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【赤】 悪者になれなかった レグナ何処ともわからない草原の上。 ここで寝ていた理由は―― なんだった、か。 少しだけ痛む頭を抑えながら、すぐ傍を見れば涙の痕を残したまま寝ているマオがいる。 何かが違い (何が違った、のだっただろう?) 。泣かせて、そのまま逃げられた、様な。……何処で? ただ、こうなる経緯の前の部分は。鮮明に覚えている。 自分は"目を覚まさなければいけない"、と。 (*1) 2024/04/02(Tue) 0:41:51 |
【赤】 悪者になれなかった レグナこの草むらに来た事は……確か、無い筈だ。 いや、プレーンでこんな感じの大自然の上を通った事はあっただろうか? 軽く辺りを見渡して、小屋や池に目を向ける。それ以上気になる物は見当たらない。 ……とはいえ、この世界は"望むものは何でも手に入る場所"。 望めば欲しい物は、手に入れられる……筈。 ▽ (*4) 2024/04/02(Tue) 16:00:24 |
【赤】 悪者になれなかった レグナ等と考えていたら、マオがめっちゃ乗って来た。 それはもう、膝や腹の上に乗って動けなくして来る猫の如く。 「……。えーと……」 確かに自分はレグナだが、今のマオの言っているレグナとは違うのだろう。そこまでは覚えている。 が、返すにしても方法が分からない。そもそも返せるのかもわからない。 ――そもそも自分は"帰らないとならないの"だから。 ついでにこの状態、動けない。 動けないので仕方なくまた頭を撫でてお茶を濁している。 (*5) 2024/04/02(Tue) 16:00:46 |
【赤】 悪者になれなかった レグナ普段は山に住んでいる、という話は聞いた事があっただろうか。 流石にここがその場所であるかどうかまでは見当が着いていないのだが。 若草色の瞳がこちらを見つめてくる。……まだ、涙の痕が残っているのが分かる。 「……ごめん。思い出せ、ない。 "あんたのレグナ"の返し方も、分からない」 あまりにも悲しそうな表情をしていたので少しだけ迷ったが。そんな嘘を吐き通し続けられる程自分が器用でない事は理解している。 ……それに、今ここで騙したとて。"帰る"事になった際にその嘘は露見する。そうなった際に余計に傷付けることは避けたかった。 (*7) 2024/04/02(Tue) 19:30:57 |
【赤】 悪者になれなかった レグナ「……ああ。あんたの事は知っている。あんたにとっての俺と同じ様に、一部だけ……なんだろう、とは思うけど。 ビリヤードで物凄い実力を見せたり、仙人名乗って人間に試練を与えたり、玉ねぎや風呂が嫌いだったり。 とんでもねえ奴だけど、憎めない猫みたいな奴だってな。」 ……手を掛けられかけた事も、罰を望んだ事も、許すと言う名の罰を与えられた事も。 全て、全て、覚えている。悪者は、他でもない自分だ。自分"だった"。 「…………。 そう、だな。俺の方からも一応、確認。するが」 ▽ (*9) 2024/04/03(Wed) 0:44:15 |
【赤】 悪者になれなかった レグナ「…………。だよな」 暫く首を傾げている様子を見た後、帰ってきた言葉に一つ息を吐く。 これまでの反応からおおよそ予測は付いていた答え。 頬を膨らませている様には「そう言われてもなあ……」と。……此方は此方で夢から目を覚ましてほしいという気持ちはあるが。 「他?渡した、もの……か」 考える。……考えるものの、思い当たる物はない。 あなたと何かを賭ける勝負をして。そしてその末に"渡したもの"は。現実を忘れ、この世界を真実と認識したからこそ渡せたものだ。 "悪者"としての役目に失敗した、この時空のレグナは。共同生活の終わりの際、仮にあなたに本来の時空で"渡したもの"を強請られたとしても、断っている。 「…………。 サンドイッチ、玉ねぎ抜きのカレー、ガラス瓶入りの飛行機。」 記憶の中で思い当たる物を挙げたが。 一番重要なものは、出てこないだろう。 (*12) 2024/04/03(Wed) 11:07:04 |
【赤】 悪者になれなかった レグナ「いひゃい」 もちーっと伸ばされた後、人の頬を引っ張ってはいけませんと、ほんの軽くだけ制したかも。言って聞くかどうかは別として。 とりあえずの結論は同じところに辿り着いたらしい。 その点は(一旦ではあるが)安心して、のそのそと退くのを見る。 「あ、おい。……あんたの方こそ、そういう所は全く変わってないな!?」 やっぱりしもべ認定か!!と文句は言いつつも、引っ張られるのに対し抵抗はせず、そのまま着いていくだろう。 (*14) 2024/04/03(Wed) 19:41:00 |
【赤】 悪者になれなかった レグナその恋人繋ぎも何処で覚えて来たのやら。 呆れながらも小屋の中に入れば、軽く辺りを見渡す……が、如何にも豪華そうなベッドがある以外は何も目立ったものは見当たらない。 先程の草原もそうだが、自分が望む場所と言われて思い浮かぶ場所ではない。となると、マオが望んだ場所なのだろうか。……或いは、この夢の中で普段暮らしている場所か。 考えていた所に声が掛かり、仕方がないので倉庫へと。 「……やれやれ。せめてどれが正解かぐらい目印でも付けておいてくれないか?」 扉は開けたままにしてある。ので、聞こえはするはず。無視してもよい。 自分の勘で取った箱は――怪しげなものが入った箱。 「……おーい、これでいいのか?」 (*16) 2024/04/04(Thu) 2:06:46 |
【独】 悪者になれなかった レグナこの村で赤差分を使う事はあるのだろうか。 殺す時……来るか……?自害はするかもしれんが…… まあこう言っておいて使う時が来ましたという例外はアホほどあるので、使うかもしれません。 今後のPLに期待。 (-0) 2024/04/04(Thu) 2:09:17 |
【赤】 悪者になれなかった レグナ「よくそれで成り立ってんな」 このぐうたら猫じじい……と言いそうになったが、これ以上機嫌を損ねるのも何なのでぐっと堪えて。 普段此処に立ち入ってる者(もしかして自分か??)に聞ければ話が早いが、そういう訳にもいかない。 そしてこれは何が起きるか分からない夢の中。おまけに悪戯好きの仙人の遊び場(多分)。 ……外れてたら碌なもんじゃないぞ絶対。 が、他の箱と見比べても区別はつかない。 片っ端から開けていく場合にも結局変わらないと思い、勢いよく……開ける!! (*18) 2024/04/04(Thu) 13:03:07 |
レグナは、レグニャになった。 (a0) 2024/04/04(Thu) 13:03:18 |
【赤】 悪者になれなかった レグナ煙が上がったのみで、中には何も無い。外れだ。 が、何も無いなんて事は無いだろうと自分の身体を見る。 自分が見える範囲では、ぱっと見の変化はない様に思えるが……? 何処か違和感を覚えつつ、次の箱に向かおう……とした所で、ガラス玉か何かに映った自分の姿に生えている、 ねこみみ に気付いた。「…………。 こんの猫じじい!!!」 結局言っちゃった。 今は自分が猫だが。 (*19) 2024/04/04(Thu) 13:03:46 |
【赤】 ねこみみしっぽの レグナ「だーーっ!!誰がレグニャだ!!!」 「誰のせいでこうなったと思ってるんだ!!」 尻尾をぷくぷく膨らませてご立腹。 別に仕掛けたのはあなたではないかもしれないが、レグナの方は概ねあなただろうと思っている。 「いらねえよ馬鹿!!!からかう暇があるならちょっとは手伝…… み"ゃッ!? 」撫でられればびくっと身体を跳ねさせて、その後あなたの方に振り返り威嚇している。 威嚇姿も何だか猫っぽくなっているかもしれない。フーッ!! (*22) 2024/04/04(Thu) 16:04:48 |
【赤】 ねこみみしっぽの レグナ「………………。 そりゃ悪かったよ」 言いながらふいっと横を向く。素直に謝るのも癪だが、偏見で疑ったのは此方の落ち度と思い、結果の小さめの声量。 恐らくその状態のまま撫でられる事だろう。あなたの手が触れればふわふわの耳がひょこりと揺れた。 ……人を撫でる事はあったものの、撫でられるのはあまり慣れない。 「こら、ぽいぽいその辺に置くなってば」 散らかしたものを横から片付けている為、一人でやる以上に効率としてはかなり落ちている。……が、手伝う気が出ただけマシかと、そこはあまり気にしていない模様。 ちなみに怪しげな箱に関しては、 「他にも変な箱があるかもしれないから、気を付けろよ」 と言う程度に留めた。 それでも開けるならば止めないぞ。 (*24) 2024/04/04(Thu) 20:28:02 |
【赤】 ねこみみしっぽの レグナ「はいはい、見つけたら撫でるなり遊ぶなりするから」 と、散らかっていた箱や雑貨を整理しつつ。 そちらに振り返り、差し出されたものを見れば―― 「葉っぱ?それも人間からの贈り物って奴か……、 !!」 バッと飛びかかってマタタビを奪ったかと思うと。 酒にでも酔ったかの様な表情になっては、 ごろごろすりすり 、匂いを嗅いだり舐めたり……挙句の果てには 地面に猫の様に転がって マタタビを堪能し始めた。完全に、猫である。レグニャである。 (*27) 2024/04/05(Fri) 1:57:21 |
【赤】 ねこみみしっぽの レグナ大分絵面が凄い事になっている。 そんな状態なものだから、いつの間にかあなたが当初の目的のものを見つけた事も露知らず。 暫しそのまま夢中になっていたが、没収されればまたバッと飛びかかって……暫くあなたの周りをぐるぐるした後。 今度はあなたに対して匂いをすんすん嗅いだり、ごろごろ音を立てながらすりすりし始めた。 やっぱり絵面が凄いぞ。 (*29) 2024/04/05(Fri) 12:27:11 |
【赤】 ねこみみしっぽの レグナひっくり返ったのにもくすぐったそうにするのにもお構いなしに、よりによって下半身にごろごろすりすり。 マタタビによって興奮状態にあるのか。は、と、少し熱くなっている吐息が服越しにかかる、かもしれない。 先程は複雑そうにしていた癖に、ふわふわ撫でられるのにもうっとりだ。 目を細め、あなたの方を見つめ。そして―― (*31) 2024/04/05(Fri) 16:22:25 |
【赤】 人間に戻った レグナぽん、 と軽い音がして、猫耳と尻尾が消えた。それから暫く固まった後、うっとりしていた目を白黒させ。 さーっと青ざめる様な、同時に赤くなる様な。照れと混乱とその他諸々が一気に来た様な表情になった後、バッとあなたの上から退いた。 「待っ、これは、その、」 言い訳をしようにも何も言い訳が出来ない。 そのまま口をパクパクさせている。 (*32) 2024/04/05(Fri) 16:24:52 |
【赤】 人間に戻った レグナ「ろっ……そもそも、 あんたが、」 ちなみに、しっかりすりすりしていた記憶はある。ので、反論しようにもまともな反論が出来ていない。 なんとなく弱みに付け込まれている気もしてはいるが、それはそうとしてやらかした事はやらかした事だ。 捕まれた手が腿の間に触れる。熱を持っている。 自らの心臓の音が、夢の中だと理解しているのにやたらと頭に響いている感覚がする。 ……甘い声が、耳に届いた。 (*35) 2024/04/05(Fri) 20:56:05 |
【赤】 人間に戻った レグナ「…………、もし、」 暫くの沈黙の後、口を開く。 「あんたの知っている俺がする様な事を、期待してるのなら、それは。……今の俺には、出来ない、けど」 「……その。抜く、だけなら」 (*36) 2024/04/05(Fri) 20:58:04 |
【赤】 人間に戻った レグナ……今の自分に、あなたとこういう事をした記憶はない。 にも拘わらず、こんなにも心臓の音が煩い。胸元に擦り寄られれば、あなたにもおのずと伝わってしまう。 何故だろう。単純にこういった事に慣れていないからか。 それとも。 「……、はいはい」 そのまま抱えるようにしてベッドへと運んで、寝かせる。 おねだりされれば「……こんな事態になったの、あんたも割と悪いって自覚あるか??」と文句は言いつつ。 あなたのズボンと下履きを脱がせ、自らもベッドの上に乗る。 ……服越しじゃない、あなたの熱を、見る。 (*39) 2024/04/06(Sat) 1:34:11 |
【赤】 人間に戻った レグナ「俺だって思ってなかったよ……ってちょっと待て、なんで下着履いてないんだ!?」 脱がせてすぐに布ではなく白い素肌が出て来たので驚いた反応を見せる。恐らく、初めて風呂に入れた時にも同じ反応と言葉をしていただろう。 一瞬だけ視線を逸らしてから、もう一度あなたの方に向き直る。マタタビの影響はとっくに抜けている筈なのに、頬がほんのり赤く染まっている。 ▽ (*41) 2024/04/06(Sat) 13:22:00 |
【赤】 人間に戻った レグナ「し、かたないだろ。慣れてないんだよ」 手袋が外され、直接触れれば。 体温と共に少し汗が滲んでいるのが分かるだろうか。 「……、だから、そこまではしないって言ってるだろ」 一方で此方は経験がないのと、現実の件が引っ掛かってるせいで硬い。 ただ、それでも年頃の男であるのは確か。故に甘やかな言葉と誘いは毒だ。 一言「動かすぞ」と声を掛け。始めはゆっくり、それから少しずつ速度を上げて。少しだけ湿った、しっかりとした手が、上下に絡んでいく。 (*42) 2024/04/06(Sat) 13:22:15 |
【赤】 人間に戻った レグナ「どういう意味だよそれ」 からかいが混じっている様な気がして、む、と少しだけ唇を尖らせる。 頬を撫でられる感触に、少しだけ先程の口づけの感覚が過った。……少しだけ。 「……、……なんだよ。慣れてない奴は嫌か?」 記憶は違えど自分とそういった関係になるぐらいなのだから、多分そんな事はないのだろうな、と思いながらも。少しだけ意地悪のつもりでそう返した。 甘くなっていく声に、浅く熱い吐息に。ゆっくりとこの状況に飲まれて行きそうになるのを、理性で抑え込みつつ。 透明な体液が混じるのが見えればそれをも使い、あなたの反応も見ながら。より快楽を得られる場所を探る。 ――静かな室内にくちゅ、ぐちゅりと、水温が響いている。 「ん、こうか? ……ッ、」 言われて少し緩めようとした所で柔らかく撫でられ、ぞくりとした感触が走る。 思わず開いているもう片方の手で、その手を握ったかもしれない。 (*44) 2024/04/06(Sat) 19:33:23 |
【赤】 人間に戻った レグナ「そうか。……そう、なのか。 ごめん、悪かったよ」 ――縋る声、には。少し胸の奥がちくりと刺される感覚を覚える。 自分は、現実へと帰らなくてはならない。……目を覚まさなければならない。 そうなった時「ずっといっしょにいたい」の願いは叶えられなくなるのだ。 誤魔化す様に、手の動きが再度早くなる。それだけでなく、強弱をつけるようにし、鈴口をくりくりと捏ねる様にしてみたり。 少しずつ、着実に、あなたを追い立てていく。 ふと上を見れば若草色に熱が籠っており、じいと見つめられた後……再び目を逸らした。 「……足さわられんの、くすぐったいんだって」 そう言った言葉は、少し焦りが滲んでいただろう。 あなたの指の絡んだ、自らの手にも。やはり、汗が滲んでいる。 (*46) 2024/04/07(Sun) 2:59:12 |
【赤】 人間に戻った レグナ相変わらず、あなたの目をじっと見ようとはしない。 過度に情を移しては、互いに別れが余計に辛くなる。……こうまでしている以上、既に手遅れかもしれないけれど。 そのまま止めを刺そうとした所で――手が掴まれて。もう一度あなたの方を見れば、不満そうな表情が目に入った。 「……どうした、痛かったか?」 等とその心中も知らずに尋ねた所で。 ▽ (*49) 2024/04/07(Sun) 14:32:18 |
【赤】 人間に戻った レグナ「待っ、馬鹿、ちょっと待て、俺はいいっての!!」 返された言葉に、焦った様な言葉が飛び出す。 服の上から手が触れられれば。そこは微かに熱を持っているのが分かるだろう。 擽る様に優しく撫ぜられ、少しだけ肩が跳ねる。 ……が、それ以上はなく、おあずけをされて。 なんとなく煽られている様な気持ちになり、ちょっとだけ眉をしかめた。 「……ふーん?? いいけど、それだとイけなくて余計辛いんじゃないのか?」 もう一度指に蜜を絡めて、けれど先程の様に掌で包んで動かすのではなく。 人差し指でつう、とゆっくり、触れるだけの様にして、下から上になぞる。 (*50) 2024/04/07(Sun) 14:33:35 |
【赤】 人間に戻った レグナ「仕方ない、だろ。こんな状況なんだから、 ……っ、……ふ、」 誤魔化す様に告げるも、最早ただの強がりにしか聞こえないかもしれない。 撫ぜられればその熱もぴく、と反応するのがきっと伝わる事だろう。 頭の中がぐるぐると回る。心臓の音が酷く煩い。 今度は指を二本にして、けれどもやはりなぞる様に触れるだけ。それをゆっくり、ゆっくりと繰り返す。 視線を上げれば、汗ばみ潤んだ眼を此方に向ける、酷く劣情的なあなたの姿が映る。……自身の視線もまた、揺らいでいるのだろうかと過った。 「…………、だから、俺はいいって……」 甘言に、誘惑に。溶かされつつある理性が何とかそう紡ぎ出す。 ……無視するならば、それは自由だ。 (*52) 2024/04/07(Sun) 19:23:45 |
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