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人狼物語 三日月国


176 【R18】実波シークレットパラダイス外伝【身内】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【墓】 経理課 富武 瑛

>>2:99 忌部

「あっ、いえいえ。
 そういう意味じゃないですから、大丈夫です」

ぶんぶんと首を横に振る。
違う、そうじゃない。
プールで媚薬のことがあっただけに、あまりにも気まずいと思っただけの話だった。

「俺はどうにも社会不適合なとこがあるので、誰かと深く付き合うのは……ちょっと難しいですね」
(+0) 2022/09/25(Sun) 21:08:32

【独】 経理課 富武 瑛

/*
うるせぇランダムで初日からやられたよこっちは。
てか上司、おい、お前。
上司!!!!!!
(-3) 2022/09/25(Sun) 21:27:43

【墓】 経理課 富武 瑛

「…………」

榑林さん?
そうだったのか……、と。
流れてきた写真を見て、飲んでいた珈琲を吹きかけた。

昨日あんなことがあったから、気まずさだけは半端ない。

だが。
しかし。

このゲームの悲劇はこれで終わりはしないのだ。
(+4) 2022/09/25(Sun) 22:31:56

【墓】 経理課 富武 瑛

さて、今日暴露されるのは榑林くんだけではない。

富武 瑛、28歳。
新卒で入社し、現在係長。
この若さでの昇進は本人に能力があることが認められてのことであるが、本人は自分のことを
『社会不適合者』
と呼ぶ。

そつなく仕事をこなし、覚えも早いのだが。
他者へ説明したり、他者から説明を受けることを苦手としていることは一部の人間の間で知られている。
そのため、説明という行為が重要になる部署には行きたがらず、もっぱら総務部一筋で生きてきたことは人事課の人間も承知しているところだ。

「だが、こちらを見て欲しい」

――と、社長は一つの動画を流した。

(+5) 2022/09/25(Sun) 22:33:39

【墓】 経理課 富武 瑛

そこは社長室。
おそらくは経理の資料だろう書類を持ち、ぼそ……ぼそ……と何かを説明する富武の姿が映っている。

「よく聞こえないな。
 君はそうじゃないだろう。もっと、オープンにして話しても構わないんだよ、富武くん」

「……しかし、」

「わかっているさ。
 私は君のことを面接の時から知っているよ。ソレを内に秘めておくのはナンセンスというものだろう?」

「私は全てを許容する。
 君の欲を吐き出してしまいなさい」


そこから先は、人が変わったかのように資料の解説を始めた富武がいた。
テレビのスポーツ解説者のように、いきいきと、ハキハキと、力強く話している様は最早別人だ。

あぁ、幸せだ。
ゾクゾクする。
もっと解説したい、もっと、もっとだ!!!


身体が高揚する。
興奮を隠せない。
スーツの上からもわかるほど張り詰めた下半身に、社長がニンマリと嘲笑った。

(+6) 2022/09/25(Sun) 22:36:57

【墓】 経理課 富武 瑛

【性癖開示】

元気になったね
。ここからが本番だよ、富武くん」

近寄って。
それに触れる。

社長に連れられ隣の部屋に入っていく―――


動画はそこで、打ち切られた。


富武瑛は
【実は、状況や行動を常に解説したり、ナレーションしたりされたりする事に対して性的に興奮するナレートフィリアという異常性癖の持ち主である。】


ナレーションされることに関しても興奮するあたりは、マゾの気質も兼ね備えているのかもしれない。
(+7) 2022/09/25(Sun) 22:38:07
富武 瑛は、「……………………(絶句)」
(c0) 2022/09/25(Sun) 22:41:37

富武 瑛は、テーブルに突っ伏して動けなくなった。
(c1) 2022/09/25(Sun) 22:41:42

【墓】 経理課 富武 瑛

>>9 忌部

「よくないです、全然良くないです。
 そんなの褒めないでください――――」

泣きたい。
両手で顔を覆った。

「だから昨日言ったじゃないですか。
 俺は社会不適合者だって……」

知的生物が社会で生活するにおいて、”説明”だとか”解説”は避けて通れない。
そのたびに興奮するような男が世に放たれていたら、誰だって避けたいに違いないのだ
(+10) 2022/09/25(Sun) 23:04:21
富武 瑛は、周りの様々な反応に途方に暮れた。
(c2) 2022/09/25(Sun) 23:05:32

【墓】 経理課 富武 瑛

>>12 忌部

「他人に下半身を見られなきゃいいって問題じゃないですよ……」

性癖を旅行者全員に知られてしまった。
噂が広まって大半の人に知られてしまうのは時間の問題だろう。

ふと。
とある誰かの言葉を思い出して、俯く。

「俺もあの人に倣うべきなんですよね……」

他人に迷惑がかからないようにとその誰かがとった行動を自分に充てれば、それは一つしかないのだけども。
(+11) 2022/09/25(Sun) 23:34:52
富武 瑛は、叩かれた肩に、自分の手を乗せた。
(c3) 2022/09/25(Sun) 23:36:11

【秘】 経理課 富武 瑛 → 広報さん 牧野瀬 幸

目の前のあなたが興奮してくれているのがわかって、嬉しい。
服を着ている時は分からなかった筋肉の付いた身体に、良いね。と口笛を鳴らした。

「わかった。……じゃあ、全部見て欲しい」

ラフな上半身のシャツに手をかけて、脱ぎさる。
それなりに引き締められている身体は、マッチョではないとはしっかりしていて痩せすぎではないことがわかる。
お酒と興奮で上気した健康的な肌は赤みかかっていて、色気は増していることだろう。
全ての服を脱ぎ終えて、手を伸ばしあなたを誘う。

「俺、キスが好きなんだ。
 口の中って気持ちが良くて……いっぱい暴いて、犯してほしい」

口の中まで刺激して欲しいと薄く口を開けて、あなたの唇を待った。
(-15) 2022/09/26(Mon) 0:00:46

【秘】 経理課 富武 瑛 → 研究員 鹿籠 吉弘

「ん、上手だね。吉弘……」

口をつかって健気につけてくれる様子を見て薄く笑い。
よしよしと、その髪を優しく撫でてやる。
しっかりと装着できたのを確認して、あなたの肩を押すようにしてもう一度押し倒すと、白い足をしっかりと割り開いて窄まりに破裂してしまいそうな物を充てがった。

「イッたばかりだからどろどろだ。
 今からひくひくしてるここに俺のを突き立てて、イイところも奥も全部ぐちゃぐちゃにしてあげる。
 痛みはきっとないだろうけど、指と違うから圧迫感があるはずだ。
 待って欲しい時はちゃんと言って欲しい。
 言われないと……止まれる気がしないんだ」

そう言って。
ずぶり、とその先端を挿れていく。
最初はゆっくりと、その形を実感できるように下腹部を撫でながら。
(-18) 2022/09/26(Mon) 0:28:53

【独】 経理課 富武 瑛

/*
おい、みん!!!!!!!!!


腹筋よじれる。
(-22) 2022/09/26(Mon) 1:05:04

【秘】 経理課 富武 瑛 → 開発部 加賀山 紗矢

「加賀山さん……?」

ちょっと死にそうな顔した男が、声をかけられ振り向いた。
気安い同期の顔は、こういう時ありがたい。
それでも性癖はずっと隠してたわけだから、過去を思い出すと申し訳ないシーンがいくつもあったりするのだが。

閑話休題。

「そう、……そうだな。
 俺も、流石に今皆が居るだろうスパに行く気にはなれないんだ……」

気持ちがわかるとはどういうことだろうか。
こくりと頷いて、自分より少し目線の高いあなたを見た。
バーは朝からは開いてないだろうから、売店で酒を買ってもいいし普通にどこかで話をしても良い。
あなたが提案する場所にそのまま着いていく心算で、あなたと共に歩き出すだろう。
(-24) 2022/09/26(Mon) 1:13:00

【墓】 経理課 富武 瑛

>>15 忌部

「俺、酒はあんまり強くないんですよ……」

むしろ弱い。
そんな男があなたと朝から酒を飲んで無事でいられるはずがないから、やんわりと首を横に振った。
リモートの良さは確かに伝え聞いているが、部下に指示ができない上司はただの役立たずだ。
本来なら自分が部下たちを気にかけなければならない立場なのに、もっと忙しいはずの課長に押し付けてしまうことになりかねないではないか。
あのもう一人の課長には色々思うところはあれど、仕事において今以上の迷惑はかけたくないと、男はそう考えていた。

「課長は皆とスパに行く予定じゃなかったんですか?
 まぁ……確かにこの会社じゃなければもっと前に社会的に死んでた気がするんですけど……。
 だいぶ遅かったですね、
死にましたよ。社会的に


遠い目をしながら乾いた笑いを漏らし、席を立つ。
提案はありがたいが皆との時間を奪う気にはなれない。
かといって人の多い場所に今向かう気にもなれなくて、ありがとうございます、と頭を下げるのだった。
(+12) 2022/09/26(Mon) 1:58:35

【秘】 経理課 富武 瑛 → 営業 榑林 由希子

「隅々まで見せてくださいね」

悪戯に笑って、挿れていた指をだいぶ浅めの所でくい、と曲げた。

「わかりますか。ここが所謂Gスポットって言うんだそうです。
 すこしザラつくからわかりやすいな。
 中からも外からも刺激をうけたら……今のあなたならトンでしまうかもしれないな」

指と口で存分に刺激してイキっぱなしのあなたが息も絶え絶えになった頃。
満足したように口端をあげ、それから自分もサーフパンツを脱ぎさる。
互いに一糸まとわぬ姿になって、ベッドの端を見るとご丁寧にゴムが置いてあったからそれに手を伸ばした。

媚薬で理性なんてもう欠片も残ってないけれど、生でするわけにいかないことくらいは身体に染み付いていたらしい。
(-27) 2022/09/26(Mon) 2:17:03

【秘】 経理課 富武 瑛 → 開発部 加賀山 紗矢

「部屋か……あぁ、うん、構わない」

毎日部屋移動することになってるから、もう誰の部屋だかもよくわからないが
きっと3つの内どこかくらいは空いていたことだろう、

「日常生活くらいは意識しなくても大丈夫なようになりたいんだけどね……」

心を鉄にして我慢することはできても、平気になるなんて。
そんな風になれるなら苦労しないのだ。
手を掴まれるなら少し不思議そうにはするものの、振りほどいたりはしない。
5年以上付き合いがあるが、このようなことは初めてだった。

「はは……心配しないでくれ。
 煽られなければ我慢くらいはなんとかできるから……って、加賀山さん?」

急に崩れ落ちたあなたを見て、どうしたのかと覗き込む。
普段自分より高いところにある顔を見下ろすのは珍しい。
顔を覗き込むように少しかがもうとすれば、絞り出された言葉が耳に届いて目をぱちぱちとさせた。

「え、似て……?」

どういうこと?
と、困惑を隠せない。
(-36) 2022/09/26(Mon) 7:45:39

【秘】 経理課 富武 瑛 → 営業 榑林 由希子

ラブホじゃあるまいし、なぜリゾート施設の個室に予めゴムが置いてあるかなんて考えたくもない。
どうせ、これはあの社長の計らいというやつで、各部屋に置いてあるに違いないのだから。

「潮まで吹けるなんてすごいな。
 普段から出来てるわけじゃないなら、新たな一面を開発してしまったかな」

ゴムを装着すると秘部に充てがって、一度深く深呼吸をした。
自分も媚薬の影響下だから、直接的な快感が襲ってきてしまえば彼女のように理性どころか自我さえ失ってしまうかもしれない。
でもまぁ、それでもいいかとそう思えば、細い腰に大きな手を添えて一気に突き挿れてしまった。

「柔らかいのに、キツ……。
 全部入ったけど……榑林さんのどこまできてるのかな、このあたりか」

見下ろしながら、あなたの下腹部を手で撫でて。
さすがのどこぞの漫画みたいにはお腹の形が変わったりはしてないけれど、目算でこのあたり、なんて推測したりした。
こうでもしてないと、余裕そうな素振りを保てないのだ。
(-37) 2022/09/26(Mon) 8:12:31

【秘】 経理課 富武 瑛 → 研究員 鹿籠 吉弘

「そんなに煽るなよ。
 一気に貫きたくなる、……だ、ろッ」

ふー……っと深く息を吐きながら根本まで挿れてしまえば、良い所を掠め、奥の窄まりにこつんと到達しただろうか。
首に手が回っているから、その甘い喘ぎは直接自分の耳に響いてきて、グッときてしまう。
あなたの中で更に固くなったそれは、後孔の中の形を自分の形に変えてしまっていた。

「キミ、最初からこの素質があったの。
 それとも俺が最初から開発してた? 教えてよ、吉弘」

喘ぐことでいっぱいいっぱいのあなたに喋る余裕があるのかはわからないが。
もし話すことができたなら、男が更に興奮することがあなたにならなんとなくわかってしまうだろうか。
それでなくとも興奮しきった剛直は、あなたを苛めることに余念はなかった。
(-38) 2022/09/26(Mon) 8:28:37

【墓】 経理課 富武 瑛

>>17 忌部

「はは……酔いつぶれると自制が効かなくなるんですよ」

ファミレスくらいならまだいい。
バーだったりちょっといい食事を出す店となると料理の説明をしてくる店員がいる。
そんな所で我慢できなくなるような事になるわけにいかない。
それでなくとも既に失敗してる男なのだ、この男は。

「でも、感謝してます。
 俺やることがあるんで、今日はスパには行かないと思いますが……
 後で愚痴でも聞いてください」

そう言って、あなたが予想した通り
人気のない場所に向かっていく。
今はまだ、自分で考えなければならない段階なのだと、そう思った。
(+13) 2022/09/26(Mon) 12:18:07
富武 瑛は、部屋で”   ”を書いた。
(c4) 2022/09/26(Mon) 12:28:24

【独】 経理課 富武 瑛

売店で買った白い便箋と、封筒を机の上に広げた。
殆どをメールなどでやりとりする現代社会において、アナログな手紙を書くことになろうとは思わなかった。

それでも、これだけは自筆で書かねばならないものだ。
この会社以外に居場所なんて無いと思ってたから、これを書くことになろうとは最近まで思いもしなかったのだけど。

「……いや、思いたくなかった……だろうな」

ぽつりと言葉を漏らした目線の先には。
”退職届”と、はっきりと文字が書かれている。
多分、これは最後の賭けみたいなもの。

俺が、あの人に性癖に関係する事でこれ以上相談するなどありえない。
するとしたら、自分の決断を伝える時。
上司として、これを受け取ってもらうときだけ。

これを渡して辞めたからと言って、未来への展望は何一つ無いけれど。
誰にも迷惑をかけない道は、やっぱりこれしか思い浮かばなかった。
(-56) 2022/09/26(Mon) 12:36:20

【墓】 経理課 富武 瑛

>>16 望月

一度部屋に帰って、しばらくして。
ようやく独りになって、やるべきことをやって外を見ると、泳ぐだけの普通のプールで泳ぐ男性の人影が見えた。

「……あれは……」

遠く彼でもわかる大きな体躯に纏めた長い髪は、いつも顔を合わせている課長のものだ。
少し考えて部屋を出ると、いつかのようにその姿を追いかけプールに向かう。
富武がいつでも水着にはなれるような姿でそこに現れたのは、あなたもそろそろプールから上がろうとか、休憩しようとか思うくらいは泳ぎ始めから時間が過ぎていたことだろう。

「何、してるんですか」

皆とスパにも行かずに。とまでは言わず。
そう声をかけた男の顔は、やはりあまり表情はなかった。
(+14) 2022/09/26(Mon) 12:48:55

【秘】 経理課 富武 瑛 → 開発部 加賀山 紗矢

「まぁ確かに頑張ったかな……」

特に、キミのプレゼンの練習を聞かされていた時は地獄でしたとも。
とは言えず。

「でも異常な性癖だってことくらいは、自覚してるんだ。
 何気なく説明してくれてるのに、勝手に欲情されてたら相手の方が可哀想だ。
 それくらいちゃんと分かってるから、社会に馴染めるような人間じゃない」

どこかの誰かに言われたセリフのような事を言って、苦笑する。
言われた時は腹が立ったが、それはきっと自分でもよくわかってることだったからだろうと、今では思うのだ。

「倣うっていったのは……自分が避けて生きる事で他人に迷惑をかけずに生活してる人が、いるから。
 別に誰とも関わりたくないってわけじゃないが……
 それが誠実だってことなら、俺もそうするべきかと思って」

だから……一応、用意したのだと。
荷物に隠しておいた退職届を取り出した。
もっとも、これを提出する勇気はまだ、ないのだけども。
(-75) 2022/09/26(Mon) 16:17:05

【秘】 経理課 富武 瑛 → 研究員 鹿籠 吉弘

「どうかな、本当に入らない?
 ここ……ノックし続けたら、開けてくれない、かな……っ」

流石にここを開くのは痛いしキツイだろうな、とは思う。
ここばかりは、いくら慣れたあなたでも経験はないのかもしれない。
それでも、指などでは決して触れることが出来ない場所でもきちんと感じることが出来ることに、この青年の謎を見た気がするのだ。

「そう、だね。
 俺だよ、俺が……吉弘の身体をこんなにしたんだ」

健気に話してくれるあなたにグッと何かを持っていかれた気がする。
性癖を刺激されれば、いつも恋にでも落ちたかのような感覚になるのだから、本当の恋人のように可愛いと思えて、俺も頭が相当にイカれているのだ。

「いいよ、寂しい想いに……させてたのは、俺、だから」

「ごめ、ね……今日は、一緒に、イこう……っ」

寄せられた身体を、ぎゅ、と一度抱きしめて。
あなたをもう一度しっかりと押し倒すと、その足を自分にかけ。
自然に後孔は上向きになり突き入れる深度が増して、奥をどちゅりと音を立てて貫いた。
前立腺は自分の物全体で擦りあげているし、絶え間なく突き挿れて逃げ場など完全に奪ってしまった。
(-78) 2022/09/26(Mon) 16:42:23

【秘】 経理課 富武 瑛 → 広報さん 牧野瀬 幸

「ん、……ぅっ」

待ち望んだ唇が降りてきて、舌が口の中を動き回って気持ちがいい。
そこは自覚している性感帯のひとつだったから、同時に胸や陰茎を刺激されれば、震えるように身体は跳ね身を捩ってあなたの首に腕をかけてしがみついた。

大きな声が出せない背徳感が、更に快感を助長してる気さえするのだからたまらない。
身体に散った白濁も温かくて、ひとつとして邪魔なものはなかった。

「そう……かな。
 自分では自分の体に色気があるとかわからないな……君のほうが、男らしくて良いと思うけど」

肉付きの良い胸板をゆるく撫でて、笑う。
その仕草はとても初心とは言えない。

「あるよ。
 俺はどっちでもイケるんだ、どこで誰に欲情するかわからないような人間だから、さ」

だから遠慮なくしてよ、と。
いじりやすいように、足を便座の上にあげて足を開いてみせた。
少しどころじゃなく恥ずかしいけれど、この狭い空間の中だから、少しでも触りやすいほうが良いに決まっている。

「だから……、やめろなんて言わない。
 俺が壊れるまで、犯してよ」

囁きを期待して、垂らされるローションを待ち望んだかのように受け入れる。
抵抗らしい抵抗など、一切見せることはなかった。
(-82) 2022/09/26(Mon) 17:16:49

【秘】 経理課 富武 瑛 → 開発部 加賀山 紗矢

「キミは本当に……」

言葉の、間に。
昔のことを思い出した。
飲み会の席で、愚痴をこぼした時のことや。
酒で失敗したときのこと。

あの時も、この時も全て

「俺を肯定するのが上手いなぁ」

そう言って、苦笑する。
肯定されて嬉しくないわけがない。
自分とて、あなたが辞めると言い出したら寂しいと思うだろう。

比べたあの人と、自分とではその性癖に差もあれば、やるべき対処も違うのだと。
本当は、ちゃんと理解すべきは俺なのだ。
だけど、うまく対処出来ずに傷ばかり増やしていっている自分が、社会にちゃんと溶け込めているかが、どうしてもわからなかった。
(-84) 2022/09/26(Mon) 17:25:51

【墓】 経理課 富武 瑛

どこかの時間帯。
張り出された部屋割りを見た。

「……………えぇ…………」

常に落ち着いてたはずの男も、困惑を隠せない。
(+15) 2022/09/26(Mon) 17:33:36

【秘】 経理課 富武 瑛 → 正社員 千堂 歩生

「千堂くん。……こんばんは」

普通に話しかけられると思ってもなかったので、少しばかり驚いた顔をして。
挨拶をされれば、こちらも軽めの挨拶を返した。

いかにも女性にモテそうな容姿、チャラそうな軽さを持つ開発の社員、という認識だが。
一体自分に何のようだろうか? と、首を傾げた。
共に旅行をしてるメンバーなのだから、用向きも理由もなくて構わないのだが、今朝のことがあっただけに少し警戒している自分がいて。
それに気がついて情けない気分になった。

/*
お腹が空きそうな麻婆茄子です、秘話ありがとうございます!
もちろんフム呼びで構いませんよ、よろしくお願いします!
(-95) 2022/09/26(Mon) 19:46:06

【秘】 経理課 富武 瑛 → 研究員 鹿籠 吉弘

こじ開けられた所を攻められる未知の快感は、あなたの意識を朦朧とさせ脳天がしびれる程のものだっただろう。
イキっぱなしの口から出る言葉はもう意味をなしていない。
これ以上の説明など出来るはずもないが、それでも劣情も快感も最高まで高められていて、無我夢中で腰をあなたにぶつけた。

「俺、も……イ、クっ……!」

最上階まで高められた快感の波が、道を伝って弾けていく。
視界がゆがむ、頭がぼうっとして、気持ちがいいということしかわからない。
それと同時にあなたもまた達しただろうか。いや、イきっぱなしの身体に、とどめがさされたのだと言っても良いかもしれない。
見れば、あなたの身体は力が抜けて、全身が弛緩している。

「……吉弘」

大丈夫? と。
蕩けた表情のままのあなたの額に唇を落として、あなたの身体から抜け出ていく。
泡立ったローションのぐぽ、と言う音が、今までの情事の激しさを物語っていた。
(-100) 2022/09/26(Mon) 20:15:29

【秘】 経理課 富武 瑛 → 正社員 千堂 歩生

「あぁ……いや。
 今日の部屋割りを見ていたんだ」

これ、と指をさす。
交流目的だからと毎日変わる部屋とメンバーだが、今日のは何か、恣意的なものを感じてならない。

「流石に昨日の今日と今朝のことがあったから……気まずくてね」

はは、と乾いた笑いを漏らした。
あなたの言う通り、考えることが一つも二つもあるのだがどうしようもなさすぎるのだ。
これはきっと、社長の悪戯なんだろうから。

それはそれとして、普通に接してもらえるものなのだなぁと、心の片隅でほっと胸をなでおろしていた。
(-102) 2022/09/26(Mon) 20:27:23

【秘】 経理課 富武 瑛 → 経理課 望月 ロビン

/*
はい、ちょうど考えているところでした。
秘話以降了解です!
(-103) 2022/09/26(Mon) 20:28:24

【秘】 経理課 富武 瑛 → 経理課 望月 ロビン

「……確かに偶然ではないですけど。外を眺めていたら見えたので……」

白々しいことを言うな、とは思ったものの直ぐに訂正されてしまい、バツの悪い顔をしてぽつりと呟いた。
あなたが自ら上がって机まで用意しようとするなら、それをきちんと手伝っただろう。
富武という男は、上司一人に働かせないくらいの礼儀も常識もちゃんと持ち合わせていた。

「話は、まぁ……ありますよ。
 あなたに暴くなと言った舌の根も乾かない内に、あんな風に暴露されるとは思いませんでしたしね」

普通の会社であったら、あんなものは懲戒処分の対象だろう。
そうはなりそうもないのはこの会社が普通でないという事にほかならないが、だからといって噂が広がってしまうだろう事を懸念しないわけはないし、ネタにされ色んなことが起きるのではないかと危機感を持つのは仕方ないことだ。
とはいえ、本題はそんなことではないのだけど。

「……先に。
 聞いてもいいですか、その、……話すべき……ということについて」

できる限り目線は合わせず下を向いた。
それは目を合わせられないというよりも、何を語られても説明されようとも、我慢を通すという意思の現れだ。
(-104) 2022/09/26(Mon) 20:48:15

【秘】 経理課 富武 瑛 → 正社員 千堂 歩生

「千堂くんみたいな人ばかりなら助かるんだけどね。
 俺としてもおかしな会社だからこそ助かってる部分は確かにあったし」

こくりと頷いて再度部屋割りを見た。
やっぱり少し頭が痛くなったのは否めない……。

「いやぁ……」

「社会不適合ってのはね、一般的な会社においての話だよ。
 彼女の性癖に関しては、なんていうか……可愛らしいものだくらいに思ってるんだけど……」

むしろその前に媚薬騒動で色々あったことの方が気まずすぎて顔が見れないレベルだとは、言えない。
とても複雑そうな顔をしているが、あの騒動を知らないならば気づかないかもしれない。
(-106) 2022/09/26(Mon) 21:28:09

【秘】 経理課 富武 瑛 → 研究員 鹿籠 吉弘

「えっ」

いやいやいや、なんで?
なんで死ぬの?

「いや、殺さないですよ?」

どうして?

そのままにしておくと気持ちが悪い以上の何者でもないゴムを外して上を結び、ティッシュにくるんでる所で目が点になる。
まともに動けもしないくせに何をしているのか。

「カッターはないですから。
 むしろ度が行き過ぎたのは俺の方……では」

どんなきっかけがあろうとも、得てして犯したほうが悪いというもの。

「別に想像くらい、とやかく言いませんよ。
 驚きはしましたけどね……鹿籠くん」

だから落ち着いてくださいと、苦笑した。
(-110) 2022/09/26(Mon) 22:43:55

【秘】 経理課 富武 瑛 → 正社員 千堂 歩生

「そりゃ我慢しますよ。
 今のところ同意のない性行為はしてないけど……これからはどうなるかわかりません。
 それはそれとして……勝手に目の前で発情されたら嫌ではないか?
 女性や子供であったなら、怖いくらいでしょう」

相手の性別も年齢も関係なく興奮してしまうほど、重度であるのは間違いない。
28年の生の中で我慢強くはなったが、それもだましだましのこと。
一度煽られてしまえばあえなく陥落するのは、あの動画を見たならわかるだろう。

「こちとら小学生の頃からこの性癖に付き合ってきてるんです。
 ……疲れますけどね」

そう言って、覗き込まれながら苦笑いで返した。
(-117) 2022/09/26(Mon) 23:45:57

【秘】 経理課 富武 瑛 → 経理課 望月 ロビン

「……ハハ、お見通しでしたか」

確かに。
自分の異常性癖が暴露されなければ、こんな風にあなたの元を訪れなかった。
あるものを持ってきたのも正解だ。

俺はあの時以降、あなたに何一つ相談する気がなかった。
それをする時はたった1つ……決心がついたらこれを書いて、渡すときだけだと思っていたから。

「でも……課長は一つだけ、勘違いをしてるようです。
 俺はまだ、これを渡す勇気は持てていません」

そういって取り出したのは、退職届だ。
自分の目の前において、それを渡すことはない。
きっとあなたは予想してたんだろう。
だけど書こうと思った理由は、あなたに失望したからでも信頼できなくなったからでもない。

ただひとつ。

「俺はあなたとは違います。
 煽られれば興奮を抑えられなくなってしまうし、相手が誰であっても劣情を持ってしまうくらいは重度の性癖を持っています。これまで何度だって、引きこもろうと考えたことが無いとは言いません。だけどできなかった」

「俺はあなたを信頼してますよ。
 係長として、俺がしっかりしなきゃいけないのに、課長には迷惑をかけてばかりです。
 親身になって……説明してくれているのはわかっているのにッ、陰ながら興奮して欲ばかり膨らんだ俺は愚かだ」

こうやって自分のことを話しててもなお。
興奮してしまうのを、抑えられない。最悪だ。

(-125) 2022/09/27(Tue) 0:34:47

【秘】 経理課 富武 瑛 → 経理課 望月 ロビン

「だから……っ、俺、は。
 課長に倣って、身を引くべきではないかと……そう思ったんです!」

そう言い切って、深く深く息を吐く。
俺の方が、信頼などもう欠片もないだろうにと。
目を伏せたまま途方に暮れた。
(-126) 2022/09/27(Tue) 0:35:28

【秘】 経理課 富武 瑛 → 研究員 鹿籠 吉弘

「うーん」

想像するのは自由だ。
それを何も考えず表に出すのは良くない。
今回の場合はたまたま俺が見てしまったから起きてしまったことだが、悪いことと言えば……

「まぁ、誰が来るかわからないとこでやっちゃったのは問題だった、かな……」

発見したのが俺で良かったね、と思う。
いや、悪かったかもしれないが。

「大なり小なり好意を持つ相手なんかをオカズにするなんてのはあることだよ。
 君が思ってるより俺は怒ってないし……寧ろごちそうさまでした、だから本当に気にしなくて良い」

だから死ぬのも会社をやめるのもやめてくれと、そういう思いでもう一度距離を詰め、あなたの頭を撫でた。

撫でた、のだけど。

「ん?」

…………ん?

「課長は上司で俺は部下で、付き合ったりとかはしてないんですが……」


どうしてそういう話がその口から出てくるのか、全くもって理解が追いつかなかった。
(-129) 2022/09/27(Tue) 0:44:26

【秘】 経理課 富武 瑛 → 営業 榑林 由希子

随分慣れた子だなと思う。
この時は性癖を知らなかったから、ただの疑問でしか無い。
人間隠された一面はどうしたってあるし、自分にも最大の秘密があったからそれについて言及することはない。
積極的なのは、今の場合においては寧ろ好都合なのだから。

「……っ、く。可愛い」

先程指でくじられた所を擦って、奥の扉をノックした。
やけに浅い、とは思ったが、そうか。
媚薬で感じやすい上に一度イかせている。
そういう事はままあると、開発のプレゼンで地獄を見た時に聞いたことがある。

腰を沈めたまま円を描いたり、背中がゆるゆると波打つほど前後させたりして、執拗に何度もその扉をノックした。

「わかるかな……っ
 君の子宮口を、今俺のでノックしてるんだ。
 さっき指で刺激した場所にも擦れて、いいだ、ろッ?」

聞かなくても強い快感を得ていることなんてわかっている。
きゅうきゅうに自分を締め付けてくるから、こっちだって余裕なんてとっくになくなっているのだ。
(-135) 2022/09/27(Tue) 1:25:34

【秘】 経理課 富武 瑛 → 広報さん 牧野瀬 幸

「あ……っ、っふ」

変態だ、なんて言われながら自分の腕に口を押さえつけるようにして声を殺す。
簡単そうに見えて、喘ぎを抑えるのは案外難しくて、細かく聞かせてくれる自分の孔の様子に興奮した。
愛撫を受けて、明らかに自分の体が悦んでいるのがわかった。

足を持ち上げられて顕になったそこはすぐに柔らかくなってしまって、ひくひくと震えてはあなたの剛直を今か今かと待っているかのようだ。
亀頭を宛てがわれただけで息が漏れて、少しずつ侵入してくるたびに「あ、あ……」と声が溢れてしまった。

「来て、もっと……。
 俺のいいトコも、一番奥も、擦って、突いて、たっぷり犯してよ」

本人にとってはこれで興奮してしまうというだけのものだが、相手にとってはそうではない。
性癖の都合、誰と付き合おうと長続きしないだけに、淫乱だと言われることも少なくなかった。

それでもあなたは、とても優しい。
酷くされたって怒れないくらいの事なのに。
ゆっくりとした動きを受け入れながら、小さな喘ぎを絶え間なく零した。
(-136) 2022/09/27(Tue) 2:10:57

【秘】 経理課 富武 瑛 → 正社員 千堂 歩生

「キミはどうだか知らないけど、俺はあんまり誰かと長続きしたことないんだ」

性癖によって引き起こされる欲を恋だと錯覚した回数など両手で足りないくらいはある。
誰とも付き合ったことがないなどという事は言わないが、本気で恋をしたことなどあったかどうだか分からないまま、28にまでなってしまった。
今後もそういう感情はわからないままなのではないかと思うくらいだ。

「だからといって遊びと割り切って関係を続けるなんていうのも、難しくて……。
 でも、ああいうのが他にないとは言わないよ」

「それにしても……。
 千堂くんもなかなかな事を言うね。つまりはいっそ開き直って上手く付き合えってことか」
(-147) 2022/09/27(Tue) 7:45:30

【秘】 経理課 富武 瑛 → 研究員 鹿籠 吉弘

「一生ときましたか」

それは、大分重いことをしでかしてしまったなと苦笑した。

「まぁ旅行中は常に人がいて一人になるのが難しいから、気持ちはわからないでもないですよ」

実際媚薬にまみれたりしたような男だ。
この旅行中何が起こるかなんて本当にわからないし、まさか性癖をあんな形でバラされるとは、この時は本当に思ってもいなかったのだが。
まだ全く落ち着かない様子を眺めながら、どうしたものかなと考えあぐねて「ふむ……」といつもの口癖を呟いた。

「もしかして一人でやる時以外にも妄想してたりする?」

いや、なかなかにツッコんだことを聞いてくるなと頭をかきながら、それでも答えるべきかと思えばひとつ、息をつく。

「この旅行に来てる人たちは大なり小なり人に言えないような性癖をもってるらしいけど……。
 だからこそキミもそうであったように、俺も性癖を抱えてる」

「その内容は言えないけど……その性癖のおかげで、恋と性欲の境目がよくわからないんだ。
 小学生の頃から
これ
と付き合ってるんだけどね……、小学生の時は毎年クラスの先生に恋をしてたし、中学の時には各教科全員の先生に恋をしてしまったと思っていた。まぁ、全部錯覚だったんだけど、それが性癖によるものだったなんて自覚した時にはもう、高校生活も終盤にさしかかっていたよ」

「特定の人を作ったことがないとは言わないけど、そんなだから長続きしなくて……。
 今はそういう相手は、いない」

これは恋だとわかる相手ができればいいけどね、と。
そう言って、先程から説明をしてまたむずむずしてきているのを自覚して、ぐっと堪えた。
今は言ってることがわからなくても、明日にはきっと理解できるはずだ。
(-150) 2022/09/27(Tue) 8:03:07

【秘】 経理課 富武 瑛 → 経理課 望月 ロビン

「俺の性癖がわからないのは当然ですよ。
 ずっと、隠していたんですから」

わかっている。俺があの時怒ったのはただの八つ当たりだ。
上司の言葉がきっかけになっただけ。だからあの時のことに関してあなたに責任はなにひとつない。
手に触れられると僅かにびくりと跳ねたものの、そのてを払い除けるようなことはしない。
見せない表情とは裏腹に、その手はわかりやすく体温の高いものであっただろう。

「栄転……」

続く話を聞いて何故かぐっと、胸を掴まれたような気がした。
違う、そうじゃない。
自分にとっては誰が上司になろうと同じことだ。

人は、関係ない。
説明という行為に、興奮してしまう俺にとっては。

「俺、は。
 
小学生の頃……クラスの先生に必ず恋をしました


口を開いて出たのは、昔の話。
勿論これはただの性癖による錯覚だ。

(-164) 2022/09/27(Tue) 12:50:42

【秘】 経理課 富武 瑛 → 経理課 望月 ロビン

「小学生の頃はまだ先生って基本的に一人だからまだ良かったんですけど……
 中学から教科ごとに先生が代わって、俺はすごく浮気性なのかと疑いました……」

今考えてもとても悲しい少年時代だったと思う。
この男、これのお陰でまともに恋愛したことはないし、特定の人を作ってみても長続きしたことが一度もないのだ。

「先生だけじゃなく部活の先輩にも後輩にも興奮してましたし……何かおかしいと思って……
 
高校生の終盤になってやっと、自分の性癖に気づいたんですよ


「でも、たとえ錯覚のような感情でもッ」

離れれば現実に戻って冷めてしまうのだとしても。

「勘違い、しないで。俺、はあなたが好きです。そうやって突き放さないでください……、開発なんて、無理です。
 同期の加賀山さんにプレゼンの練習に付き合わされたときの地獄を思い出したくない……」

開発は何も研究するだけじゃない。
それを説明してアピールするのも重要だから、人事に頼み込んで行きたくないと主張していた部署の一つだ。
同じ総務でも営業やクレーム担当などはもってのほかで、一番落ち着けるのがこの会計だったのだ。

だんだん言ってる言葉はめちゃくちゃになってきたし、握られた手を握り返したくてたまらないし、動くに動けない。
なんなら身体は震えてきたし、下半身はとっくに兆してしまっている。
そうやって握ってくれるのに、どうして手放すようなことしか言わない?
なんて思ってしまったが、あなたは上司で俺は部下。それ以上でもそれ以下でもないはずだ。
よりよい環境を探してくれようとするのは決して悪い意味ではないと、わかっているのに。

真面目な話をしながらこうなるなど、本当に泣いてしまいたかった。
(-165) 2022/09/27(Tue) 12:51:42

【秘】 経理課 富武 瑛 → 研究員 鹿籠 吉弘

「節操ないのは良いけど、すごく遠回しに振られてる気になるのはどうしてかな……」

「俺もしばらく離れて落ち着けば錯覚だったって自覚はできるんだけど……
 キミはその、意中の人なんていうのはいないんですか?」

そもそも告白などしてないのだが。
理想と現実は違うというのはさておいて、
全てにおいて普通に対象外宣言されてしまった気がして少し悲しくなった。

「ん”ん”……。
 変態はお互い様ってやつですよ、多分……。
 なんなら相手がほしい時は来てもらってもいいし、お願いできるならピンチのときのヘルプ会社で興奮した時とか頼めたら助かります。
 俺はタチ専じゃないから、キミがタチをやりたい時はネコをしてもいい……」

どうしてそんな説明をするんですか。
受け答えをしてるこっちもこっちですが、だんだんどうしようもなくなってきたじゃないですか。
あれだけヤったばかりだというのに。

頭を抱えそうになったとき、立ち上がろうとしてぺたりと座り込んでしまったあなたを見て、苦笑して頷く。

「じゃあ一緒にシャワー浴びてしまいましょう。
 無自覚に煽るとどうなるか、教えてあげましょうかね」

どうぞ捕まってくださいと手を伸ばし、腰に負担がかからないようにしながらよいしょと抱えた。
口ではこうは言っているものの、流石にさっきのような無理はさせないだろう。
それでもまた兆してしまった分は責任を取らされてしまったかもしれない。
(-172) 2022/09/27(Tue) 16:04:12

【墓】 経理課 富武 瑛

#3日目スパの部

課長二人が居なくなってからようやく現れた男。
いい加減皆居ないんじゃないかと思ったのになんだか賑わってるなぁ。
男しか居ないけど。


「…………ふむ…………」

「一体何のAVですか?」

なんで風呂を埋め尽くすほどの謎の生物がここに。
いやスライムですけど。
(+16) 2022/09/27(Tue) 16:22:47

【秘】 経理課 富武 瑛 → 開発部 加賀山 紗矢

「この会社は嫌いじゃないし、辞めたいと思ってるわけじゃない。辞める決心って、なかなかつかないものだよな」

はぁぁ、と大きく息を吐いた。
気安いからこそ見せるくだけた態度は、どん底だった気分が少しばかり上昇したからかもしれない。

「まぁ……一度は課長と話してみる。
 あの人と話さないとどうにもならないことをしでかした自覚はあるんだ」

自分の生き方を示され、諭されて、八つ当たりしたとは流石にカッコ悪すぎて言えない。
それなのに、自分のために長い語り口を聞いてるだけで、だんだんむずむずしてくるのは本当におかしくて。
それを耐えて口元を手で抑えると、どっちもを隠すつもりで曖昧に笑った。
(-188) 2022/09/27(Tue) 19:07:04

【秘】 経理課 富武 瑛 → 経理課 望月 ロビン

/*
ロール中に失礼します。
こちらとしては何も無問題ではあるのですが誰かのNGに抵触してしまってはいけないので一応お聞きしておきたく。
ロールはいつでもどうにかなるようにしてはありますが、意図せぬ三角関係になったりしていると悪いなと思うので……他にどなたかと深い仲にすでになっている、みたいなことはおありでしょうか?
(-190) 2022/09/27(Tue) 19:13:26

【墓】 経理課 富武 瑛

#3日目スパの部

「……………………ふむ」

鹿籠くんを見た。

風呂の中の二人を見た、なんか言ってる。

蠢くスライムを見た。

つながった、ロープと、浮き輪…………。

……そのまま引きずり込まれてみてはどうでしょうか?俺は寧ろ君の痴態の方が見たいです
(+17) 2022/09/27(Tue) 20:10:44

【秘】 経理課 富武 瑛 → 経理課 望月 ロビン

/*
なるほどそうでしたか、了解しました。
錯覚にも本気になる方向にも持っていけるようにはしてるものの、ちょっとひやっとしたもので……。
こちらも十分遊び回っております。お返事はこれから練るのでしばらくお待ち下さい、ありがとうございました!
(-194) 2022/09/27(Tue) 20:15:14

【墓】 経理課 富武 瑛

#3日目スパの部

「ふむ…………」
(+18) 2022/09/27(Tue) 22:10:20

【独】 経理課 富武 瑛

どうしてそこで引きずり込んでしまわないかな〜〜〜〜〜〜〜!!!


※心の叫び
(-209) 2022/09/27(Tue) 22:11:11

【秘】 経理課 富武 瑛 → 経理課 望月 ロビン

「…………。
 課長が、自分のために海外を選んで栄転したいというのなら……、俺はそれを応援します」

たまたまでも何でも、判断の理由に1ミリでも自分が関係しているなら、それは嫌だった。
俺の八つ当たりが原因で離れた方がいいと判断されるのは、たとえ自業自得と言われようとも嫌で仕方ない。
これは性癖でも何でもなく自分の感情なのだと言いたい。
だけど、そう思うことすら今の自分が正常でないからだと言われれば、それを自身持ってNOと言える自信はなかった。

握る力にが僅かに籠もった手に気づいて、少しだけ顔をあげてあなたを見た。
冷たくなった手を対称的に熱を持った頬を見せてしまうのは、恥ずかしいけれど、状況はバレバレだ。

「……頼りにされるのが、嬉しくないわけ、ないじゃないですか。
 昂ぶっていたって、俺であることは変わりません」

今抱く感情が本物であったとしても、今以上の関係を望むつもりは全く無い。
そんなものがあったなら、どうしてそばを離れる決断をしようとするわけがない。

「……っ、今の俺に。
 そんな事を言って、首を横に振れるとお思いですか。
 鎮めるためなら、自分の欲のためなら、いつだって股を開ける程度には遊び慣れた男ですよ」

誠実に生きようと努めるキレイな人を汚してしまう。
重なった手の下で、行き場を失った退職届がくしゃりと音をたてた。
(-216) 2022/09/27(Tue) 22:25:20

【墓】 経理課 富武 瑛

#3日目スパの部

昨日なにがあったというのか。


「どうですかね。
 自分が凌辱されてピンチの時に、助けが来る展開なんて良いでしょう?」

―――同人誌として。

その後展開がどっちに転んでも物語として面白いものになりますよ、といい笑顔を浮かべ。
浮き輪に捕まったのを見れば、流石にこんな冗談ばかり言ってる場合ではないかと、ロープを共に掴んで引っ張るのを手伝った。

「……と、雲野さん。
 AV披露に巻き込まれたくなければあれに近づいてはだめですよ」
(+19) 2022/09/27(Tue) 22:31:59

【秘】 経理課 富武 瑛 → 営業 榑林 由希子

淫らな水音が部屋に響き渡るくらいに腰を動かして、その小さな入口を何度もノックすると溢れる愛液がシーツを汚していく。

「ふっ……そんなに、締め付けたら……っ」

きゅううと噛みつくような締め付けに、余裕のない眉間にシワが寄った。
汗で濡れ光るあなたの背中が不規則に波打って、深い絶頂に達するまでは我慢だと、その締め付けの中でも注挿を続ければやがて自分も我慢ならぬ絶頂の時間が訪れる。

「―――――ッ!!!」

あなたの背中と腰に手を回し抱きしめるように包み込んで、己の白濁をゴムの中に吐き出してしまえば、そこには二人が肩で息をするだけの静かな空間が帰ってくるだろう。
(-218) 2022/09/27(Tue) 22:44:04

【秘】 経理課 富武 瑛 → 広報さん 牧野瀬 幸

キスは嬉しい。
すごくすごく気持ちがいいから。
少しでも声を出さなくて済むから。
――愛されてる気になるから。

「――ん、んッ、ふ、ぁ……んぅっ」

喘ぎはくぐもって、互いの唇の間で消えていく。
帽子を常にかぶっているから忘れがちだけど、そういえば彼は人狼と呼ばれる獣だったなと思い出しながら、その獣の交尾のような抽挿に折りたたまれた身体いっぱいで受け入れている。

「あっ、み、見えてる、からぁ……ッ
 出し入れしてる、とこも、ぐちゅぐちゅ泡、たってる、とこも……ぉ」

剛直が前立腺を擦るたび、言葉にならない喘ぎ声を上げて。
抽挿に合わせて雁首に掻き出されたローションが、結合部から漏れ出して、便座にたらりと垂れているが、互いにそんな事を気にしている余裕はないだろう。
全身がぐずぐずに溶けて、なくなってしまいそうだと思った。
(-226) 2022/09/27(Tue) 23:44:28

【秘】 経理課 富武 瑛 → 正社員 千堂 歩生

「君はなんていうか、印象通りの男だな」

別に蔑んでるわけでもなく、ただ素直な感想としてぽつりと呟く。
そういう相手はこちらとしても性癖上都合がよく、今まで相手してきた人間の中で付き合いやすいタイプではあるのだ。

「真面目……どうだろうな。
 俺は、これ以上おかしな目で見られたくないという気持ちのほうが強いから」

出来る限り真面目に、誠実であろうと倣うのはここまで歩んできた人生に対するアンサー、処世術というやつだったのかもしれない。
本来の自分がどういう性格であったかなどわからなくなった程度には、この性癖に全てを歪められて生きてきたのだ。

「まぁ……その当たりは考えてみるさ。
 駆け込み寺ができれば助かるのは確かだし……良い意見をもらえたと思っているよ」
(-227) 2022/09/27(Tue) 23:50:31

【秘】 経理課 富武 瑛 → 正社員 千堂 歩生

「解説……してもいいが」

「そうしたらどちらかの腰が立たなくなるかもしれないが?」

煽りには煽りで返すくらいの余裕が今はある。
悪戯な目に、余裕そうな笑みを返して、餞別の飴を受け取った。

「君とはなしていると気が軽くなるから助かる。
 旅行から帰っても、暇があれば珈琲くらいは飲もう」

昂りに耐えるのは自分の義務。
性癖を知られても、変わらない態度でいてくれるだけで十分すぎて。
そういう友人を持てるのは、やはり嬉しいことであった。

/*
反魂師さんでしたかー!
今日使わないと、二度落ちする可能性がなくなってしまいますね。
折角の
面白
チャンスなので是非、蘇生させてくださいませー!
(-235) 2022/09/28(Wed) 0:45:02

【秘】 経理課 富武 瑛 → 経理課 望月 ロビン

見上げた先にあった顔は、腹立たしいくらいいつもの微笑みで。
あなたがほっとしていることなんて、表情からはどうしたって読み取れない。
自分ばかりが余裕を崩されて情けない話だが、これが人生経験の差というものなんだろうか。

「明日また、誰かの秘密が晒されるんですよね……」

あなた以外にも知った性癖はあるが、どちらにおいてもあんな形でバラされるのは嫌だろう……と思う。
そういえば榑林さんはその後大丈夫だろうか。
媚薬騒ぎで気まずさはあるが、後で気にかけてやるべきかもしれない。

……もっとも、今はそれどころじゃないわけだけども。


あなたの言葉に、ふるふると首を横に振った。
足りないなんて、あるわけがない。

「足りないどころか……俺には勿体ないくらいっていう話で……、
 ……っ、っ、そんな言い方をされたら、断りたくても断れませんよ」

取り返すのが信頼や絆という話なら、取り返す必要もないのだけど。
それでも辿々しくその包まれた指を手を動かして握り返せば、「いいですよ」と言ってはにかんだ。

/*
まぁ、そうですね……!
整合性を考えると夜のほうが良い気がしますね。
その場はなんとか落ち着いてからスパに現れたのなら、上司より少し遅れていったのも頷けますし、夜にもう一度会うことにできればと思います。
(-238) 2022/09/28(Wed) 1:10:40

【秘】 経理課 富武 瑛 → 正社員 千堂 歩生

煽りには煽りで返したものの、更にそう返されるとは思ってなかった。
あなたと違い多少体を引き締めてる以外には運動もしてないから、足腰に自信がなくて腰を破壊されるのはこっちかもしれない。

「え? あ、ちょ」

手を引かれ歩く様を誰かがカメラの動画でみてたなら、さぞや面白い光景だっただろう。
体格がほとんど変わらない男がふたり、手をつないで歩いてるのだから。

「希望……。
 人気のない場所ならどこでも……」

泊まってる部屋はカメラは無いが人が来る可能性があるからもってのほか。
あなたが選ぶ場所がどんな場所かはわからないが、どこにでも着いていくだろう。

/*
性的に復活を受けるながれになるとは予想してなくて笑った。
よろしくお願いします!
(-240) 2022/09/28(Wed) 1:31:25

【秘】 経理課 富武 瑛 → 正社員 千堂 歩生

楽しげな笑みとその言葉がアンバランスで、怖さすら感じるのは何故だろう。
とはいえ自分もこの異常な性癖のせいで決して少ない数の経験はあるから、完敗する……なんてことはないはずだけれども。

部屋から持ち出された荷物に関しては、特に色々聞くこともない。
必要なものが入っていると思えば、予測くらいは簡単につく。
連れられて着いた場所は、あまり使われることのない競泳用のプールのシャワー室となれば、確かに殆ど人が来ることはないだろう。

「リゾートまできてコースで泳ごうとする人間はそういないからな……。
 牧之瀬くんがくるのは困るが……彼はどこに居ても気づく可能性があるから考えるべきじゃない、か」

気休めではあるが、一応人が来ないようにと内側からかちゃり、と鍵をかけてみた。
これからやる事を感じさせないようなあっさりとした物言いに、少しばかり恥ずかしげな表情を浮かべ

「お手柔らかに」

と口にした。
(-248) 2022/09/28(Wed) 2:17:13

【秘】 経理課 富武 瑛 → 開発部 加賀山 紗矢

「うっ……随分情けないことを課長に言ってしまったから……。
 これを書くべきだと思ったきっかけなんだ」

それ以上は今は言えないが、それでもあなたは笑ってくれるからありがたい。
そんなに褒められるような人間ではないのだが、肯定されて心が幾分軽くなって、認められた気がした。

「人は人だと思えたら、もっと楽に生きれたのかもしれないが……」

この性癖が重症なのも、元々の性格のせいか。
けれども、性癖と小学生の頃から戦ってきた自分にとっては、最早本来の自分がわからなくなってしまっていた。
ちゃんと考えれば、全部ひっくるめて自分なのだとわかるはずなのに。

「今度また飲みに行こうか、加賀山さん」

ふ、と笑って次の約束を。
自分がこの先どういう道を選んでいたとしても、あなたと同期であることは変わらないのだ。
(-250) 2022/09/28(Wed) 2:24:01

【秘】 経理課 富武 瑛 → 正社員 千堂 歩生

「は、あっ……耳……んッ」

自身の性感帯のひとつであるそこを、知ってか知らずか噛まれれば。
まだ兆してもなかった身体が、びくりと跳ねた。
顕になっていく上半身はあなたが言う通り綺麗に引き締まっていて、無駄な肉がないといった印象だろう。

「千堂くんは、見た目通り遊び慣れてると思っていたが……は、ぁ、男もイケるクチだったとは知らなかったな。
 君こそモデルみたいな綺麗な身体、じゃないか」

こうなってしまえば言われずとも話し出してしまう口は、つらつらと言葉を紡いでいく。
それでも、既に感じることを覚えた身体は舌やピアスで刺激されれば素直に反応を示したし、荷物から予想外のものが出てくると、一瞬その口を噤んでしまっただろうか。

「……随分用意が良いじゃないか。
 精々ローションとかゴムくらいのものだと思ってたけど……あまりやったことないけど、良いよ」

ローションだのゴムだのくらいでは荷物にならない。
そう思えば少しだけ、その荷物に他に何が入ってるのか気になってきた。
性的に虐められるのはむしろ好きな方だから、心の奥でゾクリとするものを感じながら、あなたの好きにさせるだろう。
(-269) 2022/09/28(Wed) 8:09:47

【墓】 経理課 富武 瑛

#3日目スパの部

「……ロボ太くん、う、ええぁ!?」


ロープを引っ張るのを手伝ったのが運の尽き。
そのロープを滑った拍子に引っ張られたかと思いきや、手を離すのが遅れてそのままスライムプールに落下する。
そういう状態だったから、きっと鹿籠くんやロボ太くんの直ぐ側に落下したのだろう、けれども。

泳ぐのは苦手だから、頭まで浸かってしまってしまいもがく。
立てばちゃんと足がつくはずなのに、水でなくスライムが入って身体に絡んでくるせいで立つことも叶わない。

「ん”ぅ……!」


なんとか這い上がり?いや、這い上げられて顔だけは外に出せたものの、サーフパンツやラッシュガードの中まで入ってくるスライムたちがとにかく気持ち悪い。

「そもそもこいつは飼われてるんですか!?」

というかスライムに意思とか言うものは存在するのだろうか?
自分開発の人間じゃないからわかりません。
(+20) 2022/09/28(Wed) 12:15:10

【秘】 経理課 富武 瑛 → 広報さん 牧野瀬 幸

「あっ、あ、やぁ……っ」

押しつぶされるように折り重なった体勢だと、どうしたってそれは奥の奥まで届いてしまう。
身を捩ることも叶わず、何かにすがることも叶わず、ただただその強烈な快楽に揺さぶられていく。
たまらず締め付けてしまうから、あなたもきっと気が気ではなかっただろう。
抑えなきゃと思っていた声も、こうなってしまえば抑えてる余裕もなくて、後から後から喘ぎ声となって漏れては出した。

「あ、んッ、ふぁ、ぁア」

互いにたくさん喋っていたはずなのに、もう言葉を紡ぐ事は出来やしない。
余裕がない。
あなたも余裕は失われていっているだろうけれど、受け入れている側の方はよりそんな物はなくなっている。
たんたんっと、腰がぶつかる音、ローションが掻き出される水音とが耳に響いて耳からも犯されてるような気分だ。

「――――――――っ!!」

しばらく続いた注挿入のあと、こじ開けられた場所が、絶頂へと導いていく。
ゴムの中に沢山の白濁を吐き出すあなたとは違い、二人の間で揺れていた己の陰茎からは、何も出ることはない。
中だけでもイけてしまう弛緩した身体は、連続でイきっぱなしになるような状態であなたの雄を受け入れて、ゆるゆるとその口づけに酔いしれていた。
(-285) 2022/09/28(Wed) 12:48:05

【秘】 経理課 富武 瑛 → 経理課 望月 ロビン

「……、はい」

戻された手で退職届をおずおずと引いて。
持ってきていた手提げ袋に折りたたんでしまった。
皺が寄った状態の退職届などそもそも使えないが、折りたたんでしまえばこの退職届はもう使わないという意思表示になると思ったのだ。

「あ、ええと……俺はしばらく……その、落ち着いたら行きますので……」

それを見つめる上司の目はひどく優しい。
今回の申し出も、慈悲か情けかと思うほどで、こんな事でも直ぐに興奮してしまう自分が情けない。
ただ、少なくとも今の状態ではとてもじゃないけどスパに向かうことなんてできない。
あなたには先にスパに向かってもらって、自分の身体のほとぼりが冷めたら顔くらいは出そうかと考える。

一人になると夜はどうなってしまうのかとか考えてしまうから、向かえる状態になるまではそこそこ時間がかかってしまったに違いない。
最も、スパに着いたら着いたでスライム騒ぎに巻き込まれてしまったから、興奮も何もなかったのではというのは後の祭りである。


―――そうして夜の帳も下がった頃合い。

「か、ちょう。富武です」

あなたが泊まる部屋をノックして声をかけ、扉の前でその姿が現れるのを待った。
いつも湧き上がった欲に負けて行動することが多いから、このように時間を置いて約束をすることなど殆どない。
勝手がわからず、とりあえず念入りに風呂に入ってきたけどこれでよかっただろうか。
童貞でも処女でもあるまいしと、自分にツッコミを入れるくらいには、まごうことなく緊張していた。
(-291) 2022/09/28(Wed) 16:02:16

【秘】 経理課 富武 瑛 → 正社員 千堂 歩生

「ん、耳、好き……」

はぁ、と吐息を漏らしながらそう呟いて、
衣服を全部剥ぎ取られながら、都合……? と首を傾げ。
続く言葉に「縄師」と思わず単語を復唱した。

縄師というのは、アダルト業界で人を縛る専門職だった、か。
副業でもしてたか? などと考えているとあれよあれよと座らされて、少しばかり形の変わった男根を舐められて大きく体が跳ねてしまった。

「……っ!
 好きなように、縛ったら良い……でも、それがどういうものなのかちゃんと教えてくれ」

縛りのイメージが普通に手や足を縛っているのと、有名な亀甲縛りくらいしか知らないから、良いとも悪いとも言えないのだ。
だから、ただただあなたの考えを享受するしかできやしない。
そもそもがマゾっ気があるというのに、そこに説明が加われば自分がどうなるのか見当もつかなくて、この高鳴る胸の音が不安なのか期待なのかもよくわからなかった。

/*
そうそう、当方占い職であります。
死んでも能力者として性癖を聞くのはやっていいと村主のお達しがありましたので、よろしければこのやりとりの中で開示していただけないでしょうか。
なんだかとっても、面白そうな気がしたので……大丈夫であれば、ぜひよろしくお願いします!
(-296) 2022/09/28(Wed) 17:12:39

【秘】 経理課 富武 瑛 → 正社員 千堂 歩生

「ぇす、えむ」

目をぱちぱちさせ、「え、マジで!?」と縄とあなたを二度見した。
縛ろうとする手付きが手慣れてて、その言葉に嘘がないことはわかるけれど、流石の富武も本職の手ほどきなど受けたことはない。
何がどうなるのかさっぱりわからなかったが、言葉にされるとなんとなく想像がついてきて胸の高鳴りが増していく。
性癖を刺激され、広げられてしまった足の間に覗く、完全に勃ち上がってしまったそれを自分でも目の当たりにして、恥ずかしくてまだ自由な手で口元を覆った。

「んッ……、全然、痛くはない……。
 むしろ、なんか……」

ドキドキする。
閉じることが出来ない太腿とあなたの足首が繋がってしまって、もう、解くまで離れることもできないのだと思うと、それだけで勝手に自身の先走りがたらりと流れた。
(-309) 2022/09/28(Wed) 20:01:16

【墓】 経理課 富武 瑛

#3日目スパの部

「ん、ぅ……っ、は」

沈むか沈まないかのギリギリのところに浮かされて、息をするので精一杯である口から漏れる喘ぎは大きくはないものの、止めることは出来ない。
その状態でもしばらくもがいていると、新しい浮き輪が飛んできて、必死にそれに掴まった。

「…………うぇ……」

引き上げられれば見るも無惨な全身である。
折角のスパ、楽しめる風呂のはずがこれでは入った意味はない。
これはちゃんと身体を洗い直さねばならないと、頭がクラクラしてきてしまった。

「……ぁ、雲野さんは……」

流石に女性を置いていくことができなくて、あたりを見回す。
まだ上がれていないようなら、緑郷からの浮き輪だけでなく己の手も貸して救出するだろう。
(+21) 2022/09/28(Wed) 20:26:37
 


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