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【人】 中等部 バラニ「おはよう!生徒諸君! いち、にい、さん……うん?」 いつもように全員が揃っていることを確認していてすぐに気づく、ひとり少ないのだ。 「ジャステシアくんの姿が見えないようだが…… 誰か姿を見てはいないかね?」 生真面目な彼女が……と怪訝そうにしながら、皆にひとつ尋ねてみて。 (3) 2022/04/29(Fri) 21:09:02 |
【人】 中等部 バラニ問い掛けに答えた姿をひとつずつ見て、改めて誰も彼女を見かけていないことを確認すれば険しい顔になって。 「なんということだ、あのジャステシアくんが……」 寝坊だろうか、体調不良だろうか。 いずれにせよ彼女が誰にも断りを入れずに姿を現さないというのはいつも通りでなく、この状況に何か違和感すら覚えてしまう。 「仕方あるまい! 今日の朝食はジャステシアくんに代わってこのバラニが! 君たちが好き嫌いなどしないように目を光らせておこう!」 いつもならば彼女がする仕事を勝手に引き継ぎ、そう宣言して。 上級生であまりこういった事したがる人間はおそらく少ないのもあるが、バラニは結構仕切りたがりだ。 (11) 2022/04/29(Fri) 21:28:04 |
【人】 中等部 バラニ「それから、そうだね…… 朝食を食べ終えたら、少し様子を見に行ってみるとしようか。 ジャステシアくんにとっては、あまり見られたくないかもしれないが」 あれこれとバラニなりに場を仕切りながら、次にするべきことを考えている。そうだ、ひとつと思い出したように。 「いくら食べ盛りだと言っても、ジャステシアくんの分まで食べてしまわないようにしなければね」 (16) 2022/04/29(Fri) 21:42:23 |
【秘】 中等部 バラニ → 夢見る乙女 シャルロッテふとした瞬間に、微笑んでいるあなたと目が合って。 少し照れるように目を逸らしたりしたと思えば、口元を緩むのが隠しきれなかったりして。 (-10) 2022/04/29(Fri) 21:45:32 |
【人】 中等部 バラニ「トットくん、つい先ほどジャステシアくんの分は残さねばと言ったばかりだ」 こちらで確保しておかねば食べつくされてしまうのではと、バラニは危機感を抱いた。 「だが食べ盛りなのは良いことだね、無理しない程度によく食べたまえ……よく噛んでだぞ!」 (23) 2022/04/29(Fri) 21:59:21 |
【人】 中等部 バラニ「食事とは奥の深いものなのだよ。 同じ食材から作られたものでもまったく違う姿を見せたりしてだね……」 あれこれと語っている。 良い家の生まれなのでそれなりに良い物を食べたりもしていたらしい。 「まあ、嫌いと言うのも食べ慣れていないだけというのもあるのではないかと思うよ。食べて克服するのだ、好き嫌いは!」 無理があるかも…… (41) 2022/04/29(Fri) 22:46:27 |
【人】 中等部 バラニ嫌そうな様子をわかりやすく表に出すクロノを見て、少し焦るように 「い、一度にたくさん食べるというわけではなくてだね…… こう、ゆっくりと、頑張れるときに少しずつ積み上げていくような感じだよ、クロノくん……!」 (50) 2022/04/29(Fri) 23:01:42 |
バラニは、伸び悩んでいるのが、悩みのひとつだ。 (a6) 2022/04/29(Fri) 23:06:06 |
【人】 中等部 バラニ「私もあと20……いや、30cmは欲しいのだがね……」 エルナトよりも少し小さいバラニ、ルームメイトを少し見上げるようにして。 「どうか、私を置いていかないでくれ……」 (55) 2022/04/29(Fri) 23:10:49 |
【秘】 夢見る乙女 シャルロッテ → 中等部 バラニおしゃべりしたり、仲良しの先生たちを横目に見たり。 そんなこんなでいつもよりのんびりと食事を終えた少女は、トレイを下げた帰り道、あなたのそばへ。 「バラニはやっぱり頼りになるね」 くす、くす。 すこし掠れた笑い声が踊る。 (-21) 2022/04/29(Fri) 23:54:35 |
【秘】 中等部 バラニ → 夢見る乙女 シャルロッテ「そ、そうだろう! ジャステシアくんがいないとなれば、やはりこのバラニが為さねばならぬことだと思い…… い、いや、ジャステシアくんがいたとしても、私は為すのだけれども……ええと、つまり、だね……」 不意にあなたに声を掛けられれば、思わず声をうわずらせながらまるで言い訳するかのように言葉を並べる。 視線を泳がせながら、嬉しい気持ちを隠せない様子はどこか微笑ましいものだ。 「……あ、ありがとう。 私は嬉しいよ、シャルロッテくんがそう言ってくれるのは」 ▼ (-29) 2022/04/30(Sat) 1:24:04 |
【秘】 中等部 バラニ → 夢見る乙女 シャルロッテ咳払いをひとつしてから、しっかりとあなたに向き合って見据える。仄かに顔も赤い。 「……シャルロッテくんも、クロノくんの面倒を見てくれてただろう、とても助かったよ」 「どうしても、クロノくんのような年下の女の子が相手だと、私では手の届かないところも出てしまうからね……」 「そう言った部分ではシャルロッテくんを頼らせて貰うよ。 シャルロッテくんも、何か困ったことがあれば私を頼りにしてくれたまえ!」 (-30) 2022/04/30(Sat) 1:26:15 |
【人】 中等部 バラニ>>80 エルナト 「むむ、君に泣かれると私も困ってしまうからな!」 「今日はこのあたりでで矛を収めさせていただくとしよう」 なんて、ふざけ合うようなスキンシップをいつものようにしてから。 気が済んだと言うように、柔らかく痛みなど与えはしない拳をひっこめる。 「ほほう、お祝い!良い提案をするではないか、エルナトくん。 楽しみがまた増えたね、どんなことをするのが良いだろうかね、ふふ」 まだ見ぬ、決して訪れるかもわからない未来が訪れる事を信じて楽しそうに笑った。 ふわふわの金髪にやや小柄な体躯はまさしく、可愛らしいわんこのようだ。 「ああ、そうだ。 エルナトくん、また君のおすすめの本があったら是非とも教えてくれたまえ。 良くあるためには、健やかなだけではまだ足りないものだからね!」 (85) 2022/04/30(Sat) 2:12:21 |
【秘】 夢見る乙女 シャルロッテ → 中等部 バラニクラスでだって、あなたはみんなを引っ張ってくれる素敵な学級委員長。 張り切りすぎて空回ってしまうことも、たまにはあるけれど……。 きっと、そういうところが愛嬌で。 こんな風に照れているのも、なんだか微笑ましいな。 「ふふ。 下の子たちもきっと、バラニを頼りにしてる」 「ロッテも、バラニの真似をしただけだもん。 でも、力になれたらうれしいな」 ▼ (-52) 2022/04/30(Sat) 9:50:42 |
【秘】 夢見る乙女 シャルロッテ → 中等部 バラニ——なんて、談笑するさなかに。 上級生の荒げた声に、少女はかすかに肩を震わせた。 神経質な彼が不機嫌そうにしているのは珍しいことではないのだろうが、少女は大きな声がすこし、苦手だった。 「……こわいな」 「…………神隠しの噂も……」 今日は気がかりなことがあるから、きっと、余計に。 (-53) 2022/04/30(Sat) 9:51:36 |
【秘】 中等部 バラニ → 夢見る乙女 シャルロッテ「そ、そうか! 私の真似をか……励みになるよ、うむ」 あなたの言葉に相変わらず照れくさそうにしながら、あまり締まりがないような姿を見せられまいと努めて平静を装おうとする。 結局、装い切れず節々に緩み綻びは見え隠れしているのだけれど、これが今のところ精一杯だ。 ▼ (-55) 2022/04/30(Sat) 11:43:04 |
【秘】 中等部 バラニ → 夢見る乙女 シャルロッテそんな談笑の中、荒げた声を耳にして、あなたが肩を震わせるのも目にする。 いつもの事と言えばそうなのだが、それでも少し険しい顔を作って。 「……まったく、フィウクスくんにも困ったものだ」 上級生だと言えど、アレは反面教師にしなければならないと。 不安そうにするあなたの姿を見れば少しばかり彼にも文句のひとつでも言ってやろうかなんて思って、ひとつ呆れるように呟いて。 ▼ (-56) 2022/04/30(Sat) 11:44:22 |
【秘】 中等部 バラニ → 夢見る乙女 シャルロッテ「……大丈夫さ、シャルロッテくん。神隠しなどただの噂。 ジャステシアくんだって……少しばかり、いつも通りではなかっただけさ」 実を言うならば、怖いのはバラニも一緒だ。 それでもあなたを不安にさせまいと、気丈に振る舞い優しい言葉をかける。 「安心したまえ。 君には……私が付いているのだから、このバラニがね」 (-57) 2022/04/30(Sat) 11:46:01 |
【秘】 中等部 バラニ → 司書 エルナトあなたがルームメイトと一度別れ、図書室に向かってからしばらくして。 「やあ、エルナトくん。少し待たせてしまったかな、すまない」 バラニも図書室にやってきて、あなたの姿を見つければ気安い挨拶を送って。 「さて、君は今日どんな本を読んでいたのかね?」 たった今、本を読んでいるところならば興味深そうにしながらそれを確かめようとするだろう。 (-58) 2022/04/30(Sat) 12:19:17 |
【秘】 司書 エルナト → 中等部 バラニ図書室は椅子と机のある一角以外はカーテンが閉められていて、 蝋燭の明かりが主な光源になっているから少し薄暗い。 それでもきちんと清掃はされているのか、 埃っぽさはなく涼やかで快適な場所になっている。 その椅子と机のある一角、読んでいた本を置いて、 ルームメイトは君へと視線を向ける。 「全然。本を読んでたら時間がすぐ経っちゃうから。」 「今日のはね、『つばめの旅』っていう本。」 「色んな国を飛びまわる一羽のツバメの物語だよ。 外の世界ってこんな風なんだ。って知れて楽しいよ。」 エルナトは初等部のころからずっとここにいるので、 外の世界のことはほとんど知らない。 微かな憧れを持っている。 「君はどんな物語が読みたい? 前の本は楽しかったかい?」 座ったままの姿勢で、見上げるようにして問いかけて。 (-60) 2022/04/30(Sat) 12:38:43 |
【秘】 夢見る乙女 シャルロッテ → 中等部 バラニ心配をかけてしまったろうか。 少女はかぶりを振った。ロッテは大丈夫。 「……すこしピリピリしてるね」 「フィウクスも、へんな雰囲気になっちゃったから、カッとなっただけかも」 今日がほんのすこし、いつも通りでないだけ。 あなたのその言葉に安心したように、少女は僅か、唇を綻ばせた。 「うん、うん。……ありがとう」 「ジャステシアのところにね、ホットミルクを持って行こうと思って。 もし、よかったら。バラニもついてきてくれる?」 顔を見られるかはわからないけれど。 あたたかな飲み物は、ほっと落ち着かせてくれるから。 (-62) 2022/04/30(Sat) 13:06:06 |
【秘】 中等部 バラニ → 夢見る乙女 シャルロッテ「……きっとそうに違いないさ。 フィウクスくんは少し気難しいところがあるが、常日頃から悪いことをしているわけでもないしね……」 「かもしれない」に「そうに違いない」と重ねる。 決して気難しく人を受け入れないところは、困ったことではあるが悪いことをしているわけではないのだからと。 かと言って、良いところを見ているわけでもないので少し腑に落ちないところがなくはないのだけれど、あなたの前だからと言葉と飲み込んで。 「うむ、もちろんだとも。 私もジャステシアくんの様子は気になることだしね。 彼女の分の朝食も持って行こうと考えていたところだったし……ちょうどよかった」 (-84) 2022/04/30(Sat) 19:19:03 |
【秘】 夢見る乙女 シャルロッテ → 中等部 バラニこくり、こくり。 少女はあなたの言葉にちいさく頷く。 それは勇気をくれる言葉だ。怖くないよって、大丈夫だよって伝えてくれる声。 「……うん、もう大丈夫、怖くない」 「ロッテまでしゅんとしてたら、ジャステシアにも笑われちゃうかも……」 「それじゃあ、ジャステシアの朝ごはん、もらってくるね」 少女はきゅっと拳を握り、あなたに微笑む。 それから、ジャステシアの朝食の準備をするだろう。 体調不良かもしれないから、食べやすいようにとチキンスープを。それから、あたたかでほのかに甘いホットミルク。 (-88) 2022/04/30(Sat) 19:53:59 |
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