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【独】 音楽家 宵闇☆本日秘密基地に迷子になる方は<<宵闇>>allwhoさんです☆ やったあ♪♪♪ 泡影だったら死ぬやつだしちょうどいいね♪ (-26) 2021/08/14(Sat) 22:55:17 |
【人】 影法師 宵闇「────♪」 鼻歌を鳴らしながらあぜ道を練り歩く。足取りは軽い。 ギター <都会の象徴> を置き去りにしてまるで少年時代に戻ったみたいに。夏風になったみたいに。 「昨日は海、楽しかったな。今日はなにして遊ぼうか、」 「ずっとここにいて欲しいんだろ、なあ、田舎のかみさま」 ──なにかに、呼ばれている気がする。 ──だれかに、呼ばれている気がする。 ずっとここにいて、こっちで遊ぼう、って。 誰だろう、幼い時の自分? いつもつるんでた、記憶の中の友人? ずっと一緒にいた、古ぼけたピアノに魂でも宿ったかな。 向日葵畑に迷い込んだような 夏祭りではぐれたときのような、そんな不安もなくて。 この田舎に来た時から、実は知っていたのかも。 だってこんなに居心地がいいのだから。 泡沫みたいにふ、と宵闇に溶けてゆく迷子か 使命を忘却の彼方に置き去りにした導き手か なんにも知らぬまま男は、影のように田舎の風景に溶け込む。 (3) 2021/08/15(Sun) 0:43:57 |
【神】 影法師 宵闇>>G0 清和【2日目 ピアノ勝負時空】 「──やる気満々じゃないか」 どうぞ、と言うが先に清和に押しのけられた。 斜め後ろの壁に寄り掛かって、その音色を聴く。 男には今やあの頃のように闘争心も、熱意もない。 ないが──不思議なくらい"あの頃のままの演奏"が 記憶を呼び覚ますように、まっすぐと耳に響いてきて 純粋で、楽しんでいた気持ちを思い起こすようで 『おい、呼子鳥。それえこひいきって言うんだぞ』 『負け惜しみか、カケル?』 『違う、母さんは俺のほうがすごいって── そうだ、今度はアキラにも聴いてもらう!』 記憶の断片ようなものが、すぐそこに見えた気がした。 男は笑った。楽し気に、けれどどこか遠くを見るように。 → (G5) 2021/08/15(Sun) 17:10:42 |
【神】 影法師 宵闇>>G6 清和【2日目 ピアノ勝負時空】 「プレッシャー」 ぎゃふんの"ぎ"はもらっている。残りはくれるのだろうか。 自分の番となると、はは、と笑い声交じりに一言。 ピアノの前に座って、一音だけ鳴らして、深呼吸。 寸前のおどけたような態度はなりを潜め 瞬き一瞬、鍵盤を見つめる瞳が真剣になった。 沈黙。カチ、カチ、とメトロノームのように 時計の針が時を刻む音を何拍か聴いて──演奏が始まる。 それは、青臭くて、がむしゃらとも言える10年前の 演奏の面影は消え失せた"プロ"の演奏だった。 ひとつひとつの音を無駄にしないように丁寧に指を動かし 流れるように、けれどしっかりとビートを刻むメロディ。 愛でるように優しく、盛り上がるところは激しく。 ──この曲は、これが弾けたらかっこいいだとか一人前だとか 少年の自分が言っていた曲だ。これを完璧に弾けるようになるのが夢だった。もうあの頃の演奏、あの頃の気持ちには戻れない。 そして、夜が訪れるように、演奏は終わる。 男は余韻に浸っているのか、なにも言わない。 清和の言葉を待っている。 (G7) 2021/08/15(Sun) 17:20:24 |
【神】 影法師 宵闇>>G2 鬼走【3日目 夜時空】 「へえ。心に決めた相手でもいるんですか」 初恋を引きずっているとか、と想像して、鬼走の顔を見て なんだかおかしくなったので、言うのはやめておいた。 「創作物の道具。そう言われると酷いな……そう見えるのか。 でもそうかもな、この美しい音色を奏でるピアノみたいな」 椅子に座り直し、鍵盤を叩く、音楽を嗜む者ならきっとわかる、歪みのある音。男は笑っている、楽し気に、だけどどこか自嘲的に。 そんなつもりはないんだけどな、と独り言ちる声が音色にかき消される。 「そうでもしないと生きてられないって言ったら?」 ただ、探しているだけだ。なにかを。 → (G8) 2021/08/15(Sun) 17:46:59 |
【人】 影法師 宵闇遠くから聞こえる祭囃子、遊びへと誘う声 ──お祭りの気配がする。 「……なあ、母さん。浴衣ってあったっけ。 祭りに行くなら雰囲気ってのは大事だろ?」 今の自分に合うサイズが実家にあるのはおかしかったが なんの疑問ももつことはなくて。 或いは気づかないふりをして。 まるで思い通りの夢みたいにそれは不思議とそこにある。 どこまでも黒い、夜に溶けそうな黒地の浴衣を纏う。 履きなれない下駄をからころと鳴らして 帰りたくない (22) 2021/08/15(Sun) 18:39:08 |
【神】 影法師 宵闇>>G10 清和 【2日目 ピアノ勝負時空】 「──は」 "ふ"までは、と言われたところで顔を上げる。 やや意外そうに、さりとて驚いたように見返す。 「なんじゃそりゃ……」 そして笑う、大層おかしそうに。 よく恥ずかしげもなく言えるなという感心。 だがまあ、正直なところ悪くはない提案だった。 「まあ、いいよ。いいけど──」 頭を掻く、少しの間。 むしろ、言われずとも勝手に作ったことがあるくらいだ。 ボロクソに書いたこともあるかもしれない。 それは目の前の男に限らずこの田舎の皆……秘密だけれど。 「むしろ、もう既にあったりして」 「……けど、……封印ってやつを解かないといけないかもな」 悪戯っぽく笑う。要するに、少し時間をくれ そういうことらしかった。 (G12) 2021/08/15(Sun) 19:23:43 |
【独】 影法師 宵闇そういや俺、叫び匿名箱あんまり使ってないので、だいたい独り言でうるさくしてるよ。匿名箱つかったのは、なんか聞かれた時と村人の件くらいしかないです。 結局俺どっちなんだ? どっちかわかんないので どっちつかずのロールしかできねえよ。 でもどっちにしろ田舎に呼ばれてるんだけど…… (-72) 2021/08/15(Sun) 20:11:53 |
【独】 影法師 宵闇あともうなんかだんだんロールに限界がでてきてる というか余裕そうな大人とみせかけてだいぶだめな大人なんすけど もう童貞の心で動かしていい? こんにちは童貞さん〜〜あそびましょ〜〜〜〜 (-77) 2021/08/15(Sun) 20:18:09 |
【独】 影法師 宵闇ところで清和への曲? これで恋愛曲歌ったらどう思われるかな? いやそんな感情全くないけど……反応みたすぎる……。 レッツゴー不発弾!(ドン!) 掘りだせ不発弾!(ドン!) 中からでてきたのは何弾!!(ドッカーン) みたいな曲かも。 (-88) 2021/08/15(Sun) 21:56:33 |
【人】 影法師 宵闇>>47 御山洗 蝉時雨を聞きながらぼうっとしているうちに、さすがに遅いな、と思う程度にはそれなりに待ってしまっていた。 彼が約束を破ったことはないとは知っていても 慌てて戻っていったわりに、遅いことに疑問を感じた。 待たなくてもいいとは言われた手前、いいかとも思ったし いつものめんどくさがり屋の男なら先に行っていただろう。 「……おーい、アキラ。遅くね? 着方忘れたとか?」 だからこれは気まぐれか、他に思うところがあったか。 一度立ち上がって、開いたままの扉を開けて勝手に上がり込んできた。昔やっていたくらい図々しく。 ただ少し様子をみるくらいの、軽い気持ちだった。 (50) 2021/08/16(Mon) 0:16:58 |
【人】 影法師 宵闇>>55 御山洗 「……よう、アキラくん。 俺がこの家に上がるのも久しぶりかな、変わってないね」 男は扉に手をかけたまま、まるで最初から行く気がないかのようなその姿に何を言うこともなく、いつもどおり、にやりと笑って見せた。 「外、暑かったからさ、勝手にあがらせてもらったけどよかったかい」 男はぱたぱたと胸元に空気を送りながら ずかずかと部屋に上がり込んで、後ろ手に扉をしめた。 「それに、まだ昼だしな。祭が盛り上がるのは夜だ。 ……久しぶりにゆっくり語り合おうか?」 特に咎めるような様子はないが、何か言いたいことがあるなら聞いてあげよう、そんな姿勢だった。 (60) 2021/08/16(Mon) 2:44:21 |
【神】 影法師 宵闇>>G56 鬼走【3日目 夜時空】 「ずっといるのは無理なことは、わかってますよ。 ……ガキの頃にだって二度と戻れない」 乾いた笑いが零れる。それでも、そう思いたくなってしまうような ──まるで桃源郷のような夢見心地がする、夏の匂い。 優しい夢に弱い、だめな大人。 「……、……やっぱ、俺、ちょっと気抜きすぎてんのかも。 今日も海ではしゃいじまったしな、ガキみたいに 想像以上に居心地が良くて、楽しくなっちゃったかね」 客人の前で──信頼している鬼走の前だからか お構いなしに煙草を取り出し、火をつけて煙を燻らせる。 なにか気を紛らわすものが欲しかった。 (G57) 2021/08/16(Mon) 9:12:01 |
【独】 影法師 宵闇PL予想、卯波あどさん竹村音水さん鬼走ぽるちぃ涼風もちぱいさん御山洗とーみんさん。理由、勘。あとはわからない族の人たち…… (-121) 2021/08/16(Mon) 9:46:52 |
【人】 影法師 宵闇>>68 >>L14 >>69 >>70 御山洗 ──瞬き。 嗚呼、軽率だったな、と男は悔いた。 目の前の友人は、海で手を引いてくれた時と同じ目をしていた。 宵闇 翔にとっての御山洗 彰良は、幼い頃からの友人だ。 清和とぶつかり合っている中に無理やり引っ張り込んで 自慢していつも困らせているような。 けれどそれでも付き合ってくれて、影で頑張ってくれるような。 ──今でも、そうだ。 御山洗の言う好き、とは違っても。 ただ、大事な友人であることは確かだった。 何年経っても、再会できて過ごせたことは この夏のひと時は、安らぎだった。 今の宵闇 翔は今にも夢に縫い付けられそうな "かえりたくない" "このままでいたい" そういう思いでいっぱいの、だめな大人だった。 その夢が崩れていく音がして、ほんの一瞬、迷子のような妙な顔をしてしまった。 いつもの余裕で取り繕うことが、できなかった。 耳に届いた掠れた音が、苦痛を堪えるように目を伏せる姿が いつまでも焼きついていて、 気付いた時には、距離が離されていた。 男は、ただ無表情でその場に立ち尽くしている。 → (72) 2021/08/16(Mon) 17:54:17 |
【人】 影法師 宵闇>>68 >>L14 >>69 >>70 御山洗 「なあ、アキラ」 「……俺が、好きだって言ったな」 確かめるように、呟く声は夜の海みたいに、静かだった。 大きな体で小動物のように震える男を前にして まるで怯えさえないように、静かに言葉を紡いでいる。 「そりゃあ、さすがに驚いたよ。 けど、"今までありがとう"?別れの言葉に聞こえるなー…… だから俺と付き合いたいとかじゃないのかい」 わざとらしい、いつものような調子を作る。 「俺は、切り替えのできる大人ではあるが。 "はいそうですかさよなら"って今のやりとりで 友人捨てられるほど、薄情でもなかったらしい……」 「来なければよかった? なぜだ? 俺が好きなのに?」 「……どうして、逃げる? 俺が好きなのにかい?」 「なんで、そんなに怖がってるんだ」 「教えてくれないのかい、俺は聞きたい」 「話がしたい」 無責任なことを言っている自覚はあった。 → (73) 2021/08/16(Mon) 17:57:24 |
【人】 影法師 宵闇>>68 >>L14 >>69 >>70 御山洗 「──本音を言うとお前とこのまま別れたくないだけさ。 ……さよならするなら、納得がいってからがいい」 男は、まるで昔の諦めの悪い少年のような目をしていた。 「俺、この田舎にずっといれたらいいなって思ってるんだ。 ここにいたら忘れてしまった大事なことを取り戻せそうで。 ……帰りたくない、お前は、そうは思わないか?」 ──そんなことは無理とは、どこかでわかっているのに。 今の宵闇 翔は今にも夢に縫い付けられそうな "かえりたくない" "このままでいたい" そういう思いでいっぱいの、だめな大人だった。 男はあなたが本音を言ったのと同じように、本音を返してやった。 「……祭りには一人で行くよ、それは言う通りにする。 けど、──急に、いなくならないでくれよ。 俺がまた海に落っこちたら、そのまま沈んじまうかも」 笑顔を作る。 「"またな"」 男は一方的にそう言い放って、背中越しに手を振った。 (74) 2021/08/16(Mon) 17:59:29 |
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