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【墓】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[彼の手が大胆に動く度に熱が高まる。 胸を擽る手が、柔らかな肉を揉みしだけば、 僅かに息が上がり、はふ、と喉を反らして呼気を逃した。 愛撫に夢中になっていれば、 頭上から降り落ちる声に惚けた顔で彼を見上げる。] ……ん、……ぁ、うん……、 [脱がせるのではなく、自ら脱がせるように出される指示は、 酷く恥ずかしく羞恥心を煽られる。 躊躇うように瞼を伏せて、きゅ、とシャツの裾を両手で掴む。 ただ、こうしていても手伝ってくれないのは知っているから、 身を起こして、おずおずと裾をたくし上げていく。 シャツの下から日に焼けていない肌が覗く、 彼の手によってズらされたショーツが、 更に上へと持ち上げれば、何も着けていない双丘が顕になった。] (+15) 2022/05/20(Fri) 21:36:14 |
【墓】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[内側へと沈んだ指は、くちゅりと音を立てて淫芽を撫でる。] ひぁ、んッ……ぁ、そこ、だめっ…… [は、は、と息を乱して被りを振れば、 その言葉が届いたのか指はすぐさま離れていく。 思わず物足りなさに、ぁ……と、名残惜しむような声が漏れた。 更に追い打ちをかけるように愛撫が止まる。 シャツまで脱がせておいて、そんなことを言うのだこの男は。 中途半端に高められた熱で身体が疼く。 離れていきそうになる彼の袖の端を、つん、と引いた。] ……や、じゃないって……知ってるくせに、 どうして、そんなこと言うの……? …………テンガンの、いじわる…… [上目遣いに熱に潤んだ瞳を向けて、もう一度袖を引く。] (+16) 2022/05/20(Fri) 21:36:38 |
【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[突然の告白めいたものに驚いてばかりいれば、 今度はあっさりと身を引かれてしまった。 急転直下の変化に対応しきれずに困惑する。 ひとまずと抱きついたままの状態から 身を離して、ほぅ、とため息を付いた。] ……し、信じないわけじゃないけど、 びっくりしたんだもん……。 それに、聞かなかったことになんて、 今更無理だよぉ……。 [それとも本当に冗談だったのだろうか。 いや、軽口で冗談を言う人ではないことは知っているけれど。 真顔で冗談を言う人でもない、ような、……気もする。] (76) 2022/05/20(Fri) 21:37:13 |
【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[何せ身構えてもいなかったことだ。 驚きが勝ってしまって、ときめきなんてものが吹き飛んでしまった。 ……ちら、と盗み見るように彼の表情を伺う。 何でもないような表情。 すぐさま移動しようだなんて切り替える機転の速さ。 今し方告白しました。みたいな様子が微塵も感じられない。 また、妙な間が空いてしまった。 じ、と彼を見つめて、ぽつりと呟くように零す。] ……本当に、私のことが好き、なの? [もう一度、確かめるように。そう尋ねた。*] (77) 2022/05/20(Fri) 21:37:28 |
【墓】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ……ん、いいよ……? [痕を付けるのは所有欲の証だろうか。 確認するように問われれば、顔を伏せたまま 小さく、こくりと頷いた。 彼の唇が肌を滑って、ちり、と微かに痛みのような痺れが走る。 うなじに、それから胸元に。 見えない箇所は自分で確かめることは出来ないけれど、 彼が痕を残す度に、彼だけのものになったような気がして、 ぞくりと粟立つように肌が震えた。] ……痕、つけられるの、 ……すき。 [胸元に残された痣のような痕を、指先でなぞって微笑む。 また、一つ、彼に近づいたような気がして、嬉しかった。 自身では見えない箇所。 だが、髪を揺らせば見える位置に痕があることも、 それが他の男性への牽制になっているということは、 ミン自身は気づいてはいない。] (+19) 2022/05/21(Sat) 2:05:00 |
【墓】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[肌に痕を残していく癖に、言葉では甘く非難を向ける。 嫌がることはしたくないといいながら、 言わせようとする言葉は、ミンナにとっては口にしづらく、 薄く唇を噛んで、再び目を伏せてしまった。 宥めるように落とされるキスが、機嫌を取るように。 優しく降り落ちて言葉の続きを求めてくる。 鼻先が触れ合うほどの距離、目尻を朱に染め上げたまま、 ちゅ、と彼の唇を啄んで、小さく小さく口にする。] ……ちゃんと、さわって……? テンガンの手で……、 ……さっきの、つづき、……してほしい…… [唇を触れ合わせたまま、袖を引く手がきゅうと丸まった。] (+20) 2022/05/21(Sat) 2:05:22 |
【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[返ってきた言葉は想像していたよりも冷たく、意外なものだった。『興味がない』なんて言われて思わず、むっとしてしまう。] 違……っ! 興味がないなんて言ってないじゃない! テンガンくんが顔や態度に出ないからでしょう? そんなの気づけるはずないもん。 さっきだって、好きって言ったら信じる?って、 聞き返したら、聞かなかったことにしてくれ、だなんて。 じゃあ信じなかったらどうするの? 本当に聞かなかったことにしてもいいのね!? [一言、口に出てしまえばもやもやしていた感情が爆発して、 だんだんムカムカしてきて、 売り言葉に買い言葉みたいな勢いで聞き返してしまった。] (90) 2022/05/21(Sat) 2:05:37 |
【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[どうしてこんなにカチンときたのか分からない。 でも、興味がないなんて言われてしまえば、 そんなことない!と声を大にして言いたくなる程には怒っていた。 魔力供給だって慣れてきたし、 二人旅だって楽しいと思い始めてきていたところで。 テンガンくんのことを一つ知ることが出来る度に、 こんな一面もあるんだ、なんて思ったりして。 少しずつお互い仲良くなってきてるんだと思ってた。 私のことを気遣っていろんな場所に連れて行ってくれた。 新しい場所を見る度にはしゃいでしまったけど。 何度交わしても恥ずかしいキスだって、 彼にひとつひとつ丁寧に教えられながら覚えていった。 ………なんか最近、供給の回数が多い気がするけど。 宿だって別々がいいって言ったら、ちゃんと探してくれた。 そりゃ彼は同じ宿のほうがいいって言うこともあったけど。 ……と、ここまで考えて、ん?と首を傾げる。] (91) 2022/05/21(Sat) 2:05:58 |
【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[今更ながらに理解して、ぼっと火を吹くほどに赤面した。 わ、分かりやすいような分かりにくいような。 で、でも直接言葉にされたわけじゃなかったし!! バディとしての好意だと思っていたし!! なんて、わたわたしていれば。 テンガンが、またぽつりと言葉を落とした。 真っ赤になったまま彼を見上げれば、 彼もまたどこか頭上を見上げていて視線が合わない。 ただ、そんな態度は少し珍しい気がしてまじまじと見つめてしまった。 二度目の告白は、視線が合わないまま。 それでも言葉はしっかりと耳に届いて。] (93) 2022/05/21(Sat) 2:06:49 |
【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[彼なりに照れているのだろうか。 そんな態度を見せられれば、怒りもどこへやら。 とくとくと、脈打つ心臓を右手で抑え、 じわりと熱を持ち始める頬を、左手で赤い部分を覆い隠す。] ……えっと、……その、 ……ありがとう? 私も、テンガンくんのことは好き、……だよ? そ、それが恋かどうかはともかく! ……大事な、大事なパートナーだと思ってる。 だから、…………今の言葉は、すごく、嬉しい。 [照れながらもそう口にして、 彼を再び見上げれば視線は合うだろうか。**] (95) 2022/05/21(Sat) 2:09:35 |
【墓】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[好きと告げたら同じ言葉が返ってくる。 その意図が、少しズレたような気がして小首を傾げた。 そのことにくすりと笑って、痕をなぞっていた手をあげて、 ちょんと人差し指で彼の唇をつつく。] ふふっ、そうじゃなくて、 痕をつけられるのが好きってこと。 ……もちろん、テンガンも好きだけど。 [新たに増えていく赤い花を、ン、と吐息を零して受け入れる。 頬に手を添えられたら、擦り寄るように掌に頬を寄せた。] もっと、たくさんつけて……? [甘えるようにおねだりを。 顔を近づけて、唇に当てた人差し指の上から囁いた。] (+24) 2022/05/21(Sat) 13:28:59 |
【墓】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ……ン、ぅ……っ、…… [彼が望む通りに口にすれば、再びキスが降りてくる。 スプリングの軋むベッドに横たえられて、 肩口まである髪がふわりとシーツに広がった。 意地悪はやっぱり、わざとだったみたいで。 そう教えられたら思わず拗ねてしまいそうになったけれど。 もう、やめないと言ってくれたから、こくりと素直に頷いた。 彼の長い指が再び、ゆっくりと秘裂を割って入り込んでくる。] ぁ、……ぁッ、ん、ンンっ…… [次第に指の動きが中を探るようなものになり、 つぷりと音を立てて指が増える頃には、僅かに息が上がっていた。] ……は、ぁッ、……ン、 んん、……ぁッ、テンガン……ッ…… [再び熱が渦巻いてくる。 身体の中を指が這うのと同時に胸を舌先で愛撫されて、身悶えた。] (+25) 2022/05/21(Sat) 13:29:18 |
【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[自身の憤りが確かに伝わって、彼も驚いた顔になる。 あまり表情に出さない彼でも分かるくらいの表情の変化は、 それだけに飽き足らず、目を丸くしていたものが、 ミンナの言葉で、逡巡に変わっていった。 言い淀む声に視線を向けながら、彼の様子を伺う。 困っているのか、言葉を探しているのか。 彼が見上げた先には、ただ、木の葉がゆらゆらと風に揺れていた。 少しの間、沈黙が訪れた。 私もなんて言葉にしていいか分からずに。 彼も私との距離を測りあぐねるように。 沈黙を破ったのは彼のほうが先で。 そよいで行く風にのって彼の声が届いてくる。] (113) 2022/05/21(Sat) 13:29:38 |
【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[時間をくれるという言葉に、ほ、と安堵の息が洩れる。 告白を断ったつもりはないけれど、先延ばしにしてしまった。 そのことでまたバディを解消されるようなことになれば、 どうしようかと思っていたから。 今は、その答えが有り難く、うん、と頷くことで応えた。] ……うん、ありがとう。 えっと、テンガンくんの気持ちは伝わったよ? 私が鈍いだけで、気づけないところもあって…… その……、 次からは、ちゃんと男の人だって、意識するから! ……うん? 意識するっていうのも、変な話だねっ!? あははっ、えっと、その…… [妙な宣言を彼をどう受け取っただろうか。 意識するからなんて言ってしまえば、 それは好意を受け止めるようなものではないか。 笑って誤魔化して、ぱたぱたと掌で団扇を作って赤くなった顔を仰ぐ。] (114) 2022/05/21(Sat) 13:29:50 |
【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[ようやく視線が重なって、彼の視界に自身が映る。 その瞳の奥には好意が隠されている。 改めてそう思えば、ドキドキして手団扇で仰いでも 赤い顔はしばらくは収まることはなかった。 とくんとくんと、さっきから心臓がうるさくて。 聞こえないふりをするようにぶんぶんと首を振って顔を上げる。 謝罪の言葉には笑って、大丈夫!と応えて拳を作った。 それが、彼からの初めての告白の話で。 鈍い私はこれからも彼をやきもきさせる程、 待たせてしまうことになるのだけれど……。 待たせてしまった結果が、まさかあんなことになるなんて。 微塵も予想はしていなかったのだ。*] (115) 2022/05/21(Sat) 13:30:11 |
【墓】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェそれは…… [指の向こうで彼の唇が動く。 動く度に指の腹で唇の感覚を感じながら。 予想外の問いかけにきょとりと瞬いた。 見た目は大人びて見えるのに、時折こうして 子供みたいな反応をする。 くすりと、笑いが込み上げて。 充てがった人差し指でふに、と彼の唇を押し返した。] ……テンガンに決まってるじゃない。 痕をつけられるのも、君だから嬉しいんだよ? [双眸を細めて、唇から指を離す代わりに、 ちゅ、と己の唇を押し付けた。 彼の満足のいく答えにはなっただろうか。 指を離せば彼の唇が下方へと降りていく。 彼によって与えられていく花が、身体中に咲き誇る。 彼のものだと言われているような気がして、うっそりと微笑んだ。] (+28) 2022/05/21(Sat) 19:19:22 |
【墓】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[彼の指が蠢く度に、愛液が溢れ淫らな音を立てていく。 次第に息が上がり、身を捩っても逃すことはないと手が追いかける。 指に翻弄されながら、身体の熱を吐息で逃していれば、 また、意地悪な質問をされた。 熱を持った頬が、朱に染まる。 どうして口に出しにくいことを言わせたがるのか。 問いかけながら埋まった指が動けば、 くちゅりとまた淫猥な音がして、快感を煽った。] ……ぅ、ン……、ほしい……ッ…… [快感に犯された脳裏が常識的な判断を奪う。 気づけば彼の望むようにその先を、口にして。 その期待に、きゅう、と膣が彼の指を甘く締め付けた。] (+29) 2022/05/21(Sat) 19:19:35 |
【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[テンガンくんからの告白があって以降も旅は続いた。 意識して欲しいと、言われた通り。 自然と彼の行動に目が行くようになった。 不意に視線が合えばどきりとするし、 庇うように背を抱かれたら近づいた距離に緊張する。 あの日から鳴り止まない胸はとくとくと鼓動が早くなって、 落ち着かない日々が続いた。 なのに彼ときたら……、 告白以前より距離を詰めるようになってきて困る!!] (120) 2022/05/21(Sat) 19:19:55 |
【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[魔力補給の時には、キスだけでも息が上がってしまうのに、 妙に腰を抱く手つきがいやらしくて、 供給だけだと分かっているのにえっちな気分になるし! 出歩くときも、前までは一人での行動もあったはずなのに、 今ではぴったりと横についてくるようになった。 仕上げには、一緒のベッドで寝ようという提案までしてきて。] そういうことはちゃんとお付き合いしてから じゃないとダメって言ったでしょう!? [と、顔を真っ赤にして注意することもあった。ありました。] (121) 2022/05/21(Sat) 19:20:08 |
【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[そんなことがありながらも、旅を続けているのは、 やっぱりバディとして頼りになるからだし、 隣りにいても居心地が悪いわけじゃないし、 彼が私に対して優しいということも、 いやという程、分かってくるようになったわけで。 つまり、そんな彼の行動が、いやなわけじゃなく。 時には困ったりもしながらも、楽しんでもいる自身が居て。 時々、一人になった夜に彼の言葉を思い出してしまう。>>116] バディ解消は、やだな……。 [そう思うほどには、彼のことは気になっていて。 自覚のない恋心が淡く育っていることに、 自身でも気づいていなかった。] (122) 2022/05/21(Sat) 19:20:35 |
【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[そんなある日、魔物との戦闘が終わった後に、 いつものように魔力供給を彼から求められた。 木の陰を選んで、瞳を閉じれば彼の唇が唇に触れる。 ゆっくりと割り込むように舌先が入り込んできて、 次第に深くなっていく口付けに、小さく喘いだ。] ……ンッ、ぅ…… [ぴくりと瞼が動く。薄っすらと瞳を開けば 彼の表情が目に飛び込んできて、蒼の瞳が映り込む。 その瞳にしばらく釘付けになっていれば、 彼の手が蠢いて腰や脇腹を撫で始めた。] ……ぷ、ぁ……っ、…… テンガンッ……、だめだってば……! も、うッ、補給も終わりっ! [また妙に鼓動が早くなった気がして慌てて離れる。 くっついているとドキドキが彼に聞こえてしまいそうだったから。] (123) 2022/05/21(Sat) 19:20:59 |
【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[少し距離を取って、ふぅと胸を撫で下ろす。 随分と慣れてきたとはいえ、未だに慣れないキスは、 魔力供給する度に、息が上がってしまうから。 そうして落ち着きを取り戻そうとしていれば、不意に頬に雫が当たった。] ……ん……? [頭上を見上げれば、暗い雲が辺りを覆っている。 ぽつり、また額に雫が当たって、本格的に雨は降り出していた。 テンガンも気づいたのか、その声に慌てて肯く。] ……うんっ、大丈夫! どこか、雨宿りできるところ探しましょうっ。 [掌で庇を作り、視界を守りながら荷物を持って駆け出す。 街から離れた場所だったから、 雨宿りできるなんてないのかもと思っていたけれど、 森の中を走っていれば、大きな建物が見えてきたのだった。*] (124) 2022/05/21(Sat) 19:21:17 |
【墓】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[身体中にキスを落とされて、痕が残る。 彼が愛さなかった場所なんてどこにもないくらい、 唇が降り落ちて、衣服では隠せない場所にまで 痕が残れば、流石に少し気恥ずかしかった。] ……ぁんっ、……そこは、 隠せないから、……恥ずかしいよ…… [ふくらはぎに点いた痕を確かめるように、 膝を折り曲げて視線を落とす。 薄っすらとうっ血した痕の印。 きっとしばらくは消えないだろう。 少し照れたように俯いて、彼の腰元に膝を擦り付けた。] (+32) 2022/05/21(Sat) 22:32:48 |
【墓】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[熱を高められて、は、は、と細く呼吸を紡ぐ。 指が抜けて、彼の身体が離れていく間も、 胸を小さく喘がせながら、呼吸を整えるのに必死だった。 ベッドに沈んだまま、彼が準備するのを見つめる。 下衣を脱ぎ去って、下着が膨らんでいるのが分かる。 私の姿を見て彼も興奮しているのだと分かれば、 また、とくりと胸が高鳴った。 避妊は魔法を使用しても出来る。 それは、旅に出る前にしっかりと母から教えられた。 『いつか好きな人と、褥を共にする時に使いなさい』と、 教えられたその魔法は、時折テンガンとの間で 使われることもあるけれど、彼が自ら準備をしてくれるなら必要ない。 薄皮一枚があることで、直接彼の熱さを感じることはできないけれど、 愛し合うことには代わりはないから。 屹立した彼のモノに薄皮が施されていくところを、 なんとなくじっと見つめてしまう。 今からあの大きいものが、自身の中に入るのだと思えば、 こくりと小さく、喉が鳴った。] (+33) 2022/05/21(Sat) 22:32:57 |
【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[強くなってきた雨から逃れるように、館の玄関の軒先に飛び込む。 僅かな庇があるだけで地面に叩きつけられる雨は、 地を反射して足元もからも水気を残していく。 これは、しばらく止む気配はなさそうだ。] だめ、庇ったけど結構濡れちゃった……。 困ったね……、でも、お屋敷が合ってよかったね。 中に人いるかな? [着ていた服は身体のラインに張り付くように 水気を含んでぴったりと肌にくっついている。 上の大きなジャケットは、身体との合間に空気を取り込めば、 少し膨らんで張り付いた肌から剥がすことが出来た。 だが、中のキャミソールにまで水気は吸い込んでいて、 さすがに少し着心地が悪い。] (129) 2022/05/21(Sat) 22:33:16 |
【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[トントン、と館の扉をノックして応答を待つ。 反応はなかった。 テンガンが館のドアを開けば簡単に、玄関が開いた。 中から物音はしない。どころか、人の気配もなかった。] ……えっ、勝手に入っちゃって大丈夫? [その動向に少し驚きつつも、外は雨が酷くなるばかり。 仕方なく、おじゃましまぁす。と小さく断りを入れて、 自身もテンガンの後に続いた。 シン、と静まった大きな館は、外の雨のせいか、 少し重暗く感じてしまう。 その雰囲気がちょっとだけ怖く感じて、 思わず、すすす、とテンガンの後ろに張り付いた。] (130) 2022/05/21(Sat) 22:35:38 |
【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェなんか、ちょっと怖いね……? 人、居ないのかな。 勝手に入っちゃったけど、怒られたりしないよね……? [縋るように、テンガンの濡れた服をちょんと掴んで。 きょろきょろと辺りを見回した。 家具はついさっきまで人が住んでいるかのように、 取り揃えられているのに、灯りはなく、 人の気配はしない。 そのアンバランスさが返って不気味で、不安を煽った。*] (131) 2022/05/21(Sat) 22:35:51 |
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