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アネーシャは、わたくし好みに狂ってるわね〜♪ (a0) kikimi 2019/10/03(Thu) 23:14:56 |
【人】 「狂」の神 アネーシャ■感情取得@ ゼノン 神の力は法則など簡単に飛び越えて存在しないものを創り出す。仮令それが、生物であっても。 「――……天様ぁ」 アネーシャの間延びした声に反応して、花の中からゼノンがゆるりと顔を覗かせた。 淡い光を閉じ込めたような白銀の髪が揺れる。アネーシャはそれを見て、真っ赤な唇を三日月に歪めた。 おひとり?と首を傾げると、帰ってきたのは無言の頷き。 そう、と了承を得ることなく隣にするりと座り込めば、早速本題に入ることとしよう。 「わたくし、聞きたいことがあったのよ〜。 ねぇ、天様はこの世界をどうしたかった?壊したかった?直したかった?楽しかった?苦しかった? わたくしは天様のことは今日は好きなのだけれど、天様の世界は嫌いだったわ〜。 だぁって、 つまんないんですもの」 庭園、と呼ばれるその場所がアネーシャは嫌いだった。昨日までは好きだった。 帝、と呼ばれるその神がアネーシャは好きだった。昨日までは嫌いだった。 (13) kikimi 2019/10/04(Fri) 14:38:57 |
【人】 「狂」の神 アネーシャ世界なんてそんなものだ。いつだって不定形で答えなんてどこにもない。 なのにどうしたってゼノンのつくる世界は美しかった。 ゼノンのように美しかった。 予め置く場所がわかっているパズルのピースのような、決して逸れることの無い一本道を歩いているような、 そんな世界。 なんて、 ――なんて、居心地が悪いのだろう。 「天様は次の世界をどうしたい?どうしてほしい?壊したい?直したい? 天様はどんな世界が見たいのかしら〜」 問いかけながら、アネーシャは考える。 次の「神」について、考える。 考える。 * (14) kikimi 2019/10/04(Fri) 14:39:08 |
アネーシャは、場所がエラ とは (a5) kikimi 2019/10/04(Fri) 16:35:53 |
【秘】 「和」の神 ペノル → 「狂」の神 アネーシャごめん、これ落としていい? つまり最後の台詞を丸投げしたいってことなんだけど --- >>21 アネーシャ 感情取得A友情/軽蔑 シーン:夢の中 === アネーシャちゃんに会いに行くのは至難の業だ。 彼女は特定の場所に留まることを嫌う。 厳密に言うと、特定の場所にいることを好く場合もあるけれど、嫌う日もあるから、結局いつどこにアネーシャちゃんがいるかどうかはわからないのだ。 …………。 ワタシははじめ、『狂神アネーシャ』が苦手だった。 「和」の神なのに、情けないことに。 『狂神アネーシャ』はつかみどころがなくて、「和」を乱しているように感じられて……そう、言い訳だね。とにかく、苦手だったんだ。 これは、そんな彼女とワタシの話だ。 (-30) TSO 2019/10/04(Fri) 18:46:47 |
【秘】 「和」の神 ペノル → 「狂」の神 アネーシャその日、ワタシは疲弊していた。 人の世には争いが多すぎる。 「和」を得られなければワタシは消滅してしまう。 人は、どうしたって争う生き物なのか。 「和」は、永遠に成立しないのか。 ワタシは、このまま先細っていく定めなのか。 ワタシは、自分の教義さえ信じられなくなっていた。 そこに現れたのは、よりによって「狂」の神アネーシャだった。 ワタシとアネーシャがまともに話をしたのは、初めてだった。 ワタシは、彼女がワタシにとどめを刺しに来たのかとさえ思えた。 そのくらい、弱っていたのだ。 ぐったりと座り込むワタシに、アネーシャはひとことだけ、言った。 その彼女の一言はワタシを救う結果となった。 「何をそんなに苦しんでいるのかしら? バカね〜。 」 彼女の言葉は、ワタシにとって革命だった。 そうして、ワタシは彼女を友人だと感じ、「アネーシャちゃん」と呼ぶに至ったのだ。 [*] (-31) TSO 2019/10/04(Fri) 18:47:24 |
【赤】 「狂」の神 アネーシャ (*45) kikimi 2019/10/04(Fri) 22:47:35 |
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