人狼物語 三日月国


113 【身内】頽廃のヨルムガンド【R18G】

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【秘】 仮面の役者 フランドル → 残氷 の エアハート

 
「だ、れの せいだよ、ッ……」

はくはくと浅い呼吸を繰り返し、その合間に減らず口を叩く。
被虐趣味は無いし、自分で自分を痛め付ける趣味も無い。
つまりは身体を力ませるだけ損なわけで、とは言っても。
理屈では理解していても身体が言う事を聞くとは限らない。

「はッ、は …最ッ悪、だ
 ぅ"、…罵られて善がるなよ、救 えない、やつ」

強姦じみた、というより事実殆ど強姦ではあるものの。
そのように扱われ、当然というべきか萎えていた自身も、
明確な快楽を与えられれば再び芯を取り戻して。
それと同時に腰を掴まれ、無理な抽送に腹の中を嬲られる。
ずり、と中で動く度に内臓を引き摺られるような心地がする。

「なんだ、っぁ"、えらく目に 掛けてくれる、じゃないか
 そ、んなにするほど、ハ、俺の事好きか、よ
 そうでもなきゃ、 革命軍ってのは、っ 随分、暇らしい…」

少々底意地の悪い事をされる事はあれど、
こうまで乱暴にされる事は以前は一度としてなかった。
その差が溝が、どうしようもなく昏いものとして胸の内に蟠る。

それでも性感帯を擦られれば身体は嫌でも快楽を拾う。
減らず口を叩く中に、徐々に上擦った吐息が混じり始めた頃。
(-110) 2021/12/13(Mon) 22:10:58

【秘】 仮面の役者 フランドル → 埃運び オーウェン


「私情だけじゃあ生きていけないし仕事も成り立たない。
 けれど私情抜きでは前にも後ろにも進めない。
 一貫した信念の根底にあるのは結局は私情なんだろう。
 それが悪い事とも思いやしないが、なあ。

 まったくもって、この世というものは生き辛い
 この街に居ると、どうにもそう思わされる。」

誰に言うでもなく、殆ど独白のように長台詞を咏んで。

「──言われずとも。
 どっち付かずの
"卑怯な蝙蝠"
は、自由にやらせてもらうさ」

これもきっと、貴方のそれとそう変わりない。
たとえ、その結末が寓話的なものであったとしても。
互いに"勝手にする"だけだ。初めから、ずっと。

「さて、長話も何だしそろそろ招かれざる客はお暇しよう。
 君がこうして幾らか腹の底を明かしてくれた分、
 これからは──仕事の上では、君の事を信用できそうだ。

 ではね、未知なるオーウェン«Unknown»。
 "野良猫"に宜しく頼むよ」

役者騙りはいつも通り、堂々とした笑みのまま。
席を立ち、一度、ひらりと手を振って。
そのまま貴方の部屋を後にして行くだろう。
(-112) 2021/12/13(Mon) 22:35:41

【秘】 仮面の役者 フランドル → 灯屋 レイ

 
「──ああ、ようくご存知頂き……残念だ。」

陰が差す。
貴方と同じに息を吐くように、ぽつり、一人科白を零し。
陰を名乗る男は、真っ直ぐに見据える月と相対する。

「改めて自己紹介させて頂くとしよう。
 私は路地裏の陰のフランドル«フランドル・スキアー»。
 内部告発を行うつもりも無く、けれど革命に乗る気も無い
 けれど革命軍に身を置く、どっち付かずの
"卑怯な蝙蝠"
だ」

「革命に心は無い。あの立場は都合が良かったというだけだ。
 …ああ、君にとっては最も忌むべきものかもしれないな」

革命に心は無く、自らの利益の為に属しているのなら。
それは、この街を良い方へ向かわせるどころか。

「他ならぬ自分の目的の為に、他者を踏み台にしている。
 この街の構造とそう変わりないのだからね」

強い灯りを灯せば、陰もまた色濃いものとなる。
逆もまた然り。
この陰もまた、この街の底に揺蕩う薄闇を形作る一つだった。

一つ違うのは、決してこの街に帰属する事は無いという事だ。

これでは寓話的な末路も頷けるというものだ。
そんな事は承知の上で、それでも。
全てを擲ってでも、追い求めてやまないものがあったのだ。
(-113) 2021/12/13(Mon) 23:12:09

【秘】 仮面の役者 フランドル → 残氷 の エアハート

 
「っあ、くっ、そ ああ、そうだよ
 俺が好きなのはお前だけ、
 俺を救えるのは、ッ ぁ、あ──」

出掛かった反論は、上擦った喘ぎに呑まれて。
けれど達するには至らず、蟠る。
与えられる熱も、遣る瀬無い気持ちも、蟠り続けるばかり。
ただ只管に、行き場を無くしたものが自らを苛み続ける。
貴方が居なくなってから、そんな事ばかり。

薄々勘付いてはいた。
これまでの言葉の端々から。
"そういう事"をされていたのだろうとは、わかっていた。
わかっていて、だから何ができたというのだろう。
できる事と言えば、悔恨と無力感に苛まれる事ばかり。

結局は無力、今は為されるままに嬲られる事しかできはしない。
多少強引であろうと体内を暴き、粘膜と粘膜を擦り合わせれば
次第に貴方をよくよく覚えている身体は態度を変え、
突き入れられる度に内壁は歓喜し媚びるように打ち震えた。
反対に、引き抜く動きには追い縋るようにわなないて。

どんなに唇を噛んで堪えても、これだけは隠す事ができない。
自分の身体の浅ましさに反吐が出る。
(-132) 2021/12/14(Tue) 5:24:46

【秘】 仮面の役者 フランドル → 残氷 の エアハート

 
もう何もかもぐちゃぐちゃだ。
遣る瀬無い感情も陵辱し尽くされる身体も、
きっと貴方の内面も。
何もかも、今更な話かもしれないが。

そうして抽送が随分と滑らかになった頃。
一点を執拗に責め立てられれば堪える事もままならない。
暴力的なまでの快楽を叩き込まれ身体を貪られ、
減らず口を叩く口も身体も反抗心もぐずぐずに蕩けていく。
後ろでばかり達する事を強いられて、女のように啼かされる。

それでも、いつまで経っても、音を上げる事は無い。
時折縋るように嬌声を漏らし、
その合間に、熱に浮かされたように貴方の名前を呼ぶだけ。

そうして、長い夜が更けていく。
(-133) 2021/12/14(Tue) 5:25:50

【秘】 仮面の役者 フランドル → 残氷 の エアハート

 
──そして、三度目の御布令が出た日。

「……エアハート」

役者騙りの騎士、"卑怯な蝙蝠"は再び貴方の元を訪れた。

「次に"消える"のが誰か、忘れたとは言わないだろう」

いつも通りに衛兵が立ち去って行った後。
張り出された紙切れを、睨むように見ていた姿を知っている。
そこにあった感情が如何なるものかは、定かではないが。

預かっておいてくれ。

 しくじったのは俺だが、お前以外の誰かに折られる気は無い。
 お前以外の人間に預けるのも、気が進まなくてな…」

そう告げて、そちらに差し出したのは。
この役者騙りが常に提げている細剣と短杖。
貴方と別れるずっと以前から使い続けているもの。

「気が向かなきゃ、返さなくたって構わないさ
 "首輪付き"にそんなものを渡せば当然目を付けられるだろう。
 何より、…それはある意味、"お前のもの"だからな」
(-134) 2021/12/14(Tue) 5:49:17

【秘】 仮面の役者 フランドル → 残氷 の エアハート

 
「…なら、安心して消えられる」

ぽつりと呟いたのは、『忘れた』という言葉に対して。
或いは預かる事を受託した事についてかも、しれないけど。
何れにせよ、この陰の気質を思えば、答えは明白だ。

「流石に丸腰じゃない。却って怪しいだろうからな
 左手«マインゴーシュ»は手土産としてくれてやるつもりだ」

貴方の手にそれら二つの得物を預け、手放せば
幻術を利用して隠し持っていた短剣が露わになる。
見る人によってその色を変える、薔薇の意匠のそれは
果たして今の貴方には何色に見えているのか。

「──
最初からそうだった。

 俺が剣を執ったのは、そも、お前と共にある為だ。
 最初から最後まで、この剣を捧げる先は、お前だけ。
 だからそれは、
確かにお前の剣だよ


きっと、覚えが無くたって仕方ない事だと思う。
貴方に掛けられた細工に関わらず。誓いは遠い昔からのもの。
だから声を荒げる事はせず、けれど確かにそう告げた。

剣、というものが指すものは。
何もこの細剣だけに限ったものではない。
剣、杖、この身、貴方と共にある為の力の全て。
たとえ独り善がりだとしても、
(-136) 2021/12/14(Tue) 6:50:56
フランドルは、貴方の剣だ。
(a22) 2021/12/14(Tue) 6:51:07

【秘】 仮面の役者 フランドル → 灯屋 レイ

 
「…何処も彼処も行き場を失ったものばかりだ。」

ほんの一瞬、静かに目を伏せて、ぽつり。
遣る瀬無い想いを乗せて、また一つ呟いた後。
寄る辺の無い剣、陰を落とすものを失った陰は語る。

「外征騎士フランドル・スキアー。
 私の心は、この剣は唯一人の友の為に。
 この国もこの街も、そこに住まう者達も、それ以外も。
 決して私が信じ、この剣を捧げるものではない。」

よそ者の騎士。
役者騙りの"卑怯な蝙蝠"、そのもう一つの貌が、これだ。
騎士を名乗るものが、元騎士を詰問していたという事実。
そして友に剣を捧ぐと言うならば、その心の在り処は。

「──いつだって同じ事だ。
 私達はいつだって、犠牲の上に立っている。
 生きていくには、誰かを犠牲にしなければならない。

 路地裏では、誰かが食事を分け与えさえすれば
 その日を生き延びる事ができる人間が山程居る。
 けれどその日の食事を分け与えれば明日死ぬのは私達だ。

 この街もこの革命も、政府の粛清も全体を俯瞰すれば皆同じだ
 
きっと誰もが明日を生きる為に藻掻いているだけだ。

 それを変えようなんて大それた事は、私には考えられないよ」
(-137) 2021/12/14(Tue) 8:22:30

【秘】 仮面の役者 フランドル → 灯屋 レイ

 
少々長台詞を吐いた後に、深く溜息を吐いて。
そして、役者騙りの騎士はもう一度口を開く。

「……私が卑怯者を演じる"哀れな役者"であるならば。
 君は差し詰め"観客"と言ったところかな。
 ──如何なる舞台も観客無しには成立しない。
 私はそれを悪とは思わない、けれどね」

"卑怯な蝙蝠"の役は、そろそろ下りる事になるだろうけど。
まだ、この街という舞台を下りたつもりは無い。

「もしも君に舞台に上がる気があるのならば。
 この三文役者は、少々手を貸す事もできなくはない。

 『──この世界はすべてこれ一つの舞台、
  人間は男女を問わずすべてこれ役者にすぎぬ』。

 
何でもないという事は、何にでもなれるという事だ。

 君は現状を知ってもなお、観客、或いは傍観者を気取るかい?
 革命の本来の目的も見失った馬鹿共の
 横っ面張り倒す千載一遇の機会はご不要かな?」

──曰く、"卑怯な蝙蝠"とは、誰にでも良い顔をするもの。
今はまだ、そんな役を演じている途中。
信じる事は、難しい。そんな役者の差し伸べる手だ。
(-138) 2021/12/14(Tue) 8:24:07

【独】 仮面の役者 フランドル

/*
『この世界はすべてこれ一つの舞台、
 人間は男女を問わずすべてこれ役者にすぎぬ』

デイリーシェイクスピア(As You Like It)……
(-139) 2021/12/14(Tue) 8:25:51

【神】 仮面の役者 フランドル

 
かつん、かつ、かつん、…

いつものように、金属製の踵を鳴らし。
明日、また明日、また明日、と。

上がる階段は十三階段、行き着く先は絞首台──
(G0) 2021/12/14(Tue) 8:53:16

【神】 仮面の役者 フランドル

 
では、ない。

ヨルムガンドの街の何処か。
それなりに高く、それなりに見晴らしも良く
それなりにこの街が一望できる場所。

「『──さあ、牢屋へゆこう。
 ふたりきりになって、籠の中の鳥のように歌おう』。」


役者騙りは一人、そんな何処かの手摺にでも凭れ掛かって。
暫くの間は、茫と街並みを見下ろしているつもり。

「…………」

今はもう、細剣も短杖も引っ提げてはいない。
それだけで、随分と身軽に感じるものだった。
(G1) 2021/12/14(Tue) 8:53:45

【独】 仮面の役者 フランドル

/*
「『──さあ、牢屋へゆこう。
  ふたりきりになって、籠の中の鳥のように歌おう』。」

『リア王』。本当にただの個人的メモなので、気にしないでね。
(-140) 2021/12/14(Tue) 9:09:41

【独】 仮面の役者 フランドル

/*
おまえモチャモチャになっとってかわいいね。
わり!一足先にこの役下りるわ!
(-185) 2021/12/14(Tue) 20:23:35

【秘】 貴方の剣 フランドル → 残氷 の エアハート

 
い"っっっ


右拳はもろに喰らった。当然身構えていなかったため。

きっと昔からそうだったんだろう。
貴方の友は、貴方のする事だけは何も拒まなかった。
拒むつもりがなかった。

「…気が向く向かないで返すかどうかは決めないくせに
 『腹が立ったから』で人をどつくのか。」

さりとて文句を言うかどうかは別の問題だ。
不平不満を垂れながら片手を小突かれた箇所へとやって。
血が出ていなければいいけど。手甲の角はえぐい。

「折れやしないさ。
 言っただろう、
俺はお前が居なきゃだめなんだ。

 お前の許しを得なければ、折れる事も死ぬ事もできやしない。
 お前が居る限り、そしてお前がこの剣を折らない限りは」

フランドル・スキアーは、決して心折れる事はない。
己に立てた誓いがある限り、剣に寄る辺のある限り。
これまでも、そしてこれからも。
(-192) 2021/12/14(Tue) 21:32:05

【秘】 貴方の剣 フランドル → 残氷 の エアハート

 
託すものを託し終えれば、徐に踵を返し、貴方に背を向けて。

「そいつは確かにお前に預けた。
 政府にくれてやるのは、俺のものでも、お前のものでもない。
 ただの"哀れな役者"を演じる為の小道具だ」

今は貴方に預けたものは、剣と杖と、誓いだけ。
薔薇の意匠の短剣は、政府の元に、この街に捨てて行く。
それが今どのような色彩を呈していようとも。

「じゃあな、ハーディ。
 預けたものは、俺が戻って来た時に
 まだお前の剣と認めてくれるなら…
 認めても良いと思えたなら、返してくれればいい」

揺れ動く貴方を一人残し、かつん。
陰は"哀れな役者"を演じるべく、踵を鳴らして去って行く。

動揺はすれど、職務を優先とするさまに。
今は少しだけ、安堵を覚えるものだった。
だって、本来の貴方であればきっと
それこそ形振り構わずに行動していただろうから。
(-193) 2021/12/14(Tue) 21:34:18

【秘】 仮面の役者 フランドル → 花売り妖精 アイシャ

 
「……おや、アイシャ君」

視界の外、随分下から掛かる声。
心当たりは一つしかないし、それに声は聞き覚えのあるものだ。

「君の方が…いや、無粋だな。
 いいとも、話があるなら入ると良い」

──そこまでやるか、と。
赤黒く染まったローブに一度眉を顰めて。
そう願うように、"大丈夫"と繰り返し口にしていた貴方の姿。
何より自身の立場に、出掛かった余計な言葉を引っ込めて。

場所はきっと、役者騙りの部屋の前。
貴方に一つ了承を返し、扉を開いて室内へと招いた。
(-195) 2021/12/14(Tue) 21:53:09
フランドルは、どつかれた所は地味に痛むし寒気はするし。
(a32) 2021/12/14(Tue) 22:50:53

【秘】 仮面の役者 フランドル → 灯屋 レイ

 
「この街が、かの大蛇の名を冠するのならば。
 いつかは神の鎚に打たれ、相討つ事になるのだろうな」

遅かれ早かれ、何れこの街は変わる事になる。

それが良い事か悪い事かはわからない。
ともすれば、その黄昏を越えた後に
より良い明日、新たな時代が待ち受けるのかもしれない。
或いは何もかも、単なる終幕でしかないのかもしれないが。

「自分を納得させる事ができるのは、自分だけだ。
 他者の言葉はその切っ掛けには成り得るが、
 結局、それに納得する事を選ぶのはいつだって自分なのさ」

自分達さえ口を噤み耐えていれば、いつかは何かが変わる。
その為には、あのように傷付けられる事も仕方ない事だ。

そうして納得できたなら、ともかくとして。
それでは納得が行かない、納得の行く理由が無いのであれば。
自分を納得させるには、自ら動くほかないのだ。
(-222) 2021/12/15(Wed) 1:13:30

【秘】 仮面の役者 フランドル → 灯屋 レイ

 
そして、その為に今、動く事を選ぶなら。

「さて、内容次第、か。
 君を"勧誘"して来ると一芝居打ってもいいが…
 まあ、当然私としても勧めはしない。
 手を組んでいる…共に在る者が居るなら、尚の事。
 内側から変えるには、それが手っ取り早くはあるとしても」

「…なら、"君達"は既に掴んでいるかもしれないけれど。
 "卑怯な蝙蝠"、潜り込んだ天の鼠らしく
 内通者として、"ご同輩"に関する情報を売るしかないな。」

たとえ、革命に心は無いとしても。
そう遠くない内に沈むとわかりきっている泥舟に、
それに縋り付く者達に、何も思わないという事も無いのだ。

「或いは、
"野良猫"に化けたヨルムガンド。

 或いは、
"盲目のアース"の名を冠する者。

 彼らはこの半端者の蝙蝠ほど聞き分けが良くはない。
 もしも正面切って接触を図るなら、よくよく注意する事だ」

彼らがこの街の薄闇に囚われ続けるという事は。
この"卑怯な蝙蝠"とて、決して望む所ではない。それだけだ。
(-223) 2021/12/15(Wed) 1:15:04

【秘】 仮面の役者 フランドル → 死霊術師 ペトルーシャ

 
「──然りだとも。
 何れも私を指す呼び名だ、何だって構わない。この街ではね」

不意に掛けられた声に、振り向いて。
役者騙りは、今この場では尚も役者を気取るらしい。

「順調であれば、こうはなっていないだろうさ。
 君は
今までずっと見聞きしていた
んだ、わかるだろう?
 "私達"は結局烏合の衆。何が上手く行く道理も無いのさ」

きっと引っ提げていた武器は何処かへとやってしまった頃。
そうでなくとも、仮に貴方が皮肉めいた物言いをしても。
この半端者が貴方をどうこうするつもりは無い。

「よそ者の
"卑怯な蝙蝠"
が紛れているとなれば尚の事。
 …さて、この蝙蝠にどのような御用かな?」
(-235) 2021/12/15(Wed) 2:09:38

【秘】 仮面の役者 フランドル → 死霊術師 ペトルーシャ

 
「……取引、か」

そう、貴方達は謂わば自分達の行いの被害者だ。故に。
怨み言や報復の類か、という推測が無かったとは言わない。
貴方がそんな事に時間を割くように見えるか、と問われれば
その答えは否、ではあるのだけど。

「私個人の返答としては、構わない。
 どうせ大人しく連行されてやるのも癪だったところだ。
 ついでにあちこち探りを入れるくらいはしてもいい」

ともあれ、先ずは"蝙蝠"としての取引への返答を。
あの時、誰ぞの手を噛んでやると嘯いたのは。
あれだけは、強ち"演技"でもなかったらしい。

「さりとて、あてのない探しものなど一つで十分だ。
 君、奪われたものの行方に見当は?
 目星が付いているなら、話が早くて助かるのだけど」

奪われたもの、つまりは〈泥掬いの匙〉と〈焔喰らい〉の行方。
持ち去られたものを手掛かりも無しに探すなど無謀も良い所。
できる事なら遠慮したいものだ、とはいえ。

この蝙蝠はその無謀をやっていたのだけど、それはさておき。
(-246) 2021/12/15(Wed) 3:46:39

【秘】 仮面の役者 フランドル → 死霊術師 ペトルーシャ

 
「それから、……
 他の二人には…伝えはするが、あまり期待しない方が良い

 "野良猫"は慎重だ。又聞きの話は信用しないだろう
 "ホド"は…何を考えてるんだか、
 …いや、考えさせられているのか。
 ともあれ私にも少々測り兼ねる節がある」

二人の"共犯者"の話になれば、
淀みない語調にも少々考えあぐねるような間があった。

結局は、革命に与する者達の実態は。
きっと貴方が見聞きしたものとそう乖離したものではない。

良く言えば互いに深入りしない、悪く言えば互いに理解が無い。
そうなれば当然仕事以外、つまりは個人的な信用も薄い。
そんな烏合の衆でしかない。

「あの二人が君の提示した条件を飲むかはわからない。
 それでもいいなら、伝えるだけ伝えておこう。
 初めから、私にできる事と言えばそれくらいのものだ」

未だうわべを取り繕えど、言葉に嘘の気配は無く。
最後の言葉には、少々遣る瀬無い思いが滲んだかもしれないが。
(-247) 2021/12/15(Wed) 3:49:33

【秘】 仮面の役者 フランドル → 灯屋 レイ

 
「その程度で止まるようなら、止めてやった方が良い」

静かに、けれど明確に、淀みなく。
カンテラの光に照らされ、陰はその輪郭を確かなものにする。
或いは、不確かなものが追い遣られ、確かなものだけが残る。

──この"蝙蝠"が、彼ら共犯者と親しいのか。
それは彼らにも問わねばわからない事だ。
そして、きっと"蝙蝠"も自ら語る事は無い。


「"野良猫"は、随分な破滅願望を抱えている。
 これで少しでもこの街の崩壊が早まればそれでいいんだと。
 "ホド"は…あれは、先も言った通り
 どうにも思考や記憶に何か手を加えられているらしい」

二人の"同輩"の抱えるものには、少々思う所があるようで。
垣間見える表情は、どこか苦々しげなものだった。

「どちらも、この行いの果てに望むものがあるとは思えない。
 本来は、望みはもう少し違う形だったように思える。
 止めてやる奴が居ないというのも、残酷な話だろう」

それでも迷いは無い。きっと、ここが岐路なのだ。
少々妨げられた程度で揺らぐような信念なら、尚の事。
揺らがぬ陰は、折られる事も時には慈悲とさえ思うのだ。
(-248) 2021/12/15(Wed) 4:43:55

【赤】 仮面の役者 フランドル

 
「……随分、…いや…
 …俺は現状無理に動く理由は無い。
 後のことはあんた達に任せる事としよう。
 任せきりにはなるが、新参者らしいと言えばらしい有り様だ」

「言うまでもないが、向こうにあんた達の事は吐かないさ
 こっちに構わず為すべきを為すといい。
 口を噤んだところで、バレる時はバレるだろうがな…」

/*
たいへんおそくなりました。
わたくしグチャグチャお嬢様、襲撃先も襲撃もお二方にお任せ致しますわ。
正直延長が無ければ終末(オワ)ってましたわ。
ギリギリでいつも生きていましてよ…
(*3) 2021/12/15(Wed) 6:24:24

【独】 仮面の役者 フランドル

 
「……あの二人を残して大丈夫なのか?」

あの場、ものすごい空気になるんじゃなかろうか。
蝙蝠はけっこう本気で心配しています。
(-251) 2021/12/15(Wed) 6:27:46

【神】 斜日の夢 フランドル

 
──高所。

ふと、ヨルムガンドの街並みを、遠景を眺める事をやめて。

手摺の真下、直下を覗き込む。

近いようで遠い所に地面が見える。
地に足は付けたまま、けれど足元が不安定になるような錯覚。
吸い込まれるような、目眩くような、現実感の遠退くような。
得も言われぬ、そんな感覚。

子どもの頃から、高い所が好きだった。

二人連れ立って、街の外まで行った時の事。
小高い丘から街を見下ろした時の事を、今でも覚えている。

煙霧の晴れるような実感だった。

あの息苦しい街が、随分とちっぽけに思えたものだ。
あの路地裏だけが自分達の世界の全てではないと思えたのだ。
世界も案外捨てたものではないのかもしれないと。

だから二人で何処か遠い所へ行きたかった。
何のしがらみも無い、自分達とは何の関係も無い所に。
あの頃からずっと、望む事はそれだけだ。
(G3) 2021/12/15(Wed) 11:26:32

【置】 残影の フランドル

 
託すべきものは託した。
託されたものは、可能な限りを。
あとは時を待つだけだ。

自分のものも、誰かの為に在る自分も。
他人には、何一つとしてくれてやるつもりはない。
くれてやるのは、"哀れな役者"の道化芝居だけだ。

何があろうとも、他人に折られる事は許されていない。

だからフランドル・スキアーは折れる事ができない。
生かすも殺すも委ねる先は一人だけ。
己に立てた誓いがある限り、剣に寄る辺のある限り。
これまでも、そしてこれからも。
(L4) 2021/12/15(Wed) 20:44:15
公開: 2021/12/15(Wed) 20:50:00

【独】 哀れな役者 フランドル

/*
オレ天才かもしれん。
自分では折れる事も死ぬ事も選べないド依存人間らしく
投票委任してやったぜ!ギャハハハハ!
(-278) 2021/12/15(Wed) 20:46:30

【独】 哀れな役者 フランドル

/*
普通にテロだからやめた方がいいと思う(急に良識が出てくる)
人、びっくりするよ でもやるっきゃねえよなあ
(-280) 2021/12/15(Wed) 20:48:55

【独】 哀れな役者 フランドル

/*
あぁ〜秘話が返る返るタイムだ がんばるぞ〜
(-281) 2021/12/15(Wed) 20:51:16
 




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注目:フランドル 解除する

生存者 (5)

エドゥアルト
0回 残 たくさん

 

チェルシー
1回 残 たくさん

夢を見ましょう!

エアハート
0回 残 たくさん

だから始めに行く

レイ
0回 残 たくさん

傍にいますよ

シュゼット
0回 残 たくさん

ヤレヤレでさぁ

犠牲者 (5)

チェスティーノ(2d)
0回 残 たくさん

 

アンゼリカ(3d)
0回 残 たくさん

PL事情で低浮上

ノアベルト(4d)
1回 残 たくさん

月が綺麗ですねえ

ミズチ(5d)
0回 残 たくさん

ああ、そうだな

オーウェン(6d)
5回 残 たくさん

踏み入れた

処刑者 (4)

ペトルーシャ(3d)
0回 残 たくさん

さようなら

アイシャ(4d)
1回 残 たくさん

わたしのひかり

フランドル(5d)
0回 残 たくさん

人生は続いていく

スカリオーネ(6d)
3回 残 たくさん

まだ終わらない

突然死者 (0)

舞台 (2)

フェリックス
16回 残 たくさん

 

リーゼロッテ
0回 残 たくさん

置きだよ〜

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