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【秘】 風紀委員 普川 尚久 → 朝日元親「危ういどころか“お手伝い”して下さる方がいますので」 誰とは言わないけれども、実際学園がバックについてる時点で最悪なんとでもなるし、そもそも普川は自分が最悪で切り捨てられても気にしない性質である。それを顔や態度に出すと意味がなくなるから出さないだけ。 「俺も守屋女史がバカと思うのも、“自分の事をどう扱おうが自分の勝手”なのはまあ物凄い理解できるんですけども」 しっかり小声は聞いている。 定期的に地獄耳なのはばれてるので今更かもしれない。 「言い返してやればどうですか?“お前こそ人のこと言えんの?”って。朝日後輩は知らないですかね。そもそも守屋って あんな感じになったの2年からで、1年の時はもっと大人しくて目立たない人でしたよ。 俺正直当時知らないくらいでしたからね。まあだから、前々から思ってたんですよねぇ。 『あれ無理してやってんのかな』って。 腹立つならその辺責め立てたらすっきりするかもですよ」 自分も2年からキャラチェンジしたのはやっぱり伏せて。 とは言え、だからこそそれを問い詰める気にはならなかったのがある。自分だってされると面倒だからだ。ただ、気にならないかと言うと別。だからこんな振りを投げる。 「そっちが、って言うほど普段から乖離してるようには見えませんけど。しょっちゅう悪態吐いてるように聞こえますし。……ああ、じゃあレポート的に──」 と、軽く搔い摘んで要点を答えてくれれば、頷いて素直に聞いただろう。 (-2) 2021/11/06(Sat) 22:35:34 |
【秘】 鏡沼 創 → 風紀委員 普川 尚久>>6:-327 「ええ、その認識で間違いねぇですよ」 「修復方法は、ゼロじゃねぇでしょうが……僕の異能に 晒されてる内は、中々難しいんじゃねぇですかね? 治る傍から焼き切っちまうんじゃ、イタチごっこに なりかねねぇですし」 同じ学園に通い続けてる間に治療するのは、現実的でないと。 鏡沼が言わんとしているのは、そういう事だ。 或いは、自分が異能を完全に制御出来れば話は別だが。 「……ま、言うほど悲観する事でもねぇですよ。 僕が“居ない”状態でも連絡取る方法は、朝日がちゃぁんと 気付いてくれやがりましたんで」 そう言うと自分のスマホを取り出し、軽く振って示す。 あなたがその意味に気付くかどうかは、別として。 「んじゃ、お言葉に甘えちまいますかね。 事務処理まで、押し付けちまう形になっちまいますが。 あ、仮に授業に出てる僕が居やがったとしても、真面目に サボってやがるんで。ご安心くだせぇね」 そんな事を言いながら、鏡沼は文字通り姿を消すのだった。 (-4) 2021/11/06(Sat) 22:57:37 |
【秘】 朝日元親 → 風紀委員 普川 尚久「あ、そう。まあ僕も似たようなもんか……」 聞き取りに素直に応じようとしている辺りとか。 事前にそういう話だったんだから、蹴る理由もないだけだけど。 「2年から? へえ。 何を思ってそんな風に変化したかは気になりますけど。 でも僕が守屋先輩の立場なら、 聞かれたら面倒だ って思いますね。面倒と思われること、する必要もないでしょう。 余程僕にとって得があるなら別ですけど」 普川先輩の思考なんて僕は知るはずもないけど、その点に関して意見は一致しているようだ。 バカな人だと守屋先輩のことは思うけど、別に嫌いじゃない。 責め立てて『面倒な奴』と思われることの方が僕にとっては害がある。 利害がなにひとつ釣り合わない。 そんな思考を即座に回すのは、本当の僕ではなく僕≠フ方だ。 「ムカついたらつい口に出るんですよね。でも出さない方が良いのは当たり前でしょう? それを理解してる僕≠煖盾ワす。 ────ええと、それで。副作用でしたね」 眩暈に吐き気。 想定される副作用は三半規管の狂いだろう。 少なくとも僕が感じるものはそうだ。 あとはこっちは正しい作用の方。異能の強化を感じる。 嗅覚が澄まされたり、視覚が鮮明になったり、いろいろ。 そう纏めて暈した。 僕≠ェその方がいいと、そうさせた。 (-5) 2021/11/06(Sat) 23:14:34 |
【秘】 風紀委員 普川 尚久 → 朝日元親「まあ、面倒に思いますねぇ」 ただし、それは相手に興味関心がない場合で。 話す気が微塵も起こらない相手に言われたらの話で。 もし、それが、“例外”の人間がいたら。 本当は聞いて欲しいと思う心理がないと否定できないのを、普川尚久は痛いほど知っている。 けれどそこまで説明するのもおかしな話だ。 面倒と思うのなら、彼女も自分から説明はしないだろう。 この手のものは死ぬ程聞いてくる相手がいるか、あるいは心を開いた人が興味を持ってくれると知った上で自分から話すか、大体はそのケースが多いのではないだろうか。 最も彼女がどうしてそうなったのか。 知らなければ彼女を支えられないとか、親しくなれないとか、後輩ではないとかそんな事も一切無だから。この話はこの一言でおしまい。 「はいはい、副作用ですよ。三半規管?気分が悪いと申告する人も多かったですし──」 そんな感じに律儀に答えてくれる彼のオーバードーズという非常に珍しい治験結果を聞き取りながら、保健室での会話はそれで終わったのだろう。 (-92) 2021/11/08(Mon) 4:23:13 |
【秘】 風紀委員 普川 尚久 → 朧げな遮光 守屋陽菜『はあ。楽しめるものなんですかね』 『わかりませんね』 『瘦せ我慢じゃないのはわかりますけど』 『そう至る心理が』 ただ、これは問いかけではなく独り言に近い。 返事は別に求めていない。そんな感覚。 『言われた事を君も“人のこと言えない”』 『そう言い返しただけですよ』 心配してか否かも当然の様に書かないまま。 節介なのか嫌味なのか心配なのか。 (-93) 2021/11/08(Mon) 4:30:09 |
【秘】 風紀委員 普川 尚久 → 朧げな遮光 守屋陽菜「……でも、どうせこの最後の一文が返って来てる時点で、あんま意味ないよなぁ……」 どんな独り言を呟いても問題ない自室で、はーやだやだ。と溜息を吐きながらそう呟いてベッドにスマホを放り投げて、メッセは今日は店じまいとなった。 (-94) 2021/11/08(Mon) 4:31:13 |
【神】 風紀委員 普川 尚久>>G3 シオン 「え?急に何?襲撃?討ち入り?」 全力・たのも〜!!の声に、正直部屋から出たくないと思ったがこの部屋宛なのもわかったので、近所迷惑にならない様顔を出す。 「…………部屋間違えてますよ」 五重の塔となっている弁当 を見て思わずつぶやいた。 (G12) 2021/11/08(Mon) 4:34:36 |
【人】 風紀委員 普川 尚久>> 拝啓・柏倉陸玖様 “屋上に行こうぜ” 久しぶりにきれた風紀委員ではない普川尚久に呼び出されたのは副会長ではなく柏倉陸玖であり、更には自室でもないと言う事から余程のキレ具合が──大体普川は素の表情は素直なので、素でこんな顔してる時点で──色々と聳え立つような圧を感じる。 「お前と一緒になる前に言っておきたい事がある」 そして実際にかなり厳しい話と本音の連打が繰り広げられ── 時は遡り、期待とか決めちゃった俺達であったが、そう。 二人で色々決めたのはなんと鍋パよりも前日である。 つまるところ冷静になって「あれ?」と2年生時代からの事を考える時間は多大に用意され、しかしながら事件の鎮静化までは黙って置いたのだ。 そうして数日間掛けて気付いた 相手の手落ちと抱いた感情を正しく等しく鈍かろうが分かりやすいように理論的に出力し、コマンド連打で叩きつけた後、 ただ仁王立ちで不動で見下ろして(見つめて)いる── (32) 2021/11/08(Mon) 18:45:58 |
【神】 風紀委員 普川 尚久>>G14 >>G17 シオン 柏倉 「頼んでない!労わりならむしろその圧は逆効果だろ!?」 「何で俺なのかさっぱりわからねえから困惑くらいするわ! つーか他人事してるけどこれ普通にお前も対象内じゃないの? 対象内じゃないとこの五重塔は制圧できねぇけど?」 幾ら大食いと言っても限度はある。 閉められない扉。 同室者は完全に相手の味方に見えて中立気取り。思わず蹴りたくなったが、どっちにしろそのためには開城は必須。 「……はぁ。面白い話、できんよ」 「代わりに条件としてそこの馬鹿も連れて来て」 諦めた。無血開城が行われた。 ひとりだったら追い返すか、せめて場所を変えたのだが。 頼んではないのは事実だが、だからといって放っぽりだすのもあれだし。 (G18) 2021/11/09(Tue) 4:19:35 |
【人】 風紀委員 普川 尚久>>33 柏倉 「本当にわかってる?どこが悪かったか理解してるか? “悪いとは思うけど改善点はさっぱりわからないです”と 考えてたりしてない?ねえ大丈夫?俺本当に期待していい?」 めちゃくちゃに面倒臭い女みたいな返しだが、 そもそもそっちの返しも浮気バレした彼氏か? まあ、しょうがないのだってわかるよ。 俺もお前も参りまくってぐっちゃぐちゃだったよもう。 信じられないってのもわかんなくはないけどさあ。 これ程共感を示し合えたのに先に置いていったのはどちら様?ねえねえどの口?置いていくって?俺が?バカお前以下略 と、置いていく以外にも面倒臭い男を無限に拗らせているが、 相手も面倒草男の極みな上に我儘許可されたので言っている。 とは言え、実は素直に反省されたので既に内心毒気を抜かれて「次は気をつけろよな」なんて言いかねないのだが、 そもそもそんな感じを今までしてたからこうなったのでは? と言う事に気づいたので、いつもよりも数倍マシで少し頑張っております。ってやってる時点で基本的にこの男、やはり根が他者に甘い。 正座している副会長を見下ろす仁王立ちの風紀委員。 間違いなくやばいのだが、今はただの野郎2人なので問題ありません。 (35) 2021/11/09(Tue) 5:07:33 |
【人】 風紀委員 普川 尚久>>36 柏倉 「そこは言い切れよ。お前副会長してる時“多分”って言ってくる奴いたら暗に警戒するだろぉ……あーはいはいはい」 これは委員系役職あるある話らしい。 とは言え、当然追求した上で帰ってきた返答を聞けば溜息を一つ。間違っている訳ではないし、出来る事から片付けていく。建設的で非常にいい。これが柏倉じゃなければもっと素直にとらえられたのだが、と言うのがあるのは置いといて。 あとやっぱり浮気以上の悪では?もう少し正座する? 何か気付いた顔をして、スッ……っと正座してる足をそっと足で触れてみた。靴でではしませんよさすがに。 「まあ全部素直に汲んでくれた様だし、この程度で。 ところでこれ見て、ほれ」 痺れたか痺れてないかはさておき、いずれにせよ立ち上がらないと足も痛いだろうと手を差し出そうとする。それとついでに一枚の紙を見せて来た。 『役職休暇申請受理証明書』と、初めて作ったような謎の名前の証明書と、中にくどくど書かれているが端的に言うなら 「風紀委員と生徒会の休み」 をもぎ取ってきたらしい。具体的には(5)1d6+1日分。もうこの時期なので授業時間も少ないし、ほぼ休みと同義だろう。「例の“報酬”何も決めてなかったから。お前も分もついでに休み取ってやったぞ。どっか遊びに行こうぜ」 (38) 2021/11/09(Tue) 19:23:06 |
普川 尚久は、有能なので6日もl休みもぎ取ったが?とドヤ顔した。 (a33) 2021/11/09(Tue) 19:23:31 |
普川 尚久は、「あと俺宛ての反省文は個別に書いて」と要求した。 (a34) 2021/11/09(Tue) 19:26:12 |
【神】 風紀委員 普川 尚久>>G19 >>G20 シオン・柏倉 「うるさい薬突っ込みますよ。 あとお前も含まれてんだよ面白顔の馬鹿氏がよぉ。 ……?は?聞こえる?何が?」 もう持ってない。後敬語に戻った。 ついでに聞かれて困るような事、はてあったか? 疑問符を浮かべつつも、この男2人なので綺麗目の部屋だ。机も容易に塔は解体されて行く。2回目なので遠慮なく箸を取った。箸がないならさすがに3人分の箸くらいはあるので出てくる。 「初日に貰った時とそちら全く変わってませんねほんとに」 中身も態度も、全体的に色々と。 (G21) 2021/11/09(Tue) 23:23:21 |
【人】 風紀委員 普川 尚久>>39 柏倉 「足がきついのは自業自得ですぅ。 大丈夫じゃないのに出して来たら本気で救いようのない学園だろ。まあそれこそ忙殺された原因の報酬なんだし、当然の様に享受していいだろ」 別の某若井氏は芸大の推薦だったか。 通るといいなとぼんやり思いつつ。自分達が行く大学は余り推薦と言う系統でもないし、休暇くらいが一番良いだろうという判断だ。それこそこの疲弊っぷりだと受かる大学受からなくなる。 「行きたい所って言われると幾らでもあるけど。そもそも6日もあるなら海外旅行でも行かねえ限り全部回れんじゃねぇの?」 とは言え提案を出せと言われれば考える。そもそも相手は食の好みと言い、割と無難な好きが多すぎる。大体どこか行きたがるなら自分なので遠慮も何もなく決める方が早い。 「まあ息抜きなら“いかにも”ってとこ行く方がいいんだよな。 それこそ水族館とか。6日間は行かねぇけど。 あ、 オープンキャンパス 6日の中に日程あったわ。これ今の内行っとかないと今度行けないとマズい……そういやシャーペンの試し書きしようと文具屋行きたかったな。テレビの台座壊れかけてたから家具見に行きたいし、大型モールにでも寄って……あ、ビデオ屋行ってブルーレイ借りまくるとか。映画館行くより寮で転がって見てる方が気楽だろ。菓子を買い込むか。お前箸でポテチ食ってんの死ぬほど気になるから薬飲んだ後の夜見ようぜ。素手で行けるだろ」長い長い長い。多忙の極みでどんだけ行けてなかったんだと言うくらいスラスラ出てくる。そもそも一人でいいだろう要件も幾つかあるし、一つ休暇として変なのが混ざってるが重要なのでいれてあります。 つまりは一緒に行くつもりどころか、むしろ行って当然と言う顔をしている。 (40) 2021/11/09(Tue) 23:42:35 |
【人】 風紀委員 普川 尚久>>G22 >>G23 シオン・柏倉 「突っ込まれてたんだ……そういや休んでたけど君もそうだったの。あの日はねぇ俺達もうてんてこまいでねぇ……」 弁当を相変わらず遠慮もなく、もといこれは遠慮してたら日が暮れかねない。普通にサクサク食べていくが、突然置かれた育毛剤にスッ転びかけた。 「死は死ですよ悪かったですねぇ。本気で死ぬと思っ── いや何でナチュラルに育毛剤持ってんの?わざわざ買った訳?」 「あとうるせえぞ柏倉お前の箸奪って素手で食わさせるぞ」 育毛剤を睨みつけていたが、暫く見て手に取ってみる。 使い方を確認して蓋を開けてみた。 →ランダムダイス:[シオンにとりあえず育毛剤をぶっかけてみる。] (43) 2021/11/10(Wed) 3:49:37 |
普川 尚久は、今は女子の姿だろうと容赦なくシオンに育毛剤をかけた。 (a37) 2021/11/10(Wed) 3:50:28 |
【人】 風紀委員 普川 尚久>>41 柏倉 「この程度の案件で多いとは軟弱な…… もっと普段は多くの案件をお抱えなさってるでしょう?」 言いつつもリストと日程を上げた方が効率は良いので承諾した。 その辺りは基本的にやはりこの二人、効率厨の気がややある。 もとい、こう見てて2人揃って元体育会系だった為か、 ゴロゴロ寝るという選択も当然の様に除外されており、 更には二人で過ごす事が当然なのに何か言及されない事も、 それらにツッコミが入らない時点で“似た者同士”だろう。 ただ箸で食べるのはやっぱり変だと思う。それはもう一回言った。 「まあさっき挙げたのは体育祭の後だからいいとして、と」 異能計測器を兼ねた時計を見る。 この関白に関白宣言をする謎の正座大会ために確保された時間は大分余裕があった。相手が素直に聞き入れてくれたから落ち着いてす終わったのもあるし、こちらが怒りで非常に長く時間を取ってしまったのもある。 「時間まだあるから、体育祭の前に一個だけ付き合えよ」 何処かと聞かれれば、“懐かしいとこ”と返した。 きっとそれだけで貴方なら場所の予想はつく。 (44) 2021/11/10(Wed) 4:20:19 |
【人】 風紀委員 普川 尚久>>41 >>a36 柏倉 冬が近づくそこは、美しさとは程遠い 灰色の海 だった。海水浴にも向かない、綺麗な砂浜とも言えずコンクリートブロックは転がる。 防波堤は苔生していて、映像で見るような“海”には程遠い。 ほど遠いからこそ、本当に辛い時にはここに来た。 ほど遠くあっても、海の冷たさはいつも変わりなかった。 俺達には。 「いつ来ても辛気臭いな、ここ」 最も綺麗なら、自転車程度で来れる距離の海だ。 学生がたむろわないはずがない。けれど、 真逆の方向にはもう少し綺麗な防波堤があるから、 “灰色”の方に来るのは余程のモノ好きくらいだ。昔から。 「進路さぁ、お前どうするか決めてる?」 何一つ、今までの自分の努力は振り返ってはくれなかった。 形一つ、影さえもなくそれは消えて行ってしまい、 あの日、あの頃の俺達はどこに居てもただ途方に暮れていた。 そんな場所で、もしかしたらを込めて、明日を語るのを。 お前は呆れるだろうか。それとも笑うだろうか。 でも、聞いてくれるなら俺はどれでも良いと思っている。 道はまだ続いていて、相手と同じ道を選ぶのは淡い期待か。 (45) 2021/11/10(Wed) 4:24:25 |
【人】 風紀委員 普川 尚久>>47 >>48 >>a42 柏倉 「こんな所だから、こそだろ。 まさかキラキラ輝く場所で未来なんて俺達が語れるか? ちなみにお答えはその通り。偏差値なんて大した事ねぇよ。 礼すら伝えたい奴に伝えられないこの異能に比べりゃ、さ。 教育だったけど合わせるわ。薬学部で教員免許取るかぁ」 単調に繰り返される波の音は、癒しとは程遠い騒がしさを宿す。 灰の潮騒。その気取らなささが見える現実と被さる。重なる。 架空作品の様に、海と世界の広さを重ね、精神を持ち治す。 そんなのは俺達は無縁の気質だったから、 だからあの頃、ここに来た。何をしていたかと言うと── 「っと、 ……めずらし、 っめたッッ!!」 ズボンを捲って浸した足に容赦なく襲い掛かる海水の冷たさ。 あの頃と同じく、死ぬつもりなんてまるでないけれど、その沈むような暗く重い冷たさに足で触れて、全部バカバカしくなって、 “美しい”じゃなくて、“くだらない”と吐き捨て笑う。 何かが変わっても、結局その感性や海は変わらない。 停滞の海を見て諦観をしつつ歩みを止めないのも変わらない。 ただ、あの時と一つ違うとしたら。 ひたすら人に触れたがらないこの男が自ら触れることと、 何も言ってすらないのに、自ら手を引いてきたこと。 それに礼を言うのもおかしな話だから、重なりに力を込めた。 (49) 2021/11/10(Wed) 17:25:28 |
【人】 風紀委員 普川 尚久>>47 >>48 >>a42 柏倉 「お、やる気? 俺ももう卒業ぐらいまで異能バレしても問題ないしな。 “苦労ばっかしてた世代”って思われんのもムカつくし。 いっちょ盛大に荒らしてやりますかね、最後に大会を」 異能格闘の経験は互いに昔からある。 折角だ、どうせ参加させられるなら番狂わせでも狙うか。 進路に影響しない程度、逆を言えばその範囲までスレスレに。 現実には諦めきってる癖にこんな所だけプライドはある。 参加すると出してしまえば、絶対格好つけられるよう用意する。 本当に、この海の冷たさと同じくらいバカバカしい。 「いっそ組んじまうか」 ペアの競技として。自分達は馬鹿みたいに異能の相性もいい。 どっちがメインを張って戦おうが永久機関ができる程度には。 それでも当時言い出さなかったし、言い出せなかった。 限界を見出して挫折した彼に、それを提案して何になっただろう。異能の格差を思い知らせるだけ慰めにもなりゃしない。 だからこんな話永遠にする事なんて無いと思っていたのだが。 「“二人”の強さは、この海で散々思い知っただろ?」 (50) 2021/11/10(Wed) 17:32:06 |
【人】 風紀委員 普川 尚久>>47 >>48 >>a42 柏倉 自殺願望も希死念慮も持った事はなかったけれど。 だからと言って、手にしていたモノを失って足場がない状況が苦しくない訳でも、何もなしで立ち続けられたわけでもない。 苦しいを幾重にも重ね続けてがむしゃらに前に進んだだけ。 もしもの話は分からないけれど、 多分あの時、この海を一緒にいる相手が居たからこそ、今こうして、当時考えもしなかったもう一度の異能格闘を考えている。 案外、永遠なんて容易く引っ繰り返されるものだ。 良い意味でも、悪い意味でも。 ならまあ、期待を捨てた海で、期待を拾い直す。 それだってきっとおかしな事じゃないと── そう、堂々と言い切れる日が来るといい。 今は無理でも、いつかは。 (51) 2021/11/10(Wed) 17:33:49 |
【神】 風紀委員 普川 尚久>>G25 >>G26 シオン 柏倉 「金の使い方ド下手くそ後輩ですか? あと教わる訳ないでしょうが生憎幼稚園児でハゲの兆候が無かったもので。そちらにはあったのでしょうかねぇ…… って冷たッ!!弁当にかかるって言ってたのお前だろうが!?」 部屋にまき散らされるバイト代。 トニック系特有のスーッとする独特の香りが食欲を阻害する。 「お残しをして平然と居られる副会長様どうかと思いますわね!? っていうかお前の方が将来ハゲそうなんだよ行け後輩!かけるなら中立気取る最悪なあっちにかけてやれ!」 本当に弁当にかからないか心配になるが、凄い勢いで振るとかしない限り基本は出ない仕組みになっているから大丈夫だろう。 都合の悪い事を言う柏倉の方に矛先を向け── その目論見が成功したかを知っているのはまた別の話で、知る人物は子の3人のみ。育毛剤弁当の騒がしい日々は、何だかんだでこれも平和と言うのだろう。 (G27) 2021/11/10(Wed) 17:45:12 |
普川 尚久は、いつかの日、「ずるいに決まってんだろ」と呆れる。 (a49) 2021/11/10(Wed) 20:53:54 |
普川 尚久は、それでも、今まで前が後ろしか考えなかった奴の (a50) 2021/11/10(Wed) 20:54:31 |
普川 尚久は、隣と言う初めての概念に収めたから、許してやる。 (a51) 2021/11/10(Wed) 20:55:37 |
普川 尚久は、遮るものは何もない相手の手を握りながら、そう苦笑した。 (a52) 2021/11/10(Wed) 20:57:33 |
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