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【秘】 イングラハム → アンネロズ生者が死者の気持ちを知らずとも 死者は生者の気持ちを良く知っている。 大切な事にいち早く気づくのは いつだって死者の方。>>-27 生者に出来ることなんてせいぜい 遅すぎると後悔し、泣き喚くことだけ。 だから僕は、君の答えの続きを待った。>>-26 最愛の人の心を追い込んだ愚か者だという 自覚すら持たぬまま。>>-29 (-33) 2022/02/25(Fri) 19:16:57 |
【秘】 イングラハム → アンネロズ「え...?」 その問いかけは、唐突だった。 絶対に譲らないという強い姿勢も 僕は滅多に拝んだことがない。 それだけに、緊張が走り 静寂の中、僕は思わず息を飲んだ。 (-34) 2022/02/25(Fri) 19:17:25 |
【秘】 イングラハム → アンネロズ幸せだったことはあるか。 あるわけがない。 そうだね。君に出会った頃は幸せだったかな。 君は暗闇に辟易とする僕に光をくれた。 君さえいてくれれば、僕はそれでよかったんだ。 生きていて良かったと思ったことはあるか。 そんなこと......あるわけ.........。 (-35) 2022/02/25(Fri) 19:18:30 |
【秘】 イングラハム → アンネロズいや、幸せの証とは違うが ひとつだけ思うことがあった。 それはほんの小さな一欠片で。>>1:6>>1:7 永遠にも思える虚無の中で 僕が生命活動を続けるいい理由付けだったけど。 それでも君と比べれば些細もいいところ。 幸福と呼ぶにはあまりも遠い。 (-36) 2022/02/25(Fri) 19:19:01 |
【秘】 イングラハム → アンネロズけれども君のヴェールを上げる僕が その秘密を脱ぎ捨てないわけにはいかず。 「ひとつだけ、生きる動機は作っていた。 でも、ここで君を手放す理由にはならない。」 自分の正直な気持ちを口にした。 それは僅かばかりの罪悪感>>8と 成長を遂げた子どもへの信頼。 彼にはもう、私なんて必要ないはずだ。 その証明が、あの演奏会なのだから。 (-37) 2022/02/25(Fri) 19:19:56 |
【秘】 イングラハム → アンネロズ君の香りに包まれながら 僕は段々と身体の力が抜けていく感覚に襲われて アンネに覆い被さるように抱きしめると ヴェールを全て脱ぎ捨てて 最初で最期、君の願いを、受け入れる。* (-40) 2022/02/25(Fri) 19:24:25 |
【秘】 アンネロズ → イングラハム[ 貴方の答えに私はどこか期待してたの。 少しでも幸せなことがあったなら それを理由に何とか止められる気がして。 私が貴方を不幸にしたなんて思いたくなかったの。 だから、一片の幸せが貴方にあればいいと。 愚かな私は理由がなければ止められないから。 ] (-41) 2022/02/25(Fri) 20:06:36 |
【秘】 アンネロズ → イングラハム[ でも、心のどこかで自惚れていた。 貴方は私がいなければ幸せじゃない。 私がいる世界を選んでもらえるのかもしれないと。 もし、もしもそうなら。 私がいまからすることは ゆるされるんじゃないかって。 ] (-42) 2022/02/25(Fri) 20:07:19 |
【秘】 アンネロズ → イングラハム[ だからね。 最低な私は、愚かな私は。 貴方の答えに安堵してしまうの。 それが、間違いだと知っていながら。 貴方を止めるという正解を選び取れない。 ] ――――― そう、なのね。 貴方が、そう言うのなら…………。 (-43) 2022/02/25(Fri) 20:08:00 |
【独】 アンネロズ[ 蕐の香りが強くなっていく。 貴方に抱きしめられると、 罪悪感が私の心を引き裂くの。 心が痛い。痛くて痛くて仕方ない。 あぁでも、痛くない。 貴方が背負ったはずの痛みはきっと。 もっともっと、辛かったはずだから。 私が泣いてはいけない、泣けない。 全部私のせいなの……。 死ぬかもしれない、そんな人が 貴方と仲良くなっては、いけなかった。 好きになっては、いけなかったのよ。 私のせいだから。 泣くなんて、ダメよアンネロズ。 泣くのではなくて―――――。 ] (-44) 2022/02/25(Fri) 20:09:48 |
【秘】 アンネロズ → イングラハム[ 貴方と出会わなければ、なんて 私は言えるはずがなかったから。 貴方と出会えてよかったと心から思うから。 貴方のことを連れて行ってしまうのを どうか、どうか許してほしい。 ] (-45) 2022/02/25(Fri) 20:10:27 |
【秘】 アンネロズ → イングラハム エドワード。 貴方を誰よりも愛してるわ。 私を、貴方の花嫁にしてほしいの。 永遠に。貴方の傍にいるから。 もう、置いて行ったりしないから。 (-46) 2022/02/25(Fri) 20:11:04 |
【秘】 アンネロズ → イングラハム ねぇ、エド。 もっともっと、愛して……? [ 秘密をすべて捨てて。 何も纏わない花嫁は、愛する人の色に染まろうと ふわり、と微笑んで。 さっきの清廉な口付けからは程遠いキスを 煽るようなキスを、貴方へと贈るの。 ]* (-47) 2022/02/25(Fri) 20:11:33 |
【秘】 イングラハム → アンネロズ私の辿るこの道を誰かが愚かと言うだろう。 私が選んだこの結末を誰かが哀れというだろう。 亡き者の残香に惑わされたままに その未来を手放してしまうなどと。 だが私が追いかけていたその香りが 幻想じゃないことことなんて私が一番知っている。 次第に冷たくなっていくこの身体は その細胞の一つ一つが目を閉じていくようで。 けれどもその一つ一つが、君の残香を噛み締めている。 (-49) 2022/02/26(Sat) 22:59:07 |
【秘】 イングラハム → アンネロズたとえば此処が君の未練だとして 死者が未練に囚われる絶望感と 私が君との追憶に囚われる虚無感に なんの差があると言うのだろうか。 そうだ。僕と君は、同じような存在だから。 君が僕を連れて行くことが罪ならば 僕が君を想い続けてしまうのも罪なんだ。 (-50) 2022/02/26(Sat) 22:59:57 |
【秘】 イングラハム → アンネロズけれど、喜びも悲しみも痛みも 全てを共に分かち合う事を人は誓い 最愛の相手と結ばれていくもの。 ただ形が違うだけで 私達がこれからやろうとしていることだって チャペルの中で行われる儀式と同じ。 何も、恐れることなんてない。 (-51) 2022/02/26(Sat) 23:00:47 |
【秘】 イングラハム → アンネロズそれは感謝と誓いの言葉。 愛して欲しいと強請るアンネに 僕は微笑んでその頬を優しく撫ぜると 小さく頷いて君の贈り物を受け取る。 清廉とは言い難い? どうせ誰も見ちゃいない。 煽るようなキス? 私だけに、見せて欲しい。 受け取った贈り物のお返しは アンネもきっと望んでいるもので。 その身体を再び膝に乗せてやれば 恍惚の入り交じる顔で、君を愛して、愛して。 まるで少年のように照れ笑いを浮かべながら 想いを重ね合い──────── (-53) 2022/02/26(Sat) 23:03:22 |
【秘】 アンネロズ → 愚者 イングラハム[ 例え周りが不正解だと言おうとも 私は貴方の傍に居たかった。 貴方と時を重ねたかったの。 貴方と想いあいたかったの。 それが罪なら、何処までも背負うから。 ] (-57) 2022/02/27(Sun) 2:54:44 |
【秘】 アンネロズ → 愚者 イングラハム[ 全てを分かち合って、 私達はずっと傍にいるから。 貴方と二人なら。 時が止まったこの場所も怖くない。 二人きりの世界で 貴方とずっと一緒にいるって、誓うの。 ] (-58) 2022/02/27(Sun) 2:56:26 |
【秘】 アンネロズ → 愚者 イングラハム[ あぁ、あの日に思ったみたいに>>0:-6 こうして笑いあえる日が来たんだから。 こんなに幸せなこと、他にあるかしら? 私の願い通りに貴方は愛してくれるって知ってる。 優しく撫でられて恥ずかしそうに微笑むの。 淫らな贈り物も、この身体も、私の想いも。 全部、貴方だけのもの。 貴方にしか見せないもの。 また貴方の膝にのって 蕩けた顔で、貴方に愛されて、愛して。 何も知らない少女のように淡く微笑みながら 想いを重ね合って──────── ] (-60) 2022/02/27(Sun) 2:58:47 |
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