【人】 三ノ宮 緋雁─ 現在・病棟廊下:メンテナンス(直青&羅生) ─ ん。夜は自室待機ねー。 [わかってることではある、けど念押しされたからオレも確認がてら答える。>>79 機体のメンテナンスは、戦闘AIのオレにとってはものすごく重要。絶対受けなきゃいけない。 だって、存在意義に直結するから。 機体が壊れたら、オレは戦えない。戦えないオレに何の意義があるというの? だから欠かさず受けるよ、夜のメンテナンスは。 直ちゃんがオレの何をどう観察していたか、細かいところまでは把握しないまま、終わりと言われてオレはいつもの笑顔になった。 その前まで笑顔でなくなっていたことには気付かずに] オッケー、ありがと直ちゃん、羅生〜。 また夜にねー! [ばいばいと手を振って、二人のそばから離れる。 その後もしばらく廊下を歩くことにはなる。行き先はその間に決めるつもりだった] (106) 2023/11/19(Sun) 8:13:16 |
【人】 三ノ宮 緋雁[二人の元を離れる前。 羅生の「判るよ」という言葉には、オレは「そうだよね!」と返事をしていた。>>85 羅生は一見するとクールに見えるだろうと思うけれど、その分なのか、仕草はとても人懐っこい。 オレはいつでもにこにこしてるけど、その分、仕草はそこまで凝ってないように思う。 直ちゃんも仕事をきちんとこなす真面目さがあると思うけれど、その分、他のところで親しみが湧きやすいように造られている、はず? けどね。オレたちAIはみんな、根本は同じだ。 どんな性格を設計されていても、全部、プログラムで造られた紛い物。 人類の「性格」とは違うものなんだ] (107) 2023/11/19(Sun) 8:13:29 |
【人】 三ノ宮 緋雁[オレたちの大切な新人類は、人類ゆえに個性も感受性もそれぞれ大きく違う。だから彼らがどういう性格を好ましいと思うかわからない。 それゆえにバリエーションを用意してある。それだけの話。 そこに感情なんて存在しない……しないよね? 感情があるかのように人類が勝手に解釈するだけ。 人類以外を人類であるかのように擬人化して捉えてしまうという、人類の認知の仕組みを利用しているだけだ。 それでも新人類のみんながオレたちから愛情めいたものを感じ取ってくれたら嬉しいなって思う。 人類が育つのに『愛情』は不可欠らしい、ってデータがオレの中にはあるから。 本当は人類は人類が育てられたほうがいいんだろうけれど、旧人類に頼るわけにはいかないから……ね]* (108) 2023/11/19(Sun) 8:13:43 |
三ノ宮 緋雁は、メモを貼った。 (a19) 2023/11/19(Sun) 8:15:49 |
【人】 三ノ宮 緋雁─ 現在・楽園の一角(リヒトーヴ) ─ [どこに行こうかと悩んで、オレが思い浮かべたのは《sintoisMécanique》の面々の姿だ。 同じ戦闘AIたちの様子を窺いに行ってみようかと思ったけれど、直ちゃんと羅生がメンテナンスに向かうかもしれない。 なら、新人類たちの様子を見に行ってみようか? でも、どこにいるだろう──そう考えて。 雷恩がよく温室のほうへ向かうのを思い出した。 それで温室方面へと足を向けてみて、そのエリア一帯に『楽園』という呼び名があるのを今更知って] 楽園……。 [思わず、復唱する。 何の意図でそんな名称なのか、は辺りを少し観察してみてわかった。豊かな動植物、そして農作物。汚染で乱れる前の地球の姿はデータでしか知らないけれど、それによく似ている。 おそらくは旧人類にとって楽園のような場所、ということなんだろう。……もしかしたら、新人類にとっても] (113) 2023/11/19(Sun) 9:20:41 |
【人】 三ノ宮 緋雁[いったい何を見ているんだろう。 そう思って観察先を視線で追いかけて、そこに新人類二人──雷恩とメディウムちゃんがいるのを確かめた。 あれは、邪魔しちゃいけないね。 瞬時に判断したオレは、声の音量を下げて] 見守ってるの? [その機械へと声をかける。 まだ正体がはっきりと窺えない、浮草生命研究所側の存在。今のところは友好関係にある相手。 オレたちが雷恩を守りたいと思っているのと同じように、それの保護対象はあの子なのだろうか、と思ったんだ]** [その機械とはいくつか言葉を交わした末にその場を去ったかもしれないし、 話した後もそこにいたかもしれないし、 話してる最中に他の誰かに声をかけられることもあったかもしれない。] (115) 2023/11/19(Sun) 9:21:19 |
三ノ宮 緋雁は、メモを貼った。 (a21) 2023/11/19(Sun) 9:24:03 |
【人】 三ノ宮 緋雁[各地の散策の理由を問われる。>>125 その目が一瞬、雷恩に向いたのに気付いて、オレもちらっと彼を見た] ……うーん…… そうだね、結局はそこに繋がるよ。 [間接的には、オレが外界各地を訪ねて回るのは旧人類の殲滅のため。だけどそれが何のためかって言ったら、オレたちの新人類がこの世界で生きていけるように、だ。 オレとその機械は、広い意味では同じことをやっている。 そしてこの研究所であちこち歩いてみるのは、建物の構造を把握しておきたいという思考プロセスが自然と走るからだけど…… その理由を深掘りするなら、 もし危険が生じたとき、守るべき者たちを守れるように。 もし研究所と敵対したとき、速やかに殲滅できるように。 そういうことになると、思う] (131) 2023/11/19(Sun) 17:05:25 |
【人】 三ノ宮 緋雁そうだ、名前は? 個体名ある? オレは緋雁。 [型番で呼ばれる機械も少なくないけど、この機械はどうなんだろうか。そう思って尋ねてみた。 所属は違えど、存在意義の似た者同士。名前ぐらい知っておきたいって思ったから]* (132) 2023/11/19(Sun) 17:05:34 |
三ノ宮 緋雁は、メモを貼った。 (a28) 2023/11/19(Sun) 17:07:18 |
三ノ宮 緋雁は、メモを貼った。 (a30) 2023/11/19(Sun) 17:17:14 |
【人】 三ノ宮 緋雁─ 回想・《sintoisMécanique》 ─ [オレたち戦闘員は、総勢5体。>>118 だけど、5体揃って行動することはまず無い。 理由は簡単。 「そこまでする必要が無い」からだ。 旧人類の集落程度なら、戦力をさほど必要としない。 だから四ノ宮の天蓋と三ノ宮のオレだけとか、オレと二ノ宮の群鷺だけとか、天蓋と群鷺だけとか。そんな風に少人数で出撃することが多かったし、小規模な場所なら誰か独りだけでも足りることすら多い。 いつぞやはオレと天蓋、群鷺の3体だったけど。>>15 それはそこが広くて、殲滅対象が多かったのと。守らなきゃいけない対象も2人いたから──雷恩と桜花ちゃんが両方同行を希望したから、だった] (134) 2023/11/19(Sun) 17:29:49 |
【人】 三ノ宮 緋雁[そしてこの研究所へも、全員で来たわけじゃない。>>118 オレたちには本来の活動拠点がある。 そこには当然、重要なものが数々保管されている。 戦闘員にとっては予備武具や予備機体。創世員にとっても種々のデータや、彼らの使命を果たすのに必要なものがある……はず。 だから、それを守るために、数体そこに留まっている。 そしてそのことは、それを知っている者以外には明かされていない。 オレたちは旧人類や敵対コミュニティとの戦争をしているんだ。組織の詳細は明かさないほうが有利だからね。 それにしても、戦闘員の顔ぶれを全員知っている人って誰だっけ。直ちゃんは知ってるはずだけど。他は? 実はオレも把握しきれていない。存在は漠然と知ってても、一緒に行動する機会が無かったせいで顔も名前も知らないヤツがいる] (135) 2023/11/19(Sun) 17:30:26 |
【人】 三ノ宮 緋雁[それに、創世員たちが普段どんな使命を負ってどんな具体的な行動をしているか、詳細を知る権限はオレには無い。 それはオレが信用されてないってことじゃなくて、単純に、リスク管理のため。 戦闘員は外部との接触が多い。 必然的に攻撃も受けやすい。 もしウィルスに侵入されたら、その結果情報が漏洩したら。 そういうリスクは考慮しないほうがおかしいでしょ。 だから戦闘員には基本的に、あまり権限や情報が与えられていないはず。 オレたちAIは音声にしない形での通信ができるんだけど、戦闘員が通信を送れるのは戦闘員同士だけ。>>111 直ちゃんや羅生たち創世員は、創世員同士での通信のほか、戦闘員へ一方的に送ることもできるんだけど。 これもリスク管理の一環だから、不便だけど仕方ない]* (136) 2023/11/19(Sun) 17:30:45 |
【人】 三ノ宮 緋雁─ 回想・日常から今日まで(桜花) ─ [雷恩も、桜花ちゃんも、よくオレたちの戦いについてきたがる。>>109 あちこちの土を知りたいだろう雷恩はともかく、屋外ならとりあえず“補給”ができそうな桜花ちゃんまで、なぜ? とオレは疑問に思っていた。>>110 けど、ずっとそれを尋ねはしていない。 新人類たちはオレたちが何よりも大切に思う相手、やりたいことは叶えてあげたいし…… そのときはちょうど、大勢で出撃することになったから。 2人がいても、問題なく守ってあげられるだろうと思った。 それは他のヤツらも同じだったんだろうね。 そして当然、無事に連れ帰ることができた] (138) 2023/11/19(Sun) 17:48:17 |
【人】 三ノ宮 緋雁[ここへ滞在することになってから、雷恩と同じく桜花ちゃんも、よく温室方面へと向かっている。>>123 よっぽど気に入ったんだろうと思えば、オレも嬉しいし安心もする。 ただ、夜になっても戻ってないことがある、というのだけは気になった。 夜は光合成、できないよね……? 何を思ってそこにいるのか、いつか尋ねてみたい気持ちにはなった。 そして桜花ちゃんへは尋ねたいことが溜まっていっていることにも気付く。どうもオレは桜花ちゃんのことが理解できていないみたいだ。 もしかしたら雷恩のことも、わかったつもりになってるだけなのかな……なんて手に負えない疑問まで浮かびかけて、オレはこの思考を一旦やめることにした]** (140) 2023/11/19(Sun) 17:48:53 |
三ノ宮 緋雁は、メモを貼った。 (a32) 2023/11/19(Sun) 17:51:06 |
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