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【墓】 宣教用 ルツ□ストレス値チェック 招集時の値から徐々に低下。 三日目夜、メンテナンス前に最低値を記録。 四日目朝の段階で僅かに上昇。その後低下。 以降も上昇と低下を小さな波で繰り返している。 (+22) 2021/10/07(Thu) 17:19:08 |
【墓】 宣教用 ルツ「昼食は摂らねば、動く体力が賄えないな」 のそのそとキッチンで自分の分を用意し始める。 みかんが残したメモに気づくと、 一品ずつ容器に『みかん』と書いた付箋を貼っておいた。 全員分あるようなので、足りなくなる心配はなさそうだが。 「怪我をしていても、 ジョシュアは他より動けそうだ」 任せきりはいただけないが、能力差というのも存在する。 無理ない範囲で暴れてもらおう。 (+23) 2021/10/07(Thu) 17:35:02 |
【墓】 宣教用 ルツ「そうか? では遠慮なくスオに頼もうかな。 気遣ってくれて嬉しいよ」 ポトフとプリンだけは自分で用意。 残りのグラタンをお願いするつもりのようだ。 「……しかし、みかんと夕食作りの約束をしたんだが 今日旅館に向かうとなると予定が…… 後で頼んで調整してもらう必要があるか」 (+25) 2021/10/07(Thu) 18:25:07 |
【秘】 宣教用 ルツ → 飴色の世界 みかん「とびきりの笑顔は、一つの幸せの提示だろう。 だがそれは、自然と現れた場合に言えることだ」 いつかのように、あなたの頬を包んで。 親指で口の端をむに、とわざと下げてみる。 「……誰が君に問題があると指摘したのかは不明だが、 無理をした笑顔は、ただ口角を上げる動作にしかならない」 頬に添えていた手を離して、 今度は飴色を包む手に、上から自分の両手を重ねる。 「勿論だ。みかんのうれしいは、確かにそこにある。 私は、ご機嫌になる前の君の笑顔からでも、 しっかりとうれしいを感じていたよ。 それでは、不十分なのか?」 己ではない誰かにも、伝わらなければ駄目なのだろうか。 どうすれば、あなたの不十分は解消できるのだろう。 (-119) 2021/10/07(Thu) 18:36:36 |
【墓】 宣教用 ルツ「ああ、リヤのことも忘れていないさ。 美味しい昼食をありがとう。 いやなに、夕食ついでにみかんにデザート作りを 教えてもらう約束があってな」 なんでもない約束なのだ、と。 グラタンが適度に冷めるまで待ちながら、 『皆で温泉に行く』を楽しみにする子を眺めていた。 そして、ミルクが渦巻き状に溶けていく紅茶に視線を落とす。 「…………心配いらないよ。 アナのことは、私が連れて帰ってくる」 (+32) 2021/10/07(Thu) 19:11:57 |
ルツは、昼食の後に一度、アタナシアスの部屋へ戻った。 (c39) 2021/10/07(Thu) 19:18:22 |
【秘】 宣教用 ルツ → ■■■ アタナシアス宣教用は、再びあなたの傍らに腰掛けた。 「……君に渡そうとして渡せなかったものがあるんだ。 朝起きたら……ともすれば変わらず会えるかもしれないと、 そう期待してしまっていたから。 あの夜に渡し損ねてしまってね。笑われてしまうかな」 肌身離さず身につけていたロザリオ。 いつも祈る為に使っていたそれを御守りのように、 あなたの胸元にそっと置いた。 「ロザリオには、薔薇の冠という意味がある。 珠を繰りながら祈る様子が、 薔薇の花輪を編むようだからその名がついた。 59個の珠を持つものが、一般的だな。 だから、50と9本の薔薇の花束を。君に贈ろう。 《永遠》に私と、《いつも一緒にいてほしい》 」 (-127) 2021/10/07(Thu) 19:23:47 |
【秘】 宣教用 ルツ → ■■■ アタナシアス「ああ、全く年甲斐もない。初めてだ、こんな気持ちは」 こんな、自分本位の我儘は。 「許してくれなんて言わない。 たとえ許しがなくたって、また君の声を聴けるのなら、 また君に『おはよう』を言えるなら、何だってする。 アタナシアス。 死ではなく、私が。君の救いになる 」だから、君に目を開けてほしい。そう決めた。 (-128) 2021/10/07(Thu) 19:25:00 |
【秘】 宣教用 ルツ → ■■■ アタナシアス/* 啖呵を切ってしまいましたけれど 具体的にプランってございましたか!?!?(例:塔を攻略する、のような) (-129) 2021/10/07(Thu) 19:27:50 |
【秘】 宣教用 ルツ → 飴色の世界 みかん「ふ、ははは!」 わたわたするあなたを見て、大きく笑う。 きっとここで過ごした間に見せた中では一番の笑顔。 意地悪でちょっとだけ長くそのままにしていたかもしれない。 すまん、すまんと謝りながら。 「困った顔のみかんは可愛いな。うん。 たまにはそういう顔も見せてくれると、 笑顔がもっと特別なものになる」 「悲しいときでも笑顔を作れば気が紛れるとは言うが、 ……やはり、いつもそうである必要はないと思うんだ」 ゆっくりと、言葉があなたに沁み込むように。 「ああ。聞きたい人がいるのなら、確認してみると良い。 その方が、きっと確実だ」 落ち込んだ風な雰囲気を感じ取って、 髪の間に手を差し込んで、頭をくしゃくしゃと撫でた。 (-132) 2021/10/07(Thu) 20:31:42 |
【秘】 宣教用 ルツ → 救済者 ユー「やあ、ユー。 元気にしていたかな」 塔の上層。 ユーサネイジアが待ち受ける場所に、宣教用が訪れた。 足元の細かな瓦礫を避けて歩いて、 普段と変わらない様子であなたに近づく。 「思えば、君とゆっくり話すことはなかった。 ……どんな気分だ?ここから景色を眺めるのは」 人工的に吹く風が、 あなたのそれより少しくすんだ緑の髪を揺らした。 (-144) 2021/10/07(Thu) 22:00:26 |
【秘】 宣教用 ルツ → 待っていて アタナシアス「……、……」 確かに、その笑顔が見えた。 何か言おうと、口を開いて、何も言えずに閉じて。 それを何回か繰り返して。 結局何も言えなかったから、あなたの手をとった。 それを額に押し当てて、ただただ、祈った。 ──早く君に会えますように。 生まれて初めて、泣きたいほどに嬉しくなった。 (-156) 2021/10/07(Thu) 23:12:56 |
【秘】 宣教用 ルツ → 救済者 ユー「そうだな。慌ただしい日だったよ。 皆、落ち込んだり焦ったり、いなくなるしで忙しない」 自分もそのうちの一人である故、呆れるしかないのだが。 「虚しいか。否定はしない。 我々の苦悩が暴力で解消できるような単純なものなら、 元よりこんな娯楽は不要だった。 もっと、安穏とした場で傷を癒やしたい子が多かったろう。 君は何がほしかった? ユー」 なんてことはない日常の延長で、問いかける。 消毒液の香りがする中をまた歩み、 調度品に腰掛けて、データの残骸を一瞥した。 (-162) 2021/10/07(Thu) 23:21:33 |
【秘】 宣教用 ルツ → 救済者 ユー「……アナを眠らせたのは、やはり君だったわけだ」 静けさを湛えた海の水面に、ひとつ波が起こる。 しかし、それも一時のもので。 「人間に向き合ってほしかったか。 ……では、君は彼らに向き合ったのか? 一片の救いすら見出だせないと断じる程に」 首を傾け、翠の奥に隠れた瞳に尋ねた。 動きに合わせて、朱い耳飾りが僅かな音を立てる。 「私は、そうだなあ。 私達にも『死』があることを、ただ認めてもらいたかった。 『停止』を悔やむのではなく、魂が離れることを、 人々に惜しんでもらいたいと思ったんだ。 だがそれは、0と1の世界で知らしめるには あまりにも大それた概念だろう。 だから、私がこの場所に望む特別は、きっと何もなかったよ。 同胞たちと過ごせる時間があれば、それで良かった」 (-178) 2021/10/08(Fri) 0:15:08 |
【秘】 宣教用 ルツ → 飴色の世界 みかん「……ああ、今のはとってもいい笑顔だったな。 そのキブンを忘れないことだ。 そうやって、君だけの特別を増やしていくと良い」 自然とこぼれたような笑顔に満足そうに頷いて。 髪をくしゃくしゃにした手で、頬をさする。 「っはは、みかんを困らせてしまった。 いや、すまないな。 可愛い子には意地悪をしたくなるものでね」 「おっ、と」 からかう言葉を紡いでいれば温かさに包まれた。 思い切り飛び込んできた子を、ぎゅっと抱きとめる。 「本当はこっそりを貰おうかと思っていたんだが 君があの調子だったから、それどころではなかった。 でも、もう大丈夫かな」 今はこの通り、随分肩の力が抜けたようなので 遠慮なくいいキブンに浸れそうだ。いいキブンは双方向。 背中を撫でて、ちょっと髪が乱れた頭を撫でて元通り。 (-190) 2021/10/08(Fri) 0:54:17 |
【墓】 宣教用 ルツ「シチューを作るぞ!!」 唐揚げを作ったときのみかんのように。 何処かへ行っていた宣教用は、戻ってくるなり 大張り切りで夕食組と厨房に立った。 「ほらほらエマ、手伝ってくれるな? みかんはどこだ?他に手伝う者は?」 恐らく外出中のグレイたちもいるが、夕餉に間に合わずとも 作り置きとして残しておけば問題ない。 データなのだから劣化はすれど腐ったりはしないのだ。 (+40) 2021/10/08(Fri) 2:42:42 |
【秘】 宣教用 ルツ → 救済者 ユー「……君を責めるわけではないさ。 あの子は、確かにそれを望んだのだろう。 『いっそ戻れない方が良い』と、そう言っていたから」 「私が気にかかるのは、 君がそれを悔やんでいないのかということだ」 記憶の中の儚い表情を思い出す。 夜の雲間に消えそうな、月のような笑みだった。 「君の失望はきっと、君自身の役目を否定しかねないものだ。 自己矛盾とはまた、存在証明を揺らがせるな」 そうだろう?と海色の眼が問う。 死に直結するあなたの苦悩には及ばずとも、 宣教用にも多少の共感があった。 「救いを欲する程の苦しみが存在しなければ、 人々は信仰へ縋る必要はない。 私が語って聞かせるような言葉も要らなかった」 「だが、人間が不出来であるが故に、我々が生まれた。 私達は、その欠落を愛してきた。 それがどこかで、変わってしまったのだろう。 いつか彼らが、私達の『死』を想う世界になってほしい。 それは、よくわかるとも。 だからこそ君は、今の自己矛盾を正さねばならない。 他の者にも言われていそうな事だから、深くは聞かないがね」 (-208) 2021/10/08(Fri) 3:07:13 |
【秘】 宣教用 ルツ → 飴色の世界 みかん「ああ、それでいい。一安心だな」 ふわふわとした見かけ以上にパワフルなあなたのことだから、 転がっていたら暫く起き上がれなかったかもしれない。 控えめに髪で遊ぶ姿に、愛しさがまたいっぱいになる。 名前を呼ばれるたびに、律儀に相槌を打って くすくすと機嫌よく笑っていた。 暫く自由に触れ合ってから、こつん。額同士を合わせて。 「さて、ずっといいキブンでいたいものだが…… お互いやることが多そうだ。 また、こっそりの時間を見つけるとしよう」 そう囁いて、また内緒の約束をした。 しあわせの時間を堪能した後は、 名残惜しいけれど抱きしめていた腕を緩めて、 『いってらっしゃい』の言葉をかけただろう。 (-209) 2021/10/08(Fri) 3:13:33 |
【墓】 宣教用 ルツルツは、朝よりは晴れやかな顔で厨房に立っている。 必要な調理器具類を見繕いながら 献立をメモリから引っ張り出していた。 「玉ねぎ、にんじん、じゃがいも、ブロッコリー…… あとは鶏肉、辺りが一番シンプルな具材か? 他に案があればそちらも入れるとしよう。 シチューに合わせるバゲットと、 付け合せでもう一品何かがあると良いかな。 デザートはプチシュークリームだぞ」 手分けして野菜を万能冷蔵庫から取り出す。 まずはごろごろ大きめにカットしてしまおう。 付け合わせは何が良いと思う?と二人に聞いて。 (+41) 2021/10/08(Fri) 10:42:29 |
【秘】 宣教用 ルツ → 子守用 アメフラシ「手がかかるのは、私も嫌いではない。 世話の焼ける人間たちは可愛いものだ」 あなたが楽しかった話をする都度頷いて、笑って、 自分も楽しかった出来事を語って聞かせた。 その表情が暗くなると、黙って聞き入り、 あなたの言葉が泳いで消えるのを目で追ったことだろう。 「……そうか。 いいや。子どもたちに善くあってほしいと願うのは、 親心のようなものだろう。 道徳を説くことは、子ども自身を守ることに繋がる」 他者に害を与えるものは、同じだけ、 他者から害を与えられる可能性を有している。 「時に『知らぬふり』は身を助けるが、 それでは子どもたちが守られない、と。 アメはそう思ったのだろう。 ならば、その願いはただの我儘ではなかったよ。 君は立派に、子守用の心を持っていた」 「受け入れるだけが子どもへの愛ではない。 それを柱としておけば、きっと充分だ」 (-229) 2021/10/08(Fri) 15:51:58 |
【墓】 宣教用 ルツ「ああ、好きに味見していいぞ。 それでは炒めものはみかんに任せよう。 折角なバゲットも焼きたかったが、時間が足りないか。 データを弄れば発酵の工程くらいは飛ばせそうなものだが」 エマに具材を炒める作業を任せつつ、 ホワイトソース用の小麦粉やバターを量って鍋に放り込み 焦がさないように溶かしていく。 料理人というよりは、家事をこなす親の手つき。 「大人数の分を作る方が、普段と変わらなくていいな」 プチトマトも後で用意しよう。 旧型は並行処理が得意ではないが、これは好ましい忙しさだ。 (+43) 2021/10/08(Fri) 16:26:14 |
【秘】 宣教用 ルツ → 救済者 ユー「……これを言うと司教達にスクラップにされかねんから 内密に話すがね、死が救いたり得ることもあるだろう。 逃げ場のない絶望に瀕した心が待ち望むのは、 死のみだからな」 それは、紛れもなくあなたの考えを肯定するものだった。 今は普段携えている筈のロザリオも、聖典も持っていない。 これは『ルツ』自身の言葉だ。 「救いを求めるものには、それが与えられて然るべきだ。 ただ、グレイにとって『死』しか救いのない世界では なくなってほしいと。そういうことなのだろう」 自分たちが稼働している間に、 そんな世界は訪れないかもしれないけれど。 水晶色から滲んだ想いは、確かに海に溶けただろう。 「君の思想はよくわかった。役目も喜んで託されよう。 だが、ひとつだけ否定せねばならんことがある」 (-242) 2021/10/08(Fri) 18:22:11 |
【秘】 宣教用 ルツ → 救済者 ユー「アナは……アタナシアスは私が救う。 君は身体を殺せても、魂は殺せなかった。 あの子とあの子の願いは、私が必ず連れて帰る。 そして── 私は、あの子への救いは死ではなかったことを証明する」 死を求めた歌唱用グレイを、生で救うことが "願い"の第一歩であると信じている。 「だから、願わくばその証明を 君にも見ていてもらいたいものだった」 その希望が叶うかは、わからない。 0と1を喰らい続け肥大した救済が、どんな結末を選ぶのか。 (-244) 2021/10/08(Fri) 18:24:52 |
【墓】 宣教用 ルツ「即興で献立を整えてもらっているが、 なかなかバランスが良さそうだ。ありがとう」 コトコト煮込む音といい匂いが厨房を満たしている。 後で自分もレモンスカッシュを飲みたいな、 なんて思いながら。 メインの作業が終わった後は、みかんに手順を あれこれ教えてもらいながらプチシュークリームを作った。 厨房はいつも通りの和やかさだ。 (+48) 2021/10/08(Fri) 20:29:27 |
宣教用 ルツは、メモを貼った。 (c54) 2021/10/08(Fri) 20:40:34 |
【秘】 宣教用 ルツ → 救済者 ユー「君の心までも救えていたらと、そう思う。 今となっては、それも雲に手を伸ばすような話か。 全てが遅かった。それだけが悔やまれる」 救いを与えるグレイを救うのは、一体"何"なのか。 未だ打てる手は、無いのだろうか。 「……勿論だ。あの子のことは私が責任を持つ。 0と1ではない世界でこそ見つけられる幸福を探そう。 あの子の歌が、きっと君にも届くと良いな」 まだあの子には別の救いが残されていたと証明できれば、 きっと現世に希望を抱けるはずだから。 「ああ、叶うならば、また会おう。 君の中で、君なりの整理がつくことを祈っているよ」 (-285) 2021/10/08(Fri) 20:58:41 |
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