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【秘】 休暇中 カウス → 内定者 アンタレスこん、こん、こん。 彼女の船室扉をたたく、ノックの音がする。 それは屹度恭しく彼女に傅く使用人やクルーが 用向きある時に遠慮がちに慣らす音と、変わらない。 「ごきげんよう、Ms. ご在室でしょうか。」 (-126) 2021/07/04(Sun) 14:03:06 |
アンタレスは、扉越しにこもった声の主が誰なのかわからなかった。 (a37) 2021/07/04(Sun) 20:53:29 |
【秘】 内定者 アンタレス → 休暇中 カウス昨日一度会話した程度では、あなたと同定する事が出来なかったのだ。 従業員であるとの疑いもなく扉を開けた。 「なんでしょうか、ルームサービスを呼んだ覚えはありませんが……。」 立っていたのは明らかに従業員では無さそうだ。 「……どなたでしょうか。」 言いつつ、扉を閉めようとする。 手で抑えるのも、靴を挟む余裕もまだあるタイミング。 (-189) 2021/07/04(Sun) 20:53:45 |
【秘】 休暇中 カウス → 内定者 アンタレス当然。 開かれた扉の隙には間髪を入れずにこの者の靴が 遠慮なく差し入れられた。 鉄板を仕込んだ硬いつま先は杭のようで 扉を閉めたい彼女の意思を、つらぬくのを難儀にさせる。 「やあ、遊びに来たよ、"アン"? ───にしても無防備だなあ。 従業員相手でもまず応対は扉越しにしろって "お兄様"に習わなかったのか?」 にやにやと口許が綻んでしまうのは 純粋に愉快だからに他ならない。 彼女がもし特殊な行動に及ばぬのならば 開いた隙間から伸びる手が、その肩を押す。 部屋主を中に突き飛ばすことで扉の自由を奪い 強引に入室してしまおうという手口だ。 (-249) 2021/07/05(Mon) 9:28:10 |
【秘】 内定者 アンタレス → 休暇中 カウス「…ッ! あなたはッ!?」 ドアノブを引っ張り抵抗をするも軍属とそれ以外、体幹の差は瞭然で易々と突き飛ばされてしまう。 はっとドアに駆寄ろうとも、それはあなたの侵入が成された後だった。 「……何の用。」 毅然としているが怯えがみえる、ただ突き飛ばす事でさえ、彼女には馴染みのない"暴力"だった。 (-275) 2021/07/05(Mon) 12:47:31 |
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