【人】 魔剣持ち ヘイズー祭1日目・市場街ー 向日葵での一時は、長かったような、あっという間だったような。出る頃にはきっとそれなりの時間だったはず。 ひとまず、紹介してもらった裏街でブローチは換金した。 やはりというか、足元は見られたけれど、とにかく売り捌いてしまうのが大事だったから、構わなかった。 銀貨にして十数枚か、二十枚に満たない程度。叩き売りに近いけれどこんなものだろう。 で、ようやく肩の荷が一つ降りたので祭りの散策に来ている。 (145) 2021/12/11(Sat) 18:47:11 |
【人】 魔剣持ち ヘイズ後の目的と言えば、一つはサダルの店での受取。 いつでも構わないが、行かねば。 もう一つはラヴァンドラさんとの約束。 時折道行く、地元の魔術師とか、魔術関係の品物を取り扱っていそうな人に彼女の所在を尋ねたりしつつ、街行く人や品物を眺めていた。 そこまでかっちりした約束ではないし、あるいは他の人に出会っても、それはそれで楽しいもの。祭りの最中だからこその旅の醍醐味。そう思いながら** (146) 2021/12/11(Sat) 18:49:07 |
【人】 魔剣持ち ヘイズ(それにしても) 彼女>>150が勇者と魔王の戦いに因縁ある人だとは知るよしもなかった。 再び身につけた魔剣グラムベルクも、今はあの湧き上がるマグマのような魔力の滾りをひそめている。 自分には、勇者の素質はない。 仲間と共に、みんなのために。そういうことはきっとできない。 それに、魔王を共に倒すような仲間も、作ることはないだろう。 目的のために一時誰かと手を組む、せいぜいそこまで。 だから、きっと勇者の資格はない。 自分が戦うとしたら、それは自分の欲のためだ。 それでも…自分の欲する通りに行動した結果、巡り巡って他人のためになる事はあるかもしれないけれど。 (163) 2021/12/11(Sat) 19:53:30 |
【人】 魔剣持ち ヘイズたとえば、魅力的な人… そう。それこそイクリールさんをもう一度抱くために 伝説の秘宝が必要だと言われたら。 地底の迷宮を踏破しなければならないとしたら。 知略を絞って賢者の試練に挑まなければならないとしたら。 きっと僕はやるよ。 それは、どんな手を使っても、成し遂げたいと思う、と思う* (164) 2021/12/11(Sat) 20:07:52 |
【人】 魔剣持ち ヘイズ(もっとも、息張ってみても、そのための力が どうしたって全然足りないんだけど) 賑わう町中、ふとついた溜息は、雑踏にかき消えた* (165) 2021/12/11(Sat) 20:10:59 |
【人】 魔剣持ち ヘイズ―祭り1日目 裏街 「人形屋」― 「ええ、昨日以来ですね。」 店主の少女>>185には心なしか疲労感が見られたけれど、彼女の昨日の事情まで知るわけではない。 それに、実のところ彼女の事情に深入りする立場でもない。 彼女というよりは、他の子達と彼女の立ち位置の違いとか、そういう事は気になったけれど。 「えっと、これを。 色を付ける分のアイテムはないので、約束通り、銀貨二袋半です。 どうぞ。」 どす、どすと重たい音を立ててテーブルに一掴み分の銀貨がぎっしり詰まった皮袋を2つと半載せる。ブローチの売却分と合わせて、きっちり有り金の半分出した。 店主が指を鳴らして現れた子に、視線を向け、説明を聞いた。 (212) 2021/12/11(Sat) 23:23:01 |
【人】 魔剣持ち ヘイズ「…お、おおう。 確かにお伝えした通り、だと思います。 戦闘もそこそこできるんですか?それは、すごいな…」 これは、本当にうかうかしていられなそうだ、と妙な危機感を抱いた。本当に魔剣を持っているだけになってしまう。 もっとも、一番に目を引かれたのはやっぱりたっぷり膨らんだ胸のあたりだったけれど。それからそう、下着のままではよくわからないけれど下半身と。 後は、感情や知性を感じない曇った瞳。 差し出された契約書を受け取る間も、そこは気になった。 (214) 2021/12/11(Sat) 23:23:21 |
【人】 魔剣持ち ヘイズ「…えっと。扱いは、普通の人と同じで構わないものですか? ……はい。これを。確かにサインしました。」 そうして、彼女(?)の前に立ち、目を見つめる。 「君の名前…うん。今は曇ってるけど、緑の綺麗な目。 今日から君の名前は『ベリル』。 …よろしくね、『ベリル』。」 そう告げて、彼女の反応を待った* (216) 2021/12/11(Sat) 23:24:13 |
【人】 魔剣持ち ヘイズ―祭り1日目 裏街 「人形屋」― ベリルについての説明は、簡潔でよく理解できた。 「なるほど。僕がもし死んだらベリルも、って事ですね。 分かりました。今の話、確かに覚えておきます。」 名前を呼ぶと、さっきまで曇って視線の定かでなかった瞳に、確かに光が宿る。丁寧な、はっきりとした返答に目を見開いた。 「う、うん。僕はヘイズレク。ヘイズでいいよ。 今日からは僕が君の御主人様…になるから。 きちんと言うことを聞いて…は大丈夫そうかな。 えっと。もう少し砕けた話し方でも大丈夫だよ?」 (231) 2021/12/11(Sat) 23:57:54 |
【人】 魔剣持ち ヘイズどうもマスターとしての自覚が足りないのは自分のほうかも、と思わないではなかったけれど。 服の事は、少し考える。 「…そうですね。この場で引き取る事になるんでしょうけど。 でも、祭りはまだあるし、宿の部屋に残すのは悪いし。 いや、でもそれはどうとでもなるか… …うん。すみません、ベリルに服を着せてください。」 一度宿に戻るつもりで、そう告げた** (232) 2021/12/11(Sat) 23:59:14 |
【人】 魔剣持ち ヘイズ―祭り1日目 裏街 「人形屋」― 「そっか。…うん、そう言ってくれるのは嬉しい。 でもまあ、今日は僕もずっと宿でいるよ。 君の、ベリルの事もきちんと知りたいし。」 健気な言い分に、逆にやっぱり放っておくのも申し訳ないな、と思い直す。それに、店主の言った事もある。 契約の安定。体液を与えるというのは、そういう事だ。 「着替えたら宿の部屋に行こう。そこでゆっくり話と、契約の安定化をしたい。」 ベリルが着替えるのを待っていた…けれど、装いはなんたか自分の想像を超えていた。 なんていうか、なんかすごかった。 (235) 2021/12/12(Sun) 0:35:53 |
【人】 魔剣持ち ヘイズ「ミニスカートの…これ、貴族の屋敷とかのメイド服? (えっちだ…) うん。じゃあ、行こうか。 店主さんの方も、お世話になりました。」 彼女にそう告げて、ベリルを連れて店を出る。 町中でメイド服は少し珍奇にも感じるけれど、祭りの最中だからさして気にはされず。 酒場の2階、宿泊しているベッドと机、椅子くらいの簡素な部屋にベリルを通す。自分はベッドに、ベリルは椅子に促す。 「えっと。ひとまずそこに腰掛けて。 今日はゆっくり話をしよう。 君の事も知りたいし、僕の事も話さないとね。 でも、それより先に契約の安定化だっけ。 …いいかな?」 彼女はこの種のことの経験を、知識をどこまで知っているのだろう。それすらまだ知らないままに、問いかけた** (236) 2021/12/12(Sun) 0:36:38 |
(a72) 2021/12/12(Sun) 0:38:58 |
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