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【秘】 ■■■■ シトゥラ → アタシは メサ「ハア……」 青年は溜息を吐いた。 苛々した感情を隠そうともせずに、頭を掻く。 「アンタの自傷行為に付き合わされて最悪ですよ。 満足ですか、これで。 ロール アンタが僕に求めてた役割はこれで正解ですか? 疲れました。どうして僕がこんなくだらないことを」 嘆息、心底呆れた顔をする。 「アンタが幸せだろうと、不幸だろうと。 僕にはもう関係が無いんですよ。 僕はニアに全て捧げた、アンタに与えられるものはない」 (-108) 2021/04/27(Tue) 3:34:47 |
【秘】 アタシは メサ → ■■■■ シトゥラ苛立ちと呆れ。 追い求めた夢の先はここにある。 あなたが愛と呼ばない溢れた欠片を、拾い集めて抱きしめる。 「ニアにはできないことだから。 アンタならきっと、できるって、してくれるって思ったから」 甘えた。ねだった。 しょうがないと言うあなたの優しさを知っている。 アタシに与えられた役割がなんだったとしても、あなたが要らないと言うのならそれが真実で全てだったから。 「気持ち悪いよね。 お姫様に手を出して王子様にお仕置きのおねだりして」 一人きりの灰かぶり。 魔法使いはやってこない。 お似合いの赤い靴を履いて狂ったように踊り続ける。 (-110) 2021/04/27(Tue) 7:40:02 |
【秘】 アタシは メサ → ■■■■ シトゥラ「アタシは一体なんだったんだろ……。 アタシも誰かに望まれて生まれたかった。 望まれて生きたかった。 せめて望まれて……死にたかった。 ここでこのまま死に損ないで居たくなかった」 観客の居ない舞踏会で踊っていれば踊り子にでもなれるかと思ったけれど、そんな事もなかった。 気を引くために振るった悪意も惨めさも悪役になるには未熟だった。 もう、お仕置きも終わりなのだろうか。 残念。 「アタシにはできなかったことはニアがしてくれるんだろうな。 世界を見てまわったり、美味しいものを食べたり、毎日素敵なことがあって…… いいなぁ。羨ましいなぁ。 あんまり泣かせるような事したら駄目だよ。……ま、アタシが言うことじゃないか」 痕に触れる、あんな顔を見てしまったら勝ち目がないじゃないか。 だから素敵なお嫁さんになって欲しいと思った。 「……」 そこで溢れるうわ言は途切れた。 じっとあなたの沙汰を待つ……。 (-111) 2021/04/27(Tue) 7:42:45 |
メサは、これ以上望んではならないと思った。 (t2) 2021/04/27(Tue) 7:50:01 |
メサは、彼らと出会う前。どこかで誰かと話していたかもしれなかった。時空の歪みだ。 (t3) 2021/04/27(Tue) 21:10:31 |
メサは、ずっと"声"を聞いていた。 (t4) 2021/04/27(Tue) 22:53:11 |
【秘】 ■■■■ シトゥラ → アタシは メサ「そんなに美しいものじゃない。 僕はニアひとりの為に、全部を裏切ってきた。 背負った期待も、繋いだ手も、約束も振り切って。 それが賢い手段だとは思っていなかった。 間違っていると知っていながらこの道を選んだ。 僕は、裏切り者だ。許して貰えるとは思っていないし、 許されるつもりも、それを乞うつもりも無い」 青年は呆れた顔のまま、メサに手を伸ばす。 期待されたのなら、応えなければならない。 ──“そういう風に出来ている”。 → (-246) 2021/04/28(Wed) 2:03:13 |
【秘】 ■■■■ シトゥラ → アタシは メサ「でも、僕は選んだのなら迷わない。 ニアの手だけは離さない。 ──泣かせる?あれが泣くわけないでしょう。 そんなこと、アンタが一番分かってるはずだ」 青年は笑った。 王子様と云うには、随分と悪どい笑み。 「素敵なこと、たくさんしますとも。 あれが泣いて逃げ出すまで、負けを求めて僕を乞うまで。 あの強情な心、いつか折ってやりますよ!」 アハハ、と高らかに笑った。 (-248) 2021/04/28(Wed) 2:13:06 |
【見】 アタシは メサ>>+114 サダル 「死に物狂いだったからあんまり覚えてないのよね。 最後に星の光が見えたからサダルのとこに帰ったのかと思って探しに来たの。 それで、あのリボンはアタシのじゃなくて アタシを殺したヤツ のリボン。もう誰かは分かってると思うけど……もしかしてそれ、シトゥラに渡したの?」だとしたらアイツはどんな反応をしたんだろうか。 気になる。けれど、知りたくないような気もする。 フクザツな表情で恐る恐る聞いた。 「通り魔ってやつ?後ろからグッサリ殺されちゃったのよ。 リボンはその時に奪ったものね。 いろいろ約束とかしてたのに会えなくなっちゃったしいろんなことが叶わなくなっちゃった。そう考えたら虚しくなっちゃって。アタシってなんで生きてたんだろーってさ。それで気分は最悪だった……んだけど。 だって言うのに。まさかまたサダルと話せるとは欠片も想像しなかったわ。なんだか雰囲気も変わってるし、どうなってるのかしら」 そもそも自分は死んだはずで。 それに加えてこんなにも多くの人が幽霊のように、生きているかのように動いているのか不思議だがまぎれもなく現実に起こっているので素直に疑問を口にした。 (@11) 2021/04/28(Wed) 22:19:12 |
【秘】 アタシは メサ → ■■■■ シトゥラ「シトゥラが選んだならそれは間違いじゃない、と思う、けど」 嗤うあなたにぽそりと呟く。 ――欲しいと思ったものの為に他の全てを投げ捨てるか、と魔術師に問われた事を思い出した。 あの時はそんなことはあり得ないと、最低だと啖呵を切ったが今になってみれば結局自分も天秤が壊れた人間だった。 傾ける事ができない天秤。 もし同じく壊れた天秤ならば。 何もかもを天秤に乗せようとして取りこぼすくらいならきっと片側だけを支える方が賢い。 ↓ (-311) 2021/04/28(Wed) 22:53:55 |
【秘】 アタシは メサ → ■■■■ シトゥラ「もうすっかりご執心なことで。 はぁ……アンタがそうやって全部振りきれたのなら、それでよかったのかも。 アタシにはアンタたちがキラキラ輝いて見える。 それがたとえ歪んでたとしてもその行く末を祝いたかったんだ」 否定したくない。肯定したい。 あなたが笑いかける事はなくとも、自分は笑っていたい。 ただ、それができるような聖人ではなかったし既に害を為してしまった。 あの瞬間から自分がどうしようもなく行き場を失ってしまったともう分かってしまったから。 見届けられないのは悲しいし、悔しいけれど、 あとはお邪魔虫が消え去れば物語はきっとハッピーエンド。 「お願い――シトゥラ」 ボロボロの心と体を投げ出して瞳を閉じた。 アタシができることはもうこれしかないんだ。 (-313) 2021/04/28(Wed) 22:54:21 |
【秘】 ■■■■ シトゥラ → アタシは メサ「輝いているモンかよ。 あーあ。もっと選ぶなら可愛い子を選ぶんだったなァ。 素直で、優しくて、ちゃんと笑ってくれるような」 青年は呆れたような息を吐く。 腕を組んだ。 「──困ってるんですよ、僕も。 散々悪口ばかり言う癖に、本当に嫌じゃないことは受け入れる。 僕が手を伸ばしたら、憎まれ口を叩いて握る。 それが可愛いと思ってしまうんですよねェ。 本当にバカになってしまったのかもしれませんね」 メサの腕を掴んで引っ張り上げる。 ひどく、優しく笑った。 → (-327) 2021/04/29(Thu) 2:09:54 |
【秘】 ■■■■ シトゥラ → アタシは メサ引っ張り上げた掌に、戯れのように口付けを一つ。 青年は手を離した。 彼はけして、王子ではない。 メサの手を取ることはしなかった。 けれど、最後に彼女にこうして温もりを残す。 彼は優しくない、だからこうしてひどいことをする。 「罪も罰の時間も終わりです。 アンタはこれから、償っていくんだ。 後悔を、与えた傷を想って生きていくことになる。 それが一番痛いでしょう、頑張りな」 ひら、と手を振る。 死という簡単な終わりを突きつけない。 殺害という明確な終わりを示さない。 それが彼の思う、一番残酷な結末だった。 「じゃあな、メサ。今までありがとうございました」 彼の足音が遠くなる。 青年は、振り返ることは無い。 (-328) 2021/04/29(Thu) 2:17:44 |
【見】 アタシは メサ>>+150 >>@16 サダル あなたの話を黙って聞いていた。 うーんと首を傾げてから口を開く。 「たぶん、アタシにはわからない。 世界とか、台本とか、偽物とか……。 アタシには生と死があった。どれもが本物でそれが全て」 目を逸らしてぎゅっと拳をつくる。 変わらない日常は失われてしまった。 死の先よりも、生の続きの方が欲しかった。 もう進む先も戻る場所もなかった。 「でもサダルの言う事もなんとなく"そう"なんじゃないか、と思う。 今まで違和感はあったんだ。 アタシは "一番槍"であることが決められている ような……そういうキャラクターが、それしかない人形が舞台の上で踊らされているような感覚があった、気がする」あなたから語られるお話には説得力のようなものが感じられた。 一つの物語を語り聞かせられるような感覚に近いのかもしれない。 自分もその登場人物の一人だったのだろうか。 はたまた、その他大勢のエキストラだったのだろうか。 彼女に自覚は無かった。 ↓ (@17) 2021/04/29(Thu) 10:39:45 |
【秘】 アタシは メサ → ■■■■ シトゥラ「フン。なんでアタシが惚気を聞かされてるのよまったく」 楽しそうに、嬉しそうに……優しそうに笑う声。 目を閉じていてもわかるあなたの表情。 倒れたまま努めて心を閉ざそうとした次の瞬間。 「――――――え」 ぐわん、と身体が揺れる。 思わず目を開くとあなたの悪戯が目に入った。 時が止まったかのように呆然と立ち尽くす。 ↓ (-355) 2021/04/29(Thu) 13:50:07 |
【秘】 アタシは メサ → ■■■■ シトゥラ「……ひどい人ね」 罪?罰?終わり? 相変わらずシトゥラは望まれた以上の答えを返してくる。何でも出来過ぎなのよ。 去っていくあなたに声をかけることもできずに、 漸く口が動いた時にはあなたはもう背しか見えない。 温かさをもらった所から痛みや苦しみが消えていく。 まるで魔法のように。 あなたの事を忘れたくて、嫌いになって欲しくてこんな事をしたのに最後まであなたには敵わなかった。 「ありがとうって何よ……ホント、最悪。バカみたい」 手で顔を覆ってぽろぽろと涙を流す。 どうしてこんなにも温かい。 たったひとつ、遊びのような口づけ一つだけなのに。 惨めで哀れな女は死ねなかった。 物語は終わらない。 ここにいる。 死ぬことは できなくなってしまった 。あなたがそれを望んだから。 ――そして、アタシもそれを望むから。 誰も価値を認めなくてもアタシはこの宝石の欠片を大切にしよう。 "アタシ"にはそれで十分幸せだよ。 ↓ (-356) 2021/04/29(Thu) 13:51:14 |
【秘】 アタシは メサ → ■■■■ シトゥラ「さよなら、シトゥラ。 アタシの初恋の人。意地悪で優しい王子様。 ぐす……あーーーーーーーーーーーーーー! はぁ……………恋って、いいなぁ」 後には、嗚咽まじりの声で泣く彼女と、やわらかい声がぽつんと残されていた。 (-357) 2021/04/29(Thu) 13:51:37 |
【独】 アタシは メサンイィィィィィィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! !!!!!シトゥラ!!!!!!!!!!!!!!!! !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! (-358) 2021/04/29(Thu) 13:52:46 |
メサは、ひとり、泣いている。 (t6) 2021/04/29(Thu) 13:53:07 |
メサは、恋を知った。 (t7) 2021/04/29(Thu) 13:53:55 |
メサは、初めて望まれたから。それを貫こうと誓った。 (t8) 2021/04/29(Thu) 13:56:01 |
メサは、そっと温かさを抱いた。 (t9) 2021/04/29(Thu) 13:58:04 |
【見】 アタシは メサ>>+168 サダル 「サダルも大概激動の役者だよね……」 聞き終われば嘆息。 あまりにも大立ち回りじゃないか。 本当にここ数日で一人の人間を中心として起こったとは思えない――むしろ最初からそう決められていたと言われた方が納得できるような――結末だろう。 「これから、かー。 アタシもそう思うよ。全部、忘れたくない。 歩んできた生を、今を連れ添って行きたい。 こんなアタシにも少し……ううん。勿体ないくらいたくさん出会えたんだと思う。 アタシのお話はもう終わってしまったけど、 サダルの言うようにこれで終わりじゃなくて物語の続編があるのなら……それを期待しているアタシも居るんだ」 濁った影の中に僅かに灯がともる。 しかしすぐに闇の中に呑まれてしまう弱弱しい灯火。 「だけどまだ、ここに引き留めるアタシも残ってる。 だからそれを確かめに行くの。 どうなるかなんてわからないけどね! もしもアタシが立派な役者だとしたら、 それはアタシが迎えなければならない結末なんだ」 きっと無事には済まない。 二度と立ち上がれないかもしれない。 それでもあの人に、あの人たちとの因縁は無視できないほどに根を張って自由を許してくれない。 (@21) 2021/04/29(Thu) 21:23:32 |
メサは、なんだかパンが食べたくなってきた。 (t10) 2021/04/29(Thu) 21:38:42 |
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