:03

【人】 坊っちゃん バラニ

[どうやら此方の反応は、相手のお気に召した様子>>70
ぐぬぬ、と睨んでみせるものの、未だ収まらない頬の熱は
その迫力の大半を削いでいる。

そうして、半ば諦めにも似た気持ちで、
問いかけへの返答を待っていたその刹那、
応えた幼馴染の顔は、斜陽に隠れて見えない。

ただ、林檎の色が残る耳がとらえたその言葉に]

 
―――…。
 
 
[どうして、僕のほうが顔を隠したくなるんだろうね。
いや、その答えは自分自身、よくわかっているけれど]
(88) 2021/12/10(Fri) 23:10:03

【秘】 坊っちゃん バラニ → 行商人見習い ポルクス

[目の前の彼はずっと、僕にとっては『幼馴染』だった。

男女の差なんて考えもしなかった、
そんな幼い頃からずっと傍にいた『彼』を。
男とか、女とか、そういうふうに意識したことがなかったから。

異性として誰かのことを意識して、自分自身の因果に巻き込んでしまうことが恐ろしかったから。
だからこそ、それを意識せずにすむ『幼馴染』の彼の傍にいることは居心地がよかったのかもしれない]
(-61) 2021/12/10(Fri) 23:19:19

【秘】 坊っちゃん バラニ → 行商人見習い ポルクス

[目の前の彼はずっと、僕にとっては『幼馴染』だった。

男女の差なんて考えもしなかった、
そんな幼い頃からずっと傍にいた『彼』を。
男とか、女とか、そういうふうに意識したことがなかったから。

異性として誰かのことを意識して、自分自身の因果に巻き込んでしまうことが恐ろしかったから。
だからこそ、それを意識せずにすむ『幼馴染』の彼の傍にいることは居心地がよかったのかもしれない]
(-62) 2021/12/10(Fri) 23:19:22

【秘】 坊っちゃん バラニ → 行商人見習い ポルクス

[目の前の彼はずっと、僕にとっては『幼馴染』だった。

男女の差なんて考えもしなかった、
そんな幼い頃からずっと傍にいた『彼』を。
男とか、女とか、そういうふうに意識したことがなかったから。

異性として誰かのことを意識して、自分自身の因果に巻き込んでしまうことが恐ろしかったから。
だからこそ、それを意識せずにすむ『幼馴染』の彼の傍にいることは居心地がよかったのかもしれない]
(-63) 2021/12/10(Fri) 23:19:22

【人】 坊っちゃん バラニ

[浮かんだ自分の考えに、その狡さにくらりと眩暈がする]


……ばか。


[此方の胸中を知ってか知らずか、
おどけてみせる幼馴染の額をこつんと指の先で弾く。>>73

手加減なんてしなくても、きっとちっとも痛くはない。
仮にそのへんの子供と腕相撲をしたとしても、十中八九勝てやしない。それが、今の『僕』なのだ]
(89) 2021/12/10(Fri) 23:23:26

【人】 坊っちゃん バラニ



……僕の、なりたいものはね。


[幼馴染をそっと此方に引き寄せて、囁いた言葉は
きっと降り始めの雪と雑踏に掻き消されたことだろう]*
(90) 2021/12/10(Fri) 23:25:36

【秘】 坊っちゃん バラニ → 行商人見習い ポルクス

[幼馴染の項にそっと触れながら、その顔を此方へ寄せて]

――…王子様、なんていったら笑う?

[もう片方の手をその背に回しながらそっと耳許で囁く。
ついでにその頬に軽く唇を寄せようか]*
(-67) 2021/12/10(Fri) 23:29:08
坊っちゃん バラニは、メモを貼った。
(a28) 2021/12/10(Fri) 23:35:17

【人】 坊っちゃん バラニ

――祝祭一日目――

[ふああぁ…とベッドに寝転がったまま大きく伸びをする。

ひさしぶりの朝寝坊。
こんな時間まで寝ていられたのは彼是数か月ぶりか。

今日明日は使用人たちの殆どが暇を貰っていることもあって
屋敷の中はいつもよりずっと静かだ。
……と、いうことにしておこう。

使用人たちが使っている棟のほうから
なんだか得体の知れない香が漂ってきたり、
艶のある声が男女ともにしているなんていうのは
そっと目を瞑るのが、大人というものだ]

――さて、と。

[自分で身形を整えてから食堂で珈琲を一杯。
それで朝食をすませたことにして、屋敷を出て街へと繰り出すとしようか]*
(96) 2021/12/10(Fri) 23:38:00

【人】 坊っちゃん バラニ

――ある御伽噺――

[子供たちに物語を聞かせるとき、
特に饒舌になるのは、結婚式のときの話だ。

魔王を倒した勇者と、彼に救われた王国のお姫様が
生き残った仲間たちと国民に祝福される幸福な結末。

実をいうとそのときの僕は、もうこの世にはいない。
だからそのときの光景をさも見てきたように語るのは
僕のほら吹きとしての本領発揮というかなんというか。

きっと、素敵だったのだろうなと
目一杯脳裏に夢を描きながらその光景を語り聞かせる。

誰もが純粋に、恋人たちを祝福する世界。
恋に破れた王子なんていない、そんな美しい世界


子供たちのお気に入りの物語の後は、
いつもほんの少しだけ、胸に穴があいたような気持ちになる]*
(99) 2021/12/11(Sat) 0:04:15

【秘】 坊っちゃん バラニ → 行商人見習い ポルクス

 
……ばかだなぁ。
僕が王子様でいられるのは、君の前だけだよ。

[僕の言葉を信じてくれる、
そんな君の前でだけ、僕は僕でいられる。

商人の息子でもなく、街一番のほら吹きでもなく
ましてや、恋に破れた物語の脇役でもない。
それが、僕のなりたい僕。]
(-86) 2021/12/11(Sat) 1:00:56

【秘】 坊っちゃん バラニ → 行商人見習い ポルクス

 
―――。

[唐突な提案に、どうにも話題を逸らされた感じがする。
(いや、実際にそうなんだろうが)

確かに、お土産を持ってきてもらえるのは嬉しいけど。

笑顔でマフラーを差し出そうとする君に、
ほんの少しだけ、む、とした表情をするものの。
手渡されたそれをふぁさ、と君の肩に掛けて]
(-87) 2021/12/11(Sat) 1:02:18

【秘】 坊っちゃん バラニ → 行商人見習い ポルクス

[笑顔と共に首筋へ唇を寄せて、強く吸いつく。
逃すまいと背に回した腕に力が籠るのは、
どうか大目に見てほしい]

もし、君が魔法使いだというのなら
僕の願いを叶えてほしい。

[唇を離せば、先程まで唇を寄せていた場所に
隠すようにマフラーをかける。
そのままこて、と額を合わせるように
その紫の瞳を見つめながら]

……どうか、愛してほしい。
そして愛させてほしいんだ。

その対価は、勿論支払うとも。

[愛を得るために、
対価を支払うことを決意したのはこれが二回目]*
(-88) 2021/12/11(Sat) 1:13:07
坊っちゃん バラニは、メモを貼った。
(a34) 2021/12/11(Sat) 1:29:56

【秘】 坊っちゃん バラニ → 行商人見習い ポルクス

[王子様になるというより、
なれると言うほうが正しい気がする。

なんて思うのはやっぱり自分が捻くれているからか。

少なくとも昔の、君と出会う前の自分は
もっと素直に自分を信じていた。
愛することを躊躇わなかったし、
自分の力で大切なものを守れると信じて疑わなかった


…とそこまで考えたところでゆるく首を横に振って、浮かんだ考えを消し去った。
今、大切にしたいものは自分が覆せない過去ではなくて。
こうして目の前にいる、君のこと]
(-108) 2021/12/11(Sat) 12:12:19

【秘】 坊っちゃん バラニ → 行商人見習い ポルクス


じゃあ、君は僕のお姫様だ。
……それとも、お嫁さんになってくれる?

[少し意地悪く、冗談めかして囁けば。
返答を待つより早く身体を抱き寄せてその唇を塞いだ]
(-109) 2021/12/11(Sat) 12:13:01

【秘】 坊っちゃん バラニ → 行商人見習い ポルクス


ん……。

[君について知らないこと、
どうやら他にもいろいろあったらしい。

たとえば君の吐息がかかるたび、
胸の奥が擽ったく、温かくなること。
抱きしめたその身体が、
思っていたよりも華奢で柔らかいこと。
そしてその唇が柔らかくて]

……綺麗だなぁ。

[名残惜しく唇を離したところで、
こうして間近に見る紫の潤んだ瞳がとても美しいことも。
全部、僕が知らなかったこと。]
(-110) 2021/12/11(Sat) 12:15:34

【秘】 坊っちゃん バラニ → 行商人見習い ポルクス

[ところで、忘れかけていたけれど
ここは天下の往来だ]

……続きは、もう少し暗くなってからにしようか?

[口の橋にかかった銀の橋を拭いながら場所を移そうと、言外に囁く。
そうして比較的人気のない路地を目線で示した]
(-111) 2021/12/11(Sat) 12:16:36

【人】 坊っちゃん バラニ


……。

[囁いた言葉に、彼の反応はどうだったろう。

にこ、と浮かべた笑みは先程の意趣返し。
に、なっているかはともかくとして]

ほら、行こう?

[彼に手を差し出して促してみせる]*
(132) 2021/12/11(Sat) 12:17:50

【秘】 坊っちゃん バラニ → 行商人見習い ポルクス

[歩く人混みのなか、
そっと人目から隠すようにしてその手を取れば。
恭しくその指先に口づけよう。
お姫様に、乞うように。

細かな理由なんて思い浮かばないくらい
今の僕は、ただ君に触れていたい
]*
(-112) 2021/12/11(Sat) 12:21:05
坊っちゃん バラニは、メモを貼った。
(a45) 2021/12/11(Sat) 12:23:12

【秘】 坊っちゃん バラニ → 行商人見習い ポルクス

[君の返事を聞く前に、その唇を塞いだのは。

意地悪をしたいなんて気持ちもなくはないけれど。
でもそれよりも。
……君がどちらを選んだとしても、
その片方だけなんて嫌だなって思ってしまったから。

僕にとっての昔の記憶は、確かにそう。
とても大事なもの。
憧れも、友情も愛も嫉妬も、涙も栄光も。
物心ついたときから傍にあった、誇らしく輝くものであり、
――そしてそれと同じくらい、今の自分に負い目を齎すもの]
(-180) 2021/12/11(Sat) 23:39:40

【秘】 坊っちゃん バラニ → 行商人見習い ポルクス

[ねぇ、ポル。
僕は君や街の子供たちに
沢山の勇者との思い出を語ってきたけれど。
――君にも話さなかったことがないわけじゃないんだ。

『もしも』を考えたことがなかったわけじゃない。

もし、僕に勇者たちの記憶がなかったら。
……ううん、それよりも。
あの日の自分の願いを、なかったことにできたら。
そんな『もしも』を、想い描いたことがないわけではない]
(-182) 2021/12/11(Sat) 23:42:40

【人】 坊っちゃん バラニ

 
……ふふん。

[>>133自分でもびっくりするくらい、悪い顔ができたと思う。

時に――というより殆どの場面で、
この幼馴染には助けられたり、時にしてやられたりしたけど。
こんなふうに逆転する機会なんて滅多にないから。
つい上機嫌でその手を取って道を歩く]
(227) 2021/12/11(Sat) 23:49:55

【人】 坊っちゃん バラニ

[それでも、ふと横目に見たその顔に]

……。

[あ、やばい]
 
……その顔は、ずるい。
 

[なんて、耳の先を林檎の色に染めて呟くくらいには
こくんと頷くその表情が、堪らなく愛おしくて

僕が知らない君の表情に、ときめいてしまうんだ]
(228) 2021/12/11(Sat) 23:50:45

【赤】 坊っちゃん バラニ

[物陰へ入り込んで数歩先へと進んでいけば。
人目がないのを確認すると同時に、
幼馴染の唇を奪った。

おかしいな、ほんのついさっきまでは
君にただ触れているだけで割と満足だったのに。

背に手を回して、指先に唇を寄せて。
それだけでたまらなく、
幸せが溢れるような心地だったのだけど。

唇に触れる度、それを重ね合わせるたびに
鼻先を擽る吐息を感じるたびに
胸のうちに堪らなく幸福感が溜まっていく。

そうして、漸く満足して唇を離した頃には、
軽く息が上がっていたかもしれない]
(*246) 2021/12/11(Sat) 23:58:32

【赤】 坊っちゃん バラニ


……ごめん。

[幼馴染の前髪を拭うようにしながら、
指先を髪の先から頬へと滑らせる。
自分だけ、勝手に気持ちよくなっていたかもなんて、
思い至るのが本当に遅い。

――なんというか、
こういうとき経験がないのがつくづく悔しい。

目の前の幼馴染に言われるまでもなく、
父や祖父に娼館へ行くこと勧められたり
それとなく宛がわれたりもしたけれど、
そういうことはずっと避けてきた。

――そういうことは大事な人と一緒にしたい、なんて
親に面と向かっていった日には物凄い顔で呆れられたが
(いや、泣かれてたのかも。割と本気で)]
(*247) 2021/12/11(Sat) 23:59:29

【赤】 坊っちゃん バラニ

[そうやって今までゆるゆると拒んできた癖に、
いざ経験の無さを恨むのいうのもおかしな話。

だけど、腕の中に抱きしめた君の温もりを感じれば。
痛いくらい、下腹部に熱を感じる。
…どんなに心を過去に縛られていたとしても、
結局のところ、今を生きるこの身は
正直なんだと思い知らされる。

誰かを愛おしいと、
その身の全てを欲しいと思う気持ちは
恐れも戸惑いも吹き飛ばすほどに強いのだと、
……そこまで考えてつい微笑ってしまう]
(*248) 2021/12/12(Sun) 0:03:19

【赤】 坊っちゃん バラニ


最初に言っておくけど、
気持ちよくできるかわからない。

[…我ながら、すごく情けないな。この台詞]

でも、君に気持ちよくなってほしいと思ってる。

ポルが男でも女でも、その何方であっても。
さっき僕が言った言葉に偽りはないから。

[大事にしたいんだと、耳朶に唇を寄せてから
背中から腰へ、それから下腹部へと指を這わせていく]*
(*249) 2021/12/12(Sun) 0:06:33

【秘】 坊っちゃん バラニ → 行商人見習い ポルクス

[ああ――そうだ。
僕の願いは。
今を生きている僕の、本当の願いは。

……"自由になりたい"

誰に恥じることのない、
君を臆せず愛せる、そんな自分でありたい]*
(-192) 2021/12/12(Sun) 0:11:19
坊っちゃん バラニは、メモを貼った。
(a70) 2021/12/12(Sun) 0:13:49

 




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