【独】 厨房担当 マシロ/* 神田が矢印向けたい先には気付いてるので動き辛くなんないようにしたいんだけど あそこで写真は ズルじゃん 遠慮なく使うので遠慮せずフってください (-13) 2023/03/05(Sun) 11:19:30 |
【人】 厨房担当 マシロ ― 過日 ― あ、あーー、謝らないでください 私が……共有したくて言っちゃったみたいなもんだから むしろこっちがごめんなさいというか… [ >>44 ボロ泣きアリスはまた泣いてしまう。 家族を失って悲しい、という感情への寄り添い方が 大咲は壊滅的に下手なのかもしれなかった。 望まないならこれ以上触れないでおこう、と見守って それからぽつんと零れ落ちた言葉には じ、と ] ……その気持ちがほんとなら、 店長に今でも次でも 言ってみるといいですよ。 履歴書にね、ろくな職歴なかったような私でも 料理が好きって気持ちで、雇ってくれたから。 [ 告げて。 ] (65) 2023/03/05(Sun) 11:52:45 |
【人】 厨房担当 マシロ良いとこですよ、このお店。 誰かの笑顔と幸せを作りたいって皆思ってる。 一緒に働きたいな。私も。 [ 店長ならきっと、雇ってくれるんじゃないかなぁって。 この青年の涙の理由と、あの店を知っている大咲は そんな風に呟いて、それから 「まあ、ゆっくり考えてください」と急かさず告げ その場をそっと辞すのだった。* ] (66) 2023/03/05(Sun) 11:52:49 |
【人】 厨房担当 マシロだからあの時のけいちゃんは正解だったよ。 実は私も、店長に先、同じこと言ってたし? またお菓子を作ってみたい、になれただけで 肝心なこと、なーんも解決してなかったんだもん。 でも、私のお菓子を確かに喜んでくれた人がいて 昔、私に美味しいご飯の味を初めて教えてくれた、 お店のお孫さんとかの顔見たり ……この写真を貰ったりして、気付いたんだよね。 やっぱり、最初の一歩、もう一回頑張りたいって。 お菓子が作れなくて後悔し続けるより 作って後悔する方が、百倍良いよね? (77) 2023/03/05(Sun) 12:23:10 |
【人】 厨房担当 マシロ[ ね、と自己完結したように言葉を終えたのは 速崎に「あのことは気にしないでよ」と暗に告げるため。 何にするかを落ち着いた笑みで問われれば にんまり笑って ] 今日はぜーったいブッラータがよく出ると思うけど 頼まない人とか、チーズ大好きな人に向けて プレーンのワッフルクッキー焼いて ミルフィーユみたいに、ブッラータ挟んでいきたい。 いちごも乗せたら合うと思うんだよね! メインとか副菜でもうチーズは十分!って人向けには 濃厚なチーズの後だし、アイスボックスクッキーかな。 コーヒー味とか。 [ どうかな、って確認を取って、同意を貰えるなら 黒板には「大咲&速崎のクッキー、二種あります」と 書き加えた後、準備に取り掛かろう。* ] (78) 2023/03/05(Sun) 12:23:47 |
【人】 厨房担当 マシロ ― クリームと、せんぱいうさぎ ― [ 料理人に手荒れは付き物というより、名誉の勲章。 とはいえ荒れた手では何かと都合がよろしくないから そういう人向けに売られているハンドクリームがある。 大咲も気を遣って、遠藤に教えて貰ったそれを 丁寧に塗っているタイプだった。>>69 しかし、直近の日。 遠藤は営業中に大咲を捕まえ、本来は厨房要員の大咲に "営業時間中にハンドクリームを塗ってくれた"。 厨房にもオープンカウンターにも極力近寄らないように。 オーダーとホール巡回に徹する大咲の、 料理をしないという意思を汲んで、遠藤は。 ] (88) 2023/03/05(Sun) 12:43:16 |
【人】 厨房担当 マシロ…………せんぱい [ ごめんなさい、とは言えなかった。 料理人を続けて良いのかまで一時期考え込んだ大咲に、 その謝罪は 料理人たる遠藤へ向けていいものなのか 分からなくて。 でも、呼ばれた名前と、クリームを塗る指先の温もりが なによりも優しかった。 明日は待ってると伝えられているみたいで。 ……だから大咲は、そこがもし厨房以外だったとしても じわりと目に涙を浮かべ、隠せぬまま遠藤の腕に抱きつき バックヤードへ少しの間 誘拐した。 ] (89) 2023/03/05(Sun) 12:43:30 |
【人】 厨房担当 マシロせんぱい、わたし、……やっぱり好きです このお店も。みんなも。先輩のことも。料理も。 だから、ちょっとだけ、……休憩させてください 私、なにがあっても、先輩たちと ずっとここに、いたいです…… [ 吐き出した弱音は、遠藤しか知らぬもの。 ぼろぼろ泣いて泣いて、目元をうさぎみたいに赤くして "ここにいてもいいんだ"と暗に教えてくれた彼女を 許されるなら、ぎゅ、と一度っきり抱き締めた。 次の日、再び厨房に舞い戻った大咲の姿で 今度は遠藤を少し泣かせてしまったのは、別の話。* ] (90) 2023/03/05(Sun) 12:44:04 |
厨房担当 マシロは、メモを貼った。 (a15) 2023/03/05(Sun) 12:47:34 |
【独】 厨房担当 マシロ/* 瑞野さんの拾い方すごくあったかいなぁ すごいリアリティある描写…… 後遠藤先輩ほんとにそれは ズルですよ ずるいずるい同僚本当に大好き (-21) 2023/03/05(Sun) 12:51:14 |
【独】 厨房担当 マシロ/* 栗栖くん君私と同じフラグの読み方して私と同じ当て馬希望者か?そうなのか?という顔をしている 当て馬希望というか こう動いたらこう動きやすくなるかなみたいなやつ (-23) 2023/03/05(Sun) 13:09:10 |
【人】 厨房担当 マシロ ― うさぎの作った料理、おいしい! ― [ 真鯛を賄いで食べられるうえに、 料理人はこのうさぎの穴の魔法使いたちと来れば 美味しいって……確約ってこと、じゃん……!? みたいな気持ちになっては来ないだろうか。来る。 大咲はわくわくしながら完全食べ専ですこんにちは!と 堂々着席して賄いを待っていた。 魚は皮まで美味しいものと、そうでないものもあるけど 湯引きポン酢に少量の山葵を乗せた鯛の皮は 優しい旨味を舌へ届けてくれる。 小鉢の色彩豊かなハートマークはまるで、 今働いている面々を表しているみたいだ。 ] おいし〜! ゲイザー天才! [ 魚の賄いは手間がかかる分、速崎には頭が上がらない。 この美味しいコールでお礼とさせていただこう。 ] (114) 2023/03/05(Sun) 14:03:54 |
【人】 厨房担当 マシロ[ セロリの浅漬けは知恵の制作だという。 見習いを名乗り、厨房に殆ど立たない知恵の料理を 先に味わえるのはうさぎたちの特権だ。 みりんの甘さと鷹の爪の刺激に、ごま油の風味が中和され しゃきしゃきした食感を邪魔しない作り。 ] ん、知恵さんのも美味しい! ごま油使うの初めて聞いたかも。 前菜提供、いいんじゃない? 出来るよ。 だって、今日のお茶も知恵さんのだったでしょ? [ あれ。違うかな?って首を傾ぎつつも 前菜担当を進める瑞野のアシスト。 ゲイザーの誕生日が近い話題になれば、うーむ、と ] (115) 2023/03/05(Sun) 14:04:02 |
【人】 厨房担当 マシロ誕生日かー。 パイ伝説の持ち主にパイ……うーん? 各々なにか、ゲイザーに食べて欲しいもの作って 持ち寄ってパーティーとかする? [ アイデア出しは、あんまり大咲には自信がない。 誕生日祝いなんてここに来てから知った文化で 其れに関しては多分 他の面々の方が知識も豊富だろう* ] (116) 2023/03/05(Sun) 14:04:10 |
【人】 厨房担当 マシロ ― オープン前 ― [ うん、とだけ答えて、誰が撮ったかは言わなかった。>>128 隠す必要なんて別にないはずなのに なんだかちょっと、自分の秘密にしておきたくて。 それから齎された速崎からの沈黙に>>129 ……間をおいて返された同意へ、心底安堵して。 ] ほんと? よかった。 ブッラータが大きければミルフィーユより、 厚めに生地焼いてサンドしても良いなって…… [ そこはお客様個人の好みにもよるだろう。 濃厚なチーズだからあんまり多くてもな、と思う人。 大好きなチーズは無限に食べたい! と思う人。 ニーズに合わせられるよう、速崎と交代しながら 生地作りをスタートする。 ] (200) 2023/03/05(Sun) 17:28:40 |
【人】 厨房担当 マシロ[ 常温に戻した無塩バターをボウルに入れ、 ホイッパーを取り出し、クリーム状になめらかになるまで しっかりとバターを練る作業の途中。 速崎から紡がれる言葉たちを、大咲は言葉を挟まずに ただただ聞いて、聞いて。 ] ……んー。 でもさ、別にけいちゃん、人格否定とかしないじゃん。 私のクッキーが商品化に向かないって言ったけど 私がお菓子作りするの向かないとは言わなかったしさ [ 社会人としてというか。>>136 なんだろうな、そういう線引きみたいなのが、多分 速崎のは伝わりづらいんじゃあないかな、とか。 大咲は思ったりもするけれど。 ] (201) 2023/03/05(Sun) 17:28:45 |
【人】 厨房担当 マシロけいちゃんが自分のここがダメだって思ってても 私みたいに正解だったって思う人もいる。 全部一本道なんてことはないんだよ。 でも、そこがもしけいちゃんの何かネックになるんなら 何かしら、少しずつ変えてけばいいんじゃないかな。 離れていくのが心配ならさ 言い過ぎる前に深呼吸して、話し合おうよ。 現に今も初見ですし〜? そんな心配ごと〜! [ 重い空気にならないよう茶化しながら、声音は真剣。 グラニュー糖を量を調整し、混ぜ、また入れて混ぜて 溶いた卵を加え、白っぽくなるまで混ぜ合わせる。 ] (202) 2023/03/05(Sun) 17:28:54 |
【人】 厨房担当 マシロん、そーだね? 今はそれだけで良いと思うよ、私も。 けいちゃんは私の言葉に救われたって思ってくれて 私はけいちゃんの誘いで一歩踏み出せた。 うん。完璧じゃん。 [ 時々、作る生地の交換もしたかな。 片方を大咲、片方を速崎じゃ一種類ずつの分担だし 折角二人でなら、本当に一緒に作ろうよ。 ワッフルクッキーは生地がチーズの味を邪魔しないよう 至極シンプルなプレーン味。 厚めでも薄めでも、どちらでも対応できるように。 アイスボックスクッキーの生地も混ぜ終えれば 二つをしっかり冷蔵庫で寝かせた後。 ] (204) 2023/03/05(Sun) 17:28:58 |
【人】 厨房担当 マシロ[ 少しだけ、材料が余っていた。 考える仕草はほんの数秒の間だけ。 速崎に「ごめん、こっちも作るね」とだけ声を掛け 新しいボウルへバターを移し。 ホイッパーでよく練り混ぜ、バターがクリーム状になれば グラニュー糖、塩 バニラエッセンスを一度に入れて、また混ぜる。 卵を加えて余計な空気が入らないよう手早く混ぜ、 薄力粉を全体的にまぶすようにボウルの中へ。 ゴムベラで底からさくっとすくい上げるように、 粉っぽさが無くなるまで生地を練り終えたら 生地をラップで包み、最後にもうひとこね終えると 冷蔵庫の中で寝かせておこう。 これで、クッキー生地は三つ分。 うさぎの型抜きが、あの日以来、日の目を見る時だ。* ] (205) 2023/03/05(Sun) 17:29:07 |
【人】 厨房担当 マシロ……私のクッキーが、ですか? [ 黒板は連盟式だ。 大咲&速崎のクッキーありますという文面で見れば 両者協力の上でのクッキー提供だし、実際そうだ。 しかし神田は自分を呼び、 「真白のクッキーが食べたい」と言った。 ] ぇと、 あの、……えっと ……わ、私も。 神田さんに食べて欲しいです、……クッキー 空振りにしないでくれて、ありがとう、ございます [ あの時の約束は、いつか大咲のクッキーをまた。 そんな「待ってる」という約束だったから きっとそこに他意も何もないと分かるのに。 なんで一番欲しい言葉をくれるんだろうな、この人は ──そう思うと耳が赤くなって、言葉も 上手く出てくれなくて。 ] (215) 2023/03/05(Sun) 17:54:25 |
【人】 厨房担当 マシロあの。神田、さん。 写真……ありがとうございました。 後、その。 前にクッキーの話した時、気遣わせて、ごめんなさい。 ……あの時は、……ぁ、 ううん。なんでもないです。 [ そこで一度、言葉を思うがままに紡ぐのを止める。 これ以上は店員からお客様へ渡す内容としては ご飯の味にも影響しかねないものだと理解していた。 神田へ大咲個人が今、この楽しい幸せな時間を 壊しかねない。 だから。 ] (216) 2023/03/05(Sun) 17:54:53 |
【人】 厨房担当 マシロ写真、貰ったからです。 私がまたクッキー作りたいって思えたの。 神田さんがここの思い出を、形にしてくれたから。 なにか一歩踏み出さなきゃ後悔するって、思って。 ……だから、神田さんに私の作ったクッキー 食べて欲しいし、来てくれて安心しました。 メイン食べた後に、お持ちします。 [ ぺこん、と頭を下げ。 大咲は脱兎が如くまずはメインのオーダーへ取り掛かる。 その直後か、あるいはある程度時間を置いてか。 同時多発事故が起きれば「ありゃりゃ〜」と 怪我がないか確認しつつ、楽し気な三人を見遣り ふふ、と微笑んでもしまうのだ。* ] (217) 2023/03/05(Sun) 17:56:15 |
【人】 厨房担当 マシロ[ 遠藤には「おかえりなさい」と挨拶して。 ようやく、ただいまに対する正答を言えた気がする。 ゲイザーとのアイコンタクトや小声でのやり取りに 何かを察知し、大咲は小さく後ろから声を投げた。 ] 無理は禁物 ですよ ハンドクリーム塗って欲しくなったら こっそり教えてくださいね [ それだけ。 返事をしなくてもいいように。* ] (222) 2023/03/05(Sun) 18:01:59 |
【人】 厨房担当 マシロなになに? お肉大好き栗栖くんが大咲に一品作って欲しいって〜? 全員からお肉来そうだけど、って まあ、栗栖くんならむしろ本望か。 ね、鈍感天然牛肉大好き栗栖くん? [ >>198 おっと失礼、店内なのに敬語が抜けた。 栗栖に対し、先日の出勤道中のように 気安く返事をして、ちょっとした揶揄いを投げても うん。私は許される。きっと。 鈍感天然をこれ以上いじるつもりはないけれど 一回だけ口にしてしまうのは、なんというか 彼の持つ底抜けに明るい雰囲気所以かもしれない。 素敵なご縁に大咲を入れてくれた屈託ない彼を ちょっと揶揄いたくなるの、…ごめんね?* ] (223) 2023/03/05(Sun) 18:07:25 |
厨房担当 マシロは、メモを貼った。 (a31) 2023/03/05(Sun) 18:10:27 |
【人】 厨房担当 マシロ[ 真白が塗って、という遠藤の返事には 「任せてください」と満面の笑みで答えて。 それからわりと遠慮なく揶揄ってみた栗栖の反応は 突けば鳴るおもちゃみたいに面白かった。>>233 「あは」と堪え切れない笑いが零れるくらいに。 ] いやぁ、ほんとにね〜? 超気まずい空気のテーブルへサーブしにいった 大咲の心情を二十文字以内で答えよって感じ。 [ 揶揄うのは一回きりにするつもりだったのだけど、 想像よりも笑ってくれたし、本人もその方が 気楽なんだろうなぁと思ったから。 これは宿題です栗栖くん。寝ながら考えてね、今日。 ] (277) 2023/03/05(Sun) 20:22:34 |
【人】 厨房担当 マシロ[ それでも今、大咲は、ここの店員だ。 最後には皆笑顔で帰って欲しい。 だから速崎を追って駆けていく葉月の方へ キッチンから飛び出し、声を掛けた。 ] ── 葉月さん!! けいちゃん……けいちゃんのこと、お願いします 一人にしないであげて、ください [ でもさ、分かるよ。私。 けいちゃんが言いたくてあんなこと言ってないって。 だから帰ってきたらちゃんと、話し合おうよ。 クッキーを商品化には向かないと言ったことを 気にしながら、一緒に作ろうって言ってくれた あのけいちゃんを、信じたい。私は。* ] (282) 2023/03/05(Sun) 20:24:51 |
【人】 厨房担当 マシロ栗栖くん、不思議の国のアリスって知ってる? 三月のパーティーはね "なんでもない日おめでとう"のパーティーなんだよね。 そんなのほぼ年中そうじゃんって感じでしょ。 でも、なんでもない日に美味しいご飯があったら それってすっごい嬉しいと思わない? ──というわけで。 [ 大咲は普段と変わらぬ穏やかさと口調で話し掛けた後 牛肉とキャベツ、玉ねぎ、トマトを取り出した。 既に塩胡椒と片栗粉、みりんで下味をつけた牛肉だ。 キャベツを一口サイズにざくざくと切っていき、 トマトは薄皮ごと形も残さず押し潰し、ペースト状に。 熱したフライパンへオリーブオイルを流し込んで 牛肉を焼き、キャベツと玉ねぎを加えて更に焼き色をつけ 十分に色が付けば、潰したトマトと水、コンソメを加え 弱火に変えて蓋をした。 ] (293) 2023/03/05(Sun) 20:48:13 |
【人】 厨房担当 マシロ[ その間に来店したお客様がいればお出迎えを。 貝沢のオーダーは、生憎自分もプチパニックの最中故に 手すきだったスタッフに行ってもらうことになっただろう。 遠藤が調理の一部を既に請け負っているようだ。 煮込む途中でふたを開け、適宜水を飛ばしつつ ケチャップ、塩胡椒を加えながら、 最後は普通のチーズを掛けて溶けるまで煮込む。 ] はい、栗栖くん。 今日の店長おすすめ具材を使ったトマト煮込みです! お好みでバゲットも一緒にどうぞ。 [ お隣とシェアするのかな? どうだろう。 器に盛りつけた牛肉のトマト煮込みにパセリを掛け、 少しバターを塗って軽く焼いたバゲットを添えれば 栗栖くんへのオーダー、到着です!* ] (294) 2023/03/05(Sun) 20:48:22 |
【人】 厨房担当 マシロ ― カクテルどうぞ! ― [ 貝沢からのオーダーはピザとカクテル。 なんだか妙にピザが出るなぁと思うけれども これはあれか。ボロネーゼの再来か? この前はオレンジの甘いカクテルを喜んでくれたから きっと、甘いカクテルは嫌いではないはず。 今日のおススメは旬の、糖度が高いイチゴ。 グラスを取り出し、ヘタを取ったイチゴを何粒か投入して 上からペストルでぎゅうっと押し潰す。 そこにジン、シュガーシロップ、レモンジュースを適量。 甘すぎるとピザとの相性が悪くなるから シュガーシロップは少なめに。 後は炭酸水を注ぎ、ハートのマドラーでステアして ] うーん……見た目……。 [ ザ・イチゴ! という色味だけは可愛いが。 さっきの葉月への背中を押す貝沢を思い出し、 イチゴをもう一つ取り出し、ヘタを取るついでに V字の切込みを入れ、そのまま半分に切って カクテルへぷかりと浮かべれば ] (304) 2023/03/05(Sun) 21:11:11 |
【人】 厨房担当 マシロ貝沢さん、お先にカクテルどうぞ〜! お任せだったので、今日のおススメのイチゴを使った ストロベリーフィズ、ハート仕立てですっ [ ハート型に簡単に飾り切りをしたイチゴが二つ。 ぷかぷか浮かんだ可愛いカクテルは、 果たして今回も彼女の可愛いに刺さるだろうか。* ] (305) 2023/03/05(Sun) 21:11:15 |
厨房担当 マシロは、メモを貼った。 (a40) 2023/03/05(Sun) 21:25:18 |
【人】 厨房担当 マシロ ― うさぎたちの、 ― [ ぽん、と瑞野が無言で肩を叩いてくれる。>>309 それだけでまた、涙が滲みそうだった。 守りたいこの場所が、誰も欠けて欲しくないこの店が ちゃんと続くって思わせてくれるみたいで。 店内の音楽が変わったのも、心に凪風を呼び込んだ。 ] ……うん。先輩。 大丈夫、笑えるよ。ちゃんと。 [ 傷付いたのは言った本人だ。あの顔色を見れば分かる。 大咲が過去の感傷へ動揺しただけ。 だから、白うさぎは、ちゃんと笑える。 伸ばされた──少し荒れた指先が、白うさぎの耳を さらりと撫でていくのを、自然と追い掛け、捕まえて ] (327) 2023/03/05(Sun) 21:45:46 |
【人】 厨房担当 マシロだから、シャミ先輩 けいちゃんが帰ってきたら、美味しいご飯、作ろうね。 [ 言葉は時に弾丸になる。 思いもよらない傷を相手に与え、同時に強い薬にも。 あれが可哀想じゃなく、可愛そうになったなら。 口から飛び出た後の可愛そう。 ── 愛 す可 しと書いて、可愛そうと読める筈。オレンジうさぎの帰り路に 追いかけたアリスのこころが、届くと良い。* ] (328) 2023/03/05(Sun) 21:45:51 |
【人】 厨房担当 マシロ ― どったんばったんの前のこと ― [ 少し時を戻そう。 同時多発座席事故や速崎早退事件が起こる前、 何故か二人して耳を赤くする店員とお客様の構図。>>287 思い返せば何とも平穏な光景だった。 オーダーの"神田スペシャル"には 厨房にこっそり用意したものを思い出し、どきっとして 流石にそんな透視能力者ではないはず……と 動揺をごまかした。 確かに、黒板にわざわざ名前まで書いたデザートは 常連様には"特別感"を与えるものだろう。 けれど大咲は、それを我儘とは思わなくて 寧ろ頬を緩めるくらい嬉しいお願いだった。 ] (342) 2023/03/05(Sun) 22:10:57 |
【人】 厨房担当 マシロえっと、ですね 美味しいとか、可愛いって喜んでくれたお客様も確かにいて でも、また食べたいは、神田さんだけだったんです 撮った写真を、私にくれたのも。 ……私のお菓子、また食べたいって 言ってもらったの 人生で初めてだったから えへへ、二種類は独り占め出来ないですけど 神田スペシャルは、神田さんへの特別なので。 楽しみにしてくださいっ [ 幸せプラスになれるだろうか。 なれればいいな。と、クッキーたちを思い浮かべ。 逃げ足の速い白うさぎの耳には勿論 その言葉も届いていましたけれども?>>291 「光栄です!」と後ろ姿で返事をする無礼を許して欲しい。 胸に咲いた嬉しさを、今すぐ収められそうにないんです* ] (344) 2023/03/05(Sun) 22:11:45 |
【人】 厨房担当 マシロ ― 早退事件前のカウンター ― [ あのところでメンズの皆様方、 えっちとか仲を引き裂くとか聞こえますけど!? カウンターがオープンキッチンと面していることを もしや恋に浮かれてお忘れですか。大咲、気まずいです。 気配を最早消す勢いで話を聞き流したのが功を為した。 何食わぬ顔で栗栖を揶揄っていれば猥談も流れる筈! ……と思っていたら、突如名前を呼ばれ>>333 ぴゃっと肩を跳ねさせ、ひゃい!?と舌まで噛んで ] 良いんです? もし皆さんがシェアしてくれるなら、乗っちゃおうかな お仕事中だし、皆さんのピザなので 小さめサイズで。 [ 知ってます? 美味しいご飯見てると、仕事中もお腹、空くんですよ ……正直大咲もピザ。たべたいです。* ] (350) 2023/03/05(Sun) 22:19:01 |
【人】 厨房担当 マシロ……あ、あれですよね? 此方こそごめんなさい、貝沢さん。 偶然出勤の途中で居合わせて、お話してたんですけど ……あの。鈍感とは思わなかったというか…… [ なんとなく察しを与えてしまっていたらしい。>>326 申し訳ないのは此方の方だと眉を下げて謝罪し、 暗に"本当に何にも他意はないですよ!"と主張する。 貝沢がそんなことを考える女性とは思っていないが 恋愛関係は潔白の証明が重要なのだ。 ] ……あの。応援、して、ます!! [ 恋の応援って、どうすれば暗に隠せますか!? 教科書とかないですか〜!? …とは言えず。結局拳を握り、背中を押したつもりで。 ] (359) 2023/03/05(Sun) 22:30:31 |
厨房担当 マシロは、メモを貼った。 (a49) 2023/03/05(Sun) 22:54:21 |
【人】 厨房担当 マシロ[ 厨房の奥、バックヤード。 ええい元から早退者がいて体調不良者もいるのなら 使ってしまえ必殺カード! ] 店長、ヘルプ〜! ゲイザーの早退で人員足りないけど繁盛してます〜! [ 店長、召喚。 これでドリンク類や新規客対応、追加注文も回る筈。 遠藤のフォローも入りやすいし ハンドクリームを塗る覚悟も出来ている。 暇になったら戻ってもらえば良いのだ。うむ。* ] (381) 2023/03/05(Sun) 23:09:11 |
【人】 厨房担当 マシロ[ あの日ハンドクリームを塗ってくれた遠藤は 大咲を確かに厨房へ留め置く根になった。 だから今度は、大咲が、遠藤を支える木になりたい。 厨房の奥。 椅子とテーブルへ座る遠藤へ、温かいお茶を渡し にんまり笑顔でお応えしよう。>>387 ] 勿論です、シャミ先輩! シャミ先輩が食べて欲しいカツ、 簡単にでいいから、レシピ、そこから教えてください 私がその通りに揚げます! [ 遠藤が、その人を考えて作る今日のメニュー。 大咲のレシピとはまた違う作り方と味を思って、 体調を慮りながら そう伝えた。 簡単でも教えてくれれば、大丈夫。 三年。たった三年、けれど三年も一緒に厨房にいたんです 先輩のこと、ちゃんと、見て育ったんですから。 安心して"一緒に"作りましょう。 ] (399) 2023/03/05(Sun) 23:45:48 |
【人】 厨房担当 マシロ[ うさぎは独りぼっちだと死んじゃうって噂話。 信じてるわけでもないけれど、 だからといって、ひとりで頑張らせていい訳じゃない。 いつも通りの笑顔で遠藤にアイコンタクトを取れば 指示通り、そしていつもの貴方の手付きを思い出しながら 大咲はシュニッツェルを完成させていくだろう。* ] (400) 2023/03/05(Sun) 23:45:55 |
【人】 厨房担当 マシロ ― いつか届くデザート ― [ 大咲は遠藤のヘルプ後、主に厨房。 時々カウンターで様子を見ながらデザートの用意をした。 お客様たちが本日のメインや副菜を楽しんだ後、 そのタイミングで届けられるようにと 厨房で大咲は速崎と作ったクッキー生地を形にし オーブンで焼き上げる作業に徹したかったのだ。 ひとつめ。アイスボックスクッキー、コーヒー味。 >>249 白と黒のチェス盤めいたクッキーは 白は香ばしい甘さのプレーン、黒はほろ苦いコーヒー。 焼きたての、粗熱を取ったサクサクの状態で アリスをモチーフにした白い陶器の器に盛られる。 カクテルに使用したのと同じ、 ハート型に飾り切ったイチゴも幾つか見栄え良く添えて ] (424) 2023/03/06(Mon) 0:21:59 |
【人】 厨房担当 マシロ[ ふたつめ。 思ったよりもピザが出ていることを鑑みつつも、 再度各人の注文を確認し、結局当初の予定通りに ミルフィーユを作ることにした。 薄いワッフルクッキーには 敢えて割いたブッラータチーズひとつを半分に分け ワッフルクッキーの上に半分のチーズを乗せて もう一度同じ工程を繰り返し。 それだけでは物寂しいプレートになるからと ブッラータチーズの上に、花形のイチゴを乗せよう。 イチゴの先端を切り落とし、残りの実を斜めの輪切りに。 敢えてヘタは取らず、順番に切ったイチゴを重ねて 形を綺麗に整えたら、真ん中に落とした先端を。 粉砂糖をふるい、ストロベリーソースもかければ ミルフィーユ仕立ては完成だ。 ] (425) 2023/03/06(Mon) 0:22:29 |
【人】 厨房担当 マシロ[ …………そして。 大咲は、オーブンの前で深く息を吸い込んだ。 密かに用意した三つ目の生地。 一度きりの試作と銘打った、バニラのうさぎ。 オーブンから出せば、焼きたてのうさぎ達が 甘いバニラの匂いを漂わせてくる。 ……ひとりで作るのを見守ってくれた速崎を思い出し 「これはメニューじゃないから」と勇気を念じた。 速崎と二人で作ったクッキーは今日のデザートに。 うさぎは神田の約束を思い出し、 ひとりで作り切っても、彼になら、渡せる気がして。 ] (426) 2023/03/06(Mon) 0:22:38 |
【人】 厨房担当 マシロ[ ミルクチョコレートをデコペン袋に入れ、 うさぎの顔を描いていく。 にっこり笑顔のもの。大人びた微笑みのもの。 一時期流行っていたぴえんのうさぎ、 はしゃいだ顔のうさぎ────── 幾枚かのうさぎ達は、神田のミルフィーユプレートへ そっと飾られていく。 ] (427) 2023/03/06(Mon) 0:22:58 |
【人】 厨房担当 マシロ[ 事故がこれ以上起きないよう、 なにより今日だけはデザートを構想し、黒板へ書き、 「二人のクッキーを」とオーダーされた 大咲しか作れない以上。 時間を見計らい、一番美味しいタイミングで 皆のお腹へ届くように。 大咲は厨房でデザートの準備と、 間に合わないようならカウンターでドリンク類を。 店長、皆、ホールは任せた。 代わりにシャミ先輩とデザートは任せろ! 頃合いを見てサーブしてくれるならお願いして。 神田スペシャルだけは、自分が担当するけれど* ] (428) 2023/03/06(Mon) 0:25:30 |
【人】 厨房担当 マシロ[ 遠藤の想定するカツを作り上げるため、 大咲は教えてもらう手順の通り、淀みなく工程をこなしていく。>>420 衣に既にパルメザンチーズを混ぜるのか、という技術を覚えたり トンカツぽさも感じられる絶妙な細さのパン粉という指示を 自分なりに成し遂げて、またひとつ、料理の楽しさを知って。 ] …………それ、は、 [ 同時に。 温かいお茶を飲みながら語られる昨日の話を耳に入れれば 過去の傷と、どうしたって重ねてしまう。 捨てられる料理。残されて手も付けられない想いの形。 ああ、と大咲は潤みかけた瞳をどうにか瞬きで堪えた。 辛かったのは、遠藤自身だ。悲しくないわけがないのだ。 ] (436) 2023/03/06(Mon) 0:48:23 |
【人】 厨房担当 マシロはい???? 全部??? 先輩の胃で??? [ しんみりしかけた空気に突如爆弾がぶち込まれた。>>421 大声では無いがしっかり芯の通った疑問符の言葉に 思わず椅子へ座る遠藤を振り返り、ぽつり、と ] …………でも、分かります。気持ちは。 折角喜んで欲しくて、誰かの為に作った料理が そんなふうに扱われたら。 自分で食べてやろうって思うのも、…そうですよね。 [ いや、それにしたって遠藤の胃は人より極小なのだから 何とか分けたり何ならここへ持ち込んで良かったのに…と 思いながら、結局は同調に落ち着くのだ。 うさぎ達が日頃どんなに料理を愛しているか知っているからこそ 遠藤の心に、優しくクリームを塗ってあげたくて …ハンドクリームを塗らずに一緒にカツを作るのが 今の大咲に思い付く、精一杯の労りだった。 ] (437) 2023/03/06(Mon) 0:48:38 |
【人】 厨房担当 マシロん。牛脂、了解です。 …………託されると緊張するかも。 でも、シャミ先輩が栗栖くんの為に作りたいカツ。 一番美味しくなるように、……大咲、やります [ まずは溶き卵にパン粉を薄くまぶした牛肉を揚げ焼きに。 いい具合に上がったタイミングを一瞬も遅らせないよう、 衣を随時、様子を見ながら追加で投入していって。 それを幾度か繰り返し、厨房内には 牛脂の指示のおかげか丹念な揚げ焼きの加減調整の結果か、 デザートには無い、肉類特有の甘い香りが漂っていた。 皿へ移し替え、食べやすいよう包丁でカットする。 ざく、と鳴った衣の音が既に食べ応えを教えてくれた。 ] (438) 2023/03/06(Mon) 0:48:47 |
【人】 厨房担当 マシロ[ 後は千切りにしたキャベツを彩りとして添えようか。 それとも何か追加したいソースなどはあるのだろうか? 最終確認のため、遠藤に見えるよう 完成したカツが乗った皿を遠藤の方へそっと運んで ] ……ど、どうでしょう、シャミ先輩 揚げ具合……とか…… [ 知恵から見れば手馴れた料理人に見えても うさぎの穴ではまだまだ短い勤務歴。 この人の前ではいつまでも大咲だって後輩なのだ。 伺うように、遠藤の顔を覗き込む。** ] (441) 2023/03/06(Mon) 0:51:30 |
厨房担当 マシロは、メモを貼った。 (a58) 2023/03/06(Mon) 0:54:36 |
【独】 厨房担当 マシロ/* シャミ先輩余計なフォローロルしてたらごめんね~ありがとうありがとう あとどうしても写真もらって手紙ももらったし全員いるの今しかないから今日クッキー焼きたくて……ゲイザー早退タイミング最悪でごめん… (-98) 2023/03/06(Mon) 1:36:02 |
【独】 厨房担当 マシロ/* 大咲がプロローグから神田さんへ矢印出てたの透けすぎて見返すとほんとに恥ずかしい あとシャミ先輩にも懐きすぎてて恥ずかしい てれてれ (-104) 2023/03/06(Mon) 11:52:30 |
【人】 厨房担当 マシロ……でも、そんな風に考えちゃう気持ちも、分かります だけど、嫌です シャミ先輩が自分のことまで責めて、苦しくなるのは [ 大咲の言葉が遠藤にどう届いたかは、さて。 幾分か気分も落ち着いた様子の遠藤が立ち上がるのを 止めることはせず、最後の調理過程は預けよう。 心配性の白うさぎは、サーブまでを見届けるために 自然な流れで後ろをついていく。 ] (528) 2023/03/06(Mon) 17:36:05 |
厨房担当 マシロは、メモを貼った。 (a70) 2023/03/06(Mon) 17:37:57 |
【人】 厨房担当 マシロ― 忙しない厨房で ― [ 「一緒に働きたい」と言った美澄の来店に気付けば、 あ、という顔をして、それからにこっと笑って礼をする。 もう来てくれなくなったらどうしよう、なんて ちょっとだけ悩んでいたのは杞憂だったらしい。 ……さて、履歴書の顛末や如何に。 デザートの準備に奔走する大咲も >>535 カクテルは任せろとアイコンタクトを送り 手早くグラスを手に、制作に取り掛かる。 厨房に引っ込みながらにはなったけれど。 さっきはストロベリーフィズをお出しして、 食べているのは、知恵が心を込めて作ったピザ。 これからデザート二種類の提供も控えている。 遠目に見えた貝沢は楽しげだが、 果たしてアルコール類に強かったかどうか…? ] (556) 2023/03/06(Mon) 20:07:12 |
【人】 厨房担当 マシロ[ ショートよりもロングだな、と判断した大咲は 今日のおススメにもある、トマトの薄皮を剥いて ジュース状にし 冷やしておいたボトルを取り出した。 グラスの中へ氷を少し多めに入れ落とす。 からん、からん、と涼しげな音が鳴り響いて そこにウォッカを30ml注ぎ、トマトジュースを多めに。 冷蔵庫からレモンを持ち出すと 半分に切って、絞り器へ移し、ぎゅうぅっと果汁を絞り トマトの酸味を邪魔しない程度に追加して。 塩を三振り掛け、ステアすれば 冷製トマトスープのような、ブラッディ・メアリーが 照明を浴びて深紅に煌めいた。 余ったレモン一切れを、うさぎ型に切りフチへ差す。 ] (557) 2023/03/06(Mon) 20:07:16 |
【人】 厨房担当 マシロ貝沢さん。オススメで作っちゃったけど、良いですか? 甘いカクテル続きもピザに合わないし この後のデザートと一緒だと胸やけしちゃうかもなので。 ブラッディ・メアリー、どうぞ 塩と……後こっちは胡椒とタバスコです。 お好みで入れて、マドラーで混ぜてください。 [ 次のマドラーはダイヤ型。 赤いカクテルに映えるオレンジ色が揺れている。 そして大咲は反応を見る時間もないことを惜しみつつ 足早にまた、厨房へ。* ] (559) 2023/03/06(Mon) 20:07:23 |
【人】 厨房担当 マシロ ― デザート提供編 ― [ ねえけいちゃん分身残しといてくれたりしない? とは言えないが、怒涛の慌ただしさである。 体調不良の遠藤は厨房へ立たせるにはキツすぎるし、 瑞野ばかりにメインを任せるのは負担が大きく、 一歩踏み出した知恵を突然馬車馬のように動かす訳にも。 店長とて他に雑務がある中の招集だ。 せめて一種類だけでも他の人に任せられる内容なら? ……ううん。これは大咲と、速崎の名前で書いた。 オーダーも名前付きで皆頼んでくれている。 これは、大咲の料理人としてのエゴで、自負で、 ──覚悟を通したいという想いでしかないけれど。 ] (575) 2023/03/06(Mon) 20:51:40 |
【人】 厨房担当 マシロ[ 知恵を呼び止めたり、或いは店長も使ったか。 食事を終えた人たちの卓に運ばれるデザート。 時の流れは凄まじく早く流れていく。 どんな顔で皆、お菓子を食べてくれるだろう。 考えて、考えて、 捨てられたケーキの苦い味が広がって 見たいのに、見る勇気を、踏み出せない。 馬鹿けいちゃん。次は一緒に最後まで作ってよ。 心臓が馬鹿みたいに速く脈を打つ。 "お菓子なんかもう二度と作りたくない"と思った自分と "それでも、一歩踏み出したい"と誓った自分。 …………………息を。息を吐いて。 ] (576) 2023/03/06(Mon) 20:52:07 |
【人】 厨房担当 マシロ………… 神田、さん [ 引き籠っていた厨房から、プレート二つを持って 白うさぎは一歩を踏み越えた。 いつも通りを心掛けた筈の声はなんだか掠れて。 普段みたいな白うさぎの微笑みも、覚束なくて。 こわい、こわいな。 貴方に食べて欲しいと思ったクッキー。 母に食べて欲しかったケーキ。 サーブルする指先が微かに震える。 目を、背けたく、なる。 ] (577) 2023/03/06(Mon) 20:52:25 |
【人】 厨房担当 マシロ[ 神田にとってはきっと、何気ない言葉でしかなかった。 写真を撮るのも唯の習慣だったかもしれない。 大咲が「また食べて欲しい」と想ってうさぎを乗せるのも それを自分で届けるのも、ただの我儘だ。 でも、自分は確かにあの時、彼へ勝手にでも救われて。 "特別"に足り得ないかもしれないと思いながら ぐちゃぐちゃの心のまま、ただただ ……食べて欲しいって どうしても、…どうしても。 ] ぁ、の お待たせ……しま、し た 神田さん、スペシャル、……です [ ああ、もう、震える声が情けない。 いざ本人を前にすると、脱兎のように逃げたくなる。 重い想いを押し付けていやしないか。 そんな不安と混乱の中 大咲は神田を見た。>>546 ] (578) 2023/03/06(Mon) 20:52:40 |
【人】 厨房担当 マシロ…………おいし、いって、 思って……くれました、か。 私の、……わたしが作ったうさぎ…… 迷惑じゃなくて、しあわせに、できたんですか……? [ ブッラータチーズのワッフルクッキーミルフィーユ。 この店で取り寄せたコーヒー豆を粉にし、 クッキーに合うようブレンドしたアイスボックスクッキー。 速崎と協力して作ったお菓子が 美味しくないわけがない、けれど。 うさぎは、大咲だけで、もう一度作ったもの。 想像していた未来や不安、過去の幻影が重なって、 最後のうさぎを摘まむ神田へ声を掛けられたのは きっと、少しの時間を必要としたけれど。 ] (581) 2023/03/06(Mon) 20:53:35 |
【人】 厨房担当 マシロ[ 店内では、幸せと美味しいの魔法を届ける一うさぎ。 安堵で滲む涙も、熱くなる頬や胸も、 ぐっと堪えて神田を見つめる。 ] 喜んで、もらえたなら ……いつでもまた、作ります。 ううん。……作りたい、作らせてほしいです またお菓子を作りたいって、 私のお菓子が迷惑じゃなかったって、 教えてくれた、神田さんに。 [ 彼からしてみれば、些細なことでも。 自分にとってそれは、特別なことだった。 うさぎみたいに目元を赤くすることはまだ出来ない。 代わりにようやくふにゃりといつものように笑って、 袋を求められるなら、彼へ差し出そう。* ] (583) 2023/03/06(Mon) 20:54:40 |
厨房担当 マシロは、メモを貼った。 (a76) 2023/03/06(Mon) 20:57:10 |
【独】 厨房担当 マシロ/* ちょっとまって まってくださいね あたまがこんらんしています 神田さん真白じゃないと思ってたので衝撃がすごくて (-136) 2023/03/06(Mon) 21:02:04 |
厨房担当 マシロは、メモを貼った。 (a78) 2023/03/06(Mon) 21:04:46 |
厨房担当 マシロは、メモを貼った。 (a82) 2023/03/06(Mon) 21:19:56 |
【人】 厨房担当 マシロでも、私が嫌だからってその感情に蓋させる方が ……もっとやだって、いま、気付きました 正直 食べすぎて体調を崩すの 仕事がどうとかじゃなく、先輩が好きだから、心配です 怒りたい時とか 怒っちゃ駄目って思ったときに 少しでも……頼ってもらうくらいは、できませんか …………ほんと、こんな話 私にもね、跳ね返ってくることいっぱいあるし どの口が言うんだとも、思います …自分でも ふと思い出した時でもいいから、頼って欲しいです ……これだけ、覚えておいてください 今は、"はい"も"いいえ"も、それ以外の答えも 全部……負担かけちゃう気が、するので… (598) 2023/03/06(Mon) 21:50:44 |
【人】 厨房担当 マシロ……美味しいごはん。 サーブしに行きましょう。 [ 一緒に作るの、楽しいって思って貰えたら 今はそれだけでも。* ] (600) 2023/03/06(Mon) 21:51:21 |
厨房担当 マシロは、メモを貼った。 (a88) 2023/03/06(Mon) 22:20:53 |
【独】 厨房担当 マシロ/* あああああ〜〜〜(店長ニコニコのメモと神田さんメモで崩れ落ちる大咲の図) いいんですかほんとに あの 幸せにします…… (-150) 2023/03/06(Mon) 22:24:59 |
【人】 厨房担当 マシロ[ 料理に関して謙遜しないどころか遠慮なく胸を張っても、 大咲はお菓子だけは、どうしたって 何をしてもそんな風には振る舞えなかった。>>604 自信が無いのだ。何を思っても、何を考えても、 たった一度だけの明確な拒絶が大咲の根になっている。 >>604 心配いらないと表情で教えてくれたおかげで なんとか俯くのを堪えることは、出来たけれど。 逃げなかったのは覚悟だ。意地にも近い。 ここで神田からどんな反応が来ても後悔しない、と。 踏み出した結末は見届ける義務がある。 あの時作っておけば、といつか後悔するよりも 今作って後悔する方が百倍良い。 ハンプティ・ダンプティ、割れれば戻らないタマゴ。 ──割らない道にはもう戻れない。戻らない。 ] (631) 2023/03/06(Mon) 23:09:36 |
【人】 厨房担当 マシロ[ 不安になっているのは事実でも、 だから忙しい中で足を止めている訳ではなくて。 貴方に食べて欲しいと思ったから、 ……貴方へ作りたいと思えたから、ここに、いる。 ] ────……よか、った ぁ…… 神田さんに、そう思ってもらえたのも ちゃんと 幸せに、できた、のも ……また作らせてもらえるのも、うれしい、です…。 [ 安堵と嬉しさが波のように流れ込んできて 足から力が抜けそうなのを、必死に堪える始末で。 それでも途切れ途切れに言葉を返した。 言いたいことや伝えたいことを言えないまま、 後悔した記憶ごと、乗り越えるみたいに。 ] (632) 2023/03/06(Mon) 23:09:45 |
【人】 厨房担当 マシロぁ、え、あの、 え……と……? [ 嬉しさで赤らんでいた頬が、耳まで桃色に染まっていく。 心臓がまた早鐘を打ち、心音が人に聞こえてしまいそう。 確かに言った。 貝沢の誘いの意図に気付かなかった栗栖を、 男性たちの恋バナ中にけらけら鈍感と揶揄った。 ] ……よ、良くない、かも です… [ 嘘だ。流石に何を指したいか、察している。 ただこんな都合の良い現実があっていいのか、とか 実は物凄くリアルな夢なんじゃないか、だとか ──…けれど、そんな答えをか細く落とした理由は ] (635) 2023/03/06(Mon) 23:10:45 |
【人】 厨房担当 マシロ……今日、の、営業後……とか 時間、ありますか。……明日でも、いつでも。 お店の、外で。 勘の良くない私に……答え、教えて、ください その時に、知りたいって言ってくれたこと 全部、ちゃんと。私の言葉で……話したい、です [ 少しだけ迷うように伸ばした指先で、 神田の服をそっと掴み、周囲に聞こえないように ちいさな声でそう言った。 "店員とお客様"であるこのうさぎの穴じゃなくて "貴方と私"になれる、外で、答え合わせがしたいのだ。 真っ赤な顔と潤んだ瞳の白うさぎは ビニールの中のうさぎと似た笑顔で咲った。* ] (636) 2023/03/06(Mon) 23:11:49 |
【人】 厨房担当 マシロ ― うさぎの内緒話 ― [ 此方から届くように足を伸ばせば、 瑞野は身長に合わせてわざわざ少し身を屈めてくれた。>>539 今日肩を叩いてくれた時も思ったけれど この先輩、モテなかったこと無いんじゃなかろうか? などと思いながら内緒の話を囁けば。 ……おや。おやおやおや?>>541 ] …………いいえ〜? どういたしまして……? [ 紺色のキャスケットを深く被り直す仕草と、間。 視線が向いた先には貝沢と談笑する高野。 羨ましがられていることなんて露知らず。 白うさぎは紺色うさぎからぴょいっと離れた。 いえいえ、そんな、ちょっと何か女の勘が働いたり そういうわけではないんですけどね?* ] (641) 2023/03/06(Mon) 23:46:50 |
【人】 厨房担当 マシロ ― お見送り ― [ ゲイザーの一悶着は、知らぬお客様に教えることではない。 入店早々に飛び出す葉月と背後からの声援という しっちゃかめっちゃかを目撃してなお、 突っ込まずにいてくれた栗花落の存在は有難かった。>>585 生憎の忙しさで、撮影の瞬間は見られずとも お会計を頼まれれば、「はい!」と元気にお受けして ] …………! っあ、あの、栗花落さん ありがとうございます! ほんとに、嬉しい! [ 口数が多い方ではないけれど。 この店を好きでいてくれていることが、顔や声音、 雰囲気から伝わるこの常連様の誕生日を 大咲はなんだか、自分なりに遅れて祝えた気分になって ] (647) 2023/03/06(Mon) 23:58:36 |
【人】 厨房担当 マシロまた作ります。 だから、いつでもまた、お待ちしてますね! ……ゲイザーにも、伝えてあげてください。 [ そんなお願いひとつは、ちょっと我儘だろうか? 落ち着く声の持ち主である栗花落の優しい言葉へ 少し甘えて、お見送りを。* ] (648) 2023/03/06(Mon) 23:58:39 |
厨房担当 マシロは、メモを貼った。 (a95) 2023/03/07(Tue) 0:26:32 |
【独】 厨房担当 マシロ/* 神田さんのお返事見る度に死んでるけど初回落ちということはこれを浴び続けるということですか?しんでしまいませんか? (-165) 2023/03/07(Tue) 0:38:33 |
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