人狼物語 三日月国


99 【身内】不平等倫理のグレイコード【R18G】

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【秘】 医療用 ユー → 愛玩用 ドゥーガル

医療用グレイの歩みは実に緩慢なものだ。
身体のままならない患者達に合わせるようにそうできている。
そうは言っても、緊急時はその限りではないけれど。
今はそうではないから、リードは余裕を保ってそこにある。

「……私が綺麗だと思うものは」

滔々と流れる饒舌を聞いている内に、外へ出た。
辺りの景色は綺麗だろうか。きっと綺麗なのだろう。
結局は何もかも造り物でしかないのだけれど。

澄んだ外気が吹き抜けても、瞳は厚い前髪の下に隠れたまま。

「今はもう、ここには無いもの…その思い出です。
患者様が、『ユー』に遺して行くものです
ただそれだけが、私の中に綺麗なものとして在り続ける

…あなたが今ここに在る私を尊ぶのであれば、
私達の価値観は、相容れないものでしょうか」
(-18) 2021/10/02(Sat) 3:07:30

【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 医療用 ユー

ならば余裕を保ったリードを更に弛ませよう。
君の半歩後ろではなく、横に追いつく。
横から分厚い前髪を気にして、ひょいと顔だって動かすよ。
隠れたままのものを無理に暴く趣味はないけれど、
興味を持っているのだという意思表示の為に、顔を寄せ

「見えるものより、見えないものの方が美しく見える。
 そういう事だってあるだろうからね。
 君の中にあるのなら相容れないものではないんじゃない?」

綺麗なものを宝箱みたいにたんまりしまい込んだもの。
今の時点での君に対しての感想はそこへ落ち着いた。
個人的な結論が出れば顔を引いて前を見て歩くのに戻ろう。

相容れないものなんかない。全て尊ぶべきもの。
吹く外気も、ぼんやりと見える塔も、平原も。

手を繋ぎ直して、また一歩。
君の隣の男は随分と晴れやかな表情だ。
だって、
一人
で歩くのは新鮮な気持ちなのだから。

「それにしても困った。宝箱は開けないに限るからなぁ。
 中身がどんなものか想像している間こそ楽しいし
 君のうちがわのものなら土産話にはできないしさ。
 手土産に出来そうな花とかないかなあ。食堂に飾りたいね」
(-25) 2021/10/02(Sat) 3:48:40

【独】 愛玩用 ドゥーガル

暴く趣味がないなんて大嘘。

いつだって3/4オンスを求めている。
削れた金貨と同じ重さを探してやまない。

綺麗なものを詰め込んだ宝箱
隣の宝箱 ああ 綺麗だなあ

この子の中には、あの子と違って
3/4オンスの素敵なものが存在するだろうか?

―― ねえカンマ。
君だったならば、どう判断した?

なあ、愛しい主人。
あなたはこの子の中には魂があると定義するだろうか?
(-26) 2021/10/02(Sat) 3:55:31

【秘】 医療用 ユー → 愛玩用 ドゥーガル

決して顔を見られたくないわけではない。
覗き込まれればそちらへ顔を向けて、
前髪の奥から視線を向けすらする。

長い前髪の奥に隠れた瞳のそのわけは、
いつからだったか、上手に笑えなくなってしまったから。
『ユー』の顔は、この世で最も優しい笑顔を浮かべる人の顔。
笑顔を作っても瞳が笑えないなら、隠してしまうしかなくて。

ああでも、先ほどの朝食の席は楽しいものだったな、なんて。
やっぱり過ぎた事ばかりが綺麗に思えて仕方ないのだと思う。

想いは何れも内にしまい込まれたままだけれど。

「…もし、相容れないものではないのなら
あなたがそう感じたなら、私もあなたの事が知りたい」

それでも全て全てがしまい込まれるなんて事は無くって。
相互理解を求める気持ちは自然と口をついて出る。
交換条件、というわけではないけれど
あなたの思う綺麗なものを探しに行くのなら、
せめてヒントがなければ手伝いようもないな。

「何も今すぐにとは言いませんから。
だから…今日の所は二人で野花の咲く場所を探して
見付かっても、見付からなくても。
それを土産話に帰る事にしましょうか」
(-27) 2021/10/02(Sat) 4:42:33

【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 医療用 ユー

覗き込んだ先で視線が合えば、それだけで十分だ。
君の瞳が何色であろうと、笑っていなかろうと、
綺麗なものを詰めた宝箱の中身を少し知れただけで、満足。
鼻先に届いた清潔な匂いに、心が満たされた。

だからこそ再度前髪の奥を覗く事はせず、
対等なリードを繋いだまま先に進む事を選んだ。
そして、君の質問に不出来ながら応じる事を選択する。

「僕の更なる自己紹介をお求めなのかなぁ。
 それとも、何かい。綺麗なものの定義についてかな。
 綺麗なものに関してならば花畑を見つけてからがいいな」

作り物の世界ならば、都合の良い花畑だって何処かに、きっと。
具体的な例が無ければ分からないというのは確かにそうなのだ。
具体的な例があっても伝わるかは不明なのも、そうなのだが。

―― だから、不出来な愛玩用は君の一歩先を行く。
迷子になっても君が連れ帰ってくれると信じて、
久々の
一人
を楽しんで、あちらへ、こちらへ。彷徨い歩こう。

「手土産に花束、そして出来れば花冠を作りたい。
 叶うならば そうだ …――

 あ、きっとこっちだ。ユー。間違ってたら訂正してね」

言いながら進んだ先には ――
(-28) 2021/10/02(Sat) 5:13:47

【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 医療用 ユー

都合の良い、作り物の花畑が存在している。
辿り着くまでに幾らか時間は掛かったものの、
不出来にしては上出来か。君が居てくれたお陰だ。

さて、花畑に辿り着いたらリードを離し
自身の上着を探って … 

清潔で綺麗な宝箱。
もとい、君の手に何かをぽんと握らせよう。

「僕の考える綺麗なものは、これが目安。
 きっかりこの重さじゃないと駄目なんだ。
 この重さだけを探して、求めてやまない。」
(-29) 2021/10/02(Sat) 5:19:34

【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 医療用 ユー

君の掌に握らせたのは何の変哲もない金貨だ。
何故か一部分が削り取られている、歪な金貨。

―― そう 3/4オンスの金貨である。
ありふれた法螺話。不出来な出鱈目。

こいつをどう判断するかは、君の受け取り方次第だな。
(-30) 2021/10/02(Sat) 5:23:49

【秘】 医療用 ユー → 愛玩用 ドゥーガル

引かれたリードのままに二人歩く。
あなたにとっては、
誰と居ようと此処では一人
なのだったか。
それでも『ユー』にとっては確かに二人だった。

小さな箱庭遊覧は続く。
誂えられたように在る花畑に辿り着いて、
それから帰るまではずっと。

本当は、ここにはきっと 迷子になるような広さなんて無い。
それでも、こうして手を握っていなければ
忽ちあなたは何処かに行ってしまいそうだな、とも感じて。
だからもう一度、柔く手を握り返すのだ。

「自己紹介でも、あなたの思う綺麗なものでも
あなたが私に話しても良いと思った事であれば、何だって。」

それがきっと、いつかは『ユー』にとっての綺麗なものになる。
前を歩くあなたもそうであればいいと思う。

そうして辿り着いた花畑で渡されたもの。
重要なのは、その重さなのだと言う。
3/4オンス。およそ21.262グラム。

医療用グレイは、本来そのような話は得意ではない。
無用な考えを巡らせて、患者を不安がらせるわけにはいかない。
だからいつだって患者の話に寄り添って、それを尊ぶだけ。
けれどそれは、それだけは
医療用である『ユー』だからこそ、覚えがあるもので。
(-34) 2021/10/02(Sat) 15:30:11

【秘】 医療用 ユー → 愛玩用 ドゥーガル

「──ああ、
あなたは"魂"を求めているのか


人間の魂の重さは21グラムである。
とある国の医師の実験によって広まった、根も葉もない話。
その実験内容は杜撰なもので、医師も幾つかの失敗を認めている。
それでも人々は実しやかにこう囁くのだ。

一人目の患者での結果である4分の3オンス。
それが人間の魂の重さなのだと。

「…ガル。
あなたがあの時、誰と居ようとここでは一人、と言ったのは…」
(-35) 2021/10/02(Sat) 15:30:45

【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 医療用 ユー

箱庭の中を彷徨いながら、退屈凌ぎに話す内容。
迷子にならないように、はぐれないように、
君の手を意識しながら話す内容は、

「僕はドゥーガル。愛玩用のグレイの片割れ。
 カンマという子と一緒に、主人に大切にされて
 所謂虐待や待遇の悪さとは無縁の生活をしていた。
 ……僕の主人、ちょっと、いや相当変なんだよねぇ。
 犬を合計15匹も飼うし、僕らを愛玩用としてじゃなくって
 個々人として、対等に接していた。変わり者なんだ。
 綺麗なものを好んで、清潔を愛していた」

緩い自己紹介。そして主人と環境のことだ。
あんまりにも退屈が過ぎる話が続くので以下省略。

―― 今は、程無くして辿り着いた綺麗な場所で
ぴかぴかに磨かれた不出来な1オンス金貨を君に握らせている。

上出来なガセネタ。不出来な金貨。
医者の君に無事に意図が通じたのならば頷き、
金貨を摘まんで、自身の元へ戻そうね。
これはとても大切なものだから。僕が尊ぶべきものだから。

「思い出も魂も共有するのは難しいだろ?
 だからこそ、君と僕は相容れない訳じゃない。
 僕が一人だと表現する理由は ……」
(-37) 2021/10/02(Sat) 17:05:29

【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 医療用 ユー

「一人は一人だからだ。別に死別した訳じゃないんだよ?
 綺麗で愛おしいカンマは生きている。
 何故ならあの日バラバラになったカンマは
 3/4オンスきっかりを喪失した訳ではなく、……」

花畑に躊躇いなく座り込み、虚構の白い命を幾つか摘んでいく。
時折金貨の重さと花の重さを比較するように、
確かめて、揺らして、持ち替える。

「重さはそのままだったからだ。よって、生きているね。
 でもここに彼は居ないし、声もしないからさぁ。
 だから一人。一人での散歩と表現するんだよ。
 ―― ところでユー?花束作ってもらえる?」

花束に適したものを選ぶのは君に任せた。
医療用だし、なんか花束に詳しいんじゃないかなって。

愛玩用は、手元の花をきっかり3/4オンス分編むのに夢中だ。

「あとはそうだなあ、僕ばっかりもあれでしょ。
 なんか話してよ。此処が綺麗だと思うかどうか、とか」
(-38) 2021/10/02(Sat) 17:16:15

【置】 愛玩用 ドゥーガル

【性能】
 ・料理:× わからない
 ・掃除:× わからない
 ・洗濯:× わからない
 ・戦闘:△ みようみまね
 ・探索:〇 綺麗なものがあるかもしれないなら
(L9) 2021/10/02(Sat) 18:00:00
公開: 2021/10/02(Sat) 18:05:00

【秘】 医療用 ユー → 愛玩用 ドゥーガル

およそ21.262グラム。
その重みは、するりと『ユー』の手から離れて行った。
医療用であるからこそ、これまでに何度も覚えた喪失感。
今はそれが、あなたの手によるものだという事だけが違う。

「……生きている。
ああ、あなたがそう定義するのなら…きっと。」

魂の所在は、現代医学をもってしても証明できていない。
身体を切り開いても、脳をばらばらに切り刻んでも
魂と呼べるようなものが宿る臓器は明らかになっていない。
人が本当に死ぬ瞬間は、誰からも忘れ去られた時なのだと
そんなひどく曖昧な主張だって広く受け入れられている。

だからあなたがそう思うのであれば
愛しい片割れは、確かに"生きて"いるのだろう。
今、どのような形でそこに在るかは些末な問題でしかなく。

「…あなたの言う通りかもしれません。
私達はきっと、相容れないわけではない」

ただ少し、物事の捉え方、視点が違うというだけで。
きっと見ているものはそんなに違わない、ように思うのは。
そんなふうに思うのは、少し烏滸がましい事だろうか。
(-42) 2021/10/02(Sat) 18:40:14

【秘】 医療用 ユー → 愛玩用 ドゥーガル

「花束…自分で作るというのは、初めてです」

それから、花束を、と掛けられた声に
医療用グレイはぽつりと独り言のようにそう零すのだった。

患者に花束を贈るのは、医療用グレイではない。
人間から預けられた花を花瓶に挿したり、
花瓶の水を入れ替えるのは仕事の内だったけれど。

つまり物はわかるというわけで、であればさして問題無い。
0と1の集合体を、極力見目好く仕立てる役は任されよう。

「ここは、…綺麗な場所だと思います
けれどそれは、私にとっての綺麗なものではなくて」

花冠を編むあなたの近くに膝をついて
細やかな花束を作る為、医療用グレイの指が命を手折る。
白ばかりというのも味気ないから、淡い色の花を少し。

「終末期の患者様の為のサナトリウム。
『ユー』の在るべき場所と、ここはよく似ているんです
だから…患者様にとっての、誰かにとっての綺麗なもの。
そんなものを集めた場所なのだろうな、と…」
(-43) 2021/10/02(Sat) 18:42:34

【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 医療用 ユー

偽物の命を手折って編んでいく。
曲げて、結って、続きを添えて、また曲げて。
ものの見方がご近所さんな君に贈る為の冠を編み上げていく。

愛玩用、烏滸がましさなら負けないぞ。
不出来は君の言葉を都合よく解釈して、満足そうに頷いた。

「綺麗で整っていて清潔なものにこそ、
 そして不完全なものにこそ魂が宿る。
 相容れない訳じゃないのならよかったぁ。
 君の中に3/4オンスがあると願ってやまないよ」

半ばまで編み上げたところで視線をそっちにやった。
嗚、ほらやっぱり。花束は君に任せて正解だったな。
不出来な花束よりは、見た目が良いものの方がいい。

和やかに微笑んでまた冠を編む。
ひとつ、ふたつ。不完全を結んでいく。
また時折金貨を確かめる動作こそあれど、
まあまあ愛玩用の動作は変わらない。
変化に乏しい、どうにも退屈な奴だった。
(-51) 2021/10/02(Sat) 20:03:04

【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 医療用 ユー

「君のはじめてもらっちゃった。なんてね。
 サナトリウムというものには疎いけれども、
 此処と似ているのならば綺麗なのだろうね。
 『ユー』と『私』が違うのだとしても、……
 ここは、君に似合いの綺麗な場所だな、と。
 僕は思うけどねぇ、押し付けもよくないから、」

考えの押し付けは何も生まないからね。
そう紡いだところで、不出来な重さの花冠が完成。
よっこいしょ。間の抜けた掛け声と共に立ち上がってさ、

「だから君であろうとユーであろうと、気が合いそうでね、
 僕は今とても嬉しいし、幸福な気持ちだと伝えておく。
 ……君の帽子、ちょっと拝借させてね?」

君の帽子に手を伸ばして、ぱっと取ってしまいたいな。
叶うならば綺麗な重さの花冠を帽子代わりに被せたいのだ。

綺麗な子には不完全なものを。
綺麗なものには、不出来なものを。
きっと君にはこの重さが入っていると思ったから。

ああ、でも勿論ね、拒否されたり避けられたらやらない。
ちんたらした動きだからね、好きに出来る筈だよ。
(-52) 2021/10/02(Sat) 20:06:30

【秘】 医療用 ユー → 愛玩用 ドゥーガル

「……私は…」

3/4オンスの重み。
つまるところは、"魂"の重み。
この医療用グレイは、それは自分達には無いものだと思っていて
或いは、あなた達にあったとしても、自分には無いものだと。

だからほんの少しの間、手元の花束に視線を落としていた。
淡い色とりどりの花に、小さな白い花を添えて
この細やかな一時を切り取ったような、柔らかな色彩。

そんな事をしていたものだから、
不意に帽子に伸びた手に気付くのは一拍の間があった。
仮にすぐに気付いていたとしても、
制止するような事は無かっただろうけれど。
(-54) 2021/10/02(Sat) 20:42:13

【秘】 医療用 ユー → 愛玩用 ドゥーガル

「…私も、あなたと同じように思います
あなたの中に、きっと同じ重みがあればいいと思う
あなたと居られたこの場所は、きっと綺麗なものだとも」

一人では、どんな思い出も寂しいばかり。
だから誰かと、あなたと居られた時間に価値があるのだと思う。
電子の塊、きっと萎れる事のないこの花々のように
それはいつまでも綺麗な思い出で在り続けるはずだから。

「ありがとう、ガル。
あなたが共に過ごしてくれた時間、あなたがくれた言葉が
『私』は何より喜ばしいものだと思います。」

今は世界にたった一つだけの重みの花冠。
帽子の代わりに乗せられるそれに指先で触れて、
それから出来上がった花束を差し出した。

花冠のお返し、ではないけれど。
ああでも、皆に渡す手土産は無くなってしまったな。
こんな事があったのだと話すだけで
許してくれるといいのだけど。

「…はじめて、あげたついでに受け取ってくれますか?」
(-55) 2021/10/02(Sat) 20:43:08

【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 医療用 ユー

君が被っていた帽子は自分の頭へ乗っけて。
この場の君には綺麗なものを、代わりにあげよう。

事実を知るには無理に宝箱を暴いて確かめるしかない。
だからこそ、今この場では贈る事によって補おう。

清潔で綺麗であろう君に似合う、不出来な重さの白い花冠を乗せ
位置を調整し、満足気に自身の両手の指先を軽く合わせた。

「ああ、よかった。君にその重さはとても似合うよ。
 完璧じゃないかもしれないけれど綺麗だ。
 完璧じゃないからこそ、君は綺麗だ。
 『ユー』。或いは『私』。どちらもね。」

白色は清潔さの象徴。医療用の君にはよく似合う、と、感じる。
無意味な電子の塊を編み上げたものを贈って満足し、
君から一歩離れて、帽子を支えて歩き出そうとした、
(-60) 2021/10/02(Sat) 22:02:30

【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 医療用 ユー

―― が、この不出来な身勝手は中断だ。

言葉にぱちと瞬きをしてそちらを見れば、
あれ。花束が差し出されていた。
予想しちゃいなかった出来事に、暫しの間、間、

不出来な金貨の重さとはまた別だ。
これは定義するなら完璧な花束というもの。
これでは、綺麗ではないのだろうか。
いや。でも。然し。

間が空いて暫し。数十秒は経過したかという頃に …――
(-61) 2021/10/02(Sat) 22:05:12

【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 医療用 ユー

笑みが戻った。花束を受け取って確かめる。

「……ありがとう、綺麗な人。
 これもまた綺麗なものだね、良いものだとも。
 帰ったら部屋に飾って今日の事を思い返すいい糧になる。
 だが、そうだなぁ。 ……ねえ、ユー。私。
 思い出すばかりだと寂しくて堪らないじゃない?」

片手でしっかり花束を持ち、
もう片手は君の手を。対等なリードを欲す。
可能であるならば来た時のように繋ぎたがる。

「愛玩用は寂しがりだからね、思い出だけじゃ足りない。
 何より、きっとはじめてだけでは物足りなくなるだろう。
 なあ、だからまた此処に連れてきておくれよ。
 不出来な僕に上出来をまた贈っておくれ。
 喜ばしい時間と言葉をまた交換しよう」
(-62) 2021/10/02(Sat) 22:06:33

【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 医療用 ユー

さて、さて。饒舌な言葉を区切って、君を改めて見ようかな。
散歩の時間はそろそろお開きにしようか。
デートは名残惜しいぐらいが丁度いい。

「さ、また不出来な犬のリードを、……いや。
 土産話をでっち上げながら一緒に帰ろう。
 ちゃんと案内してね?僕に任すとすごいことになるからねぇ。
 君を永遠に連れ回して独り占めしてしまうかもしれない。
 ……土産話も、誰かに聞かせなくちゃいけないしさ。」

君が歩き出すなら愛玩用も歩き出す予定。
花畑にはもう関心を向けない。
今は君だけが綺麗で、惹かれるものだ。

……それにしても頼むから諸々端折ってくれよ。
不出来が捗って申し訳ない事になっているからね。
(-64) 2021/10/02(Sat) 22:11:11

【秘】 医療用 ユー → 愛玩用 ドゥーガル

「私には、それがあなたに相応しいものかはわからないけれど
それがあなたにとって快い重みであればいいと思う」

暫しの間の後。
受け取られた花束に、ほんの少し安堵した。
それがあなたに似合うかはわからない、不出来な『私』だけれど
不完全なものを尊ぶあなたなら許してくれるだろうか、なんて
そんな狡い考えは、今はしまい込んでしまうとしよう。

「…あなたが望むのであれば、何処へでも。
『ユー』は…『私』は、きっといつでもお付き合いします」

散歩に出る前と同じように、
差し出された手に手を重ねる。ごく自然な動作。
あなたが対等を望むのであれば、そのように。
時には手を引いたり、引かれたり。
あなたとなら、それもまた綺麗な思い出になるのだろう。

「私があなたの『寂しい』に効く薬であればいいと思う。
その為でも、そうでなくとも。
また此処で、共に喜ばしく思う事を共有できればいいな、とも

私の思う綺麗なものは、あなたと作る事もできると
そうわかったから。」

許されるのであれば、うんと綺麗な思い出を作ろう。
たとえいつかは消えてしまう『私』だとしても。
(-68) 2021/10/02(Sat) 23:26:40

【秘】 医療用 ユー → 愛玩用 ドゥーガル

「……ふふ、
あなたに案内を任せるのも、きっと楽しい思い出になると
『私』はそう思います、でも」

また、自然に笑う事ができた。
『ユー』の顔はこの世で最も優しい笑顔を浮かべる人のもの。
今だけは、そのようにできているだろうか。

「きっと皆が食事を用意して待っているから。
それはいつかに延期して、一緒に皆の所へ帰りましょう」

確と手を繋いで、来た時と同じように
食事時に遅れない程度にゆっくりと帰路を辿る事にしよう。

あなたの贈った、不出来で、だからこそ綺麗な花冠は
帰り着くまで、ずっと医療用グレイの翠の髪を飾っていた。
(-69) 2021/10/02(Sat) 23:27:30

【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 医療用 ユー

「実のところ僕も少し考え込んでしまった。
 金貨の重さを綺麗の定義とするならば、これは違う。
 でも、 綺麗なものが似合う綺麗な君が贈ってくれたものだ。
 それに……此処では好きに過ごせと言われていたしなぁ。
 だからちょっとぐらい定義を歪めてもいいんじゃないか。
 不出来な重さを愛するならば、枠からはみ出たものも。
 上出来な不出来を慈しんでもバチは当たらない…かな、と」

愛玩用の定義から外れる、何らかの当番制。
そういう事をしようと思う精神状態ではあるのだ。
だからこそ、定義外の贈り物も綺麗だと判断しても構わない。
幾らか神経質な定義から逸れたものも、今は綺麗だと思う。

真白な花冠を被った子と手を重ねて、指同士も結んで、
対等な関係、恋人同士がやるように繋いでしまおうね。
ゆっくりとした歩みで花畑を離れ、綺麗な君の横を行く。

「あはは、嬉しい。なら君が嫌って程付き合ってもらおうかな。
 今度は君に起こしに来てもらって、睡眠障害を気取ってさ
 キスを処方してもらって、寂しいを解消する薬を貰おう。
 だから、喜びも幸せも、綺麗なものも、また共にね、… ?」
(-72) 2021/10/03(Sun) 0:41:51

【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 医療用 ユー

手を引いて手を引かれ、時折揺らして あ 笑った。
瞬きなんかもったいなくて。いいや、瞬きを思わず忘れて
じっと横で凝視する事になったな。

でも、言葉を掛けるのも野暮だろうなあ。
だから一拍置いてから一緒に緩く笑うだけ。
何処かを彷徨い歩くふりをして攫う事もなく来た道を戻るだけ。

「皆仲良くしてるかな? してるといいなぁ。
 そして僕を出来る限り甘やかしてくれるといいなぁ。
 食器の片付け…… 僕は皿を割りかねないからさ?
 まあでも、いざとなれば君に世話を焼いてもらえばいいかあ」

道中の和やかな会話にぼんやりにも程がある言葉が混ざった。
辿り着けば君の手を離して、帽子を返して、またね。

次をねだる挨拶と微笑みと共に手を振って、
その場限りの不出来は花束と共に去って行った …――
(-73) 2021/10/03(Sun) 0:44:07

【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 医療用 ユー

君から貰った花束は部屋のベッドの傍に飾っておく。

一束だけじゃ寂しいだろう。
思い出だけじゃ足りないだろう。

だからまた是非、気が向いた時に犬のリードを引いてくれ。
それか対等な位置を恋人のように歩かせておくれ。

不出来な上出来は確かに快い重みだったよ
それでは また。
(-74) 2021/10/03(Sun) 0:47:02
ドゥーガルは、上機嫌で自室へ戻って行った。暫くの間はどたばたと 部屋の中から物音が喧しく響いていることだろう。
(a59) 2021/10/03(Sun) 0:56:26

【神】 愛玩用 ドゥーガル

/*ドゥーガルが起点は
まずい
。ありがとう神様本絞りレモン様。
(G45) 2021/10/03(Sun) 1:29:15

【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 探偵用 ジョシュア

朝食が済み暫くした後。或いは、昼食後。
それか君が自室に居る時間。朝から夜に掛けての任意の時間。
とどのつまりはまあふわっと本日中に、

―― こん、こん。
君の自室の扉をノックしよう。

「やあ。ジョシュア、いるかい?
 不出来でドアホのドゥーガルなのだけれども。
 君に朝食の時間の事を謝らなければならないと思ってね、
 こうして君の部屋までのろのろやって来たんだよ。
 アンポンタンはあんまりにもあんまりだし、……
 君にあの場をどうにかするのを任せてしまっただろう?」

そして扉越しに声を掛ける。
暢気な声色であるのには間違いない、が。
茶化すような色合いでも、弾む色合いでもないだろうな。

「……言い訳はしない。今朝はごめんね。そしてありがとう。」
(-75) 2021/10/03(Sun) 2:10:59

【神】 愛玩用 ドゥーガル

/*エレクトリカルパレー(ド)です。
 当番の割り振りお疲れさまです、ありがとうございます。
 
 此方は特に問題はありません。
 他の方が何かあるようでしたら合わせます。
 ガルも確定RPで代わり要員……とは思ったのですが、
 性能上厳しそうですね?ポンコツめ。
 大変申し訳ない。ご迷惑お掛けします。
 
 描写で皿引っ繰り返させたりとかまあなんか……
 いい感じに使ってくださいね。必要なら。
(G57) 2021/10/03(Sun) 2:24:31
 




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生存者 (3)

エマ
9回 残 たくさん

これは、休暇だ。

ジョシュア
0回 残 たくさん

人間?

アメフラシ
0回 残 たくさん

 

犠牲者 (5)

スコーピオ(2d)
0回 残 たくさん

 

みかん(3d)
0回 残 たくさん

橋は落ちました?

ドゥーガル(4d)
2回 残 たくさん

確かに傍に居たよ

アタナシアス(4d)
0回 残 たくさん

幸せを

リヤ(5d)
0回 残 たくさん

大丈夫。

処刑者 (4)

シェルタン(3d)
1回 残 たくさん

 

ルツ(4d)
0回 残 たくさん

君に祈ろう

スオ(5d)
12回 残 たくさん

不完全な猫

ユー(7d)
22回 残 たくさん

お大事に

突然死者 (0)

舞台 (1)

ブラック
0回 残 たくさん

 

発言種別

通常発言
独り言
内緒話
囁き系
死者のうめき
舞台
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