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【秘】 美術 エノ → 不運 フカワ「そう、多分みんなそう思ってる。」 「だから俺に気を使うんだよね。」 「きっと安いものは舌が合わないだろうから外食には誘えないな、とか。」 「怪我させたら大変だから一緒に遊べないな、とか。」 「『あの人は生きる世界が違うから』って。」 「俺がなにを言わなくても、そう判断していく。」 そう言う青年の顔は、普段と変わらぬ淡白な表情で。 ただそれは、理解をする、されるときの表情に比べれば、随分と寂しそうな雰囲気で。 向かい、ではなく君の隣に座って。 君が焼いてくれた肉を、ありがとう、と受け取る。 なるほど、確かに良いお肉を使っているようだ。なんとなく馴染み深い味がする。 きっとあんまり普段から行くような場所ではないのだろうな、と思った。 「……へぇ、花屋さんなんだ。似合うね。」 「フカワくんは、落ち着いた雰囲気をしてるから。」 「花屋に居るの、想像できるかも。」 「お父さんが店長じゃないんだね。うちとは逆だな……」 「妹さんとは結構年が離れてるんだ。でもうちもそうだな。」 「一番下が今年中学校入学だったかな……たしかね。」 君が自分の事を話してくれる度、 それが嬉しくて、気持ち良くて、もっととせびる。 ぴと、と肩同士をくっつけた。 焼くのに少し邪魔かもしれないけれど…… 「君の好きなお肉って、どれの事?」 それを一番最初に食べたいな、と。 (-315) 2022/02/25(Fri) 22:02:02 |
【秘】 不運 フカワ → 普通 ナツメ「あ、すみません……? 俺も、かなりすべて受け入れてなくて」 等身大の驚きの声を聞いて我にかえる。 自分のみためを偽っているのは、どんな立場でもみたままの自分を判断の基準にしてほしいからだった。 「臓器を渡すことも、 家族に売られたことも、 全部、自分のことじゃないみたいで」 諦めてるふり、死んでもいいというスタンス。 それ以上に、理解ができず何をすれば良いかを思い悩んでいる。 「……わからないです。 親を認めたくないのかもしれません。 合理的で仕方ない、人たちだって。 だって、俺は何も選ばなくても……綺麗な話で終わる。人生を決められたようなものなんですから」 「こたえに、なってませんね。 ええ、と……そうしたいわけでは、ないのだと思います。 そうしたいと、思ってそうできたら幸せだとも思います」 (-318) 2022/02/25(Fri) 22:07:28 |
【秘】 不運 フカワ → 園芸 ハナサキ「嫌、ではないんですが。 気にする、といいますか……尋ねたりすることも、不利益になると思います」 「これはですね、……情だけじゃないんです。 死んだ人を悲しむとかそんな、人それぞれの事ではなくて……」 投票されてもいないのに死ぬと言っているような仕草。 数人にみられたが、男の場合、根本的に違う要因で生きて帰るつもりがないとしたら? 「現実の俺は今。 犯罪者、にされています」 深く息を吸って小さく呟いた。 あまり多く語りたくなさそうに、それでもあなたには自分の事を教えるといったから。 「だから、帰っても。 周りに迷惑をかけるだけ、なんです。 ハナサキさんには……綺麗な花を見て欲しい。 俺たちが売ってしまった花よりも、もっと美しいものがそこにあります」 (-324) 2022/02/25(Fri) 22:21:19 |
【秘】 不運 フカワ → 美術 エノ「周りにいた人たちと、……にたような扱いをしてしまいそうです。何だかんだで可愛いといいますか……鳥籠にいるのを愛でたくなるというか。 第一印象は、そうだったんです。 ちょっとずつ直すのも良いかな……」 帰りはお気に入りのインスタント麺でもおしえようかなんて、美味しい食べ方やアレンジを思い出そうとして。 「母方の父の店で、父が裏で援助することに。 そのまま表に出てないだけなんです。 ちょっと離れてると話す機会も年もわからなくなって、何年生っていうだけで確認しようとします…多いと覚えるの大変そうですしね。 ……ああ写真ありますけど……みますか」 すぐに焼けた牛は皿にあげず、貧乏くさく野菜の上で保温するなどをしている。 (-331) 2022/02/25(Fri) 22:55:19 |
【秘】 普通 ナツメ → 不運 フカワ「家族だから、ですか。 ……したくないのに、受け入れようとしてるの」 胸の前に置きっぱなしだった手をゆるゆるとおろしながら、呟くようにそう言って。 少女の瞳、現実のそれより誇張された深い青色があなたを見上げる。 「ちなみに、あの、犯罪って……? ……嫌だったら、あの、もちろん言わなくていいので」 (-332) 2022/02/25(Fri) 22:57:29 |
【秘】 不運 フカワ → 美術 エノ「好きなお肉ですか、タン塩です。 少ないのに高いんですよね……食感がよくて。 溶けるのより、こう……味わってるのが好きで。 薄くてもかみごたえあるんですよ」 つまらなくないかだけを気にするが杞憂だろうか。 新しい体験として嬉しがっているのならいいのだろうが……まだわからない。 その上困ったことに、楽しそうなことしかわからなくて酷く戸惑った。 邪魔ではないが少し油が跳ねないように気を使いながらそっと皿に焼けた肉を置く。 何とも言えない言葉の間で、美味しそうだな…と他人事のような感想を浮かばせた。 (-333) 2022/02/25(Fri) 22:58:00 |
【秘】 不運 フカワ → 清掃員 カミクズ「二度目……」 自分には二度目、なんてないのに。他人の手で終わりにされたのに。 一瞬だけ、生にすがりそうな自分が見えた気がした。 その笑顔が少し心に残って、もう少しの間だけ髪をなで続けた。 誰かとは、また違う感覚がそこにある。 「失敗、ですか。人生これからなのに、嫌でしたね。 気持ちに寄り添えたら楽だったんでしょうか。 仕事も全く違いますし……やっぱりプロの方が言うと違いますね そんなものですか? はい、死ぬことに興味を持ったことはなくて。 誰かと付き合うことも、なかったし。 友人……も他人から仲が良く見えるといわれてやっと」 「ここでも、言われて初めて気付きました。 あなたと仲がよく見られていたこと。意外だって言われましたけど」 少しくすぐったくなりますね、当事者以外からの言葉は。と。 素直に吸収するスポンジのように男は意見を取り入れていた。 「責務……ここでやらないといけないことがあるのは大変ですね……。 俺もまたそうだったら変わったのかな……。 逃げられたら、捕まえるって。なんだか犬みたいですね。 飼ってみたかったんですよ、大きなラブラドール・レトリバー」 あなたがそうみたいだとは言わなかったけれど。 兎よりは獰猛で、猫のように奔放でもなく、気品あふれた狩猟犬。 (-337) 2022/02/25(Fri) 23:31:08 |
【秘】 不運 フカワ → 清掃員 カミクズ「もう少し余裕が出たら、お店の看板犬にしようかなって。 それは、どうしましょう……よくないですね。 人を生かすのがこんなに大変とは思っていなくて。 はい?」 「……子供みたい、ですか。 疑問を持たずに言われたままに生きてきましたから。 きっと本当にそうだったんですよ。 世間知らずの、なんでも頷くことしかできない愚息です。 だから今、楽しいです。知らないことを知ることができて」 (-338) 2022/02/25(Fri) 23:31:45 |
【秘】 園芸 ハナサキ → 不運 フカワ「冗談です」 嘘だと思いたかったのです。 「私そういう冗談嫌いです……」 どうやったら目の前の人間が犯罪者だと信じられるかわかりません。 「そもそも"されています"って何ですか。 誰かに騙されたとかですか。 だったらフカワさんは悪くないじゃないですか。 帰っても帰らなくてもどっちも、そんな事って……」 俯いてカップの底に溜まった黒を見つめました。 まるで今の自分の心のように、冷えて濁った墨染の沈殿。 「……帰るつもりも無かったんですか? こんな所まで来て、そこまで話して──一方で私には綺麗な花を見ろ? また、そういう所で気遣うんですか。デリ欠の癖に。 フカワさんは知ってますよね。私が土いじりが好きって、汚れなんて気にしないって!」 忘れられる訳ないじゃないですか。 「ずるいですよ」 (-341) 2022/02/26(Sat) 0:14:31 |
【秘】 不運 フカワ → 園芸 ハナサキ「……騙されてる訳じゃなくて。 なってほしいと、言われてしまって。 それが……恩がある、人で、もう既に……。 帰っても、謂れのない罪を償うのなら。 今ここだけが無罪でいられる世界、です……ね?」 詳細に話せば話すほどやはりあなたは気にしてしまう。 皆もきっとそうだろうだから、話せなかった。 生きたい理由になんかならない、同情を誘いたいわけでもない。 ただ……ただただ。どうすれば良いかわからないのだ。 「……犯罪者ということになってる俺が」 「臓器提供者になって、救われるべき人に命を捧げた」 「残される人たちに、綺麗なストーリーでしょう?」 善悪など、もうこの制度に一度疑問を持ってしまってからわからない。 それでも思った事実は、ああ綺麗なストーリーがそこにあって。 このロッタリーは、真の犯罪を有耶無耶に消すことになること。 死人に口を与えず、語る記憶など現実の彼らにしか出来ない。 本物の綺麗事がそこにできるんだと、わかってしまったのだ。 「この俺を覚えていても、現実にいませんよ。 似てる別人にあえてしまうだけです。 ……似てます、けどね。性格は臆病でからだが弱くて……ちょっと変なやつです。」 (-343) 2022/02/26(Sat) 0:44:36 |
【秘】 園芸 ハナサキ → 不運 フカワ「本当にどうしようもないんですね」 嘘だと言って欲しかったのに。 告げられるのは辻褄の合うストーリーばかり。 理解できない夢みたいな現実。 「綺麗すぎてバカみたいですっ! いくらお話が綺麗でもそれを読んだ人がみんな喜べませんよ! 妹さんも居るんでしょ! 突然触っても怒らないような仲の良い妹さんも居るって言ってたじゃないですか!」 知らず声は大きくなっていました。。 髪を振り乱して叫ぶハナサキから、雫が一滴。 黒い沼に波紋を広げます。 「汚れたからって、綺麗じゃ無いからって、簡単に捨てて忘れられるって本当に思ってるんですか? 汚いですよ!その考えがずるいんです! 周りの事を考えてますって風な言い方で結局はフカワさん自身が居なくなって──逃げようとしてるんじゃないですか! 現実に居なくたってここに居ます!この瞬間に私の前に生きています! たとえよく似た偽物でも一度生まれたら、消えないんですよ……」 最後の方は涙混じりの声でした。 何度か鼻をすする音を刻んで。 (-345) 2022/02/26(Sat) 1:23:23 |
【秘】 園芸 ハナサキ → 不運 フカワ「………………酷い事言ってると思います。 話をしてくれたのも、私が教えてって頼んだからですよね。 フカワさんに怒ってもしょうがないですよね。 ごめんなさい。ありがとうございます。 全部、ぜんぶぜんぶぜんぶ私のわがままですから」 ごめんなさい。 繰り返し、自分の落とした影の中に雨を降らせていました。 (-346) 2022/02/26(Sat) 1:24:05 |
【秘】 不運 フカワ → 普通 ナツメ「……そう、だったのかもしれない、です。 なんか、言われないと本当に気付かなかったな。 これまでは、大事に育ててもらったと思うんです」 刷り込みという者はひどく恐ろしくて。 流されるまま生きてわからないことだらけでも、勝手にそうだと思い込んでいる価値観が根付いている。 夕焼けにはブランコ、夜は帰るもの。 少なくとも、自分自身には温かい食事のある家があったという証。 「―――煙草、の密輸です。 人殺しじゃなくて、よかったかな。 俺は……あの二人がする 理由 がわかります。でも、して欲しくなくて、言ったことはなかったけど。 黙ってしていることが、残念でした。 ……ナツメさんは、変、だとおもいますか? 他人の罪をかぶっても良いって思うなんて……」 (-349) 2022/02/26(Sat) 1:47:50 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ「人生これから?あはは、まさか」 「きっと、本当は。 人は長生きなんてしない方がいいんですよ…」 ほら、現に人が長生きしたいと思うあまり 社会はこんなに歪な制度が罷り通ってしまってる。 独り言のように呟いて、憂鬱げな笑みはそのまま。 髪を撫でる手に懐くように、ほんの少しだけ頭を傾けた。 「………仲が、…えぇ…? ああ、まあ、人によってはそういうふうに、見えるのか…」 それも束の間、唐突な発言には流石に面食らったよう。 何せそんなに人前で関わりを持っていたわけではない、 はず、だし。 件の事故の事を知っている人間なら話は別だが。 何よりも、そもそもあなた自身が自分と仲が良いなんて 特別そんな意識を持っているとは思っていなかった。 単に第三者から言われた事を、 ただ素直に受け止めているだけなら、わからなくもないが。 思い返せば、言葉が届く程仲良くなったとか、何か。 そう言っていたのはそういう事か、と思った。 (-350) 2022/02/26(Sat) 1:48:21 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ「義務と責務と権利を背負わされたのは皆同じでしょう。 ねえ、犬だと思うなら、ちゃんと首輪を付けてくださいよ。 ペットの首輪は何も、 小屋に繋いでおく為だけのものじゃないでしょう。」 犬のようである事は否定しない。 自分だけがそうだとも思いはしないけれど。 だって、自分達は、結局。 どうせ最後に烹らる走狗に過ぎないのだ。 「死ぬのは一瞬、生かす事の責任はずっとです。 飼い主が居る事の証明、有事の際の迷子札。 首輪付けられるだけなら千切りやしませんよ。 まあ、邪魔に思ったら鎖は切るかもしれませんけど」 殊勝なばかりでもない猟犬は実にアイロニカルに笑う。 悪趣味だ何だも思わないわけじゃないけれど。 もう今更な話だろうとも思う。 何ならこの場、この世の中自体が悪趣味でナンセンスだ。 「困った人だとは思うけど、嫌いじゃありませんよ。 別に悪い事だとも思いません。 これから楽しめる事が多いのは得なのかもしれません。 その内子どもじみた喧嘩だってしてみましょうよ。 そうしたら、何かわかるかもしれません」 (-351) 2022/02/26(Sat) 1:49:02 |
【秘】 不運 フカワ → 園芸 ハナサキ「視点ですよ……ここの人しか知らない話ですし。 もうあまり忘れられない、ですよね。 頭を殴れば、忘れるでしょうか……。 それに何から逃げるって言うんですか。 選択の権利とか、命を扱うことからとか? あまり責任も、感情も持ってきて無くて……ああ、ええと…… えっ? 頬を伝う雫に目を見張って声が出てしまった。 どうしてそんなに声をはってくれるのか、感情を表してくれるのか。少なくとも心を揺り動かされ、浮かんだ疑問には誰も答えてくれなかった。 「え、汚れ、なん、で……ええ? すみません、どうして……あの……なんで泣いてるんですか。 生きていてすみません……? 」限りなくチョイスをする台詞を間違えた気がする…。 これだから、といわれるが、どれも本心ではなく…。 「あの、こうして傷つけてしまうことだと思いませんでした。 事情を話したら気分も悪くなる人はいるとわかっていたのに。 ……ええと、駄目ですね。 やっぱり……上手に繕えたらよかったんですけど。 俺、……勝手に話しただけ、のくせに。 聞いてもらえて、嬉しかったんだと、思いますよ。 なんか、あなたには綺麗じゃない物語だと思ってもらえているんですね。それだけは、確かに俺の人生にとって救いでした。 不満を抱いたり、少しでも生きたいと思う俺が間違いなのかと常々思っていたので……。 ええと、俺のせいで泣かないでください。 泣き止ませる為に告げる言葉が、泣かせてしまいます。 どうしたら、あなたは、その……笑ってくれますか?」 (-353) 2022/02/26(Sat) 3:12:59 |
【秘】 不運 フカワ → 園芸 ハナサキ頭が回らず、気が利かない。 不幸な身の内話をして、絶望な状況を伝える。 これはただのテロリズムと変わらなかったのだ。 だからふざけた月並みな言葉しか、口から零れなくて。 ああ、こんな風に、寒い言葉というのは生まれてきた。なんて。 慰めにもならない事しかできないのだ。 事実ではあるのに、言葉にするだけですべてが薄っぺらくなってしまう。 そんな言葉の価値というものは、どうも惜しいように感じた。 抱きしめればいいのか? 涙を拭えれば良いのか。 自分のことをそんなことをするような人間に見れなくて。 ただ、同じ趣味を持った彼女のことを悲しませたことが どこかでずっと心残りになるぐらいには。 男の胸には刺さって抜けなくなってしまった。 (-354) 2022/02/26(Sat) 3:21:40 |
【秘】 不運 フカワ → 清掃員 カミクズ「……、……」 さらり。髪を揺らしながら頬へと指を這わす。 「仲がよくなるのに、最低限の時間は必要ですからね。 いつか親友になれたとしても、今は難しいでしょう。 それなのに他の人からは一瞬で評価されるのは、面白いですよね」 他人からの評価をそのまま受け入れている。 カミクズが抱いた感想はおおむね正しい、しかしただの無感情にしては行動が先に出るのが男の悪い癖だった。 人に言われた言葉でしか、己を表せず、子供のようにわがままをいう。 そんな不器用に歪んだ男はその首に手を伸ばした。 (-362) 2022/02/26(Sat) 8:56:31 |
【秘】 不運 フカワ → 清掃員 カミクズ「か。 飼えませんよこんな大型犬 」あなたの首に手を添えながら溢す言葉は、明るい部屋にも、この空気にも合わない、ただの空虚な普川という男の持つ旋律。 悔しかった、ですね。つらかった、ですね。寂しかった、ですね。苦しかった、ですね。 「あなたを映して、何度も楽しかったことを自覚しました。 悔しくて辛くて寂しくて苦しかったことを思い出しました 」「 よかった 」「生きていることが、悪いことにならなくて。 喧嘩もできそうで……はは、俺は」 喉元を一度だけ親指で押してすぐに手を離し、笑う。 「まだ死ぬまで、生きることができそうですね」 (-363) 2022/02/26(Sat) 9:02:29 |
【秘】 園芸 ハナサキ → 不運 フカワ「……それ、本気で言ってますか?身も心も悪い人になったつもりですか? フカワさんは嘘吐くのが下手くそです。 綺麗なお話の登場人物になりきれてませんよ。 いち早く死ぬつもりだって言わないのだって、話しているのだって、そうですよね。 私には責任も感情も捨てきれていないようにしか見えません。 だから、逃げてるのは全部から。」 ハナサキは綺麗なものしか知らない子どもではありません。 今まさに多くを知ろうとしています。 「気遣い方が中途半端なんですよ。 そんな事されたら泣きますって……ふつうですっ。 話した事よりも、フカワさんがそんな風だから泣いてるんです! それくらい分かってくださいよ!デリ欠なだけで、気遣おうって気持ちはあるんですから!」 気遣いが下手なだけの優しい人。 この期に及んで私の心配までするなんて。 これはちょっとした仕返し。 「フカワさんは間違ってなんかいませんよ。 不満も生きたい気持ちも、それが嘘じゃないなら私は尊重します。 どうしようもなくて、どうしていいかわからなくてその結論に至る気持ちも、納得はできませんけど一応分かっているつもりです。 そこはひとまずその時になるまで置いておいてください」 まだ終わってないんです。 その言葉を告げた時に顔を上げました。 (-367) 2022/02/26(Sat) 11:07:23 |
【秘】 園芸 ハナサキ → 不運 フカワ「だからもう、私には気遣いしないでください。 できないのに無理に施されるくらいなら要らないです。 あなたがここでしたい事はなんですか? 黙って誰にも知られないでひっそり身を捧げる事ですか? 全部くださいよ。あなたが見ない振りしてる分からなくなった気持ちをここで全部下ろしていけば──ええ、本当に綺麗になるかもしれません。 生きていてすいませんなんて台詞二度と言わせません。 生きていて良かった の方がずっと素敵です!」結局ハナサキが欲しいのはありのままの言葉と心。 人生なんてテロリズムの連続。 べき、ではなくて。 したい、が欲しい。 「フカワさんが心から笑えたら、私も笑えるかもしれません、ね」 それまで綺麗になんて終わらせてやりません。 (-369) 2022/02/26(Sat) 11:09:27 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ「あはは」 無防備な首に触れられても、特に嫌がるふうでもなかった。 実力行使の後では随分弱気に感じる言葉に一つ笑って、 離れていく手をやわく掴んで、引いた。 「飼えもしないのに欲しがったんですか」 それに対してあなたが抵抗を示さないなら、 先程のお返しとばかり、それでも随分優しく抱き締めた。 そうでなくとも、もう少し近くに引き寄せて。 「ほんとうに、困った人ですね…」 どんな表情をしていたかは、見えないかもしれないけれど。 声色には、諦念も、皮肉も、憂鬱もなかった。 (-373) 2022/02/26(Sat) 11:52:05 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ「ねえ、僕は、生かす事の責任、ちゃあんと知っていますから。 きみが寂しくないように、そばに居てあげますよ。 きみが飼い主じゃなくたって、僕ときみが死ぬその時まで。 楽しい時も、悔しい時も、辛い時も、寂しい時も苦しい時も」 ゆっくりとただ思った事を投げ掛けた。 穏やかな声で、子どもをあやすように。 特殊清掃員という肩書に反して、 今は死臭のようなものは感じさせない。 ただ薄っすらと、漂白剤と消毒液の中間のような匂いがする。 「お酒、飲んでみたかったんでしょう。 煙草も試してみたいんでしょう。 してみたかった事、何でもやってみましょうよ。 期待しているよりはつまらないものかもしれないけれど 二人ですればきっと、少なくとも。 何とも思わないなんて事はありませんよ。」 それもこれも、生きていなければできない事だから。 たとえこれから死んでしまうとしても。 「ねえ、邦幸さん。 僕は、掃守は、きみが生きていてくれてよかったですよ」 (-374) 2022/02/26(Sat) 11:52:38 |
【秘】 普通 ナツメ → 不運 フカワ「たばこ……」 教科書と講話とポスターの中にある、悪いもの。 受け売りの価値観。凪いだ瞳が泳ぐ。 まざまざと嫌悪を露わにできるほど、身近でもなかった。 うーん、と少女はまた、考える。 橙の空に暗色が混じって、点々と明かりが灯り始めている。 「ん……変とは思わない、かも?」 分からないです。 考え考え、少女はそう口にする。 「あの……事情?を、聞いたら。 言いたいことは分かるけど、賛成はできない……みたいな話だったりするかもしれないし。 そういうのは、『変だと思う』って言うのかな。 でも、誰かをかばうのって、なんか、あることだし……」 (-379) 2022/02/26(Sat) 12:48:04 |
【秘】 不運 フカワ → 園芸 ハナサキ「あんまり悪い人になったつもりは……あ、はい。 捨てきる、以前……ないものはないといいますか。 ただ、あなたがそうやって。 悲しんだり怒ったり、気にかけてくれるから。 俺だって……思うところは、あったみたいで……」 気にしたいと思ったから、気にするようになった。 すべてはあなたの反応から。 それでも気遣わなくて良いと言われてしまうと、ありのままでもいいのだろうかとまた油断してしまう。 きっとここで一番子供のようなのに、傷付けるだけなのに。 ここの人たちは、やっぱり不思議だ。 「気遣う言葉を考えるのが、難しいと感じてしまうんです。言われないと行動できない、変わった人と言われるそんな人生でした」 なまじできてしまうものだから、まさか 病気 だなんて思われずに。自分が異端であることもつい今の今まで気がつけずに。 「注意されてなければ、頭を撫でてアイスでもあげればいいのかなとか。年頃の人もよくわからないし」 「それで、ええと、……したいこと」 「怒らないで、ほしいのですけど」 もうすべて今さらだ。 (-396) 2022/02/26(Sat) 15:37:04 |
【秘】 不運 フカワ → 園芸 ハナサキ「……暇潰し、です」 誰かには皆に殴られるだろうと言われた言葉。 誰かには呆れらるだろう言葉。 それでも男にとっては、一番大切で、重要な。 それが。余暇の価値をあげることだった。 (-397) 2022/02/26(Sat) 15:40:04 |
【秘】 不運 フカワ → 園芸 ハナサキ「……あ。」 「これは本当に、お詫びのつもりで買っていたお菓子です」 「出すより0円でもお店で買った方が、風情があるでしょう? 俺は美味しそうだと思いました、ハナサキさんも美味しいと感じられたら嬉しい、なと」 紙袋にはいった花のかたちのカステラ。 花屋の親が犯罪をしてると知って、1ヶ月触れるのも忌避してしまった好きなもの。 それでも。 「気遣いに、思えたなら。 俺が食べたかったから、で、一緒に食べませんか……」 そうやって妙に下手に笑う姿もきっとそのままで、気遣わないのも下手くそなのなかもしれなかった。 (-398) 2022/02/26(Sat) 15:40:59 |
フカワは、首の皮一枚は、ローストビーフと生ハム、どちらが近いのかと考えている。 (a59) 2022/02/26(Sat) 16:00:34 |
【秘】 園芸 ハナサキ → 不運 フカワ「ふふ、何ですかそれ。 フカワさんにだって気持ちはあるんですよ。 似たような別人だからでしょうか? どちらにしても私は気づいてくれて嬉しいです!」 あるものを無いように振舞う事。 たとえ本人が認知していなくても、ハナサキはそれがとても悲しいのです。 「まぁ変わってるのは間違いありませんね。 フカワさんは変な人です。 だから難しい事はやめちゃって好きな事すればいいんです。 聞いたのが私で良かったですね! 他の人にはちゃんと気遣いする努力は止めちゃダメですよ!」 しょうがないですね、と言いたげな顔。 それでもどこか嬉しそうな顔。 そのままあなたのしたい事に耳を傾けました。 (-421) 2022/02/26(Sat) 20:09:30 |
【秘】 園芸 ハナサキ → 不運 フカワ「ひまつぶし」 オウム返しです。 「……これも暇つぶしですか? フカワさんは今、やりたい事をできていますか? もしそうなら嬉しいです。 私も一緒に暇を潰しちゃいましょうか、なんて」 広場を穴だらけにするくらいは暇な時間はあるのです。 怒らない。どころか楽しそうに何が良いかと考えています。 これもやっぱり私以外だとなんて言われるか。 ──今考えても仕方ないですよね。 聞いているのは私。包み隠さない本音が聞けて嬉しい私。 「わっ……カステラ!それもお花の形です! 私もそう思いますよ。だから合議の時もナツメさんとカフェで買った飲み物を持っていこうと思っています! 気持ちの問題ですけど、VRの世界では同じ物体でもいつも通りの方法で手にしたいなって。 フカワさんも同じタイプだったなんてちょっと意外かも」 紙袋を受け取ればさっそく一つ取り出して、小さな手で器用にくるくると回して形を確かめます。 「ううん、お詫びは私がお願いした事ですから。 是非一緒に食べましょう!ほらほら、フカワさんも!」 余った袖で一度顔を拭います。 浮かべるのは確かにあなたの下手な笑みにつられて、今度こそ笑顔。 それから紙袋からもうひとつあなたに差し出しました。 それはもう、花の咲いたような満面の喜びでした。 (-423) 2022/02/26(Sat) 20:10:04 |
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