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【念】 木偶の坊 エドゥアルト>>!1 『当たり前』だ。 己が誰かの所有物である人生のほうが長い男にとっては。 道具は人が使わなければただの置物。 そして、役に立たなければ捨てられるものだ。 「……貴方は。おれの隣に立とうとする」 上ではない。そこに戸惑うのは『当たり前』を崩されるからか。はっきりと言い切られた言葉に反論するすべもない。 (!3) 2021/12/13(Mon) 5:59:16 |
【念】 木偶の坊 エドゥアルトガルムは常々、誰かの味方でいたいとは思うが 誰かが己の味方である必要はないと思っている。 けれど、今抱いた戸惑いの他に感情があるとするならば 『──貴方が、此方の味方ある必要はない。だが、そうであるのなら、それは』 あの時にも感じたそれは 悪い感情では決して、なかった。 (!4) 2021/12/13(Mon) 6:13:04 |
【人】 木偶の坊 エドゥアルト「…………………………」 しばらく酒場から姿を消していたエドゥアルトが 次に現れたのは、まるで一悶着あったような、全身ボロボロになった状態だった。いつもどおり真顔のまま。 外套や服のあちこちに鳥の羽のようなものが刺さっていることから、狩りにでも出向いていたのだろう。 「飯」 片手にはエドゥアルトの身長の三分の二はある鶏にも鶴にも似た奇妙な鳥を携えて。捕まえてきたらしかった。 (10) 2021/12/13(Mon) 7:07:42 |
エドゥアルトは、鳥を持ったまま、掲示板に目を通した。特に何を言うこともない。 (a8) 2021/12/13(Mon) 7:13:07 |
エドゥアルトは、捕まえたはいいが、このあとどうするか具体的に考えていない。 (a9) 2021/12/13(Mon) 7:16:02 |
エドゥアルトは、端に座るレイを見ている。ジッ…… (a10) 2021/12/13(Mon) 7:16:42 |
【人】 木偶の坊 エドゥアルト>>14 レイ 「 ? 」 煙の魔女からの視線も、貴方からの視線の意図も、絶妙に察することができない。怪我をしているせいかと結論付けた。 大きければ大きいほどお得だと思ってより大きいものを獲って来たまでのこと。 「……ああ。変な鳥だが、美味いと聞いた」 エドゥアルトはとっさに頭を垂れた。 撫でられている。相変わらず表情には出ないが ゆれる尻尾がその感情を示していた。 (17) 2021/12/13(Mon) 14:05:02 |
エドゥアルトは、レイに招かれるまま彼の前に座った。これくらい、放っておいてもすぐ治るが……。 (a18) 2021/12/13(Mon) 14:06:10 |
【秘】 木偶の坊 エドゥアルト → 埃運び オーウェン「…………そうか。それが、貴方の本音か?」 勘違いなどしていないと、エドゥアルトはゆっくりと首を振る。 貴方が声を荒げようとも、拒絶されようとも、動じる様子は全く見せなかった。まるでそれが当たり前かのように。 「……壊したいのなら、壊せばいい。 それが貴方のより良い日々に繋がるのなら。 それでこの街が少しでもマシになるのなら おれの知るひともきっと、否定はしない。 おれは貴方を否定しにきたわけじゃない」 先の言葉通り、話を聞きたかっただけ。 誰かにとってのより良い日々が他の誰かにとってのより良い日々になるとは限らないことくらい、学がなくともわかっている。 「オーウェン。おれは、貴方にだって良い日々を 送ってほしいと、そう思っている。 言っただろう、邪魔をするつもりはない、と」 エドゥアルトは、誰かの役に立ちたい。 それがエドゥアルトの生き方だ。それ以外を知らない生活を送って来た。自分のことだけを考える貴方とは逆であっても『より良い日々』を革命に望むことに否定はない。 エドゥアルトは人の味方であろうと思っているが そのひとがエドゥアルトの味方である必要はないと思っている。 (-105) 2021/12/13(Mon) 21:05:57 |
【独】 木偶の坊 エドゥアルトおれたち魔術師!どっちかっていうと狼ちゃんたちの味方だよ!!!! いやエドゥアルトはレイさんがそうだからそうなので中立かもだが…… (-106) 2021/12/13(Mon) 21:07:30 |
【念】 木偶の坊 エドゥアルト>>!5 「…………。寂しがり屋。そうか……」 ふ、と笑い声のような吐息。 「貴方が、そう望むのなら、いなければ、ならないな……」 となりに。やはりどこか居心地のわるさのような、戸惑いが なくなったわけではないけれど。そう命令されてしまっては、従うほかない。 (!6) 2021/12/13(Mon) 22:39:01 |
【念】 木偶の坊 エドゥアルト「……ヘルの望む『より良き日々』とはなんだろうか」 ふいに浮かんだ疑問を投げかける。 「もしこの街がきらいで、壊してしまいたいと、自分の良い日々だけを願う人が革命軍にいたとしたら、どう思う?」 貴方はそれでもあちら側の味方でいようと思うのだろうか。 (!7) 2021/12/13(Mon) 22:40:25 |
【人】 木偶の坊 エドゥアルト>>21 レイ 「……あいつは……足がはやい……。 ……突っ込んでこられると、銃で狙う暇が、ない…… 殴り合うしか、なくなる……」 また銃使いのくせに、肉弾戦をやったらしい。 服に刺さった羽をはらって、大人しく手当をされてはいるが、どこか居心地が悪そうだった。こんなに丁寧に手当てされたことなどあまりない。 「……服はあとでいい………。 それより、食べるといい、そのために獲ったのだから」 できあがった料理が、運ばれてくる。 シンプルに、ローストされたもの。 (22) 2021/12/14(Tue) 1:43:10 |
【念】 木偶の坊 エドゥアルト「…………そうか。 貴方は、この街が、きらいじゃない、と」 ガルムはこの街が好きかと言えば、わからなかったものだから、同意をすることはなかった。今日のメシも満足に選べないような男は、人の役に立ちたいのだって、それ以外の生き方を知らないから。 「おれも、下層市民が、誰かが、救われることはきっと喜ばしいことなのだろう」 「……けど、同時に、壊されようが、それで救われる誰かがいるなら、それでもいいと思っているおれは、どこか、おかしいのだろう」 政府側でもない、革命側でもない、うつろな存在。 番犬は、はじめてあなたとは明確に違う意見を言った。 (!9) 2021/12/14(Tue) 2:09:51 |
【独】 木偶の坊 エドゥアルトこの村、めっちゃ静かじゃない? みんな秘話で盛り上がってんのかな…… おれまじゅちゅしやってるが話してる人そんなおらんからなんもできてへん枠……メシなにたべるか選べない男………… (-125) 2021/12/14(Tue) 2:36:09 |
【秘】 木偶の坊 エドゥアルト → 吟遊詩人 フェリックス「………そう、家族…………おれの家族がここにいる……………」 やがて蟹の話に静かにうなずくだけにとどまったのは、おそらく酔いはじめたせいだ。匂いだけではよくわからず、飲んでみようかと気になったチョコレートリキュールの入ったグラスを持ち上げようとした手が一瞬ふらりと宙をさまよった。 「どちらも、においが強い酒だ………」 それぞれ一口飲んでみる。このみ、と言われるとやはりよくわからない。エドゥアルトは、ほんのりと赤みが指した顔を押さえて、ひとつため息を吐いた。見るからに酔っているということがわかる。 「味はふたつとも、悪くはないが………少し熱いな………」 (-160) 2021/12/14(Tue) 15:35:23 |
【念】 木偶の坊 エドゥアルト「ああ……わかった。では、おれは チェルシー を探ろう」さて、これもいつまでつづくのか、次は誰が連れていかれてしまうのか。せめてそれが、貴方ではないことを、祈る。 (!11) 2021/12/14(Tue) 15:48:10 |
【独】 木偶の坊 エドゥアルトオーウェン、とーみんさんとかいったけどなんか違う気もしてきたな。とーみんさんのキャラそんな感情的なイメージないんだけど どっちかっていうとポルティだよな え、あんた、ポルティなの? わからないわ (-165) 2021/12/14(Tue) 16:18:07 |
【人】 木偶の坊 エドゥアルト>>23 レイ 「……貴方の手を煩わせるわけには」 「…………………そもそも、おれが 気づかれずに狙わなければ、いけなかった」 居場所がバレてしまう狙撃手など、格好の餌食だ。 人にものを頼む身分ではないと言わんばかりに首を横に振り。 料理を目の前にフードの下の耳ごと、頭を垂れた。尻尾も。 「……うまいか…………?」 頭を垂れたまま、見上げ、尋ねる。その表情が物語っていても、いや、物語っているからか、聞いてみたくなった。 エドゥアルトも、やがておもむろにチキンを掴み食べ始める。 相変わらず無表情だったが、やはり尻尾は正直だったろう。 (36) 2021/12/15(Wed) 5:14:08 |
【独】 木偶の坊 エドゥアルト寡黙なキャラ、むずかしくない? 言葉足らずを地の文で補足する必要あるし あとお相手レス返しづらくないですか? 言葉すくないから とおもってわりとしゃべるマンになっとる気がする オ〜〜ン オンオン (-249) 2021/12/15(Wed) 5:59:53 |
【独】 木偶の坊 エドゥアルトあと地の文の一人称 男は 彼は じゃなくて エドゥアルトって名詞にしちゃってるから 念窓でそのままに誤爆しそうになる いやもう多分夜遊びの民にはバレバレだと思うんだけど 雰囲気だいじじゃん (-250) 2021/12/15(Wed) 6:02:15 |
【秘】 木偶の坊 エドゥアルト → 埃運び オーウェン「そうか──信じるのか、おれのことばを。 けど……貴方がなぜ、あんなに苦しそうだったのかは、わからない……」 じ、と。胸元を押さえる手を見て、でかいくせに下から覗き込むように屈んで見上げる。自分で考える頭があったって、それは想像しかできない。 「どうでもいいのでは、なかったのか。 ……貴方は、むずかしいひとだ」 ふ、と短く息を吐く。 エドゥアルトは、自由が苦手だ。 飯を選ぶのに苦労をするのも、それに近しい。 あなたがどんなつもりで言っていようと きっと、その助言に対する抱く感情は、感謝だった。 (-260) 2021/12/15(Wed) 12:18:14 |
エドゥアルトは、狩りの成果がツマミに出るくらいには、余っていそうだから皆も食べるとよいと、思った。 (a43) 2021/12/15(Wed) 12:31:00 |
【念】 木偶の坊 エドゥアルト「そうか、……。だが、おれは、貴方の味方だ それは今も変わっていない。 何が正しくて、何が誤っているかなど、わかりはしないが」 「──故郷、だから?」 よほど思い入れが強い場所なのか、と。 (!13) 2021/12/15(Wed) 15:48:45 |
【人】 木偶の坊 エドゥアルト>>37 レイ 「……………………………」 エドゥアルトは、反論する言葉を持ち合わせていなかった。 手を借りると言うのも、もし動けないような怪我をした時のことも。どこか誤魔化すようにチキンを口に頬張る。 「そうか、よかった。……たしかに……うまい」 貴方の顔を見て、わずかに目を細める。 そうして、しばらくチキンの味に舌鼓を打つ時を過ごした。 (38) 2021/12/15(Wed) 16:04:08 |
エドゥアルトは、誰も姿の見えない場所を見つめている。 (a44) 2021/12/15(Wed) 16:17:18 |
【人】 木偶の坊 エドゥアルト「…………ノアベルト?」 姿を現さない理由はエドゥアルトにはわからない── 何か彼の噂が流れていた記憶はかすかに覚えてはいるが。 「……いたのだな」 何か用があったわけではない、気配がしたから見ていただけのことだ。だからエドゥアルトは、特に何も聞くことはしなかった。 (39) 2021/12/15(Wed) 18:34:06 |
【人】 木偶の坊 エドゥアルト#蟹討伐 ──これはエドゥアルトが蟹討伐の噂を聞き『黄金の海』へ出向いた頃の時。 馬を操り前線を走る者、地割れに足を取られる者 仲間を鼓舞する声、耳を劈く笛の音、迸る魔法の光。 蟹討伐に群がる冒険者から少し離れた砂上の スコープ越しに、もう一体の巨大な蟹を狙う者がひとり。 ……でかい。心中で呟きながら 前衛に気をとられている隙に得物のトリガーを引く 得た情報を頼りに、防御が疎かとなった足の根元を狙い撃つ。 やや砂埃が邪魔をするが、一発、二発と的確に当てていく。 エドゥアルトは"当てる"ことだけは得意だった。 他の冒険者の力も相まって、 ふいにぐらついた巨体ごと鋏が振りおろされる。 目のまえのものを倒すことだけに集中していた故か それに気付くのに一歩、遅れてしまった。 「────」 声も出ぬ間に砂塵が舞い上がり、避けるべくとっさに転がった エドゥアルトの姿が遠くの砂中に消えていった。 (40) 2021/12/15(Wed) 19:00:29 |
【人】 木偶の坊 エドゥアルト>>40 #蟹討伐 それからどのくらい時が経ったのかは定かではないが 盛り上がっていた砂の中から、のそりと這い出る男がひとり。 ずれたフードの隙間から獣の耳が飛び出し、ぶんぶんと頭を振って砂を吹き飛ばした。 「……生きてる……」 エドゥアルトは、はっと顔を上げ砂の中から 自身の得物を慌てて探し当てて大事そうに抱える。 「……」 ひとつ、安堵のような息を吐いた。 砂埃に目を眇めた先には、ひっくり返った巨大蟹が遠くにぼやけて見えた。多少は役に立てたのだろうか。 (41) 2021/12/15(Wed) 19:01:34 |
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