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ミズガネは、変な酔っ払いは、くしゃみをした。くしゅんっ! (a41) 2021/10/18(Mon) 22:05:47 |
【秘】 巫女 ユピテル → 酔吟 ミズガネ「──数多の堕落を、暴虐を、失望を常に見て来た。 その上でそう言い続けてくれる存在<神>は、 それこそ、不完全な人間にこそ必要じゃないかって」 笑いながら告げて、そうして小声で付け加えます。 『今のは、神の言葉です』と。 続けて、WユピテルWとしての言葉を語り出しました。 「ええ。難しいでしょうね。人は弱い生命だから。 持てないし、歩けないし、得られない。そんな子もいる。 その事実を、父であり母である大地にさえ肯定されれば。 ……本当に、立ち上がれなくなってしまう。理解している」 巫女でありながら、ミズガネの否定をユピテルは肯定しました。 全てが幸せなんて不可能だと、誰よりも思っているかの様に。 「……。わかっているのに、 本当はもう、人に神の言葉を伝えるのが嫌なの」 寂しそうな顔をする理由を、視線を落としながら語り始めます。 (-211) 2021/10/18(Mon) 22:50:18 |
【秘】 巫女 ユピテル → 酔吟 ミズガネ「神は、全てを赦しています。 立ち上がれずそう在れない子達の存在すら、今も愛しています。 その上でいつか、その日が来る事を願っています。でも、」 「私達は、神の子だとして。それを当然の様に享受している。 けれど、そこまでされる存在?本当にそんな価値はある? ──私は、そんなに想ってくれている神が、日々傷付く方が、」 W既に、間違っているのではないかWと。 巫女は、迷ってはいけません。 神も、それでいいと言っているのです。 「ただW私Wが悲しいと、このままでいいのかと、 独り、迷い続けているのです。……私は、W巫女Wなのに」 そこまで言い終えてから、一度目を閉じで呼吸をして。 ミズガネの青みがかった緑の目を見つめ返します。 W続けて、あなたの事を教えて欲しいWその目で促す様に。 (-212) 2021/10/18(Mon) 22:52:07 |
【神】 酔吟 ミズガネ>>【ハロウィン】 >>G48 キンウ 「え、酒飲める?そうか、それはいい!酒はいいぞ、なんたって悪いことがいくらあっても吹き飛ばせるし楽しくなれる命の水だからな!」 神聖な捧げ物をいただいていた少女にも対し、こちらは神聖さの「し」の字もない自堕落なただの酒飲みである。そんな事は関係ないとばかりに貴方が飲めると聞けば更に機嫌を良くしたけれど。 「そうそう、麩を知ってるならー……ああ、団子は分かるか?あれと似たようなものだ。餡子をかけたり醤油をかけたり、更に炙ってみたり……団子と同じでこれも食べ方が沢山ある。 ふふん、お前目の付け所がいいじゃないか。酒も飲めるみたいだからお勧め作ってやる、今の僕は気分がいいから!」 返された小袋を受け取り、興味があるようなら貴方をつれて卓上コンロまで向かうだろう。ついて来なくても手早く調理して戻ってくる。 甘口の日本酒を温め、マグに入れたマシュマロに注いでいく。スプーンでかき混ぜて程よくとろとろに溶かしてから「出来たぞ」と貴方に差し出した。 (G57) 2021/10/19(Tue) 3:03:49 |
【神】 酔吟 ミズガネ>>【ハロウィン】 >>G49 ユピテル 「ああ、聞いてた?」 聞かれても動じず悪びれない。 「そうだな、それじゃあその華やかな見た目でパーティーを彩ってくれるお前に敬意を込めてお菓子を……。 …………あー、この一種類しかないんだよな。W多くWは無理かも知れないな、困ったなあ魔女様?」 コートのポケットを探り、マシュマロ入りの袋を見せる。男はそれしか用意していなかった。 ただ、それでも男は申し訳ないとは思っておらず。トリートで用意できない、それ以上の要求分はトリックで清算しようという魂胆のようだ。きっと可愛いイタズラだろうという賭けに密かに出ている。 (G59) 2021/10/19(Tue) 3:22:36 |
【鳴】 酔吟 ミズガネ「ゲイザー、一つ言うのを忘れていた。 お前まだあのインチキ詐欺師探偵と何か依頼めいた話をしていないだろうな?」 またも唐突な連絡。貴方は聞くだけでも構わない。それくらいの雑な連絡だった。 「あいつに相談事するにしても、何か取引持ちかけられたら警戒しろ。というか話は聞いても取引はするな。無闇矢鱈にホイホイ契約してはいけない。これはまあ外の世界でもそうだが。 ……いいな?俺からは以上だ」 (=9) 2021/10/19(Tue) 3:29:54 |
【秘】 酔吟 ミズガネ → 巫女 ユピテル「……」 閉口したままだった。 神の言葉も、巫女の心情も、そして人の立場も。全てに共感する事はできなくても、理解は少しくらいなら出来る。 全てを愛する神と個を想う巫女。 神のエゴと人のエゴ。 「お前はもう少し、自分の為に生きてもいいと思うがな。他者のために心を砕きすぎているんじゃないか……」 消え入るような声で独り言をこぼす。巫女であるが故の苦悩を持つ女に、男は声を掛けることができなかった。 自分もまた、神の赦しの元怠惰と堕落を貪り続けている人に過ぎないのだから。 「……聞かせてくれた事、感謝する。 約束通り次は俺の話だが……お前とは違って、どこにでもありふれた、歌にもならない凡人の話だよ」 (-266) 2021/10/19(Tue) 10:52:00 |
【秘】 酔吟 ミズガネ → 巫女 ユピテル「どこから話したものか。俺が吟遊詩人になったところから始めるか。 娯楽の少ないのどかな町に、昔吟遊詩人がやって来たんだ。それに憧れた。語る話、弾く曲、周りの賑やかな空気、何もかもが夢のようで魔法使いにも見える詩人がかっこよかったんだ。 俺は家督を継ぐ必要が無かったから吟遊詩人になる為に町を出て旅を始めた。 でも俺はあらゆるものが足りなかった。才能も、努力も、根気も、閃きも。何もかも。 一向に腕前は上がらず、小さな酒場一つも賑やかすことが出来やしない。その日食う分を稼ぐことすらままならない、誰にも見向きされない詩人もどきでしかなかった。 俺の分の才能は、きっと一つ下の弟に行ってしまったんだろうな。俺と同じように憧れを抱いて家を飛び出した弟は、瞬く間に他国でも称賛されるほどの詩人になっていた。 弟の噂を聞いて、更に自堕落に生きるようになったさ。金を借りて、女の元に転がり込んで、酒で喉を潰して、そんな毎日。 そんなある日うろついていたら、この洋館に来ていたと言うわけさ。 ここまで説明したら、俺がこの館にいたがる気持ちも分かるだろう?」 ▽ (-267) 2021/10/19(Tue) 10:53:35 |
【秘】 酔吟 ミズガネ → 巫女 ユピテル「早い話が駄目人間。話題のネタにもならない面白みのない凡人。怠惰を貪り自堕落に生きる……ああ、そうだ。 飽くなき創造心も愛もない。 高みに至ることさえしない。 幸福に手を伸ばす事もない。 ユピテル。お前の目の前にいる俺は、どこにでもいるみっともない大人で、神の愛を受ける資格など持ち合わせていない価値無き人間だよ。 だから……俺は迷い傷つくお前に掛けられる言葉だって持っていないんだ。俺もまた神の想いを無碍にしながら生きる者の一人だから」 そこまで言い切って、逃げるようにワインのボトルへ手を伸ばした。グラスに注いで、自棄になったようにアルコールを飲み干していく。 (-268) 2021/10/19(Tue) 10:55:09 |
【人】 酔吟 ミズガネ「……気持ち悪い……ゔ……」 ハロウィンパーティから戻った後、自室で少し休んだ吟遊詩人が広間に現れた。飲み過ぎによるグロッキーだ。 いつも通りの神経質そうな様子に不機嫌さと具合の悪さが加えられいつにも増して空気が重い。どことなく湿度が高い。 当の本人は空気感などお構いなしなので、下女を捕まえて白湯と迎え酒を要求して広間の隅に居座っていた。 (15) 2021/10/19(Tue) 12:04:18 |
【秘】 巫女 ユピテル → 酔吟 ミズガネ「あら、私はありふれていない歌をねだってないわ。 さっき言ったように、どんな内容でも私は、 吟遊詩人のミズガネの話が聞きたかったの」 「……………?」 そう伝え終えた際、己の言葉に不思議な違和感を覚えたのか。 暫く固まって、深く何かを思案していました。 けれど一度首を振ってそれを掻き消してから、続けます。 「……ねぇミズガネ。あなたは今、 私の神の教えの全てを持ってないと否定したけれど、 持っていると思う。創造心も、高みも。 あなたが吟遊詩人になりたいと思った時に」 怒らないでね。そう眉尻を下げて笑うも、 そうされてもおかしくないとは思っています。 その意図はなくとも、『彼の思う己』の 否定と捉えられるかもしれませんから。 でも、ユピテルの神の価値観ではそうなのです。 → (-280) 2021/10/19(Tue) 15:10:38 |
【秘】 巫女 ユピテル → 酔吟 ミズガネ「一つ誤解があるようだから解いておくと、 最初から最後まで持ち続けられる人なんて、 本当の一握りで、それこそ神よ。 その気持ちを持てたか否か、だから。資格は十分持ってる」 本当に、ミズガネがダメ人間かはさておき、 多種多様なあり方の一つだと、特別不満を抱いていない。 これは教えからではなく本心からの言葉に聞こえます。 ……裏を返せば。 ユピテルの故郷には、それ以上の存在が多くいた。 それをみてきたからあの言葉が出たと察せるかもしれません。 「なにより、」 「愛がない人は、私相手に、 『自分の為に生きてもいいと思う』なんて、出てこないよ」 本当に小さく呟かれていた独り言でしたが、目の前です。 何よりミズガネを見ていましたから、確かにそれは聞こえ、 それができないとしても、掛けられて嬉しい言葉でした。 「みっともない大人を自称する、他でもないミズガネ。 あなたが一番、本当はそれを気にしているように聞こえた」 (-284) 2021/10/19(Tue) 15:16:02 |
【神】 酔吟 ミズガネ>>【ハロウィン】 >>G64 キンウ 「もしかしたら近いのかもな。だってお前が普段着ているものってあれ着物だろう?僕の生まれの町でもよく見たさ。洋装が増えていたけどな。 ただ、キンウの話か……どうだったかな……んあぁ……ふわふわする……」 貴方の存在が広く知られるものであったなら、この吟遊詩人はきっと名を聞いていたことだろう。ただ、今はすっかり酔っ払っていて頭が働いておらず、はっきりしない答えしか返ってこないけれど。 「ふふん、そうだろう?ただ飲みやすく食べやすいからって加減せずに口に運ぶとあっと言う間に酔っ払うからな、気をつけろよ。 ……いや僕は厨人じゃない!吟遊詩人だ!美味い酒をより美味く味わう為に色々試したり話を聞いたりしていたんだよ」 花のかんばせが美しく咲くのを見て男は気をよくしたのか、口元を緩ませて自慢げに鼻を鳴らした。 (G68) 2021/10/19(Tue) 16:03:02 |
【鳴】 酔吟 ミズガネ「それならいい。あいつ、報酬のせびり方が悪質だし変なもの取り立ててくるからな」 口ぶりからこちらの吟遊詩人はほいほい契約してしまったことが分かるかもしれない。 「本当か〜?お前押しに弱そうだから心配だな。気弱なところに付け込まれて詐欺に引っかかりそうだ。 ……それに、よくない噂の為に『なんでも言うこと聞く』なんて口にする奴だしな」 「あんまり自分を安く売るのもどうかと思うぞ。もっと大切にしろ」 なんでも言うこと聞くような流れを作るよう脅迫したのはこの男なのだが、棚に上げてしれっとそんな事を言うのだった。 (=11) 2021/10/19(Tue) 16:12:42 |
【秘】 酔吟 ミズガネ → 巫女 ユピテル巫女が己の違和感をかき消すように首を振る様子を見ていたが、ぼんやりとしているようで特に訝しむことはしなかった。 丁寧に重ねられる言葉を受け取るたびに、胸が締め上げられる。逃げるように、居た堪れないように濡羽色の髪がさらりと揺れて、視線がもがくようにあちらこちらを彷徨った。 「資格があっても。俺はもう、折れてしまった」 独り言が拾われた事を知ると、口から飛び出す言葉は更に勢いが弱まってしまう。 「……。どうだか。でも、俺に愛があるにせよないにせよ……お前くらいは、神に愛されていていいと思うけどな。神の声を聞いて、神を真摯に想っているお前は。 …………それが出来ないから、全てを等しく愛してしまうから、神なんだろうけど」 共感は出来ないが、少しは理解ができる。 だから、自分のぽつりと湧いて出たこのエゴが無理な話だというのも知っている。知っていながら、話さずにはいられなかった。 ▽ (-292) 2021/10/19(Tue) 16:46:21 |
【秘】 酔吟 ミズガネ → 巫女 ユピテル「…………そうだよ」 瞼の裏側に緑色が隠れる。後ろめたいように、逃げるように。 「俺が一番気にしていて、俺が一番俺を許せない。もう折れて転んで、立ち上がらずに歩くことも諦めて。それでも一人前の罪悪感だけは生まれてくる。 ……俺が俺のことを誰よりも嫌ってる」 館に残り、幸せな夢を見続ける事に罪悪感を抱いているように見えた貴方の目は正しかった。 隠していた本音を吐き出して、逃げるように己のグラスを持ち上げる。ルビーは飲み終わっていた。顔を顰める己の顔が空のグラスに映っているのを見てしまって、力なくため息をついてもう一度ボトルへと手を伸ばす。 (-293) 2021/10/19(Tue) 16:46:49 |
【独】 酔吟 ミズガネユピテル、話を聞くのが上手いし言葉の掛け方が上手く、何もかもが上手い(これは上手くない感想) 自分にないものはロールプレイ出来るはずがないので、そういう人に寄り添うのが出来る人がロールプレイしていると思うんですけど……いやそれにしてもユピテルのロール上手すぎませんか??? ミズガネが最も気にしてる部分見抜いてくる……すごおい…… 私人の話を聞けるようなふりしてその実アドバイスとか何もできないカスなので……めちゃくちゃに尊敬する…… (-295) 2021/10/19(Tue) 16:49:20 |
【鳴】 酔吟 ミズガネ「煩い馬鹿! あーそうだよ契約しちゃったんだよ俺が! クソッ……今思い出しても腹が立つなあいつ……。 別に礼を言われることなんてしていない。お前何かとんでもないことやらかすんじゃないかってハラハラするだけだ。 何かしでかしてお喋り好きの下女達が有る事無い事言うのを止めるの、大変なんだからな」 「ああ、待ってる。来る時転ぶなよ」 ぶっきらぼうに、けれど気を悪くしていないのが分かる程度には穏やかに返して貴方との連絡を終えるだろう。 (=13) 2021/10/19(Tue) 16:55:53 |
【秘】 パイ焼き ゲイザー → 酔吟 ミズガネノックの音。 「こんにちはっ、あたしです。……ゲイザーです!」 扉が開かれれば、地味な色合いの上掛けを 緩く羽織ったゲイザーが立っている。 手にする盆には約束通りのホットワイン、 ドライフルーツ入りのパイ。その他、カトラリー。 (-299) 2021/10/19(Tue) 17:54:57 |
【独】 酔吟 ミズガネ私が仕事してる間にリアチャ盛り上がってたみたいですけど ユピぱふリアルタイムでリアチャ感想してるの私じゃねーーーーんだわ!!!冤罪ですが!?!? (-310) 2021/10/19(Tue) 20:00:16 |
【秘】 酔吟 ミズガネ → パイ焼き ゲイザー「ああ、ゲイザーか。待ってた。入ってくれ」 男は貴方を快く出迎える。 見覚えのない上掛けをしていても、少し首を傾げるだけに留まった。 「その上掛けどうしたんだ?まさかお前も寒いのか?」 自分もまた寒さに襲われている身なので、素直に心配の色を顔に滲ませている。 (-312) 2021/10/19(Tue) 20:06:49 |
【秘】 パイ焼き ゲイザー → 酔吟 ミズガネ扉が開かれれば、女は小さく会釈して、 前回と同じ定位置──ソファの端のほうに腰掛けた。 「あ……、これですか? はいっ、今晩はちょっと冷えるみたいなので。 多分、そうだと思います」 自分で行った割には曖昧な言い回しだったが、 些細な過去の仕草など、忘れても違和ではないだろう。 『あっ……、自分のぶんの飲み物忘れちゃいました。 でも、全然喉とか乾いていないのでっ! どうかお気遣いなくっ』 未成年なので、ホットワインをあなたにだけ注ぐ。 何も変わりはない。普段通り。少しだけゲイザーがドジなだけ。 「あの……、ほんとうに噂、訂正していてくれてたんですね。 ありがとうございます。えへへっ、風来坊みたいなくせに、 そういうところは真面目ですよねっ」 (-321) 2021/10/19(Tue) 20:40:42 |
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