人狼物語 三日月国


149 【R18身内村】LOVE OR ALIVE

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視点:


── ──に投票した。

瀬里 ──に投票した。

蓮司 ──に投票した。

──3人が投票した。

──は村人の手により処刑された。

月が姿を変え、新たな一日が始まった。村人は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?

どんな古びた伝承も、今を生きる者たちの前では無力だった。
愛こそ最も尊いのだ。

名前ID生死勝敗役職
???master襲撃死
(2d)
敗北村人陣営:村人
  村人を希望
──kozakana処刑死
(3d)
敗北人狼陣営:人狼
  人狼を希望
宮々 瀬里ししゃもん生存者勝利恋人陣営:求愛者、恋人
  求愛者を希望
  恋人だった
運命の絆★蓮司
宮々 蓮司JohnDoe生存者勝利恋人陣営:求愛者、恋人
  おまかせを希望
  恋人だった
運命の絆★瀬里

【独】 宮々 蓮司

/*
おつかれさま
(-0) 2022/05/31(Tue) 10:01:00

【独】 雨宮 瀬里

/*
お疲れ様。おへんじまってください
(-1) 2022/05/31(Tue) 10:03:14

【人】 雨宮 瀬里

 

 世界に色がついた不思議な感覚だった。
 といっても、劇的に何かが変わったわけではない
 
 ただ、私はこのマニキュアを当然思い出せるし
 貴方と過ごした日々を当然のように思い出せる。
 clarityだって当然知ってるし、灯歌のことも憶えてる
 
 思い出そうとして思い出せなかったいろいろが
 思い出そうとして思い出せるように、なっただけ

 恋矢は抜かれたはずなのに、
 貴方への恋心は、忘れたあの日と変わらないまま

 
 「 ……… ただ、いま?? 」


 状況が呑み込めずに、私は貴方の両の目を見る

 そう、違っているのはたったのふたつ。
 私の指に赤い色が灯っていることと
 貴方があの日から、眼帯をしていなかったこと。

 
(0) 2022/05/31(Tue) 11:15:32

【人】 雨宮 瀬里

 


 …………ん?「おかえり」??


 
(1) 2022/05/31(Tue) 11:15:46

【人】 雨宮 瀬里

 


 「 ……蓮司、憶えてた、の?
   え?いつから……??? 」


 記憶が戻ったなんて知らないから。
 おかえりという言葉に違和感しかなくて
 怪訝そうに貴方のことを見つめてみる

 
   だけどそこには大好きな貴方の顔があって
   怪訝そうに見つめたはずの私の顔も
   数秒もたずに緩んでいくんだろう

   そう、多分
   私たちは上手くいった≠だ。 *


 
(2) 2022/05/31(Tue) 11:16:18

【人】 宮々 蓮司

それは、直接治療を受けた者と、その影響を受けた者の違いだったのか。二人が記憶を取り戻したタイミングは違っていた。
その戻り方も。
だけどそんなことは些細なことだった。
大事なことは、今また二人は恋人になっていて、そして全てを取り戻したと言うこと。



 「 ん、次の日には。」


治療をして、恋心も記憶もなくして、それでも瀬里と恋人になって、それからここで一夜を過ごして。
それから自室に戻った、その次の日。

一気に全てを思い出せたわけではなかったけど。

 
(3) 2022/05/31(Tue) 12:58:28

【人】 宮々 蓮司

約束はちゃんと果たされた。

お互いに何があっても、
たとえ恋を失っても、またお互いに恋をする。


 「 瀬里、……
   一緒に暮らさないか?
   これから先、……ずっと。」
  


怪訝そうな表情が緩んできて、よく知る幸せな笑顔≠ェそこにあったから。
そう、俺たちは上手くいったんだ。


手紙に書いた言いたいこと
それを愛しい瀬里に告げたのだった。*
 
(4) 2022/05/31(Tue) 13:00:26

【人】 雨宮 瀬里

 


 「 次の日!? 」


 怪訝そうな顔は緩む前に一度驚いた顔を見せる
 きっとそれはよく知る私の表情のひとつ。

 なんだ言ってくれたらよかったのに、とか
 なんで私のほうが遅かったんだろう、とか
 ぶつぶつ文句を言うのは、もうちょっと先のこと。

 だって、それよりも先に、
 私たちには幸せな時間が、訪れたから。

 
(5) 2022/05/31(Tue) 14:34:32

【恋】 雨宮 瀬里

 


 上手くいったら、そんな私の願い事。
 言葉の先に、私たちの未来が添えられた。

        ──────
ずっと



 
(?0) 2022/05/31(Tue) 14:35:15

【人】 雨宮 瀬里

 


 「 ……! うん。
   私も、蓮司と一緒に暮らしたい。
   これから先、…ずっと、ずっと。 」


 貴方の顔が間近にあって、
 私はいつもの幸せな笑顔を見せる。

 腕を伸ばして貴方に抱きつこうとして
 一瞬塗りたての小指と薬指を気にしたけれど
 そんなことよりも、貴方に触れるほうが大切だった。
 だから小指のネイルはほんの少し剥がれた


 
(6) 2022/05/31(Tue) 14:35:34

【人】 雨宮 瀬里

 


 「 蓮司、大好き 」


 たとえ恋をうしなったとしても、
 またお互いに、
をする。

 私が貴方に恋をするのは、運命?必然?
 そんな畏まった言葉で表さなくたっていい

 
(7) 2022/05/31(Tue) 14:35:55

【人】 雨宮 瀬里

 


  だって、それは当たり前≠セったもの。 *


 
(8) 2022/05/31(Tue) 14:36:10

【人】 宮々 蓮司

瀬里の幸せな笑顔。
それが見られる幸せを噛み締める。

抱きついてくる瀬里を抱きしめ返して、小さくチュっと唇を触れさせる。


 「 俺もだ、
   大好きだ、瀬里。」


運命という言葉を使うのなら、
きっどこの広い世界で出会えたことが運命なんだ。
互いに恋をすることは、そう、当たり前≠ネのだから。
(9) 2022/05/31(Tue) 19:40:45

【恋】 宮々 蓮司

 
 「 綺麗だな。」


マニキュアが綺麗に塗られた薬指。
爪の赤いその指を捕まえる。



 「 でも、
   もっと綺麗にしよう。

   ……明日、一緒に見に行こうか。」


薬指の関節を自分の指できゅっと締めて。
幸せに微笑みながら頬を擦り寄せた。*
(?1) 2022/05/31(Tue) 19:41:31

【恋】 雨宮 瀬里

 

 捕まえられた指先と、その言葉に、
 首を傾げて「綺麗に?」なんて聞いたのも束の間
 すぐに意味を理解して破顔する。

 
 「 嬉しい。楽しみ 」


 紅く色づいた爪の先のように、頬染めて。
 貴方はいつだって私を綺麗にしてくれる。
 貴方がいるから、私はきっと綺麗になれるんだ。

 
(?2) 2022/05/31(Tue) 21:07:46

【恋】 雨宮 瀬里

 

 ……だけどね。

 どんな綺麗な宝石よりも。指輪よりも。
 今頬寄せてくれている貴方の温かさだけで、
 こんなにも幸せなんだって。

 心の中で、私が思うこと。

 愛しい貴方の額に唇を寄せて、
 私も貴方と一緒に幸せを噛みしめた。 


 
(?3) 2022/05/31(Tue) 21:08:13

【恋】 雨宮 瀬里

 


       「 愛してる 」


 
(?4) 2022/05/31(Tue) 21:08:30

【人】 雨宮 瀬里

 

 ……ところで。

 綺麗な薬指と、剥げた小指のネイルはどうしたかって?
 きっと、翌朝出かける前にリムーバーで取り除いたの。


 「 紅い爪に似合う指輪を選んでも意味がないもの 」


 ずっと大切にする宝物だから
 いつもの私に似合うものがいい。


 
(10) 2022/05/31(Tue) 21:08:43

【人】 雨宮 瀬里

 

 私にとっては二度目の初恋。
 私と蓮司の、二度目の初週末デートの日。

 貴方を好きだと再認識した
 大好きな友の歌声や、背中を押してくれる音が無くても
 私は自然に貴方を好きになっていた。

 記憶を取り戻す前も、取り戻した後も
 貴方を好きなことに変わりはないけれど、
 
 ……ほんの少し、浮かれていたのは
 これから先の未来を、誓ったあとだから?
 それとも、大好きな貴方のすべてを思い出した後だから?


 
(11) 2022/05/31(Tue) 21:09:04

【人】 雨宮 瀬里

 


 「 そういえば、目。
   本当に平気になったんだね 」


 指輪選びが滞りなく終われば
 私が住んでいる街よりか、随分華やかな街の一角で
 私はそんなことを蓮司に尋ねる。

 眼帯をしていない蓮司だけが
 記憶を取り戻した今も、何か不思議な感じのままで。

 天使の羽根はどうなったんだろう。
 どうして目が治ったんだろう。
 ……これはね、ちょっとした興味本位。

 そんな興味本位もしっかり口に出して、
 私は貴方の目を覗き込んでいた。 *

 
(12) 2022/05/31(Tue) 21:09:19

【人】 宮々 蓮司

昼間でも眼帯をすることはなくなった。
強い陽の光の下でも、それに負けることがなくなったから。

祖父曰く、恋天使の力が強くなったのではないかということだった。元々、宮々の中ではかなり力の弱い方だったのだけど。
ただ、そのせいで恋熱病の症状が強くでたのではないかとも。



 「 羽はここにちゃんと。」


左目を指で大きく見開いて瀬里に見せる。
目の奥に、恋天使にしか見えない白い羽。
家の人間以外にそれを知っているのは瀬里だけ。



 「 皮肉だよな。
   半人前が一丁前になったおかげで、
   変な病気になったのなら。」


恋熱病はアレルギー反応のようなもので、恋天使の力が強いほど症状が悪化するらしい。それでも普通の恋天使にとっては一時的な風邪みたいなものらしいけど。
今の蓮司は、宮々の本来の水準にあるらしい。
(13) 2022/06/01(Wed) 8:17:28

【人】 宮々 蓮司

 
 「 俺、会社を起こそうとしてるんだよ。」


続けて、そんなことを口にする。
それは瀬里と結ばれてから思い立ったこと。


 「 恋天使だけでなく、
   他にも縁を求めている人のために。」


それはまだ、どういう形なのか薄らとだけしか見えていないけど。
白羽トラベルのように、縁を結ぶ手助けになれればいいと思っていた。


 「 どうかな。
   そもそもビジネスとして成り立つか、
   っていうけねんもあるんだけどな。」


どこか、不安というか少し恥ずかしそうに、そんなことを話していた。*
(14) 2022/06/01(Wed) 8:18:16

【人】 雨宮 瀬里

 

 天使の羽根は、まだそこに存在していた。
 紅い瞳の奥に浮かぶ、白い羽。
 どうやら蓮司の力が強くなったせいで、
 恋熱病とやらにかかってしまったらしい。

 恋熱病… 私ももしかしたら罹ったことがあるのだろうか
 きっとあったとしてもただの風邪、で
 済ませてしまっていたんだろう。


 
(15) 2022/06/01(Wed) 10:58:27

【人】 雨宮 瀬里

 


 「 会社を? 」


 そんな蓮司から飛び出したのは
 私にとっては意外な言葉だった。
 
 恋天使には縁を結ぶ手助けをしている人も多いと聞く

 縁結びの神社の巫女だったり、結婚相談所だったり
 占い師だったり、白羽トラベルのような業界だったり。
 
当然恋が叶うカクテルを出すバーテンダーも然り。


 自分の力を持て余している私にとっては
 恋の手助けをするという夢を持った蓮司が、
 素直に輝いてさえ見えた。

 
(16) 2022/06/01(Wed) 10:59:23

【人】 雨宮 瀬里

 


 「 素敵ね。いいと思うの。
   恋天使にしかできないことを
   うまく生かして仕事にできたら最高ね 」


 ビジネスをどう成り立たせるかは
 きっとこれからなのかもしれないけれど。
 それでも恥ずかしそうに話してくれた蓮司に
 私はにこりと微笑んだの。


 「 私も、何か蓮司を支えられたらいいけど…
   半人前の陶芸家の出番は…ないかな?
   何か私にできること、してもらいたいこと、
   あったら、何でも言ってね 」


 そんなふうに、笑って。

 
(17) 2022/06/01(Wed) 10:59:37

【人】 雨宮 瀬里

 

 きっと蓮司のビジネスにかかわることでは
 役に立てないと思うけど。
 
 私ではあの人の役に立てないから
 ── 恋をする前、かつての私はそう言った


 だけど本当は何か、貴方の役に立ちたい
 話を聞いてあげることくらいは、
 きっと、私でもできるから。

 ううん、きっと、
 私にしかできないことが今はあるから。

 だから。何でも言ってね、って。 *

 
(18) 2022/06/01(Wed) 11:00:22

【人】 宮々 蓮司

役に立ちたいと言ってくれる瀬里に、俺は小さく頷く。

陶芸家の雨宮瀬里はきっと要らない。
お人形のような可愛らしい雨宮瀬里も。
あんな瀬里も、こんな瀬里もきっと要らない



 「 ただ、そばにいて欲しい。
   お前がいてくれるから、
   俺は自分に自信を持てるんだ。」


どんな瀬里≠熾K要ない。
ただ、何者でもない瀬里≠ェそばに居てくれればいい。

役に立つなんて必要はない。
役に立っても立たなくても、俺には瀬里が必要だから。

 
(19) 2022/06/01(Wed) 15:11:24

【人】 宮々 蓮司

賑やかな街角で手を繋いで二人。
俺の左隣には瀬里がいて、瀬里の右隣には俺がいる。



 「 ではお姫様、
   どこへ参りましょうか? 」


指輪は決めた。
さて、今日のデートはどこへ行こうか。*
(20) 2022/06/01(Wed) 15:11:52

【人】 雨宮 瀬里

 

 ただそばに居てほしい。
 そんな言葉に、私は「えー、それだけ?」なんて
 口を尖らせてみせるけれど、
 だけど、本当はその言葉が一番うれしかった

 ありのままの私でいい。
 私が選んだ、私でいい。

 ありのままの私でも、貴方が喜んでくれるなら。


 「 そうね、じゃあ素敵なカフェでも行きましょうか
   ねえ、王子さま? 」


 従者のように見えるのかも、なんて
 貴方はまた考えるのかもしれないけれど
 私にとっては、唯一無二の、王子さまだから。

 
(21) 2022/06/01(Wed) 18:22:38

【人】 雨宮 瀬里

 

   * * *

 それからふたりで一緒に暮らし始めるまで、
 あまり時間はかからなかったのかもしれない。

 私は都会までは出られなかったから
 貴方の仕事の都合がつけば、
 家はほんのすこしだけ陶房寄りの場所を選んだ。

 週末デートはなくなったけど、そのかわり、
 朝起きれば貴方の顔が傍にあって、
 眠るときも貴方とずっと一緒だった

 家の中には貴方のものと私のものが半分ずつ。
 お揃いの歯ブラシ、お揃いのマグカップ。
 なにげない当たり前が増えていく日常が、
 こんなにも、幸せに思えるなんて。

 
(22) 2022/06/01(Wed) 18:22:56

【恋】 雨宮 瀬里

 


 
「 私ね、今とっても幸せ。 」



 飽きることなく、そんな言葉を、
 いつだって貴方に伝えるの。

 貴方がいつ私を忘れてしまっても、
 また、この幸せが、すぐ取り戻せるように。
 
(?5) 2022/06/01(Wed) 18:24:33

【秘】 雨宮 瀬里 → 宮々 蓮司

 

 ところで。

 新居に持ち込まれた見覚えのあるアオザイとスク水
 そういえば一度も袖を通してなかったんだけど。

 アオザイはね。
 もしかしたらそれをきっかけに、
 新婚旅行は本格的なアオザイが楽しめる国も
 楽しいかもしれないね、って話をしたかも。

 それはともかくスク水…まだ、持ってたんだ??
 こっちは、そんな顔をして貴方を見てしまったかもしれない


 「 ……着てほしいの? 」


 なんて尋ねて、
 さて、私がそれを着ることがあったのかは。貴方次第。 *


 
(-2) 2022/06/01(Wed) 18:25:10

【人】 宮々 蓮司

朝、起きた時に瀬里の顔が最初に視界に入る。
夜、瀬里を腕に抱いて眠りにつく。

週末デート≠ヘなくなったけど、
時間が合えばデートもするし、
二人でただのんびりと時間を過ごす日もある。

新しい住まいは段々と二人のものが増えていく。
お揃いのもの、お互いだけのもの、それぞれの日常が重なり合う。

それが何よりも幸せだと感じる。
(23) 2022/06/01(Wed) 19:49:58

【恋】 宮々 蓮司



 「 あお、俺も幸せだ。」



毎日のようにそう伝える。

無くしても、忘れても、俺はお前に恋をする。

だからこそ二度とお前を離さない。
この幸せを、手放したりはしない。
 
(?6) 2022/06/01(Wed) 19:50:34

【秘】 宮々 蓮司 → 雨宮 瀬里

ところで。

アオザイはまだいいとして、なぜそのスク水があるのか。
引っ越した際に処分したはずなのだが。

というか、
着てほしいの?というのはどういうことか。

つい何を言ってるんだ≠チて顔で見てしまったが。


 「 ……着てくれるのか? 」


なんて返して、
さて、瀬里はそれを着てくれたのだろうか。
というか、スク水?コスプレなのか?*
(-3) 2022/06/01(Wed) 19:51:58

【秘】 雨宮 瀬里 → 宮々 蓮司

 

 
なくしても、忘れても、二度と手放さないのは

 
恋じゃなくてスク水だったのでは(もしかして)


 着てほしいの?って聞いたのは、
 だってえっ、そういうつもりじゃなかったら
 なんで未だに持ってるの?蓮司が着るの???
 
 というのを思いきり顔に出してから


 「 ………一度くらいなら? 」


 やたら透けてる大人のスク水
ラ神の負の遺産
だっけ。
 
そういうのに蓮司が目覚めちゃったら……私はどうしよう。
*

 
(-4) 2022/06/01(Wed) 20:13:09

【人】 雨宮 瀬里

 

 ──── 結婚式は、盛大には行わなかったの。

      だけど私は
を語る。

 
(24) 2022/06/02(Thu) 9:13:45

【人】 雨宮 瀬里

 

 恋の叶うBARを貸し切りにして、
 あの時の恋天使仲間をみんな呼んで同窓会をしたいな。
 BARがふたつある?集まりやすいほうでいいけれど
 バーテンダーがふたりいるから、
 いろんな味のお酒が楽しめそうじゃない?

 お願いしたら歌姫には歌ってもらえるかな。
 ほら、私たちなんかよりも早く結婚したふたりもいるから
 みんなを祝福するような恋の歌を。

 美味しいお野菜は農家の彼に任せよう。
 その時には私、自分で作った大皿、持っていくね。
 トマトととうもろこし、それからきゅうりも忘れずに。

 あとは手先が器用なふたりには
 私からこっそりお願いをするの。

 ひとつは手作りのリングケース
 もしできるならあの子に作ってもらいたいなって
 
 そしてもうひとつは、お揃いのアクセサリー
 これは婚約指輪のお返しに。
 私と貴方でお揃いの何かを作るなら
 やっぱりあの子にお願いしたいな、って。

 私の夢が、どこまで叶ったのかは………どうかな。

 
(25) 2022/06/02(Thu) 9:14:59

【人】 宮々 瀬里

 

 そして、これは

 貴方が
売り
にしてた珍しい苗字≠ェ
 私に冠されてから、またしばらく経ったころの話。

 
(26) 2022/06/02(Thu) 9:15:41

【人】 宮々 瀬里

 

 天使が降りてきたかのような美しいステンドグラス
 いつもは観光客でにぎわうその場所も
 その日は数時間だけ私と貴方の貸し切り。

 厳かな雰囲気の中、
 ウェディングドレスに身を包んだ私と
 タキシードに身を包んだ貴方は
 あの日と同じ、大聖堂の入り口に立っている

 あの日と違うのは、
 あの日は黒、今日は白。
 私を包む色くらいだったかも。


 
(27) 2022/06/02(Thu) 9:17:03

【人】 宮々 瀬里

 

 結婚式を挙げない夫婦や
 結婚したい恋人同士のための、
 花の都での、記念撮影。

 ……それを企画したのはもしかしたら
 恋を後押ししたい≠ニ願った
 どこかの新規事業だったかもしれないけれど


 
(28) 2022/06/02(Thu) 9:17:26

【人】 宮々 瀬里

 


 「 入口から舞台まで手を繋いで入場して、
   この場所で愛を誓ったカップルは、
   生涯ともに在るそうよ? 」


 あの日は知らなかった大聖堂のジンクス
 今日はばっちり知っている。

 そんなジンクス、きっと私たちには必要ないけど
 だけど私は、貴方としっかり手を繋ぐ。
 指を絡めて、決して離れないように。


 
(29) 2022/06/02(Thu) 9:17:51

【人】 宮々 瀬里

 


    あの日、貴方に今までで一番幸せかって
    そう聞いたら、貴方は首を横に振ったね


    『 一番幸せだと思えるその日まで
      私と、一緒にいてくれますか 』



    …これはいつかの声。

    あの日から、何度、私たちに
    一番幸せだと思える日が訪れたかわからない

    だけど、私と貴方はこれからも
    ずっとふたり、離れずにいるの


 
(30) 2022/06/02(Thu) 9:18:44

【人】 宮々 瀬里

 

 ……なんて考え事をしていたら、
 カメラマンさんに舞台のほうまで歩くようにと
 促されたから、私は貴方を見上げて微笑む。

 貸し切りといえど、
 ちゃんと私たちを切り取ってくれる誰かは居たから
 いつまでも浸っているわけにもいかなくて。


 「 蓮司、行こっか 」


 大聖堂、舞台のほうに足を進めようかって
 私は、蓮司を促した。

 もちろん、数多くの恋人同士のように、
 手はきちんと繋がれたままで。 *

 
(31) 2022/06/02(Thu) 9:19:02

【人】 宮々 蓮司

 
 俺は、その
を形にする。

 
(32) 2022/06/02(Thu) 17:31:36

【人】 宮々 蓮司

それが全部叶えられたからわからない。
だけど、瀬里の語る夢を俺はひとつひとつ実現していく。

あの時、お見合いに集った面々の一人一人に連絡を入れて。
一人一人の都合を合わせて。
もちろん、来られない人は仕方がないけど。


叶えられるものは、全て叶える。
叶えてみせる。
(33) 2022/06/02(Thu) 17:31:55

【人】 宮々 蓮司

厳かな聖堂。
タキシードを纏った俺は、花嫁と一緒。
ウェディングドレス姿の瀬里は綺麗≠ネんて言葉では足りなくて、いや、どんな言葉を尽くしても言い表せない。

淡いブロンドの髪と、白いドレス。
そこ眩しさに思わず目を細める。
もう左目は何でもないのに。


─── ああ、俺の花嫁は世界一綺麗だ。

 
(34) 2022/06/02(Thu) 17:32:41

【人】 宮々 蓮司

 
 「 知ってる。」


素気ない返事。
でもその顔は幸せそうに微笑んでいる。

そんなジンクスは二人に必要ない。
それどころか、そのジンクスの裏付けを今から二人で行うのだ。

 
(35) 2022/06/02(Thu) 17:33:06

【恋】 宮々 蓮司


 「 瀬里、……

     今までで、
        一番幸せだ。」

 
 
(?7) 2022/06/02(Thu) 17:33:47

【人】 宮々 蓮司

 
 「 ああ、行こう。」


しっかりと互いの手を握って。
ゆっくりと、舞台未来へと二人並んで歩いていく。*
 
(36) 2022/06/02(Thu) 17:35:04

【恋】 宮々 瀬里

 

 「 うん。私も。
   蓮司と居る今が、今までで一番幸せ 」

 
(?8) 2022/06/02(Thu) 19:15:37

【人】 宮々 瀬里

 

 微笑み合って、手をつないで。
 色とりどりのステンドグラスで彩られた舞台へ
 一歩ずつ、一歩ずつ、ゆっくり歩いていく

 
   きっとね
   明日からの毎日も、
   今までで一番幸せだって言えると思う
   だって、貴方と一緒だから


   
 シャッター音が私たちの一瞬を切り取って
 それが少し面白くて蓮司に向かって微笑んで
 ほら目が合ったこの一瞬だって、
 カシャリ、と後ろから音がした。


   私たちが選んだ道。
   あの時離れなくて本当に良かった。

   ううん、離れていたとしても
   記憶が戻ったら、また
   貴方を探し求めていたかもしれないけれど


 
(37) 2022/06/02(Thu) 19:15:55

【人】 宮々 瀬里

 

 神父さんがいるわけでもない舞台だけど
 神様を特別信じていない私たちには
 これくらいがちょうどいいのかもしれない。

 私たちは向かい合う
 その一瞬でさえ手が離れるのが惜しくて
 指先はゆっくりと離れた

 そんな表情も、貴方に向かい合って照れた顔も
 眩しそうに見上げる表情も。
 全部、全部、カメラに収められていく。

 
 「 誓います、とか言えばいい? 」


 こういう時なんていうのが正しいんだろう。
 結婚式ではないから、言葉に困って微笑んだ。
 微笑んだのは…それだけじゃないけど。
   
  
私の花婿さんが、世界で一番素敵だったから


 
(38) 2022/06/02(Thu) 19:17:10

【恋】 宮々 瀬里

 


 「 蓮司、私ね、
   蓮司のこと、これからもずっと愛してる 」


 
(?9) 2022/06/02(Thu) 19:17:29

【恋】 宮々 瀬里

 



 「 だから私は、なにがあっても
   蓮司のそばにずっといることを、誓います 」


 誓わなくても、私の気持ちが変わることはないけれど
 それでももしも何か神様に誓うのならば。

 たとえ、どんな困難が訪れて道に迷ったとしても、
 もう二度と、貴方と離れないことを、誓いたい。 *

 
(?10) 2022/06/02(Thu) 19:17:52

【人】 宮々 蓮司

お前が好きだと言ってくれたこの左眼。
今はお前しか写っていない。
この一瞬も、次の一瞬も、片時も逃さずにずっとお前を見つめている。

お前を選んだ。
二度、お前を選んだ。
自分で思っているよりも、遥かにお前を求めめいた。

それは今この瞬間も同じ。

だから、今が一番の幸せでも、
明日もまた今まで一番の幸せが訪れる。

お前が居て、俺が居るかぎり、ずっと。
(39) 2022/06/02(Thu) 20:22:36

【恋】 宮々 蓮司

 

 「 俺も、お前を、
   ……瀬里をずっと愛し続ける。」

 
(?11) 2022/06/02(Thu) 20:23:30

【恋】 宮々 蓮司

 

 「 なら俺は、
   決して誓いを破らせないと誓う。」


例えそれが事故であっても、病であっても、災害でも、たとえ天変地異であっても、誓った神様が相手でも、俺たちは決してお互いを離さないと誓おう。


指先で瀬里の頬を撫でると、そっと唇を重ねた。
それは、まるで誓いのキスのように。



ステンドグラスの光が彩る中で、
   ─── 俺たちは永遠を誓った。*
 
(?12) 2022/06/02(Thu) 20:25:02

【恋】 宮々 瀬里

 

 重ねられる誓いと、向けられた視線。

 私も貴方を選んだ。
 私も貴方に二度の、恋をした。

 それは今この瞬間も同じ。

 ステンドグラスの光が彩る中で、
 私と貴方の影が重なった。 

 
(?13) 2022/06/02(Thu) 21:11:50

【人】 宮々 瀬里

 


    それから ───



 
(40) 2022/06/02(Thu) 21:12:13

【人】 宮々 瀬里

 

 朝、テーブルにはふたつのマグカップが並ぶ

 ひとつには、ブラックのままの珈琲
 ひとつには、お砂糖とミルクをたっぷり入れて。

 棚の上には大聖堂での写真と、
 どこかのBARで集まったときの写真。
 それから新婚旅行で現地の民族衣装に身を包んだ
 私たちが微笑む写真が飾られている。

 互いに忙しいから
 お昼は離れ離れかもしれないね。

 今年の冬、個展を開けることになったの
 そんな嬉しい報告から暫くは、
 私もアトリエに籠りきりになったりしたけれど
 それでも夕飯は必ず貴方と食べるのだって決めていた

 
(41) 2022/06/02(Thu) 21:13:16

【人】 宮々 瀬里

 

 ほんの少し離れているだけでも、
 いつだって貴方に会いたい、そう思う気持ちは
 週末デートのころと、なんにもかわらない。

 そうね。いつだって、毎日同じ感情を繰り返す。
 だけどそれが、たまらなくうれしくて、
おしい。

 
(42) 2022/06/02(Thu) 21:13:41

【人】 宮々 瀬里

 

 私は、毎日貴方に恋をしている。


 
「 会いたかった 」



 貴方に会えて、第一声はいつだって同じ。
 私の両の瞳は、貴方のふたつの綺麗な瞳を映して。
 その距離が、一歩、近づいたなら ────── 、

 
(43) 2022/06/02(Thu) 21:14:11

【人】 宮々 瀬里

 


     
LOVE AND ALIVE

  私は恋をして、生きていく


     そう、いつだって。
     ORなんて、選択肢は元から無いの。



 
(44) 2022/06/02(Thu) 21:14:38

【人】 宮々 瀬里

 

 それはいつか見た光景。
 それはいつも繰り返している光景。

 だけど毎日が確かに
せで
 だけど毎日が確かに
おしい。

 
(45) 2022/06/02(Thu) 21:15:54

【秘】 宮々 瀬里 → 宮々 蓮司

 


 「 蓮司 」


 小さく名前を呼んで
 その続きは、温もりに託すことにした

 
(-5) 2022/06/02(Thu) 21:17:00

【恋】 宮々 瀬里

 


  私たちは今日も、幸せなキスをする。 **


 
(?14) 2022/06/02(Thu) 21:17:14

【独】 宮々 瀬里

/*
しめました!長丁場ありがとうございました!
(-6) 2022/06/02(Thu) 21:30:21

【独】 宮々 蓮司

/*
綺麗だね!
こちらこそありがとう。
(-7) 2022/06/02(Thu) 21:36:47
 




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