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【独】 鼓動を鳴らせ! 若井匠海若井匠海は、今日も大体他人事だ。 自分の事も他人事にしてしまえれば楽だった。 いつもは自分の味方だった額縁という名の窓にクソムカつく先公と、それのお気に入りだった生徒が映った。 あぁ…偶に夢にまで見るのに。今度は現実でまで見ちまった… とてつもなく現実に近い動物小屋と無難な色の兎達…の中にありえないくらいぐっっっっちゃぐちゃに書かれたドピンクのうさぎが1匹入った絵。 県まで行って知事から表彰されたらしいと聞いた絵。 自分のは駄目だった。空が綺麗だったから、そのままを切り取って描いたのに。異能まで使って精巧に精巧を極めて描いたのに…。 前衛芸術、現代美術にお熱だった中学校時代の先生は、見事に俺の作品を切り捨てた。 嫌な事思い出しちまった。けどそれを解消する先もなく。殿畑はどこいったかな?一緒になんか…あ。あいつも休んでるんだった…。 本当にウケる。 若井匠海は、肩を叩かれない人生を謳歌している。 (-67) 2021/11/05(Fri) 1:22:02 |
若井匠海は、人生を謳歌している! (a16) 2021/11/05(Fri) 1:24:27 |
【独】 鼓動を鳴らせ! 若井匠海若井匠海は、現代美術滅殺過激派で、本人は写実派の自然主義で、"美"術が好きで、自分の作った作品は全て愛している。 実家には作ったものが…祖父の誕生日の時に、一番最初に作り方を教えて貰って作った… 折り紙のリースから何から全て、取ってあるに違いない。 若井匠海は、若い匠と呼ばれて賞賛を浴びたい。 若井匠海の1番好きな物で、1番欲しい物で、1番自分とは遠い物は、万雷の拍手喝采と自分の作った作品全てを語彙の限りを尽くして褒め称えてくれる世界中の人間達だ (-70) 2021/11/05(Fri) 1:31:17 |
【独】 鼓動を鳴らせ! 若井匠海「若井匠海。」 「俺は若井匠海。いずれ世界中に轟散らすかもしれない名前だぜ?覚えておけよな。損するぜ?」 「轟かなかった場合…?」 「前に言わなかったけ。俺の将来の夢、板金工。マジで言ってんだぜ。せーんせ。…手?抜かないよぉ。何事も抜かりなーく進めますっ!生徒は先生の言う事を聞きましょう。これ、学校の掟ね。」 (-74) 2021/11/05(Fri) 1:49:44 |
【独】 鼓動を鳴らせ! 若井匠海若井匠海は、部室に戻る気にもなれず 誰かと騒ぐ気にもならず ただ今起きている事、起きるかもしれない事、怒る事全てを忘れ現実逃避に費やしたかった。 だから…普段誰も立ち入らない様な、使われない階段の裏側とかで睡眠を摂ったそう。 夢は見た。しかし起きる頃には忘れていた。 (-82) 2021/11/05(Fri) 3:06:07 |
【独】 鼓動を鳴らせ! 若井匠海「あ!せんせーおはよーございま!えぇ〜ちょっと寝るぐらい大目に見てくださいよ〜〜〜」 「で。殿畑。もう飲んだんすよね。どうなったんすか?」 「…計算式が目の前で異常発達してる…?どゆこと!?ま、まぁ後で本人に聞くんでいいんすけど…」 「…せんせぇ〜。次の番って俺っすか?それとも明後日?いつ?何時になったら俺の番、来ます?」 「いやトチりなだけっすけど。…異能強化だか退化だか変異だか知らんけど、やっぱチョット飲みたいよネ。1回拒否した身分でアレっすけど」 「俺ねぇ。もし俺の思うように変異したら…俺が作った俺だけの世界でずっと暮らしたいなぁ…出れないのはちょっと困るかもだけど」 「俺の描いた精巧で美しい絵の中で暮らせたら、それでいい気がしてきたよ〜万人にウケる絵ってこの世にゃねーんすわ。価値観、人によって違うっしょ?」 「だから…もういっそねぇ価値を評価されない世界に行くのもアリ!ってカンジ?俺しかいないんなら俺がこ正しく評価してやれるんだってね!」 「退化したら?…へへ。泣く。」 「うぃっす!大人しく待ってるっす!肩3回叩かれるの!俺ずっと待ってるっす〜」 「…起こしてくれんなよな〜ったくよ〜いい夢見れてたのに…」 (-93) 2021/11/05(Fri) 4:33:15 |
若井匠海は、クラスメイトも居ないし、殿畑も居ないし、昼メンは数人減っていたが、暢気していた (a21) 2021/11/05(Fri) 4:34:59 |
【独】 鼓動を鳴らせ! 若井匠海「…数列が異常発達って何?魔術師にでもなんのか?あいつ…」 「殿畑くぅ〜んは何が欲しくてこれやってたんだろ〜…」 「…金だな!!!!!」 金だった。 (-100) 2021/11/05(Fri) 4:47:42 |
若井匠海は、安定の平常の大仰の通常運転だ。身振り手振りは嫌ほど大きい。 (a25) 2021/11/05(Fri) 4:57:46 |
【独】 鼓動を鳴らせ! 若井匠海「ジオラマんなかに入るんでもいいなぁ 中入れたら欠陥に気づけるし、もしかしたら…場合によっては…そこで暮らせるかもってコト!?!?!??」 テンションがブチ上がった。しかしその光景、傍目から見たらちっちゃい学生がせっせとジオラマの中で餌を蓄えて暮らすような、なんかハムスター飼ってるみたいな光景になる気がするが 「楽しくなってきちゃった…」 気にしないみたい…。 (-107) 2021/11/05(Fri) 5:31:55 |
若井匠海は、自分の世界に殉じたい。 (a26) 2021/11/05(Fri) 5:34:49 |
若井匠海は、「だからPresent for You !グットラックをおすそ分け❤」 (a27) 2021/11/05(Fri) 5:37:04 |
【独】 鼓動を鳴らせ! 若井匠海昼食時。数人抜けた席は何時まで経っても埋まらず。何だか食欲も無さそうな面々が揃っていた。ウェイにも怖いものはあった。 で。その中に平然と居座る軽ーいウェイこと若井匠海は (なんか静まり返ってる…) ぐらいにしか思わなかった。 「へぇ、休み?…ふーん?薬飲まされたって連絡が。」 「誰に飲まされたとか…知ってるん!?え見てないの?あそぉ ヤダァ〜〜〜俺も怖いわ〜も〜ぉれ非力だもん…警棒とか買おっかナ?全員でオソロにする???」 他人事だった。 「馬鹿言え今だからこそふざけるべきだろ。そーゆー難しい事はね、先生たちが何とかしてくれるって〜普段あれだけ俺らこき使わせてたらそりゃ!最低限の仕事はすると思わねぇ? 俺らに出来ることは…ま精々見舞いか電話かメールとか。身近な場所だけCure…後は自分の身は自分で守ろう!」 他人事だった。 「以上だ!!!…そろそろ食わんと冷めるぜ!?カツ丼。」 (-129) 2021/11/05(Fri) 14:43:56 |
【独】 鼓動を鳴らせ! 若井匠海授業なんか最早体面だけの自習となり、その自習中はというと、お通夜かパンデミックか学校内で行われる疑心暗鬼のデスゲームな様相を呈し始めていた。 何も今日に始まった事じゃないかもしれないが。この男はそれを大体今日認識したらしい。 なんか面倒だったし、勉強もめんどかったので、適当に気負った振りをして保健室行きまーすとほざいた男は部室に居た。 騒がしいのは好きだ。だけど負の方面で騒がしいのは好きじゃない。なら静かな方を選ぶ。そちらも好きだからだ。 さて何をするか…。 ジオラマでも作るか。絵はまた暫く封印だ。やる気になったらやる。 多分。 何作ろうかな…。 (-131) 2021/11/05(Fri) 14:56:12 |
若井匠海は、全くの空想上の物を作ろうとし、"失敗"した。 (a32) 2021/11/05(Fri) 14:56:45 |
若井匠海は、目の前にある物の再現が一番得意らしい。 (a33) 2021/11/05(Fri) 14:58:43 |
【独】 鼓動を鳴らせ! 若井匠海「…やっぱり?」 ごちゃごちゃの何かが出来てしまった。 捨てた。 やっぱり自分で1から想像力を働かせて何かを作るのに向いていない様だ。頭の中の設計図は大概役に立たない。目視出来る設計図が欲しい。 (-133) 2021/11/05(Fri) 15:01:42 |
【独】 鼓動を鳴らせ! 若井匠海しかし…想像力が1番大事な分野で、想像力の無い人間が美術系の大学へ行った所でドロップアウトが関の山…か? いずれ貰える片道切符。有効活用出来るのか? 若井匠海は考える。 若井匠海は考えている。 若井匠海は大体美術のことに関してはずっと何かを考えている。 若井匠海は、なるたけ夢を追い続けたいが、現実は厳しい事も知っている。 (-135) 2021/11/05(Fri) 15:14:22 |
【独】 鼓動を鳴らせ! 若井匠海若井匠海は、偶に自分の追い求めているものが分からなくなる。 美術が好きなのか美学が好きなのか、それとも自己愛から来る自己顕示欲を満たしたいのかが分からない。 ただ、昔。親が出かけている日に、手慰みにと祖父母に習って作った巾着袋を皆から褒めて貰えた事をずっと覚えている。 それと同時に、中学の時の事もすっと思い出す。 若井匠海は、若井匠海が分からない。が、自分の事すら他人事にするのは気が引ける。 なので、考えている。 (-137) 2021/11/05(Fri) 16:19:38 |
【独】 鼓動を鳴らせ! 若井匠海今も巾着袋は何処かにしまってあるだろう。彼は彼の作品全てが稚拙であろうが斜陽であろうが大好きだ。 他の人の作品を見るのも好きだ。地雷にさえ引っかからなければ… しかしこの世は彼にとっての地雷が多く…バンクシーも壁に書いてあるタイプとかシュレッダーの奴とかは駄目な奴で… 大抵美術館に行くと分野が綯い交ぜにしてある事が多いので、感情がごっちゃになるそうな。ギギギ… (-138) 2021/11/05(Fri) 16:23:45 |
【独】 鼓動を鳴らせ! 若井匠海失敗作は"失敗"作なので、好きではない。 作ろうとして作ってちゃんと形にならなかったものは捨てる。 あと自分の手で前衛、現代芸術めいた何かを作ってしまったら大好きになれる自信が無い。多分捨てる… 思考が飛躍してどこかへ行ってしまった為、無になってしまった。部室、咳をしても1人。ウェイしても1人。 たとえ殿畑が居たとして、乗りにノるタイプか?と言われると微妙な所だが…。 機嫌が良いと乗ってくれる。かも。多分。見た事ねぇけど (-140) 2021/11/05(Fri) 16:37:56 |
【独】 鼓動を鳴らせ! 若井匠海「ウフフ…イヤッホーン」 いっそ全部音楽で吹き飛ばすか!悩みとか俺に必要、なくない!? ウェイはウェイである。その場を乗り切ることに終始する。今日も暢気していたい。若井匠海は、騒がしいのも好きだ。 [さびたつるぎならあるのさ 随分前に携えた] (-141) 2021/11/05(Fri) 16:46:49 |
若井匠海は、ふらっと自習中の教室に戻ってきて早速イヤホンをつけた。 (a34) 2021/11/05(Fri) 16:54:45 |
【独】 鼓動を鳴らせ! 若井匠海「うっす!体調良くなったっす!元々悪くないだろって?ウフフ…バレた?」 「いやチクられんのは普通に困るわぁ〜なにがお望み!?今度キット〇ットとか全員分!買ってくるから先生には黙っててくれよボーイミーツガール〜」 「1人1箱な訳がねぇだろ!?!?!!」 譲れない、一線。懐は…大体寒い。 (-144) 2021/11/05(Fri) 16:59:51 |
【独】 鼓動を鳴らせ! 若井匠海さて。そろそろ諸々の騒動も落ち着きを見せたのであろうか…。談話室なりグラウンドなり屋上なりに出てもいいが、報復がコワイ。 自分から出向いて行った時に、 「どの面下げて来やがった!」 と言われる事自体は気にしない男だが、報復は普通に怖い。痛いのは嫌である。基本的に。自分でやる事自体はそれほど…………。気にしないが。 なので。 「オラッ菓子だくらえっ!」 若井匠海、今日も防護壁の中。要は人の渦の中心。一番喧嘩になった時に安全で、一番他者に罪を擦り付けやすい環境で、 一番 情報が入ってしまう位置でもあり 『誰々の異能が変わって被害が出たらしい』 なんか最近そういう話多いよなぁ〜。アレガチなの?結局。 『異能暴走で誰々が何かなった』 ガチなんか?大変ね〜。まぁお前は巻き込まれないで済んだんしょ?セーフ!ってね〜 『異能暴走で動物が』 動物が!? 『最近は喧し過ぎる』 そうかなぁ?まぁ体育祭前だし?多少は?そゆのも?あんじゃん? 『薬の受け渡しを見た』 本当に? 『誰々が薬の出所を探』 へ〜!勇気あるねぇ。ご立派!頑張って来いよな! 『お前何か知らない?』 いやいやいや!知ってる訳ないっしょ〜。皆さんご存じ俺だぜ? 今日もクラスは賑やかだ。嫌な方面で"賑やか"だ。 若井匠海は賑やかの中で過ごしている。 が、此処ももう何だか居づらくなってきた…。外出るか。 (-162) 2021/11/05(Fri) 20:33:23 |
【独】 鼓動を鳴らせ! 若井匠海保健室。人が居る。 談話室、人がいる。 屋上、人が溜まりやすい。それに寒い! 部室。絵がある。 秘密の溜まり場。うーん、パス! 「くっそ〜何処行っても噂 噂 噂 に関わる。ウワサならもっと潜んでくれねぇかなぁ〜もはやこれは噂じゃなくて災害の伝達じゃーん!!!」と。主にその人災を焚き付け、拡散し、伝達する側が何処かでわめいていた。 → (-164) 2021/11/05(Fri) 20:44:04 |
【独】 鼓動を鳴らせ! 若井匠海「ま、元からそうだったかもしれん!あはは〜」 さっきまでの急ぎ足はどこへやら…。暢気にスキップまで始める始末。 切り替えが早くて結構。きっと先生もそう言うに違いなく。 スキップスキップらんらんらんで何処かへGOした。 …今日は少し調子がおかしいのかな?俺…。 と若干自分に疑念を抱いたが、まぁ数分後には忘れた。 (-167) 2021/11/05(Fri) 20:58:58 |
【独】 鼓動を鳴らせ! 若井匠海/* そういえば ソロールで忘れておりましたが 「今日の薬、どうすんだ?」 何もなければパスじゃないかな…。 (-169) 2021/11/05(Fri) 21:02:21 |
【独】 鼓動を鳴らせ! 若井匠海若井匠海以外の知らない。は、誠意を尽くした上であったり、もしくは知りようの無い物は知れないという事で。これは全く罪ではないが。 若井匠海にだけ置いては、知らない、知ろうとしない。を意図的に選んでいる。これは全くの罪である。 それでも若井匠海は出来るだけ人との直接的な接触を全てを避けてよけて面倒事とはおさらばを選んだ。何故か。"そうする気が全く起きなかった"が1番である。2番目は単純に巻き込み事故が怖く、3番目は知らない。 先程もどこか別の場所へ行こうと言いながらも、結局は部室に至り、突っ立っている。行ったのなんか購買ぐらいのもんで。それも一瞬。 部室には絵が置いてある。朝だかに描いていた、描きかけのものが。 手に取って眺める。眺めずともわかるが…殆ど書いていないに等しい状態だ。かと言って加筆の気が起きず。加筆しても失敗作になる予感しかしない。 中途半端だなぁ。絵も己も中途半端![末路哀れも覚悟の上]じゃなかったのか? あの日自分を鼓舞した歌は今はプレイリストの1番下へ。代わりに… [あれ足りない?これ足りない? 結局の所 自分が足りな] 掛かっていた曲も中途半端で止めてしまった。それにしても最近はイヤホンの付け外しが多い。人のいる所ではすぐ付けないと 身が持たな なんか面倒くさくなる。「あー。」 若井匠海は、少し。本当に少しだけ途方に暮れたが。 すぐに元の調子に戻った。へらへら。 …キャンバスは、しまった。 (-217) 2021/11/06(Sat) 1:59:08 |
【独】 鼓動を鳴らせ! 若井匠海ープルルル プルルル プツッー 「殿畑ぁ。そっち調子良くなった?」 ー留守番電話にお繋ぎしますー 「ウフフ。」 バーカ。 小学生以下の理不尽な罵倒を記録に残さず押し付けた若井は知るよしもない事だが。 この頃殿畑は、未だ目の前に延々と現れ続ける数式や数列をガンガン痛む頭の中で解いて消して解いて消してを繰り返していたらしい。今日び電話に出る余裕など存在しなかった。 (-220) 2021/11/06(Sat) 2:13:12 |
若井匠海は、先生から肩を叩かれる日を暢気に待っている。欠伸をしながら (a42) 2021/11/06(Sat) 2:59:00 |
【独】 鼓動を鳴らせ! 若井匠海「入会するか〜全日本帰りたい協会学生支部」 そんなものは無い。 結局まだうじうじ悩んでいる最中だった。多分今日全編これかと思われる。全てを吹き飛ばす爆音は、今は鳴らず鳴らさずで無音。 がまぁしかし…ある意味これも青春かもしれない。 部活に打ち込む事が青春だった。と後に語る人間も多いし、 人間関係のゴタゴタこそが青春だった。と述べる者も多く、 それらで思い悩む事自体が青春の1ページと看做されるのであれば、 ある意味この男は全部やっている。 /* と思…う。 全てをやらかしたのはPLである。お叱りご意見ご鞭撻を御頂戴する前に、こういい感じにある程度纏めようと思う。 PL発言も、ここではこれで…終わりだ!私は楽しかった!参加出来て良かった!最後まで楽しんで行くぞ!!!あと2日とちょっと…?よろしくお願い申し上げます。気をつけつつ、やる!以上! (-285) 2021/11/06(Sat) 14:51:01 |
【独】 鼓動を鳴らせ! 若井匠海大概、彼が異能を使う時は。コンペに追われていたり出し物に追われていたりその他何か急用があった時に使っている。 ビートオブハート。略してビトハ。 効能は一日3回×10分の過集中と手先の器用さ、プラスアルファで身体強化。それ以上でもなく、それ以下でもなく。ものづくりやら絵自体の才能は自分で培ってきた。信じてくれたのは家族だけだったが。 他に教えようとしなかったのもまた、彼である。 「手早く仕上げるのは罪かね? その場で10分もせずに似顔絵を書く人間は褒められて、どーして俺が10分で似顔絵以上まで描いた絵が評価されないんだか… 理解に苦しんじゃうよ〜〜〜どうなってんの!?この世」 創意工夫が足りないのか?精巧さが足りないのか?サービス精神が足りないのか?リアルを追求するのは悪いことか?生まれてきた時代のせいか?時代が全て悪いのか?違うのか?じゃあ俺が悪いのか?異能が足枷なのか? 若井匠海は、やっぱり"美とは"何かが分からない。 (-297) 2021/11/06(Sat) 17:37:16 |
【独】 鼓動を鳴らせ! 若井匠海なので、己の心に手を当てながら、今日も"美とは?"と呟き答えを追い続けるだけである。 それは中学の頃からずーっと変わらずに持っていた彼の悩みの種であり、アイデンティティの内の一つであった。 これが解消される日は、まだずっと遠い。 「ウフフ…明日はなんかしよ」 なんかしよう。明日はなんかしよう。今日は全部中途半端だったけど。明日は多分、クラスメイトも戻ってくるし、昼メンも戻ってくるだろうし、殿畑だって数式を全部解いた上で戻ってくる。 「新生殿畑くぅ〜んになんか…設計図を」 書いてもらう気である。 病み上がりでもお構い無し!彼は平常であった。 肩を叩かれて自分が被検体になる迄はずっとこのまま… …いや。 なった後も大体こんな感じであろう。 この…明るさと軽さと無礼さもその他も全て含めて彼のアイデンティティであった為。 「先生の言う事は守りましょ〜う」 「学園には従いましょ〜う」 「お薬はちゃんと飲ませましょ〜う」 若井匠海は、今日もヘラヘラしていた。 何を隠すでもなく、何かを隠したとしてもそれに気づかず。 ヘラヘラしていた。 絵もいつか、また描きたくなるに違いない。それまでちょっと、隅っこでおやすみ。 (-298) 2021/11/06(Sat) 17:37:33 |
【独】 鼓動を鳴らせ! 若井匠海椅子に座って日が落ちるのを待った。 体裁だけの授業はとうの昔に終わりのチャイムを鳴らしていた。 練習もそこそこに、急いで帰る奴が多い気がする。皆なんかに怯えてるのかもネッ。 いずれ、帰りを促すいつもの放送が鳴るだろう。昨日だったか、その前だったかの朝欠けた奴。結局機材トラブルだったそうじゃないか!驚かせないでくれよ〜。 そうじゃなかったのは何となく知っているが、若井匠海は無理矢理そう認識する。機材トラブルだ。誰が何と言おうとも機材トラブルだ。 いつの間にか詰めていた息を吐きだした。 昼間まぶしい太陽さん。今は視界の端っこで、雲に隠されてもまっかっか。真っ赤な秋ももう終わりの季節。今年はもう、見納めか? 雲が焼け終わるのを眺めている。窓越し一人。 時期に、見回りの警備員なり誰かが来るだろう。 「もうそろそろ帰りなさい」と、促しの声も掛かるだろう。 誰が来なくても、カラスが鳴いて自分の背を追い立てるであろう。 それまで。 若井匠海は、ここに居る。真正面を見据えたまま。 若井匠海は、焼け落ちて黒ずむ雲を見ている。額縁越しに。 若井匠海は、グラウンドが見えない位置に陣取っていた。余計な情報は要らなかったため。 若井匠海は、今日も暢気に此処に居た。 若井匠海は、一番平穏から遠く。一番平穏を壊しつつ。 しかし一番平穏の近くに佇んで、一番笑って過ごしていた。 「このとーりね!」 (-303) 2021/11/06(Sat) 18:21:20 |
【赤】 鼓動を鳴らせ! 若井匠海/* 念のための居ます!のご報告をば。 こちら特に指定御座いません、この後中身が席を外すかもなのでお伝えを…(既ににコミット済) (*12) 2021/11/06(Sat) 19:31:57 |
【赤】 鼓動を鳴らせ! 若井匠海/* あれそうだったんですか!それは失礼しました…!急ぎの用事ではないので多分時間取れると思います。 此方からも誰かに一つ入れておく、成程了解です。お手数おかけしました…! (*14) 2021/11/06(Sat) 19:43:23 |
若井匠海は、帰る間際、軽く振り帰って虚空に手を振った。「じゃ、また明日!」 (a49) 2021/11/06(Sat) 20:57:10 |
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