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【秘】 酔吟 ミズガネ → 探偵 キエ「はあ……?何、お前なんでいきなりそんな――」 差し伸べられた両手。差し伸べられた言葉。 「悪、夢……?」 お前は何を言っていると言いたい筈なのに。瞳は揺れて、乱れて、震えている。 目の前の相手の事など何も知らない。これは悪魔の囁きなのだろうか、とさえ思ってしまう。 (――でも、それでも、いいか) 内側から凍り付いてしまいそうな寒さがずっと纏わりついている。 寒くて、寒くて、 寂しい。 男の指から帽子が離れる。 命令に従うように、その体は、探偵の腕に収まった。 縋るように全ての力を抜いて、貴方に冷え切った体を静かに預ける。 落ちていく。 眠りの海。悪夢の底。 さあ紡ごう。 吟遊詩人の記憶のはなし。 ▽ (-8) 2021/10/17(Sun) 21:30:15 |
【秘】 酔吟 ミズガネ → 探偵 キエ探偵はまず館の一室を視界に入れる。どこにでもあるような、ゲストであれば誰もが借りているような特筆すべき点のない客室。 「ああ、クソッ、俺が欲しいのはこんな視線じゃない!それは俺が嫌いな種類の奴だ! 「……っ、何、何だ?何なんだよ!誰かいるんだろ!?」 「……気持ちが悪い……なんだこれ……おいっ、姿を見せたらどうなんだ!なあッ!」 部屋の真ん中には吟遊詩人が立っていた。どうやらここは彼本人に用意された部屋のようだ。 竪琴を抱えた男は狂乱したように叫び、血の気の引いた顔で辺りを見回している。しかし貴方が同じように部屋を見渡しても、吟遊詩人以外の姿を捉える事などできないだろう。 カン・コン・カン。 机や壁を叩く小気味よい音がする。 男は硬直し、喉から小さな悲鳴を上げたその瞬間。 竪琴が耳障りな音を立てて転がり落ちた。 その直後、男は両腕をぴたりと体にくっつけながら苦痛に顔を歪める。まるでその姿は「誰かに抱きしめられている」ようだ。 コートには深い皺が刻まれていることから、かなりの力で締め付けられていることが分かるかもしれない。 ▽ (-9) 2021/10/17(Sun) 21:31:47 |
【秘】 酔吟 ミズガネ → 探偵 キエもし途中で手を伸ばしても、男はキエの存在は知覚できないままだ。ただ、夢の中の男に触れるだけ。悪夢は否応なしに続いていく。 「っひ」「ぅ、あ」「なに、ゃ、め」「ぁ、あ、あ」「たす、け」「ぃ」 ただ、もし探偵が男に触れ続けているのなら。抱きしめられたまま悲鳴をこぼし始めたあたりから、急速に体が冷たくなっていくことに気付ける筈。 体温が失われている、というよりも何かを注がれて無理矢理上書きされているような感覚に近いだろうか。 「あ」 これ以上ないくらい男の体が冷え切った後。突然糸が切れたマリオネットのように男はその場に崩れ落ちた。 ここからは、現実の貴方も知っている情報だろう。床には竪琴や帽子が転がり、残されたのは凍死寸前まで冷え切った男のみ。 貴方はただの一度も、犯人の姿を見ることが叶わなかった。 (-10) 2021/10/17(Sun) 21:32:20 |
【秘】 酔吟 ミズガネ → 座長 トラヴィス「……チッ、人を犯すだけ犯して自分はさっさと就寝か?いいご身分だな!」 苦々しく吐き捨てて、顔を顰めながら衣服を身に付けていく。全て着終わると、ゆっくりと寝台の上に乗り上げて貴方の顔を覗き込むだろう。 仕返しに犯してやろうと思ったが、自分は男を抱く趣味なんてない。ましてやこちらを襲ってきた人間なんて、自身の性器だって少しも反応しないだろう。 何か悪質な嫌がらせでもしてやるかと考えて、結局浮かばなかったからそのまま静かにベッドから離れる。 「もしかしたら僕と同類のやつかもしれないと思ったが。結局聞けずじまいだったな」 ぽつり、そうこぼして。 男は帽子を被り直し、体に鞭を打って部屋を後にするだろう。 (-16) 2021/10/17(Sun) 21:50:13 |
【秘】 酔吟 ミズガネ → 巫女 ユピテル「ん……お前、随分酒の知識があるように見えるな。その見た目から素性を推測しにくいが……。 ……ああ、お前、確か巫女と名乗っていたか?神事と酒は切っても切れない関係だしな、もしかしてその繋がりから詳しくなったのだろうか」 怒らない、むしろ前向きな反応を見せた貴方を見て更に柔らかい空気を纏いながら自分もまたワインを一口。 やがて、下女が扉の向こうから呼ぶ声が聞こえるだろう。応対して戻ってきた男の手には肴が用意されていた。つまみやすいドライフルーツに、クリームチーズを生ハムで巻いたものなど。好きなものを食べろと勧めながら男は会話を続けた。 「特別な人を作るつもりは今のところない。俺はあらゆる美しい花を愛でていたいからな。十分に可愛がるには一年じゃ足りないし……それに、気付けば新顔がやってくる不思議な場所だ。飽きなどまだこないな。 それはそれとして、気になると言われれば悪く思う者などいないだろう。俺もまた例外じゃない。綺麗な花に思われたのなら尚更」 (-19) 2021/10/17(Sun) 22:07:29 |
【人】 酔吟 ミズガネ「お酒、おいし〜!」 探偵がハロウィンパーティの開催宣言をしている頃。広間で浮かれ切った声をあげる男がいた。 声も態度もふにゃふにゃのくにゃくにゃ。端的に言えば既に出来上がっていた。 「は〜、あ〜、寒い。寒いんだよ!ちょっと前から寒くってさあ!嫌なこともあったし、僕がいったい何をしたって言うんだ本当に!あ〜〜〜それでも今日もお酒おいし〜!」 (3) 2021/10/17(Sun) 22:20:10 |
【人】 酔吟 ミズガネ雑にアルコールを呷っては喉を焼いている。自棄酒をしていたらしかった。 熱燗を飲みながら適当に下女を捕まえては上機嫌に話しかけていたものの。あまり見ない格好の者と会話をしたあたりで男は酒を飲む手を止めた。 「はあ?ハロウィン?ああ……あの探偵が?ふぅ〜〜〜ん。 あの探偵は気に食わないけど、可愛い子が仮装するのはいいな!今の僕はとっても気分がいい!お菓子だって配ってやってもいいしな、見に行くか!」 ふふん。ご機嫌に鼻を鳴らし、男は広間を後にするのだった。 (4) 2021/10/17(Sun) 22:20:27 |
【鳴】 酔吟 ミズガネこれは男が自棄酒をする前のこと。 『……おい、ゲイザー。お前ポルターガイスト現象については何か話を聞いているか?一人でいる時、何かに見られていると感じたら気をつけろ。いいな?』 唐突に、貴方にそんな連絡を入れるだろう。 (=0) 2021/10/17(Sun) 22:24:01 |
【人】 酔吟 ミズガネ「んん?あぁ〜クロノ?庭師の?僕が知るわけないだろ、『晩酌』にも呼んだことないし」 くにゃくにゃに出来上がったままハロウィンパーティ会場へ向かう途中、顔見知りの下女に声をかけられる。 「誰も見かけたことがないのなら、W消されたW。それしかないだろ?噂にかこつけてさぁ。 誰かと揉めた、落ち度があった、誰かが魔が差した……人を消したい理由なんていくらでもある。今更驚くことじゃあないだろ、そんなに気になるなら忘れられなくなるまで今夜僕と『飲む』?」 冗談だよ、と地に足つかない酔った声のまま言って男は中庭へと向かっていった。 (5) 2021/10/17(Sun) 22:38:15 |
【独】 酔吟 ミズガネミズガネ楽しいんですけど何がダメって PLがお酒飲めないのでお酒ロールが出来ないところです 解像度低くてごめん……ごめん…………私酒……飲めねえんだ……周りから「あ!酒の知識ある人だ!」を感じると死ぬほど焦る (-27) 2021/10/17(Sun) 22:59:31 |
【秘】 探偵 キエ → 酔吟 ミズガネミズガネが腕の中に収まればキエは漸く抱き留めた。冷えた体温がキエの身体に混じり僅かに和らいでいく。 しかしキエにとって其れはどうでも良い事だ。 キエは誰かが自分を求めれば応じるし縋れば応じる。其処に優しさや憐れみは一滴も在りはしない。只付け込む隙を探す為だけにキエは応じた。 「…犯人君には感謝しなくちゃなァ」 小さな呟きはきっと誰にも拾われる事無く。 ……… …… … (-29) 2021/10/17(Sun) 23:30:28 |
【秘】 探偵 キエ → 酔吟 ミズガネ「……。」 最初こそ興味を示していたが、最終的にキエは退屈そうに犯行の様子を眺めていた。 カン・コン・カン。 小気味良い音にぐるりと部屋を見回し、やはり部屋に他者がいない事を認めた。 「目的がどうも読めないなァ。そうだろうミズガネ君? 意図が判らない程恐ろしい事は無いもの」 当然夢の中のミズガネから返事は返って来ない。触れられない頬に触れながらキエは悲鳴を漏らす顔を只々見つめていた。 ミズガネが味わった感覚を、キエも夢を通して味わっている真っ最中だ。 「んー…お仲間ではないか。しかし敵に回すのは面倒な相手だねェ、嫌な依頼を受けちゃったな」 (-30) 2021/10/17(Sun) 23:31:24 |
【秘】 探偵 キエ → 酔吟 ミズガネ「…やっぱりあそこだなァ、うん、1番最初がいっとう美味しかった」 “ああ、クソッ、俺が欲しいのはこんな視線じゃない!それは俺が嫌いな種類の奴だ!” 「…全部食べたら可哀想か」 “ 、 、俺が欲しいのはこんな視線じゃない! 嫌い !” キエは狙いを定めると夢の中でミズガネの目に触れる。其処から見えない 何か を引き摺り出して口に含んだ。それは感情と呼ばれるものの中でも、濾過され透き通った一品。 夢とは記憶から生まれる。夢を食べるということは記憶を食べる事に等しい。無作法に食べ散らかしていては夢を産み出す土壌が痩せてしまうとキエは考えていた。 だから口に含むのは 夢を見て心に滲んだ感情だけ 。人には想像力がある。 記憶さえあるならば また同じ夢を見て、当時の自身の心情を思い描く事ができる 。こうしておけば、またいつか美味しい食事にありつけるという訳だ。 (-31) 2021/10/17(Sun) 23:32:51 |
【秘】 探偵 キエ → 酔吟 ミズガネ… …… ……… 「…ミズガネ君、起きなさい。僕だって寝るならベッドで寝たいんだがねェ。それとも本当に添い寝されたいのかい?」 現実のミズガネへ声をかける。緩く抱きしめながら背中を軽く叩いた。 先程現実で味わった恐怖は、 寒さは 、当然残っているだろう。しかしその頂点が低くなっている筈だ 。多少和らいだ様に感じるだろう。そこは悪魔が食べてしまったから。 (-32) 2021/10/17(Sun) 23:35:12 |
【秘】 酔吟 ミズガネ → 探偵 キエ「……ん、……ぁ……?」 言葉にもならない音を溢しながら瞼を持ち上げる。 寒さが薄れている。誰かが背中を叩いている。一人ではない。 微睡みに足を浸したままの男は、緩く抱きしめられる感覚をもっと得ようとばかりに力なく貴方のほうへと体を寄せる。 そのまま一秒…二秒…三秒…… 「……。……あぁ!?探偵!? 誰がお前に添い寝されるものか。願い下げだ」 我に返った。何をしていたか、朧げながら記憶がふつふつ湧き上がってくる。 慌てて跳ね起きて、次に気付いたのは自分の体。震えるような、心を揺するような肌寒い何かがどこか遠くに消えてしまったような感覚。 「……さっきの嫌なものを見た筈なのに、寒気が少し和らいだ……? おい、探偵。お前何かしたのか?いやそれよりも報酬は払ったことになるのか?俺にとっての悪夢は確かに見たが……お前は見ることが出来たのか?」 矢継ぎ早に質問を重ねまくる。 (-38) 2021/10/18(Mon) 0:02:10 |
【神】 酔吟 ミズガネ>>【ハロウィン】 「あ〜〜〜〜…………」 酔っ払いin会場。 とはいえ、仮装はしていない。いつもの帽子にコート、見えてはいないが配るためのお菓子は持ってきた。 「ふゥん。珍しい格好をしている花もいるし、いいじゃん。たまにはいい事するなあ、あの探偵も」 ただ積極的に参加するというより、周りの光景を見て楽しんでいるといった様子のようだ。 中庭の催しの手伝いをしにきた使用人を捕まえてシナモン香るグリューワインを用意させると、ちびちびと飲んで体を温めながら祭りの空気にも酔い始めた。 (G8) 2021/10/18(Mon) 0:07:00 |
【鳴】 酔吟 ミズガネ「そう。あのへんてこなやつ。 人が失踪する出来事とは恐らく別物だとは思う。人がいなくなるのは前からあったが、あんなのは無かった」 どうしてと問われると…。 「 ………………………………襲われた。……俺が 」 (=2) 2021/10/18(Mon) 0:36:09 |
【秘】 探偵 キエ → 酔吟 ミズガネ「其の儘甘えれば可愛げもあったのに、不器用なものだねェ。喧しいよ、詩人なら美しい言葉を短く紡がないか」 溜め息を吐きながらミズガネを面倒そうに見る。 「まず1つ、犯行の様子を見る事はできた。此れに関しては見ただけで判る事でも無いから吉報を待つと良い。 そして2つめ、 着手金は 確かに頂いた。代金は捜査が終わったらまた貰いに来るよ」つまり対価はこれからという事だ。口振りからミズガネと同じ夢を見た事がわかるだろう。 「…その時はもっと良い物を見せておくれ? こんなものでは直ぐ腹が減ってしまうよ」 (-42) 2021/10/18(Mon) 0:50:09 |
【神】 酔吟 ミズガネ>>【ハロウィン】 >>G12 キンウ 「ん〜?ク、ハハハッ!お前、ごちゃごちゃになってるぞ」 アルコールと空気に酔っている男は楽しそうに喉を鳴らした。 一旦ワインの入ったマグを置いて、恭しく手を差し出した。 「その挨拶は本来お菓子を貰う奴が言うんだ。菓子を渡す奴は別に何も言わなくていい。お前、楽しそうだからどちらでもいいかもしれないけどな。可愛いし! ああ、この場合僕が言わなきゃいけないか。 Trick or Treat. お菓子をくれなきゃイタズラするぞってね」 歌うようにお決まりの挨拶を紡いだ。酒によって赤らんだ目元は実に楽しそうだ。 (G14) 2021/10/18(Mon) 0:57:25 |
【秘】 酔吟 ミズガネ → 探偵 キエ「煩い。俺は今休業中なんだ。休みの時まで強要するな」 減らず口は止まらない。 「ふゥん、そう。あれだけ偉そうに言ったんだ、きちんと仕事をしてくれることを期待しているからな。 それで……何、はあ?着手金?おい待てそんな話聞いていないぞ!まだ払えっていうのか?……お前やっぱり今すぐ探偵名乗るのやめて詐欺師にでも看板変えたらどうなんだ」 最後になるにつれて語調が弱まっていったのは、何をされたかはともかくとして――そもそも気付いていないのだが――貴方が干渉したことにより己の気分や体調が良い方向へ変わっていったからだ。あまり強く言わないことにした。 (-45) 2021/10/18(Mon) 1:05:52 |
【鳴】 酔吟 ミズガネ「無事……かどうかは、分からない。 襲われてから『ずっと寒い』。一番寒かった時は凍死するんじゃないかって程に」 はわわな貴方の声を聞きながらばつが悪そうに帽子を被り直す。 「『何も見えなかった』。『何も聞こえなかった』。 確かに何かいるのに、確かに視線を感じるのに、確かに何か喋っている気がするのに、『気がするだけ』なんだ。 それから、抱きしめられたかのように苦しくなって動けなくなるし、何か寒いものが体の中に注がれて、それで……。…………」 何か思い出したのか、一度言葉が途切れた。 「……もし、何かあったなら。癪だがあの探偵に声をかけるといい。事件の解決を依頼した。被害に遭わないのが一番だろうが、一応な」 (=4) 2021/10/18(Mon) 1:12:44 |
【鳴】 酔吟 ミズガネ「死ぬかどうかも分からないしな。 …………ありがとう 」貴方の声が上ずったことに気付いていないのか、少し弱々しい返事が投げられた。改めて未知数の襲撃の恐ろしさを噛み締めているらしい。 「仲良いわけあるか馬鹿! あんな食えない奴と仲良く出来るわけないだろうが。一応探偵であることに期待して事件の依頼を頼んだ、それだけだ。それに情報は一箇所に集まっている方が整理しやすいだろう、だから何かあったらお前もあいつに声をかける事を検討しろ。 仲がいいわけじゃないからな!」 言葉足らずによる事故、起きてしまった。 念押しをしまくりつつ、貴方に忠告するだろう。 (=6) 2021/10/18(Mon) 1:31:54 |
【秘】 探偵 キエ → 酔吟 ミズガネ「可笑しな事を言うねェ、詐欺師も探偵も同じ様な物だろう。 真実は必ずしも1つとは限らないのだから 他方から見れば常に詐欺師は探偵で、探偵は詐欺師さ」一度瞬きをすればミズガネを抱えて立ち上がった。そして飛んで来たであろう文句を無視してミズガネをベッドの上に放ってしまった。 「死ぬかもしれないんだから着手金くらいは貰わないとやってられないよ。 …その代わりに。 報酬は たとえどんな手段を使ってでも徴収する (-60) 2021/10/18(Mon) 2:07:02 |
【秘】 酔吟 ミズガネ → 探偵 キエ「……本当にお前に依頼してよかったのか、今更になって疑問に……なッ、おい!お前何を!離せ馬鹿!」 案の定文句が飛んでくる。 ぐるりと世界が反転してシーツの上に転がされても、既に疲弊している体はまともに動かなかった。 叶うならせめてもと両肘で支えてほんの少し上半身を起こそうとするし、それが出来なくても貴方を逃さず睨みつけようとする。 ただ、ちゃんと睨めたかどうかは分からないけれど。 「……っお前、それ脅迫じゃないか……。 クソッ、俺が取引したのは悪魔か何かだったっていうのか……!?」 忌々しげに、けれどかすかな怯えを宿して吐き捨てる。 (-62) 2021/10/18(Mon) 2:22:02 |
【秘】 浮遊想 テラ → 酔吟 ミズガネ彼があなたの近くに寄っても、 寒気が増したりだなんてことは ありませんでした。ひとまず。 だから、これ >G16 は、置かれた物に 気付いたか気付かなかったか、 そんなくらいの話です。 (-66) 2021/10/18(Mon) 2:59:46 |
【神】 酔吟 ミズガネ>>【ハロウィン】 >>G16 テラ ふわふわぷわわなテラが置いていった箱を、本人はコッソリ置いていったと思っている箱を、男は見ていた。 「……ハハ!なんだ、可愛い奴だな!悪いが僕にはすっかりバレてるんだよ!」 出来上がった男は気付かないふりをする選択肢も取らず、楽しげに揺れながら箱を手に取った。こちらも気分と意識がふわふわぷわわだ。 「ん、……美味いじゃないか」 甘さが気に入ったのか、指先に付いたチョコも舌で余さず掬い取って満足そうに目を細める。 コートのポケットを探り、海色のリボンが掛けられた半透明の袋を浮いているテラ目がけて投げるだろう。 「丸いの!良いもの持ってきたじゃあないか!気分が良いからこれやるよ!」 ハロウィンとは関係のないお菓子交換会のような様相だが、酔っ払いはそんなこと気にしていなかった。 (G17) 2021/10/18(Mon) 3:08:38 |
ミズガネは、置かれた物に気付いていた。素直にウィスキーボンボンをいただいた。 (a8) 2021/10/18(Mon) 3:10:08 |
ミズガネは、いただいたのは一粒だ。残りはそのままにしてハンカチを敷いたその上に箱を置き直した。 (a13) 2021/10/18(Mon) 3:22:54 |
【秘】 酔吟 ミズガネ → 浮遊想 テラ「……、ぁー……?……?」 顔を上げる。アルコールと空気で蕩けた瞳が浮いている貴方を捉える。 何か聞こえた気がした。けれど、酒に溺れた頭が何か気付ける筈もなく。ただ、不思議そうに首を傾げただけ。 わかってなど、いなかった。 (-69) 2021/10/18(Mon) 3:26:17 |
【秘】 探偵 キエ → 酔吟 ミズガネ「僕以外に君がされた事を信じてくれる人はいないんじゃないかなァ。 …それに、勉強料としては安いと思うがね」 今後ミズガネが支払う“勉強料”を想像してキエは他人事の様に言う。実際他人事だ。 僕の立場は弱いもの、仕方ないよねェ? 「⏤⏤⏤⏤ “契約”をする時は慎重に。 見かけだけで判断すると痛い目に遭ってしまうよ?」 そう言い残すとキエは踵を返し扉へ向かった。呼び止められでもしない限り、その姿は扉の向こう側へ消えてしまう。 (-70) 2021/10/18(Mon) 3:34:09 |
【秘】 酔吟 ミズガネ → 探偵 キエ「いないと決まったわけじゃないだろうが……ッ」 それでも、信じてくれるとしても、「解決してくれ」と頼んで事件の解決の為に動いてくれる者などいったい何人いるのだろう? それに気付かない浅慮な男は、今後支払う勉強料のことも頭にない。 「……っ、気に食わない。やっぱりお前は気に食わない!」 負け惜しみの言葉を吐いて探偵を見送る。シーツの上に握られた拳は、更に白くなるまできつく握られていた。 (-74) 2021/10/18(Mon) 3:45:00 |
【秘】 巫女 ユピテル → 酔吟 ミズガネ「素性って難しいわよね。"巫女のユピテル"では色々伝わらない。 同じ様に"吟遊詩人のミズガネ"しか知らないからお話にきたの。 だから気が向いたらなんでも聞いて?そしてお話して? 私も聞いて答えるわ。巫女のお仕事もその対話が重要なの」 「ちなみに、 」お酒は単に本当に好きなだけです ……ぇへ……巫女と格好つけた直後にこの台詞は余りにもしまりません。 誤魔化す目逸らしをしながら照れ臭そうに頬を掻きました。 ありがとうと礼を述べつつ、全てを試してみようとばかりに、 一通りの肴に一度は手を付けます。薄々感じるかもしれません。 "この女、相当飲み慣れている酒好きでは?"と。 「あら真摯ね。それとも拘りを強くは持たないのかしら。 とりあえずでお付き合いなり、愛人なり。 持っても不思議ではない、そんな環境に思えたから」 「うん。そうね、今私も花に例えられれば満更でもないもの。 一応ちゃんと理由はあるのよ。今飽きないと言っていたけど、 どちらかと言うと"元の場所よりこの館の方がいい"と思ってる。 ミズガネがそう見えたから。……違っていたらごめんなさいね」 (-75) 2021/10/18(Mon) 3:49:12 |
【秘】 酔吟 ミズガネ → 巫女 ユピテル「なんでも、ねえ。んー……。 ……巫女というからには何かしら神に仕える者だとは思うが。お前が仕えているのはどういう神で、その神を奉る宗教はどういうものなんだ?」 それは吟遊詩人としての興味だったのかもしれない。各地の伝承や神話を語り継ぐ者として、巫女の在り方が気になったようだ。 そう質問しつつ、しまらない一面や肴に手を伸ばす様子を観察する。 (この女、相当飲み慣れている酒好きでは?) 勘付いてしまった。 「いいや、後者だ。拘りが無い。だからお前の想像を裏切って悪いが、下女達には声をかけて『仲良く』しているよ」 そこまではつらつらと返していた。けれど。 「…………。 衣食住が満たされて、仕事をしなくても生きていける。……自分を見て言葉を交わしてくれる人もいる。 むしろ、元の場所がいいなんてどうして思えるんだ?終わらない宴、終わらない夢、終わらない幸せなんて最高だろう」 居た堪れないといった様子でそのままグラスを回す。不規則に、ぐらぐらと紅色が揺れては乱れる。 (-79) 2021/10/18(Mon) 4:10:22 |
【独】 酔吟 ミズガネしかし見れば見るほどこっちが和崎っぽいな…… いやでもなーーーーーーーそしたらキンウ誰??おはるさん??でもおはるさんチャンドラじゃないの??? (-87) 2021/10/18(Mon) 4:41:13 |
【独】 酔吟 ミズガネミズガネ→もちぱい テラ→ベル記さん ゲイザー→かのうさん キエ→ポルティさん アマノ→ことりさん ポルクス→あわっこさん ゾズマ→やいさん チャンドラ→無垢さん キンウ→はるさん ユピテル→和崎 こうか? (-95) 2021/10/18(Mon) 4:54:42 |
【秘】 巫女 ユピテル → 酔吟 ミズガネ「“母なる大地は常に私達を見守っている”」 教えの一文を読み上げるように述べます。 「神が大地や世界を作ったのではなく、 大地、世界そのものが神なの。 私はその声が聞こえるから巫女なのよ。 私にとって神は、いつでも傍にいる大切な大切な人。 だからその声を聞き、願いを叶えるのが使命ね」 興味自体を持って貰えた事が嬉しいように。 終始両手を合わせ、嬉々として語ります。 語り終えた後にまたお酒を一口頂きました。 「……ふふ。詩人らしい質問で喜んじゃった。 こういうお話に興味を持つから吟遊詩人になったのかな」 「あらあら男の子ね。『仲良く』なんて。 勿論無理強いじゃないならいいと思うけれど。……」 "自分を見て言葉を交わしてくれる人もいる" その言葉と、居た堪れない様子にグラスを置きます。 心配そうな顔をし、少し距離を縮め貴方の瞳を覗き込みます。 「私、まだ何も言ってないわ。否定だってしない。 なのにミズガネはどうしてそんな顔をしているの? まるで幸せな夢を見続ける事に、罪悪感があるみたいだわ」 (-108) 2021/10/18(Mon) 6:05:06 |
【秘】 酔吟 ミズガネ → 巫女 ユピテル「…………成る程ね」 巫女同様語り終えられるまで酒を口にすることもせず静かに聞いていた。 「対話が重要、という理由がよく分かった。それにしても『声を聞き、W願いを叶えるW』なあ……。 他宗教の巫女も大抵神の声を聞き、民衆に伝える所謂神託までなら行っているが……願いを叶えるという部分は珍しい気がするな。それで、ユピテルのとこの神様はなんて?どういう事を話してどういうことを願っているんだろうな」 「無理強いはしてない。全員同意だ。嫌がるなら普通に飲んで部屋まで送って帰してる」 距離を縮め、此方を覗き込む女の視線から逃げるように男は視線を更に別方向へと泳がせる。 「……この話をすればだいたい人は真っ二つに意見が分かれる。同意する奴と、それは間違いだと真っ向から否定してくる奴。面倒なんだよそういう人の在り方に口を出してくる奴が」 うんざりした口調からそれが本音であることは分かる筈だ。ただ、それでも貴方の視線から逃げる様子から理由の全てを話したとは言えないかもしれない。 (-120) 2021/10/18(Mon) 9:56:40 |
ミズガネは、なんか元気な奴いるな…と半獣のようなゾズマを酔っ払った目で見ている。 (a25) 2021/10/18(Mon) 10:36:04 |
【秘】 パイ焼き ゲイザー → 酔吟 ミズガネ/* こんにちわっ、ゲイザーPLです! 二日目襲撃担当もあたしになりそうなので、 さっそくミズガネさんを噛みに推薦してきましたっ! このまま二日目に噛ませていただく形になるかと思います。 こちらも続きましてPL向けのご連絡なのですが…… それからもう一人の狼さんが、 なんだかミズガネさんにサプライズを企んでいるみたいですっ。 覚悟の準備をしておいてくださいっ! (-128) 2021/10/18(Mon) 11:24:37 |
【秘】 酔吟 ミズガネ → パイ焼き ゲイザー/* こんにちは。ミズガネPLだ。 襲撃の連絡お疲れ様。勿論問題ない。狼陣営の好きなようにしてほしい。 サプライズの件についても把握した。もう一人の狼と共に頑張ってくれ。此方も覚悟を決めて楽しみに待っている。 (-129) 2021/10/18(Mon) 11:32:26 |
【秘】 パイ焼き ゲイザー → 酔吟 ミズガネ/* ご快諾ありがとうございますっ! それじゃあ今晩はよろしくお願いいたしますね。 そちらもグッドラックですよっ! (-130) 2021/10/18(Mon) 11:35:41 |
ミズガネは、ゾズマのパイを華麗に…避けてけらけら笑った。 (a28) 2021/10/18(Mon) 11:45:03 |
【神】 酔吟 ミズガネ>>【ハロウィン】 >>G29 ゾズマ 全力投球する狼少年。月夜に舞うカボチャパイ。しかしその思いは届く事なく酔っ払いはひょいと体を横に倒して避けてしまった! 体を起こした酔っ払いは、更に声を高らかに響かせて涙が出るほど笑っている。しまいには持っていたグリューワインを飲み切って余裕の表情。火に油だ。少年の怒りにこれでもかと燃料をぶち込んでいる。 「アッハハハ愉快だなあ狼少年! ハハハッ、ハハ、あぁー……残念だったなあ?酔っ払いだからって当てられると思ったか? フォークできちんと一口大に切り分けて運んでくれれば食べてやったかもしれないのになあ!あーお酒おいしー!」 ひとしきり笑ってから涙を拭い、コートのポケットからマシュマロの入った袋を取り出すと仕返しとばかりに貴方に放り投げるだろう。 「これは残念賞兼参加賞だ。これでも食べて機嫌直せって、なあ?」 (G31) 2021/10/18(Mon) 11:57:37 |
【神】 酔吟 ミズガネ>>【ハロウィン】 「はー……ハハ、あー楽しいな。楽しいけど流石にそろそろこれ以上飲むとまずい気がするなあ、酔っ払ったら大変だしなあー……僕は偉いからちゃあんと飲む量管理できるし……」 アイリッシュコーヒーを飲んで酔いの浮遊感に身を任せていたが、頃合いだとばかりに立ち上がった。既に出来上がっているくらいには酔っ払っているが、酔っ払いはたいてい酔っていないと自己主張する。 「僕はもう休む。それじゃあまたね」 ふらふらと覚束ない足取りのまま、男はパーティー会場を去るのだった。 /* パーティー中にミズガネと会話したい人はアンカー投げてもらえればパーティー中の時系列として話にいくわ。 (G38) 2021/10/18(Mon) 15:57:06 |
【人】 酔吟 ミズガネ「あー……寒くない、今は寒くないなあ……ハハ、あれは夢だったんじゃないかあ……?」 覚束ない足取りのまま廊下を進む。目的地は自分の部屋。少し横になりたかった。 ハロウィンパーティで他のゲストを揶揄って、アルコールを更に飲み干して、愉快さを腹の底に落として燃やした熱がぐるぐると体を巡っていた。先日からずっと襲われ続けている『寒さ』はどこにもない。 今だけは。 (10) 2021/10/18(Mon) 16:05:46 |
【秘】 巫女 ユピテル → 酔吟 ミズガネ「私の神は多くを望んでいない。人を自分の子と見ている。 幾重の堕落した姿を見ようと、傷付けられようと。愛している」 何を話し願うか。問われ、僅かに寂し気に目を伏せた後に、 言葉を告げます。語るのは神託でしょうか。 いいえ。それはまるでただの、親から子への願い染みた響き。 W全ての愛し子がW W全ての魂がW W飽くなき創造心と愛を抱きW W高みに至りW W幸福を得られますようにW 「──優しいでしょう?」 「何もする事なんてないのよ。神は見返りを望んでいない。 ……本当に、共に生きる事を喜んでいただけ」 語り終えた声は、言葉とは裏腹にとても寂し気でした。 (-165) 2021/10/18(Mon) 17:00:57 |
【秘】 巫女 ユピテル → 酔吟 ミズガネ「そう。干渉されたくないのね。でも本音を言うとね、 意見を述べなかったのは在り方を肯定したのではなく、 それをどう思うか伝える言葉をまだ持ち合わせていなかったの」 「偶然噛み合って、あなたの気を悪くしなくてよかったわ」 そう冗談めかして苦笑しました。それが理由でも構いません。 ですが視線が合わないのです。 どうしてもユピテルはそれが気にかかります。 だからそれ以上追う事はしませんが、泳ぐ視線を見つめます。 「ねぇ。在り方に口は出さないなら、 よかったらどうしてそう考えるようになったか教えて欲しい。 面倒と思うのは、辛い言葉を掛けられたからでしょう? 私は同じ言葉をミズガネに掛けたくないし、あなたを知りたい」 (-166) 2021/10/18(Mon) 17:03:03 |
【秘】 酔吟 ミズガネ → 巫女 ユピテル酒精を纏っているにしてはやけに落ち着いた色の瞳で。貴方の、貴方の神の声を聞く。 「優しいな。確かに優しい。ただ、神様はやはり人とは違う視点や考えを持っているんだな。 全てだなんて難しい話だ。 誰もが創造心や愛を持てる訳じゃない。 誰もが高みまで懸命に歩ける訳じゃない。 誰もが幸福を得られる訳じゃない。 ……優しいが、不完全で生まれてくる人間には少し難しい話だ」 苦々しげに言葉を吐いた。 「ただ、なあ。それにしては随分と寂しそうな顔をするじゃないか、ユピテル? 神の声を聞く者として、人に伝える者として、どこかで嫌なものでも見たか?」 ▽ (-186) 2021/10/18(Mon) 21:48:13 |
【秘】 酔吟 ミズガネ → 巫女 ユピテル「お前のその思慮深さと気配りの良さが気に入った。 それを評し、俺を知りたいと望むお前の為に俺の考えを言おう。ただ、その前に先に寂しそうな顔をする理由を聞かせてくれないか? 代わりに、とは言わない。言いたくなかったらそのまま俺の話に移るから」 泳いでいた視線が戻り、エメラルドグリーンが貴方を捉えた。物静かな様子から、本当に話す事を強いている訳ではないということは伝わるだろうか。 (-187) 2021/10/18(Mon) 21:50:19 |
【独】 酔吟 ミズガネ文章読み返したけどやっぱりいくつかのクセからポルティさんキエだと見て良い気がするんだよな そしたら和崎マジでどこなの???ユピテルじゃなかったら誰なの??? (-191) 2021/10/18(Mon) 22:00:20 |
ミズガネは、変な酔っ払いは、くしゃみをした。くしゅんっ! (a41) 2021/10/18(Mon) 22:05:47 |
【秘】 巫女 ユピテル → 酔吟 ミズガネ「──数多の堕落を、暴虐を、失望を常に見て来た。 その上でそう言い続けてくれる存在<神>は、 それこそ、不完全な人間にこそ必要じゃないかって」 笑いながら告げて、そうして小声で付け加えます。 『今のは、神の言葉です』と。 続けて、WユピテルWとしての言葉を語り出しました。 「ええ。難しいでしょうね。人は弱い生命だから。 持てないし、歩けないし、得られない。そんな子もいる。 その事実を、父であり母である大地にさえ肯定されれば。 ……本当に、立ち上がれなくなってしまう。理解している」 巫女でありながら、ミズガネの否定をユピテルは肯定しました。 全てが幸せなんて不可能だと、誰よりも思っているかの様に。 「……。わかっているのに、 本当はもう、人に神の言葉を伝えるのが嫌なの」 寂しそうな顔をする理由を、視線を落としながら語り始めます。 (-211) 2021/10/18(Mon) 22:50:18 |
【秘】 巫女 ユピテル → 酔吟 ミズガネ「神は、全てを赦しています。 立ち上がれずそう在れない子達の存在すら、今も愛しています。 その上でいつか、その日が来る事を願っています。でも、」 「私達は、神の子だとして。それを当然の様に享受している。 けれど、そこまでされる存在?本当にそんな価値はある? ──私は、そんなに想ってくれている神が、日々傷付く方が、」 W既に、間違っているのではないかWと。 巫女は、迷ってはいけません。 神も、それでいいと言っているのです。 「ただW私Wが悲しいと、このままでいいのかと、 独り、迷い続けているのです。……私は、W巫女Wなのに」 そこまで言い終えてから、一度目を閉じで呼吸をして。 ミズガネの青みがかった緑の目を見つめ返します。 W続けて、あなたの事を教えて欲しいWその目で促す様に。 (-212) 2021/10/18(Mon) 22:52:07 |
【神】 酔吟 ミズガネ>>【ハロウィン】 >>G48 キンウ 「え、酒飲める?そうか、それはいい!酒はいいぞ、なんたって悪いことがいくらあっても吹き飛ばせるし楽しくなれる命の水だからな!」 神聖な捧げ物をいただいていた少女にも対し、こちらは神聖さの「し」の字もない自堕落なただの酒飲みである。そんな事は関係ないとばかりに貴方が飲めると聞けば更に機嫌を良くしたけれど。 「そうそう、麩を知ってるならー……ああ、団子は分かるか?あれと似たようなものだ。餡子をかけたり醤油をかけたり、更に炙ってみたり……団子と同じでこれも食べ方が沢山ある。 ふふん、お前目の付け所がいいじゃないか。酒も飲めるみたいだからお勧め作ってやる、今の僕は気分がいいから!」 返された小袋を受け取り、興味があるようなら貴方をつれて卓上コンロまで向かうだろう。ついて来なくても手早く調理して戻ってくる。 甘口の日本酒を温め、マグに入れたマシュマロに注いでいく。スプーンでかき混ぜて程よくとろとろに溶かしてから「出来たぞ」と貴方に差し出した。 (G57) 2021/10/19(Tue) 3:03:49 |
【神】 酔吟 ミズガネ>>【ハロウィン】 >>G49 ユピテル 「ああ、聞いてた?」 聞かれても動じず悪びれない。 「そうだな、それじゃあその華やかな見た目でパーティーを彩ってくれるお前に敬意を込めてお菓子を……。 …………あー、この一種類しかないんだよな。W多くWは無理かも知れないな、困ったなあ魔女様?」 コートのポケットを探り、マシュマロ入りの袋を見せる。男はそれしか用意していなかった。 ただ、それでも男は申し訳ないとは思っておらず。トリートで用意できない、それ以上の要求分はトリックで清算しようという魂胆のようだ。きっと可愛いイタズラだろうという賭けに密かに出ている。 (G59) 2021/10/19(Tue) 3:22:36 |
【鳴】 酔吟 ミズガネ「ゲイザー、一つ言うのを忘れていた。 お前まだあのインチキ詐欺師探偵と何か依頼めいた話をしていないだろうな?」 またも唐突な連絡。貴方は聞くだけでも構わない。それくらいの雑な連絡だった。 「あいつに相談事するにしても、何か取引持ちかけられたら警戒しろ。というか話は聞いても取引はするな。無闇矢鱈にホイホイ契約してはいけない。これはまあ外の世界でもそうだが。 ……いいな?俺からは以上だ」 (=9) 2021/10/19(Tue) 3:29:54 |
【秘】 酔吟 ミズガネ → 巫女 ユピテル「……」 閉口したままだった。 神の言葉も、巫女の心情も、そして人の立場も。全てに共感する事はできなくても、理解は少しくらいなら出来る。 全てを愛する神と個を想う巫女。 神のエゴと人のエゴ。 「お前はもう少し、自分の為に生きてもいいと思うがな。他者のために心を砕きすぎているんじゃないか……」 消え入るような声で独り言をこぼす。巫女であるが故の苦悩を持つ女に、男は声を掛けることができなかった。 自分もまた、神の赦しの元怠惰と堕落を貪り続けている人に過ぎないのだから。 「……聞かせてくれた事、感謝する。 約束通り次は俺の話だが……お前とは違って、どこにでもありふれた、歌にもならない凡人の話だよ」 (-266) 2021/10/19(Tue) 10:52:00 |
【秘】 酔吟 ミズガネ → 巫女 ユピテル「どこから話したものか。俺が吟遊詩人になったところから始めるか。 娯楽の少ないのどかな町に、昔吟遊詩人がやって来たんだ。それに憧れた。語る話、弾く曲、周りの賑やかな空気、何もかもが夢のようで魔法使いにも見える詩人がかっこよかったんだ。 俺は家督を継ぐ必要が無かったから吟遊詩人になる為に町を出て旅を始めた。 でも俺はあらゆるものが足りなかった。才能も、努力も、根気も、閃きも。何もかも。 一向に腕前は上がらず、小さな酒場一つも賑やかすことが出来やしない。その日食う分を稼ぐことすらままならない、誰にも見向きされない詩人もどきでしかなかった。 俺の分の才能は、きっと一つ下の弟に行ってしまったんだろうな。俺と同じように憧れを抱いて家を飛び出した弟は、瞬く間に他国でも称賛されるほどの詩人になっていた。 弟の噂を聞いて、更に自堕落に生きるようになったさ。金を借りて、女の元に転がり込んで、酒で喉を潰して、そんな毎日。 そんなある日うろついていたら、この洋館に来ていたと言うわけさ。 ここまで説明したら、俺がこの館にいたがる気持ちも分かるだろう?」 ▽ (-267) 2021/10/19(Tue) 10:53:35 |
【秘】 酔吟 ミズガネ → 巫女 ユピテル「早い話が駄目人間。話題のネタにもならない面白みのない凡人。怠惰を貪り自堕落に生きる……ああ、そうだ。 飽くなき創造心も愛もない。 高みに至ることさえしない。 幸福に手を伸ばす事もない。 ユピテル。お前の目の前にいる俺は、どこにでもいるみっともない大人で、神の愛を受ける資格など持ち合わせていない価値無き人間だよ。 だから……俺は迷い傷つくお前に掛けられる言葉だって持っていないんだ。俺もまた神の想いを無碍にしながら生きる者の一人だから」 そこまで言い切って、逃げるようにワインのボトルへ手を伸ばした。グラスに注いで、自棄になったようにアルコールを飲み干していく。 (-268) 2021/10/19(Tue) 10:55:09 |
【人】 酔吟 ミズガネ「……気持ち悪い……ゔ……」 ハロウィンパーティから戻った後、自室で少し休んだ吟遊詩人が広間に現れた。飲み過ぎによるグロッキーだ。 いつも通りの神経質そうな様子に不機嫌さと具合の悪さが加えられいつにも増して空気が重い。どことなく湿度が高い。 当の本人は空気感などお構いなしなので、下女を捕まえて白湯と迎え酒を要求して広間の隅に居座っていた。 (15) 2021/10/19(Tue) 12:04:18 |
【秘】 巫女 ユピテル → 酔吟 ミズガネ「あら、私はありふれていない歌をねだってないわ。 さっき言ったように、どんな内容でも私は、 吟遊詩人のミズガネの話が聞きたかったの」 「……………?」 そう伝え終えた際、己の言葉に不思議な違和感を覚えたのか。 暫く固まって、深く何かを思案していました。 けれど一度首を振ってそれを掻き消してから、続けます。 「……ねぇミズガネ。あなたは今、 私の神の教えの全てを持ってないと否定したけれど、 持っていると思う。創造心も、高みも。 あなたが吟遊詩人になりたいと思った時に」 怒らないでね。そう眉尻を下げて笑うも、 そうされてもおかしくないとは思っています。 その意図はなくとも、『彼の思う己』の 否定と捉えられるかもしれませんから。 でも、ユピテルの神の価値観ではそうなのです。 → (-280) 2021/10/19(Tue) 15:10:38 |
【秘】 巫女 ユピテル → 酔吟 ミズガネ「一つ誤解があるようだから解いておくと、 最初から最後まで持ち続けられる人なんて、 本当の一握りで、それこそ神よ。 その気持ちを持てたか否か、だから。資格は十分持ってる」 本当に、ミズガネがダメ人間かはさておき、 多種多様なあり方の一つだと、特別不満を抱いていない。 これは教えからではなく本心からの言葉に聞こえます。 ……裏を返せば。 ユピテルの故郷には、それ以上の存在が多くいた。 それをみてきたからあの言葉が出たと察せるかもしれません。 「なにより、」 「愛がない人は、私相手に、 『自分の為に生きてもいいと思う』なんて、出てこないよ」 本当に小さく呟かれていた独り言でしたが、目の前です。 何よりミズガネを見ていましたから、確かにそれは聞こえ、 それができないとしても、掛けられて嬉しい言葉でした。 「みっともない大人を自称する、他でもないミズガネ。 あなたが一番、本当はそれを気にしているように聞こえた」 (-284) 2021/10/19(Tue) 15:16:02 |
【神】 酔吟 ミズガネ>>【ハロウィン】 >>G64 キンウ 「もしかしたら近いのかもな。だってお前が普段着ているものってあれ着物だろう?僕の生まれの町でもよく見たさ。洋装が増えていたけどな。 ただ、キンウの話か……どうだったかな……んあぁ……ふわふわする……」 貴方の存在が広く知られるものであったなら、この吟遊詩人はきっと名を聞いていたことだろう。ただ、今はすっかり酔っ払っていて頭が働いておらず、はっきりしない答えしか返ってこないけれど。 「ふふん、そうだろう?ただ飲みやすく食べやすいからって加減せずに口に運ぶとあっと言う間に酔っ払うからな、気をつけろよ。 ……いや僕は厨人じゃない!吟遊詩人だ!美味い酒をより美味く味わう為に色々試したり話を聞いたりしていたんだよ」 花のかんばせが美しく咲くのを見て男は気をよくしたのか、口元を緩ませて自慢げに鼻を鳴らした。 (G68) 2021/10/19(Tue) 16:03:02 |
【鳴】 酔吟 ミズガネ「それならいい。あいつ、報酬のせびり方が悪質だし変なもの取り立ててくるからな」 口ぶりからこちらの吟遊詩人はほいほい契約してしまったことが分かるかもしれない。 「本当か〜?お前押しに弱そうだから心配だな。気弱なところに付け込まれて詐欺に引っかかりそうだ。 ……それに、よくない噂の為に『なんでも言うこと聞く』なんて口にする奴だしな」 「あんまり自分を安く売るのもどうかと思うぞ。もっと大切にしろ」 なんでも言うこと聞くような流れを作るよう脅迫したのはこの男なのだが、棚に上げてしれっとそんな事を言うのだった。 (=11) 2021/10/19(Tue) 16:12:42 |
【秘】 酔吟 ミズガネ → 巫女 ユピテル巫女が己の違和感をかき消すように首を振る様子を見ていたが、ぼんやりとしているようで特に訝しむことはしなかった。 丁寧に重ねられる言葉を受け取るたびに、胸が締め上げられる。逃げるように、居た堪れないように濡羽色の髪がさらりと揺れて、視線がもがくようにあちらこちらを彷徨った。 「資格があっても。俺はもう、折れてしまった」 独り言が拾われた事を知ると、口から飛び出す言葉は更に勢いが弱まってしまう。 「……。どうだか。でも、俺に愛があるにせよないにせよ……お前くらいは、神に愛されていていいと思うけどな。神の声を聞いて、神を真摯に想っているお前は。 …………それが出来ないから、全てを等しく愛してしまうから、神なんだろうけど」 共感は出来ないが、少しは理解ができる。 だから、自分のぽつりと湧いて出たこのエゴが無理な話だというのも知っている。知っていながら、話さずにはいられなかった。 ▽ (-292) 2021/10/19(Tue) 16:46:21 |
【秘】 酔吟 ミズガネ → 巫女 ユピテル「…………そうだよ」 瞼の裏側に緑色が隠れる。後ろめたいように、逃げるように。 「俺が一番気にしていて、俺が一番俺を許せない。もう折れて転んで、立ち上がらずに歩くことも諦めて。それでも一人前の罪悪感だけは生まれてくる。 ……俺が俺のことを誰よりも嫌ってる」 館に残り、幸せな夢を見続ける事に罪悪感を抱いているように見えた貴方の目は正しかった。 隠していた本音を吐き出して、逃げるように己のグラスを持ち上げる。ルビーは飲み終わっていた。顔を顰める己の顔が空のグラスに映っているのを見てしまって、力なくため息をついてもう一度ボトルへと手を伸ばす。 (-293) 2021/10/19(Tue) 16:46:49 |
【独】 酔吟 ミズガネユピテル、話を聞くのが上手いし言葉の掛け方が上手く、何もかもが上手い(これは上手くない感想) 自分にないものはロールプレイ出来るはずがないので、そういう人に寄り添うのが出来る人がロールプレイしていると思うんですけど……いやそれにしてもユピテルのロール上手すぎませんか??? ミズガネが最も気にしてる部分見抜いてくる……すごおい…… 私人の話を聞けるようなふりしてその実アドバイスとか何もできないカスなので……めちゃくちゃに尊敬する…… (-295) 2021/10/19(Tue) 16:49:20 |
【鳴】 酔吟 ミズガネ「煩い馬鹿! あーそうだよ契約しちゃったんだよ俺が! クソッ……今思い出しても腹が立つなあいつ……。 別に礼を言われることなんてしていない。お前何かとんでもないことやらかすんじゃないかってハラハラするだけだ。 何かしでかしてお喋り好きの下女達が有る事無い事言うのを止めるの、大変なんだからな」 「ああ、待ってる。来る時転ぶなよ」 ぶっきらぼうに、けれど気を悪くしていないのが分かる程度には穏やかに返して貴方との連絡を終えるだろう。 (=13) 2021/10/19(Tue) 16:55:53 |
【秘】 パイ焼き ゲイザー → 酔吟 ミズガネノックの音。 「こんにちはっ、あたしです。……ゲイザーです!」 扉が開かれれば、地味な色合いの上掛けを 緩く羽織ったゲイザーが立っている。 手にする盆には約束通りのホットワイン、 ドライフルーツ入りのパイ。その他、カトラリー。 (-299) 2021/10/19(Tue) 17:54:57 |
【独】 酔吟 ミズガネ私が仕事してる間にリアチャ盛り上がってたみたいですけど ユピぱふリアルタイムでリアチャ感想してるの私じゃねーーーーんだわ!!!冤罪ですが!?!? (-310) 2021/10/19(Tue) 20:00:16 |
【秘】 酔吟 ミズガネ → パイ焼き ゲイザー「ああ、ゲイザーか。待ってた。入ってくれ」 男は貴方を快く出迎える。 見覚えのない上掛けをしていても、少し首を傾げるだけに留まった。 「その上掛けどうしたんだ?まさかお前も寒いのか?」 自分もまた寒さに襲われている身なので、素直に心配の色を顔に滲ませている。 (-312) 2021/10/19(Tue) 20:06:49 |
【秘】 パイ焼き ゲイザー → 酔吟 ミズガネ扉が開かれれば、女は小さく会釈して、 前回と同じ定位置──ソファの端のほうに腰掛けた。 「あ……、これですか? はいっ、今晩はちょっと冷えるみたいなので。 多分、そうだと思います」 自分で行った割には曖昧な言い回しだったが、 些細な過去の仕草など、忘れても違和ではないだろう。 『あっ……、自分のぶんの飲み物忘れちゃいました。 でも、全然喉とか乾いていないのでっ! どうかお気遣いなくっ』 未成年なので、ホットワインをあなたにだけ注ぐ。 何も変わりはない。普段通り。少しだけゲイザーがドジなだけ。 「あの……、ほんとうに噂、訂正していてくれてたんですね。 ありがとうございます。えへへっ、風来坊みたいなくせに、 そういうところは真面目ですよねっ」 (-321) 2021/10/19(Tue) 20:40:42 |
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