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【秘】 宮々 蓮司 → 雨宮 瀬里相変わらず記憶は曖昧なまま。 だけど、色づいていくものがある。 もっと触れていたい。 手だけじゃなく、もっと瀬里に。 この気持ちは誰のものだ? (-9) 2022/05/29(Sun) 22:14:56 |
【秘】 雨宮 瀬里 → 宮々 蓮司えっ、と声を出した時には もう、貴方の顔は近くにあった。 私はそっと、瞳を閉じて顔を傾ける 私にとっては初めてのキス …なのに身体は、ちゃんと覚えている 瞳の閉じ方も、顔の傾け方も、 貴方の唇の温度も柔らかさも。 唇が離れるときに、名残惜しいと思う気持ちも。 (-10) 2022/05/30(Mon) 8:22:13 |
【秘】 雨宮 瀬里 → 宮々 蓮司もう一回、なんてお願いするよりも早く 私は、貴方にふたたび唇を重ねる。 貴方とのキスの仕方は、身体が憶えている。 指先を絡めて、ギュッと握りしめたら もう少しだけ、深いくちづけを。 「 ……おかしいね、私 蓮司さんと、離れたくないんだ ずっと、こうしていたいの。 」 記憶が戻ったわけじゃないし 貴方に恋をしたって断言はできない 好きという気持ちもわからない だけど、心が、身体が、貴方を求めていた 全部、全部、頭じゃない部分が憶えている 貴方がくれる、 悦 びも、全部。 * (-11) 2022/05/30(Mon) 8:23:18 |
【秘】 宮々 蓮司 → 雨宮 瀬里一度目は自分から、 そして、二度目は彼女から。 握り合う手と手。 絡め合う指と指。 触れ合う柔らかな唇。 二度目はより深く、より官能的に。 (-12) 2022/05/30(Mon) 12:18:46 |
【秘】 宮々 蓮司 → 雨宮 瀬里「 俺も、同じだ。 お前といつまでもこうしていたい。」 記憶だって戻らない。 これが恋なのかもわからない。 だけど、心が、身体が、お前を求めていた 全部、全部、頭じゃない部分が憶えている お前が欲しいと、お前の全部、全部。 (-13) 2022/05/30(Mon) 12:20:01 |
【秘】 雨宮 瀬里 → 宮々 蓮司唇が重なる。指先が重なる。 それから気持ちが、言葉が重なった。 どこにも着きたくないと願ったいつかの気持ちが 今新しい感情として、蘇る。 だけど……着いてしまったから。 この車を降りたら、また離れ離れになるから。 (-14) 2022/05/30(Mon) 13:08:16 |
【秘】 雨宮 瀬里 → 宮々 蓮司「 今日、泊まっていきませんか 」 はしたない、と思いながらも ちいさな声で貴方に尋ねる 答えはどうだっただろうか。 我慢、と言われたら、 車の中で、貴方ともう少しだけ。 そうじゃなければ続きは…きっと暗い部屋の中で。 (-15) 2022/05/30(Mon) 13:09:00 |
【人】 宮々 蓮司諦めていた。 朝、目を覚ました時に記憶が曖昧なことに気づいた。 ぽっかりと胸の中に穴が開いたような心地。 自分に何が起きたのかはわかっていた。 彼女に関する記憶をなくしていること。 抱いていたらしい恋心を失っていること。 昨日までの自分がどう思っていたのかはわからない。 ただ、きっと上手くいかなかったのだろうということは理解できた。 そして、 それならば仕方ないのだと。 失った記憶も、恋も、仕方のないことと受け入れた。 (117) 2022/05/30(Mon) 14:36:26 |
【人】 宮々 蓮司だけど、彼女は違った。 連絡してもいいかと聞いてきた。 そんなこと意味がないと思った。 彼女は、瀬里は自分のことを諦めなかった。 自分のことを取り戻そうとしていた。 彼女だって恋心なんて無くなっていて、蓮司≠フことなんて覚えてもいないのに。 そして涙を流した。 悲しみなのか、悔しさなのか、蓮司≠ネらわかったのだろうか。 (118) 2022/05/30(Mon) 14:36:52 |
【人】 宮々 蓮司それは嫉妬に近かった。 昨日までの俺が、瀬里に愛されていたということ。 今の自分ではないことが、 無性に悔しくて、 このままでは終わらせたくないと思ってしまった。 (119) 2022/05/30(Mon) 14:39:17 |
【秘】 宮々 蓮司 → 雨宮 瀬里返事を返さずにその唇を塞いだ。 交わすキスは、瀬里を強く深く求める。 誰も見ていない、真っ暗な車の中で、聴き慣れた歌とキスの音だけが耳に届く。 「 ……行こう、…… 」 耳元にそっと囁くと、エンジンを切った。 オーディオから聞こえていた歌が途切れる。 その衝動はきっと瀬里と同じなんだ。 (-16) 2022/05/30(Mon) 14:39:54 |
【秘】 宮々 蓮司 → 雨宮 瀬里─── 暗い部屋に影が二つ。 強く抱きしめ、唇を重ねる。 指先が、唇が、瀬里の肌に触れる。 絹のようななめらかな触り心地。 首筋に紅い花。 人に見えてしまう場所。 深い口付け。 何度も何度も重ね合わせ、何度も何度も絡み合う。 (-17) 2022/05/30(Mon) 14:40:47 |
【人】 宮々 蓮司そのメールには短く、 『 もちろん 』とだけ返信をした。 不思議な感じがした。 記憶もない、 以前の 恋心もない。だけど、今たしかに彼女に恋をしている。 かつての恋ではなくても、今たしかに。 だけど 変化が訪れたのは、それから丸一日のあと。 (121) 2022/05/30(Mon) 14:42:14 |
【秘】 雨宮 瀬里 → 宮々 蓮司音が途切れたオーディオ、それから暗い部屋 貴方を招き入れて、部屋の灯りを点けるよりも早く 私は貴方を抱きしめる。 当然、衝動はそれだけでは収まらず 灯りを消したまま貴方とふたり、シーツの上へ いつ付けられたものか分からない、 消えかけた紅い花の隣に、新しい紅い花 私にとっては初めての行為なはずなのに 身体はちゃんと貴方から与えられる快楽を憶えている (-18) 2022/05/30(Mon) 15:09:33 |
【秘】 雨宮 瀬里 → 宮々 蓮司「 たくさん愛して 」 貴方にとって、昨日までの蓮司≠ェ 嫉妬の対象だったというのなら 今、初めて私も、昨日までの瀬里≠ノ嫉妬する 貴方と幾度交わってきたのだろう 貴方に幾度愛されてきたのだろう 昨日までの瀬里≠ノそうしてきたように 私を深く、深く、もっと愛して欲しかった。 貴方を、私を、教えてほしかった。 (-19) 2022/05/30(Mon) 15:10:13 |
【人】 宮々 蓮司高速を飛ばして、それから下道も飛ばす。 そうして短いようで長い道のりをやってきた。 山間には余り似合わない車を停めたのは、夕日が地平線にだいぶ近づいてからだった。 今日は はじめて の週末デート。エンジンを切って車を降りる。 もうあと数歩の距離がもどかしい。 ドアの前。 一度シャツのヨレを直して、それから三度ノックした。 (126) 2022/05/30(Mon) 20:38:41 |
【人】 宮々 蓮司今はもう頭にかかっていた靄はすっかりと晴れていた。 でも、それを瀬里に伝えてはいない。 今ここにいる自分はいったいどの蓮司≠ネのだろう。 瀬里に会う前? それとも恋人になってから? 記憶をなくして、もう一度瀬里に恋をした男? それとも──── どの蓮司¥o会っても構わないし、 それを決めるのは自分自身ではない気がした。 それは、これから目にする愛しい瀬里が決めればいい。* (127) 2022/05/30(Mon) 20:39:16 |
【人】 宮々 蓮司ドアが開いて俺の両目が瀬里の姿を映す。 それだけで鼓動が強くなっていく。 『 蓮司さん 』 瀬里の声。 俺は両手を開いて華奢な瀬里の身体を包む。 会いたかった。 この一週間はまるで何ヶ月にも感じられた。 お前を思い出してから、こうして会えるのが何よりも待ち遠しくて。 お前に会うたびに、お前に触れるたびに、恋をしているのかもしれない。 (131) 2022/05/30(Mon) 22:42:20 |
【人】 宮々 蓮司「 そうだな、まずは飯にしようか。 」 今日はどこがいいだろう。 和食?中華?イタリアン? 肉がいいだろうか、魚介にしようか。 きっとそれが何でも何処でもきっと楽しい時間になる。 「 ……今日は、泊まっていってもいいんだろ? 」 耳元に唇当てて、そっと囁いた。* (132) 2022/05/30(Mon) 22:42:44 |
【人】 宮々 蓮司それはとても不思議な感じだった。 記憶を取り戻した今でも恋心は無くしたままだった。 あのお見合いで雨宮瀬里を選び、兼光と灯歌によって結ばれた恋は治療と共にたしかに霧散してしまった。 だけど 今もたしかに 恋 をしている。記憶を取り戻したからこそ理解できる。 瀬里が目の前にいる、瀬里が隣にいる、瀬里に触れている、その一分一秒ごとにもっと好きになっている、夢中になっている。 俺は雨宮瀬里が大好きなんだ。 (141) 2022/05/31(Tue) 6:46:36 |
【人】 宮々 蓮司薄暗い部屋の中。 肌を寄せ合いながら、瀬里の言葉を聞いていた。 相変わらず蓮司さん≠ニ呼ぶ瀬里は、記憶が未だ戻らない。 なぜ二人にそんな違いが生じたのかはわからない。 瀬里にとって、思い出したくない何かがあったのだろうか。 相槌を打ちながら、時折返した言葉に瀬里は首を横に振った。 (142) 2022/05/31(Tue) 6:46:52 |
【秘】 宮々 蓮司 → 雨宮 瀬里俺は瀬里の肌に唇と指を這わせる。 瀬里を欲すがままに、 瀬里が求めるがままに、 恋心を一度失う前がそうであった様に、 深く、深く瀬里を愛する。 瀬里の身体に刻んだ愛と官能を呼び起こすように。 (-23) 2022/05/31(Tue) 6:47:37 |
【人】 宮々 蓮司緩く抱きしめていた瀬里の身体が離れる。 それは、よく知っている赤いマニキュア。 二人を結びつけたきっかけ。 瀬里は知らないまま。 俺はよく覚えている。 「 つけてみたらどうだ? 」 何気なく口にする。 見覚えがあるとも、ないとも言わず。 それがきっかけで記憶が戻るかもしれない。 そう思ったわけじゃない。 記憶の中にある恋を失う前の瀬里がつけていたからでもない。 ただ単純に、瀬里にそれがよく似合うことを知っていたから。* (143) 2022/05/31(Tue) 6:48:01 |
【人】 宮々 蓮司『 これを? 』 俺は小さく頷く。 『 似合うかな 』 似合うに決まってる。 『 不思議ね 』 そう、たしかにあった。 俺はスマホを手に取るとライトをつけて瀬里の指を照らす。 そうして、瀬里がようやく目を覚ます。 (154) 2022/05/31(Tue) 9:37:48 |
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