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人狼物語 三日月国


149 【R18身内村】LOVE OR ALIVE

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【独】 雨宮 瀬里

/*
瀬里さんどうやったら記憶もどるの?
→わかりません

と思ったけど、使えそうなフラグはまあなくもないんだよな…なくもない、けど展開次第で考える(なおエピ
(-21) 2022/05/30(Mon) 22:32:57

【人】 宮々 蓮司

ドアが開いて俺の両目が瀬里の姿を映す。
それだけで鼓動が強くなっていく。

 『 蓮司さん 』

瀬里の声。
俺は両手を開いて華奢な瀬里の身体を包む。
会いたかった。
この一週間はまるで何ヶ月にも感じられた。
お前を思い出してから、こうして会えるのが何よりも待ち遠しくて。


お前に会うたびに、お前に触れるたびに、恋をしているのかもしれない。

 
(131) 2022/05/30(Mon) 22:42:20

【人】 宮々 蓮司

 
 「 そうだな、まずは飯にしようか。 」


今日はどこがいいだろう。
和食?中華?イタリアン?
肉がいいだろうか、魚介にしようか。

きっとそれが何でも何処でもきっと楽しい時間になる。


 
「 ……今日は、泊まっていってもいいんだろ? 」



耳元に唇当てて、そっと囁いた。*
 
(132) 2022/05/30(Mon) 22:42:44

【人】 雨宮 瀬里

 

 貴方と過ごす時間なら、きっとどこだって楽しい。
 …こんな気持ちで、今までの雨宮瀬里は、
 貴方と一年も過ごしてきたのだろうか。

 それとも恋矢を受けた恋と、
 今の恋は、何かが違うのだろうか。

 恋をしたことがない≠ゥら
 これが恋なのかどうかも確かめられずに
 私は初めての週末デートを迎える。


 そういえば。と、私がきっと提案したのは
 この町にきて貴方と最初に行った店=B

 
 「 この間見かけて、気になっていたの 」


 と、きっと私は一年前と同じことを言う。
 それを私が気づいていないだけで。


 ふいに囁かれた言葉には、
 真っ赤になって、頷いた。
 
これを一年続けてきたというのか、私は。


 
(133) 2022/05/30(Mon) 23:19:05

【人】 雨宮 瀬里

 

 同じメニューを頼み、同じ感想をいう。

 お店の人が「ああ、」という顔をしていたから
 もしかしたら何度も訪れたことがあるのかも、と
 そう気づいてからは、貴方に向かって苦笑した。
 私たち、どうやら来たことがあるみたいね、って。

 貴方が思い出したなんて知らないもの


 それからまた少しだけ車を走らせて
 といっても都会ほど、夜景が美しいわけじゃないから
 きっと、それはそこそこに。

 
(134) 2022/05/30(Mon) 23:19:22

【人】 雨宮 瀬里

 


 「 蓮司さん、 」


 それはそれからだいぶ時間が経った後。

 身体が幾度貴方を求めようと、
 まだ記憶を取り戻す前の私は、
 薄いタオルケットにくるまりながら
 薄暗い部屋の中、肌を貴方に寄せている
 

 「 あれから暫く、
   記憶を思いだそうと、頑張ったんだ 」


 どうだった?って聞かれたら
 首を横に振るだけだけど。ご存じの通り。
 
(135) 2022/05/30(Mon) 23:19:47

【人】 雨宮 瀬里

 


 「 家にある服とか、
   随分、昔の私と、違うの。
   昔の私がどうだったか、っていうのは
   ……蓮司さんには、内緒。
   今と全然違って、びっくりしちゃうから 」


 知ってる、ってネタ晴らしされない限りは
 私はその話はしないつもりで。
 見てみたいとか言い出されても
 ほらまた、私は首を横に振るだけ。二回目。

 
(136) 2022/05/30(Mon) 23:20:02

【人】 雨宮 瀬里

 


 「 でもきっと蓮司さんが変えてくれたんだなあって
   だって変わった記憶が、ないんだもの。

   つまらないことは案外覚えてるのよ。
   蓮司さんと関係ないこと。
   ここの町の人間関係だとか、
   私の師匠にあたる人のおでこ掻く癖とか。

   でも私の中から、蓮司さんとの記憶だけが
   すっぽりと抜け落ちちゃってるの。 」


 多分きっと、貴方もそうじゃない?って同意を求める
 ……その返事がね、どうであれ。
 私はそれ以上に、貴方に言いたいことがあったの。

 
(137) 2022/05/30(Mon) 23:20:16

【人】 雨宮 瀬里

 


 「 でもひとつだけ完全にわからないものがあった

   私が、着けるはずのないものが、
   家に置いてあるの。 」

 
(138) 2022/05/30(Mon) 23:20:50

【人】 雨宮 瀬里

 

 体を起こしてちいさな棚へと手を伸ばす。
 一番上の引き出しを開けて、中から取り出したのは

    ── 見覚えのない、
いマニキュア。

 
(139) 2022/05/30(Mon) 23:21:10

【人】 雨宮 瀬里

 


 「 陶芸をするときね。
   ネイルって基本だめなの。
   作品に爪が刺さったら台無しだし
   納得いく作品は絶対にネイルをしてたら作れない
   だから、私は、これ、使わないはずなの

   でも憶えてないってことは、
   貴方との記憶の何かに、関係するんだと思う

   ……って言われても困っちゃうか。

   見覚え、ないよね。
   あるはず、ないよね。 」


 私は記憶を喪っているはずの貴方≠ノ問いかけた *

 
(140) 2022/05/30(Mon) 23:21:24

【独】 雨宮 瀬里

/*
もう変わったきっかけになったもの出すしかないんじゃない?ってなりました なりました
(-22) 2022/05/30(Mon) 23:32:56

【人】 宮々 蓮司

それはとても不思議な感じだった。

記憶を取り戻した今でも恋心は無くしたままだった。
あのお見合いで雨宮瀬里を選び、兼光と灯歌によって結ばれた恋は治療と共にたしかに霧散してしまった。

だけど


今もたしかに
をしている。

記憶を取り戻したからこそ理解できる。
瀬里が目の前にいる、瀬里が隣にいる、瀬里に触れている、その一分一秒ごとにもっと好きになっている、夢中になっている。

俺は雨宮瀬里が大好きなんだ。
(141) 2022/05/31(Tue) 6:46:36

【人】 宮々 蓮司

薄暗い部屋の中。
肌を寄せ合いながら、瀬里の言葉を聞いていた。

相変わらず蓮司さん≠ニ呼ぶ瀬里は、記憶が未だ戻らない。
なぜ二人にそんな違いが生じたのかはわからない。
瀬里にとって、思い出したくない何かがあったのだろうか。


相槌を打ちながら、時折返した言葉に瀬里は首を横に振った。
(142) 2022/05/31(Tue) 6:46:52

【秘】 宮々 蓮司 → 雨宮 瀬里

俺は瀬里の肌に唇と指を這わせる。

瀬里を欲すがままに、
瀬里が求めるがままに、
恋心を一度失う前がそうであった様に、

深く、深く瀬里を愛する。

瀬里の身体に刻んだ愛と官能を呼び起こすように。

(-23) 2022/05/31(Tue) 6:47:37

【人】 宮々 蓮司

緩く抱きしめていた瀬里の身体が離れる。

それは、よく知っている赤いマニキュア。
二人を結びつけたきっかけ。


瀬里は知らないまま。
俺はよく覚えている。



 「 つけてみたらどうだ? 」


何気なく口にする。
見覚えがあるとも、ないとも言わず。


それがきっかけで記憶が戻るかもしれない。
そう思ったわけじゃない。
記憶の中にある恋を失う前の瀬里がつけていたからでもない。

ただ単純に、瀬里にそれがよく似合うことを知っていたから。*
(143) 2022/05/31(Tue) 6:48:01

【独】 雨宮 瀬里

/*
ところで>>133で一年前って書いたんですけど、これ数か月前ですね…この町に来たの数か月前だから……頭寝てたな
(-24) 2022/05/31(Tue) 8:39:54

【人】 雨宮 瀬里

 


 「 これを? 」


 ベッドサイドにはちいさなランプが灯り
 赤いマニキュアを僅かな光の中で翳してみせる
 殆ど使っていないゆえなのかほとんど減っていない赤を
 そっと目の前で揺らして


 「 似合うかな… 」


 …などと。

 どちらにしろ週末が終わったら剝がさねばなるまい。
 一日、二日くらい指先が赤でも、
 なんとなく悪くはない気がした。

 
(144) 2022/05/31(Tue) 8:42:13

【人】 雨宮 瀬里

 

 一糸纏わずベッドに寝転がりながら。
 灯りは相変わらずあまりないまま
 私は爪に色をのせる

 
 「 不思議ね。
   前もなんだかこんなことがあった気がしたの
   暗い場所だとマニキュアが塗りにくい、って
   私、なんだか知ってる気がする 」


 大人になってからネイルなんてしたことないのに
 どうしてか、この感覚を私は知っている

 「 でも、普段指に色がついていないから
   なんだか不思議な感じ。
   まるで、別の私になるみたい。 」


 色づき艶めく左手の小指と薬指。
 二本塗って光に翳して、そうして私は首を傾げる

 
(145) 2022/05/31(Tue) 8:42:38

【人】 雨宮 瀬里

 


 「 あれ?この赤、最近どこかで、 」


 薄れてしまった記憶の中とかじゃない。
 最近、どこかでこれと同じ色を私は見た気がする

 
(146) 2022/05/31(Tue) 8:42:58

【人】 雨宮 瀬里

 


 「 蓮司さん、私…… 」


 戸惑いながら私は貴方を見る

 
         
ぱちん


         どこかで小さく音が弾ける


 
(147) 2022/05/31(Tue) 8:43:37

【人】 雨宮 瀬里

 


         ぱちん、ぱちん、ぱちん
         時計の秒針のように
         規則正しくリズムを刻む、

 
(148) 2022/05/31(Tue) 8:43:54

【人】 雨宮 瀬里

 


   ああ、そうだ、あの時だ >>79


 
(149) 2022/05/31(Tue) 8:44:09

【人】 雨宮 瀬里

 



     『 私ね、変わろうと思って 』


     それは確かに私の声。
     透明な歌声、跳ねるような指の音。
     ちいさな灯りが照らす暗がり。
     明るい光が私の手元を照らしていて
     私の指先が、ひとつひとつ色づいていく

 
(150) 2022/05/31(Tue) 8:44:37

【人】 雨宮 瀬里

 


  明るい光に目線を向ければ ──── 、

         思考は
途切れない
>>80
         考えるための猶予は幾らでもあって、


 
(151) 2022/05/31(Tue) 8:45:10

【人】 雨宮 瀬里

 


   ぱちん。
   催眠術師が眠りから観客を揺り起こすように
   ひときわ大きな音が、耳の中で鳴り響く

   世界に、色が



 
(152) 2022/05/31(Tue) 8:45:54

【人】 雨宮 瀬里

 


   赤く塗られた左手の小指と薬指

   見慣れた部屋と匂い いつもの週末
   肌で感じる貴方の体温

   隣には恋をしている相手がいて、
   私は、貴方に向かって


         「 蓮司? 」


        ……と。一言だけ呟いた。 *

 
(153) 2022/05/31(Tue) 8:46:26

【人】 宮々 蓮司

『 これを? 』
俺は小さく頷く。


『 似合うかな 』
似合うに決まってる。


『 不思議ね 』
そう、たしかにあった。
俺はスマホを手に取るとライトをつけて瀬里の指を照らす。


そうして、瀬里おまえがようやく目を覚ます。

 
(154) 2022/05/31(Tue) 9:37:48

【人】 宮々 蓮司

 
 
   「 おかえり。」

** 
(155) 2022/05/31(Tue) 9:38:53

【独】 雨宮 瀬里

/*
えぴー
(-25) 2022/05/31(Tue) 9:41:19
 




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