サルガスは、小麦の匂いがするし、花も食べている。 (a55) 2021/05/26(Wed) 0:09:27 |
【人】 中等部A サルガス>>1:97 >>1:100 メレフ 「ううん、これはおいしいから食べてるだけ。 野草とりてつだってたときとかに、つまみぐいしてたんだ、むかしから。 蜜がちかいから、ほんのちょっとだけ甘かったりするんだけど……たべないの?」 まるで誰もが同じことをするかのように言った。変なことではないらしい。 薄ピンクの細い花びらがもさもさと唇の間に埋まっていく。 「メレフ、メレフはそう思ってるんだね。でも、ぼくのこと見てくれてて、うれしかった。 やさしいから、ちょっとだけ距離をおいてるの、なんとなくわかるよ」 距離をおいている理由はわかっていない。きちんとは。 だから、少し時間も経ってきていい頃合いで、離れるのも大きくは引き止めなかった、けど。 「わ」 少し足元が不安定になったのをみて、ほとんど抱きつくみたいに揺らいだほうから体を支えた。 (103) 2021/05/26(Wed) 0:28:25 |
【人】 中等部A サルガス>>1:98 シェルタン 「えっ……じゃあ、こればっかりにらめっこしたわけじゃなくても、弾けるんだ。 ううんと、向き合ってないってわけじゃなくて……すぐ、わかってあげられるんだね」 まるで楽譜を人かなにかのように言う。眼差しには尊敬が混じった。 ついさっき耳にしたばかりの曲を頭の中からがんばって引き出して、 語られる内容と照合して、自分なりに解釈しようとしているらしい。 「むずかしいや。まだ、自分のパート、ちょっとおぼえられるだけだもの。 愛も……むずかしいかも。しらないものは、しってみたいかな。 しあわせで、いいものだから、みんな愛をとりかこむんだよね」 問われてしまうとそれはそれでむつかしそうに眉を寄せた。 素敵なものだということ、人の間にあるものだということ。 それはわかっても、どんな手段で示されるのかはちっともわかりはしないのだ。 (104) 2021/05/26(Wed) 0:33:39 |
サルガスは、すこしの抵抗もなしに転げた。 (a67) 2021/05/26(Wed) 1:04:56 |
【人】 中等部A サルガス>>1:106 メレフ 「あ」 支えようとしたときと同じように、ほんの少しだけ声を上げて転げた。 シェルタンの腕で受け止められて、もしくはそう強い力じゃなかったから。 怪我をした様子はないけれど、ころんと乾いたパンが草地の上に二つ三つ転がった。 「……メレフ、メレフ。だいじょうぶ? ごめんね。またやっちゃった。ぼく、わかったつもりだったのに……」 何より先に自分を責めて、相手を心配して、謝った。 誰かのことを自分と同じもののように考えてはいけないと、戒めてすぐだったのだ。 よわよわしい表情をしているけれど、それでも相手から目は逸らされない。 (109) 2021/05/26(Wed) 1:08:45 |
【人】 あなたの サルガス>>1:111 メレフ 「……わかった。そしたら、ぼく謝るの、よくないよね。しんどくなっちゃうね。 うんと、ぼく、ゆるすよ。おしえてくれたの、うれしいから、気にしてない」 跳ねるように立ち上がった袖の上に、ハンカチごと拾ったパンを両腕の上に抱えた。 きっと負うばかりの振る舞いがよけいに相手を傷つけるのだと、わかっているのだ。 「ぼく、パン置いてくるね。もっとちっちゃい子達が、たべちゃうかもしれないから。 ……きぶんのよくなる、お花のシロップもってるんだ。くすりなの、それも。 だからどうにも良くならなかったら、ぼくのへやにまた来てね」 気遣わしげに悩ましげに見下ろして、また貸そうとした手をやっぱり引っ込めた。 代わりに、ぷちりとまた植え込みの花を勝手に摘み取り、ハンカチのあった場所に置いた。 「洗って返すから」 壊れ物のように大事そうに荷物を抱えて、靴ばかりが大きい細い足がくるりと踵を返す。 (114) 2021/05/26(Wed) 1:35:18 |
サルガスは、ぱたぱたと中庭を離れた。 (a68) 2021/05/26(Wed) 1:35:48 |
【独】 中等部A サルガス「ぼく、なんにもわかってないんだ」 廊下をすこしだけ駆け足気味に過ぎ行きながら、足音に紛れるように独り言をこぼす。 気丈に、立場をわきまえたように言っては見たけれど、それで自責が払えたわけではなかった。 自分を突き飛ばした彼がどれだけ傷ついたかは、小さいこどもでも想像に難くなかった。 「メレフの気をらくにするために、なにができるかな……」 砂を払っても乾いて落ちた麺麭は食べる気にはなれないし、 洗ったところで元の麺麭には戻らない。手遅れで、手抜かりがあって、間違えたのだ。 けれどもそれを元に戻す方法を考えなくちゃならない。 (-53) 2021/05/26(Wed) 1:49:33 |
サルガスは、パンを捨てました。 (a70) 2021/05/26(Wed) 2:00:11 |
サルガスは、白いヌガーが売り切れていることに絶望しました。 (a72) 2021/05/26(Wed) 2:05:02 |
サルガスは、ブラキウムの食器を下げてあげ忘れていたことに気が付きました。 (a74) 2021/05/26(Wed) 2:10:07 |
サルガスは、ハンカチを洗濯しています。 (a77) 2021/05/26(Wed) 2:15:33 |
中等部A サルガスは、メモを貼った。 (a78) 2021/05/26(Wed) 2:18:32 |
中等部A サルガスは、メモを貼った。 (a95) 2021/05/26(Wed) 7:28:10 |
【人】 中等部A サルガス寝食のための棟の裏手、勉学の声からすこし遠く。 泥だらけにはなってないけど、少しだけ緑の匂いになった手を洗って。 シーツよりもまっしろに、傷まないように手洗いしたハンカチをぱんとシワ伸ばしする。 子供の背丈よりもちょっと高い物干しに、足場を使って背伸びして。 いちばんおひさまの匂いのするところに、洗いたてのにおいのハンカチを吊るしてみた。 「ものすごく、いいやつで、もっとせんさいに扱わなきゃ、だったらどうしよう……」 足場の上で考える。ちょっとだけ心配だった。 何せ、ギムナジウムの子供たちは、いいところの子も多いのだ。 (135) 2021/05/26(Wed) 7:38:47 |
サルガスは、知らない生徒に声をかけられました。 (a100) 2021/05/26(Wed) 9:17:23 |
サルガスは、大量の洗濯物を洗っています。 (a101) 2021/05/26(Wed) 9:24:47 |
【独】 中等部A サルガス『ねえ、君がサルガスだよね。ちょっと俺たち急いでるんだ。 朝もお手伝いさん達に洗濯物持ってって貰えなくてさ。 もしよかったら、やってほしいんだけど』 「うん、いいよ。やっておくね。 裏手の洗濯場に、まとめて干しておくからね」 『ありがと! いやぁ楽で……いやいや助かったよ。 じゃあ俺たち急いでるから! 夕方まだ干されてたら、取り込んどいてね!』 「わかった。あとでまた、見てみるね」 (-79) 2021/05/26(Wed) 10:24:50 |
サルガスは、洗濯が終わったら今度は医務室に届け物をしにいくらしい。 (a109) 2021/05/26(Wed) 10:33:15 |
【独】 中等部A サルガス『サルガス、悪いんだがこの書類を医務室に届けてくれ。 先生達は午後の用意があるんだ。今日中に頼むぞ』 「わ。っと。 はい、わかりました。すぐやります!」 『濡らすんじゃないぞ。それじゃあな』 (-80) 2021/05/26(Wed) 10:35:38 |
【置】 中等部A サルガス「よいしょ、と」 両手をぱたぱた羽ばたくように振って、少しの水気をおとしきる。 ケープで指先から腕までを拭うようにしながら脱ぎ去ると、きゅっと細い腰に巻きつけた。 何をするのかと思えば、ベンチに無造作に置かれた書類束を抱え上げる。結構な量だ。 「きょうじゅうにって、言われてたの。 授業おわりくらいにまた、せんたくもののようす見るから」 ひらひら広がる洗濯物に背を向けて、廊下をぱたぱたと渡っていく。 視界の半分まで荷物で埋まった小さな影は、つかまえようとすれば簡単だろう。 (L4) 2021/05/26(Wed) 12:38:45 公開: 2021/05/26(Wed) 13:30:00 |
サルガスは、洗濯したり、医務室で用事をしたりしてるらしい。 (a120) 2021/05/26(Wed) 13:30:59 |
【独】 中等部A サルガス『あの子がサルガス? ほんとう、侍従みたいに走り回ってるのね』 『困ったことがあったらなんでも言い付けるといいよ。あいつ、少しも文句言わないんだ』 『じゃあ俺、厨房からおやつをくすねさせてこようかな』 『あたしも洗濯物をやってもらおうかなあ』 『それより、あの先生の宿題をやってもらおうよ。バレやしないよ』 (-93) 2021/05/26(Wed) 14:48:48 |
サルガスは、医務室で居眠りしています。 (a126) 2021/05/26(Wed) 16:03:49 |
サルガスは、背中に「給仕さん」と書かれた紙を貼られました。 (a127) 2021/05/26(Wed) 17:30:27 |
【置】 中等部A サルガス 夕方。 やっぱりまだ干されたままのシーツを抱きかかえるみたいに取り込んで、小さな手で畳んでカゴに詰めた。 頼み事をした生徒がどのクラスの誰なのか、名前を聞いていなかったから。 ひとまず宿舎の前で尋ねてみたら、ちょうど彼らはお話し中だった。 いっぱいの洗濯物を届けて、感謝の言葉を浴びて、ご満悦で干し場に戻る。 今度は取り込んだハンカチをしわのつかないように運んで、自分の部屋へ持ってった。 糸目が傷んでしまわないように丁重にアイロンをかけて、きっちり折り目をつけて畳んで。 それから、ふと思い出したようにおまじないをかけて、小さな事であみかごに入れて。 とっておきの薬( はちみつ )を添えると、両手に抱えて飛び出した。 (L9) 2021/05/26(Wed) 18:25:15 公開: 2021/05/26(Wed) 18:25:00 |
【人】 中等部A サルガス>>1:168 シェルタン 昼間の干し場 「そっか、シェルタンもそうなんだね。よかった、怒られなくて。 ぼく、家だとなにかしようとしたら叱られたから。 できることがあって、それがだれかを幸せにできたら、いいなっておもうんだ」 果たしてきちんと相互の浮かべるものが同じになっているのか、それは互いにはわからない。 けれど、そこに同意の意が含まれてるとみると、なんだかむず痒いような幸せを覚えて。 「じゃあ、ぼくとシェルタンは、おなじ愛をもってるんだね」 親愛の情がまだ柔らかい頬を持ち上げた。日向ぼっこする猫みたいに笑う。 鼻から上しか見えないくせして、満ち足りたような顔でくるくるとステップを踏んで、手を振る代わりに一回転。 また食事の席では会えるからと、疑いもせずに走っていった。 (172) 2021/05/26(Wed) 18:44:02 |
【秘】 空を仰ぐ メレフ → 中等部A サルガス/* ご機嫌よう、突撃!隣の朝ごはんと申しますわ! せっかくお誘いいただきましたから、日を跨ぎましたらサルガスくんのお部屋の方に伺わせていただこうかと思っているのですけれど、よろしいかしら? (-109) 2021/05/26(Wed) 18:56:26 |
【秘】 中等部A サルガス → 空を仰ぐ メレフ*/ ごきげんよう、ボンカレーもよろしくってよ! お茶を用意して待っておりますわね。Kiss 時間が時間なのでハンカチは部屋の扉に吊るしておく感じでロールしておきますわ。 (-110) 2021/05/26(Wed) 19:21:42 |
【置】 中等部A サルガス メレフの部屋の前まで来てみて、ノックの手をちょっとだけ下げて。 気にしてないよ、なんでもないよと言うけれど。今日の今日は勇気がいる。 だから、大人の両手くらいのほんの小さな編みかごは、扉の取手にかけられて。 とっておきのはちみつは柑橘の蜜を集めたもの。 ハンカチにほんのり添えたのは、気持ちを落ち着かせるベチバーの香り。 「……よけいなことかも。よけいなことじゃ、なければいいな……」 ほんの少し踏み込んだ行動にちょっとだけ怖気づきながら。 用事を済ませた足取りは、逃げるように中庭に向かった。 (L12) 2021/05/26(Wed) 19:35:08 公開: 2021/05/26(Wed) 19:35:00 |
サルガスは、門限ぎりぎりまでヘイズを探しているようです。 (a133) 2021/05/26(Wed) 19:36:07 |
【人】 中等部A サルガス「ヘイズ、ヘイズ」 ソプラノに混ざってしまいそうなアルトが、小暗い森に呼びかける。 返ってくるのはざわめきばかりで、風が期待をもたせるだけ。 もうじき部屋に戻らないと、先生達に怒られてしまう。それでも、もう少しだけ。 「……きょう、どこでも、見かけなかったな。 ううん、きっと……ヘイズはいいこにしてるから、お出かけゆるしてもらえたのかも」 なるべく良い方へと考えを寄せる。自分に言い聞かせて不安を取り払う。 結局、サルガスはヘイズを見つけることはできなかった。 (189) 2021/05/26(Wed) 19:50:41 |
サルガスは、サルビアの花を摘んで食べました。 (a138) 2021/05/26(Wed) 19:50:55 |
中等部A サルガスは、メモを貼った。 (a143) 2021/05/26(Wed) 19:55:08 |
中等部A サルガスは、メモを貼った。 (a149) 2021/05/26(Wed) 20:00:27 |
(a153) 2021/05/26(Wed) 20:06:09 |
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