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【秘】 牛丸紗優 → 朝日元親そこは日当たりがよく、さりとて寒風が吹きつける……というわけではない絶好のお昼寝スポット。 周囲に人気はない。 「……?」 こんな所に人が来るなんて、と自分のことを棚に上げて目を開けた。 声の主は見たことのない青年だ。おそらく先輩だろう。 「お昼寝には最高ですよ。 先にお邪魔してますが」 だからどこかへ行け、というわけではなく。 貴方が気にしないならこの空間を共有することに抵抗はなさそうだ。 /* びっくりどっきりお嬢様になってしまいましたわ。 何もないをするのも青春の1ページですわね。 (-8) 2021/10/27(Wed) 21:51:18 |
牛丸紗優は、今日はグラウンドからひときわ賑やかだった声が聞こえてこない。 (a0) 2021/10/27(Wed) 21:54:39 |
【秘】 牛丸紗優 → 朝日元親「1年です。 そういう聞き方するってことは、先輩は2年?」 同じ学校の中でも見たことのない顔というものはある。 やや冷えた空気の中で日差しだけがぽかぽかと暖かい。 だから、こんな所……人気のなく、自分だけが知っていると思っていたお昼寝スポットに来た先輩にすこしだけ興味を持った。 「さぼりですか」 言葉は簡潔。 (-23) 2021/10/28(Thu) 0:03:33 |
【秘】 牛丸紗優 → 朝日元親目が合っているのか合っていないのかわからない。 でも、会話を続けてはくれそうだ。言葉をつづける。 「朝日先輩ね。 こっちは牛丸です」 名乗りを返す。 あんたとかお前と呼ばれるよりはいいなと思ったので。 「ここにいる限りは他の人にはバレませんよ。 多分ですけど。今まで先輩以外の人が来たことないし。 ……体動かすのが嫌い?それとも、皆が浮かれてるのが嫌い? 嫌だったら答えなくていいですけど」 (-29) 2021/10/28(Thu) 0:34:55 |
【秘】 牛丸紗優 → 朝日元親「どうも」 やや投げやりに聞こえる言葉を返した。 ありがとう、と言うのはなんだか違う気がしたので。 「ま、人避けができる異能なんか持ってないんで運がいいだけですけど。 ……ふーん、いいんじゃないですか。 好きな人もいれば嫌いな人もいるのが当たり前ですもんね」 自分がどちら側であるのかは言わなかった。 (-59) 2021/10/28(Thu) 6:28:23 |
牛丸紗優は、お弁当に肉まんを持ってくる方法を考えている。 (a32) 2021/10/28(Thu) 7:29:46 |
【秘】 牛丸紗優 → 朝日元親「音痴でも合唱コンクールは参加させられるし、 運動嫌いでも体育祭は参加させられる。 うまくいかないものですよ」 続くあなたの言葉に少し苦笑いをする。 「好きだけど嫌い、 嫌いだけど好き……では、どうですかね」 校則で決められた長さを遵守したスカートをすこしだけたくしあげる。 少しばかり時期の早い厚手のタイツで素肌は全く見えないが、 その左膝を似つかわしくないおおぶりのサポーターが覆っている。 (-66) 2021/10/28(Thu) 12:10:56 |
【人】 牛丸紗優今日のお昼時は陸上部の部室で食べることにした。 今日のお弁当はバケットサンドイッチ。 お肉はしっかりめに焼かれていて、冷めても美味しいようにちょっとぴり濃いめの味付け。 そこに野菜のシャキシャキ感が加わってさっぱり食べられる。 何人かの同期や先輩がいたりいなかったり、 思い思いの時間を過ごしている。 そんな中で不穏な噂話も耳に入ってきてしまう。 「異能の変容、かあ。 もし変わっちゃったとしてさ、さらに弱くなったりしたら最悪だよね」 寝覚めが最悪になる異能に変容しちゃったらどうしよう。 (63) 2021/10/28(Thu) 12:31:03 |
【人】 牛丸紗優>>99 御旗 「人間そのままでいたらズルズル堕落するもんっすよ。 今のまま、今以上を目指すだけでえらいというもんです」 現状を維持しようとするのは、変わらないでいることを決断し続けているともいう。 本人が望む望まないに関わらず。 「まー、そんなうまい話はないってことですね。 地道に練習するのが上達の近道って前先輩が言ってた気がしてきました。 というわけで、体育祭ではいいとこ見せてくださいね? 楽しみしてます」 なかなかの無茶振りをしながら、 そこそこの量があったバケットサンドイッチを食べ終えた。 食後のお茶をのんびり楽しんで、昼休みが終わるギリギリまで部室に居座ることだろう。 (103) 2021/10/28(Thu) 19:34:34 |
【秘】 牛丸紗優 → 朝日元親「正解。 陸上部です」 サポーターというものは、運動部に所属していればお世話になっている人間は珍しくないだろう。 その中でもかなり大仰なものだから、先輩が詳しくなくてよかったなと少し思った。 「正確には、陸上部の応援係。 だから体育祭は……結構楽しみな部類ですかね」 (-119) 2021/10/28(Thu) 21:10:29 |
牛丸紗優は、先輩を期待でもんでいる。むぎゅむぎゅ。 (a54) 2021/10/28(Thu) 21:11:48 |
【秘】 牛丸紗優 → 朝日元親「今は休ませ中なんで。 ちょっと無茶な使い方をしちゃいまして」 陸上部員の膝の故障。 言葉にしてしまえばありふれた話だろう。 「本音を言えば走りたいし、思いっきり飛びたかった。 でも今は我慢の時期なんです。 専門は棒高跳びだから……先輩の想像してるやつとはちょっと違うかもですね」 応援は好き。これは本当。 (-126) 2021/10/28(Thu) 22:15:57 |
【秘】 牛丸紗優 → 朝日元親「頭が空っぽになって、空を飛んでる気持ちになるんで。 いいものですよ」 集中してすべてを忘れて。 空に落ちるとでも言うべきか。 空を舞う鳥とは違う、期限付きの浮遊。 「陸上といえばだいたいの人はそう思い浮かべます。 そういう意味では……陸上部でしょ、って言われること多かったから、体育祭苦手かも」 とりとめのない話。 (-130) 2021/10/28(Thu) 22:58:26 |
【秘】 牛丸紗優 → 朝日元親「……気になったら、お試し体験はできますよ。 実際に走ってもらうわけではないんですけど」 すこしだけ、声を潜めて。 「異能はこういう運動には全く関係ないんで、助かったかな。 どんなに緊張してても眠れる……寝かしつける異能なんで。 大会前とかに頼まれるんですよね」 先輩も非戦闘系……少なくとも、運動には向かない異能なんだろうなと思って、ぽろりと言葉がこぼれた。 (-142) 2021/10/28(Thu) 23:51:10 |
【秘】 牛丸紗優 → 朝日元親「詳細は伏せますけど。 そういう異能持ちがいるってことです」 味わえるのは気分だけだろうが、あの気分を他人と共有できることは楽しいだろうなと思った。 「残り物には……? ああ、でも借り物競走に出ても先輩にとって楽なのを確保できたりするんですか? それは確かに、推薦されちゃうかも」 異能はあくまで個人の個性だ。 それによって望まないことを押し付けられるのは嫌だろうな、と同情めいた気持ち。 (-184) 2021/10/29(Fri) 6:52:44 |
【秘】 牛丸紗優 → 朝日元親「詳細は伏せるんですってば。 ばっちり探り入れないでくださいね、先輩」 くすくすと揶揄うように笑う。 嘘をついている様子はないが、これ以上話すつもりもないようだ。 「ああ、そういうわけではないんですね。 なら勝手なことを言ってごめんなさい。 ……どんな異能を持ってたって、本人のきもち次第なのが一番ですね」 (-248) 2021/10/29(Fri) 20:57:39 |
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