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【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花少女は、それを拒まない。 あなたの指が、頬に触れる。 ほのかな体温を感じる、柔らかな感触。 それはまるで、 「──よく、できてる、でしょ」 まるで、人間に、しか。 少女は微笑んでいた。 すべてを諦めたかのように笑っていた。 「あたしはね」 「──生体アンドロイド。 ヒトと同じように考えて、 ヒトと同じようにごはんを食べて、 ヒトと同じように暮らす模造品。 生体部品の定期的な換装で以て、 “ヒトと共に成長する”── それが本当に可能なのかどうか。 それを確かめるための、テスト・サンプル。 温度も味覚も解析された数値の羅列。 触覚はセンサーの微細反応。 汗もかかないし涙もでない。 人形遊びの紛い物」 (-3) 2022/01/29(Sat) 21:10:30 |
【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花笑っていた。 笑っていたのに、 「信じられないよね、早乙女さん。 ばかみたいだよね、──わかるよ」 「──ごめんね、──にんげんじゃ、なくて──」 どうして。 こんなに、泣きそうなのだろう。 (-4) 2022/01/29(Sat) 21:10:49 |
【秘】 1年 早乙女 咲花 → 調律 水銀 莉桜「生体、アンドロイド……」 触れた頬の感触と体温。 普通の人間と全く見分けがつかない。 ぺた、ぺた。 「にわかには信じがたいけれど……」 対するこちらは真顔のまま。 その手はやがて、肩へと下がっていき─── さわ、さわ。 「…………ふむ」 そのまま、あなたの胸に触れようとしていた。 (-13) 2022/01/29(Sat) 22:05:50 |
【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花諦めたように、笑顔を張り付けていた。 もうあなたが何をしようと抵抗しない。 文字通り、糸の切れた人形のように── ぺた、ぺた…… さわ、さわ…… ふに、ふに…… 「────」 「──あ、あの、早乙女さん?」 泣きそうな顔も吹き飛んだ。 ものすごい困惑したようすであなたを見つめている。 浴衣越しとはいえ、肌の感触はほぼ人間そのもの。 ぺったんこだが。 (-15) 2022/01/29(Sat) 22:14:51 |
【秘】 1年 早乙女 咲花 → 調律 水銀 莉桜「───はっ」 ひとしきり感触を確認したところで、その様子に気付いて手を離した。 離した後も、しばらく空中をわきわきしている。 「ごめんなさい、あまりにも興味深かったものだから。 許可も無く胸を触るのは失礼だったわね」 そこは素直に謝罪してから、あなたに向き直って。 「けれど、どうしてあなたが謝るの? あなたは何も悪い事なんてしていないわ」 (-19) 2022/01/29(Sat) 22:42:26 |
【人】 1年 早乙女 咲花「そうね、食事は大事だわ。 お風呂でもいいし……とにかく普段通りに。 ルーティンワークは気持ちを落ち着かせるわ」 そう言う彼女は普段通りに本を読んでいる。 (17) 2022/01/29(Sat) 22:44:25 |
【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花「い、いやっ。 それは構わない、けれど──」 わきわきし続ける手を見つめて、 まだ困惑というか、色々と処理しきれていない様子。 「どうして、って。 ──だって、あたし、人じゃないんだよ。 ヒトのマネした、ニセモノなんだよ。 ──きもちわるく、ないの?」 (-22) 2022/01/29(Sat) 23:26:14 |
【秘】 コウコウセイ 夜川 彗 → 1年 早乙女 咲花取り繕うように片手を繋いだまま片手でろくろ。 君が一歩先を行くなら眉を下げてついていく事になったんだろう。 嫌だった訳じゃない。ただ、少し。 もうちょっとかっこよく振る舞うつもりだったから。 キッチンへ到着してからは横並び。 準備されたものを順番に眺め、ポケットへ手を突っ込んだ。 「お菓子なら持ってるよ。チョコレートもあると思う。 あ、もちろんぼくが全部たいらげてなければなんだけどね? えー、あるといいな……ありますように……」 さて。ポケットの中にチョコレートは… あった! (-28) 2022/01/29(Sat) 23:48:35 |
【秘】 コウコウセイ 夜川 彗 → 1年 早乙女 咲花じゃじゃーん! 制服のポケットから板チョコを取り出した! 「あったあった。へへ、日ごろの行いってやつ発揮しちゃった。 どれぐらい使うの?全部いっちゃう?」 茶褐色の甘い塊を包む紙を指先で摘まんで剥がしながら、 君の肩へ自分の肩を猫みたいに寄せて懐こう。 ご機嫌はすっかり元通り。単純な精神構造だ。 (-31) 2022/01/29(Sat) 23:51:14 |
【秘】 1年 早乙女 咲花 → 調律 水銀 莉桜「驚きはしたわ。 まさか、ここまで精巧なアンドロイドを作る技術が実現していたなんて……とか、 食事はしていたけれど排泄はどうしてるのかしら……とか、 嫌悪どころか興味が募るばかりよ」 やや早口になっている辺り、興奮しているらしい。 放っておいたら全身くまなく調べ上げられそうな勢いだ。 ニセモノ 「……けれど、偽物という言い方は同意しかねるわね。 水銀 莉桜という実在の人物を模して造られたならともかく、 あなたが水銀さんであるという事実に変わりはないでしょう?」 さも当然の事のように、さらりと言ってのける。 (-33) 2022/01/29(Sat) 23:54:12 |
【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花「──ぅ、」 捲し立てるような様子に、 多少たじろいだ。 見てとれるものは、怯え。 感情表現は、限りなく人間に近い。 「──き、機密事項だから、 全部は答えられないし、こ、公表もされてない。 混乱を招くのは、──見えてるから。 ただ、──人の生活に溶け込めるように、 いろいろ、再現は──されてる──」 だからこそ、体温調整機能の欠落と、 呼吸の欠如がいやでも目立つ。 とはいえ、確かに、 集団のなかで平凡を装うには、無くても構わない機能だ。 「──それは、そう、かも、だけど。 でも、──水銀莉桜に、経歴はない。 過去も、思い出も。 ──あたしが社会実験に投入されたの、高校からだから」 「──人間のニセモノには、変わりは、ないよ」 (-40) 2022/01/30(Sun) 0:06:43 |
【秘】 1年 早乙女 咲花 → コウコウセイ 夜川 彗「齧りかけじゃあなくて良かったわね」 私は別に気にしないけれど、と付け添えて。 上機嫌なあなたの頭をよしよしと撫でる。本当に猫みたいだ。 「そうね、二人分なら一枚で丁度いいわ。 私がチョコレートを細かく刻むから、 彗さんは牛乳を沸騰させてもらえるかしら」 冷蔵庫から取り出した牛乳パックと軽量カップを手渡す。 なんとなく、彼女に包丁を持たせるのはまずい気がした。 火を使わせるのも不安だけれど……目を離さなければいいか。 (-51) 2022/01/30(Sun) 0:32:56 |
【秘】 1年 早乙女 咲花 → 調律 水銀 莉桜「それはそうよね。 下手をすれば悪用されかねない技術だもの」 咲花にあるのは興味だけなので、 そういった難しい話は全くどうでも良いのだけれど。 「そんな物、これから作ればいいじゃない。 少なくとも今のは私達と……人間と同じ体験をしてるのだから。 真似事だとしても、ここであなたが見て感じたものは、 紛れもなくあなた自身の思い出になるわ」 ───要するに。 「あなたが人間かアンドロイドか、なんて 私にとって些細な問題でしかないのよ」 むにむに。 今度はあなたの頬を軽くつまんでいる。 (-56) 2022/01/30(Sun) 0:50:06 |
【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花「 早乙女さん──」 翡翠の硝子玉があなたを映す。 驚いているのかもしれない。 こんなにもあっさりと、異質が受け入れられたことに。 少なくとも。 水銀莉桜という機体が有する感情表現や思考能力は、 非常に高いレベルで完成されている。 もはやそれは、心を有する域に到達している。 だからこそ、こんなに悩んでいた。 ──ほんの少し、体のつくりが違うだけ。 その見方を、少女は認識した。 認識、しつつ。 「と、ところで、あの── 触覚はあるから、くすぐったいんだけど──」 申し訳なさそうに恥ずかしそうに、呟いた。 (-57) 2022/01/30(Sun) 0:58:13 |
早乙女 咲花は、他の皆の水着姿を想像している。 (a25) 2022/01/30(Sun) 1:00:36 |
【秘】 1年 早乙女 咲花 → 調律 水銀 莉桜「私とあなた、どちらがより人間らしい感情を有しているかと訊かれたら……10人中10人があなたを選ぶと思うわ」 くすくすと冗談めかして笑う。 ころころ表情が変わるので、見ていて飽きない。 張り詰めかけた空気が僅かに弛緩したところで─── ▼ (-62) 2022/01/30(Sun) 1:05:40 |
【秘】 1年 早乙女 咲花 → 調律 水銀 莉桜「……へぇ、それは良い事を聞いたわ?」 にたぁ。 薄く微笑んでいた口元が三日月の形に歪んだ。 指先が気持ち悪い動きをしながらあなたに迫る……! (-63) 2022/01/30(Sun) 1:08:13 |
【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花「──そんなことない。 早乙女さんだって、あたしのために 言葉を尽くしてくれる優しさがある。 ──ありがとう」 つられるように、淡く微笑む。 無論のこと、まだ自分自身の内では受け止めきれていない。 けれど、ひょっとすると、 自分が考えていたより、 人々は柔軟で、自由なのかもしれない。 そんな風に思考して、 ▼ (-66) 2022/01/30(Sun) 1:17:30 |
【秘】 コウコウセイ 夜川 彗 → 1年 早乙女 咲花なんと撫でられたら撫でられただけ懐きに行く。 猫よりもベタ懐きの犬に寄ってきたかもしれないが、さて置き。 チョコレートを託した後に交換するよにパック類を受け取り、 特に量を考えずちゃぷちゃぷと注いでいく。 適した量があるなら、止めた方がいいかもね。 「山ほど飲みたいから山ほどにしちゃお。 牛乳を煮込む間、君がチョコレートを切り刻む間… 何か世間話でもする〜?そんなに時間、かかんないかな」 さあ、君に止められるか満足いくまで牛乳をカップに注いだら 今度は鍋にそいつを移していこう。 「ほら、ひみつのこととかさ。 ばらされたら困るひみつ、君もやっぱりあるの? なんかさ、ぼくはあんまり今の段階だとないんだよね。 仲良くなってからばらされるより今ならまだいいかなって。 ねー、えみかくんはどう?いついかなる時でもってかんじ?」 (-67) 2022/01/30(Sun) 1:17:33 |
【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花「──さ、早乙女さん?」 ちょっと自由すぎるかもしれません。 いくらなんでも少したじろいだ。 きっちり着こんだ浴衣の裾が揺れる。 (-68) 2022/01/30(Sun) 1:19:12 |
【秘】 1年 早乙女 咲花 → 調律 水銀 莉桜「私は私自身の欲求に素直なだけよ。 そして今は、あなたがどのくらいくすぐりに弱いのかという事に大きな興味を抱いているわ」 とはいえ、あなたより小柄なインドア派の少女。 人並みの腕力があれば引き剥がすのは容易いことだ。 逆に言えば─── ここで抵抗しなければ、満足するまでくすぐられる。 (-76) 2022/01/30(Sun) 1:49:52 |
【秘】 1年 早乙女 咲花 → コウコウセイ 夜川 彗「……そこの目盛りまででお願いね」 多くてもミルク味が濃くなるだけなので、 そこまで痛手でもないけれど。 「知られたくない秘密……まぁ、あると言えばあるわ。 私の場合、私自身が困るというよりかは 周りの私に対する認識が一変しそうという意味だけれど」 トントンと小気味良い音を立ててチョコを刻みながら、 なんでもない事のようにさらりと答えた。 (-77) 2022/01/30(Sun) 2:00:06 |
【秘】 コウコウセイ 夜川 彗 → 1年 早乙女 咲花目安を教える声があったのでそれにきちんと従って、 鍋に牛乳を注いで、コンロをかちかちと着火。 後はもう沸騰するのを待つだけ。 だから今は君の手元を見てる。 「ひょっとしたら君と僕の秘密は似た性質のものかもしれない。 認識が一変してしまって、普通じゃなくなるかも。 例えば僕が海の底から来た人魚だとするでしょう。 僕が人魚だと知ったら、一人は不老の肉を気にするだろう。 それが友達からの視線だったら、僕はきっと耐えられない。」 言葉を練りながら、刻まれるチョコレートを見つめてる。 今度があったら君に作ってあげれるように。 ぼくはちゃんと覚えなくちゃいけないから。 「僕が恐れる認識の変化はそういうもの。 だから、早い分にはいいんだあ。 認識が一変するという言葉が出て来たということは、 咲花くんもそういうものを気にしてるのかなって、 僕は勝手に共通点を見出した気分になってる。あってる?」 (-87) 2022/01/30(Sun) 3:32:34 |
【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花「たっ──耐久値は高めだけど そもそもそんなに触れられたことないというか、 あの、えっ、さ、早乙女さーーーーん!?」 あわわわ。 力はそれなりだが、さすがに機械の体躯。 引き剥がすのは容易とはいえ、 力加減を誤って傷付けることを恐れている。 つまり、抵抗しようにもできない。 あーあ。 (-94) 2022/01/30(Sun) 8:43:45 |
【秘】 1年 早乙女 咲花 → コウコウセイ 夜川 彗「人魚なんて綺麗なものじゃあないわ。 例えるなら……白い仔羊の群れの中に、 羊の皮を被った狼が混じっているようなもの」 仮に、狼の方に羊を食べる気が無かったとして。 羊たちが怯えず安心して暮らせるかと言ったら、 それは難しい話だろう。 「……ああ、一応言うけど例え話よ? このゲームの『狼』とは全く関係ないわ」 言ってから紛らわしかったな、と補足。 牛乳が沸騰したらいったん火を止めて、 刻んだチョコがしっかり溶けるまでかき混ぜる。 甘い香りがキッチンを満たしていくだろう。 「私は気にしないのだけれどね。 あなたが人魚でも、皆が私を怖がっても」 最後に少しだけ加熱をしたら、 マグカップに注いで……ホットチョコレートの完成だ。 (-96) 2022/01/30(Sun) 9:24:52 |
【独】 1年 早乙女 咲花「大丈夫……痛くしないから、ね」 こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ... 首筋や脇腹、掌、果ては太腿といった 人間がくすぐりに弱いであろうポイントを 執拗に指でまさぐっていく。 こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ... あなたの反応を確かめるように、 目線だけはずっとあなたの顔へ向けたまま。 (-97) 2022/01/30(Sun) 9:32:52 |
【秘】 1年 早乙女 咲花 → 調律 水銀 莉桜「大丈夫……痛くしないから、ね」 こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ... 首筋や脇腹、掌、果ては太腿といった 人間がくすぐりに弱いであろうポイントを 執拗に指でまさぐっていく。 こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ... あなたの反応を確かめるように、 目線だけはずっとあなたの顔へ向けたまま。 (-99) 2022/01/30(Sun) 9:34:12 |
【秘】 ごく普通の暴れん坊の 山田 花子 → 1年 早乙女 咲花/* ぴんぽん ぴんぽん りんりんり〜ん!! 死なば諸共強行軍です。お世話になっております。 早乙女さんちょっと占う予定なのですけれど、大丈夫ですか? (-122) 2022/01/30(Sun) 14:13:02 |
【秘】 1年 早乙女 咲花 → ごく普通の暴れん坊の 山田 花子/* はいはーい、お世話になっております! 占いOKですよ〜! ロール交えたりはどうしますか? (-125) 2022/01/30(Sun) 14:28:55 |
【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花「い、痛くされたら とっても困っちゃうというかぁ、 やめ、ちょっ、早乙女さ──」 こちょこちょこちょこちょ……。 あなたの指先に伝わる感触は、 まさしく人間の肌そのもの。 違和感といえば、丁寧に触っていればやっと分かる程度の、 “あまりにもきれいすぎる”ということくらい。 そして莉桜自身もまた、 まるで人間のように身体をくねらせて 与えられるくすぐったさから逃れようとしている。 笑みが零れることはない。 そこの複雑な感覚の結び付けはできていないようだが、 十二分に見事な触覚の再現といえるだろう。 反応も表情もあなたの欲望を満たすには十分かもしれない。 (-126) 2022/01/30(Sun) 14:31:17 |
【秘】 ごく普通の暴れん坊の 山田 花子 → 1年 早乙女 咲花/* 先方にお任せします 。死なば諸共強行軍が暴れん坊をさせる理由は特別ありませんが、秘密を知ってから突っ込むかもしれません。ちょっとどうなるか予測できません。 雪ダイブしたければ雪ダイブをしていい! そういう心持の元占わせていただいております。 すさまじく出たとこ勝負 (-130) 2022/01/30(Sun) 14:50:29 |
【秘】 1年 早乙女 咲花 → ごく普通の暴れん坊の 山田 花子/* なるほど、了解です。 では私の方で咲花の秘密を「一人で油断していたためつい漏らしてしまった」場面を描写いたしますので、それに対してロールで反応するなりそっと見なかった事にするなりはお任せするという形で…… (-138) 2022/01/30(Sun) 16:00:50 |
【秘】 1年 早乙女 咲花 → 調律 水銀 莉桜「ふぅ……堪能したわ」 ツヤツヤ >数分後、ようやくあなたは解放される。 くすぐる以上の事はせず、もしこの光景を第三者に見られていても、女の子同士がじゃれついているようにしか見えないだろう。 「あなた、やっぱりとっても面白いわ。 先んじてあなたの秘密を知ることができて良かった」 もしも狼の手で衆目に晒されていたら、こうはならなかった。 今後そうなる可能性を消すことは咲花にはできないけれど、 少なくとも……それまでは二人だけの秘密に留めたい。 「もちろん、水銀さんが私を信用できないと思うなら、 今ここでどうにでもしてくれて構わないわ」 両腕を拡げて無抵抗を示す。 あなたと同じ浴衣姿の、あなたと違って非力な丸腰だ。 (-140) 2022/01/30(Sun) 16:16:16 |
【秘】 1年 早乙女 咲花 → ごく普通の暴れん坊の 山田 花子それは、ほとんどの生徒が広間に集まっているか 外に出払っている時間帯のこと。 女子部屋に居残った咲花は、布団の枕元に自分の荷物を置いて、 寝そべりながらノートに何やらしたためていた。 しばらくは誰も戻ってこないだろう─── そんな油断からか、背後で戸が開いた音がしても 気付かないほど夢中になっているようだ。 ▼ (-172) 2022/01/30(Sun) 19:25:30 |
【秘】 1年 早乙女 咲花 → ごく普通の暴れん坊の 山田 花子「主人公は貴族令嬢の生まれ変わりで、 自分の通う学校に転入してきた生徒を見て直感する。 彼こそ前世で愛を誓った運命の人の生まれ変わりだと。 しかし、そこに現れた別の生徒。 なんと彼は前世で自分を陥れた妹の生まれ変わりで、 100年の時を経て蘇った悪魔であった。 窮地に陥る主人公と転入生。 その時、主人公の前に牛丼の妖精が現れて、 主人公は魔法少女トクモリ☆ツユダクに覚醒を───」 ノートに書き込んでいると思しき内容を声に出しながら、 その表情は不気味な笑みを浮かべていた…… (-175) 2022/01/30(Sun) 19:41:15 |
【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花「そ、それは──よかった──。 な、なぜか、運動後のステータスになってるし──」 ぐったり。 息を切らすことがないとはいえ、 疲労感は、少なくともそれを模したものは 起動しているらしい。 「──、 あたしにとっても── 最初に知られたのが早乙女さんで、 よかった──のかな」 その反応は、予測とはずいぶん違ったけど。 「ど、どうにでもって。 あたしは、秘密をばらさないでいてくれるなら。 ──ああ、でも」 「あ、 ──あたしも、触ってみて、いい、かな。 」人のこと、あまり、触れたことが、なくて (-176) 2022/01/30(Sun) 19:46:56 |
【秘】 1年 早乙女 咲花 → 調律 水銀 莉桜「ええ、構わないわ。私もそうしたのだから、 あなたの気の済むまで触れていいのよ」 両腕を広げたまま受け入れ態勢。 どこへ触れても反応こそすれ抵抗はしない。 「……あ、服は脱いだ方がいいかしら?」 恐らく冗談のつもり。 (-179) 2022/01/30(Sun) 19:59:56 |
【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花「服はそのままで!!」 そこは力強かった。 「あ、えと、それじゃあ、うー、 ──し、失礼します」 おずおずと手が伸びて、 あなたの頬に触れようとする。 ふにふに。さわさわ。 先ほどのあなたのように、 反応を楽しむため、ではなく。 事実その物質がどのような性質を有していて、 それにより人間はどんな反応をするのか。 じいっと観察しながら触れていく。 (-180) 2022/01/30(Sun) 20:03:24 |
【秘】 1年 早乙女 咲花 → 調律 水銀 莉桜「そう? 分かったわ」 直の方が感触が分かりやすいかしら、なんて 先程あなたの胸を触った実感に基づいて考えただけで、 脱ぎたかったわけではないのでそこはあっさり引き下がる。 「んっ……」 とはいえ、対面で他人から触れられるのには慣れていない。 あなたの様子をこちらも観察しながら、 こそばゆさに思わず小さな声を漏らした。 (-190) 2022/01/30(Sun) 21:17:49 |
【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花ぺた、ぺた、ぺた……。 「すごいな──。 弾力、体温、骨の感触、 張りや瑞々しさ。血管。 筋肉の繊維──どんなに精巧に分析したって、 やっぱりまだ人間には及ばない」 ふに、ふに、ふに。 完全な研究目線。 肩や腕、指先なんかも丁寧に確かめて、 首筋の動脈や鎖骨の張り、 ……なんていろいろ触れていくうち、 完全に無意識に、指先が胸へ伸びようとするだろう。 もちろん、反射的に払ってもよい。 (-196) 2022/01/30(Sun) 21:50:57 |
【秘】 コウコウセイ 夜川 彗 → 1年 早乙女 咲花「思ったよりも物騒な秘密なのかな。 僕から見た君は随分と穏やかで、 それこそ可愛い子羊に思えるけれど。 ……あはは、咲花くんはつよいなあ。」 ゲームの狼じゃないのは理解したが、 けれども羊に怯えられるようなものだという。 ふつふつとあぶくを細かく吐く白色の中に とぷんと溶けてくチョコレートを見てた。 「人魚は手を掴んで水底へ引きずり込むし、 歌をうたって誰かの船を転覆させちゃうのに。 あ、でもぼくは君に怯えることはしないよ、」 すっかり済んで出来上がったものを覗き込んだら 人魚は狼の横でふにゃふにゃと能天気に笑うのだ。 「魔法のように素敵なものを作れるのだもの! すごいすごい、ほんとにできちゃった!」 (-203) 2022/01/30(Sun) 22:18:03 |
【秘】 1年 早乙女 咲花 → 調律 水銀 莉桜「全身を……弄られる、というのは……んっ。 なかなか、むず痒いものね……」 神経の受ける刺激に対して反射が働いて、 時折ぴくんと身体が跳ねる。 その手が向かう先には気付いていたけれど、 自分も触っておいて相手には駄目と言うなんて フェアではないので大人しくされるがままだ。 「──────ふぁっ」 当然そんな所を触られた経験もないので、 今まで出したこともないような腑抜けた声が出た。 (-214) 2022/01/30(Sun) 23:03:53 |
【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花「そ、それはついさっき、 あたしも感じていたものだから──」 人間のそれとは、多少差があるかもしれないけど。 少なくとも、莉桜が認識するむず痒さであったことに 間違いはない。 興味深げに胸を触ったところで、 「 わひゃ!! あっ──え、あ! ご、ごめん、早乙女さん!」 びっくりして、大慌てで手を離しました。 (-232) 2022/01/30(Sun) 23:37:36 |
【秘】 1年 早乙女 咲花 → コウコウセイ 夜川 彗「人間、案外と見かけによらないものよ。 こんなゲームに集められるような人は特にね」 マグカップの片方をあなたへ差し出して。 「私としては、あなたの秘密にも興味があるのだけど。 聞いて目の色を変えない保証はできないわ」 内容によるとしか言いようがない。 聞く前からの確約は、時に裏切りよりも残酷だから。 「熱いから、火傷しないようにね」 (-239) 2022/01/30(Sun) 23:56:57 |
【秘】 1年 早乙女 咲花 → 調律 水銀 莉桜「い、いえ……いいのよ。 他人に触られるのって、こういう感じなのね。 自分で触れるのとは大違いだったわ…… 」どうにか平静を装おうとしているけれど、 自分から出たとは思えない声に困惑している様子。 前髪に隠れて分かりにくいが、頬も少し赤くなっている。 (-245) 2022/01/31(Mon) 0:25:15 |
【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花「──」 じぃ、と。 あなたのその様子を見つめています。 照れるようす、頬の赤くなるようす、感情の機微。 「──いいなぁ。 脈拍、体温、紅潮。 そこまで複雑な連動処理は、あたしにはまだない。 今後の開発次第だけど、 こんな風になるんだ。 ──可愛いな。いいな。参考にしたいな──」 なにやら、ぶつぶつと呟いている。 (-256) 2022/01/31(Mon) 0:57:08 |
【秘】 コウコウセイ 夜川 彗 → 1年 早乙女 咲花「それに狼だって悪い狼ばかりではないさ。 刃物を構えた羊だって何処かにいるかもしれないからね。 ぼくってばどうしても君を庇う物言いになっちゃうな。不思議」 実際に君の秘密を知っても同じかどうかは分からない。 けれども、少なくとも今はそういう気分。それは確かだった。 ちゃんとマグカップを受け取って、両手で包み ―― ふわふわとやわらかく、あたたかく、あまい匂いの湯気。 そういうものにご機嫌にわらってた。 「ぼくさ、嫌なことがあっても甘いものがあったら平気なんだ。 だからもしも目の色を変える気分になったら… またこれ作ってよ。そしたら僕、平気だから。 あ、そうだ。いただきまーす。」 いただきますを言わなくちゃね。 挨拶を添えて、それから 慎重に一口頂く事になったんだろうね。 (-257) 2022/01/31(Mon) 1:00:59 |
【秘】 1年 早乙女 咲花 → 調律 水銀 莉桜「……こほん。満足したかしら」 己を落ち着かせる意味でも咳払いをひとつ。 このままだとしばらく帰ってこなさそうな、 あなたの様子には自分も覚えがあった。 「今回は初めての事で少し驚いてしまったけれど、 このくらいで良ければいつでも協力するわ」 次はきっと大丈夫なはずだ。きっと。 (-306) 2022/01/31(Mon) 7:17:16 |
【秘】 1年 早乙女 咲花 → コウコウセイ 夜川 彗「私の何をそんなに買っているのか不思議なものだわ」 卑下するつもりもないけれど、 そこまで言ってくれる理由が分からない。 単に彼女が人懐こい性格というだけなら良いのだけれど。 いったん思考を落ち着けるために一口すする。 「あら、次はご馳走してくれるんじゃなかったの?」 あんなに熱心に手順を覚えたのに、と 冗談めかして微笑みながら。 手段の一つとしては考慮しておこうと思った。 (-309) 2022/01/31(Mon) 7:23:12 |
【秘】 1年 早乙女 咲花 → ままならない 一葉 梢矢/* はろーやーやー、占い師です。 今宵あなたを占いたく存じますが、ご都合などよろしかったりするでしょうか? (-311) 2022/01/31(Mon) 8:51:35 |
【秘】 ままならない 一葉 梢矢 → 1年 早乙女 咲花/* はい問題ありません! 朝昼晩室内室外、人気のなさそうな空間ならいつでも看破可能です。ロールの有無もご自由にどうぞ〜 (-322) 2022/01/31(Mon) 13:32:28 |
【秘】 1年 早乙女 咲花 → ままならない 一葉 梢矢/* ありがとうございます! 是非ロールも交えてやりたいなと思います。 なんとなく……夜の方が雰囲気出そうな気がしたので、皆が寝静まった夜くらいに偶然そちらの秘密に関わる事柄を目撃してしまう的な……? シチュエーション的に無理がありそうなら如何様にでも手を加えていただいて構いませんので! (-331) 2022/01/31(Mon) 15:00:35 |
【秘】 ごく普通の暴れん坊の 山田 花子 → 1年 早乙女 咲花「記録?」 「 フィクションは、半分くらい? 「 さおとめちゃんの字、すごいね 大分慣れて来たらしく、柔らかな声色で。 それは、のほほんと座っていた。 (-333) 2022/01/31(Mon) 15:06:26 |
【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花「──そう?」 にっこり。 なんだか、さっきまでのあなたのような顔をして。 ということは恐らく、 これからの行動も予想が付くというもの。 「──ありがと、早乙女さん。 初めての感覚。あたし、勉強できたみたい。 これが──“欲”なのかな──」 「というわけで、それじゃあ、 もう少し、協力してね?」 両手をわきわきさせ、あなたに迫る。 胸以外は触らないけれど、 それを制さないなら、しばらく遊ばれることになるだろう。 (-334) 2022/01/31(Mon) 15:08:09 |
【秘】 ままならない 一葉 梢矢 → 1年 早乙女 咲花/* OKです 深夜の森近く、あるいは縁側みたいな外に接してそうなところを通るところから始めていただければすぐにでも秘密が出ています 迂闊なので よろしくお願いします〜 (-335) 2022/01/31(Mon) 15:24:36 |
【秘】 1年 早乙女 咲花 → ごく普通の暴れん坊の 山田 花子ビクゥッ ……と一瞬だけ全身が跳ねた。 けれど、すぐに落ち着きを取り戻し、 そっとノートを閉じてから声の主に向き直る。 「…………見た?」 ───前言撤回。 その顔は耳まで真っ赤に染まっていた。 (-336) 2022/01/31(Mon) 15:34:01 |
【秘】 コウコウセイ 夜川 彗 → 1年 早乙女 咲花「そうだなあ、呆れずにこうしてものを教えて構ってくれるから ぼくはすっかりうかれてるのかもしれないなあ。多分そうだよ」 あと、馴れ馴れしい性格なのも影響はしているとは思う。 飲んでいる間は零してしまうと大変だから懐く事はせず、 一口飲んではカップの中身を見つめ、もう一口飲んで…… まだまだ量があるのに、名残惜しそうな、勿体無いと思うような、 そんな動きをしばしば挟んでいた、はず。 「もちろん!次はぼくが君のところに同じものをもってくる。 すぐつぎがあるよ。あしたとか、あさってとか。 もちろん、君がいいよって言ってくれればだけど… 僕がご機嫌斜めになるより、きっとそっちのが先でしょ?」 ぼく、誰かとあんまり親しく会話してないし。 秘密をゲームで暴かれるにはちょっと遠い気がするのだ、と。 能天気極まる発言の後、片手を君の方へ寄せたいな。 開いた手の指をきゅっと閉じて、小指だけを立てた。 「ねえねえ、咲花くん。ぼく、またお話しにきてもいい?」 (-337) 2022/01/31(Mon) 15:39:26 |
【秘】 1年 早乙女 咲花 → 調律 水銀 莉桜「……いつでもとは言ったけれど。 流石に今からはまだ心の準備が─── ひゃんっ 」という抗議は口だけで、 強く拒むことはせず玩ばれることとなる。 当然すぐに耐性など付くはずもないので、 何度も情けない声を上げてしまうだろう…… (-338) 2022/01/31(Mon) 15:50:37 |
【秘】 1年 早乙女 咲花 → ままならない 一葉 梢矢/* 了解しました! ではそんな感じで縁側スタートしようと思います。 しばしお待ちを…… (-340) 2022/01/31(Mon) 16:11:39 |
【秘】 1年 早乙女 咲花 → コウコウセイ 夜川 彗「あなたといると退屈しないから。 私、退屈が何より嫌いなの」 猫舌なのか、吐息で冷ましながらちびちび飲んでいる。 結果、ペースとしては同じくらいになりそうだ。 「ただ漠然と、受かれるから受けただけの高校は 窮屈で、退屈で……何度も投げ出したくなったわ。 それでも何か、わくわくするような出来事があるかもしれない…… そう思ってた矢先に林間学校があるって聞いて、 初めて学校に通っていて良かったと感じたわね」 事実、こうして充実した時間を過ごしている。 秘密を巡る駆け引きを楽しみたい気持ちと、 それによってこの時間が終わってしまうことを 惜しいと思う気持ちが同居するほどに。 「……だから、私の方からお願いしたいくらい。 明日も、その次の日も……気兼ねなく話をしましょう。 今度はちゃんとしたエスコートを期待しておくわ」 そう言って小さく微笑みながら、 あなたの立てた小指に己のそれをそっと添えた。 ……あなたが学校の話題を避け気味であったことは、 気付いていなかったか、忘れていたかだ。 (-344) 2022/01/31(Mon) 16:24:52 |
【秘】 1年 早乙女 咲花 → ままならない 一葉 梢矢───ある日の晩。 寝付けなかった咲花は女子部屋を抜け出し、 浴衣に上着を羽織った姿でぶらついていた。 「……この辺りは都会と違って空が明るいのね」 夜空を覆う不純物が無いためか、 鮮やかな月と星明かりが地上を照らしている。 もう少し開けた場所から眺めてみようと、 廊下から庭先に通じる縁側のような区画へやって来た。 (-346) 2022/01/31(Mon) 16:36:17 |
【秘】 ままならない 一葉 梢矢 → 1年 早乙女 咲花きっと静寂で満ちた夜の庭。 月や星は煌々と輝き地を照らし、ビル街が立ち並ぶ都心では決してみられないような景色が広がっていることだろう。 ただ、そんな最中。突如、少し先の茂みがガサガサと揺れる。 そこから大型犬くらいはあるんじゃないかという大きさ狐が藪を突っ切って現れた。 地を駆けていたところから速度を落として、ぴょこぴょこと歩いていく。くすんだ黄色の毛並みに、野生にしてはどこか警戒心の薄い振る舞い。 特筆すべき点として──尻尾が二本、腰から伸びていた。 葉っぱを振るい落とすべく身体を大きく振るわせて。 大きく伸びをしたかと思うと、それは形を失い、伸びやかな四肢はほんの少し堅く人らしいそれへと変わり……そこにいるのは、獣のようにしゃがみこんだ一葉 梢矢の姿だ。 「……ふう」 「…………あっ」 どうやら縁側の方に人影を認めたようで、 おもわず素っ頓狂な声をあげてしまった。 (-348) 2022/01/31(Mon) 17:22:11 |
【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花水銀莉桜という機体には、 人間らしさを学びとるためのラーニング機能が備わっている。 周囲を観察し、より人らしい仕草を取り入れるのだ。 裏を返せば、ものすごく分析に長ける。 それは視覚情報であったり、 あるいは触覚からの情報であったり……。 つまりどういうことかというと、 あなたの反応を的確に解析し、 ものすごくいい感じに弱点を突いてくる。 いずれにせよ── ▼ (-352) 2022/01/31(Mon) 17:34:45 |
【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花「ごっ、ごめん早乙女さん!! あたし、つい解析に夢中に──!!」 かくしてあなたは、抵抗しなかったなら、 胸だけを執拗に責められたのであった。 すっかり正気に戻ってあわあわしている。 (-353) 2022/01/31(Mon) 17:36:17 |
【秘】 1年 早乙女 咲花 → ままならない 一葉 梢矢「っ……狐? ………、……?」 夜空に気を取られていたところに茂みがざわついたので、若干びくっとしながら音のする方を見た。 そこにいた狐の、尾が二つあることに気付いて目をぱちくり。 さらに、その狐が目の前で人に───梢矢の姿に変じるのを目の当たりにして、ぱちくり。 「……ええと。良い夜ね?」 こちらに気付いて声を上げたあなたに、 何と言葉を返せばいいのか逡巡して、ひとまず。 (-354) 2022/01/31(Mon) 17:45:22 |
【秘】 1年 早乙女 咲花 → 調律 水銀 莉桜「……っふ、んくっ……」 それでも最初の内はなんとか堪えようとした。 唇をきゅっと結び、声を漏らすまいと。 「ひぁっ……! ぁ、待っ……んんっ!?」 しかし、ひとたび弱い箇所を知られてしまえば運の尽き。 機械のような(というか機械の)精確さで弱点を責め立てられ、次第に声が抑えられなくなっていく。 その反応すら学習したあなたによって、集中的に性感を高められ、ついに─── 「く、ぅあッ……んん〜〜〜〜〜ッ!!」 ひときわ大きく全身が跳ね、胸への刺激のみで、 咲花は未知の感覚を味わった。 悲鳴を上げなかったのは、せめてもの意地と言えるだろう…… ▼ (-356) 2022/01/31(Mon) 17:57:38 |
【秘】 1年 早乙女 咲花 → 調律 水銀 莉桜「はぁ、はぁッ…… 水銀さん、あなた……恐ろしい子ね……」 未だに整わない呼吸に肩を上下させながら、 着崩れた浴衣を治す余力もないほど脱力して その場にへたり込んでいる。 触れてもいない下腹部が湿り気を帯びて気持ちが悪い。 温泉に入り直さなくてはね……なんて、 どこか他人事に考えていた。 (-357) 2022/01/31(Mon) 18:01:09 |
【秘】 ままならない 一葉 梢矢 → 1年 早乙女 咲花「……そうかもしれない」 「この時間は静かでいい」 屈んだままそう言って、沈黙が続いて。 「…………見てない?」 何故か疑問形から入った。 二尾の狐が一葉 梢矢になったというのは間違いないし、見間違いでもない。誤魔化そうとしているぞ。 (-359) 2022/01/31(Mon) 18:02:54 |
【秘】 1年 早乙女 咲花 → ままならない 一葉 梢矢「見なかったことにすることならできるわ」 それはつまり見てしまったということです。 誤魔化すの下手くそか? 「みたい、どころかそのものだったなんてね」 いつかの日中の会話を思い返しながら。 (-362) 2022/01/31(Mon) 18:28:29 |
【秘】 ままならない 一葉 梢矢 → 1年 早乙女 咲花「そっか。……」 「俺はやはりそんな分かり易かったのかな」 無表情なりに悩んでいる様子。 実は、一葉は狐が化けたものだったのである。 「でも、おかげで隠す必要もあまりなさそうなのはいい。 ゲームで明かされるまでは隠すつもりだったけれども」 立ち上がって、人間の身体でものび〜っと。 「うん。探し人を探すために、その子と同じ見た目になって人間として生活していた。この顔に見覚えのある奴なら、その子のことを知っているということだから。 ただ、思った以上に人間の生活は楽しい。早乙女もそう思うだろう」 (-363) 2022/01/31(Mon) 18:32:45 |
【秘】 コウコウセイ 夜川 彗 → 1年 早乙女 咲花退屈を嫌う君の話を、にこにこ顔のまま聞いている。 反論する事なく頷いて たまにまたカップに視線を落として、 何か言葉を一生懸命練っては、結局甘い飲み物で誤魔化して ―― 「僕が本当に人魚だったら良かったのに。 そしたらそんな退屈な場所から、君を攫えたのにね」 結局、口を開くのは。君と自分の小指を絡めたところで、だ。 何度かぎゅっぎゅと結んで揺らして、解いて …… ぱっと手を開いてひらひら揺らした。 「ふかいみなそこ、とおいほしぞら。きみとぼく。 きゅうくつもたいくつもない、きれいなところ。 そうならばよかった。けどぼくは人魚じゃない。 だから、次はエスコートをするって約束するぜ。 ―― ひひ!ちょっとかっこつけすぎてくすぐったいかも!」 君をお茶に誘った時のように、冗談として受け流せばいい。 からっぽになってしまったマグカップを置いて、 気兼ねない約束にわくわくしながら鍋を片付け始める。 「またお話しにくる。ぜったいだよ。 君が退屈しないようなお話もお土産にする!」 ▼ (-364) 2022/01/31(Mon) 18:38:53 |
【秘】 1年 早乙女 咲花 → ままならない 一葉 梢矢「この顔と同じ人を探している……って、 変化の元となった人物を指していたのね。 あなた、分かりやすいというか、素直だわ。 だからって言いふらしたりはしないけれど」 そうと分かれば合点がいくものだ。 仏頂面のわりに素直なのは、たぶん、 狐(かれ)本来の性格によるものだろう。 「私は正直、退屈する事の方が多いけれど…… 時々こういう事があるから捨てたものじゃあないわね。 林間学校はそれなりに楽しんでるし」 (-365) 2022/01/31(Mon) 18:42:48 |
【秘】 コウコウセイ 夜川 彗 → 1年 早乙女 咲花「だから今日はお鍋とかカップを一緒に片付けて、 咲花くんさえよければ、またぼくと手をつないでほしい。 手をつないで、お友達みたいな話、いーっぱいしながら帰ろ!」 そんな要求が叶うのならば、あともう少しだけ。 君と他愛のない会話をして時間を過ごす事になったのだろう。 浴衣姿の君が一足早く帰る気分であるならばここでお見送り。 いずれにしたって楽しくて和やかな時間だったのは確かだ。 人魚ではない何か、コウコウセイの模範は 君との別れ際に またね!! と大きな声であいさつをしていたはずだ ―― お話してくれてありがとう。またね! (-366) 2022/01/31(Mon) 18:44:13 |
【秘】 ごく普通の暴れん坊の 山田 花子 → 1年 早乙女 咲花「 うん そしてまた、徐にノートを開こうとする。 「 ……荷物置いたあたり 」から ?「 お話を書くのが好きなの? 記録をまとめるのが好きなの? 』「ネタを探すのは得意? 」『作家さんだね 』「 もっと読みたいな 」『 「秘密探しは楽しい? 牛丼、食べてみたいな 」『 魔法少女に興味があるの? 「 さおとめちゃん、かわいい 「それで……」 『 なんで慌ててるの? (-367) 2022/01/31(Mon) 18:48:25 |
【秘】 ままならない 一葉 梢矢 → 1年 早乙女 咲花「そう。……ただ、失念していたことがあって。 十年以上も前の相手を真似してしまっては、何の意味もないということに気付いてしまった。 うん、だからだ。彼にお礼を言うまではできれば隠れていたかったけれど、まあ難しそうだし、ここのみんなは俺が狐とわかったからといって何かするわけでもなさそうだ」 くしくしと横首を掌で掻いて、 まるで毛繕いでもするみたいにして。 「でもまあ、もうしばらくは人として暮らすことにした。 難しくても応援してくれる人はいるし。 まだ人としての俺を知る友人がいるまでは、のんびりしてやるってのが筋ってもんですよ。 その気になれば山を一晩で越えてみんなに会いに行けるだろうし。俺は強いから」 さらりと言ったその声色は、どことなく自慢げだ。 (-369) 2022/01/31(Mon) 19:02:19 |
【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花慌ててあなたを抱き起こし──つつ、 「──ねぇ、いま絶頂したの?」 あれ? 「性的快感が許容限界に達したってこと? 興奮したんだ──? あたしに、機械の女の子に責められて──。 どんな感覚? どんな状態? 脈拍、体温、すごいね。瞳も潤んでる。 早乙女さんみたいな子でもあんなになっちゃうんだ。 あたしもね、無い心臓がドキドキしてるみたい。 類似例のない分析不可能な心理状態。 これを興奮と定義していいのかな? ねぇ、どうかな──?」 ──なんだか悪い知識を与えてしまったようです。 ご丁寧にあなたの耳元で囁くように告げています。 (-371) 2022/01/31(Mon) 19:10:29 |
【秘】 1年 早乙女 咲花 → コウコウセイ 夜川 彗「それでいいのよ。 だって、あなたが本当に人魚だったら こうして知り合うこともなかったでしょうし」 浚ってくれるなら望むところだけれど、と呟いて。 「友達……ええ、そうね。 楽しい時間は少しでも長く味わいたいわ」 結んだ小指がほどける前に手を繋いだ。 どちらかが前を歩くのではなく、並んで歩く。 そうして部屋の前まで戻ってきたら、 またねと小さく手を振り返すのだろう。 (-373) 2022/01/31(Mon) 19:17:14 |
【秘】 1年 早乙女 咲花 → ごく普通の暴れん坊の 山田 花子あなたの手がノートに伸びれば、 バッと胸元に抱え込んで起き上がった。 ここに来て一番の俊敏さを見せたと言ってもいい。 「……質問は一つずつにしてもらえるかしら。 何か聞き捨てならない言葉も聞こえたけれど」 冷静なようで冷静でない頭で全てを一度に聞き入れるのは難しい。 確実に言えるのは、彼女に自分の"秘密"がバレてしまったこと。 早乙女 咲花は、実は、アマチュアの小説家だ。 著作のネタに行き詰まり、スランプに陥っている。 そんな中、秘密を抱えた者達が集まるこの林間学校を、ネタの宝庫だと考えた。 咲花はここで知った秘密を基に小説を書くつもりでいる─── 「皆の秘密を暴こうなんてつもりはないわ。 どれも貼り出されて公になった秘密でしょう? ただ、あまりにも個性的で魅力的だから…… 少し使わせてもらおうと思った、だけよ」 言い訳のような言葉しか、返せない。 (-375) 2022/01/31(Mon) 19:31:57 |
【秘】 1年 早乙女 咲花 → ままならない 一葉 梢矢「ああ……それは、失敗だったわね。 十何年も会っていなかったら無理もないけれど」 むしろ、その人物を知っている者が見たら 過去の姿で現れたと思われてしまうだろう。 そう考えると、当該人物がここにいなくて良かったかもしれない。 「あなたのその前向きさ、見習いたいわ。 何かと不自由する事もあるでしょうけれど、 ここの皆なら笑って支えてくれると思うわ」 ここ数日間を思い返しながら言う。 あなたが人としての暮らしを続けるつもりなら、 それを妨げる理由は何もない。 (-381) 2022/01/31(Mon) 19:48:24 |
【秘】 1年 早乙女 咲花 → 調律 水銀 莉桜「い、言わないで……」 言葉にされると余計に恥ずかしい。 自分でも未知に等しい感覚だったのだ。 それを説明しろと言われても無理な相談である。 「というか、あなたこそキャラが変わってないかしら……」 ひょっとすると、自分はとんでもない存在を 目覚めさせてしまったのかもしれない。 (-383) 2022/01/31(Mon) 19:59:48 |
【秘】 調律 水銀 莉桜 → 1年 早乙女 咲花「つまり、言語化できないんだ。 ということは未知の感覚なんだ。 単に『気持ちいい』や『恥ずかしい』では 言い表せない状態── そっかぁ、イッちゃったんだぁ──」 逐一耳元で囁いています。 「え? そうかな。そうかも。 でもほら、あたしにとって、 自分を隠さなくていい相手って、初めてだし。 高揚──うん、高揚してると思うな。 ずーっと隠して稼働してきたから──」 たいへんな本性が隠されていました。 確かに、今までずっと抑えてきたものが 解き放たれたと考えると、無理もないのかもしれません。 (-387) 2022/01/31(Mon) 20:27:12 |
【秘】 1年 早乙女 咲花 → 調律 水銀 莉桜「そんな言葉どこで……」 それは人間を模倣する上で必要な知識だったのだろうか。 まだ余韻で頭がふわふわして思考が纏まらない。 「……そう言われると弱いけれど。 加減は覚えないと友達を失くしてしまうわ」 相手が私だったから良かったものの……と、 どこか放っておけない気持ちになっていた。 (-392) 2022/01/31(Mon) 20:49:38 |
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