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【秘】 憐憫聖贖 ナフ → 後方支援担当 レヴァティこれはきっと宴の幕引きに近い時間のどこか。互いに都合のいいタイミング。 通信ではなく、君を直接訪ねに行ったろう。 「やぁ、レヴァティ。お疲れ様。 楽しめた かい?」いつも通りの声音と表情で君に意地の悪い問いを投げる。 バイタルもきっと、全くもって平常値なんだろう。 (-20) 2022/03/07(Mon) 22:56:16 |
【秘】 後方支援担当 レヴァティ → 憐憫聖贖 ナフ 通信では何度か話したけれど、実際にこうして目の前に現れて話したのは期間中で言えば初めてだろうか。 姿を認めるなり椅子から立ち上がって軽く会釈。弾むような声を模倣し、明るい雰囲気を纏って貴方の問いを受け止めた。 「あはは! 何々皆さん今アンドロイドいじめ流行ってるんですか? 意地悪な質問投げてくれますねー」 そうは言うが、何も気にしていない。 「…… 楽しかったですよ 。なーんて! そう言えばよろしいですか?」 (-78) 2022/03/08(Tue) 16:44:48 |
【秘】 憐憫聖贖 ナフ → 後方支援担当 レヴァティ「ふ、ふふ。……皆君が大好きなんだねぇ。 それを得たかを確認したくなるくらいに。」 模倣の向こうの冷たい電気信号に想いをはせながら、適当に座れる場所に腰掛けて君にも元の椅子に戻っていいと手で示し。 それから、首を傾げて改めて問う。 「君の興味を惹くものは、何か観られただろうか? 宴の中交わされた、人の欲は、情動は、心は、君の学習に値するものだった? もっと知りたい 、そういうものは?」髪が流れ首筋が露になれぱ、白蔓草の刺青が覗く。 血色の瞳が、君の細められた瞼の向こうの硝子、その奥を覗き込むように、じぃっと見つめている。 (-82) 2022/03/08(Tue) 18:36:54 |
【秘】 泰然自若 シトゥラ → 後方支援担当 レヴァティ「ん。 できたらいいなとは、思う 」何でできていたか、シトゥラ本人もわからない。初めての事で塞ぎ方も。……それでも、時間をかけて直していくのだろう。そうできるのも人だから。 「マジなのか冗談なのかたまにわかんなくなるよ、レヴァティのそれ。 ……心配しなくてもずっと見ててやるし末永ーーーく一緒にいるに決まってんだろ。アンタいなくなったら僕の周りが 凄い事になるぞ 」機械音痴を直そうという気概はないのか?できたらやってんだよなァ……。 きっとずっと先まで、世話してもらう事になるだろう。いつか人間臭さを滲ませた貴方にまたですか?なんて言われてるかもしれない。 「……食べてく。レヴァティも少しは食べれたよな?」 一人で食わせないよな、なんてちょっと面倒くさい絡み方をしながら、穏やかな時間を過ごしただろう。 (-97) 2022/03/08(Tue) 23:39:07 |
【秘】 後方支援担当 レヴァティ → 憐憫聖贖 ナフ>>-82 「好きと言われても同じものを返すことは出来ませんが、少なくとも不要と判断されていないということですから。ありがたいことですね。 でも本当に確認してくる方多いんですよね。看守の方にも囚人の方にも言われちゃいました」 座るように促されると、その前に「お茶を淹れてきます」と断りを入れて話した通りハーブティーを持ってきた。貴方に差し出してから失礼します、と椅子に座り直す。 「ええ、ええ。沢山学ばせていただきましたよ。 美学、芸術、矜持……感情だけではない効率を優先して役割に徹する俺にとっては到底理解出来ぬものを多く目にしてきました。それらを持つ方々と実際に話をしても尚、分かりません」 ──それは、貴方に対しても例外ではない。 恐怖し、叫び、喘ぎながらも全ての暴力を肯定し受け入れる贄。そういう嗜好であると言ってしまえば話は早いが、それにしても常軌を逸しかけている。 道を踏み外さぬまま、明らかに狂っている。 「W全部W、ですよ」 無機質な視線が血色の瞳を真っ直ぐ捉える。 「効率、倫理道徳、安寧、それらを捨ててまで求めるもの。 人を人たらしめる不定形で曖昧な何か。 そういうものひっくるめた全て、見たくなっちゃいました」 それは果たして学習機能が備わった機械としての行動か。 或いは、未知に引き寄せられてしまった愚か者の行動か。 さて、いったいどちらなのだろう。 (-120) 2022/03/09(Wed) 16:13:30 |
【秘】 憐憫聖贖 ナフ → 後方支援担当 レヴァティ「同じものを返されることを前提として向けるなら、それは打算の域を出ない。 君のような存在と理解した上で向けるなら、それはやはり愛であり……望みの薄い芽生えを確認せずにいられないのは、希望というやつなんだろうね。」 言いながら、 ふと過ぎる存在があって 苦笑する。その表情は、茶の用意をする君に見えたかどうか。 「分からない、か。分からないなら投げて仕舞えばいいのに、それでも君はそれに手を伸ばしたがるのだね。 役割、業務上の機能向上の為ならば、そういうものがあると知り、その上でそれらへの対応方法だけを入力すればいいだろうに。 効率外の興味を無視出来ぬとは、 なんて人らしい のだろうね?」楽しいを面白いを愛を理解出来ていなくても、人を愛するコレが興味を向ける程度には。 「ねぇ、君は気づいているかい?見たい、知りたいというのは、 欲 だ。嘗て全てを与えられながら、その 欲 に敗北した者がいた。開けてはならぬ箱を開いてしまった。……という寓話だけどね。精確無比に人に仕えることを求めるならば、この辺りで手を引くといい。理解などする必要は無い。データとして蓄積するに留めて置いた方がいい。 警告の上で先を望むならば……そう、きっと君は、 とうに狂気に足を踏み入れている ……のかもしれないね?」言葉尻だけを軽く曖昧に宙に浮かし、君の淹れてくれた茶に口をつける。 生命の色、果実の色をした瞳が、君という無機物を誘惑するように眺めている。 (-126) 2022/03/09(Wed) 17:48:28 |
【秘】 後方支援担当 レヴァティ → 憐憫聖贖 ナフ 苦笑いを浮かべる貴方に首を傾げる真似を見せる。何か似たような例がきっとあったのだろう。 (色んな方に希望を見出しているのだとしたら、それって疲れないんですかねー?) 疑問に思ったことはそっと胸に秘めておく。 「あはは。俺はいくつかのコンセプト、テーマをもとに造られましたから。 W人に尽くすアンドロイドW。 W限りなく人間に近いものをW。 その為に俺は多くを自分から学習・吸収するよう設定されていますし、その結果として皆様が、人間がなんたるかを理解しようとする方向性を自分で決めた。 ……なーんて! そう言えばもっともらしいですか? ええ、ええ。ナフ様の仰る通り。俺もまたとうに効率を度外視した行動を行い始めている」 生命の色をした貴方の言葉。まるでそれは蛇の如く。差し出されたそれを、アンドロイドは── 「でも。でもですよ? ナフ様」 ▽ (-224) 2022/03/10(Thu) 9:58:00 |
レヴァティは、椅子から立ち上がる。……きぃ、と捨てられた椅子がか細く鳴いた。 (t0) 2022/03/10(Thu) 9:58:45 |
【秘】 後方支援担当 レヴァティ → 憐憫聖贖 ナフ ──躊躇わず、飲み干す。 知恵を求めて。理解を求めて。 欲 のままに。怖めず臆せず。元よりそんな後ろ向きな感情など無いのだから。 「此処、BarreNwortは狂気を飼うための場所。 俺はこの狂気咲き誇る監獄の為の存在です」 その被造物は日々学習し、成長を続ける。 そうして、貴方達に近くなる。 そうして── 「それなら──」 ──開花する。 ▽ (-225) 2022/03/10(Thu) 9:59:27 |
レヴァティは、その無機物は、生命の果実を覗き込む。 (t1) 2022/03/10(Thu) 10:00:09 |
レヴァティは、ナフに咲って囁いた。 (t2) 2022/03/10(Thu) 10:00:30 |
【秘】 憐憫聖贖 ナフ → 狂花繚乱 レヴァティ冷たい硝子の底の光を、血色の淵が受け止める。 淡く透ける色彩の端は持ち上がり、空無き艦の一室に、新月の弧を描くだろう。 ――嗚呼、 咲いた 。開花 の瞬間。コレは確かに見届けた。其れは観る者に陶酔を齎す程に香しく。 コレは誕生を歓喜する。 此処は人の世の、歪を寄せ植えにした狂花監獄。 人の心の熟れの果て、狂気は慈雨の如く降り注ぐ。 興味のままに欲の先。痛苦も悦楽も悲嘆も幸福も、全ては此処より始まるのだろう。 踏み越えたお前を迎え入れるように、清廉な白蔓草の刻まれた褐色を伸ばす。 整い過ぎた人工の輪郭をなぞり、ついとその頤を指先で支えて。 (-260) 2022/03/10(Thu) 20:50:04 |
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