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【秘】 経理課 望月 ロビン → 経理課 富武 瑛敷いたクッションがずれるくらいに体が揺さぶられる。大の男の体重と力では当然だ。 触れ合った肌が弾むくらいに体を合わせて、呼吸や相手の身じろぎに追従するように抜き差しする。 締め付ける内臓に何度も擦り付けていれば攻め手であってもずっと余裕でいられるわけではない。 大きく息を吐いて、喉を鳴らして。次第に呼吸だけで己を落ち着かせるのは難しくなってくる。 あなたの体が震えて昇り詰めて、絶頂を迎えるのを見届けてからゆっくりと陰茎を引き抜いた。 まだ張り詰めたままの性器を、ひくつく肛門に擦り付けるように扱いてようやく息を詰まらせ、 臍の下に渦巻く欲求を吐き出す。どろりと、白く濁った精液がまだ収縮しきっていないだろう穴を汚す。 てらてらと体液やローションで生々しく濡れた性器から手を離し、僅かに呻きの混じった息を吐いて。 サコッシュからウェットティッシュを取り出すと、手先や性器を拭って清め始めた。 「……どうだろう、気分は落ち着いた? それとも、まだ足りない?」 相手の着衣や体に気を遣ってやる前に、まず今の状態について聞こう。 一時の慰みのつもりではあっても相手の気分が落ち着いてくれなければ仕様がない。 子供を寝かしでもするみたいに、穏やかに声をかける。 (-94) 2022/10/03(Mon) 19:34:03 |
【秘】 人事課 緑郷 溢 → 経理課 望月 ロビン「あら、良い事聞いちゃいました。 なら一度くらいは挑戦してみるのも良いかもしれませんね? いつかは。なあんて」 結局のところ、趣味嗜好というのは付加価値だ。 それが満たされようと、満たされなかろうと。 そもそもの話、何某かの触れ合いそのものを好んでいるのだから だから何方でも構わないし、何れかを求められればそれに沿う。 恐らくはきっと、幾らか同じようなところがあるのだろう。 「フフフ……お上手ですね? そんなに褒めちぎられてしまっては、 ちょっとした悪戯心も引っ込んでしまいそうです」 なんて、これもまた冗談。 ほんの少し悪戯心を出したって咎められやしないのだろうけど。 こちらも丸めた背に腕を回して、身体を寄せて。 楽しげに潜めた声は、二人だけの内緒事。 緑郷 溢は、誰かと触れ合う事が好きだ。 物理的なものも、精神的なものも、どちらも同じだけ。 その二つのコミュニケーションの延長戦上にあるような、 気易いじゃれ合いに近いこの触れ合いだって、もちろん。 (-97) 2022/10/03(Mon) 19:52:34 |
【秘】 経理課 望月 ロビン → 開発部 忌部 永信耳元に寄せた唇は、問うた声が終わるとともに熱い息を吐いて、耳朶を柔く食んで。 代わりに己の聴覚へかえる回答に、溜息めいた声がこぼれ、さらさらの唾液が糸を引く。 頬に触れるだけの口づけをするのは、あなたの言葉と態度に愛らしさを覚えたから。 急には動かない。丁寧に、慎重に。あなたの手付きや行動を阻害しないよう、感じ取って。 「……かわいいひとだな、キミは。 そんなふうに告白されて嬉しくないはずがないだろ。もっと情けなくなってくれたっていい。 姿勢は、どんなふうだった? 前から、それとも、後ろから?」 口にするつもりのなかったのだろう言葉が、どれだけ己の欲情をそそることだろう。 下着の内側から姿を表した性器の、皮と幹の間に人差し指を添えてゆるゆると刺激する。 鈴口から外側に向けて指で線を引いて、けれどきちんと手で扱いてやったりはしてくれない。 代わりに足の付根に落ちた掌は、恥骨の形を浮かび上がらせるように撫でて、ゆっくりと腰に回る。 一度は発散して使い古した妄想を再度呼び起こして、それを再現させようとする。 頭の中に思い描くほどの望みであるなら、叶えてやりたいと思うのが普通じゃないか? 「余裕があったらで、いいんだけど。 僕のことも脱がせて。触れられたいんだ、キミに。 タイミングだとか順番だとかはなんでもいいよ。したいように、して」 乗り出した上体は、肩で肩を押すように近付いて。相手の腿の外側に片膝を置く。 脱がして欲しい、というのだから相手の腕の稼働が悪くならないようにはしないといけない。 けれどもこれだけ近くにあなたの匂いが、肌の温度があって耐えられるわけがない。もどかしい。 僅かな時間さえ離れているのが惜しいように、首筋に埋めた面は顎の下に口づけた。 舌を這わせ、吸い付いて痕をつける。浮いた筋や骨に歯を立てれば、浅い傷がつくだろう。 浴衣の袂から見えそうかどうかなんてのは、今は配慮さえ出来やしない。 ただ、目の前にある肌を苦しめない程度に口先で味わいたいだけだ。 獣みたいに上がった息が、シャツと皮膚の間で溜まってほんの少しだけ湿気を増す。 (-103) 2022/10/03(Mon) 20:34:40 |
【秘】 開発部 忌部 永信 → 経理課 望月 ロビン自分はどちらかというと性急で、堪え性がなくて、いつだって何事にもがっつきがちだ。 キミの唇も、指先も、何処までも焦らすような仕草で、些細な変化を受けるたび、指の腹が滾ったものの繊細な箇所を撫でてくる。 ふ、と息を漏らし、眉に深い皺を寄せて、下唇を噛んだ。 ひく、とやけに素直に性器が揺れて、鈴口から滲む先走りの量が増え。 「ッ ……あんま、いじめんな、よお。 触るなら、ちゃんと扱いてくれ、ッ 、……っ。 ッ 、まだ言わせるのかよお、ロビンちゃん性格悪いなあ、もう……っ」 軽く捻くれ口を叩くくらいなら許されるだろうか。 近づいて、キミの香りに包まれて、こっちは興奮しっぱなしだというのに。じんわりと汗が滲む。アルコールだって入っているのだからいつもより体温はきっと高い。 勝手にこぼれる吐息の中で、呻き声に混じらせ。 「後ろからさあ、ッ 四つん這いに、っ、されて尻穴壊れるんじゃないかってぐらい、ガンガンに突きまくられてさあ……っ。 ロビンちゃんのちんこ、ぱんぱんに膨れて、オレん中でいっぱいになってよお……っ。 ……っ、一度も抜かないまま、一晩、中ぅ、…っ、…」 勿論、性癖の問題がある。 自慰に耽る時には欠かせないくらいにはもうどっぷり自己開発に嵌って、それ自体に躊躇なんてもう無い。 それでも、その対象がキミであり、その妄想で如何に都合良く使っているかを語るには、罪悪感がどうしても頭をよぎるから、とうとう最後には声を詰まらせた。 丁度、キミが噛み付く先、喉がひくりと動き。 「っ、したい、ようにしていいなら、それなら……」 迷うことはない。 直球に手を伸ばすのはキミの下腹部、履き物の留め具やジッパーを外して、パンツごとずり下ろそうと。余裕がまるでない。一刻も早くキミのが見たい。触りたい。 (-108) 2022/10/03(Mon) 22:14:59 |
【秘】 経理課 富武 瑛 → 経理課 望月 ロビン「―――――ッッ!」 何度も腰がぶつかって、無意識にその精を搾り取らんばかりにきゅうきゅうに締め上げる。 いつも余裕たっぷりにしかみえない上司の、少し余裕のない表情が視界を掠めて、ふ、と目を細めると全身が弛緩てゆっくりと崩れ落ちた。 「は、……はっ」 肩で息をして、ゆっくりと呼吸を整えようとしたら、腹の上に自分のとは違う白濁が落とされて、混ざる。 本当は中にほしかったけど、という言葉を飲み込んでこくりと頷いて。 「……ぁ、だ、大丈夫、です。自分で……ふき、ますから」 上司に身体を清めるまでやってもらうというのは如何な事か、と。 困った顔をして、自分で、自分でというが、きっとさっさと拭き取られてしまっただろう。 それにしても。 最中のこれきりではないという言葉の意味は、一体何なのだろう。 たった一度の慰めだとばかり思っていただけに、そこだけがよくわからなかった。 (-109) 2022/10/04(Tue) 1:35:27 |
【秘】 経理課 望月 ロビン → 開発部 忌部 永信抗議されている声をよそに、頷きながらあなたの声に耳を傾ける。 聞きようによれば可笑しく思えそうな妄想を聞かされて、けれどそれが相手の望む姿なら。 聞かされた側だって、それを想像しないわけではない。吐いた息に、震えた声が混じる。 既に斑な模様の描かれた首筋にいっそう強く吸い付いて、黒ずんだ点を刻みつけた。 下からいくんだ、というのはさすがに虚を突かれたらしく、物申したそうに唇を引く。 けれどもその性急さに愛らしさを感じるくらいには今は夢中になってしまっているのだ。 焦らすように腰の横を抱えていた指に力が入り、薄い身体に食い込む。 今すぐにだってひっくり返してしまいたいのを耐えながらに、臀部を大きな掌が抱え持つ。 さんざ撫で回してから、足回りにまとわりついた着衣をちゃんと膝まで下ろしてやる。 あとは自分で足を振るってどうとでも振り落とせるはずだ。 「そんなに、欲しいんだ。焦らなくていいよ、取り上げたりしないから。 ……わかる? 僕だって、信に触れられる前から、もうこんなになってる」 元より体型にフィットして窮屈そうな下着は、脱がすにはちょっと物理的な抵抗もあるだろう。 黒い布地の中に収納されていた性器が、薄い布の中からはずみをつけて現れる。 張り詰めて上を向いたペニスは、自重で揺れながら目の前のあなたに向かって振れる。 規格外というほどではないまでも、何度も風呂場で見たときのそれよりかはずっとグロテスクだ。 腹筋に力が籠もる度に大げさに揺れる血管の浮いた肉棒は、ちょっと穏当でさえないくらい。 そう遠くないところにあるだろう相手の性器と隣り合って、違いがよく見える。 → (-113) 2022/10/04(Tue) 6:43:48 |
【秘】 経理課 望月 ロビン → 開発部 忌部 永信下衣を全て脱がして、シャツだけ残っている腕を一度万歳でもさせるみたいに上げさせる。 その際にシーツの上に押し倒すように力を掛けて、ベッドの上に痩せた身体を横たえる。 あまりやたらに皺にならないように肘まで少しずつ腕を抜いて、背側を引いて。 顕になった脇を見下ろして、赤い舌を潜り込ませた。唾液の滴る肉が皮膚をぞりぞりと舐める。 下がそうなのだからこちらもすっかり整えて、なんてことはないだろうに、構うことはない。 その間にもシャツをすっかり引いたなら、上半身も無防備にさせてしまう。 先んじて丸裸にしてしまった身体はちょっとずつ位置を変えて、シーツの中心に移動する。 「……存外いい眺めだな。すごく唆る。さして変わらない、見慣れた身体なのに。 これから抱き潰してさんざんにファックするんだって考えるとたまらなく愛らしく思えるよ」 顔を上げて。白いシーツの中に横たわる相手を見て、小さく感嘆の声をあげた。 部屋に帰ってきた後に、間仕切りの向こうに気を使って明かりは弱めただろうけど、 光がもれない程度にベッドサイドの明かりはあるだろうし、カーテンを透かす月光はあるはずだ。 弱い光を受けた身体は、言いようもなく扇情的に見える。 覆いかぶさって下肢の上に座り込むようにしたなら、腹の上で己の性器が揺れているのだろうから、 余計にこの先を想像させられてしまって胸が苦しい。やっとのことで息をしたような気分だ。 (-114) 2022/10/04(Tue) 6:44:08 |
【秘】 経理課 望月 ロビン → 経理課 富武 瑛「そう? 無理しなくていいよ。身体も辛いところあるだろうし」 こちらでやってしまって問題ないのならあちこちの体液は拭き取ってしまうだろうし、 されるがままにしているのが情けない気持ちになるようだったら相手に任せるだろう。 こういうことも後戯のうちだ。なるべく、相手に気分のいいようにはしてやりたい。 どうしても行きよりかは少し形の崩れた浴衣を着直して、相手の横に座る。 手は頭にぽんと添えて、髪でも撫でてやるみたいに。目元は少し陰になるだろう。 早々に行動させようとはしないし、相手に多くを求めたりやしない。 身体が冷えてくるようであれば、傍に設置されてあるだろうブランケットを被せる。 「……どうせしばらく誰も来やしないだろう。 落ち着くまで休んでいたならいいよ。キミも色々、考えることはあるだろう」 少しの戯れではありこそすれ、思い詰めるような気持ちを払拭できたなら、いい。 ひどく回り道にはなりはしたものの、彼を突き放すつもりであったわけではないのは事実だ。 子供を寝かすような穏やかな態度のまま、相手の気が済むまでは傍にいるだろう。 もう少しだけ、キミが巣立っていくまでは、ちゃんと。 (-115) 2022/10/04(Tue) 7:32:50 |
【秘】 開発部 忌部 永信 → 経理課 望月 ロビン夕方の湯浴みでは髭なんて剃ってはいない。 日々石鹸をシェーバーがわりに使う顎から喉は特に皮膚が荒れる箇所に、剃刀負けに混じってキミの与えた痕が増えていく。キミのものだといういう証。 脱がしてと強請られ、真っ先に伸ばす箇所が下肢であるぐらいには盛った犬のような有様で、尚も皮膚の上を大きな手が這うのだ、もどかしくて抱えられる腰を揺らす。何かにこの滾った肉棒を擦り付けたい、扱きたい。 「欲しいに決まってんだろお。 ズリネタにする、ぐらい、だぞお。 ……ッ 、ぁーーー…… はは、やっぱでけえやあ。これ入れんのかあ……」 性急に求めた結果、下着と衣服を一気にズラすようにして剥いでも、精々腿までといったところ。 多少の苦労、引っかかり等があったとしてもそこでもう怯む様子は見せれない。散々解釈違いを起こして拗らせていた男も、一皮剥けばこんなものだ。 目下のキミの性器は、別に初めて見たわけではないのに、今は生唾を飲むくらいには視線が奪われる。比較対象が半端な皮被りの自分のだ。剥いてしまえば多少はマシだろうが色も太さも長さも何もかもが違う。 より一層、感じたい。触れたい衝動は迷わず手のひらでキミの逸物を包むよう掴もうとするけれど。 1/2 (-117) 2022/10/04(Tue) 11:48:58 |
【秘】 開発部 忌部 永信 → 経理課 望月 ロビン片手でキミのシャツに手をかけるから、ボタンを外すのもちっとも上手くいきはしない。 もどかしげに苛立つ声が漏れた。 ただ、キミの動きを阻害したくはないから、己の衣服に手をかけるようであれば止めるから、キミの衣服は随分中途半端な形になってしまったかも。 髭ですらあの有り様であるこの身が手入れされているはずもない。体毛だって放置されたままであるから、流石に上げた腕の付け根に潜り込めば、うぁ、などと声を上げてキミの頭を押さえに。止めにかかったが、それでも舌が体を這うものだから、手入れをしていない箇所を嬲らせる、その罪悪感と背徳感で、ひどく情けない顔を見せるだろう。 風呂を浴びたとはいえ、もう汗ばんだ身を、一層溜まりやすい其処をキミのような存在に味合われるのだからたまったものじゃない。 「…いや、そこはッ 、さすがに、やめ、とけよお。 見てて楽しい体じゃないだろうに、ロビンちゃんっ。 …………ッ、これから尻、っ、慣らすよなあ。その間ちょっとだけでいいからロビンちゃんのちんこしゃぶらせてくれよお。 ダメだこれ、ッ、くそ、ああ、どこでもいいからオレんなか突っ込みたくてさあ、頼むからさあ?」 一度は触れたにしても止められたにしても、ベッドの上に転がされて上に乗られる頃にはもうその手にキミのモノは触れられちゃいないだろう。 腹の上で揺れる。そこまで、入るのだと予感させてきて、もうどうしようもなくなってしまった。 泣き言を言うかのような声で強請る。 月明かりの下なんてロマンチックな状況で口にするにはあまりに直接的な言い草。 2/2 (-118) 2022/10/04(Tue) 11:49:25 |
【秘】 経理課 望月 ロビン → 開発部 忌部 永信随分と余裕をなくしているくせに、矜持ばかりは立派に持って、相手が動けば待つ姿勢は取る。 もどかしげに外されたボタンがやっとのことで外されるのを待ち、両腕が解放されるのを待ったろう。 その間に己に触れる指があったなら、いかにも獣みたいな呼吸をして己を抑えもしたが。 背中の表皮がぞわりと泡立って肩先まで温度をあげる様子は、いっそ威圧めいている。 「楽しいかはわからないけど、喚起されるものは色々、ある。 キミの肌の匂いから骨の起伏まで何から何までほしいんだ、それじゃ理由にならない?」 骨や筋の間に皮膚の張った関節の裏を舐めている時間はそう長くはありはしなかったろうが、 けれどもちょっとばかり制止を受けたくらいで止めたりもしない。やりたくてやっているのだ。 心臓から離れた毛細血管の伸びた指先から、こうした体温や人の匂いの濃いところまで、全部。 肩の下からあげた顔、目つきは何も恥じらう姿だけを愛でているものじゃなく、真剣だ。 テーブルの向かいを超えてあなたの手を取ったときからずっと捕食は続いているのだ。 ……そうは言われたって、やられる側はたまったものじゃなく恥ずかしいのだろうけども。 「……ん」 懇願する声を聞いて、考える。短い間ではあったものの頭の中に思考を巡らせ。 なにかを天秤に掛けて、小さく頷いた。 「いいよ。……あっち向いて、僕の上に乗って」 一度、覆いかぶさっていた身体を引いて足側に座り込む。 それからあなたの手を取って体勢を入れ替え、自分がシーツの上に寝転んだ。 手先を中心にあなたの身体の位置をあれこれ操って、自分の頭を跨がせ四つん這いにさせた。 つまるところシックスナインの体勢まで持っていって、望みは叶えさせるつもり。 代わりに何をするかは想像の通りだ。肉付きの薄い腿を、両手でしっかりと掴む。 (-120) 2022/10/04(Tue) 20:19:03 |
【秘】 経理課 富武 瑛 → 経理課 望月 ロビン「ありがとう、ございます……」 気にかけてもらえるのは嫌ではなく、なすがままに身体を清めてもらって。 少しだけ恥ずかしそうに頭を撫でられながら、ブランケットに包まった。 大人と子供のような対応に全く思うところが無いとは言わないが、それでも、やっぱり安心したような気持ちになった。 今朝まで仕事を辞めようとか、引きこもって過ごそうとか考えていたのが嘘みたいな変化だ。 「は、……い。 じゃあ、もう少しだけ……このままで」 あなたの浴衣をの裾をおそるおそる掴んで、離さない。 優しくしてくれたから、全く動けないなんてことはないけれど直ぐに動きたいと思うほどの元気はなく気怠げだ。 抱かれた後特有の色気のようなものを出しながら、ブランケットの中で静かに目を閉じた。 そんな穏やかな時間の中で、思う事は。 自分のような特殊な性癖を持つ人間が、普通の人と一緒に仕事ができるのかということ。 どの部署にも適さないならいっそ、人と関わらぬ倉庫業務とか? などと考えもしたがそれでは引きこもりと大差ないし、今まで身につけてきた力を震えないのは嫌だと思うのだ。 それにやっぱり、まだこの課長のもとで働きたい。 錯覚だろうとなんだろうと、慕っている気持ち自体は本物だ。 どうすべきなのかなんてわからないけれど、経理課からは離れたくない。 そんな風に思考をしめくくって、申し訳無さそうにあなたを見上げた。 (-121) 2022/10/04(Tue) 20:43:53 |
【秘】 開発部 忌部 永信 → 経理課 望月 ロビン手におさめて、単純に上下するだけの単調な動きを繰り返すだけなのに、キミの息が僅かでも乱れたならばそれだけで頬が緩んでしまう。 このまま手の内で果ててくれればそれだけでだってきっと嬉しくはあるのだろう。浅ましく渦巻く肉欲がそれを許しちゃくれないが。 手の内に残るのは熱だけで。 今はキミに転がされてしまっているわけだけども。舌が好き勝手に窪みをなぶってようやく解放されれば慌てて腕を下ろした。流石にもうやらせないぞという意思表示ではあるけれど、キミの言葉一つで全てを許してしまいそうになるんだから、まったくたちが悪い事だ。お互いに。 「ロビンちゃん、全身舐め回し、そうな勢いだねえ。いや、流石に止めとけよお」 苦笑い混じりに。 今のキミならもしかしたらその冗談まがいの事を本気にやりそうだななんて一瞬過ぎったものだから。 妙な理想像から離れたものの、まだキミという存在はさぐる最中だ。 このまま寝転びの姿勢で跨ってくれても構わなかったのに、わざわざ体位を変えてくれるから、潰れるとでもおもっているのかねえ、などと零す苦笑い。 でもそこに生まれる遠慮でまごついていられる程の時間すら惜しいから、身を起こして、頭の位置をキミとはあべこべにして。 丁度君の股間の位置に顔を置いたとしても、背丈の差からキミに見上げる位置にあるのはきっと跨る足や臀部の筈。 重力に従う気のない男根が、キミの胸板の上あたりで、ひくりと揺れる。 「……ッ 、ぁ、……あ。いいなあロビンちゃんのチンコ。でっかくて、グロくて、どちゃくそエロいなあ。 想像してたよりずっといいよお」 頬擦りでもせんばかりに近くに顔を寄せて、実際に頬においては髭がかかるだろうから、鼻筋に合わせるようにして擦り寄って。 すん、と匂いを嗅ぐ辺り、つい先ほどキミの行動を咎めた男の行動とは思えないが。 匂いを嗅ぐだけで足りるわけない。 顎をいっぱいに開けて、迷いなく己の咥内へと先端を押し込み。口いっぱいに頬張って、キミを文字通り味わおうと。 (-124) 2022/10/04(Tue) 22:04:11 |
【秘】 経理課 望月 ロビン → 開発部 忌部 永信「叶うならそれくらいしたい」 単純に無遠慮に舌を這わせただけじゃ、さした快楽も幸福感もないだろうからしないけれど。 いずれは本当に、キスをしたことのない場所はなくなるんじゃないかってくらいの気構えだ。 実際、肩や首周りに自分が座ったら潰れて息の出来なくなってしまいそうな身体を見上げて、 まだ触れられていなかった下肢へと、しばらくは手を這わせる。 当然目に見える範囲だって気を使った女性の肌のようには綺麗ではないだろうに、 磨くように肌の上を動く指先は、繊細なものでも扱うように触覚を刺激する。 「う、……く、あんまり、いじめないでくれよ。 空中に吐き出してしまうんじゃ、格好もつかないし、勿体ない」 かすかな空気の動きに、期待してそわついて息を呑んだ。 鼻筋に寄せられた熱に応えるように一瞬腰が浮いて、顔に腫れた肉の塊を擦り付けてしまう。 想像したり間接的なペッティングを互いに行うのと、直接性器に触れられるのとではわけが違う。 口内粘膜に包まれぬるい温度が取り囲むと、それだけで腹筋に強く力が入った。 みっともない真似をしてしまわないように堪えて、息を整えて、粘膜に掠る感触を耐える。 実際にすぐに射精に至ってしまうということはないだろうが、気持ち的には見栄は張りたい。 技量のほどはわからないものの、気持ちが後押ししてどうにも受容する快楽は多い。 さて、このまま咥え込まれるのを待っているだけのつもりならこの体勢にはならない。 目の前で揺れる腰を両手で鷲掴むと突き出された尻を押し上げるよう揉みしだく。 持ち上げて、左右に引っ張って。平時であれば隠れている尻の穴を引くように伸ばす。 しばらくそうして遊んでいたかと思えば、首を起こして。 臀部の奥に控えた肛門に、舌を宛がう。 それ自体が濡れているから、唾液を奥に押し込むような動きだ。 唾液腺から伝うさらさらとした唾を、外側から直腸へつながる内側へと。 後できちんとローションは使うつもりではいるものの、からにこそ、今だけの特権とも言える。 それとしてこの行為を相手が許してくれるものかな。 (-126) 2022/10/04(Tue) 22:44:59 |
【秘】 開発部 忌部 永信 → 経理課 望月 ロビン回り道をするような悠長な真似が出来ないから、キミを求める仕草はどこまでも直線的だ。 頬張った肉棒の窪みを舌先が突く。僅かでもキミの体液が滲むなら味わう為の仕草。先端ばかり触れたところで良くなると限らないと知っているのは同性だからこそで、頬張り切らぬ分は手で添えて指でリングを作り裏側に親指を添えて何度も上下に揺らす。 「……ん、っ、う、……、は。 外に出すなんてもったいないことするかよお。 イきそうになっても全部オレんなかに出させるからさあ……」 此方の意思を伝えるには、しゃぶっていては出来ないのがもどかしいところ。 話している間もリップノイズを鳴らして、根本から、幹、亀頭の窪みに、一番上にと合間合間に口付けを返す。 本当に愛おしそうに、キミが先ほど己にしたように。こっちは何だか随分と局所的ではあるけれど。 キミが暴発というのは、決して男同士の行為自体にそこまで慣れているわけではない自分の技量も含めてなんだかちょっと想像できないが、もしもがあるならばその時は一滴残らず喉の奥に流し込むと、宣言をひとつ。 「──……、ッ 、 ぅ、っ。 っ、……うう、ロビンちゃん、それ、さあ。 今すぐ止め、…っ、…… なきゃいけないって、わかってんだけどさあ……。 ……っ 止めたく、ないのどうしてくれんのお」 腋でも嫌がった程、汚れているという点においてはずっと上。 体毛が薄いわけじゃない自分の下肢は、下腹部から生えた体毛の見目は決して良くはない筈だ。 臀部の肉だって撫でても弾力の薄い肉の少ない硬いものだから、揉みしだいても面白味もないだろうし、何もかもよろしくない筈。 なのにキミに躊躇はなく、穢らわしさに自覚はありながら、先程は止めた筈なのに、今は……止められなかった。 窄まりは自ら開発した快楽を感受する塊だ。 玩具等とは異なる人の身、骨もない蠢く舌が入口を抜ければ、息を詰まらせて悶える有り様。 あまりに情けない状況、罪悪感も酷いったらない。責任転嫁、八つ当たりじみた声すら上げた。 (-127) 2022/10/04(Tue) 23:22:35 |
【秘】 経理課 望月 ロビン → 開発部 忌部 永信耐えるように規則的に大きく上下する腹筋と、そこから繋がる根本の筋肉。 鈴口を窄めた舌が触れるならそれに遅れて、声とともに息を吐き。 指が幹を擦れば、指先が筋の凹凸を押しつぶすためにぐっと腹に力が入って、 それに合わせるように天を突くような陰茎自体が揺れた。 身体の動きくらいは抑え込めたところで、随分と相手の行いのために快楽を享受していることは、 溢れ出す先走りのために相手の味蕾を通じて悟られてしまいそうだ。 「……信、上手だよ。すごくイイ、……それ、好き? それじゃあ、そうだな。最後まで音を上げなかったら、口の中にくれてやろうか」 一瞬、頭の中で天秤に掛けられる。魅力的な誘いだ。 結果のところは天にしまおう、決めかねている間に本当にイカせられかねない。 実際相手の頬張る技術が手慣れたふうというわけではないのだろうから、 これには己が相手によほど弱いことが貢献しているのだろう。 昨日まで、これまでの間柄で、相手がこうして己の性器を頬張る様子が信じられるか? 「よかった。……止めないよ。気持ちいいかな。 僕の舌で、あんなふうに道具を咥えこんでたココが…… ……感じさせられてるなら。こんなに嬉しいことは、ないな」 舌先で可能な限り刳り、押し上げ、舌で皺を伸ばす合間合間にとろとろと語る。 指で皺を推し広げて、可能な限り尻穴から奥へ突き込んで。 筋肉の塊とはいえ芯がとおっているわけではない器官は、指のようには中に入らない。 ただ、押せばそのぶんだけめり込むし、濡れた水音がいやらしく聴覚を刺激する。 舌先だけで補助が足りないなら、親指を穴のすぐ傍にあてがって無遠慮に伸ばす。 引きずられた僅かに内側の色がさらされるのを、舌で辿って丹念に濡らす。 その奥に控えた前立腺なりに触れているわけじゃないから、やはり強い快楽ではないだろう。 唾液が乾けば足して、また皺の一本一本を均すように濡らして。 それこそ、相手が音を上げるまで続くかもしれないと思うほど。 (-128) 2022/10/05(Wed) 0:00:52 |
【秘】 開発部 忌部 永信 → 経理課 望月 ロビン「オレさあ、しゃぶられるの好きだから、よくしてもらってたんだけどさあ……。しゃぶる方も、……好き、だわあ、はは、……口を犯してもらってるみたいでさあ……。 手なんかで触るよりよっぽど、…っ、ロビンちゃんが盛ってんの伝わって、やばいねえ……、ちゃんとオレに突っ込みたいって思ってくれてんだなあとか。 音を上げないってなんだよお。……言っとくけど、オレはマジでさっさとぶち込まれたくてウズウズしてるからな、あ!」 最後まで、というのが何処をさしているのは自分にはわからないが、ご褒美のような言い方に、確かに吐き出されたらきっとたまらないだろうなと、随分と拗らせを加速させた自覚が、ひとつ。 ここまで来たらキミの台詞や行動を疑うわけじゃないが、それでも体感で、身体の至る所で感じ取りたいのだ。嗅覚や味覚で興奮を覚えたように、触れる箇所は多いほどいい。 拗らせを語るだけ語って、また、あむ、と口を開いて咥え込めば、今度はそう簡単に退ける気はないのだろう。 根元まで咥えることもできないんじゃないだろうか、足りない分は先ほどと同じで手で補うが、ほんの少しの好奇心、深くまで咥え込んでみようかと、頬を窄めたままに咥内の空気をなくし舌や頬の内側、口蓋など、肉襞全体で包みながら喉を突く前にどこまでいけるか、なんて。 「──…… ッん゛ …ぅ、う、…ぶ、…っ、ふ、……ぅ、ン……!」 此方が熱の塊へしゃぶり付くのを止めないと同様、キミの舌にも容赦がない。 咥えたままの口から、時折、くぐもった呻き声があがるように。 ふやける程に唾液に塗されて、赤い肉の裏側も僅かながら暴かれて、それでも奥まで入り込むには舌は短く柔らかすぎる。 足りない。欲しい。奥を穿って、情けなく弱音を吐く程に掻き回されたい。 後輩の性癖を笑えぬような受け身の願望ばかりが浮かぶ。足りないからつい、尻がキミの視界の前で揺れて、押し付けるような一幕さえ。 (-129) 2022/10/05(Wed) 0:33:50 |
【秘】 経理課 望月 ロビン → 開発部 忌部 永信「……そうだよ。僕だって早く欲しい。今だって気持ちいいけど、……fy」 欲を言えばこの時間だって惜しく、もっと味わってもいたいけれど、 相手がどんな表情をしているのか確認出来ないのはそれまたもどかしく、 互いの口淫だけで事足りるわけじゃない。足りない。積もり積もったものを解消するには足らない。 ぬるい温度が幹を取り巻く言いようのない感覚に、深呼吸をして耐えていたところだ。 急に、それが喉輪で締め上げられれば明らかに膝下がシーツの上で振れるように動いた。 相手を蹴ったり大音を立てたりやしないが、どれくらいの快楽だったかは伝わってしまうかもしれない。 「っく、ぅ、それ……続けられたら、まずい、かも」 鼻に掛かった声が、俄かに切羽詰まったような様子を伝える。膝を起こさず伸ばしていた両脚が、 シーツの上で僅かに膝を浮かせている辺り、身振りに構えないほど苦しいんだろう。 そればかりに構って受け身になってはいられない、もつとしてやりたいことはある。 滴るほどに唾を舌の上に集めて丹念に窄まりを舐ると、皺を伸ばしていた指をあてがったかと思うと、 関節の一つ、ほんの指先程度突っ込んで浅く掻き回して内側から指が抉った。 潤滑としては程足りないから本当に少しだけだ。けれども舌先でつつくのとは全く感触が違う。 普段道具で押し上げているのだろう腸壁を、指の腹がやわやわと押し返す。 本当はもう少し今の姿勢からできることもあり、やってやりたいところだが。 そもそも元は相手が言い出した話で、慣らしてほぐすまで、と言われたのだ。 手遊びはこれくらいにして、自分のベッドサイドに置かれたままのサコッシュを片手を伸ばして取る。 中身は、"万が一"の時のための用品だ。ローションだとか、コンドームだとか。 自分を慰むための道具をあれこれ持ってきたのだろう相手と比べると内容は簡素かもしれない。 片手の指で探るようにしてプラスチックの容器を手に取ると、中身を掌に伸ばして温める。 人肌くらいまでぬるくなってきたなら、上体を僅かに起こして丹念に尻穴に擦り込み徐々に中に埋める。 舌と違いはっきりと中に食い込んで締め付けられる触感に、思わず息を呑んだ。 想像して喉を鳴らし、しがみつかれた下肢を前に押し出して相手の顔に押し付けるほどだ。 (-134) 2022/10/05(Wed) 8:21:55 |
【秘】 開発部 忌部 永信 → 経理課 望月 ロビン表情が見えないのはお互い様だ。 今はキミのものを思うままに頬張ってがっついて、他に見えるものなんて何もありはしない。 得られる情報は身の捩り、体が流れる方向、または筋が強張る様子、口腔内を満たす陽物、そんなものばかりだから、どうしても些細な動きに意識を割く。足の筋肉が動いた。何だか嬉しくなってしまって、手を伸ばしたって膝下に届くわけないから、せめてそこに続く場所、足の付け根から腿を荒れた手のひらが撫でて、愛でて。 「ん、ぅ、うう っ ふ、……っ」 潤滑油には心許ない唾液であっても、中にと求めたのは他ならぬ自分。滑りのよさはなく、内側の肉の感触をダイレクトにその指に与えてくる筈。 入り込む指を咥えるのは圧迫感というのにはまだ足りない程度には自ら躾けた箇所だ。指程度なら異物感で悲鳴をあげる様子もなく、咥えた分だけ広がった皺が、物欲しげにきゅぅと収縮を見せた。事実、こんなもので足りはしない。 ローションを準備する時間すらももどかしい。ぱんぱんに腫れ上がったキミの目下でぶら下がる肉棒が期待に震えている。 「── ッぅ ーーー ッ っ う」 くぐもった、声。 艶かしいような甘い声には遠い、男の低い呻きが隙間すらない唇から漏れる。喉から漏れた音だ。 がっつき気味の自分からしたら散々焦らされた結果となれば指の一本だって嬉しい、鼻息が荒く、キミの陰嚢にかかる。 柔らかな内側の壁が、まるで排泄口なんてウソのように指に吸い付いて求めて。 もっと、とキミのモノを咥えたままにねだるが声になんてなるわけがない。舌が揺れるだけ。 もう離す気なんてないから、下品な唾液を啜る音を立てていくものの。前に押し出される腰に、……一線を越えたくなる。 鼻から思いきり、また息を吸い込んだのちにキミの腿の裏側に両手を添えて。えづくのも苦しいのも覚悟で喉の奥へと。当然咽喉は異物を拒絶しようと生理反応で一層締まった。 (-135) 2022/10/05(Wed) 9:55:29 |
【秘】 経理課 望月 ロビン → 開発部 忌部 永信下腹部に溜まる性感が振り切れてしまわないよう、堪えて息をするたびに低い声が混じる。 どこにどんなふうに刺激を与えて甚振ってやれば気持ちがいいのか、実地で知っているのは有利に働く。 そそり立った性器に頬の内側を擦り、包み込まれて吸い上げられればどうにも耐え難く好いもので、 射精を堪えたままでいるのも苦しくなってきた。第一、これだけ丹念に構われていて平気なわけはない。 「ン……、ほんとうに、指、……入っちゃうもんなんだな、こんなにあっさり…… ……どれくらいの持ってるの? っ、ぅ……僕のくらいの、やつも?」 尋問するみたいな問いかけだ。でも知りたいのだ、普段の相手を想像してみたい。 目の前でひくつく穴が普段はどう扱われてるのか。白山とは想像できても知識としてはわからない。 今朝方、短いながらに上映された衝撃的なシーンを頭の中で思い返し。 ゆっくりと第二関節まで入り込んだ指を抜き差しして、横に引っ掛けて、二本目を捩じ込む。 ローションで濡れた指と腸壁はすっかり馴染んで、無理をしている類の抵抗感ではないのだろう。 筋肉の収縮に飲まれながら探るように指を動かして押し広げ、指先に感じられる僅かな弾力に触れる。 女のそれとは違うものの感覚は近しい。丁寧に、傷めてしまわないように痼りに指の腹を沈める。 あらかた、下準備は終わったものの。 「っ……は、ぅ……信! だからまずいって、 ……ァ、っ、……出る、……!」 形の良い眉がぐっと顰められる。押し返す喉の収縮に締め上げられればこちらは搾り取られるわけで。 少しの間は耐えられたものの、散々ここまでねぶられているのだ。 太い肉竿が震え、腹筋に力が入って押し出すように力が入り、煮えた欲動が渦を巻いて吐き出される。 手近にある太腿に指が食い込み、下側に向かって押さえつける。 相手の喉の奥へとどろりとした性液を吐き出しきると、やっとのことで息を吸って脱力した。 (-138) 2022/10/05(Wed) 16:26:14 |
【秘】 開発部 忌部 永信 → 経理課 望月 ロビン指が中へと潜り込み、壁を解して抜けていく。そんな単純な事がたまらなく気持ちいい。 指よりもっと太く深い玩具でいつも弄っているのだから、これで限界だなんて泣く事はない。二本に増えた指だって十分な手順を踏んでの今なのだから、ただの性器、肉穴と化したような後孔は何とも美味しそうに指を頬張っている筈で。 二本の指でも同じよう出し入れを繰り返すなら、ぐぽぐぽと空気の音が混ざった。 けれど、キミの問いかけに今ばかりはちょっと答えられそうにない。今は離したくない。 言葉を無視するようでほんの僅かに胸が痛むが、今はキミを食べているんだから、其方が優先されると信じたい。食べていいよと言った自分が今は食べる側なのは、妙な話ではあるが。 だから、声の代わりに首を横に振る。 投げかけられたものに対してあまりに不十分な回答。何に対しての行動か伝わるわけもない。 「 ──── ッ ン 、 んんんぅ!」 無理に体内に、喉奥に、口いっぱい、根元まで頬張ろうと無茶をするから、どれだけ堪えても吐気ばかりは生理現象、どうしようもない。 体が喉を締めたところでそれだけの質量のものが押し出せるわけもなく、先端に喉がまとわりつくだけ。 呼吸も困難になって、体に力が入るから尻穴も一時的に強張って、この時ばかりに指をしゃぶるのではなく締めてひり出すような動きとなり。 それでも懲りない。 キミの抗議の声だって聞きはしない。 性急な己をこれだけ焦らしたのだ、おかしくなったって不思議じゃないと言い訳をして、咥内で爆ぜるのも喉奥に直接流し込まれる精液も、全てそのままにして。 鼻の奥に独特の香を覚えて、跳ねるのが収まり出した頃にようやく、ずるりと口内からキミのものを解放し。 「……ッ ぅ゛ ぁ、…っ、は はは、ッ げほ、っ、げほ。 あ゛ー……ロビンちゃんの飲んじまったあ、……やべえよお、めちゃくちゃ興奮する、変な趣味に目覚めたらどうす、っかなあ」 心臓が高鳴っている。 酸素不足で頭がくらくらするのもあるが、憧れであった、汚れないと思っていた存在の欲望の塊が、今喉に絡まっている。己の腹を満たしている。 掠れた声で笑う。咥えている間ろくに唾液も飲めなかったせいで、顎まで唾液まみれであった箇所をようやく手の甲で拭い。 (-139) 2022/10/05(Wed) 17:14:48 |
【秘】 経理課 望月 ロビン → 開発部 忌部 永信刺激に反応してひくついていた腹筋はやがて呼吸に寄り添って落ち着く。 なんとも言い難い格好のつかなさに溜息が落ちた。相手の下で、目元を抑えて低く唸る。 自分へのちょっとした落胆を片付けたなら、肘をシーツの上について顔を上げる。 笑う顔と、声を前にして、ぐ、と浅く唇を噛む。悔しいわけでなく、仕草に色気を感じたので。 「飲、 ……んだのか。そう……」 声が焦ったように上ずるものの、言ったところで仕方がないと声の調子を落とす。 口の中の浅いところに出したならまだしも、喉の弁より先に注ぎ込んだならどうしようもない。 目の前の彼の食道から胃の腑に落ちる道に己の精液が絡むのを考えて、……複雑そうに呻いた。 うっすら目元に宿る朱が決してそれが嫌な気持ちでないことを物語ってもいる。 「僕ばかり構われてちゃ、不公平だ。もう準備も十分だろ。 これきりで満たされたくない、あたりまえだけど……」 身体は薄っすらとした倦怠感を帯び始めるものの、心はまだ欲し続けている。 生理現象に飲まれてしまう前に、相手の下から抜け出て身体を起こし、シーツの上に座って。 強請るように腕を引いて再度体勢を変える。既に足元はしわくちゃだ。 即座に同じくらいの元気を取り戻すわけではないものの、体力そのものはまだ有り余っている。 四つん這いになってもらうのは同じだが、今度は腰を突き出させて、背中を反らせて。 今から獣のような格好で交わるのだと思うと、その姿勢だけで淫猥だ。 「向こうむいて。……関節とか、案外痛むから。クッション抱えててもいい」 (-141) 2022/10/05(Wed) 19:53:05 |
【秘】 開発部 忌部 永信 → 経理課 望月 ロビン「……。 ……中出し、されちゃったあ」 喉に引っかかりはどうしても残る。 絡みつく感覚はいくら唾を飲んだところで暫く消えてはくれないだろう。 呻き声が、聞こえて。 複雑そうなそのトーン、顔色もうかがってしまった。興奮しているのもあるし、そして本当に些細なプライドであり、尚且つフェアな勝負ではないクセに、自分より先にキミがイった事が妙なところの征服感を満たしており、にぃ、と意地が悪い笑みを浮かべて、たちの悪い、それこそ普段、キミ以外の同僚に向けるような性的な冗談を、ここにきてようやく。 勿論、これで終わられてしまえばこの熱は行き場をなくしてしまう。 おそらくキミに泣きつくような事態になるのだろうがそれは回避してもらえそうだと、笑い方にちょっとばかり情けなさが混ざる頃。 くしゃくしゃになったシーツの皺を、自分の服の皺にすら無頓着な己が気にするわけもない。 改めて、ぺたりと手を置いて。 「小さい女の子じゃ、あるまいしよお。 そんなこっちの体、気にかけなくっても大丈夫だってえ……。 ぁー…………、今から本気でヤるんだなあ、ちょい緊張するかもなあ」 背を逸らし、尻を突き上げるなんて随分屈辱的な姿だ。 一応はアドバイスにしたがい、枕なんかを縦に抱えてはみる。顔半分を埋める位置で、また心臓が高鳴るのを、意図的に声のトーンを明るくして誤魔化そうと。 そうでもしないと、熱くて仕方がない。 (-146) 2022/10/05(Wed) 20:52:25 |
【秘】 経理課 望月 ロビン → 開発部 忌部 永信「こら」 下世話な言い方を窘める。伸ばした手がくしゃりと髪をかき回して離れた。 膝で歩いて相手の後ろについて、背中を見下ろす。華奢、なんてことはない。 けれども己に比べれば十分に頼りなく痩せているし、骨がところどころに浮いている。 掌が背中側から肋をなぞって、熱の在り処を確かめる。左胸の裏側に当てた手が止まる。 拍動を確かめるように撫で下ろして、両腕が相手の身体を跨ぐ。 一度、相手にぴったりと覆いかぶさるようにのしかかって肩に、首筋に口づける。 またむこうを向かれてしまって表情もうまく見えないし、唇も遠ざかる。名残惜しいし、寂しい。 肌の上を這い登っていく唇は、耳の裏に掛かる髪を退けるようにして。 ほう、と熱い息を吐く。数秒、唇を触れさせたまま静止してから。 「……まだしてない」 先の叱りつけに繋がる。まだ、これから。 後ろから見える表情の変化を見届けてから、背中に張り付いた熱が離れる。 上体を立てて、相手の臀部に手を添える。念には念を入れて、無色透明の潤滑液を追加する。 薄らぬるい温度のローションが足の付根からゆっくり垂れ落ちるほど慣らす様子というのは、 "壊れるんじゃないかってくらい"というのは剥離するのか……なんてのは、思っても口にはしない。 尾骨の裏の辺りにペニスを擦り付け、一度落ち着きかけた熱を取り戻す。 すぐに、とはいかずともこれだけ興奮材料と刺激があって、これきりにはならない。 指先に残るローションを絡めて薄い尻で扱いて、ある程度勃起させて、指で擦って確かめて。 そのまま、手を添えた性器を相手の肛門に宛がう。息を吐いてからゆっくりと先端を埋め込む。 喉で呻くようなごく小さな音の乗った呼吸と共に腰を沈める、その興奮だけでまた硬くなった。 組み敷いている身体の内側に肉棒を捩じ込む、その昂揚に満たされる。 角度を覚えたなら後は指先の補助もなく、奥まで挿し込んでしまえた。 「ふっ、……は……信、大丈夫?」 (-149) 2022/10/05(Wed) 21:27:26 |
【秘】 開発部 忌部 永信 → 経理課 望月 ロビン叱るような一言に、懲りるような男のはずがない。また軽薄な調子で笑うだけに留める返事。 先ほど以上に、此方から得られる情報量が減った。 視界には白いシーツが広がるだけ。背後に立つキミの事など何も見えはしないから、手のひらが背骨と一部が浮く腰や、蛇腹上の横脇のあたりを撫でるものがたどり着いた場所に、俯いたままに鼓動のありかに手が置かれ。 ……大きな手のひらに伝わるだろう、心臓の鳴り方が。 手のひらの次は唇。 首や耳や、比較的人が触れればむず痒く感じるようなところばかりに触れてくる。 今度はキミが此方を見下ろす番になろうが、いい歳をした男が、たかがキスひとつでもどかしげに身をこわばらせたり腰をくねらせたりと情けないったらない。 「……ッ 、まだ?」 「……ぁ、あ。ああ、そっかあ。 生ハメすんのかあ、ッ ……ぁ ぶっといの、とうとう、オレんなか、に はは……」 薄い尻の僅かな谷間に置くモノがどれだけの質量を持つか、もう身を持って味わっている。早くなろうとする呼吸を無理におさめて、深く息を吐くのだ。 意識的にでも腹の力を抜いて、……どうしたって期待に勝手に強張りそうだから。 微かに笑う、声を上げたのが、多分この男の余裕のある最後の姿。 十分に解されて、潤滑油を得て、凶悪なモノを受け入れたとしても裂けるなんて事はない。指と同様にとは流石にいかない、ぎちぎちに開かれた菊門と、押し広げられる腸壁。腹の中を全部圧迫するような錯覚。 つぅ、と先ほどから勃起したままの肉棒から、先走りの汁がとうとう粘っこく糸を引いてシーツに垂れた。 「あ…… ぅぅぅ──……ッ 。 あ、ぅ ぐ。イイ、ロビンちゃん、めちゃくちゃイイ……っ。でけえ、入ってるだけなのにヤバい。 ぁ、あ゛ ……は、やく。なあ、動いてくれ。 オレのケツアナ、ぁ ッ で、ロビンちゃんのちんこ、コいてくれよお。 オレのいいトコ、ガンガンに突いて情けなく喘がせろよお……っ!」 懇願の時点で既にかなり情けなくはある。 元々羞恥心というものは薄い生き物だ。抱える枕に半分顔を埋めながら、はー、はー、と犬のように音を立てて息をして。 (-154) 2022/10/05(Wed) 23:01:24 |
【秘】 経理課 望月 ロビン → 開発部 忌部 永信腹の中を抉られる相手に比べれば異物感は少ないまでも、取り囲む肉の筒に締められれば、 どうしたって単純な圧迫感による苦しさと、蠢動の伝達されるような快に息が詰まる。 眼下の薄っぺらい身体の中に収まり、内側から押し開くイメージが興奮を煽る。 別にもっと華奢な女性や、逆に体躯のしっかり詰まった男性とセックスをした経験もあるのに。 やけに想像も感覚も頭の中を鮮明に占めるのは、どうしたことだろう。 「はぁ、……ふ、あんがい、締まるなあ、……温かくて、……気持ちいいよ、信。 ……はは、さっき出したばかり、なんだけどね。いいよ、いくらでも、あげる」 形が馴染むまでゆるやかに動いているその間も、奥までぐりぐりと押し付ける。 どうしたって構造上、身体の大きさの都合上、全て収めようとしたって苦しいだけだろう。 それは頭では理解しているのに、柔毛に隠れた付け根まで突き込むのを止められない。 可能な限り相手の内臓の温度を感じて、締め付けられてしまいたいのだ。 やがて動いても問題ないくらいまでなけなしの自制心で耐えて、 ようやく相手の腰を両手で抱えて動き始める。速度を落としてゆっくり抜き差しするのは最初の内。 「ちゃんと、……壊れちゃいそうなくらい、乱暴にしてあげるからね」 肉襞を雁首で掻き出すように引きずったかと思えば、一番奥まで遠慮なしに捩じ込む。 尻肉と恥骨が何度も合わさって、手を叩くような音が部屋の中に響く。 痩せた腰を引き寄せて、引き抜いて、それこそ道具のように扱う。 息が弾んで大きく吸って、吐いて、鼻の内側で呻くような声を投げ落とす。 背中を丸めて片手の指で相手の腹回りを探ると、ずっとお預けを食らっている性器を握った。 ちゃんと気遣うだけの余裕はないから、ピストンに合わせて乱暴に扱き上げるのが関の山だ。 相手は玩具相手にある程度慣れているからという保証はあっても、 これだけ重たい身体を受け止めたことはないだろうに。同じシチュエーションは道具じゃ再現できない。 激しくスプリングが軋み、腕脚と腰の力で押し付けられる細っこい身体をマットレスが受け止める。 繊細に緩急をつけて焦らして、だとかって小細工も無く、根本から雁首まで引き抜いては押して、 けれどもそれだけでもこれだけみっしりと質量が詰まっていたら、自然と前立腺は抉られ、 精嚢だとか比較的神経のあるところだとかは、全部内側から押し上げられることにはな (-155) 2022/10/05(Wed) 23:33:30 |
【秘】 開発部 忌部 永信 → 経理課 望月 ロビン「ほん、とかあ? ッ ぁ、……だ、ったら、よかった。……ぁ、あ、本気で、オレ、ロビンちゃんとセックスして、んだなあ。 昨日まで、ッ 絶対、考えられ、なかったってのに」 つい先日まで、何せ、くどいほどに飲みに誘っては振られたり、全力で卓球をやったり、関係性としては同期以外の何者でもない存在であったから、たった1日でここまでも変わる状況、現金な己に呆れる気持ちだって無くはない、やっぱり拗らせは早々に解消するものじゃないから。 ぽつりと漏れた言葉は、こんな場面だというなに妙にしみじみとしてしまったかも。喘ぎにもポーズにも足りない色気に台詞まで情緒が無いったら。 どうしたってこの体格差と人種の差はある、キミの逸物を受けて、圧迫感もなく、という訳では流石にない。キミの根元までの長さのモノを咥え込む経験などそうもなく、腰を押し付けられる間は、口をだらしなく開いて、ぁー…… と鳴いて。直腸を越えて奥の壁を突いてしまうのではないかとすら。 キミとの行為をはじめてから、いくつか起点が生まれてしまった気がする。絶対に良くない。きっとこれはもう、戻れない。 「……ッ あ゛ ッ !? ッ ぁ、 ッ ぅ、 あッ 。 ロビン、ちゃ、……今ちんこ触るの、ナシ……ぃ!! っひ、ムリ、ぁあ゛ っ、うごかしたら、出るって、バカぁ!! マジで出る、ぅッ っ!」 初めこそは優しかった抽送に、少しずつ異物感に慣れようと呼吸を整えかけていた頃合い。 ずる、と奥まで挿入ってしたものが、一気に引き抜かれて、また押し込まれて。雄々しい唸り声が上がる。 後はもう、ある日の妄想の通りのありさまだ。いや、肌を打つ物音や背後より挿入される事によって膝や腰にかかる負担、犯されているという現実が全身にかかって、その相手が他ならぬキミなのだから倒錯感に酔い知れる。 そんな中でぱんぱんに腫れ上がった逸物が、単純ながらも扱かれたらたまったものじゃないに決まっている。 ほぼ刺激を受けてこなかった箇所への愛撫はほんの僅か、最早暴発に近いような有様で、叫きながらキミの手の中、またはシーツの上に、びゅる、びゅる、と溜まっていたものをはきだしてしまい。 その間もピストンが止まらないなら、絶叫の最中でも犯されるのだから、ひぃひぃと啼かされ、声を出すのが止められない。 (-158) 2022/10/06(Thu) 0:56:14 |
【秘】 経理課 望月 ロビン → 開発部 忌部 永信「んっ、そう、だな。もうちょっと、遠くから見てる、つもりだった」 事実、相手を手中に欲したことはない。腕の中に独占するつもりなんてのは今もない。 諦めだとか小暗い感情でさえなく、相手が幸福であるのが一番うれしいと思っていて、 今こうしてあることなんてのは、全く考えたこともなかったのだ。 己の秘密を打ち明けたのだって、自分だけが相手のそれを知るのはフェアじゃないと思ったからで。 決して質の悪いものではないベッドが、巨漢と言って差し支えないだろう重量を受けて軋む。 相手がフェラチオの間に己の性器を扱いていた手付きに比べればだいぶん拙いものの、 手放すことはなく手の内で皮をこねるみたいに遠慮のない力で指を上下させる。 耳に聞こえる悲鳴じみた声に応えるように、熱い息を吐いて笑った。 単純なものとはいえ、相手に自分に対して"バカ"なんて言わせるほどなんてのを噛み締める。 「かわいいよ、信。っ……ぞくぞくする。もっと、聞かせて。 どんな、気分? く、ぅ。ほら、きっとこの辺まで、入ってる」 指の輪で相手の男根をホールドしたまま、指先でつうと臍の下をなぞる。 実際にははっきりと外側からわかるわけではないものの、想像力を煽るように。 こうしていると、泣き叫ぶ身体を見下ろしているだけ、というのもまたもどかしくて、 激しく自重を叩きつけるようなピストンは止めないまま、空いている片手をシーツについた。 ちょうど腕立て伏せでもするみたいに、体ごと動かして相手の身体を揺さぶる。 腕の力で引き寄せているようだった時と比べると、入る角度も力の掛かりもまた違うだろう。 「ぐ、ああコレ、結構すぐ、イケそう……っ、」 両腕がふさがり、それでもまだ足りないみたいに舌が相手の背筋をそうっとなぞる。 セックスを始めた当初のように、今度は裏側から首筋にふれる唇はまた何度か痕を残す。 痩せた首を白い歯がとらえたかと思うと強く力を入れる。僅かに皮膚が破れて血が滲んだ。 その間にも容赦なくペニスで腸壁を掻き回し、前立腺を轢き潰しているのだから、 些細な刺激に構っていられる余裕てのはないかもしれない。 (-161) 2022/10/06(Thu) 6:29:32 |
【秘】 開発部 忌部 永信 → 経理課 望月 ロビン「オレ、だっ てぇ ……あ゛ ぃ、っ! ッ あああムリだっ、こんなんまともに話せ、るかよお!」 陽の光の中にいるはずのキミに、よこしまな手で触れる事などあってはならない事とすら思っていたはずなのに、なんて心のうちを穏やかに語って聞かせるには、打ち下ろすような繋がりの箇所や、今尚、吐精の余韻が消えない肉棒に触れる指が愛撫を続けるのだから、泣き言のような、わめき。 腹の下、ここまでと外側から戯れのような指の腹を撫でる動き。自分だって何処まで入っているかなんてわかったものではないが、外側から示されたとなれば話は別。 臍の下までキミで満たされていると教え込まれて信じるぐらいには頭の回転がよろしくない。出したばかりの肉棒にまたこみ上げるものがある。前にも数は少ないが知った事がある感覚。よろしくない。 「かわい、ぃのは、向ける言葉がちがう、だろお……っ。 ぁ、あ゛ ぁー、いい。めちゃくちゃ、いいけど、ヤバ、ぃい、ケツマン壊れそお、ロビンちゃんのデカチンに改造され、てくう。 あ。…っ、ぃ、ひ!? ロビンちゃん、出していい、中出しして、いいから、っ、……離し、ちんこ、離し、っ、離しとけえ、多分漏らすこれえ……っ!!」 腹の内側から内臓を押し出されそうだ。 ただの錯覚で、実際のところはそんな筈もない、何処か苦しさを覚える行為はそれ以上に勝るものに上書きされていく。 前に留まらず後ろにも赤く残っていく跡、もう明日の見目なんて気にかけていられる筈もない。捕食されて、残る歯形も皮膚が裂けるのにだって気付いているのか怪しい。 枕の端に顎を乗せて首を逸らしながら、中出しよりも気にかかる、キミの手の場。 何も本当に漏らすわけではなく、込み上げてくる衝動もっと別のものではあるが、これ以外の表現方法を知らない。 どの角度であろうとも、前立腺の膨らみを内側から何度押されたか。出したばかりの男根の先端の窪み、先走りではない白がにじむ。とろ、と垂れて。 (-163) 2022/10/06(Thu) 12:37:26 |
【秘】 経理課 望月 ロビン → 開発部 忌部 永信荒く吐き出した息は相手の首に掛かる。そよ風というには熱くて湿っぽい。 幾人かに言われたように、たぶん普段の振る舞いからしたら望月は天上の人間なんだろう。 それっていうのは根拠のない嫉みに僻んだりせずに評価してくれる周りのおかげでもあるが、 けれども骨の髄までそういう人に見上げられるような存在であるわけもない。 どちらにせよ、そういう俗っぽさを知っているのは、あなただけだ。 「す、……ごい言葉使うな、キミは。でも、そうだね。 今は僕のペニスをこんなに、おいしそうに咥え込んで……は、女の子みたいに鳴いてるんだものな。 もう帰っても……ふふ、おうちの小道具じゃ、っ……満足、できないかもしれない、ね」 自分だって品のない言い回しはするものの、時折相手の言葉遣いには驚かされる。 でもそれで心底怯んだり引いたりはしない。そわつくものが背筋を駆け上る。 代わりに、すぐ下にある耳元へと丁寧に、詰まる声に混じって言い聞かせてやる。 それなりに積んできた経験上、実際に小水を漏らすわけではなく別の感覚を指しているのはわかる。 自分は味わったことはないが、他者からそういうものに近いと聞いてはいたから。 けれどもそれを丁寧に教えてやる必要も余裕もない。笑って、鈴口を執拗に指で絞り上げて。 「別に、いいよ。……っ、漏らしたって、さ。 ほら。僕の指にはしたなくひっかけて、僕の名前呼びながら泣き喚いてよ、信、……っ」 相手には見えない表情にいたずらっぽい笑みが混じる。わざと辱めるように言い換えてみせる。 ひときわ弾力と抵抗のある膨らみに向かってしつこく突き込むようにして、 腸内に居座ったファルスの先を好き勝手に人の体温で扱く。何度も、追い込むように。 それが相手を再度追い詰めるくらいまで繰り返された後に、ようやく一際声のトーンを上げた。 く、は、と吐かれた声は喉の表面を上り、それと共に直腸にべっとりと精液を塗りつけた。 最初の一発に比べれば些か薄くはあるものの、確認したり比較したりは出来ない。 どちらも位置は違えど相手の体の中だ。最後の一滴まで扱くように腰を揺すって、押し付ける。 じ、と。肩越しに見える相手の顔を眺めて、暫し。甘えるような声で問いかける。 「……ね、信。まだ、つきあえる?」 (-167) 2022/10/06(Thu) 19:47:25 |
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