キンウは、ミズガネと、他愛もない約束をしていた。 (c1) 2021/10/21(Thu) 22:07:42 |
トラヴィスは、その冷たさに身震いした。 (t0) 2021/10/21(Thu) 22:07:49 |
キンウは、―――― (c2) 2021/10/21(Thu) 22:07:57 |
【秘】 巫女 ユピテル → 浮遊想 テラ「あら、あらあら? えーっと、じゃあ結局テラなのかしら。 うん。気配が一緒だったから。 目で見てはいないから……オーラで視る、みたいなかしら? 随分不思議な現象なのね。テラしか起こってないの? 水中で無理に呼吸してるみたいな感じなのかしら? でもわかったわ。 不思議な間を感じたら、一人称と判断するね」 テラについてもっと早く調べておくべきだったでしょうか。 本人ではなく、名の由来の方に。 積みかけの本と、開かれてる途中の命名規則の本を横目にそう思います。 だって“嬉しい”と言われましたから。 「うん。嬉しいを貰ったから、テラは何が嬉しいのかなって。 長い事この館に居るみたいだから、何かあるんじゃない? それを聞いてみたかったんだけど…… 予想外の所で喜んでくれた? でも宇宙服じゃないのはどっちにしろ目を閉じるので見えないから、丁度良かったのかもしれないわね〜」 (-27) 2021/10/21(Thu) 22:08:54 |
【秘】 くるみ割り人形 トラヴィス → よいが来ない ミズガネ空気が震える。 誰かの声に、熱が含まれる。 「───え?」 冷たい。 それが徐々に上がってきて、 ひ、とひとりでに背筋まで凍らせた。 観客参加型。 即興劇に近いそれを知らない訳はない。 「………頼み?」 強い気迫を感じて、曖昧な輪郭の先、 確かに貴方と視線が絡み合った。 ……嗚呼、逃れられない、目を逸らせない、 そんな悲しき舞台人の運命。 スポットライトを浴びて、アンコールを受ければ、 役者に命が吹き込まれていく。 男は、そう、出来ているから。 → (-28) 2021/10/21(Thu) 22:09:34 |
【秘】 舞台人 トラヴィス → よいが来ない ミズガネ「 いいよ 」「君が螺子を巻くならね。」 「とっくに錆びた歯車を、 動かせる程の対価を差し出すならば。」 「君に力を貸してやっても良い。」 これは、停滞を望んで悪魔と交わすようなものなんかじゃなくて、 誰かが大切な一歩を踏み出す為の、小さな契約。 (-29) 2021/10/21(Thu) 22:11:07 |
【秘】 巫女 ユピテル → 不眠症 アマノ「 」 「 」 「──遺伝子、工学?」 不自然な程に間が空いて、ぽつりと復唱がされます。 それは聞き慣れない単語を聞いたのではなく、 “聞き慣れたが故の”単語を聞いたからの驚きでした。→ (-30) 2021/10/21(Thu) 22:16:40 |
【秘】 巫女 ユピテル → 不眠症 アマノ「……そう。遺伝子工学。 ……偶然だね、色々私も縁がある分野だから」 目を逸らして、一瞬、静かになります。 何かを懐旧するような視線の後、再び声を掛けてきました。 「でも、そう。殺戮兵器なりを運用してるし死は見慣れてて、 だからデスゲームに向いてない人間って言ってたの? レンジ、別に刃持って脅されても怖がらないタイプなの? レンジまで『死んでもいい』とか自殺願望持ってたりしないよね?」 死を見慣れているのと、実際に身近に死の危険が迫るのと。 違う分野ではある事を知っている為、不思議そうに首を傾げます。 (-31) 2021/10/21(Thu) 22:18:40 |
【秘】 探偵 キエ → 夜の一族 チャンドラ「其の様だね。僕には理解ができないが…話し合いで解決しないのならば武力行使に出るのが人だろう?」 白い鴉は2本足でチャンドラの指を掴むと移動を始めた。静かな宙を1人と1匹が漂う様に飛んでいる。地上でどんな大きな戦火が咲こうと轟音が届く事は無い。 戦火の咲き誇る場所の更に更に奥へ。其処はまだ平穏そのものである。チャンドラの言う所の昼の民が平和な生活を送っているのが見えるだろう。 「戦場で死ぬ誰かにも必ず大切な誰かがいる。当然敵味方問わずね。そういえば君は戦を見た事があるのかな」 (-34) 2021/10/21(Thu) 22:21:53 |
【見】 トレジャーハンター プルー>>3:@23 ガレット いつもとは違う笑顔だと思った。 いつもよりも感情の表れた笑顔だと思った。 ―――女はいつも通りだ。 だって、それがアタシなんだもの! 「……えぇ!なんでも、此処も以前夜になったらしいの。だったらまたなってもおかしくないわよね!明日とかに来るかも! その時はさ、お酒選んでよ。 ラヴィの選ぶものなら絶対美味しいし!」 ふふふん…… と大人しく頭を撫でられて。プルーはトラヴィスを見送った。 (@0) 2021/10/21(Thu) 22:25:51 |
【見】 トレジャーハンター プルー>>@0 「……あれ?」 「あーーーー!! ラヴィのお願いはぐらかされたーーーー!!!」 なんでぇ・・・ とぴぇんしながら、アップルパイをもそもそ口に入れた。甘いはずのアップルパイはなんだかちょっとだけしょっぱい気がした。 きっと、気のせいね。 (@1) 2021/10/21(Thu) 22:28:20 |
日輪 キンウは、メモを貼った。 (c3) 2021/10/21(Thu) 22:31:02 |
日輪 キンウ(匿名)は、メモを貼った。 2021/10/21(Thu) 22:34:09 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 探偵 キエ「──ないわ。わたしたち夜の一族は、仲間割れなんてしないもの」 夜にしか生きられないわたしたち。 だからなのかは定かでないけど、その結束力はとても強い。 ひときわ明るく燃えるのその更に奥。 昼の民の平穏な生活を見るのは初めてだ。 彼らの縄張りに近付いてはならないと、強く言い含められていたから。 「わたしたちにも理解できないのよ。 何が理由で彼らが争うのか。 だから近寄らない。そう決めているの、わたしたちは」 君子危うきに近寄らずとはよく言ったものね。 それでも警戒は怠らないのがわたしたち夜の一族だったけど。 (-39) 2021/10/21(Thu) 22:41:57 |
【秘】 探偵 キエ → 夜の一族 チャンドラ「ふむ……其れは 冷戦というやつだね 」キエは少し機嫌を良くしたが鴉の顔では其の表情まで読み取れまい。だが声色はほんの少し高くなった。 「彼らが争う理由は簡単だ、 数が多いからだよ 。それぞれ違う考えの者同士が――血筋も信じるものも違う者同士が――一族が、幾つも同じ時間に同じ土地で生きているんだ。 同じ時間に生きるからこそ住み分けも難しい。 …しかし宗教とは便利なものだ。信仰によって価値観を統一できるから、全く生まれの違う者同士で同じ家に住む事さえできる」 (-41) 2021/10/21(Thu) 23:05:32 |
【秘】 浮遊想 テラ → 掃き溜めの ゾズマ今までならその透明は聞こえなかったけれど、 ここ最近の館は何かがおかしいものだから。 だから、それは特別な何かがなくても聞こえる時もあるし、 特別な何かがあっても聞こえないかもしれませんでした。 「 なんだと思う?何がしたいんだと思う?──にはわから ないんだ、ねえ教えてよどうしたいように見える?見え てる?見えてないよねえ聞こえているならそう言えよわ かっていたら──はたぶんこんなふうにはなっていなか ったああ期待なんて持ってくるもんじゃないなあ!!! 」ナニカ があなたを締め付けます抱き締めます寒い です冷たいです体内に直接冷水を注がれているよう だ動けません動けません何も出来ませんそんなコト をする ナニカ が存在する事実だけは確かだけど、 (-43) 2021/10/21(Thu) 23:11:00 |
【秘】 探偵 キエ → 逃亡者 ポルクス/* 連絡ありがとうございます。 キエは他者の夢に入る事ができるのですが、現在チャンドラさんの夢の中に入っています。添い寝とか…して頂ければついでに連れて行けるかなと。 尚、キエの襲撃は殺害ロールを一切含まないものとなっています。 用意ができたら「ポルクスさんが見ている夢」のロールをキエ宛秘話にお届けください。(内容はどんなものでも大丈夫です。) キエが口出しをして来ますが明晰夢のような状態でも構いませんし、夢だと気づかずキエと会話しても構いません。 (-46) 2021/10/21(Thu) 23:13:25 |
【秘】 浮遊想 テラ → 掃き溜めの ゾズマ「 おしえて この仕打ちが理不尽なことだなんて、 自分でよく分かっています。 それでもしないではいられなくて 。 (-47) 2021/10/21(Thu) 23:14:09 |
【人】 巫女 ユピテル「おはようみんな〜。 今日の朝は何があるのかしら?」 昨日は錯乱して飛び出していったユピテルですが、 昨日の今日にもかかわらず、再び元気に戻っていました。 ミズガネと無事に会話が出来たからと言うことを知る人は他にいないでしょう。 「……雨、降ってないわよね?うーん?」 巫女は不思議そうに外を見ますか、太陽が昇っているのみ。 ですが頭痛に近いものがあるらしくこめかみに触れています。 「それに………みんな寝坊かしら? 私が早く起き過ぎちゃったかな。まばらなのね〜」 まさか、まさか昨日の今日で。昨日は一人だけで。 ここに来て『三人も実は消えてしまった』なんて。 この時のユピテルはまだ、想像していませんでした。 (4) 2021/10/21(Thu) 23:15:30 |
ユピテルは、朝ご飯が何かを楽しみにしています。 (a0) 2021/10/21(Thu) 23:17:13 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 探偵 キエ「……。そうね、わたしたちは数が少ない。 だから数の多い昼の民の気持ちはわからないわ。 ……特に私は。 甘いのでしょうね。お父様にもよく言われるの」 話し合いで全て解決してしまえばいい。 どちらかが折れるのではなく、双方が少しずつ折れればいいのに。 歩み寄るという言葉は、決して対個人だけのものではないと、わたしは思う。 「……宗教、は詳しくないけれど。 わたしたちが月を、夜を愛するのと同じようなものね」 わたしたちの場合、生まれた時からおなじ家の中だけど。 人気のないひっそりとした屋敷の中。 ここにくるまで、わたしの世界はその屋敷とその周囲の夜しかなかった。 (-48) 2021/10/21(Thu) 23:21:24 |
ユピテルは、頭痛が三人の神隠しによる混線とはまだ気付いてません。 (a1) 2021/10/21(Thu) 23:22:34 |
【独】 探偵 キエところでさあ、キエさんだいぶ死なない系の奴だから割と今困ってるの……何故ならそもそも概念だから………… 誰か上手い契約内容を考えてそれにキエを乗せてくれたら、ガチ死しようと思っているわ。この悪魔を上手く騙して頂戴。 ただしPLもそんな契約内容を思いつけないからヒントは出せないわ、本当にごめん…!! トラヴィスが後追いするだろうけど…まあ…やってくれるでしょう え?何で片思われみたいになってんねん Q:なんでそんな死ににくい奴持ってきたの? A:元は善良な守護霊予定だったからだよ(仮初の死が前提だった) (-49) 2021/10/21(Thu) 23:24:30 |
【秘】 探偵 キエ → 夜の一族 チャンドラ「宗教はそうだね、その様なものだと思って良い。但し此れは排他的になりやすくもある。 …同じ血筋、同じ環境、同じ愛を抱く似た者同士で手を取り合うのは容易い。 ではチャンドラ君。君は此処に来て初めて生まれも育ちも違う彼らと出会った訳だ。彼らの事をどう思ったかな」 地上を眺めるのに飽きたのかキエはすっと高度を上げた。月を目指している訳ではなく只昇っているだけのようだ。 「素直に自分の思った事を言葉にしよう。自分の思っている事など案外人は気付かぬものだから」 (-50) 2021/10/21(Thu) 23:37:17 |
【秘】 掃き溜めの ゾズマ → 逃亡者 ポルクス「ひ」 服が、剥がされる。粗暴な少年を被っていた皮と一緒に。 「た、たすけて、──誰か、嫌……!」 ひたすらに、叫ぶ。 涙を流す瞳は未だ恐怖と、そして悲しみに支配されている。 先程まで楽しいハロウィンパーティをしていた空間はどこへやら。 受けて立つなんていって部屋に来た自分が悪いのか。 わたしが、なにをしたというのか。 ──さんざん粗暴な態度をしてきた、日頃の行い? 少年は、あなたの事を好きではないが 少年は誰にたいしてもそうだ。 「ごめんなさい、ごめんなさい、……、離して……!」 暴れる、暴れる、暴れる。泣きながら、目の前のイカレた男を必死で引きはがそうと、暴れる。 己の手が使えないならばと、服をはがそうとする手に力の限り噛みつく。 あなたが怯むのなら、自由な足を使って、また強く、蹴り上げる。 少女とはいえど、そこいらの箱入り娘より力はあるつもりだ。 (-51) 2021/10/21(Thu) 23:42:32 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 探偵 キエ「……どう?」 また寒空に、昇っていく。 その問いに答えるには少し、時間が必要だった。 館で出会ったいろんな人。 交わることのないはずの昼の民たち。 わたしたちの言う『昼の民』は、わたしたち以外の全てを指している。 (-53) 2021/10/21(Thu) 23:48:17 |
チャンドラは、クロノに言伝を頼んだときのことを思い出す。 (c4) 2021/10/21(Thu) 23:48:58 |
チャンドラは、シトゥラにノートを借りた時のことを思い出す。 (c5) 2021/10/21(Thu) 23:49:32 |
チャンドラは、アマノからもらったビスケットの味を思い出す。 (c6) 2021/10/21(Thu) 23:49:51 |
チャンドラは、ゲイザーが自分のために使用人にお願いをしてくれた、その後ろ姿を思い出す。 (c7) 2021/10/21(Thu) 23:50:31 |
チャンドラは、キエが開いてくれたパーティのことを思い出す。 (c8) 2021/10/21(Thu) 23:51:05 |
チャンドラは、ポルクスがとても心配をしてくれた事を思い出す。 (c9) 2021/10/21(Thu) 23:51:57 |
チャンドラは、テラに貰った、楽しい時間を思い出す。 (c10) 2021/10/21(Thu) 23:53:19 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 探偵 キエ「……みんな、やさしかったわ」 それを口にしてしまうから、わたしは未熟者。 睨み合っていないといけない。 昼になると能力を失うわたしたちにとって、昼の民はみんな天敵だもの。 「だからわたしは、知りたいと思ったの。 みんなのことを──昼の民のことを」 排他的な夜の一族の中で、わたしははぐれものだ。 冒険が好きで、そして好奇心が強い。 一族でわたしはお転婆だと呼ばれた。 その思想がいつか一族を滅ぼすかもしれないと、お父様が感じているのも知っている。 (-54) 2021/10/21(Thu) 23:53:58 |
チャンドラは、館の時間が好きだった。 (c11) 2021/10/21(Thu) 23:54:46 |
チャンドラは、例え夜が来なくても。本物の月がなくても。 (c12) 2021/10/21(Thu) 23:55:24 |
チャンドラは、ただみんなの優しさに、甘えているだけだったから。 (c13) 2021/10/21(Thu) 23:55:52 |
チャンドラは、今度は自分から知りたいと、そう思ったのは、あれが1番最初。 (c14) 2021/10/21(Thu) 23:56:12 |
【秘】 浮遊想 テラ → 掃き溜めの ゾズマ/* ハローハロー、あなたのベル記思い込み、当方です。 ゾズマはしばらくの間、寒くなります。 ミズガネやチャンドラと一緒ですね。そう、寒冷現象の犯人は俺。 他の人がすぐに来たミズガネの時と違って後始末をしていくので、ゾズマはその内ベッドで目覚めることになると思います。テディベアさんはそっと横に添えられているかも。テラも勝手な期待からヒスを起こしているのは自分でわかっているので、ヒスが落ち着いたらやさしくしようとします。 寒さに関しては、凍死手前よりは無事だけど寒いは寒い形です。ふつ〜に寒いし、他人が触れても冷たいわ。あったかくすればあったかくなります。“寂しい”の発露だから、ゾズマちゃんが寂しがり屋さんなら、けっこうずっと寒いのが残ったままかも〜〜。どうなんでしょうね、虚言者。 ふわ〜っとしているので、任意に寒くなくなっていただいて問題ありません。一回寂しくなくなったからもうあとは寒くないぞ!をしてもいいし、一時的な寒さ凌ぎはできるけれど〜みたいな形でもOK! ヤス様の良きように調理していただければと存じます。 それはさておきかわいいねぇゾズマ。初日から目をつけていたのは全く間違いではなかったわ当方。@ありがとう 愛おしいわ。kiss...... (-55) 2021/10/22(Fri) 0:02:22 |
【秘】 探偵 キエ → 夜の一族 チャンドラ「なら、良かった。君はきちんと自分で思い考え判断する事ができる。其の気持ちをどうか大切にしてほしい。其れは君が見つけたかけがえのない道徳の1つだから」 禁断の果実を勧めた蛇が善か悪か、一体誰が決められよう。其れは神さえも決められぬとキエは考える。 知恵を得るだけで罪に問われるなど馬鹿馬鹿しい。知恵とは鋏のようなもの。危ないからと鋏を取り上げては一生扱い方など得られやしない。 勿論、其の鋏で怪我をする事をキエは期待している。 しかし手当の知恵があれば包帯を巻いてしまえば良いと気付ける筈だ。 失敗をやり直す方法など幾らでもあるのだから。 其処へ至れれば、キエの甘言は全て徒労に終わる。 「他者からの視点を知りなさい。 他者の気持ちを想像しなさい。 真実は常に幾つも存在する事を忘れないでくれ。 …君達がそうしていたら、僕ァのんびりと過ごせるのさ」 鋏を善とするか悪とするかは、全て人次第だ。 (-59) 2021/10/22(Fri) 0:18:22 |
【秘】 逃亡者 ポルクス → 探偵 キエ/* 連絡ありがとうございます、了解しました。 チャンドラと添い寝する方向で持っていってみようと思います。 その旨チャンドラPLさんにも伝えて、一緒に連れていってもらうようRPしていこうと思うのでよろしくおねがいします! (-61) 2021/10/22(Fri) 0:42:51 |
ゲイザーは、チャンドラを迎えにいくことができなかった。 (a2) 2021/10/22(Fri) 1:01:10 |
ゲイザーは、ごめんね。あたしの友達。 (a3) 2021/10/22(Fri) 1:01:54 |
【秘】 浮遊想 テラ → 巫女 ユピテル“ じゃあ結局テラなのかしら ” それには、何も返りませんでした。 頷きも 、首を横に振りも 、何もしませんでした。“ ──は──をテラって言いませんよ。 ”そう自分で言いましたから。 あなたの好きなように取って もらって、構わないのでしょう。 「 ──が──なのは、 記憶にある限りの最初からそうだったからなぁ。 それはもう、そういうものなんだと思っていますよ。 何もかもが最初から同じで変わらない。 そうだったのだけれども。最近マジで変 」「 ──はさ、誰かの好きが見えるとうれしい。 誰かのうれしいがうれしい。 それが それ以外もなんでも 、見えることがうれしい 」「 ……だから、案外ハードルって低いぜ? 話していたら大抵達成されるんだから。 」「 でも、あの作り物みたいな声じゃなく 聞こえているらしい今は、ただ話せているのよりも すげーうれしい。果報者だね、──って思っているねぇ 」ナニカ は、心の中を垂れ流しています。 不透明人間に憧れて。 (-62) 2021/10/22(Fri) 1:14:48 |
【独】 浮遊想 テラ『不透明人間に憧れて 心の中を垂れ流している』 -「恐怖!不透明人間」より引用- 右下〜〜 不透明人間になりたいね。 透明人間のままでも、自分って何?がわかるようになりたいね。 定義してもらいたいね。キエが言ってたの>>3:23、 間違いじゃないどころか普通に合っているのわよ。 テラは、自分でもわからないことはわからないです。 とにかく、思ったことは口に出しているつもり。 でも、テラ本人は、「怪物」の意味で言っていたんだなぁって、調べて思ったな。トラヴィスへの「ナニカ は ナニカ です。ナニカ は自分をテラだとは言いません。思っても、いません。」ってそうだったんだなぁって、素直に納得したもの。 (-63) 2021/10/22(Fri) 1:21:20 |
【秘】 逃亡者 ポルクス → 夜の一族 チャンドラ/* キエPLさんと相談してきたわ。 添い寝でもしてくれたら連れて行ってくれるそうよ。 なのでどうにか(?)添い寝か一緒にベッドに倒れるみたいなロールで秘話を進めたいと思うの。いいかしら。 そっちの夢で連れ去られるロールはそのまましてくれて大丈夫よ、隣で一緒に寝てしまったやつがいるくらいに思ってくれたら嬉しいわ (-64) 2021/10/22(Fri) 1:43:49 |
【秘】 逃亡者 ポルクス → 掃き溜めの ゾズマ何度も蹴られるほど馬鹿ではない。 あなたの足を開いてその間に身体を滑り込ませて、ソファに乗り上がっていたが。 もう少しで服の下の素肌を拝もうかと言った所で突然あなたを解放した。 「⏤⏤⏤⏤興が削がれたかな」 解放するとそのままソファに深く座って息をついた。 一体、自分は何をやっているんだろうか。 館に残る半身の足跡を感じてしまったせいだろうか。 こんな子供の少女を犯してなんになるというのだろう。 上手く殺意を抱いてもらったとして、その人生を棒に振らせてどうするというのか。 胸の底に潜むどろどろとしたものに、覆い尽くされている気分だった。 「逃げなよ。 俺の気分が変わる前にさ……」 あなたが逃げてしまえば、その後顔を合わせることなくポルクスという青年は姿を消してしまうだろう。 (-65) 2021/10/22(Fri) 2:05:09 |
【人】 掃き溜めの ゾズマ>>0 >>1 >>2 >>3 三日目ゲイザー 「うぅ、うわあああああん!!!」 「こ、こわ、怖かったよぉ……!もうやだぁ……!なんでぇ!?ちょっとでも悪いことしたなと思ってハンカチ貸したのがいけなかったの……!?わたしが悪いの……?ごめんなさい、ごめんなさい……次こそ殺されるかも……助けて神様……!」 今までの自分の行いなんて棚にあげて。 少年はまるでただの被害者の少女のように泣き叫んだ。 「日頃の行いかなあ……でも、わたしは、掃き溜めのゾズマで……」 この館に来てからずっと、粗暴な少年だった。 ゾズマが今までどんな人間だったかと使用人にでも尋ねれば 誰からも"態度の悪い粗野な子供"と返ってくるはずだ。 幸い、この素性は今この場ではあの死神にしかバレていない。 満足がいくまで泣き続ければ、我に返ったようにかぶりを振る。 → (6) 2021/10/22(Fri) 2:56:43 |
【秘】 よいが来ない ミズガネ → 舞台人 トラヴィス 「対価。対価……か」 少しだけ思案して、静かに口を開く。 「……吟遊詩人の仕事を再開する。 それで、一番初めに歌うのは── ──今俺が目の前にいる相手の事。 お前の為に、お前の歌を、お前に捧げる」 許されるなら、だけど。 付け加えられた言葉は、少しだけ弱々しかった。 誰にも見向きされなかった自分の歌が対価になるかは分からないけれど、捧げられるものといえばそれしかなかった。 「どうだろうか」 エメラルドグリーンが、静かに見つめる。 貴方の歯車に注せる油になり得るかどうか、裁定を待っている。 (-66) 2021/10/22(Fri) 2:58:24 |
【人】 掃き溜めの ゾズマ>>0 >>1 >>2 >>3 三日目ゲイザー 「……くそ……死神ってマジで殺人鬼のことかよ……なんだよアイツ、……別人みたいになりやがって……今までのは、演技だったっての?」 それはなんだかまるで──なにかを思いかけて 拾い忘れていたナイフを思いだす。血を拭って、懐へ。 「もう今日は散々だ。この館、誰かに関わるとロクなことになんねえ…… どいつも、こいつも……! な…なんなんだよ……くそがよ……!」立ち上がろうとした足が震えている。 なんとか踏ん張って地面を踏みしめる。 「ホントに今度来やがったら、返り討ちにしてやるからな……殺人鬼を殺したって、誰もオレを責めたりなんか、しねえよなあ……?」 ぎりりと拳を握る。ああでも、殺されるところだったのは 本当に怖かった、あれは演技なんかじゃない。 「オレは、力のないただの女なんかじゃないんだ…… 今まで散々虐げられてきた掃き溜めのゾズマなんだから……!」 無意識にぶつぶつと呟きながら、中庭を去る。 (7) 2021/10/22(Fri) 3:01:45 |
ゾズマは、最後に誰もいなくなった庭園で、死神の去った方へ叫んだ「バーーーーーーカ!!!」三日目のことだった (a4) 2021/10/22(Fri) 3:05:02 |
【秘】 よいが来ない ミズガネ → 死神 ゲイザー/* 快い返事ありがとう。それでは行動の為に根回しをしてくるので、気長に待っていてくれ。 ゲイザーの心臓が鉄で出来ていてよかった。ありがとう。 オーケーが出たのでPLの心臓は気にせず轢き潰そうと思う。と言ってもささやかな告発ではあるがな。 それじゃあどうぞよろしく。死の宣告をどうぞお楽しみに。 (-67) 2021/10/22(Fri) 3:06:09 |
【秘】 死神 ゲイザー → よいが来ない ミズガネリーパーPLより、ミズガネPLさんへ。 かかってこいや!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! (-69) 2021/10/22(Fri) 3:09:23 |
【秘】 よいが来ない ミズガネ → 浮遊想 テラ「言っておくが俺はマゾなんかじゃないしアブノーマルな趣味は持っていないしむしろそれは暴言を嬉しがったお前じゃないのか???語弊ありまくりだが???」 ぷわわ〜した気配がしたので、男も同じくらい詰め寄った。つかつかつか。 「出来るかなと思ってきてみたが。 ……出来ているよ、ちゃんと」 噛み締めるような呟きもちゃんと拾い上げる。 「……誰にも見向きされない透明人間のような扱いが何より苦手だったことを思い出したんだ。此処で一回死んでから。 そう思ったら、お前の事が気になってな。もしかしたらお前も苦しい思いや寂しい思いをしていたんじゃないかって」 それから、気まずそうに帽子を少し直すふりをする。 「……だからこうして話に来た。お前があの時何で俺の元に来たのか、どうしてあんなことをしたのか。 そもそもお前はいったいどういう人なのか。 ……お前の事を拾い上げられなかった分、今、沢山知りたいんだ」 姿までは見る事ができない。けれど、気配は感じる事ができる。 だから貴方がいるであろう方向を、真っ直ぐに見つめ続けた。 (-70) 2021/10/22(Fri) 3:17:44 |
【独】 よいが来ない ミズガネ言ったなかのうさん??? 心臓ミンチにしてパイに入れてやるよォ!!!ギャハハハハハ!!!! (これはゲイザーがかのうさんだという前提で話しています) (違ったらもちぱいが細かく砕かれてパイに混ぜ込まれます) (-72) 2021/10/22(Fri) 3:22:35 |
【秘】 少女 ゾズマ → 逃亡者 ポルクス──だめだ、いくら抵抗しても女の身体では男には適わない。 このまま大人しく犯されるしかないのかと、塞がれた手足のままではただただ恐怖で泣き叫ぶしかできない。 この男はここまでして殺意を抱かれたいのか? 「……っ……どうして、どうして、」 突如、解放される。助かった、と一息つければよかった。 けれど、恐怖に苛まれたままの少年の行動は止まらなかった。 一度思いこんでしまうと、簡単には止まらない性質だった。 素早く起き上がり、地に足をつける。 隠し持っていたナイフを、両手に握る。 「どうして、こんなことするんだ……」 「わたしが、なにをしたって言うの……!」 「態度が悪かったから?」 「悪戯を受けて立つなんて言ったから?」 「わたしは、まだ恋をしたことだってなかったのに……!」 被害者面は──あなたに向かって、刃を振るう。 → (-73) 2021/10/22(Fri) 3:31:02 |
【秘】 掃き溜めの ゾズマ → 逃亡者 ポルクス恐怖に苛まれただけの女の力では、それはきっと 致命傷に至るまでにはならないのだろう。 刃が当たろうが当たるまいが、混乱した少女は飛び退き しっかりとナイフを握りしめて部屋から走り去っていく。 「……もう二度と、オレの前に姿を現すな……!」 最後に言い残した言葉がその通りになってしまうなど 今の少年には知る由もなかった。 (-74) 2021/10/22(Fri) 3:37:43 |
【独】 よいが来ない ミズガネこんな良すぎるもの無料で見ていいんですか?後から請求されません? いや請求されてもミズガネの体を売ってでも払いますけど……………… (-78) 2021/10/22(Fri) 3:53:40 |
【独】 よいが来ない ミズガネ一日目の時系列、どうしようかと思っていたけど ゲイザーと会話(秘話部分)→送り届けるとこでトラヴィスと会う→トラヴィスに強姦される(秘話部分)→疲労困憊のまま部屋に戻る→テラ襲撃(秘話部分)→体が冷たくなる→キエ訪問(秘話部分)→安直に契約しちゃう→ベッドで休んでいたらユピテルが来る→ユピテルと飲んでえっち(秘話部分) こんな感じか (-80) 2021/10/22(Fri) 4:27:48 |
【独】 巫女 ユピテルって事で最終日予想!!デン!!!! テラ:ベル記(真) ゲイザー:加能 ゾズマ:やい アマノ:ことり ユピテル:おれおれおれおれポルティ!!! わざき:キエ ミズガネ:もちぱい ポルクス:あわっこ チャンドラ:無垢 キンウ:おはる 正直ポルクス・チャンドラ・キンウはどこかチェンジはありそうだけど残りは殆ど合ってる気がする。今これを見てる皆さんどうですか? ユピテル、ポルティでした?? (-83) 2021/10/22(Fri) 6:40:25 |
【独】 巫女 ユピテル正直・・・・ポルティはもう置き手紙の文章傾向の時点で全てがバレバレになったのでは?と思っている・・・・どう・・・・? ちなみに2日目まではポルティが頂けた予想は 7割キエ3割ミズガネでした。 俺を紫にするな!!!!!!!!! わかるよ好きなタイプだよもろどっちもさ!!!!!くっそ〜〜!!!覚えてろ!!! (-84) 2021/10/22(Fri) 6:44:00 |
【秘】 巫女 ユピテル → 浮遊想 テラ「最近マジで変」 うんうん、と頷いて真剣に聞いていたのですが、 思わずパチリと目を開けて復唱してしまいました。 「こう、どんな感じに マジで変 なの?」改めて目を閉じ直して問い直します。 テラか否かについては返答がないのが返答とみて、 別に構わないと言われたため、謎の人はテラと思って続けます。 「好きが見えると嬉しい。話してたら大体達成。 ……キエもある意味、そう言う方向だったらなぁ……」 色々思い返してしみじみしつつ、別の人の名前を出します。 それ程に少し考える事があったのでしょう。 「あの宇宙服、話す為の道具として使っていた感じなのかしら。 てっきり、宇宙で死んじゃった幽霊かと思っていたけれど…… 何だかそう言う怨念とか思念って感覚じゃないのよね」 じゃあ透明人間だ!!という発想にはすぐに至りません。 まだ触れられるか否かなどにすら気付けていないものですから。 ▼ (-85) 2021/10/22(Fri) 6:56:19 |
【秘】 舞台人 トラヴィス → よいが来ない ミズガネ面白い話だ、と思った。 姿すら不確かな存在が、詩を歌うと言う。 頑なに竪琴を奏でようとしなかった男が、 それに価値があると言う。 それは決して傲慢ではなく、 これ以外に、本当に自信がないのだろう。 同時に、大切なものなのだろう、とも。 だからきっと、 貴方にとっては魂をも削るような、 重い覚悟の対価だ。 は、大きく笑う。 それって───最高じゃないか! 身を下ろし、膝をつく。 見えぬ貴方の前にしゃがみ込めば、 冷たい感覚に手を添えて、口付けを落とす。 「それでは、これより君の戯曲を演じよう。 主演を務めるのはこの私、公演日はすぐにでも。 君は演者に、───どんな物語を吹き込む?」 (-86) 2021/10/22(Fri) 6:56:36 |
トラヴィスは、一歩、舞台に上がった。 (t1) 2021/10/22(Fri) 6:57:36 |
【秘】 巫女 ユピテル → 浮遊想 テラ「でも、凄く私も不思議で変な感覚、あるよ」 「私、ここの館で結構、 “巫女じゃないユピテル”“だからこそできたこと” ──は、いっぱいあったんだけど…… こうやって話せて、テラが果報者って喜んでくれたなら、 “巫女”であった事も悪い訳ではなかったみたいで、 ちょっとくすぐったい気分になるわね」 巫女だった能力故に喜んでくれた人。 単純にユピテルと言う性格性質に喜んでくれた人。 そのどちらもが、故郷では“巫女ユピテル”だった娘には、 そして巫女である事を苦しく思い出していた娘には、 とても不思議な感覚で、嬉しくありました。 (-87) 2021/10/22(Fri) 6:58:40 |
【秘】 探偵 キエ → 夜の一族 チャンドラ/* 取り急ぎ連絡です。軽くネタバレなのですが、現実のチャンドラさんの身体は神隠しに遭った様に消えてしまう…という予定です。ですので先んじてメモを出しても大丈夫だと思います。 (ポルクスPLさんにも同じ内容をお伝えしてあります。) (-88) 2021/10/22(Fri) 7:03:08 |
【秘】 探偵 キエ → 逃亡者 ポルクス/* 取り急ぎ連絡です。軽くネタバレなのですが、現実のポルクスさんの身体は神隠しに遭った様に消えてしまう…という予定です。ですので先んじてメモを出しても大丈夫だと思います。 (チャンドラPLさんにも同じ内容をお伝えしてあります。) (-89) 2021/10/22(Fri) 7:03:54 |
【赤】 探偵 キエ……… …… … 「身勝手なもんだなァ…」 金烏の怒りを感じたキエが抱いた感想は呆れと煩わしさの2つである。 「自ら歩こうとしないのだから勾引かされた事に寧ろ感謝するべきだと思うがねェ。神は何時何処に行っても身勝手なものだ。 気に入らないなら大洪水でも起こしたまえよ」 キエは自身を否定する手立てが限りなく少ない事を知っている。であるから敵意を向けられても感じるのは呆れと煩わしさだけだった。 「嗚呼面倒くさい、僕らだって逆らえる立場ではないというのに。 なァ、リーパー君?」 キエは中庭での出来事を知らないが故に呑気な呼びかけをした。 (*0) 2021/10/22(Fri) 8:13:59 |
【秘】 掃き溜めの ゾズマ → 浮遊想 テラ「ひ」 粗野な少年の形は、大きな恐怖によってすぐに崩れる。 「な」「 んで」「やめ て」 少女みたいにか細い声を零した。 絡みつく寒さが、冷たさが体内にまで染みわたっていく ほろほろと、凍ったような涙がこぼれる。 「さ むい」 冷たくなっていく。青白くなっていく顔、身体 ガタガタと震えながら、ぽつぽつと ずうっとうつろな言葉を零し続けていた。 「なあ死神じゃねえ のに な んでなんでオレこんな寒くて凍えて死んじ まうだろが やめろ、やめろよ、やめ……!」 「や いやだ」 「わ わたし が わるいの?」 「わたし なにも、うそなんてついてない!」 少女には、きっとナニカの声は聞こえていない。 なにか、別の記憶をみている。 (-90) 2021/10/22(Fri) 8:26:05 |
【秘】 掃き溜めの ゾズマ → 浮遊想 テラ「ひどい さむい 」 「見えないの」 「なにも聞 こえないの」「そこにいるんじゃないの」 「なら、どうして?」 「わた、し」 「寒いよ」 「オレは」 「もう」 「しんじゃう」 「こどもの時は見えてたんだ」 「ともだちがさあ」 「わたしは」 「きみは」 「こわいよ」 「あのときのともだちじゃないよね」「メアリー」 「もう みえないんだ」「ぬいぐるみみたいで」 「だから」 「乱暴で一匹狼でだけどちょっと優しいところもあるちょっぴり悪い男の子」 「あたらしい ともだち」「ほんとうにいるの!」 「ああ ちがう」「わたし」「それはオレ」 「あは」 「は」 「 」 「 」 (-91) 2021/10/22(Fri) 8:27:09 |
【秘】 空想少女 ゾズマ → 浮遊想 テラ──と、いう夢を見た。 正しくはどこからが現実で、どこからが夢かもわからなかった。 そうして、少女はその身にひどく寒さを抱いたまま目が覚める。 そこに、今までの少年はいなかった。 抜け殻みたいに大人しくて、寒さに震え、傍らに添えられた テディベアを抱いているだけの。少女だった。 本当だと信じる虚言がいけないことだというのなら これでよかったのかもしれなかった。 (-93) 2021/10/22(Fri) 8:31:36 |
【秘】 空想少女 ゾズマ → 浮遊想 テラ/* …押忍 丁寧な解説感謝だわ!しばらくサムイサムイ山にいます。 強大な力の干渉を受け、無事盛大なる思い込みが解除されました。@ありがとう 夢オチみたいな描写してしまったけど本人が区別ついてないだけなので普通に現実で聞いたり聞いてなかったことにたりして大丈夫です。 テラかわいいわよ!kiss... (-94) 2021/10/22(Fri) 8:41:56 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 探偵 キエ/* 遅くなってごめんなさい!熱が出たわ、うふふ! メモを置くのは大丈夫なんだけど、ちょっとお返事お待たせするわね…………。 よろしくお願いするわ! (-95) 2021/10/22(Fri) 9:07:16 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 逃亡者 ポルクス/* 添い寝………了解よ! ただ完全に体調を崩してしまったから、すこしどころかかなりお返事お待たせすることになると思うわ! その前に行方不明メモだけ書いておくわね! (-96) 2021/10/22(Fri) 9:08:51 |
夜の一族 チャンドラは、メモを貼った。 (c15) 2021/10/22(Fri) 9:29:53 |
夜の一族 チャンドラは、メモを貼った。 (c16) 2021/10/22(Fri) 9:30:21 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 探偵 キエこんなことを言ったらあなたは怒るのかもしれないけど。 わたしは、ただ規律に縛られるのは嫌だった。 でもあなたの言う通り、規律というのは必要だから定められている。 一族のことだけを考える。 不必要なことは知ろうとしなくていい。 その規律は、わたしたちに必要だから定められている。 「……ええ、キエ。 あなたの言葉、忘れないわ」 ありがとう、とわたしは微笑んだ。 一族では決して賛同されることのなかったこの考えに、賛同を得ることができたのがとても嬉しかった。 (-97) 2021/10/22(Fri) 10:01:07 |
【秘】 探偵 キエ → 夜の一族 チャンドラ「彼らを想った時に胸が温かくなっただろう? ……其れは道標にもなれば 人を温める事もできる 篝火だ。だが気をつけたまえ、此の火は扱いを間違えればあっという間に誰かを燃やしてしまうからね」 白い鴉の羽毛が一本二本と抜けていく。 小さな体躯からは考えられない程の量の羽根が抜け落ち――羽根で一瞬視界が覆われ――其れが拓けた後、其処にはチャンドラが見覚えのある姿のキエがいた。 「………さて、ヒントはお終いだ。後は自分で歩き考え決める時間だよ」 キエは手を伸ばす。キエは自ら人の手足を掴む事はしない。 夢を掴むのは何時だって人である。 (-98) 2021/10/22(Fri) 10:48:10 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 探偵 キエ「ええ。あんなに孤独で寒かったのに、今はとても暖かいわ」 夢を見て、目を覚ました時わたしはきっともう寒くない。 寂しさなんて感じる必要はないんだもの。 ──寂しさ?じゃああの見えない誰かは── 「……そうね。考えるわ。 頑張ってみる。……これから」 これまでのわたしは頑張ってなんていなかった。 だからその分も、これから頑張りたいと思う。 伸びてきた手をわたしはゆっくりと握る。 くすり、微笑みかけた。 (-99) 2021/10/22(Fri) 11:10:11 |
【秘】 探偵 キエ → 夜の一族 チャンドラ其の暖かい手を引き寄せた。 キエは貴方が全てを焼く業火となる様に願いながら、しかし只見つめている。キエは神ではないから試練を与えない。キエは脚本を好ましく思わないから導きもしない。 水をやった種からどんな花が咲くのかを只楽しみに待っている。 「どうか、君が其の篝火で夜を照らす様に」 (-100) 2021/10/22(Fri) 11:40:58 |
キエは、「おはよう」と告げた。 (a5) 2021/10/22(Fri) 11:41:18 |
【独】 探偵 キエ守護霊キエも皇狼キエも設定は殆ど一緒だったりします。 相手の立場と状況と解釈次第で敵になったり味方になったりするやつ。 多分チャンドラちゃん的には敵に見えないでしょうが、ミズガネゲイザーリーパーからしたらめっちゃ敵だろうなと思います トラヴィスは何でこんな事になったんですか?ご馳走が目の前にあったからです…… (-103) 2021/10/22(Fri) 11:48:14 |
【独】 探偵 キエこれっくら〜いのっ!村の中にっ! 悲し〜み苦し〜みチョイとい〜れてっ! きざ〜み生姜にごま塩振ってェ! にんじんさん!ごぼ〜〜さん!! 以下省略!!以下省略!! 穴〜〜のあ〜いた以下省略!!! 筋の通ったカ〜〜〜ス!!!!! (-104) 2021/10/22(Fri) 11:51:01 |
逃亡者 ポルクスは、メモを貼った。 (c17) 2021/10/22(Fri) 11:55:49 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 探偵 キエ/* ありがとうございました! 寒さも無くしてもらえちゃった……。 目を覚まして大丈夫なやつですかね? まだ秘話続くなら続いて大丈夫です! (-105) 2021/10/22(Fri) 11:58:23 |
【秘】 探偵 キエ → 夜の一族 チャンドラ/* はい!お好きな状況で目を覚まして頂いて大丈夫です。こちらからの襲撃ロールは以上となります。 (-106) 2021/10/22(Fri) 12:32:23 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 逃亡者 ポルクス/* こちら襲撃ロールが終わりました。 いつでも起きられますが、就寝前ロールが終わるまでは起きずにいた方がいいですね? 解熱剤のお陰で元気なのでいつでもどうぞ! (-108) 2021/10/22(Fri) 12:40:02 |
【秘】 よいが来ない ミズガネ → 巫女 ユピテル【一日目】 男は肌を重ねる相手をとことん甘やかし愛を与えることはしても、相手からの行動には慣れていなかった。というより、ユピテル程積極的な女性とは寝たことがなかったのかもしれない。 自分が責められる事を全く考えていなかった男は照れと恥ずかしさと申し訳なさをないまぜにしたような面持ちのまま歯を食いしばったけれど、耐えきれずに何度もひくりと体を震わせてあえかな声を上げた。やけに体が快楽を拾いすぎていたようにも見えるだろう。 男は途中照れ隠しを兼ねたささやかな抵抗として、波打つ豊かな栗色の髪を持ち上げて普段隠れているうなじに少し赤い花を咲かせた。 貴方が思い出せなくなった言葉を男が拾ったかどうかは、男本人しか分からない。 でも、誰にも知られないよう胸の奥に大切にしまい込む事にしたようだ。 だから、貴方が仮に声に出していたとしても。 男はそれに、その愛に。深い口付けを以って丁寧に返したことだろう。 貴方によって溶かされた氷が、水となって両の目から流れるのも構わずに。 WただのユピテルWとWただのミズガネW。 二人の雪解け水のような混じり合いは、こうして過ぎてゆく。 まだ異変の足音が遠かった日のことのおはなし。 (-109) 2021/10/22(Fri) 12:48:30 |
【秘】 よいが来ない ミズガネ → 巫女 ユピテル【三日目】 (ロールの前に、竪琴を拾ってくれたユピテルにもしかしたらの事前情報開示です。お伝えし忘れていたわ。ごめんなさいね。 情報を得られたかどうかはお姉ちゃん次第よ) もし貴方が抱えた竪琴をまじまじと見ていた場合。 竪琴の側面に、本当に小さな小さな文字で「コトハ・ミズガネ」と彫られていることに気付けるかもしれない。 竪琴を持つ際に手でちょうど隠せそうな位置にあるだろう。 ▽ (-110) 2021/10/22(Fri) 12:49:20 |
【秘】 よいが来ない ミズガネ → 巫女 ユピテル【三日目】 男は扉を開ける手段を持っていない。 それ故に扉が閉まっている部屋へは隔たりをすり抜けて入室するが、そのたびに自分は生者ではないのだと突きつけられているような気がして胸を締め上げられる。 重苦しい心持ちのまま自分の部屋に戻ってきた男だったが、すっかり見慣れた部屋にある見慣れないもの――目を閉じる貴方の姿を即座に見つけて、思わず息を飲んだ。 「ユピテル……?」 信じられないと言った心情をはっきり表したような震え声が、部屋に満ちていた静寂を揺らした。 (-111) 2021/10/22(Fri) 12:50:12 |
夜の一族 チャンドラ(匿名)は、メモを貼った。 2021/10/22(Fri) 12:53:36 |
【秘】 浮遊想 テラ → 空想少女 ゾズマ/* ٩(ˊᗜˋ*)و (押忍!)(聞きました)(後のRPに反映するぞ〜の意気込み) (かわいいありがとう)(そこで恋差分を使うな)(kiss......) (-112) 2021/10/22(Fri) 12:59:18 |
【雲】 浮遊想 テラ/* ハローハロー、あなたのベル記(思い込み)、当方です。 デイリー匿名メモポルターガイストも出来る気分でなかった浮遊想でした。 当方、引き続き『 透明な描写 』を続けますが、本窓が見えている方は特筆がなくとも、任意の箇所を『半透明な描写』として認識していただいてOKです。何かあれば都度聞いていただければ〜〜! とりあえず今日もLoveを振り撒いておきます、キャッキャッ ٩(ˊᗜˋ*)و (D10) 2021/10/22(Fri) 13:13:46 |
テラは、浮いている。今日も、宇宙服はどこにも浮いていません。 (a6) 2021/10/22(Fri) 13:14:42 |
【秘】 浮遊想 テラ → 使用人 クロノ【設定】 名前/存在について 『テラの名前がそこにあるのが先でしたから、 本人に聞いても、実は明確な答えは返ってきません』 『テラ本人は、「怪物」の意味で言っていたんだなぁって、調べて思ったな』 単位、怪物、大地、地球、酒の名前、神の名前。調べたら色々あるけれど、どれでもなさそうだな、と現在のPL当方は考えています。自認が怪物の意味なのには違いないのですが(それも真だと思ったからWikipedia引用して来た) とうめいにんげんなんだけど。が歌えるので、日本語圏の存在。自称100歳は、館での時間の流れが変で、よくわからなくなっている。ここまでを見ていると、精神年齢は10代後半で止まっていそうですね。 多分、「いってらっしゃい」が耳に残っているテラだなぁと。だからもあったんだろうな、トラヴィスの秘話にはちょっとソロールしたいって思ったの。 過去に関しては今のところシュレディンガー(設定しきらない・しきれないの意)。けど存在はしましたね、これは。記憶にある分は館スタート。チャンドラに言った通り。『来る前なんてあったのか、自分でもわからないのだけれど』 思い出すかはさておいて、過去に関しては後で考えられそうな気がしてきました。 設定まとめの時間はやはりほしいものですねぇ当方。 (-113) 2021/10/22(Fri) 13:50:36 |
【秘】 よいが来ない ミズガネ → 舞台人 トラヴィス哄笑に、落とされた口づけに、ふるりと体が震える。これは高揚だろうか。或いは緊張? どちらであっても構わない。舞台の幕は上がっている。それなら、何が何でもこの物語を走り切るしかないのだ。 「お前が演じるのは伝達人。 俺と他のゲスト、死者と生者を繋ぐ大事な役割だ。死人に口なし……その事実をお前が、その手で打ち壊す」 しゃがみ込む貴方の両頬に手を添えて、自分もまた体を折り曲げる。 貴方の唇を、ひやりと冷気がくすぐる。 詩人の唇がそっと重ねられたのだ。 ▽ (-114) 2021/10/22(Fri) 14:13:18 |
【秘】 よいが来ない ミズガネ → 舞台人 トラヴィス「……頼むぞ、トラヴィス」 その口付けは誓いであり証明だ。 主人気取りでもケダモノでも無いことを示す、男が自ら貴方に歩み寄った証。 ▽ (-115) 2021/10/22(Fri) 14:13:50 |
【秘】 よいが来ない ミズガネ → 舞台人 トラヴィス「ペンと紙はあるだろう?今から俺の言葉を文字に書き起こしてもらう」 『館にいる者たちに告げる。 俺、ミズガネは殺された。殺されて、死体として神隠しに遭いやすい形となって透明な存在になってしまった。 俺の言葉は今、あらゆる境界線上に立つトラヴィスに代理で紡いでもらっている。 犯人は『リーパー』。 とある少女の内側に隠れ潜んでいた殺人鬼だ。 この文章を読んだ者よ。 俺の言葉が視える者よ。 どうか死神を死者の世界に帰ってもらうよう願ってはくれないか? 俺は少女の断末魔を聞いた。本来肉体の持ち主である彼女の声だ。 きっと彼女も苦しんでいるかもしれない。どうか、どうか彼女を助けてほしい』 ▽ (-116) 2021/10/22(Fri) 14:15:40 |
【秘】 よいが来ない ミズガネ → 舞台人 トラヴィス「……ああ、二枚目も必要だな。次はこう書いてくれないか」 『これがトラヴィスの虚言だと、何かの悪戯だと思う者もいるだろう。 だから俺はこの言葉が俺自身で紡いだものであるという証明を一つここに残す事にする。 ゲスト、ユピテルに預けた竪琴に俺のフルネームが彫られている。 ミズガネはファミリーネームだ。ファーストネームは館に来て誰にも教えてなんかいない。竪琴だって神隠しに遭うまでは誰にも触らせてなんかいない。 確実な証明ではないが、ペンすら握れない俺が差し出せるものはこれしかない。 この声が、透明でなくなることを……もう一度少女が笑って帰ってきてくれる事を、俺は願っている』 ▽ (-117) 2021/10/22(Fri) 14:16:43 |
【秘】 よいが来ない ミズガネ → 舞台人 トラヴィス「……伝えたいことは以上だ。 そして、これを広間という誰もが見ることのできる場所に貼ってほしい。 その上で、お前が声をかける事ができる下女達などに声をかけて張り紙を破る者が現れないよう見ておいてほしいと頼んでくれないか? 館のあらゆる者に声をかける事が出来るのは、きっとトラヴィスが一番適している。お前だから出来る事だ。 ……どうだろう。頼めるか?」 (-118) 2021/10/22(Fri) 14:17:37 |
【置】 探偵 キエMr.ホワイト 君に尋ねたい事があるんだ。 先日と同じ部屋で待っているよ キエ (L0) 2021/10/22(Fri) 14:19:46 公開: 2021/10/22(Fri) 14:20:00 |
【人】 探偵 キエ>> ??? 貼り紙を貼って暫くして先日茶会が開かれた部屋にキエはいた。テーブルには矢張り2人分の茶会の用意がある。新たな紙とペンも置かれていた。 片方は空だが既にキエのカップにはコーヒーが注がれ、加えられたミルクにより其の黒を濁らせていた。 「はァ〜………」 キエは誰かの下で働くのが初めてであるから、ある種のやり難さが拭えていない。そもそも昔から怠惰を貪り気ままに在ったキエにとって館で課せられた役割は面倒なものだ。 数個の角砂糖を水面に落とすと甘ったるいコーヒーを口に含み、 ??? の着席を待った。 (8) 2021/10/22(Fri) 14:20:59 |
【秘】 巫女 ユピテル → よいが来ない ミズガネ【三日目】部屋の来訪直後 ミズガネの部屋を訪れた直後、凶器を目にして、 それ以外の痕跡を探していた時の事です。 「……これ、ミズガネがいつも持っている……?」 部屋の外で彼は常に持っていた気がする竪琴を見つけました。 彼がこれを引かない理由はもう薄々察して。 でも、どうして持ち続けているのかは、 まだ直接は聞いたがはありませんでした。 大切な竪琴ですから持ち手や傷などつけないよう、そっと、 最新の注意を払って拾いあげてから観察し始めます。 「……あら?」 持ち手で正しく持とうと確認している際、 小さな小さな彫られた文字を見つけました。 その窪みに指を滑らせながらその字を読み上げます。 「コトハ・ミズガネ?」 名ではなく性を名乗っている、 ミズガネの命名規則にややに近い研究者もいます。 何より、ユピテルは書庫で命名法則や由来の本を借りて、 皆の名を調べてる程度には、興味がある分野でした。 → (-119) 2021/10/22(Fri) 14:30:48 |
【秘】 巫女 ユピテル → よいが来ない ミズガネ「……そう、貴方、コトハって名前だったのね」 この名を隠す為に抱えていたのでしょうか。 でも吟遊詩人の体を守りたかったなら、 それこそ目立つから弾いてとせびられかねないのに。 部屋に置くと盗まれる可能性があるから? それとも、竪琴自体を大切に思っている? 聞きたい事は沢山浮かぶのに、貴方がいません。 貴方の部屋なのに。 「……コトハ」 彼が名乗らないという事は理由があり、 そして理由も薄々検討だってついています。 だから許可無く知る事は悪いと思う気持ちもありましたが、 独りの静けさから、思わずその名が零れ落ちました。 目の前にいるからミズガネは貴方だけ。 なら、居なくなった時のミズガネは? 勿論その場合もユピテルにとって貴方だけです。それでも、 「この名前も本当は、貴方の口から聞きたかった。 でも、いないなら聞く事もできないわ。 ……寂しい。でも貴方は、私なんかよりもっと、……」 それでも常に彼が持ち歩き、彼の名が彫られているものです。 まるで、形見みたいじゃない。──そうはさせないから。 だから、恐らくは何処かで寂しがっている彼を待つ間、 寄り添うように、その竪琴をずっと抱き締めていました。 (-121) 2021/10/22(Fri) 14:41:40 |
【秘】 巫女 ユピテル → よいが来ない ミズガネ【三日目】キエが去ったあと 「……っ、ミズガネ!」 嗚呼、その声が聞こえて反射的に目を開けてしまいます。 そこには、ドアを開けた形跡も、誰の姿もありません。 ──でも、嘆きはしません。私は大地の巫女。 聞き間違いなどしない。姿がなくても、そこに在ることを。 きっと、誰よりも理解している自負があります。 でも、ゆっくり再び目を閉じつつ。 「…………お…」 「……お、」 竪琴を壊さない程度にむぎゅむぎゅ抱く力を込めて、 → (-122) 2021/10/22(Fri) 14:49:19 |
浮遊想 テラ(匿名)は、メモを貼った。 2021/10/22(Fri) 14:55:34 |
【秘】 巫女 ユピテル → よいが来ない ミズガネ「 遅い!! 戻って来るのが遅すぎるのだわ!!」「私、あんなに色んな場所走り回って、ミズガネがどこに居ても、部屋で待ってると聞こえるように沢山大声を出したのに!!」 安堵したのか、理不尽な怒りのような叫びが響き渡ります。 でも裏を返せば、明確に貴方が呟いた声一つを、 先ほどしっかり聞いていたという事でしょう。 何も誰もいないのに、ユピテルは誰かを怒りませんから。 それを言い切って満足したのか、ようやく落ち着いて。 普段の柔らかで、でも心配が滲みきった声で伝えました。 「……おかえり。……ずっとずっと、待ってたのよ。 あなた、一人じゃ絶対寂しがると思ったから」 (-123) 2021/10/22(Fri) 14:57:13 |
【赤】 死神 ゲイザー「…………」 その時、リーパーは苛ついていた。 キンウという少女が神隠しされたようだけれど、 おまけに自らの名を呼んだようだけれど。 自分は関わっていないから、知ったこっちゃあない! あとまだ話したこと無いし! ──同じ、館の協力者ではあるけれど。 (*2) 2021/10/22(Fri) 15:02:05 |
【赤】 死神 ゲイザー「あー、イラつく! なァあのゾズマとかいうやつ殺そうぜ! オレが殺人鬼ってこと、バラしちまった。 だから知っているやつを全員殺す必要が有る! 今までやってきたオレたちなら、簡単なコトだろ?」 そうして、また襲撃の提案を行う。 今日は永劫に続くと思っている。 ”館の協力者”という安寧に、罅が入ったことすら考えない。 「……それに、アイツ。オレを見ているようでムカつくし」 (*3) 2021/10/22(Fri) 15:02:32 |
ゲイザーは、二重人格だ。リーパーという副人格が、夜な夜な知らぬ間に殺人を行っている。 (a7) 2021/10/22(Fri) 15:20:32 |
ゲイザーは、消失した。記憶を喰らう怪物に4年分の人格を喰らわれた。残るかすかな記憶も今は眠り姫。 (a8) 2021/10/22(Fri) 15:21:28 |
【人】 死神 ゲイザー【ソロール】 リーパーはその時、永い廊下を歩いていた。 ゲイザーの真似も捨てた大股な歩きは苛立ちを滲ませる。 右手には包帯。包丁で大けがしたというのが表向きの理由。 「あァ〜〜……クソボケが……。 べつにオレが殺人鬼ってバラしたのは良い! 知ったヤツ全員殺せば良いだけだ、オレにはそれが出来る!」 「だが……」 「何なんだよ。この心の疼きは。 あのゾズマというヤツに会ってから胸が痒い!」 それらすべての心の機微を、 短絡的な少年は『苛つき』として処理して。 再び館をうろつき始めた。 次の殺人の計画について考えながら。 (10) 2021/10/22(Fri) 15:26:10 |
【赤】 探偵 キエ「オレ“たち”ねェ…僕ァわざわざ殺す必要も無いし血など流していないよ。其処は一緒くたにしないでくれないか」 キエにとって殺人とは林檎を木の根から引き抜く事と同義である。人が死ぬ事を嫌だとは思わないが歓迎もしていない。 其れでもリーパーの凶行に口を出さないのは、此の館において其れが“神隠し”という自分達に与えられた役目に繋がるからだ。 「良いんじゃないか? 君の事だから放っておいても役目とか関係無くゾズマ君を殺してしまうだろう。 だったら今のうちに 行ってきなさい」キエは夜の気配を薄らと感じている。 (*4) 2021/10/22(Fri) 15:31:15 |
【秘】 巫女 ユピテル → よいが来ない ミズガネ※ミズガネ限界勢になってしまったので、本当はPL連絡はお手間かと思い簡素にして感想は村の後に一気に送ろうとしていたんですが……このままでは限界を極めてしまった結果PL連絡が一切返せない事に気づいてしまい、お姉ちゃんムーブができないままお返事させて頂きます、ポリエチレン手袋100です…… 色々、色々と美味しいロールをありがとうございます……限界なので瀕死の敬語は気にしないで下さい…ミズガネのロールが刺さり過ぎて助かっているのに助からない状態になっているだけです…… 最初は「お姉ちゃんミズガネちゃんと話すのすごく楽しませてもらってるから、リアルが大変ならそちらと体を優先してね〜」と書く予定で毎回ふわふわ書いていた…いたんです平静を装って…… でもずっと装えた限界が装えなくなった限界になったので「ロールの全てが助かっていますありがとう…本音はお話できるならいくらでもしたいです……でも無理はなさらない程度にね、お姉ちゃんとの約束よ〜」とお返ししておきます…… 情報開示、事前開示本当に助かりました…そのように表では行きますね……会話、何も決めてないとのことですが、もう三日目時空でも四日目時空でも平行でも何でもいいので永遠に話したい要求と限界になった愛だけはあります……幸せにしたいですねミズガネを……これからもお付き合いよろしくおねがいします…… お姉ちゃんより (-124) 2021/10/22(Fri) 15:33:33 |
【独】 巫女 ユピテルもちぱい!!!!!PL連絡は最後までお姉ちゃんロールで簡素簡素で返そうとしてたのによくもウオあああああ許さないからな!!!!くっそ〜〜!!!! (-125) 2021/10/22(Fri) 15:40:20 |
【秘】 逃亡者 ポルクス → 夜の一族 チャンドラ「気にしなくていい、それよりも体調はどう?」 付き添うようにして訪れたチャンドラの部屋は、余り物を置かない自分の部屋よりよほど生活感があって好ましい。 ベッドの脇に置いてある物を見やり、懐かしそうに目を細めた。 「俺も子供の頃作ったな。 塔にいる兄にどうにか連絡を取りたかったんだ」 と、そう言って紙飛行機を手にとっただろう。 /* 遅くなってごめんなさい、無理はしないでいいのよ。 体調第一にしてちょうだいね。 (-131) 2021/10/22(Fri) 16:12:21 |
【秘】 よいが来ない ミズガネ → 巫女 ユピテル「なん、えっ!?す、すま、 あー…… その…… ごめん」 響き渡る叫びにぎょっとして、それから慌てて竪琴を抱きしめる貴方の元へと駆け寄った。コートが乱れるのも帽子がふわりと揺れるのも気にしていられない。 「ああ……頭を冷やそうと思って歩いてたらいつの間にか時計塔に行ってて……いや、それはもうこの際どうでもいいな」 手を伸ばす。栗色の豊かに波打つ髪を梳こうとする。 けれど自分の指はその柔らかな感触を掴むことはできず、ただ空を切るばかり。数日前はあんなにも触れる事ができたのに。 「………………皆が皆、俺に気付かないんだ。昔と同じ。凍え震えてそのままずっと動けなくなるんじゃないかと思うほどに、寂しかった」 格好つけの男は、素直に寂しさを口にした。それはきっと今の状況が取り繕うこともできない程追い詰めていたというのもあるが……それ以上に、相手が傷を見せた貴方だったからという理由の方が大きかった。 「ただいま、ユピテル」 ▽ (-132) 2021/10/22(Fri) 16:14:46 |
【秘】 よいが来ない ミズガネ → 巫女 ユピテルどうして自分の声を聞く事が出来るのか、一瞬疑問に思ってもそれはすぐに溶けて消えてしまった。 元より相手は人々には見えないだろう存在の声を聞く事が出来る相手だ。世界と寄り添ってきた貴方が自分の声を拾い上げてくれるのも、何らおかしなことじゃない。 「……それから、ありがとう。 ずっと、ずっと待っていてくれて」 触れられないと分かっていても、動かずにはいられなかった。 声が届けられるのなら、せめて近くで届けようと、耳元でそっと囁く。 (-133) 2021/10/22(Fri) 16:15:19 |
【秘】 よいが来ない ミズガネ → 巫女 ユピテル /* ポリエチレン手袋100さんお疲れ様よ。真・魚川武です。 こちらこそレスを投げたら三倍でも五倍でも百倍にでも威力が増して返ってくるお姉ちゃんのレスに限界を迎えています。赤文字で出血しながら呻いています。これを本当に無料で読んでいいんでしょうか。オネエ言葉も吹き飛ぶくらいには限界です。 無理はしないようにロールを遊んでいるので大丈夫です。お姉ちゃんもどうか体には気をつけて無理なくお話してください。 本当はお部屋に来てくれた時点で情報を明かそうと思っていたのですが、すっかり忘れていましたごめんなさい。ちなみに「名前は今はまだ秘密にしておいてくれ」とミズガネはこれから先伝えるかもしれません。 こちらも平行どんとこいです。お姉ちゃんのロール何もかもが美味しくて大好きなので、無限にお話しましょう。対戦よろしくお願いします。でもミズガネはユピテルのおかげで幸せになれるかもしれないけどミズガネはユピテル幸せにできるのか……?幸せにしたい………… 以上、中継の魚川武hyperでした。 (-134) 2021/10/22(Fri) 16:15:37 |
【赤】 死神 ゲイザー「あ〜〜? 色々引っ掻き回してるのテメェだろ。 オレとオマエは一緒だよ!」 リーパーにとってはそうだった。同じ悪党同士。 あなたにとってはきっと違う。 「 オレ利き手怪我してんだよ!! ゾズマの野郎にやられて……。 ナイフが握れねえ。 毒殺? 刺殺じゃねェと意味がねェ!」 ──即ち。今の殺人鬼は、無力だ。 リーパーは華奢な女ならぬ膂力を持つが、 それは脳のリミッターが動いていないということ。 あなたと違ってどうあがいても人間だ。 怪我が治るまではろくに首も絞められない。 (*5) 2021/10/22(Fri) 16:27:12 |
【赤】 探偵 キエ「つまり僕に殺せと? 人間を?」 「…………」 キエは気が短くはないが長くもない。粗暴でもないが温和でもない。感情の起伏というものが乏しくもある。 しかし――…… 自分の在り方を変えようとしてくるならば其の限りではない。 (*6) 2021/10/22(Fri) 16:48:11 |
【赤】 探偵 キエ「殺したいなら君が殺しなさい。 利き手? 知った事か。其れが僕に何の関係があるんだい。 刺殺? 知った事か。君の在り方を押し付けるな」 キエは不確かな存在であるが故に生死の概念を持たない。だからこそ自分の在り方を自分で定めなければキエはキエでなくなってしまう。 「……… いいね? 」 (*8) 2021/10/22(Fri) 16:49:11 |
【独】 よいが来ない ミズガネ館1の仲良し三人組見習いなさいよ!見なさいシービィとハヤブサとネームレスの仲良しっぷりを!!アンタ達!!!!二人しかいないんだから仲良くしなさいよ!!も〜!!! (-136) 2021/10/22(Fri) 16:52:07 |
ゾズマは、三日目の夜、部屋に戻ったきり次の夕方まで顔を出すことはなかった。 (a9) 2021/10/22(Fri) 17:01:04 |
ゾズマは、目を覚ましてからずっと寒くて、寒くて、仕方がない。 (a10) 2021/10/22(Fri) 17:01:30 |
ゾズマは、その原因を思いだそうとしても、夢なのか現実なのか、わからなくて、けれど、 (a11) 2021/10/22(Fri) 17:01:50 |
ゾズマは、ひとつだけ確かなことを思いだした。 (a12) 2021/10/22(Fri) 17:02:00 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 逃亡者 ポルクス「ええ、わたしも久しぶりに作ったの。 あなたと同じで、こどもの頃はよく作ったんだけどね」 ベッドに横になる前に、わたしは机の上の籠を手に取った。 中にはベーグルとマフィンが入っている。 部屋に戻るのにもお弁当が必要な身の上なの。 「……双子、と言っていたわね。 なかなか会うことは、できなかったの?」 /* Thank you… きちんと仮眠しながらやるから大丈夫よ! よろしくお願いするわね! (-137) 2021/10/22(Fri) 17:05:37 |
【秘】 巫女 ユピテル → よいが来ない ミズガネ「……時計塔にまで駆け上がって叫んでいればよかった。 なんて、冗談だけど。 いいの、無事に帰ってきてくれたなら全部。……?」 片手であなたが触れたばかりの自分の髪に触れます。 触れられた。とまではハッキリとはわかりません。 「ん、あれ……?ミズガネ、今何かした?」 ただ、想い──思念を読み取るからでしょうか。 貴方の手がそれを擦り抜けて触れられずとも、 確かにその箇所に何かの 温かい 感覚は感じられました。「……うん。ミズガネがまだ居るのはわかっていたの。 神隠しという名付け。じゃあその状況は大体の想像はできた」 最初に来た日、椅子が倒れました。 あれは、本当は正確には神隠しの仕業ではないでしょう。 でもあれもその一種で、それに近い状況を想像していました。 ▽ (-138) 2021/10/22(Fri) 17:14:46 |
掃き溜めの ゾズマは、メモを貼った。 (a13) 2021/10/22(Fri) 17:19:17 |
掃き溜めの ゾズマは、メモを貼った。 (a14) 2021/10/22(Fri) 17:19:49 |
空想 ゾズマは、メモを貼った。 (a15) 2021/10/22(Fri) 17:20:40 |
【秘】 巫女 ユピテル → よいが来ない ミズガネ「Wよりによって、どうして貴方に?Wって、 思わず考えて恨んでしまう程に……怖くて寒くて苦しかった。 ……誰が消えても辛いのに、私、本当に悪い子だわ」 この言い方では、他の人ならいいみたいでもあります。 その意図はなくても、……いえ、本当は気づいています。 ──もし本当に誰かを選ぶしかないなら、ユピテルは、 …ユピテルはミズガネだけは候補から外したでしょうから。 「でも、それでもね、」 「WただいまWって、返事がきて、 ……絶対帰ってくるって、貴方を信じて待っていてよかった」 ユピテルは挨拶と、約束の大きさを知っています。 何気ないそのWただいまWとWおかえりWが、どれだけ尊くて それの言葉を交わせる事が幸せか、実感できるからこそ。 部屋に入った時も出なかった涙が、 貴方とのその二言だけで、静かに頬を伝いました。 それは初めて触れた日と同じ、氷が溶けた嬉し涙です。 「待つのは全然いいの。 ミズガネのWありがとうWが聞けたならそれで、本当に。 ……今は、また寒いよね?苦しい?痛くない?……ごめんね。 ……貴方のこと、暖めたいのに、私、言葉しか……」 無意識に握りしめていた竪琴が、 先程不思議な感覚を覚えた位置に触れ直そうとした際に、 つい弦に触れてしまって、音が僅かに鳴りました。 (-139) 2021/10/22(Fri) 17:22:55 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 逃亡者 ポルクス「体調は、この通り。 さっきまでよりずっと元気よ」 ベーグルを手にとって食べてみせる。 さっきまで食べる気の起きなかった冷たいもの。 まだ寒いけど、空腹と重なった頃に比べればいくらも元気よ。 (-140) 2021/10/22(Fri) 17:33:18 |
死神 ゲイザー(匿名)は、メモを貼った。 2021/10/22(Fri) 17:37:41 |
死神 ゲイザー(匿名)は、メモを貼った。 2021/10/22(Fri) 17:37:57 |
【置】 死神 ゲイザー【ソロール】 いつかの中庭で、 ふたりは夢を見た。 ゲイザーは郊外の出身である。 ある時、都会的な少女がひとり越してきた。 彼女は閉鎖的な環境ながらも見事に馴染み、 その洗練された風体から皆の憧れとなった。 ゲイザーも憧れるその一人だった。 彼女を喜ばせたくて、誕生日パーティに手作りのパイを贈った。 ゲイザーはべつに彼女の友達ではなかったけど、 彼女と仲良しのみんなで食べてくれたらうれしいと贈った。 けれどグズでノロマなゲイザーの手作りパイなどダサいので、 翌朝捨てられていた。 ゲイザーは泣くばかりだ。 だから代わりに彼女の頭の中の、 もう一人のお友達が怒っていた。 『ひっく。ぐすん。あたし、かなしい。かなしいよ』 『なんだそいつ! お高く留まりやがって。 オレがブッ殺してやる!』 (L1) 2021/10/22(Fri) 17:39:30 公開: 2021/10/22(Fri) 17:40:00 |
【置】 死神 ゲイザーゲイザーはそれから暫く、パイが焼けなくなった。 ゲイザーはパイを焼くのが好きだったので、ママに相談した。 「かわいそうに。ひどいわね。 でも、叱ってはいいけど怒ってはだめ。 それはきっとあなたの為にならないわ」 「辛いなら、誰もが目を見張るほど おいしいパイを焼けるようになりなさい。 誰もが憧れるほど素敵な、心優しいひとになりなさい」 「あなたは頑張り屋さんだから。 きっといつか、あなたの努力を認めてくれる人がいる」 ゲイザーはそのように生きることにした。 こうして、今のゲイザーは生まれた。 (L2) 2021/10/22(Fri) 17:39:47 公開: 2021/10/22(Fri) 17:40:00 |
【人】 死神 ゲイザー【ソロール】 幼いゲイザーは気弱で、 怒りや恨みを発散する術を持たなかった。 いつもストレスを抱えていた。 リーパーはそんな彼女の、たったひとりのお友達だ。 イマジナリーフレンドの男の子。 彼の役目は彼女のために怒ること。 それから幾ばくかの月日が流れ、ゲイザーは大人になった。 イマジナリーフレンドは不要になり、存在を否定された。 ゲイザーのもうひとりの人格となった リーパーは、役目を暴走させた。 今日もローブを翻し、彼女に隠れて 夜な夜な殺人を繰り返している。 (11) 2021/10/22(Fri) 17:47:26 |
【人】 死神 ゲイザー>>ゾズマ 館の外の理で数えるなら、四つめの夕方ごろ。 「ゾズマあああああああ テメエ出てきやがれ!!!!!!」 中庭、響くのはリーパーの騒々しい声。 「殺さないから! オレとお話ししようぜ! オレ今ナイフ握れないし、刺殺以外は趣味じゃないし。 パイあげるから、なっ!」 (14) 2021/10/22(Fri) 18:00:42 |
【赤】 探偵 キエ「そりゃそうさ、言葉を知っているからね。 しかし其れは答えになってないなァ?」 キエは喜びを知っているし悲しみを知っている。 キエは愉悦を知っているし憤怒を知っている。 キエは感情を持たないが、喰らってきた数多の夢から確かに感情を知っている。 此れを知っているのは、只1人貴方だけだ。 「で、どうするの君。僕がやるなら相手は僕が決めるけれど」 (*11) 2021/10/22(Fri) 18:07:11 |
【赤】 死神 ゲイザー「…………」 ぐぎぎ、と歯ぎしりの音。 「あァー……。ゾズマは”役目”に関わらず、 オレが個人的に殺す。 今晩の襲撃はオマエに任せるぜ。 相手だって好きに決めればいい!」 (*12) 2021/10/22(Fri) 18:10:43 |
【秘】 浮遊想 テラ → よいが来ない ミズガネ「 ……君がそれを苦手と言うのなら、あの暴言をうれしがる思考回路は わかるんじゃない? 広い意味で言えば、自分への評価だろ? いいコトをしたらいいコトをしたなりの評価が返ってくるし、 わるいコトをしてもそうしたなりの評価が返ってくるのさ いいコトをしても有難迷惑だったり、わるいコトをしてその逆が あったりもするけど、それは、時と場合によるってヤツで 」気配はうろうろ、所在が 落ち着きませんでした。 「 わるいコトをしたつもりで、 わるいコトをしたなりの評価をもらえたら、 期待通りでうれしくなっちゃうだろ? 」見返しているかはわからないけれど、 一先ず、うろうろするのをやめました。 見返せてはいません 。 (-143) 2021/10/22(Fri) 18:54:09 |
【秘】 浮遊想 テラ → よいが来ない ミズガネ「 まあ、それはそれとして、 どうして部屋に行ったかとかの話をするなら、えー 」「 キエちゃんにも チョット ゴマカシツツ 部分的に話したけど、さぁ? ミズガネちゃんが、部屋に帰るところだったから 」「 おかえりって言おうと思って 」「 聞かれないでどっかに溶けて消えちゃうのがいつもだったのに、 いることわかってくれたじゃない、君。 そんなことも、これまでなかったから 」「 だから、見てもらえた?聞いてもらえた?ってテンション上がっちゃって。 その分、そうじゃなかったってわかった時の落胆が大きくって 」「 それでヒス起こしちゃった〜〜〜☆彡 」「 寒くしちゃったのは完全に悪意だよ。 多分、寒くしちゃうなっていうの、わかっていて君を通り抜けた。 原理はわからないけれども、そうなるのはわかっていて、やめなかった 」「 いやごめんて。ええでも多分これが全部だよ 」 (-144) 2021/10/22(Fri) 18:55:12 |
【秘】 逃亡者 ポルクス → 夜の一族 チャンドラ「あぁ。 双子はどちらかが強力な力を持って生まれる事がある。 俺の場合は……兄が死者に影響を与える力を持って生まれてしまってね……周りから忌み嫌われてしまった。代わりに特になんの力もない俺を、神の子なんていって。 兄はあまり人と接触しないように閉じ込められて育ってたけれど、双子の神秘ってあるだろう……? 俺達はお互いに半身の気配を感じながら育ったんだ」 だからどうにか兄に自分を見てほしくて、幼い頃をは色んな事をやった。 紙飛行機はその中の一つだ。 「こっちの宝石はなにか意味があるのかな?」 紙飛行機を元の場所に置くと、そばにある宝石に目を移した。 (-145) 2021/10/22(Fri) 18:57:18 |
浮遊想 テラ(匿名)は、メモを貼った。 2021/10/22(Fri) 18:58:07 |
浮遊想 テラ(匿名)は、メモを貼った。 2021/10/22(Fri) 19:04:34 |
【赤】 探偵 キエ「では相手とやり方は僕の方で決めよう。只候補はあるが成功可否は判らないから其のつもりで。 何となくだけど彼は館の理から少し外れてる気がするんだ。 …まァ失敗したら館の主人のせいさ。もっと便利で強大な理を僕らに与えなかったのが悪い」 先程見せたキエの怒気はすっかり霧散し一滴も見当たらない。代わりに役目に関わらず自らの意思で殺人を計画するリーパーへの感心が隠れている。 キエは殺人を好ましく捉えないが、自ら考え決意し行動に移す者は好ましいと捉えるからだ。 「また何か在れば伝えるよ。互いに運が在ると良いねェ? ……いってらっしゃい、リーパー君」 キエは名前を呼ぶ。名前こそが存在を示す証拠であると考える。 … …… ……… (*13) 2021/10/22(Fri) 19:09:10 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 逃亡者 ポルクス「死者に……? それで、閉じ込められてしまうなんて。 今もお兄さんは、閉じ込められたままなのかしら」 ベーグルを食べてしまったら、ご馳走様とわたしは手を合わせる。 「それはね、貰ったの。 翠色は私の分。朱色の方は、とても綺麗だったから」 紙飛行機を飛ばして競争をした、そのときに使った物。 マーカー代わりに地面に置いたものを、幾つか貰ったの、とわたしは説明をした。 「とても楽しかったから、思い出の品ね」 (-147) 2021/10/22(Fri) 19:18:18 |
【秘】 逃亡者 ポルクス → 夜の一族 チャンドラ「いいや? 兄は国を出たよ。国を、親を、俺を恨んで、呪って。 ”愛しい俺の半身、憎んで、愛してるからお前を殺す” って言ってね」笑う顔に狂気が滲む。 双子の心はとっくの昔に壊れていた。 「初めて愛をもらったんだ。 俺は嬉しくて、兄を愛してるから、永遠に兄から逃げ続ける。そういう道を選んだんだよ。 兄の殺気は、俺に対する愛 だった」だけど消えてしまった兄の狂気。 ほんの少しだけこの館に残り香を感じたけれど、兄はここには居やしない。 もう、きっと永遠に、兄は俺を殺しには来ない。 「だから俺は……俺を殺してくれる人を探してるんだ」 へぇ、楽しく遊べたんだ。 よかったねと笑う顔もどこかがきっと壊れている。 もう元には戻らない⏤⏤⏤⏤⏤⏤⏤⏤ (-148) 2021/10/22(Fri) 19:36:14 |
探偵 キエ(匿名)は、メモを貼った。 2021/10/22(Fri) 19:40:02 |
【人】 巫女 ユピテル「だ、誰も起きて来ないわ!?もしかしてこれ、お姉ちゃんが神隠しにあってみんなを視えなくなってるー!?」 勿論そんな訳はありません。 とは言え他の面子もほとんどいないので、神隠しにあった人も、 あってない人もわからない所か、今日行われたかまだ不明です。 「朝ご飯、何か……あ、そこのお兄さん。 今日のおすすめあるかしら〜?」 呼び止めて聞いてみました。フレンチトーストfoodと玉子焼きfoodとねりきりsweetとストロベリーミルクsakeとジョニーウォーカーsakeが今日のおすすめだそうです。 (17) 2021/10/22(Fri) 19:46:42 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 逃亡者 ポルクス「殺す……?」 わたしにその言葉はとても唐突に聞こえた。 驚きを隠せない。 「それは、愛されたいと、そういうこと? その人が、あなたを殺してくれる人じゃなかったら、あなたはどうするの? ポルクス」 愛ならわたしも知っている。 わたしは家族を愛している。月を愛している。夜を愛している。 でもそのどれも、殺してやりたい、壊してやりたいなんて思わない。 (-149) 2021/10/22(Fri) 19:47:27 |
【人】 巫女 ユピテル「あ、じゃあジョニーウォーカーのストレートで。 今日は卵多いのね〜。卵焼き、辛い方で貰えるかしら?」 すかさず速攻ロックですらないウォッカを即頼む時点で、 もう一部の人にはバレバレですが お酒大好き巫女 です。ちなみに度数は大体40度程。とてもウォッカです。 ついでに塩卵焼きだともう完全な酒の肴です。 「あ、でもみんな起きてくるなら甘いの好きな人いるかしら。 じゃあ他のも全部持って来て貰っていい?」 そんな訳でフレンチトーストと練り切りとストロベリーミルク、 そんな甘い甘いものが並びました。 やや人選ミスなのにまだ気づいていません。 (18) 2021/10/22(Fri) 19:53:00 |
【秘】 舞台人 トラヴィス → よいが来ない ミズガネ貴方の証は、ひやりと唇に齎された。 キス一つに動じる訳はないが、 その口付けは初めての経験となり、 少しだけくすぐったそうに瞳を伏せる。 それは随分と長い『お預け』であった。 紙とペンを強請られれば、 「………あるけれど」 まさか本当に伝達だけさせるつもりかとひと睨み。 次に自分の名が挙げられれば 「良い性格をしているね」 自分が干渉したと触れ回られれば、 この館での立場が危ういのは明白。 ふざけてくれるなとふた睨み。 ……結局、男が書き記したのはメモ一枚きり。 「 君の戯曲は酷い出来だね。 」そうしてぴしゃりと言い放つ。 そんな問答をしている場合ではないというのに。 → (-152) 2021/10/22(Fri) 20:00:19 |
【秘】 舞台人 トラヴィス → よいが来ない ミズガネ「私は舞台に生きる舞台人。 君が人形に油をさして、螺子を巻いたからね。 そうしてそれと同時に座長であり、演出家でもある訳だ。」 スポットライトの位置。 0番テープ場所。 舞台上の間取り。 「酷い脚本にだって、視線を集めてみせる。 まあ──もう少しだけ観客席に居てくれたまえよ。 君がこの即興劇の、一人目のお客様だ。」 長くここで暮らしてきた 自分にしか想像出来ない演出。 自信満々に微笑んでみせて ばん、とドアを開け放てば、男は広間へと歩き始めた。 (-153) 2021/10/22(Fri) 20:01:52 |
【秘】 浮遊想 テラ → 探偵 キエ/* ハローハロー、あなたのベル記(思い込み)、Mr.ホワイト、当方です。 取り急ぎPL連絡をば。 そう、おれがマッチョだ。遊び星です☆彡 このままキエちゃんのことをビンタできそうって思ったわ。キエちゃんの役職欄に記録を残せるかは別として、ビンタRPはしようと思います。お前も寒くなるんだよ。 人間を減らしたい等の理由で襲撃対象を変えるのは、こちらは問題ありません。 このまま来るならかかってこい、とりあえずビンタはするぞ。 と、いうわけで。この後のRPは表でやってしまいますか? ・このお茶会の場で敢行(白茶進行) ・このお茶会の場で敢行(秘話移行) ・返事を一旦保留にしてまた後で(秘話移行) 当方としては、やるならこうかなぁと思います。 18等分のPL様に不都合がなければ、返事を保留にするよりかはこの場での敢行(白茶秘話問わず)かしら。いかがでしょう? PLがきゃあきゃあしてるのだわ。 対戦よろしくおねがいするわね探偵さん、kiss...... (-155) 2021/10/22(Fri) 20:16:24 |
【秘】 逃亡者 ポルクス → 夜の一族 チャンドラ「愛と殺意が同じになれる人はきっと奇特な存在だ。 恨みを、憎しみをもってもらえるように振る舞ってみたけれど、なかなか同じようにはならなかったよ」 自嘲気味に吐き捨て、あなたが横になっているベッドに腰を掛けた。 自分たちの愛が異常であることくらいはちゃんとわかっている。 「俺は君を気に入ってるよ。 一目惚れという言葉がこれほど合う感情はないと思う。 最初は君に殺しに来てもらいたいと思っていたし、……今も心のどこかでそれを願ってる」 そっと手を伸ばし、先程より温かみが増した頬に触れ。 「けれど……。 ……憎しみを抱いてもらえるほど酷いことを、俺は君にできそうもないんだ」 (-156) 2021/10/22(Fri) 20:21:48 |
トラヴィスは、本当はまだ怖い。けれど、 (t2) 2021/10/22(Fri) 20:29:52 |
トラヴィスは、舞台へと、もう一歩。 (t3) 2021/10/22(Fri) 20:30:03 |
【見】 舞台人 トラヴィスかつ、かつ。 硬い靴底が、床を鳴らす音。 それは広間へ辿り着くと、一際大きく鳴らされた。 「さあさあ皆様、御立合い!」 知る人ぞ知る、とある劇団の街頭即興劇が始まる合図。 「『僕はしがない吟遊詩人。 国々へ詩を朗唱して歩くとはよく言ったもので 夢に縋り、霞を喰い、毎晩酒に浸る……そんな日々さ。』」 よく通る声。 それは広間に留まらず、館内へ響いていく。 強く耳を塞ぐでもしなければ、小耳には挟む事となるだろう。 (@2) 2021/10/22(Fri) 20:32:40 |
【秘】 探偵 キエ → 浮遊想 テラ/* 当方はこのまま表で続けても構いません。Mr.ホワイトにお任せします。 襲撃はこのままホワイトに固定致します。キエはあまり可愛い反応ができませんが、是非ビンタしてください。 当方としては折角ですし表で見せつけていきたいと考えております。最終日ですしね! (-157) 2021/10/22(Fri) 20:33:07 |
【見】 吟遊詩人役 トラヴィス「『昨晩のことはよく覚えていない、 それで良いのさ、 詩人は気ままに生きるものだ』───詩人は己に言い訳を繰り返し、 自堕落な毎日を繰り返していた。」 瓶を掴むかのように、荒く何かを飲んでは投げ捨てる動作。 ありもしない帽子を深く被り、目線を隠す。 持ち合わせていない竪琴に手を伸ばしては、ため息を吐く。 正反対の鴉のような黒髪を掻いて、 道行く物を睨み付け、世に希望を見出していないような眼差し。 男の身なりは それらとは正反対の煌びやかなものだが 立ち振る舞いは、 まさしく廃れた吟遊詩人を幻視させる程であった。 (@3) 2021/10/22(Fri) 20:37:42 |
トラヴィスは、広間から、廊下へ。廊下から、館の何処へでも。 (t4) 2021/10/22(Fri) 20:38:37 |
【見】 吟遊詩人役 トラヴィス「吐き捨てるような日常の最中、詩人は一人の少女と出会う。 パイを焼く事だけが取り柄の少女だった。 『嗚呼、嗚呼、この子の笑顔こそが僕の人生に射す光だ!』 けれどもそんな幸福も、長くは続かなかった。」 大袈裟で、加筆の多い即興の朗読劇。 脚本は紙切れ一枚きり。 演出は全て、男の頭の中。 舞台上から、観客席の誰もへ声が届くように。 時にすれ違う貴方の手を取って、 時に出くわした貴方の頬を撫でて、 時に貴方の背を追いかけて、その手の甲へキスをして。 (@4) 2021/10/22(Fri) 20:41:23 |
トラヴィスは、館中を自らの舞台へ。 (t5) 2021/10/22(Fri) 20:42:23 |
【独】 浮遊想 テラ初日は記憶にない(多分パス?)けど、干渉の初期指定は 二日目:チャンドラ 三日目:チャンドラ 四日目:キエ でした。独り言しそびれたけど、三日目は前日指定したから引き続きなのかなって思ったんですよ。四日目ゾズマいるのにキエになってるじゃん??? 遅れてシステムにキレ散らかしてましたねぇ(しみじみ (-158) 2021/10/22(Fri) 20:42:25 |
【見】 吟遊詩人役 トラヴィス「『少女は断末魔だけを僕の耳へと届かせ消えた。 僕は知っている、死神が少女を奪ってしまったと!』」 この即興劇の登場人物は当て書きだ。 詩人と少女。それから、 「『どうか君達にお願いだ、 死神が死者の国へと帰るよう、願ってはくれないだろうか?』……嗚呼、自分でどうにかしろって?」 少女の内に秘められていた死神。 「仕方ないじゃないか、 『だって僕は─── 既に死神に殺されてしまっているのだから。 僕に出来る事は、こうして透明な詩を叫ぶのみ。』」 (@5) 2021/10/22(Fri) 20:44:02 |
トラヴィスは、見えない誰かの想いを繋ぐ、伝達人。 (t6) 2021/10/22(Fri) 20:44:48 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 逃亡者 ポルクス「ポルクス……?」 一目惚れ、と言われた。 あなたの手があたたかいことを今は感じることができる。 わたしは驚いて、あなたの瞳を見つめた。 「……ごめんなさい。わたしは、あなたを殺せない。 一族の掟でもあるの」 わたしたちと昼の民は睨み合っている。 わたしたちの手で昼の民を殺したとなれば、その睨み合いは終わってしまうかもしれない。 「でも、それだけじゃないわ。 ……どんなに酷い目にあったとしても、そう思う日が来るように思えないのよ」 お父様には甘いと言われる考え方。 わたしはその考え方を、変えられるような気がしない。 あなたの望みは叶わない。 だからわたしは、ゆるく目を伏せた。 (-160) 2021/10/22(Fri) 20:45:50 |
【見】 吟遊詩人役 トラヴィス……舞台人が語り歩いたのは、そんな純粋な物語だった。 「『少女は苦しんでいた筈だ、今となっては僕には分からない、 けれども、嗚呼─── この詩が聞こえる者達よ! 』」託された想いを、願いを、 舞台人は屋敷中へと届ける。 「『どうか少女を、救ってやってはくれまいか─────………』」 詩人は、少女に潜む死神にに殺された。 詩人は姿を隠された今となっても、少女の声を無視したくないと、救いたいと願い、笑顔を望んでいる。 託されたから、演じている。 汗が流れ落ち、呼吸が荒む。 演じる事は──やっぱり、どうしたって、心から楽しいと思えた。 (@6) 2021/10/22(Fri) 20:47:07 |
トラヴィスは、館内を一周して、広間へ。「有難う御座いました!」 (t7) 2021/10/22(Fri) 20:48:02 |
【秘】 技術指揮 シトゥラ → 浮遊想 テラ「あなたに名前が付けば教えてくれないか。 それまではナナシとでも呼ぶし。 欲しければ考える、渾名としてね」 「お返しは、――あなたが見えなくなるときは何か残してくれ。 それと反応が返せなくても寂しくならないで欲しい。 目が良くなるか、記憶があるか切り探してみるから」 本当は、何かがあった気がする。 それでも、求めることに疲れてしまった。 変わらなくていいよ、何も。 だけどその気配に手を伸ばしてみた。 「突然いなくならないでいてくれたらいいさ」 (-162) 2021/10/22(Fri) 21:00:14 |
【秘】 技術指揮 シトゥラ → くるみ割り人形 トラヴィス「―――約束なんて」 口づけが落とされて、言葉がすんなりと落ちてきて。 あなたが"理想的なかたち"を告げる度に、 それにほころびがあることに気づいてしまう。 もう一度零れたものは戻らないというのに。 「いいですよ、聞いてあげましょう。 あなたの役者でいてあげましょう。 都合良く、いてあげますよ―――明日から」 唇を再び激しく奪えば、首を傾けて前髪をずらす。 見えた瞳は、何かで揺れて。 そのままの勢いで押し倒した後、 貴方の首元に冷たいもの[刃]を触れさせた。 → (-163) 2021/10/22(Fri) 21:02:40 |
ユピテルは、突然広間に鳴り響くトラヴィスの声に目を瞠ります。 (a16) 2021/10/22(Fri) 21:04:16 |
【秘】 技術指揮 シトゥラ → くるみ割り人形 トラヴィス「……好きですよ、トラヴィス」 「貴方のことが、殺せるぐらい好きです」 「貴方の頭に誰がいたって、きっと問題無いんです」 「だけど――」 ぴっと、トラヴィスの首を切れば流れ出した血に口づけをした。 それは寝具を、服を、シトゥラの顔を汚した。 「居なくなることに臆病なのが、貴方だけだと思わないでください」 「夢に溺れるのなら、先に言ってくれないと寂しいじゃないですか」 普段ならば身体を重ねる合図になるほど、あなたと唇を重ねる 唾液と血液を甘く交わらせ、熱い吐息を吐く。 常に持っていたのだろうか、どこからか取り出したナイフをベッドに捨てて、残った血が貴方の部屋を僅かに赫で染めた。 そのまま、身体を離せば、ゆらりと揺れて 踵を返し部屋を出て行こうとするだろう。 「約束ですよ、トラヴィス」 居なくならないでくださいね、そう告げて。 (-164) 2021/10/22(Fri) 21:06:51 |
【秘】 逃亡者 ポルクス → 夜の一族 チャンドラ「……うん。 君はそういう子だ、昨日、今日と話していてよくわかった」 自分の望みが叶わないことも。 「俺と兄は二人で生まれてくるべきじゃなかったんだ。 最初から一人であれば、きっとこんなことにはならなかった。 どんなに憧れても、どんなに愛しても、俺は兄に手が届かなかった…… 俺が昼だったなら、兄はきっと夜だったんだ」 だから、きっと。 あなたもまた夜だから。 「……俺がどれほど手を伸ばしても、君に届くことはないのだと思う」 (-165) 2021/10/22(Fri) 21:07:33 |
【人】 巫女 ユピテル「(……トラヴィス、凄い )」 ユピテルは、トラヴィスが役者な事も、 過去に座長と呼ばれる程の人であった事を知りません。 目の前で突然始まったそれが即興劇と言う特殊で台本がない 高度な芸事であることもすぐに気付かなかったほどです。 内容の、詩人と使用人と死神の事は、 本当はユピテルは死んだ筈の詩人から聞いて知っていました。 でもこの館はそうではありません。 自分以外の多くの人は真実を知りません。 ユピテルにはただ親しい人に言葉で伝えるしかできません。 けれど、 (19) 2021/10/22(Fri) 21:21:16 |
【人】 巫女 ユピテル「……こんな伝え方もあったのね。 ううん。これができるのは、きっと──」 今この館の中では、真の役者であるトラヴィスだけ。 方法を知っていても、彼しか行えない方法。 そして、舞台に上がる事を拒んでいた彼を知っていました。 「──あなたも、抗って、戦ってるのね。トラヴィス」 どんな心境の変化と影響かは、何でもいいのです。 全てに恐れ、停滞を望んでいた彼が、 微かな助言をくれたものの傍観者でいようとしていた彼が、 彼自らの手と演技で、表舞台で時を進める物語を紡ぎました。 その姿が、ユピテルには何よりも眩しく見えました。 この瞬間、館は W彼の舞台W に塗り替わっていました。 (20) 2021/10/22(Fri) 21:22:49 |
ユピテルは、拍手を、 (a17) 2021/10/22(Fri) 21:23:07 |
ユピテルは、この音を鳴らせない人達の分まで、 (a18) 2021/10/22(Fri) 21:23:51 |
ユピテルは、彼の惜しみない勇気と戦いに、惜しみない喝采を拍手で送りました。 (a19) 2021/10/22(Fri) 21:24:46 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 逃亡者 ポルクスごめんなさい、とまたわたしは呟く。 昼と夜は分かたれている。 あなたとあなたのお兄さんが、分かたれていたように。 月はとても高い、寒いところにある。 月に手を伸ばしても触れることは叶わない。 それは月が、触れる相手を選んでいるからだとわたしたちは考える。 わたしも、おなじ。 ただ手を伸ばして触れるだけなら簡単かもしれない。 でもわたしが伸ばし返せる手は、ひとつだけ。 あなたの望みは叶わない。 それならわたしは、あなたの手を取らない方がいいのでしょう。 「それでもわたしは、あなたに会えて嬉しかったわ。ポルクス」 最初からひとりだったら、会うことはなかったのでしょう? あなたにとってお兄さんがどれほど大きな存在でも、わたしにとってはあなたはひとりだけ。 その気持ちだけは、どうか伝えさせて。 (-166) 2021/10/22(Fri) 21:26:10 |
ユピテルは、今まで見た彼の表情の中で、今の彼が最も好きでした。 (a20) 2021/10/22(Fri) 21:28:52 |
チャンドラは、ポルクスの望みを叶えることは出来ない。それを申し訳なく思う。 (c18) 2021/10/22(Fri) 21:42:39 |
チャンドラは、夢を見る前、キエの言葉を思い出す。月はとても高い、寒いところにある。 (c19) 2021/10/22(Fri) 21:43:56 |
夜の一族 チャンドラは、メモを貼った。 (c20) 2021/10/22(Fri) 21:52:21 |
【秘】 逃亡者 ポルクス → 夜の一族 チャンドラ「ありがとう」 そう言ってもらえるのは嬉しい。 だけど考えてた事がある。 双子のうちどちらかが優れ、どちらかが残り滓であるならば、兄のほうが優秀な力を持って生まれたのは間違いない。 本来受けるべきだった親愛を昼の光を奪い取って生きてきた報いはきっと受けなければならない。 だからこそ、殺される事を望み兄に対する愛とした。 それこそが、光を兄に返し一つの魂となる道だと。 俺は勝手に信じている。 「……さぁ、ゆっくり眠るといい。 夢の中は君が自由を得る夜のはずだから」 (-169) 2021/10/22(Fri) 21:52:56 |
金烏 キンウ(匿名)は、メモを貼った。 2021/10/22(Fri) 21:56:36 |
【秘】 よいが来ない ミズガネ → 巫女 ユピテル「何か、したかった。その柔らかな髪を梳いてやりたかった。 ……この間は、好きなだけ愛でる事ができたのにな」 今この時だけ、ある意味彼女に見えなくなってよかったと男は内心安堵する。 泣きそうな顔が、ばれなくて済むから。 そんな顔のまま、貴方の言葉に耳を傾ける。 悪い子だと自ら語る話に、名前を付け難い愛おしさがあふれることも。 信じて待っていたという言葉に、抱きしめたくなるほどの嬉しさと苦しさが込み上げることも。 全部全部、飲み込んで。 貴方の頬を撫でる雪解け水を拭おうと、もう一度だけ手を伸ばす。 先程もきちんと触れられないと分かっているのに。 それでも、黙って見ているなんて出来なかったから。 「……ユピテル。その言葉、その気持ちだけで、俺の胸には温もりが灯っているよ。 そうじゃなければ――」 ――今こうして熱い涙が流れている筈ないのだから。 ▽ (-170) 2021/10/22(Fri) 21:57:53 |
【秘】 よいが来ない ミズガネ → 巫女 ユピテル最後まできちんと言えただろうか。 涙が邪魔をして、上手く話せなかった気がする。 「ユピテル」 格好がつかないな、と内心自分に悪態をつきながら、頬に手を添えて……貴方の唇に、自分の唇を重ねようとする。 「ああ……、俺だって謝りたいよ。 目の前で泣いている愛しい人の涙も拭えないなんて。こんなに苦しいことなどない」 緩やかに頭を振って苦笑いを浮かべたところで、もう一つ別の音が耳に飛び込んでくる。 視線を音のする方へ。 「……竪琴。拾っていてくれたのか? …………お前には頭が上がらないな。壊されていたら、きっと俺の胸にも一生治らない傷がついていたと思うから。 …………それ、俺が吟遊詩人を志して故郷を出た時に、兄と弟がくれたものだったから」 名前が彫られたそれは、仕事では使っていなかった。けれど酒と女に溺れても手放せなかったそれは、今となってはただ一つしかない男の持ち物だったのだ。 (-171) 2021/10/22(Fri) 21:58:10 |
【墓】 金烏 キンウ――青草に透けて、ころりと横たわる少女がひとつ。 規則正しく上下する胸。眠っているのだろう。 ここで“神隠し”にあったものとまごう様態。 (+3) 2021/10/22(Fri) 22:00:08 |
キンウは、日輪に隠された。 (c21) 2021/10/22(Fri) 22:00:25 |
【墓】 よいが来ない ミズガネその劇を見た。 その男を見た。 その空間を、その空間を彩る全てを見た。 「……っ」 目を奪われる。 自分が頼んだものよりも遥かに大きく、遥かに引き込まれる舞台が目の前に広がっていた。 自堕落に溺れていた心の中に、かっと熱くなるような高揚感が灯っていく。 嗚呼……嗚呼。 そう、そうだった。 己の憧れはそういう存在だった。 (+4) 2021/10/22(Fri) 22:04:53 |
よいが来ない ミズガネは、メモを貼った。 (c22) 2021/10/22(Fri) 22:05:55 |
【墓】 よいが来ない ミズガネ帽子を深く被り直して、俯く。 熱くなる心のままに泣いてしまいそうで、表情が崩れてしまいそうで。 誰に見られるわけでもないのに、そうしたかった。 「トラヴィス……ありがとう」 (+5) 2021/10/22(Fri) 22:08:34 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 逃亡者 ポルクス「ええ。……どうかあなたも休んで。 長らく、付き合わせてしまったから」 それにわたしは、まだこの部屋にひとりでいれそうにない。 今も唇に、あの冷たさが残っているような気がして。 だから部屋を出るようになんて、あなたには言えなかった。 「おやすみなさい、ポルクス」 そうして目を閉じると、すぐに寝息が聞こえてくる。 昼はわたしたちにとって眠る時間。 館の時間は、いつだって昼。 そうしてわたしは夢を見た。 月に触れようと、月を目指して半ばで寒さに負けてしまう。 寒さは、孤独だと、夢の中でそう思った。 (-172) 2021/10/22(Fri) 22:08:45 |
ミズガネは、暫くの間、広間に立ち尽くしていた。 (c23) 2021/10/22(Fri) 22:09:07 |
【秘】 逃亡者 ポルクス → 夜の一族 チャンドラ── ──── ────── あなたが眠るまでそっと見守った。 寝息が聞こえてくると目を閉じて、その息遣いをしっかりと刻み込んでいく。 この館にいる限り、あなたに温もりがないならば。 俺の温もりを、すべて、あなたに。 目覚めたあなたに温もりがありますように。 もう一度頬をなでそう念じた。 神隠しに逢えるというならば、俺を連れて行くといい。 そして俺という魂を、どうか。 「兄さん……あなたは愛を、みつけましたか?」 何かが足りないと言うならば。 あなたに俺を捧げよう。 そうしてポルクスという青年もまた、意識を手放した──── (-173) 2021/10/22(Fri) 22:24:00 |
ポルクスは、そこに居ない。 (c24) 2021/10/22(Fri) 22:24:35 |
ポルクスは、どこにも。誰の目にも届かない。 (c25) 2021/10/22(Fri) 22:24:57 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 逃亡者 ポルクス/* ありがとう! 目を覚まそうと思うのだけど、あなたは変わらず隣にいるかしら? それを聞いておかないとと思って………… (-174) 2021/10/22(Fri) 22:32:13 |
【秘】 逃亡者 ポルクス → 探偵 キエ────ポルクスは夢を見ている。 双子の兄と一つになる夢を。 『俺と兄は二人で生まれてくるべきじゃなかったんだ。 最初から一人であれば、きっとこんなことにはならなかった。 どんなに憧れても、どんなに愛しても、俺は兄に手が届かなかった…… 俺が昼だったなら、兄はきっと夜だったんだ』 双子のうちどちらかが優れ、どちらかが残り滓であるならば、兄のほうが優秀な力を持って生まれたのは間違いない。 本来受けるべきだった親愛を昼の光を奪い取って生きてきた報いはきっと受けなければならない。 だからこそ、殺される事を望み兄に対する愛とした。 それこそが、光を兄に返し一つの魂となる道だと。 俺は勝手に信じている。 俺の魂を兄に返せるなら、俺の温もりを彼女に渡せるなら。 俺という存在は、なくて構わない。 (-175) 2021/10/22(Fri) 22:32:46 |
【秘】 逃亡者 ポルクス → 夜の一族 チャンドラ/* こちらこそ最後までありがとう! 墓下で目を覚ましたとき、ポルクスの姿はないわ。 あなたに温もりだけを残していることでしょう。 探す探さないはあなたの自由ってことでよろしくお願いするわね。 (-176) 2021/10/22(Fri) 22:34:56 |
【秘】 浮遊想 テラ → 巫女 ユピテル「 案外素直だと思うけどなぁキエちゃん。 ユピテルちゃんから見たらそうでもなさげなんだねぇ 」軽い呟きを返して、ひといき。 「 ──がそこに居る事がわかられる。 声を聞かれる。 無色透明でいられていない。 今だけ変でも、今いる人が変でも、 まあうれしいものはうれしいね 」「 それはそれとして、巫女じゃないユピテルちゃんと、 巫女のユピテルちゃんとでそんなに違うの? まあ、感覚は──もわからないでもないなあ。 ──が──をテラって言わないのと、方向性は 確実に違うけど全然違うってわけでもないと思うし 」気配が少し近寄って来て、 止まって。 それから、また離れました。 「 ふふ、君を形づくって、色づけているもの全部が、 誰かにとっての何かになるんだ。 羨ましいね 。──もね、人間の“形”は保っていると 思ってるんですよ、これでいて。 そのつもりなんですよ 。本当がどうなのかって、自分でもわからないんだけども 」ナニカ は、浮いている。ぷわわ〜 少なくとも、いい気分の自分の今は 本当だと思っています。 (-177) 2021/10/22(Fri) 22:40:16 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 逃亡者 ポルクス/* やっぱりいないのね……… 分かったわ、探せるかは流れ次第でわからないけど、一先ず起きるわね。 ありがとう、ポルクス…… (-178) 2021/10/22(Fri) 22:41:48 |
チャンドラは、夢を見ていた。誰もいない、触れたいものにも触れられない、高くて寒い宙の夢。 (c26) 2021/10/22(Fri) 22:42:44 |
チャンドラは、夢から醒める。「おはよう」と、声がした。 (c27) 2021/10/22(Fri) 22:46:55 |
【墓】 夜の一族 チャンドラ「…………」 目を醒ましたわたしはまず、あんなにこびりついていた 寒さ がなくなっていることに気付く。身体を起こして辺りを見回した。 彼の姿がどこにもない。 部屋に戻ってしまったかしら、とそう思った。 「……?」 そしてもうひとつ気が付いた。 あんなに毎日お腹を空かせていたのに、その空腹感がどこにもない。 けれど夜が来たというわけではなさそう。 わたしは魔法がまだ使えない。 (+6) 2021/10/22(Fri) 22:53:49 |
【墓】 夜の一族 チャンドラ「……行かないと」 置き去りにしたいくつかの約束が待っている。 違和感に不安な気持ちを抱きながら、わたしはドアノブに触れようとした。 触れようとして、すり抜けた。 予想なんてしていないものだから、わたしは扉もすり抜けて転んでしまう。 廊下を、使用人が歩いていた。 使用人は、部屋の外で転んだわたしに構うことなく、廊下を横切っていく。 (+7) 2021/10/22(Fri) 22:59:29 |
【墓】 夜の一族 チャンドラ「────え?」 何が起きたかわからなくて、すぐに起き上がることができなかった。 そうする間にも使用人、来賓、数名の往来がある。 その誰ひとりとして、わたしを見る人はいない。 背筋が凍るような心地がした。 多分また、酷い顔色をしているのだけど、それを指摘してくれるポルクスもいない。 ようやく立ち上がったわたしは、広間に向かうことにした。 莫迦ではないから、人とすれ違う度、状況を呑み込んでいく。 どうやらわたしは、誰にも見えていないみたい。 (+8) 2021/10/22(Fri) 23:05:34 |
【墓】 夜の一族 チャンドラ広間でわたしは彼らの姿を探す。 人混みもすべてすり抜けるから、動きやすいといえばさすがに楽観視が過ぎるかしら。 そう、わたしは冷静だった。 なぜか ぬくもり をずっと感じていた。それがなければ、もっと取り乱していたかもしれないけど。 わたしは探す。 わたしに気づいてくれる人を。 少しそそっかしくて、一生懸命なお友達の姿を。 夢の中にまで会いに来てくれた、白い鴉の姿を。 いつの間にか隣からいなくなっていた、優しい、彼の姿を。 大きくてふわふわいつも浮いている、不思議な彼の姿を。 (+9) 2021/10/22(Fri) 23:15:31 |
チャンドラは、探している。広間を、中庭を、館中を。誰の目にも触れなくても、今のわたしは孤独じゃない。 (c28) 2021/10/22(Fri) 23:18:14 |
ゲイザーは、観劇した。 (a21) 2021/10/22(Fri) 23:31:15 |
【見】 くるみ割り人形 トラヴィス男は、観客から──客演として踏み出した舞台を、 そうして降りた。 詩人に螺子を巻かれただけのくるみ割り人形は 螺子が回り切ったら、煌めく時間はもうおしまい。 広間の、いつもの円卓の一席へ 優雅さの欠片もなく腰を下ろす。 使用人に用意させるのは暖かい紅茶ではなく、ただの水だった。 「………や、長いブランクを抱えているにしては 悪くない演技だったと思うんだけど。 なにぶん脚本家が素人なもので。」 ユピテルの方へと視線を向ければ、 疲労の中、はにかんで手を振った。 「ね、彼の竪琴、 私にも触らせておくれよ。」 言外に、己は詩人と意思疎通を果たしたと知らせながら。 (@7) 2021/10/22(Fri) 23:36:23 |
【秘】 探偵 キエ → 逃亡者 ポルクス「おや、誰かと思えばポルクス君か。さてさて僕の声が聞こえるかなァ…? ま、先ずは遊覧としようかね」 果たしてポルクスが今何処を見ているのか、何処に居るのか、何を思うのか。キエは其れを覗く事にした。 遠くから樫で造られた一隻の船がやって来る。山羊の頭蓋を模した船首が人語を発した。 声も姿も全く似つかないが、聞こえたのならば何故だかキエだとわかる筈だ。 「……自らを定め行動に移す君は矢張り賢者だねェ。報いを欲する気持ちはよく判らないが其処は君も人間という事か。奉仕と呼べば聞こえは良いけれど」 たとえポルクスが魂だけになっていたとしてもキエは見つけ出す。 此処は夢なのだから。 ポルクスという意識の傍で船は漂っている。 (-179) 2021/10/22(Fri) 23:40:50 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 浮遊想 テラあなたの姿をわたしは探す。 館中を歩き回る中、あなたは目立つはずと思っていて。 それでもきっと見つからない。 ──冷静になった今だからこそ、わたしはひとつの予感に気付けていた。 (-180) 2021/10/22(Fri) 23:44:32 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 逃亡者 ポルクスわたしは探す。 あなたの部屋や、広間や、中庭。 不思議と消えない ぬくもり を感じながら、あなたの姿を探している。 (-181) 2021/10/22(Fri) 23:46:19 |
【人】 浮遊騒 テラ>>舞台人のいる広間 “ “ハハッ、一体全体どう救えって言うんだい!” 宇宙服がパッと現れて、水を差します。 ダミ声は普段よりもどこか大仰。 “死神が死者の国へと帰るよう?” “死神様を殺してやりでもすりゃあいいのかい?” “救いたいって願うだけで何かが変わるだなんて、” “そんな御伽噺みたいなこと 起こるわけがあるもんかねェ!” 役者が舞台から降りているふうでも ソレはお構いなしに騒ぎ立てます。 (21) 2021/10/22(Fri) 23:51:54 |
【秘】 不眠症 アマノ → 空想 ゾズマ「チッ……そんな曖昧な能力じゃロクに使えねぇじゃねーか……」 舌打ちをして、やはりこの手の非科学的なことは苦手だとため息をついた。 「うっせーな……気を付けたってどうにもならねぇだろうが」 独りごちに文句を言いながら少年を見送った。 (-182) 2021/10/22(Fri) 23:56:41 |
【秘】 逃亡者 ポルクス → 探偵 キエ「奉仕をしてるつもりはないよ、探偵」 夢を観られているというのに不思議と嫌悪感はなく、さっぱりした顔をあなたに向けた。 おかしなことだ。 探偵には夢を支配する力でもあるのだろうかと。 「双子の魂はもともと一つのものだ。 であれば、より優れた方へと吸い寄せられて行くのは当然の理ではないかな。 まぁ……ぬくもりだけはお気に入りの彼女に残してきたけれど、それくらいで怒る兄ではないしね」 (-184) 2021/10/23(Sat) 0:07:57 |
浮遊想 テラ(匿名)は、メモを貼った。 2021/10/23(Sat) 0:08:53 |
浮遊想 テラ(匿名)は、メモを貼った。 2021/10/23(Sat) 0:09:26 |
【見】 くるみ割り人形 トラヴィス>>21 宇宙服のそれを一瞥。 0番から降りた男は、もう舞台に興味はなかった。 「御伽噺で結構さ。 感想、解釈は自由だからね。 けれども………そうだな、」 ちらり、と何もない場所へ視線を向けて、戻す。 「───詩人に直接聞いてくれないか? ……なんてね。冗談だよ。 主演俳優の解釈で良ければ、話せるけれどね。」 (@8) 2021/10/23(Sat) 0:12:32 |
浮遊想 テラ(匿名)は、メモを貼った。 2021/10/23(Sat) 0:13:10 |
【人】 死神 ゲイザー「おいおいおいおい、ふざけやがって!」 宇宙服の彼が、至極当然の疑問を、 あまのじゃくみたいに口にする中。 当の死神は男子便所の個室で、便器を蹴った。 鮮やかな即興劇は、使用人の、ゲストの目を奪い── そして。リーパーすら、魅入ってしまった。 誰よりも見慣れた脚本の演技に。……あの情熱に! あれはきっと、あの人間にしかできぬ芸当。 芸術を理解せぬリーパーだって理解した。 「聞いてねェッ! 聞いてねェよ、あんな奴がいるなんて!!」 「今ので何人オレが殺人鬼だと知った? それに、ミズガネの野郎」 「誰にも見えないくせにッ! ⇒オレと同じ、ひとりぼっちの癖に!!」 (22) 2021/10/23(Sat) 0:20:53 |
【人】 死神 ゲイザー『嗚呼、嗚呼、この子の笑顔こそが僕の人生に射す光だ!』 『どうか少女を、救ってやってはくれまいか』 ひとりぼっちが、二人出会ったのならば。 きっともう、ひとりぼっちではない。 リーパーは掻きむしりたい程胸が痛い。 なんだかわからないけど目頭が熱い。 リーパーはゲイザーだった。 でももう、リーパーはゲイザーじゃない。 (23) 2021/10/23(Sat) 0:25:02 |
【秘】 浮遊想 テラ → 夜の一族 チャンドラふわふわ、宇宙服は見つかりません。 これまでも度々見られませんでしたし、 別に珍しいことでもありませんでした。 気にしている人なんて、ごく少数です。 そして、神隠しのことと、ソレのこととは全く別の話で。 だから、ソレの干渉を受けたあなたは、 半透明 の声を聞きました。「 チャンドラちゃんだ 」見えないことには変わりないけど、 やっぱり、ナニカ がそこにいるのはわかります。 「 神隠しに遭ったみたいなことは 聞いたんだけど。聞いたんだけど、わかるなぁ…… 」ナニカ がいるからと言って、また急に寒くなったりもしません。 近くで話す程度なら、なんにも変わりません。 「 ……これ、やっぱり聞こえてる? 聞こえてないといいなあ、 聞こえてたらいいなあ 。 」ナニカ は、あなたと同じ立場の 吟遊詩人と話をした後です。 (-186) 2021/10/23(Sat) 0:32:03 |
【人】 死神 ゲイザー『辛かっただろう、唯一の友達ゲイザーに忘れられて。 苦しかっただろう、誰にも気付かれなくて。 君は沢山の苦痛と孤独を味わった。 だから、そう⏤⏤⏤⏤報われるべきなのさ!』」 「そうだ。……そうだ! オレは報われるべきなんだッッ!!」 「その為ならば何をしたって許される! 俺が許す!! まずはゾズマだッ!! 次はユピテル。その次にあの役者!! アマノ! テラ!! シトゥラ!! プルー!! 全員殺すッッ!!」 破滅的な動機の元、リーパーは便所を出た。 行く場所もなく彷徨う。ナイフを握りしめて。 ……この利き手の怪我さえなければ! 今すぐ通り魔をして回ったところなのに!! (24) 2021/10/23(Sat) 0:34:18 |
【秘】 不眠症 アマノ → 巫女 ユピテル「お前もこっち側の人間か」 馬鹿そうな(失礼)外見に見合わず聡明な理由が理解できた。 「あぁ、実際使用されている現場にはいないが、実験結果の資料としてこの目で確認もしてるし、人体実験もしている。 仮に死体が目の前に転がってたとして、恐怖に震えたり泣き喚いたりはしねぇだろうよ」 人間の死にざまなど、嫌というほど見てきた。 マウスやモルモットと何の変りもない。 「死にたくねぇよ。だからここから出ようとしてるんだろうが。 俺はこんな所にとどまってる暇はねぇんだよ……早く帰らねぇと……」 刃物で脅されたら自分はどうなるか、あまり想像はできなかった。 筋力もスタミナも並みか、それより低いぐらいだ。 刃物を持った殺人者を相手に戦闘で善戦出来るとは思えない。 「──でも、元の世界に難の柵もねぇなら……別に長生きしたいとは思わねぇかもな」 (-187) 2021/10/23(Sat) 0:45:06 |
【秘】 探偵 キエ → 逃亡者 ポルクス「ふゥん、其れは君の理かね。其れともそう教わった理かね? 後者ならば君を過大評価していた事になってしまうなァ」 透明な船員が船を休む事なく櫂を動かし別の船員は古い樫を新しい樫に交換する。全ての船乗りが透明だった。 「ついでだから乗せて行こうか。どうだい?甲板なら誰の邪魔にもならないだろうよ」 少しだけ組み替えられた船はポルクスとの距離を縮めた。手を伸ばせば届く距離だ。 (-188) 2021/10/23(Sat) 0:52:20 |
【墓】 逃亡者 ポルクスポルクスは目を覚ました。 泡沫の夢のよう。 宙に漂いながら俺は見た。 ――被害者の顔をして泣く少女。 可哀想だ、ごめんねと思う。 ――夢の中でも何かを探しさまよう夜の少女。 ありがとう、その温もりを手放さないでと思う。 神隠しの顛末にしては陳腐だろうか。 俺の身体は一線を画するこの空間にすら降り立てないらしい。 (+10) 2021/10/23(Sat) 0:54:44 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 浮遊想 テラ「 ……やっぱり 」半透明の声が聞こえる。 立ち止まると、音にならない小さな声で、わたしは呟いた。 「テラ。……あなた、いるのね」 そしてどうやらあなたはわたしが見えているみたい。 もしかしたら、全然違う方向を向いているかもとそんなことを思った。 声は半透明で、何となく聞こえる程度のものだったから。 だからわたしは壁に背を向けた。 これならきっと、視界のどこかにあなたがいる。 あなたが神隠しと言っても、わたしは納得するだけで反応はしなかった。 そんなこと より大切な話が、わたしとあなたにはあるはずだから。 (-190) 2021/10/23(Sat) 0:56:25 |
【人】 探偵 キエ「…………… 物は言い様だねェ 」キエはソファで仰向けに寝転がりながら林檎を齧っていた。即興劇に一度意識が向いたが直ぐに興味を無くした。 誰かにとっての喜劇とは誰かにとっての悲劇で――逆もまた然り。事実も空想も視点を変えれば善悪などひっくり返ってしまう。 「同一人物でも判り合えないんだもの。そりゃあ争いが無くならない筈さァ。 誰かが笑う時必ず誰かが泣くというのに、人とは何時何処まで行っても身勝手なものだね。有り難い事だけれど」 林檎をまた一口齧れば劇の内容はもう忘れてしまった。 咀嚼音の中で、キエは玩具箱の奥底に押し込まれ忘れ去られた透明な子供の叫びを聞く。只聞くだけで何も思う事など無かった。 (26) 2021/10/23(Sat) 0:58:54 |
【秘】 不眠症 アマノ → 探偵 キエ「俺は開発者であって冒険家じゃねぇ。 俺一人の発想で覆せるような常識ならとっくに覆してんだよ」 毒づいて舌打ちをしながら煙を吸い込んだ。 これがないとやってられない。 「だが……俺は冒険家じゃねぇが、未知に興味がないわけじゃねぇ…… お前の手のひらの上で踊らされんのはまっぴらだから、俺は俺の好きにさせてもらう」 フン、と顔を背けて短くなった葉巻をテーブルに押し付けて消した。 「オラ、ブレイクタイムは終いだ。煙草もってねぇならもう用なしだ」 しっしと追い払うような仕草。 (-195) 2021/10/23(Sat) 1:01:16 |
【秘】 逃亡者 ポルクス → 探偵 キエ「誰がそんな事を教えると思う? 子供の頃を知る大人たちに聞けば、十中八九そのようなことがあるならば、俺が全て奪い取るべきだと言うだろうさ。 まぁ、そんな事聞きもしてないけれど」 小さく肩をすくめ船の上のあなたを見上げた。 その船に乗れば、俺は俺を消す事ができるんだろうか。 「……君は探偵から船乗りに鞍替えでもしたのかな。 でも、良いね。 なんだか知らないけれど……この海の向こうには、半身の残り香が続いている気がするよ」 迷いはなく俺はあなたに手を伸ばす。 その向こうに俺を、連れて行ってほしいと。 (-197) 2021/10/23(Sat) 1:02:54 |
【人】 探偵 キエ>> >>15 >>16??? 座ったまま視線を上げて目を細め、一度瞬きをすると満足気に頷いた。視線が交わっているかなどキエの知った事ではない。 「確かにそうだね。僕もつい先日同じ様な事をしたからよく判るよ。だが君は自身に悪意が在ると思うのだね。其処も僕と違う。 僕らは同じく理から片足はみ出した者同士じゃないかと思うのだけど、君は随分と……そう、枠に入りたがる様に見えてしまって」 声が僅かに上擦った。カップを持つ指は細く白い女のものだ。言葉の途中で性別が変わったらしい。 「僕は其処が僕の趣味を満たしてくれるんじゃないかって今期待してるんだ」 (27) 2021/10/23(Sat) 1:22:11 |
【人】 巫女 ユピテル>>@7 トラヴィス 「あら、ブランクなんて見えなかったわ? “悪くない”、じゃなくて“凄く良かった”! でも、トラヴィスがそう言うなら脚本家がいた場合は 更にどうなっていたのかは気になるわね。 もっと凄いものが見れるって事でしょう?誰かいないかしら」 竪琴を抱えながらそちらに他に座る人がいなさそうち見ると その隣に許可なく座り、先程の即興劇についてそう話します。 「おつかれさま」 言いながら、ようやく持ち歩くようになったハンカチで、 もしトラヴィスが汗をかいているなら拭おうとするでしょう。 「……竪琴?……。う〜ん、貴方なら壊さないと思うけど、 いいのかしら……弾かない?ミズガネ、何か言っていた?」 先程の演劇の内容。唐突な竪琴の話題。 勿論、急にユピテルが持ち歩くから目についた。 その可能性はゼロではありませんが、彼も会話できたが答え。 その方が納得できます。とは言え珍しく少し渋っています。 トラヴィスを信頼していない訳ではありません。 むしろ館の中では上位です。ただ、ミズガネがどれほど この竪琴を大事にしていたか知っているから、迷います。 (29) 2021/10/23(Sat) 1:25:04 |
【見】 くるみ割り人形 トラヴィス>>25 「そうだな………、」 顎を撫でる。腕を卓上で組んで、長い足をゆるりと組み替えた。 「不器用な詩人には、どちらも救うなんて不可能だから 他の全てを捨てて、一番大切な少女を選んだんだろう。 決して死神だけを見捨てた訳じゃない。」 自分だって、きっとそうする。 大切な者達が危険に脅かされた時。 それら以外を捨てる覚悟は─────………覚悟、は、…… かぶりを降った。 脱線している場合では無い。 「死神は……そうだな、一線を超えてしまったからね、 因果応報。救われる可能性は低いんじゃないだろうか。 君達は神にでも願って、死神を隠せばどうだい?」 これは詩人の意思では無い解釈。 以降の舞台に演出は加えないし、その結末は自分の知るところでは無い。 とても無責任な、たった一つの意見であった。 「けれど、この戯曲の結末は、 君達次第で喜劇にも悲劇にも姿を変えるよ。 舞台の上の君達よ、どうぞ悔いのない選択を。」 (@9) 2021/10/23(Sat) 1:27:04 |
【秘】 浮遊想 テラ → 夜の一族 チャンドラ「 うわあい、聞こえちゃってる〜 」声がする方と、気配がする方は一致します。 ナニカ は、瞬間移動が出来るわけではありません。 すごいなんだかとっても 立ち去りたそうにふらふらとしているけれど、それでもいちおう、立ち去る気配はありませんでした。 「 ……──は、──をテラって言いませんよ。 そういう話じゃないって? そうだね 」ふふ 、笑った声も聞こえます。困った顔 は見えません。「 ──は、君の言うテラですよ。 君は御加減はいかが? チャンドラちゃん 」「 コチラ色々放りっぱなしにした 無責任野郎なんですけど、 御気分もいかがでしょうねぇ…… 」 (-199) 2021/10/23(Sat) 1:30:08 |
【見】 くるみ割り人形 トラヴィス>>29 ユピテル 「そう」 短い言葉。 代わりに表情に、喜色が余す事なく溢れている。 「居ないよ。 私を一番輝かせてくれる脚本家は、もう私の側には。」 普段ならば、発さないであろう言葉。 他人の言葉を吐いた後だからか──それとも、この数日で貴方から受けた眼差しのお陰だろうか。 今だけは、少しばかり素直になれた。 汗を拭って貰えば、 やっと有難うと礼を言う。 「君が持っていると聞いたんだ。 つまりそれは、その竪琴に触れても良い証左だと思わないかい? けれども、そうだね、壊すつもりはないよ。 ……弦を張り替えてやるつもりさ。 それは私にとっても必要な事だから。」 その瞳に、曇りはない。 貴方の信頼に報いることが出来ると、自信を持てる程に。 (@10) 2021/10/23(Sat) 1:39:59 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 浮遊想 テラ「平気よ。わたしは強いの。知っていた?」 肩を竦めてわたしは笑う。 意識して、声を聞き取って、きっとそこにいるだろう方を向きながら。 本当は何ひとつ、平気ではなかった。わたしは弱かった。 平気になったのも、強くなったのも、気付かせてくれた人がいるから。 「……テラ、だけどテラではないのかしら。 ねえ、わたしはまだ、諦めていないわ」 怖い思いはしたし、死にそうな思いもした。 あのときあなたはわたしの部屋に来て、わたしの望みを叶えようとしてくれた。 欲張りなわたしは、それが叶っただなんてまだ思わない。 「 わたしはまだ、あなたのことを知りたいわ 」あなたは後悔するって言ったわね。 あの寒さも全部、あなたを知るために必要なことだったと言うなら、わたしは後悔なんてしない。 「あなたに、会いたかったのよ。 これからもテラと呼んでいいかしら。 それとも、ほかの名前が何かある?」 (-200) 2021/10/23(Sat) 1:45:03 |
【人】 死神 ゲイザー館の協力者は言った。 『此処の主人による意向で消える客が決まる訳だが⏤⏤ ある程度は此方の意思を汲んでくれるらしい。 長くいる使用人曰く複数人に願われた結果消えた者もいたそうだ』 この場所で願いは無為ではない。 それを知るひとは数少ないだろうけれど。 リーパーは、どのような由縁あろうとただの殺人鬼だ。 無為の人々を殺害した、法で裁かれるべき人間である。 その前提の上で。 けれどここに法はない。それを決めるのはあなた達だ。 あなたの思うままに、夜の星に願うと良い。 (30) 2021/10/23(Sat) 1:51:02 |
【秘】 探偵 キエ → 逃亡者 ポルクス「聞けば聞く程悲劇なのに食指が伸びないなァ…矢張り脚本の在る劇など美味しくないね。特に君に課せられた脚本は大人が付け足した付箋だらけだ。 しかし、余った最後の数頁に新たな物語を書き足した其の意思は良かったよ」 頭蓋の船首がかたかたと音を立てると透明な船員達の動きが変わる。 透明な船員の1人がポルクスの手を掴み甲板へ引き上げる。その感触は間違いなくかつて其の頭を柔らかく撫でた手だった。 「さてポルクス君、風向きを教えてくれるかな。船は自ら進む事などできないからね。 君から見て風は何方へ吹いている?」 山羊の船首は当然前しか見れない。背後など見える筈も無いがポルクスが指し示した方へ船は迷う事なく進んで行くだろう。 どんな景色も止まる事無く過ぎ去っていく。中にはきっと暖かい思い出だって在る筈だ。 (-201) 2021/10/23(Sat) 2:03:47 |
【独】 くるみ割り人形 トラヴィス恵まれた体躯──長く伸びる手足。 どこまでも響く声。透き通る声質。 男は錆びた歯車を動かしているにも関わらず 今でも、確かに舞台人であった。 即興の街頭朗読劇。 自己評価としては、そこそこ。 体力の衰えを感じたし、腕は攣りそうに震えた場面があった。 演出として取り込んだが、言葉に詰まった部分もあった。 ……君が観ていたならば、どんなダメ出しを受けただろう。 君が居ない久方ぶりの舞台は、怖かった。 けれど、ねぇ、君、 真っ直ぐな光を灯されてしまったものだから 留まっていられなかったよ、君の居ない舞台なのにね。 素直に泣けない詩人の代わりに、泣いてやろうかとも考えたが 涙は本人の為に取っておくべきだと思い直して この宴の終わりへ、密かに思いを馳せた。 (-202) 2021/10/23(Sat) 2:10:23 |
【秘】 くるみ割り人形 トラヴィス → 技術指揮 シトゥラ「シトゥ───……ッ、」 どういう意味だと問う前に唇が塞がれて、 揺れる翡翠に思考を奪われている隙に 首元に違和感──冷えた一筋が熱を含む。 「───……!?」 傷を付けられたと理解するのは、 口内に鉄錆が混ざりはじめてから。 死にたくない、と汎用的な思いが溢れてくる。背筋が凍る。 それへ簡単に身を委ねられるような勇気があれば、 そもそもこの館には来ていないのだ。 幸いにも頸動脈までは至っていないらしく 貴方が刻んだ傷は、悪戯に室内を赤く染めるばかりだった。 「待ッ、……………」 震える指で、己の首元を押さえる。 貴方を引き止める言葉すら出なかった。 「…………」 部屋を後にする貴方の背を視線で追い───これで良かったとも、思う。 貴方へ贈る言葉を、今一度考え直さなければいけないと たった今理解したばかりだから。 (-203) 2021/10/23(Sat) 2:27:20 |
【人】 浮遊騒 テラ“は〜ん?すべてを裁く神さまの目に入らなくなっちまえば、” “死者の国に送り返されるよりかは死神にとって” “救いになるかもしれないって?” “そんなもの一時しのぎかもしれないねぇ。” “それにすらならないかもしれないねぇ。” “ くっ くっ くっ ” “いいぜぇ、乗ってやろうじゃないか詩人役様よぉ?” “それで死神役が救われなけりゃ、お前は惨めな道化役!!” “もしもなにかがあって、神の御許に死神が隠されて、” “それで救われてしまったなら!!” “それはそれで酷い出来の劇になってしまうもんだねぇ” “ご都合主義の大団円!” ”大衆演劇としちゃあ一流とは言えないだろう。” “勧善懲悪ッ、世間様に求められるのはそんなモノ!” “悪者が悪い目に遭わずして心がすくものかい?” “ あはは、あははは、あっはっは!!!” (31) 2021/10/23(Sat) 2:34:12 |
【秘】 巫女 ユピテル → よいが来ない ミズガネ「……そう。……あのね。でも心は伝わったよ。 きっと愛おしむように触れてくれたんだって。 あのね、 温かい の。きっとミズガネの心がそうだったからよ」だから平気よ、とは言い切れません。 触れあえない事が悲しいのはユピテルも同じです。 でも、本当に一切が触れられないのではなく、 恐らくは強い感情があるなら触れた様に感じられる。 話せるのは当たり前でも、触れるのは当たり前ではなかった。 それだけは、……よかった、 のでしょうか? 思考が揺れます。「……ミズガネを、殺す人がいなかったら。もっと、」 こんな数日の触れ合いだけで引き裂かれる事もなかったのかな。 まだ彼を殺した相手の事情を知りません。 本来ユピテルはその状況で殺人についての非難は行っても、 その相手自体を責める事はない娘です。娘、“でした” 過去形になるほどには、彼女の自我が強まったのか。 或いは神ばかりを見てい瞳に映す人が現れたからか。 恐らくは、その両方がその解答でしょう。 ▼ (-205) 2021/10/23(Sat) 2:48:54 |
【独】 探偵 キエ<でも僕ァ何も悪い事してないよ? <君達が願って淘汰した少年の廃棄場になってあげただけさ <寧ろ感謝されるべきじゃないかなァ (-206) 2021/10/23(Sat) 2:50:01 |
【秘】 巫女 ユピテル → よいが来ない ミズガネ貴方が拭おうとした手に、水滴は残りません。 でも、その雫の温かさは貴方に伝わったでしょう。だって、 何かに驚いたユピテルが泣き止んだため、拭えたのか否か。 わかりませんが感触は伝わったのが表情でわかるでしょう。 それは明確に、貴方が頬を添えた時に一瞬身体が跳ねた事と。 重ねられた唇に、確かに熱が互いに分け与えられた事。 「──……」 そして、今何が起こったか察したユピテルの表情が、 それはあの日の夜に何度かみせたような 急な頬の赤さは、確かに唇を重ね合えた事を物語っていました。 「……あの、……──」 感情が動く余り、浮かばない言葉。 嬉しさと驚きと衝撃で、何かを伝えようとして。 その理由や可能性を沢山考えて、でも結局最後に出たのは。 「……──だいすき 」 己の心をずっと占めている彼への感情を表すたった一つの、 酷く単純で、けれど魔法のような温かさを持つ言葉でした。 ▼ (-208) 2021/10/23(Sat) 2:53:44 |
【見】 くるみ割り人形 トラヴィス>>31 「道化で結構さ。ご都合主義で上等。 芸術と愚鈍は紙一重とも言うさ。 嘲笑の一つくらい、想定内だよ。」 男も、からからと笑った。 二人が笑い合う、それはそれは穏やかな空間だった。 「君がこうして舞台に降り立って、言葉を発した時点で、 『興味を惹く』狙いは、既に果たされたからね。 これで良い、私はとても無責任な主演さ。」 男の目的は、詩人の言葉を多くの人に伝えることであって、 少女や死神を救うなんて事は関係がなく、どうでもいい。 それの更に先──大衆に受ける事などは視野にない。 最も貴方は、それを理解した上で、 ただ引っ掻き回したくて述べたのかもしれないけれど。 それよりも無反応が一番の批判であると、男は考えている。 「また観においで。次があるならね。 君は貴重な感想をくれた観客だから、 その時は、とびきり良い席をご用意させてもらうよ。」 消えるそれを、見送った。 男はどこまでも穏やかに、貴方を見ていただろう。 (@11) 2021/10/23(Sat) 3:00:11 |
【秘】 巫女 ユピテル → よいが来ない ミズガネ「……ふふ。もう謝らなくてよくなったわね」 照れ隠しに、そう切り出しました。 一次的だったのか気持ちの問題なのか、まだわかりませんが。 ユピテルを、愛しいと例えてくれた人の涙は止まりました。 貴方が謝る理由なんて一つもないのです。 助けられなかったのも気付けなかったのも己ですから。 でも自分達はすぐに同じような事を考えるから 「これでおしまい」と笑います。 それから竪琴に視線を移して、素直に頷きました。 「あら、私が寂しくて勝手に抱いていただけよ。 ごめんね、名前のような物がうっかり見えちゃって。 なら、……守れてよかった。 何より貴方の事をちゃんと愛してくれていた人が、 家族に居た事が、その“証”が残っている事が。 ──きっと、まだ愛されてると思うよ。弟とお兄さんに」 (-209) 2021/10/23(Sat) 3:06:13 |
プルーは、いつも通り。 (t8) 2021/10/23(Sat) 3:08:49 |
プルーは、いつも通りだった。 (t9) 2021/10/23(Sat) 3:08:58 |
プルーは、いつも通りではないものを見た。聞いた。 (t10) 2021/10/23(Sat) 3:10:03 |
【人】 巫女 ユピテル>>@10 トラヴィス 返答が短いのをユピテルは一切気にしません。 トラヴィスの表情が全て物語っていましたし、 ただユピテルは感想を伝えたかっただけですから。 「……そう、なの?…………」 けれど続けられた言葉にどうしてと尋ねていいのかわからず。 聞き返したい表情と視線だけが、貴方に投げかけられます。 勿論トラヴィスを引き立ててくれる他の作曲家は多くいても、 トラヴィスの中の脚本家はその人だけと短い言葉で理解して。 だから、問い返して良いのかすら迷っていました。 「そうなんだ。うん、持ってるよ。 それに、弦を替えるだけなら怒らないと思うもの。 きっとさっきの公演を見て、ミズガネも喜んでると思うから、 許してくれると思うわ。トラヴィスにとって必要なら尚更ね。 ……でも、どうして必要なの?それともいつかのお楽しみ?」 その自信に満ちた眼差しを信じて 大切な人の大切な竪琴を手渡しました。 (33) 2021/10/23(Sat) 3:16:25 |
【見】 トレジャーハンター プループルーはいつも通り舞台には上がらない。 彼もそうだと思っていた。 いつも通りを望む彼はどこか、隠者のような雰囲気をしていたから。 でも、そうではなかった。 きっと望めば舞台に戻れるのだ。 今しがた、いつも通りをやめたように。 (@13) 2021/10/23(Sat) 3:51:43 |
【見】 トレジャーハンター プルー停滞をやめた彼はどうするのだろう。 再び足を止めるのか、それとも。 「……」 「ま、アタシは何も変わらないわね」 願い事がまたひとつ浮かんで。 けれどもそれを振り払うように片手を振る。 そうして女はいつも通りに戻っていった。 (@14) 2021/10/23(Sat) 3:58:37 |
【見】 トレジャーハンター プルー―――後、トイレ近くの廊下。 「 なんで殺すリストにアタシも入ってんのよぅ 」聞こえた叫びに八つ当たりぃ〜〜〜と呟きながら、殺人鬼が出てくる前に女はダッシュで逃げた。 (@15) 2021/10/23(Sat) 4:02:26 |
【墓】 よいが来ない ミズガネ「……トラヴィス。礼を言う。 …………前のことは一生根に持つが、この恩もまたきっと忘れないだろう」 舞台人の一挙一動を見届けて、独り言つ。 皆が同じように願ってくれるか分からないからこれは賭けだ。 でも、「願えば何かが変わるかもしれない」という予感だけは男の中でほんの少し芽生えていた。 揺蕩っていた夢の底から、少しずつ浮き上がってきているのだろう。 「リーパー。俺を殺して満足したか?神隠しに遭わせてしまえば何も出来ないと思ったか? 俺が壇上から引き摺り下ろされて大人しくしている人間だと思ったなら。 その身をもって考えを改めることだな、ご愁傷様。 自堕落に溺れる俺を動かしたのは、お前だよ」 男は身勝手な性格で、身勝手な理由で動く人間だ。 だから、どこかの宇宙服に身を包んだ男にもし問いかけられたとしても、「俺が救いたかったのは少女だから知ったことではない」と述べるだろう。 …… 少女が『彼も救いたい』と願うなら話は別かもしれないが。 今その少女は、眠りについたままだ。 「本当はお前のこと、もっと知れたのならよかったんだがな」 (+11) 2021/10/23(Sat) 4:10:39 |
【墓】 よいが来ない ミズガネ「少女の内側に潜む殺人鬼。題材としては非常に面白い。 作家はそこからミステリでも悲劇でもなんでも膨らませるだろうし、詩人ものびのびと感情を乗せて歌い上げるだろう。 でもな……」 ▽ (+12) 2021/10/23(Sat) 4:11:31 |
よいが来ない ミズガネは、メモを貼った。 (c29) 2021/10/23(Sat) 4:15:16 |
【見】 技術指揮 シトゥラトラヴィスの舞台は"美しかった"。 感想はそれだけ、そして―――。 「誰が――俺を、彼らを殺すって?」 一人見えない眉をひそめて。 ゆらりとナイフを握りしめる"彼"の声を聞いた。 この声は届かない。 己に刃を向けるのであれば 殺し 今は集中が出来ない。 何処だ、何処に行ってしまったんだ。 居なくなるなら、言ってくれよ。 何度も独り言のように繰り返されてその言葉は霧散していく。 「―――――やっぱり、本当に居なくなったのか」 彼女はずっと自分の前に姿を現さなかった。 呼んだのに、いいえ、来て欲しかったのにです。 彼女のために料理を作ると約束をしていたから。 たったそれだけでした。 彼女が消えたことに文句があるわけではありません。 ▼ (@16) 2021/10/23(Sat) 4:15:44 |
【見】 技術指揮 シトゥラ「――俺が殺す前に、手を出されたのは許せないよな。 こうなるからこんな狂った館に死神[ヒトゴロシ]は一人でいいんだ」 新調したナイフを再び懐に収める。 口元に残った血の味をまた思い出して、苦い顔をした。 何度拭っても染みが抜けない。 何度ゆすいでも口の中は鉄の味がする。 そんな幻覚。 「こんなことになるなら、早く殺しておくべきだったな」 誰をとは言わずそのまま足を進めた。 今は誰にも会いたい気分になれないし。 ああ、早く一人になれる場所を探そう。 (@17) 2021/10/23(Sat) 4:20:59 |
ユピテルは、知っています。 (a22) 2021/10/23(Sat) 4:23:54 |
ユピテルは、間接的なものを含めた殺人を、殺人者と言うなら (a23) 2021/10/23(Sat) 4:24:26 |
ユピテルは、この地上の九人の内の五人は『殺人者』だと。 (a24) 2021/10/23(Sat) 4:25:45 |
ユピテルは、── (a25) 2021/10/23(Sat) 4:26:42 |
ユピテルは、────己を含めて、五人なのを知っています。 (a26) 2021/10/23(Sat) 4:27:09 |
ユピテルは、だからこそ、『殺人者』だからと、 (a27) 2021/10/23(Sat) 4:28:32 |
ユピテルは、本当に、彼をそれだけで終えていいのでしょうか? (a28) 2021/10/23(Sat) 4:28:59 |
ユピテルは、──まだ、願い先を決められていません。 (a29) 2021/10/23(Sat) 4:29:42 |
【人】 巫女 ユピテル>>+11 ミズガネ トラヴィスとの会話を終えた後、 目を閉じれば、怨嗟を吐く貴方の声が聞こえました。 その傍に寄ってきて、背中合わせになる椅子に座ります。 「あのね、ミズガネ。 今はまだ、他の人に聞くべき事を聞けていない。 だから答えはまだ変わるかもしれない。願う先だって、 貴方の意思通りリーパーかもしれないけれど、……」 「私、『あの子』の話も聞きたいって思ってる」 「だって、まだW死神の彼Wしか知らないわ、私。 どうしてゲイザーの中に死神がいたのか、何か知ってる? もし理由があって、救えるのなら、救いたいと思っている。」 「あなたは、その判断をする私を許さないかしら」 (34) 2021/10/23(Sat) 4:52:22 |
ユピテルは、呟きます。「愛する貴方を殺した相手なのに」と。 (a30) 2021/10/23(Sat) 4:57:42 |
【墓】 よいが来ない ミズガネ>>34 ユピテル 「……ユピテル」 男は振り向かない。貴方は自分と再会した時のように目を閉じているのかもしれないと予想はつくけれど、それでも、顔を合わせる事ができなかった。 断末魔を上げる少女を見捨てる事ができなくて、どうにか考えて動いた結果だ。後悔などしていない。 ……けれど、自分だって事情を何一つ聞いていない。 「……いいや、知らない。 俺だって、聞けるなら聞きたいさ。 あいつに殺された瞬間はまだはっきり思い出せる。死ぬほど辛くて苦しくて、今も思い出すと怖くて仕方がないけれど」 誰にも見えないくせにッ! オレと同じ、ひとりぼっちの癖に!! 「……救えるなら、救ってやりたいよ。 その判断をするユピテルを、俺は否定しない。許さない筈がない」 頭の奥で、かすかに聞こえた似た者同士の残滓が響いている。 殺人鬼の苦しみを完全に理解する事が出来なかったとしても、ひとりぼっちの苦しみは、自分もよく知っている。 ……けれど。 ▽ (+14) 2021/10/23(Sat) 5:18:40 |
【墓】 よいが来ない ミズガネ「でも、もしそれで、ユピテルが危険な目に遭ったら?」 自分はユピテルのように多くの為に心を砕く事ができない。 自分は親しい者を優先する。酷く身勝手で、ろくでもない人間であることは自覚している。 「もしそれで、お前が襲われて死んでしまったら?」 「そんな考えばかりが、頭に浮かんでしまうんだ」 ▽ (+15) 2021/10/23(Sat) 5:19:44 |
【墓】 よいが来ない ミズガネ「お前が死んだら俺はきっとあいつを一生許せない。 例えお前があいつを救ってくれと願ったとしても」 「俺自身が死ぬことより、お前が死ぬほうがたまらなく怖くて苦しいよ、ユピテル」 (+16) 2021/10/23(Sat) 5:22:57 |
ミズガネは、消え入る声で呟いた。「本当に、身勝手でごめん」 (c30) 2021/10/23(Sat) 5:23:52 |
ミズガネは、顔を上げる事ができない。 (c31) 2021/10/23(Sat) 5:24:03 |
よいが来ない ミズガネは、メモを貼った。 (c32) 2021/10/23(Sat) 5:31:33 |
【秘】 よいが来ない ミズガネ → 浮遊想 テラ「あ、あー……そう、か。広い意味で考えるとそうなるか。無視が何より辛いもんな。反応あるとそれだけで嬉しくなる……か……。 俺、まだまだ贅沢言ってたんだな。無視の代わりにたまに貰っていた侮蔑とか嘲笑とか、意味ありげな視線は怖くて怯えてたから」 うろうろに合わせてこちらも視線をうろうろ。 「でもそうか、思った通りの評価がもらえたのなら確かに嬉しいな」 それに越したことはない。思った通りの評価がいつだって貰えなかった男は繰り返し頷いた。 ▽ (-212) 2021/10/23(Sat) 6:03:49 |
【秘】 よいが来ない ミズガネ → 浮遊想 テラ「あ、あー……その。落胆させてすまなかった。 …………………………ただいま。……なんて、今言っても遅すぎるだろうけど。 分かっててやめなかったのは……俺も酷いことしたし、お互い様でいいんじゃないか……?」 ばつが悪そうに答える。 「……ひとまず、全部教えてくれたこと感謝する。 お前はさ、こういうことをずっとしてきたのか?……ああいや、もっと正確に言うなら。 お前は館に来た時から、透明な扱いをされていたのか?」 (-213) 2021/10/23(Sat) 6:04:18 |
探偵 キエ(匿名)は、メモを貼った。 2021/10/23(Sat) 6:29:26 |
キエは、背中に叫ばれた言葉を思い出す。 (a31) 2021/10/23(Sat) 6:29:47 |
探偵 キエ(匿名)は、メモを貼った。 2021/10/23(Sat) 6:30:24 |
キエは、キエは気が短くはないが長くもない。粗暴でもないが温和でもない。感情の起伏というものが乏しくもある。 (a32) 2021/10/23(Sat) 6:31:22 |
キエは、しかし自分の在り方を変えようとしてくるならば其の限りではない。 (a33) 2021/10/23(Sat) 6:31:34 |
【人】 巫女 ユピテル>>+14 ミズガネ 「ふふ、困ったわね〜。私、元は死ぬ事は怖くなかったの。 だから何でも言えたわ。だからこそ動いてくれた心だって、 今まで沢山あったのかもしれないわね」 でもそんな事言われたら、死ぬのが少し。 ……少しだけ、怖くなっちゃった。 貴方を苦しめさせたくない。……それでも、 「ね、ミズガネ。貴方は身勝手なんかじゃないわ。 貴方が思う事は当然で間違ってない。嬉しいとすら思う。 それでもW死神の彼Wを知りたいと思う私だからこそ、 きっと貴方は好きになってくれたって思ってる。 このまま、何も知らずあの子を殺したら。私、それこそ、 自分もあの子も。誰も赦せなくなる。きっと耐えられない」 知ってるわ、ミズガネ。これを聞かせれば聞かせる程、 万が一の時の貴方の後悔が膨れ上がるって。 だから、私を好きになってくれてありがとうは言わないわ。 本当はもっと考えてる事もあるけど、心に秘めておくわ。 貴方に選択肢を渡さなくて、渡せなくて、ごめんね。 「でも私、慈悲深くなくて我儘で欲張りだから。 貴方がそこまで言ってくれてるのに諦めない頑固な女なの。 その代わりね、もう安易にW死んでもいいWって言わない。 泣いてくれる人がいると知って、抱えた上で行くわ」 ▼ (35) 2021/10/23(Sat) 6:54:17 |
【人】 巫女 ユピテル>>+15 >>+16 ミズガネ 「無理はしない。私、絶対死なないわ」 「だから、貴方を、貴方の性格を知った上で、 こう言うね。 W私を信じてW って」これだけ言ってもし失敗したら、傍でいっぱい怒ってね? なんて、本当は思ってる事は絶対怒られるだろうから言わないけど。 でも、放っておけないの、ゲイザーを。あの子を。 逆の立場なら、貴方も考えてた可能性は0じゃないって思ってるよ。 本当は抱きしめたくても、視覚がない上では叶わなくて。 貴方の語りかけがないと触れられないから、寂しいけれど。 ふふ、……わがまま通そうとしてる罰かもしれないわね。 (36) 2021/10/23(Sat) 7:03:08 |
【置】 空想 ゾズマとあるお金持ちの家に、病弱の一人娘がいました。 甘やかされて育ちました。でもお家以外ではうまく人と話せない、よく言えばおとなしく、わるく言えば内弁慶でした。 娘には、幼い頃から他には見えない友達がいました。 ふわふわで、あたたかくて、ぬいぐるみのような姿をしていて そう まるでお話ができるテディベアのような! 兄弟もおらず、外でともだちと遊ぶことも あんまりできなかった娘の親友でした。 だけど時がたつにつれて、娘が成長するにつれて ある日それはみえなくなってしまうのでした。 唯一の友達でしたから、とてもとてもさみしかったのです。 ママは言いました。大きくなると見えなくなるものなのだと。 本当の友達ができたときのために助けてくれた存在なのだと その時娘は、納得して、うなずきました。 きっといつかすてきなともだちができますようにと! (L3) 2021/10/23(Sat) 7:09:59 公開: 2021/10/23(Sat) 7:10:00 |
ユピテルは、もうひとつ。あと一人、聞きたい事がある。 (a34) 2021/10/23(Sat) 7:10:04 |
【置】 空想 ゾズマだけど、娘に友達ができることはありませんでした。 病弱でみんなと同じことが多くはできなかったせい? 世間知らずだからでしょうか? 娘が引っ込み思案だったからでしょうか? 怒ると手がつけられなくなるからでしょうか? きっと、些細なことでした。 でも、娘に、子供とってはそうじゃなかったのでしょう。 せっかく、メアリー<テディベア>がたすけてくれたのに! やっぱり、みえなくなったのは、わたしがわるいの? ひとりぼっちに退屈してしまった娘は そのうち、空想を描き始めるようになりました。 自分とはかけ離れた生活をした男の子と出会う空想です。 ちょっと乱暴で、一匹狼で、だけど優しいところもある。 箱入りはちょっぴり悪い男の子に惹かれるものです。 彼はいつも窓の外をみてばかりの自分のところへ 窓から入って来てくれて。お話をしてくれて。 時々親にナイショで外に連れ出してくれます。 ……空想でした。 (L4) 2021/10/23(Sat) 7:11:24 公開: 2021/10/23(Sat) 7:15:00 |
【置】 空想 ゾズマいつしかその空想の話は膨張していきました。 それを家族や周りの人たちに本当のように話すようになります。 あまりにも楽しそうに話すからでしょうか? 娘に甘い家族はみんな笑顔できいてくれました。 だから、娘は現実よりも空想のことばかり話すようになったのです。 けれど、外のひとたちは違いました。 空想の友達を誰にも会わせることなんてできないですから 娘はやがて 嘘吐き と指を差されるようになりました。嘘なんかじゃないのに、本当に存在するのに! どうすればみんなに知ってもらえるでしょうか そうだ、自分がその男の子になればいいんだ! そうすれば、彼を認識してもらえますから! 思いこんでしまえば、矛盾なんてどうってことありません。 本当は男ではなくても。時々<自分>が出てしまうのも。 わざと、粗末な服を着て、剣の練習なんかもして! そのおかげで体だってつよくなったのですから! 娘はその男の子の名前を、ゾズマと名付けたのでした。 (L5) 2021/10/23(Sat) 7:12:09 公開: 2021/10/23(Sat) 7:15:00 |
【秘】 巫女 ユピテル → 浮遊想 テラ「いつもは気付かれないのに、この期間か、 今の面子には気付かれるのが嬉しい…… やっぱり、私もしかして知らない間に テラのことを喜ばせてあげられていた?」 「……ここの人達はあくまでユピテルとして見てくれる。巫女なのはオマケで、その力で誰かを幸せにしたとして、『ユピテルが巫女でよかった!』で終わり。 でも、故郷だと違うわ。私は『巫女のユピテル』。 巫女にどう思われたいか、その思惑がどうしても最初に来て、そこから私とお話する。……巫女でなければ、違う印象を持ち会えた人も沢山いたかもしれないのに」 「だから、違うって思うの。 ……?ふわふわして遊んでるの?」 なんとなく近づいて、離れる気配に笑顔で返します。目をとじてるから答え合わせができない。故に楽しい部分もあるのかもしれません。 「人間の形……私からすると、普通に人間の区分に入るわよ〜?神ではないし、かと言って植物でもないし。身体がなくても意思疎通できる魂は私は沢山見てるから……テラもそれに近く思えちゃうわ」 (-214) 2021/10/23(Sat) 7:28:08 |
【秘】 巫女 ユピテル → 不眠症 アマノ「そうとも言えるし違うとも言える。 さっき私が持っていた本を取り上げようとしたでしょ。 あれと、遺伝子工学が発展してる国なの」 何となく馬鹿に見えたが馬鹿でない。 そんな雰囲気を感じて拗ねたように口を尖らせました。 「そう。うちの遺伝工学と随分違う分野が成長してるね。 ……戦争が激しいの?」 「それに、そんなに早く帰りたがる理由があるって事だよね。 大切な誰かか何かが元の世界に居るの? 理由を聞ければ手助けもしやすいとは思うけど…… 勿論、帰りたいという気持ちはわかる。 誰だって誘拐された場所は離れたいものよ。 でも、レンジがそんなに必死になって帰ろうとする理由があんまり思いつかなくて」 「……元の世界のしがらみ?」 僅かに聞こえた言葉を拾い上げて復唱してきました。 (-216) 2021/10/23(Sat) 7:39:15 |
【人】 空想 ゾズマ毛布に包まり、ずるずると引きずりながら部屋から出てくるもの。 周囲の様子を伺いながらゆっくりと。まるで布お化けにでもなったかのような滑稽な姿だった。 パーティ会場には、これ以上ないほど目立っていた。 「わたしですか?わたしはお化け……ウソです」 「それより、寒、くて。死ぬほど寒くて……! お酒……飲めばあったかくなるかな……」 使用人の運んでいた酒をもらい、盛大にむせる。 「けほ。うえ、まっず……!みんなこんなまずいの飲んでんの……」 「……今日もだれかいなくなったのかな……」 だからといって、どうしていいのか、わからない。 どこからが本当で、どこからが嘘だったっけ。 こんな時でもお腹は空くから、食べ物を口にするしかできない。 ゾズマ今なんだか、貝殻にこもる生き物みたいだった。 (39) 2021/10/23(Sat) 7:40:11 |
キエは、語る。 (a35) 2021/10/23(Sat) 8:18:05 |
【置】 探偵 キエ何処かの刻、中庭で寝転がるキエは猫を見ていた。此の猫が生きているか死んでいるかわからないがそんな事はどうでもいい。猫が近付きキエの指を嗅いだ。 キエは普段人格ごと夢を喰らわない。更に今のキエは其処までの力を 本来ならば 使えない。しかし一挙両得となれば考える。オマケがあるなら受け取る物だってある。 キエは脚本を好まないし用意しない。 しかし 伐採がその山の利益に繋がるなら話は別だ 。キエは契約の内容を後から変える事などしないし其れは詐欺だと考える。 しかし キエはリーパーと契約など交わしていない。 「あれは契約では無いし中身を変えたって何ら問題は無いんだよねェ。 あんなものは只の搾取だよ…まァ自ら差し出したのは彼だし搾取じゃないけどさ。君もそう思うだろ?」 猫の顎を撫でると其れは喉を鳴らす。しかし餌が貰えないと判断したのか中庭を立ち去って行った。結局猫は手触りと温もりを提示したがキエは何も提示していない。 契約とは双方が利益を提供して初めて成り立つ概念だ。 片方しか利益を提供していないのだからあれは始めから契約などではない。 (L6) 2021/10/23(Sat) 8:19:03 公開: 2021/10/23(Sat) 8:20:00 |
キエは、騙る。 (a36) 2021/10/23(Sat) 8:19:19 |
【独】 探偵 キエこれ書いてる時お姉ちゃんからレス来て超ビビったよ… しかしPLとPCに対して企みそうな事が伝わってて良かった やらかすには『やりそう』感がなきゃいけないからね…… (-217) 2021/10/23(Sat) 8:22:09 |
探偵 キエは、メモを貼った。 (a37) 2021/10/23(Sat) 8:39:31 |
【見】 くるみ割り人形 トラヴィス>>33 ユピテル 貴方の視線に問われれば 口元へ人差し指を当てて「秘密」と告げた。 そうして竪琴を受け取って 少しだけ躊躇ったのちに、 貴方の頭へ手を伸ばし、撫でました。 「有難う。 さっきの舞台の公演料なんだ。 彼の竪琴の音色がね。 42弦、余す所なく錆びているから こうする他ないだろう?」 貴方にとっても大切であろう竪琴。 まるでそれの様子を以前から知っていたような口振り。 しかと手中に収めれば、びょんとそれを鳴らしてみた。 男には、竪琴から綺麗な音を奏でる事は出来ない。調律の知識が少しあるだけだった。 音を整えようと、席を立つ。 それ以上は何も言わない。 男は、この宴の終わりが近い事を、何度も見聞きして知っているから。 恐らく最後くらいは、此方から。 「……またね」 (@18) 2021/10/23(Sat) 8:40:18 |
【秘】 逃亡者 ポルクス → 探偵 キエ「俺の思うままに進んでくれるの? じゃあ…………あっちかな」 兄の残り香を辿ってほしいんだ。 塔に閉じ込められた兄からたった一つ落とされた紙飛行機は。 兄が俺をずっと見ている証拠だと、嬉しくて、ずっと大事にした宝物。 俺も兄へと沢山紙飛行機を飛ばしたけれど、下から上に届くはずがなくて、全てが地に落ちて途切れた。 愛された王子がたった一つ手を伸ばしたのは、決して手が届かない半身だったという話だ。 それでもポルクスは残り香を辿っていくだろう。 決して兄自身へは届かないとわかっていても、見たい景色があるからだ。 船はまっすぐに進んでいく――― (-220) 2021/10/23(Sat) 8:41:41 |
トラヴィスは、キエを一瞥して………、 (t11) 2021/10/23(Sat) 8:44:49 |
トラヴィスは、何も言わなかった。 (t12) 2021/10/23(Sat) 8:44:56 |
【墓】 逃亡者 ポルクス――人はポルクスを称賛した。 心優しい王子様だと。 ――人はポルクスを称賛した。 見目麗しく天才だと。 ――人はポルクスを称賛した。 神の血を受け継いだ特別な子供だと。 そんなものは嘘だ。 俺は優しくはないし、努力をしただけで天才などではない。 ましてや神の子だなんてありえるわけがない。 俺はただの王の子であり、人間である。 全て特別な力を持って生まれた兄が受けるべき称賛だったはず。 兄が受けるべき寵愛だったはず。 死者に干渉する力というだけで忌み嫌った者たちが自分にはわからない。 我が半身は、力を持った特別な人間だったというのに。 (+17) 2021/10/23(Sat) 8:47:37 |
【墓】 夜の一族 チャンドラわたしは彼を探している。 ふたりがひとりだったなら、きっとわたしたちは出会うことはなかった。 頬に触れた手と、この ぬくもり は似ているように思う。だからかしら、胸騒ぎがして。 だってあなたはどこにもいない。 ──わたしはあなたになにかしてあげることができた? あなたはわたしに優しくしてくれた。 わたしはあなたに何も返せていない。 あなたの望みは叶えられない。 わたしでは、叶えてあげることはできない。 でも。わたしがあなたにできることは、本当にそれしかないのかしら? わたしは探す。 わたしは彼を探している。 そしてわたしは、わたしにできることを、探している。 (+19) 2021/10/23(Sat) 9:08:14 |
【秘】 探偵 キエ → 逃亡者 ポルクス宙の海を縫う様に進んでいく。速度は上がり続けついには光の速さを超えた。 されど其れはカストルが過ごした刻よりも短かい。 しかし甲板には頬を撫でる心地よい風が吹いている。 速さに耐え切れず破れた帆は新たに張り替えられ、軋み割れた船底は直様新たな樫で埋められた。 「僕ァ目的地が判らないから君が案内してくれよ? 何処を到達点とするかは君が決めなさい。 此れが航海かどうかも君が決めなさい。 決定ができない程君は愚かではない筈だ………さァ、どうだい?」 そう話す船首は祭の際キエが被っていた山羊の頭蓋骨によく似ている。キエの姿は船の何処にもいないのに、其処には確かにキエが居た。 「素直に自分の思った事を言葉にしよう。自分の思っている事など案外人は気付かぬものだから」 (-221) 2021/10/23(Sat) 9:35:26 |
【秘】 不眠症 アマノ → 巫女 ユピテル「へぇ……お前のトコもか。 案外同じ世界だったりしてな」 冗談を言いながら机から降りて、近くのソファーへと移動した。 貴方と話しているのにも関わらず、ごろりと座面へ寝転がる。 「そうだな。世界規模でドンパチやってるから、そのうち人類滅亡すんじゃねーかってとこ」 帰りたくなる理由を聞かれて、暫く黙っていた。 言うか言わまいか、逡巡した後ようやく口をひらいて。 「……………妹が」 視線を逸らし、ぽつぽつと 「……年の離れた、妹がいる」 (-224) 2021/10/23(Sat) 11:08:39 |
【秘】 巫女 ユピテル → 不眠症 アマノ「ふふ。同じ世界だったら困っちゃうわ。 私、一つ凄く悩んでる事があって。 んー……レンジで例えるなら、『もう戦争が終わらないなら いっそ世界ごと吹き飛ばす物を開発しよ』みたいな。 ようやくその結論を出しかけてたのに、また迷っちゃう」 冗談めいた言い方に、それは余りにも物騒過ぎる内容で。 これは例えであり研究者でも発明家でもありません。 だからそんな兵器は開発はできませんが、逆に言えば、 それくらいの規模の事を違うジャンルで行っていると言う事。 「でも、──どこも同じなのね。神様も宗教もあるのよね?」 ソファにそれとなく寄って邪魔にならない位置に腰掛けます。 碌に寝れてないように見受けられました。 眠れる可能性がありそうなら、起こしてはいけませんから。 「妹さん?私がお兄ちゃん!って呼ぶよりもっと幼いくらい? じゃあ、“ここに残ればいいじゃない”とは言えないわね。 でも、……滅亡寸前まで荒廃しているなら、戻っても…… ううん。……そうなるとしても“最期まで隣に居たい“?」 (-225) 2021/10/23(Sat) 11:48:38 |
夜の一族 チャンドラは、メモを貼った。 (c33) 2021/10/23(Sat) 12:03:31 |
【人】 巫女 ユピテル>>41 キエ 「あら。W何かをするWっていい事でも悪いことでも、 どちらでも取れるじゃない? 私、別にキエに尋ねに来ただけで糾弾しに来てないよ」 実際、別に貴方への強い敵愾心等は見えていません。 ただ何かをするなら貴方とユピテルは考えていましたから。 それは貴方への好意の差などではなく、各々と話した結果、 何かしらのそれが可能な力の持ち主が貴方だけだったから。 「W差し出されたから、受け取ったW?」 あの日、少女の悲鳴が、聞こえたと聞きました。 多重人格で最も邪魔になるのは、何?それは、 「キエ、貴方が差し出されたものは、ゲイザー?」 「貴方、それをW受け取っただけWと言うなら、 まだW返すW事だって出来るんじゃないの?」 (44) 2021/10/23(Sat) 12:29:13 |
【秘】 逃亡者 ポルクス → 探偵 キエ航海は続く。 生 き た い 終わらないのはきっと、自分が行きたい場所が定まらないからだ。 兄の残り香がわかるのはどうやら自分だけらしい。 どうか俺に、あなたの足跡を見せて欲しい。 ――そう願った瞬間、揺蕩う海が弾けた。 「あぁ、探偵。 あそこだ……あの場所で俺を降ろしてくれ」 弾けた海の先はなんのことはない、館の中庭の外れだ。 あれだけ進んだように感じていたというのに不思議な話だが、ただ一点、現実の館の中庭とは違うところがある。 そこには…… 大輪の桜の木がそびえ立ち、 その周りにはおびただしい血の跡が残されていた。 (-226) 2021/10/23(Sat) 12:29:59 |
【墓】 逃亡者 ポルクスようやく俺は地に足が着いた。 そこは館の外の中庭の、あまり人目につかない外れの方。 兄の残り香が……強い。 本来のそこにはないものが、この空間には確かに残されている。 薄紅色の花びらが舞う大輪の桜の木。 そして残されたおびただしい――――――血の跡が。 (+20) 2021/10/23(Sat) 12:50:53 |
【墓】 逃亡者 ポルクス「これは兄さんのものではないな」 では何故だろうか。 血の跡を一瞥し、桜を見上げると、 ひらりと舞う桜が一枚、鼻の上に止まった。 ――――――あ。 「これだ……」 桜の花びらから確かに漂う残り香と、兄の気配。 木に背を預けて目を閉じると、不思議と知るはずもない成長した兄の姿が映し出された。 やはり兄は、この館に来ていた。 「――――――ずるいよ、兄さん」 何に対してそう形容したのだろうか。 ただわかるのはカストルという双子の青年は、必要としあえる相手と出会ったということ。 そしてポルクスという双子の青年は、ひとり残されたということだけだった。 (+21) 2021/10/23(Sat) 12:52:06 |
【人】 巫女 ユピテル>>@18 トラヴィス 「あら、秘密ならしょうがないわ。楽しみに……わ、っ」 まさかトラヴィスがそんな事をするとは想像していません。 つい驚きの声が上がってしまいます。 「もう。お姉ちゃんより、 もっと撫でるべき子がいっぱいいるでしょう?」 言葉と裏腹に、嬉しそうに少し照れて俯いて。 WやっぱりトラヴィスはずるいわWと、 一度口を尖らせてから、ふっと緩めて微笑みます。 「……うん。もし弦が直ったら、……ううん。何でもない」 もし竪琴が直っても、これが音を奏でるか。 唯一それがわかるのは、持ち主の彼のみ。 いつか、その日は来るでしょうか。 本当に単なる勘ですが、案外そう遠くはないと信じています。 そしてW貴方からW告げられた言葉に瞬き。 彼が自分からそれを伝えられるとは、 最初の日を思い返すと想像もできなかったでしょう。 彼が言っていたW最後Wが明日とも知りません。 「……ええ、Wまた明日W!」 だから、いつも通りに屈託なく。いつも通りに明るく。 大切な人に、大切な人の竪琴を託して、見送りました。 (45) 2021/10/23(Sat) 12:56:09 |
【秘】 探偵 キエ → 逃亡者 ポルクス「相分かった、此処で到着だね」 音も無くぼろぼろの船が桜の木の前に止まる。見えない船員が舷梯を下ろすとポルクスへ促す様な視線を向けた。 ポルクスが降りれば後から骨だけの山羊が二足歩行でついてくる。骨は不規則な音を鳴らす。 死体でも埋まってるのかねェ。 からから、からから。 其処から兄君が見えるかい? からから、からから。 木に背を預けて目を閉じるカストルを横目に骨の山羊は血の跡を見つめている。 キエに家族などいないし欲しいとも思わない。どんな関係の相手を示すか知ってはいるが其れだけだった。桜の1枚程も今ポルクスが抱く感情を理解していないし、しようとも思わない。 (-229) 2021/10/23(Sat) 13:20:07 |
【秘】 探偵 キエ → 不眠症 アマノ「人数なんざ関係ないのにねェ…まるで何もかも“自分にはできない”と道を塞ぐんだもの。 ……おや休憩は終わりか。しかし僕ァ未だ用がある」 ベッドから起き上がり短い葉巻を深く吸うとアマノの前に立つ。 「何か言う事があるんじゃないかね。ん? 僕を突き飛ばしておいて、更には科学者としての在り方まで説いてやったというのに。僕ァ君から謝罪と感謝を貰うべきだと思うよ」 勝手に話しただけだがキエの中では“してやった”という事になっている。 そして煙をアマノに吹きかけ、葉巻の灰を其の手に少し落とした。勿論熱い事を知っていながら行っている。 (-230) 2021/10/23(Sat) 13:41:23 |
【秘】 浮遊想 テラ → 夜の一族 チャンドラ「 それは知らなかったな。──を探して、見つけちゃって、 まだ──のことを知りたいだなんて そんなふうに言う 期待通りの ことをしてくれるなんて 」ナニカ は、あなたの辿ってきた道を知らない。 あなたに寄り添ってくれた人も知らない。 居たんだなぁとはなんとなく思って、 聞きたくなったけど、それはまた今度の話。 「 名前はないよ 。ここに来るより前も、あったかどうかなんてわからない。 最初に浮かんだのが、テラだった。だから名前なんだろうと思った。 」「 単位、大地、地球、神名、それと、怪物。 調べたら、結構色んな意味があるんだ? テラって。 」「 ──はね、怪物なんてぴったりじゃない?って 思っていたんですよ。 でも──は怪物なんかじゃない 。 」無色透明なだけで、人間の“形”は保っているつもりでいます。 「 ……なんだけど、さあ。それよりしっくりくるのを最近もらっちゃって。 ほら、ここって言葉が変だから、西洋の言葉も東洋の言葉に直されたり、 そういうことがあるけれど、意味としてそういう言葉をもらったんだ 」「 いっ てら っしゃい 、って 」「 耳に残ってただけで、多分これって名前じゃなかったんだね 」「 だから、名前はないよ 」つい最近、そう認識しました。 (-231) 2021/10/23(Sat) 14:27:45 |
【人】 空想 ゾズマ>>43 ゲイザー 「焦げてる……」 少女の姿でチンピラ仕草するチグハグなやつからもらったパイを、なんとも言えない視線で見つめる。食えるだろうか? ひとまず話をしたいというのなら、応じようと、ベンチに座る。 みょうに縮こまっていて、顔が近づくと気まずそうな顔で俯いた。 その質問は、昨日までのゾズマが聞いたならどうしただろう。 もう思いこむことをやめてしまった今の自分にはわからない。 「普段強がってるやつがホントは弱虫だった。 で、終わるかと思ったけど……聞いてくれるんだ」 そして、顔を上げて、あなたを見返した。 前に泣き叫ぶゾズマを見て、自分たち──リーパーとゲイザー──みたいだと言っていたあなたを。 → (48) 2021/10/23(Sat) 14:32:54 |
【秘】 よいが来ない ミズガネ → くるみ割り人形 トラヴィス「ゔ」 ぴしゃりと放たれた言葉に男は萎縮する。相手はいわばアーティストとしての先輩であり、自分と違ってちゃんとしたプロだ。そんな者からのダメ出しは流石に堪えたらしい。 メモ一枚きりを手に取って、悠々と語る貴方を見やる。 自分には終ぞ持てなかった自信あふれる微笑みに思わず目を細める。 (ああ、この人はきっと本物だ) 大きく開け放たれた扉を見やり、男もまた追いかけるように開幕するステージへと駆けるように向かっていった。 そうして、目の当たりにすることになる。 自分がかつて追い求めていた理想を。 (-232) 2021/10/23(Sat) 14:45:21 |
【人】 空想 ゾズマ>>43 ゲイザー 「何って。オレのダチだよ」 "わたし"が思うゾズマはそう言ってくれる存在だ。 "わたし"が作り出しただけの"わたし"が忘れ去ったら、いなくなるだけの。そんな、存在だけれど。 「アイツは、小さい頃から空想して遊ぶのが好きだったんだ。ダチができなくてボッチだったからな」 気の強いゾズマを演じたまま、ぽつぽつと語り始めた。 「ガキの頃、本当に自分にしか見えないダチがいたことがあって、でもお別れをしたから、ひとりになったから」 「だから、そのうち自分で新しく作りだした。そして、そいつも本当にいるって勘違いしはじめた。現実と空想の区別もつかなくなったバカだよ」 「嘘吐き呼ばわりされたけど、まあ当然だよな」 「でも、どうしてもそれが気に入らなくって」 「そのうち自分さえも消してまで、そいつになろうと思ったんだ」 「それがオレ。ただの、空想の中の人間」 → (49) 2021/10/23(Sat) 14:54:46 |
キエは、「人間はハッピーエンドが好きだろう?」 (a38) 2021/10/23(Sat) 15:03:29 |
【人】 巫女 ユピテル>>46 キエ 「そうねぇ。頷くかもしれないわね〜」 本当は、そこまで献身が強い女ではない。 ただ、そう見られてるならそれでいい。 W都合がいいWから。……だって、常に悩んでる人よりも、 『全く悩まなさそうな女』の『貴重な悩み』の方が、 あなた、興味持つでしょ?キエ。 何より、一番聞きたい事は、本当はもう聞けた。 まだゲイザーをW返せるWと言える程度に、 彼女はまだ存在しているということを。 「キエは善意で損は絶対嫌って言うわよね〜。 それは勿論理解してるわよ、お姉ちゃんも。なのでお話」 だからここからは、単純に私達が失敗して、 キエに交渉する以外の打つ手がなくなった時の保険と、 (51) 2021/10/23(Sat) 15:04:47 |
【神】 悪食 キエ“ゲイザー”を食らう手段は当初2つあった。片方は面倒でもう片方は簡単であったから結局後者を使った。最初に提案したのは面倒な方の手段である。 ⏤⏤⏤⏤先ず此の館に神隠しという現象があるのは知っている通り。 ⏤⏤⏤⏤僕ァこれが利用できると踏んでいてね。今の僕じゃ人格まで手を出すのは難しい。しかし同じタイミングで食べれば、ゲイザー君という人格さえ奪える筈さ。 “ゲイザー”の行き先だけ僕の腹に変えれば良い からねェ。キエは不確かな存在であるからこそ自らの全てを定義する。 しかし其れは何をするにも論理を作り定義する必要があるという事だ。 しかし其れは何をするにも論理を作り定義すれば可能であるという事だ。 キエは自らに課せられた役割と館の理を骨組みに、幾人かの願いを動力にすれば、 “主人格”の行き先を自分の腹に変える 事が可能だと定義した 。 (G0) 2021/10/23(Sat) 15:05:10 |
キエは、怠惰だ。手間などかけたくないし完成を待つのが其の限度である。 (a39) 2021/10/23(Sat) 15:05:33 |
キエは、しかし口を開けているだけで食事ができるなら、有り難いと思う程度の損得勘定を持つ。 (a40) 2021/10/23(Sat) 15:05:48 |
キエは、だから片道切符の行き先を変えた。 (a41) 2021/10/23(Sat) 15:06:02 |
【神】 悪食 キエ>>G1 キエは寝物語を聞かせ続ける。 「………悲劇とは高い処から飛び降りる事だ。僕ァ神ではないから導いたりなどしないが其処へ登って欲しいとは思っているんだよ。 杖と靴は与えよう。だが後は自力で登りなさい。誰かに立たされた舞台程つまらないものは無いからねェ?」 悲劇と喜劇の導入は同じ である事をキエはよく知っている。喜劇は高い所へ登る必要があるが悲劇だって飛び降りる為に 高い所へ登る必要があるからだ。 其処で踊り明かすか飛び降りるかは其の人次第。勿論キエは葛藤の後に身を投げる事を期待している。 キエは背中を押さない。 扉の向こう側で、 窓の向こう側で、 柵の向こう側で、 崖の向こう側で、 両手を広げて待っている。 キエの手を掴むのは何時だって貴方から。 (G2) 2021/10/23(Sat) 15:07:54 |
キエは、「僕へ辿り着く前に彼が消えちゃうかもしれないけれど」 (a42) 2021/10/23(Sat) 15:08:13 |
キエは、「誰かに横取りされるかもしれないけれど」 (a43) 2021/10/23(Sat) 15:08:26 |
キエは、「まァ其の時は仕方がないね」 (a44) 2021/10/23(Sat) 15:08:37 |
キエは、怠惰だ。自ら追う程何かを求めない。代わりは幾らでも在るのだから。 (a45) 2021/10/23(Sat) 15:09:06 |
【人】 浮遊想 テラ「 夢、夢、夢。ふふ、夢はいいなぁ。 夜に眠れるみぃんなが見るの 」音が発されたような気がします。 気がしただけかもしれません。 「 言葉ってさァ、不便だと思うよ? どういう理由でありこそすれ、 真相や真意とは違うふうに受け取られることもままあって 」「 それでも──は、言葉のそんなところもいとしいなぁ。 ──に向けて、与えようとしてくれたものだろう? 」ナニカ があなたに近寄ります。ゆっくり。 ナニカ があなたの頬に触れます。やさしく。 ゾッとするような冷たい、温度のない手でした。手だと思いました。 「 ほうらキエちゃん、──を覗けるものなら覗いてみなよ。 眠らないと覗けない? それじゃあ、ご要望に添えないなぁ 」指先だと思えるものが、心持ち細くなった あなたの顎を軽く押し上げます。 ナニカ の口は 三日月の弧 。「 ひとりの夜って長いんだぜ? 知ってる? 」ナニカ は、そういえば、夢なんてものを 見た記憶がありませんでした。 (54) 2021/10/23(Sat) 15:12:26 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 浮遊想 テラ「……そう」 透明な声が、不透明な声に混じって、わずかに聞こえてくる。 そうなの、テラ。 あなたは言葉すら、あの衣服がないと伝えられない? 一瞬目を伏せたわたしは、すぐにまたあなたのいるだろう方を見る。 「いい名前よ。テラって。 わたしの名前には月という意味しかない。 それでもわたしはこの名前は好きだけど、テラにはあなたの言うように、たくさんの意味がある。 その中で怪物がそれっぽいと思うなんて、わたしはそんなところもテラらしいのねって思ったわ」 わたしは少しだけ笑ってみせる。 確かに怖いと思ったわ。 でも怪物だと思ったのなら、探しになんて来たりしない。 ああ、夜なら話は別よ? 夜ならわたしは、 何だってできる から。「──それに」 あなたは浮かんでいたから、高さはきっとあのあたり。 普通に対話するよりずっと高いところを見上げて、わたしは言葉を続ける。 「あなたにその言葉を言ってくれた人がいる。その証拠でもある。 耳に残っていたとは、そういうことでしょう?」 (-236) 2021/10/23(Sat) 15:26:07 |
【墓】 夜の一族 チャンドラ>>+20 >>+21 ポルクス わたしはあなたを探している。 まだ自分ができることは、わからない。 それでも、あなたを探していた。 いだいた ぬくもり は、まだ、手元にある。「……?」 広い中庭の隅、見たことのない、桃色の木。 わたしの知っている木は、みんな緑の葉を茂らせたものだけど。 足を止めたわたしは、そこにあなたの姿を見つけた。 まだ自分ができることは、わからない。 でも 「ポルクス……?」 木の根元に広がる赤い液。 あなたのものじゃ、ないのでしょう? 遠くで見ても分からなかったから、わたしは恐る恐るとあなたの名前を呼んだ。 (+22) 2021/10/23(Sat) 15:36:59 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 死神 ゲイザーわたしは探す。 夢から目が覚めた時、微かに聞こえた星の声を頼りに、あなたを探している。 館の協力者。 昼にも星は、日の明かりに隠されながら瞬いている。 その星々が、教えてくれたこと。 ねえ、ゲイザー。 あなたはわたしが見えていて? (-237) 2021/10/23(Sat) 15:43:35 |
【人】 死神 ゲイザー>>50 ゾズマ スターゲイジーパイは食べられる。 1ピースが二つ分、カトラリー付き。 あからさまに怪しいけど、毒や薬の類は入っていない。 リーパーは調理が下手だけれど、手土産に焼いてきた。 それを証明するように、 リーパーは粗暴な仕草でパイの片割れを口にする。 足を組んで、あなたの話を聞いた。 「……同じだ。けど、近くて遠い」 自分はほんものの片割れ。 あなたは、かつての友達をなぞるほんもの。 「オレも、そうだ。 ゲイザーの頭の中のダチだった。 でも、……棄てられて」 「ムカつくんだよ、アイツ! ギャハハ! 死んだけど。 これ以上アイツの言いなりになるのはゴメンだ」 ⇒ (55) 2021/10/23(Sat) 15:57:34 |
【人】 悪食 キエ>>51 >>52 ユピテル 「君って案外世間知らずじゃないよねェ。契約前に内容の開示を求めてきたの此処では君が初めてだよ。そして予め言っておくんだが以前伝えた通り君は“基準を満たしていない”から君の持ち物では対価にならない」 現時点でキエはユピテルをそう思っている。キエは賢者と取引をしない。彼らは キエの望む品を持ち得ないからだ 。そしてキエの好む人種というものは傍目に見ても非常に判り易い。 さらにキエは地中の奥深くに眠る謎を掘り起こす程飢えてもいない。 「 愁傷 、苦悩 、寂寥 、憎悪 、絶望 ………此の辺り?僕ァ食が細いから“後一滴で溢れる程に濃い感情”しか食べないよ」 キエは『悩み多き者』が『必死に隠そうと足掻く』『毎秒付き纏う希死念慮』の方が好みだ。 (56) 2021/10/23(Sat) 15:58:02 |
ゲイザーは、夢を見ている。 (a46) 2021/10/23(Sat) 16:00:21 |
【秘】 死神 ゲイザー → 夜の一族 チャンドラゲイザーはいない。 それをあなたは知らない。 リーパーは、この館で一番空に近い場所にいた。 バルコニーだ。バルコニーで頭を抱えている。 ここに居るのはひとりだけ。 だから、あなたが見えることを隠す必要もない。 自分がゲイザーではないことも。 右手には怪我。今のリーパーは物理的に人を殺せない。 「うわッ、チャンドラ! テメエ急に出て来るなよ!」 (-238) 2021/10/23(Sat) 16:05:46 |
【墓】 よいが来ない ミズガネ>>35 ユピテル 唇を噛む。自分だって彼女の言葉に助けられた。死ぬことを躊躇わず何でも言えるその姿勢が大きな魅力であることはよく知っている。 何も言えなかった。 貴方の言う通り、今の貴方を作る全てに惹かれたのだから。 自分の言葉に決して頷かない貴方の答えに胸が締め付けられそうになって。でも、「ああやっぱり好きだな」という気持ちが浮かんだのも確かだ。 ▽ (+23) 2021/10/23(Sat) 16:10:07 |
【赤】 死神 ゲイザーあなたの胎の中が蠢く。 どどめ色の極彩色から、逃げ回る素朴な光。 ゲイザーには聞こえている。 それらの愁傷、苦悩、寂寥、憎悪、絶望──その声が。 その中の、僅かな後悔──その声が。 あなたは周到な手段で目的を遂行する。 相手の合意ありきで行動する。 けれど、誘われたのはリーパーの方だ。 ゲイザーは何も聞いちゃいない。 ⇒ (*14) 2021/10/23(Sat) 16:11:03 |
【墓】 よいが来ない ミズガネ>>36 ユピテル 「ユピテル」 もう一度名前を呼ぶ。 立ち上がり、振り返る。 自分がしたいのは愛することであって束縛することじゃない。 本当はついて行って後ろから死神の彼に睨みを利かせてやろうかとも考えたけれど。 それで彼女が聞けたいことも聞けなくなってしまうのは本意じゃない。 「信じてる」 でも、それだけじゃ足りない。 「『自分がこうしたい』と思ったことをしてくれ、ユピテル。 俺はどんな選択をしても、お前を応援しているから。 お前が道を選んで進むことを、自分のことのように嬉しく思えるのだから」 ずっと迷って傷ついている貴方を見たが故の言葉。 言葉を重ねながら、拒まれないのなら抱きしめる。もう寒さはどこにもない。氷のような冷たさは、貴方が溶かしてくれたのだから。 我儘を通した罰で動けないのなら此方が許しを与えるまでだ。 (+24) 2021/10/23(Sat) 16:11:47 |
【赤】 死神 ゲイザーそして、ゲイザーは。 物語のヒロインでも、守られるだけのか弱いお姫様でもない。 リーパーがゲイザーなら。 ゲイザーだって、リーパーだ。 (*15) 2021/10/23(Sat) 16:12:06 |
【赤】 死神 ゲイザー『……さん!』 『キエさん!! 聞こえていますか!!!!』 ゲイザーは怒っている。 あなたの胎の底で逃げ回るならば、 あなたの声だって聞こえている。 語りかける寝物語も、その全てが。 『あたしあなたのこと許しませんから!! 出してください、ねえっ!!』 (*16) 2021/10/23(Sat) 16:13:52 |
【秘】 浮遊想 テラ → よいが来ない ミズガネ「 いや侮蔑や嘲笑に怒ったり意図の分からない視線に怯え るのの方が普通だからね???なんかこう言いくるめら れちゃわないでよ言葉を綴る人ぉ〜〜女の人だったらDV 男に引っ掛かってる思考だよそれ。悪い人に引っ掛から ないでねってここ最近だけで何回思ったかなぁ???? 」 なんとなく、気配がぱたぱた動いていた気がします。 わたわた。も〜〜〜! 「 そりゃ思想や嗜好の自由はあるけども。 これで喜ぶ人がいるから自分もそう思わなきゃってことはないですよ 「 ・・・・・・まあ、それは、さておいて 」すう、一呼吸の間。 「 お互い様、ってことにしてくれるのは、ありがとう。 それで済ませないとごめんね合戦になりそう〜〜、ふふ 」「 君は理不尽な通り魔に遭ったくらいの被害者なんだぜ? 姿を見せろ、だなんていうのが地雷ワードだなんて 普通思わないじゃないか。 見せられたなら見せているよ、って 。 」「 宇宙服のデカブツの、テラでいることはあるけれど、 あれでいるとなんだかむなしくなって。 ずっとああはいられないんだよなぁ……。 」「 結局、──を見てもらった気分にはなれなくて 」「 そんな感じ。 最近が変なだけで、今まではずっと、 こうしている時は無色透明でしたよ 」ナニカ は、 眉尻を下げて笑った 。 (-239) 2021/10/23(Sat) 16:14:33 |
【秘】 浮遊想 テラ → よいが来ない ミズガネ「 いや侮蔑や嘲笑に怒ったり意図の分からない視線に怯え るのの方が普通だからね???なんかこう言いくるめら れちゃわないでよ言葉を綴る人ぉ〜〜女の人だったらDV 男に引っ掛かってる思考だよそれ。悪い人に引っ掛から ないでねってここ最近だけで何回思ったかなぁ???? 」 なんとなく、気配がぱたぱた動いていた気がします。 わたわた。も〜〜〜! 「 そりゃ思想や嗜好の自由はあるけども。 これで喜ぶ人がいるから自分もそう思わなきゃってことはないですよ 「 ・・・・・・まあ、それは、さておいて 」すう、一呼吸の間。 「 お互い様、ってことにしてくれるのは、ありがとう。 それで済ませないとごめんね合戦になりそう〜〜、ふふ 」「 君は理不尽な通り魔に遭ったくらいの被害者なんだぜ? 姿を見せろ、だなんていうのが地雷ワードだなんて 普通思わないじゃないか。 見せられたなら見せているよ、って 。 」「 宇宙服のデカブツの、テラでいることはあるけれど、 あれでいるとなんだかむなしくなって。 ずっとああはいられないんだよなぁ……。 」「 結局、──を見てもらった気分にはなれなくて 」「 そんな感じ。 最近が変なだけで、今まではずっと、 こうしている時は無色透明でしたよ 」ナニカ は、 眉尻を下げて笑った 。 (-240) 2021/10/23(Sat) 16:14:33 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 死神 ゲイザーゲイザーを探したわたしが、バルコニーに足を運んだのはなにも不自然なことじゃない。 あなたと約束をしていたもの。 わたしはそれを、楽しみにしていたから。 「ゲイザー……?」 バルコニーで頭を抱えるあなたを見つけて声をかける。 驚く声にわたしの方こそ驚いて、そんなつもりもないのに身を竦ませた。 「ご、ごめんなさい。……じゃないわ。ええと。 あなた、ゲイザー……?」 よく似た他人じゃなかろうかと思うほどに粗雑な態度。 テメエなんて言われたのは初めてだったから、びっくりしたのはそれも理由。 (-241) 2021/10/23(Sat) 16:15:44 |
【赤】 死神 ゲイザー『そのどれもが、あなたのお腹じゃ成し得ない! リーパーと会えるのがあなたのお腹の中なら」 『あたしたち二人揃って神隠しされて、 だれにも見えなくなったほうがずっとマシ!!』 ⇒ (*18) 2021/10/23(Sat) 16:21:49 |
【赤】 死神 ゲイザー『リーパーが頷いたからこうしたのは知ってる!』 『でもあなた、ムカつくんですよ!!』 それは正当でもなんでもない。 不当な怒りだ。 『出してくれないと あなたのお腹蹴っ飛ばしますよ!!』 (*19) 2021/10/23(Sat) 16:23:33 |
ゲイザーは、キエに反抗している。 (a47) 2021/10/23(Sat) 16:24:12 |
ゲイザーは、大人になって、怒りを覚えた。誰かが教えてくれたから。彼の存在はムダじゃない。 (a48) 2021/10/23(Sat) 16:24:50 |
ゲイザーは、謝らなくちゃいけない。みんなに。……リーパーに! (a49) 2021/10/23(Sat) 16:27:37 |
【赤】 死神 ゲイザーあなたは自らを定義し、そして同時に人に定義される。 人と共生することで生き永らえる存在だ。 だからこそ狡猾に動く。 ゲイザーは特別だ。記憶じゃない。 確固としたひとつの人格があなたの胎に治まっている。 だから反抗を成し得た。 この館で、願いは魔力となり力を持つ。 館の魔力を無自覚に用いて、ゲイザーは外に出たいと主張する。 さて、どうなる? これは人ならざる怪物と、最早人の形を持たぬヒトの力比べだ。 (*20) 2021/10/23(Sat) 16:38:11 |
【人】 悪食 キエ>> ??? >>53 >>54 「 其れを早く言ってくれ!! 」とっくに忘れていた筈の歓喜がとうとう弾けた。 性を食い物にする事を辞めた時に諦めた筈のご馳走が、 食べられる筈が無いと思っていた初物が、今、今、目の前に在る! 「嗚呼勿論だとも! 眠らなくたって、眠れなくたって、此処でなら! 僕は君に素敵な夢を………夜の長さなんて忘れる程の夢を見せてあげる!!」 キエは感情の変化に乏しい。しかし其れは本来の在り方から外れてしまったが故の本能と気質の不和から来るものだ。 されどたった今初めてキエは本能と気質が合致するご馳走を見つけた。 勢い良く立ち上がると其の儘 ??? へ抱き着いた。椅子の倒れる音がしたし温度は感じないがそんな事はどうでもいい。…キエが何かを欲し手を伸ばすなど此れが初めてであった。 「さァ、目を閉じて。大丈夫だよ、夢は恐ろしいものではないから。きっと君も気に入るよ。全身全霊をかけて僕が誘ってあげる。怖くない。対価なんて求めない。だから安心して?」 胎の底が怒りではなく喜びで煮えている。其の熱気に触れるかどうかはナニカ次第。 普段の難解な言い回しは何処にも無い。獲物を眼前にした捕食者が無防備に ??? へ腕を回していた。 (58) 2021/10/23(Sat) 16:43:18 |
【秘】 逃亡者 ポルクス → 悪食 キエ「君にも兄さんが見える?」 着いてきた山羊に声をかけた。 ポルクスには兄が見えていた。 何年も会ってない兄の今の姿など知るはずもないのに、ひと目で大人になった兄だとわかった。 だって。 俺達は同じ魂を分け合った双子なのだから。 「兄も館に居たらしい。 兄が館で何をしていたのか、どうやって出ていったのか……この花びらが教えてくれたよ」 (-246) 2021/10/23(Sat) 16:56:24 |
【秘】 よいが来ない ミズガネ → 巫女 ユピテル【三日目】 「温かい……。そう、か。 俺の心がそうなのだとしたら、それはお前のお陰だよ、ユピテル。お前が温めてくれたから、俺は凍えずにいられるんだ」 それは生きている間、どれだけ欲しても望んだ時に得られないものだった。 透明な存在であった自分を見てくれた事が、この世界に自分はちゃんといると証明された事が、どれほど嬉しかったことか。 死んだことはずっと痛くて辛くて苦しくて、嫌なことしかなかった。死んで良かったと思えるほどそこまで現金にもなれなかった。 でも、それと引き換えに得られたものは確かに大きくかけがえのないものだと、心に広がる温もりが証明していた。 ▽ (-247) 2021/10/23(Sat) 16:57:34 |
【秘】 よいが来ない ミズガネ → 巫女 ユピテル跳ねる体。唇をなぞる指。そしてかんばせを彩る表情。 それら全てを逃すものかと目に焼き付けていた男の耳に届く、四文字の温かさ。 今まで紡いできた花を愛でるどんな台詞よりもシンプルな言の葉。 でも、だからこそ胸の奥底に真っ直ぐ届いて柔らかな熱が広がっていく。 「…………俺も」 貴方に返ってきたのは、同じように単純で、普段の気障たらしな男が浮かべるにしてはあまりにも素朴な微笑みだった。 ▽ (-248) 2021/10/23(Sat) 16:57:50 |
【秘】 よいが来ない ミズガネ → 巫女 ユピテル貴方の涙が止まるのを確認すれば、男は安堵したように小さく息を吐き出した。これでおしまいと笑う貴方に同調するように、かすかな笑みを含ませて。 「見つけてくれたのが、抱いてくれたのがお前で良かった。 名前は……そうだな、お前なら見てもいい。俺の傷を受け止めてくれたお前なら。女みたいな名前だったから、好きじゃなくてずっと隠していたんだが」 気恥ずかしいのか、若干口籠もっている。 「……愛されている、か。そんな資格、あるとは思えないのにな。兄にも、弟にも。 愛してくれている者に、どうやって返したらいいんだろう」 (-249) 2021/10/23(Sat) 16:58:14 |
【秘】 死神 ゲイザー → 夜の一族 チャンドラ「殺人鬼リーパー様だ! そしてオマエ、チャンドラだろ? ゲイザーのお友達の。 マジでゲイザーのこと探してたのかよ」 慣れぬ粗暴な態度に驚くあなたの前で、 リーパーは遠慮なく苛立ちを露にしていた。 「ゲイザーは死んだよ。オレがキエに差し出した」 「つまり、オマエとの約束は果たされることがない」 あなたに喋る間も与えず、鋭い事実を投げつける。 その仕草のどれもが、気弱なゲイザーとは異なる。 風が吹いていた。……夜の近づく匂い。 「残念だったな? ……オレ、オマエのこと気に食わないんだよ」 そして、理由も不明の難癖。 (-250) 2021/10/23(Sat) 17:02:14 |
【秘】 よいが来ない ミズガネ → 浮遊想 テラ「…………」 悪い人ではないかもしれないのだが、既に引っ掛かった自覚はあった。脳裏に探偵の姿を思い描く。 ばつが悪そうにわたわたしている貴方の前で視線をうろちょろした。 「被害者かもしれないけどな。でも、それでも俺はお前を憎むことはできないよ。完全に理解することは出来なくても、俺も似た痛みを知っているから」 笑ったような気配をなんとなく感じて、男はそっと手を伸ばす。 頭を撫でられるんじゃないかと願いながら。 「ああ、テラ。あいつ、お前だったのか。 …………」 考えて考えて、ひとしきり考えて。 「……なあ。お前はさ、自分を歌にされることは嫌いか?」 そっと、提案する。 (-251) 2021/10/23(Sat) 17:07:38 |
【秘】 よいが来ない ミズガネ → くるみ割り人形 トラヴィス/* お疲れ様よ。 そういえば竪琴がユピテルから貴方に手渡されたし、貴方にも情報開示しておくわね。 以下、ユピテルに渡した竪琴の情報よ。 +++ もし貴方が抱えた竪琴をまじまじと見ていた場合。 竪琴の側面に、本当に小さな小さな文字で「コトハ・ミズガネ」と彫られていることに気付けるかもしれない。 竪琴を持つ際に手でちょうど隠せそうな位置にあるだろう。 (-252) 2021/10/23(Sat) 17:09:40 |
【墓】 夜の一族 チャンドラ>>+25 ポルクス よかった、この赤はやっぱりポルクスのものじゃない。 安心したわたしは、少しだけ緊張を緩める。 「あなた、わたしが見えるのね。 ……目を醒ましてから、わたしのことが見える人、ほとんどいなくて」 それが神隠しなのでしょう。わたしは頷く。 「もう、寒くないわ。 むしろ少しあたたかいくらい。……不思議ね」 (+26) 2021/10/23(Sat) 17:14:14 |
【秘】 浮遊想 テラ → 巫女 ユピテル「 だから本当にハードル低いんだってユピテルちゃ〜ん 」「 ……巫女じゃなければっていうけど、 巫女じゃなかったら会えてなかった人だっているだろ? 全員が全員、君にとって気持ちがいい人だったかは別として 前提条件なんて事故ですよ、事故。 印象を形づくるのに大きな要素だけど、知ってく順番と、 どれだけ真実に近づくかでいくらでも変わるものさ 」「 町で荒れくれ者だって言われている奴が、 貧民街の子どもにお菓子をやっていたりしたら、 最初に思ったよりはいい人に見えるだろ? そこで終わったら、その人にとってそいつはいい人で終わる。 真実は子どもの信用を取って、最終的には誘拐して奴隷商に売るため。 後ろの方から知っていったら、 そいつをいい奴だなんて、間違っても思わないだろ? 」ふふ 、笑い声が零れます。「 こうだったら、こうでなかったら。過去に対しての そんなもしもの話なんて、何も生まないよ。 しちゃうけど 。 」「 だから、──は今目の前の 」“こうであること”がいとしいな すい、あなたの右手が下から ナニカ の手にすくわれます。 手だと思いました。 案外がっしりとしていて、 少なくとも女子供の手ではありません。 体温はなく、冷たくもありませんでした。 (-253) 2021/10/23(Sat) 17:22:05 |
【秘】 浮遊想 テラ → 巫女 ユピテル「 ──を人間って言ってくれるの 、すげーうれしいよ。 ありがとうね、ユピテルちゃん 」自分では、テラは怪物の意味だと思っていますから。 人間と言ってもらえるのは素直にうれしいことです。 (-254) 2021/10/23(Sat) 17:22:54 |
【独】 浮遊想 テラ患者たちより >> 送った秘話の太字の意味、考えていてくれると嬉しいわ わたしからはそれくらい 『夜ならわたしは、 何だってできる から。』アアアアア (-255) 2021/10/23(Sat) 17:24:13 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 死神 ゲイザー「……リーパー、殺人鬼? ちょっと、待って。ゲイザーが死んだ……?」 混乱という言葉はこういうときに使うのが適当なのでしょう。 探していたお友達。同じ姿をした殺人鬼。 それだけじゃない。わたしは確かに混乱をしていた。 ──差し出した? キエ? どうしてその名前がここで出てくるの? 「………死んでないわ」 でも、その名前が出てきたからこそわたしはそう断言できた。 だって彼は、 命を粗末にすること なんて、しないもの。「気に食わない……そう、残念だけど仕方がないわ。 でもわたし、あなたに何かしたかしら?」 夜が近づく。わたしはまだそのことに気付いていない。 けれど兆候はある。 わたしはもう、お腹を空かせていないもの。 (-256) 2021/10/23(Sat) 17:26:34 |
【墓】 夜の一族 チャンドラ>>+27 ポルクス 「ええ、その通りよ。 誰にも見向きされなくて、最初は驚いたものだけど」 わたしは目を閉じる。 そうすると、この ぬくもり がより強く感じられる気がして。「ひとりじゃないって、思えたの。 あなたのことも、思い出したわ」 この ぬくもり は、あなたの掌にとても似ている。あなたがわたしに無償でそそいだ優しさに、とてもよく似ている。 無償でしょう? あなたが言った通り、あなたの望みを叶えるならば、わたしに酷いことをするべきだもの。 (+28) 2021/10/23(Sat) 17:34:05 |
【赤】 悪食 キエ「君に許されなくたって僕が僕を許すんだから其れで良いんだよ。人間は本当に身勝手だなァ…君達の都合に僕を付き合わせないでほしいね」 キエは胎の底から聞こえる声を聞き流していた。其れは自分が得意とする夢の世界にいるからこその余裕であり慢心でもあった。 “人格を喰らうのは僕も初めてでねェ。 咀嚼に時間がかかってしまうだろうがそこは許してほしいな” 此の言葉に嘘偽りなくキエが胎に人格を収めたのは初めての事である。意思を持つ食べ物など初めて口にしたが故に胎の中から抗われた事も初めてだ。 だからこそ、此の展開をちっとも考えていなかった。 未だ“ゲイザー”に此処まで意思が残っているだなんて思っていなかった。 「 ぅえッ キエは初めて吐き気を催す。 (*21) 2021/10/23(Sat) 17:34:38 |
キエは、初めて吐き気を催した。 (a50) 2021/10/23(Sat) 17:35:32 |
【赤】 悪食 キエキエは嘘吐きであるし数え切れない程の嘘を吐いてきたが幾つか本当の事がある。其の内ひとつが食の細さだ。 大食らいでないからこそ此の在り方に馴染んでいる。 性でもなく感情でもない力が胎で溢れれば直ぐに許容量の限界は訪れてしまう。 「ちょ、 ちょっと 待って! 「待って、本当に待って………此の儘だと 全部出る 此の小さな箱庭で禍根を全て零してしまえば結果は目に見えている。此れまで散々見せて来た高圧的な態度は今や見る影もない。 (*22) 2021/10/23(Sat) 17:36:44 |
キエは、嘘吐きであるし数え切れない程の嘘を吐いてきた。 (a51) 2021/10/23(Sat) 17:38:50 |
キエは、しかし幾つか真実も言っている。 (a52) 2021/10/23(Sat) 17:39:37 |
【秘】 巫女 ユピテル → 悪食 キエ「私、ずっと揺らいでいたのよ? 最愛の存在の言うことを聞き、 最愛でない人の為に、巫女の使命通り最愛の存在を壊すか。 最愛の存在の願いも否定し、誰も望まない道を選び、 最愛でない人を、巫女の使命を悪用し全てを終わらせるか。 或いは、その先に衰退しかないとわかっていて。 常に抱く希死念慮<自殺>の元全てから逃げ、捨て去るか。 ……選択が、『できる』が故に、逃げたかった。 どれを選んでも、『私のせいで』何かが終わる」 「嘘と思うなら聞いてみる?試食する? 故郷では、立ってる事すら辛い女よ、私」 (-257) 2021/10/23(Sat) 17:39:49 |
キエは、昔から食が細い。其れは本当だった。 (a53) 2021/10/23(Sat) 17:40:04 |
【人】 巫女 ユピテル「それはそれとして…… 聞かれたの初めて!?私が!? ちょっとみんな何やってるのよ〜!!お姉ちゃん、こんな怪しい取引しちゃダメとは言わないけど、ちゃんと前提くらい聞いてからしなさい!」 お姉ちゃんは該当者全員に聞こえるくらい大声で怒りました。 (61) 2021/10/23(Sat) 18:00:48 |
【赤】 死神 ゲイザーあのキエが、心底から焦燥している。……効いている! 「ええっ!?」 だが思わずゲイザーはその足を止める。 それが嘘じゃないのはわかった。胎動している。 このおどろおどろしい、感情のひとつひとつが。 その中にはきっとリソースとなったトラヴィスや、 ほかゲイザーも知らぬ契約を交わした ゲストたちの記憶が混ざっている。 「そ、それは困ります……。けど、そうは言われたって! ……どうすればいいんですか!」 (*23) 2021/10/23(Sat) 18:10:12 |
プルーは、与太時空で契約内容の確認ぐらいしなさいよバカァ!!とトラヴィスの首根っこを掴んでぶんぶんした。 (t13) 2021/10/23(Sat) 18:18:44 |
【秘】 浮遊想 テラ → 夜の一族 チャンドラ「 ──らしい、なあ。うれしいね。 そういうふうな印象を持ってくれている君がいるから出る言葉だ 」 (-259) 2021/10/23(Sat) 18:19:34 |
【秘】 浮遊想 テラ → 夜の一族 チャンドラあの潰れた声でも音は音。空気を震わす振動で、 そこにあることが分かる声。この 透明 ・半透明 とは違います。「 いたんだろうね、言ってくれた誰かさん。でも、覚えてないよ。 ──は来てから透明なのか、来る前からこうなのかって、 わからないけど。──の性格が変わっていないと仮定して考えはさぁ、 」「 多分、たまたまだったんだよ、それ。 」「 ──は来る前から透明で、これまでのここでしていたみたいに、 透明なままでもやかましくしていて、 誰かのいるところにいて、誰にも見聞きしてもらえなくて。 でも、何かの偶然で、そう言ってもらえたように思えた時があって。 それがうれしくて。じゃあどこかに行くぞ〜って張り切ったから、 」「 だから、その勢いで世界を飛び出しちゃったんじゃないかなぁ 」「 どこかに行かないと、帰って来ての“おかえり”って聞けないからね 」誰かの部屋でそう言い続けたのは 、多分それがほしかったから 。 (-260) 2021/10/23(Sat) 18:23:04 |
【秘】 浮遊想 テラ → 夜の一族 チャンドラ「 それだから、──を待っている人ってさ、 別にどこにもいない気がするんだ。 気がするだけだけど、多分、そうなんだ 」ナニカ はいつから透明人間? 本人は最初からだと思っています。 事実としても、最初からです。 「 そういうふうに 思ってもいいかなぁ。 これを、事実なんだって思ってもいい? 」「 こういう推測も、──の話ってしていいのかな 」いってらっしゃいが偶然だったか、 そうでなかったかは誰も証明できないけれど、 待つ人がどこにもいないのは、事実です。 (-261) 2021/10/23(Sat) 18:24:17 |
【秘】 悪食 キエ → 巫女 ユピテル「成る程なァ、今は立場が違うから見え難いのか。 ……… 残念だ 、故郷で眠っている君の夢を覗きたかった」“残念だ、もう食べられてしまったね。” 其れは初めて会ったあの日に告げられた一方的な言葉と同じだったが含まれる意味は違っていた。 (-262) 2021/10/23(Sat) 18:26:26 |
【見】 くるみ割り人形 トラヴィス4日目、その日の夜。 出番を終えた客演の男は、広間の隅で竪琴を抱えていた。 使用人を呼び付けて、弦やら何やらも用意して。 言葉の通りにメンテナンスをしてやるつもりだ。 待宵館の夜は近い。 それをひとり、肌で感じながら。 抱え上げて、品定めするように琴を見やる。 ……成る程、なかなか悪くない楽器だ。 紅茶でも、と使用人を探して辺りを見渡し、 ちょうど貴方と視線が合った。 「……やあ、プルー。 使用人が見当たらなくてね、 悪いのだけど、紅茶を頼めないか?」 (@19) 2021/10/23(Sat) 18:34:00 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 浮遊想 テラたまたま。偶然。 だとしても、それであなたが喜んだのなら、嬉しかったのなら。 「ええ、もちろん。 推測でも、それはあなたの言葉よ。 わたしはあなたを知りたいの」 その推測で、わたしはあなたが何を喜ぶのか、知ることができるもの。 今もあなたがどこにいるかはわからない。 わたしには見えない。それはとても残念なことだけど。 「ねえ、もうひとつ教えて」 もうひとつと言わず、本当はたくさん聞きたいけれど、ひとまずはもうひとつ。 この身体の 寒さ はなくなった。だけど、 ぬくもり に包まれても忘れられない冷たさ がある。 (-263) 2021/10/23(Sat) 18:44:43 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 浮遊想 テラ「わたしの部屋に、来たとき。 あなたはわたしに、何をしたの?」 見えないからって、ずるいわよね。 それとも見えないわたしに責任があるかしら。 どちらにも責任なんてないといい。 あなただって、好きで透明なわけじゃないんでしょう? いってらっしゃいを喜ぶのは、そういうことよね。 わたしはそうやって、ひとつひとつ、あなたを知ることができる。 (-264) 2021/10/23(Sat) 18:45:19 |
【赤】 悪食 キエ胎の底から1匹の鰐が浮かび上がると其の背中はゲイザーの足場になった。 「はいはい、出してあげるから大人しくしてなさい。…で、何処に出るの君」 鰐が発する声はキエのものだ。此の鰐が“キエ”だと夢を見ているゲイザーならば判るだろう。 鰐はゲイザーを乗せてゆっくりと感情と記憶の沼を泳いでいく。 ………そう、沼だ。ゲイザーは人格であるから直ぐに混ざらなかったというだけで、本来胎の中は泥濘のように混ざっている。此処から特定の何かを掬い上げる事など砂浜から一粒の砂を探し当てる事に等しい。 何処かから赤ん坊の泣き声が聞こえる。 「君達が勝手に持ち込んだ魔力とやらを使わせて貰うからね。君も出られるんなら文句無いだろ?」 キエの行動は酷くあっさりとしていた。此処から出る為の試練も無ければ課題も無いが其れが“キエ”だからだ。 (*24) 2021/10/23(Sat) 18:48:39 |
【秘】 死神 ゲイザー → 夜の一族 チャンドラあなたが混乱しているのは目に見えていたが、 とりわけ意に介することはなかった。 キエとの”契約”については、説明が複雑になるので割愛。 事実だけを伝える。 「死んだ。死んだ死んだ! 死んだんだよ! アイツの意識は、この躰のゴミ箱の奥底。 そして殆どは、キエの腹ン中。 今はオレがこいつを支配してる!」 まるで彼の語るキエは怪物みたいだ。 『で、本題だけど』そう連ねる。 そいつはゲイザーの顔で、ゲイザーの顔で喋る。 「……なにか? べつに、何にもしてない。 ただ……オマエがゲイザーの友達だから、ムカつく!」 「あのグズ女の何がいい。あのノロマ女のどこに惹かれた?」 リーパーは、ゲイザーの頭の中のお友達。 忘れられてしまった、一番最初のお友達。 だからあなたに、幼稚な嫉妬を向けている。 (-265) 2021/10/23(Sat) 18:49:32 |
【独】 悪食 キエヤベ!!!!!!鰐もう使っちゃった!!!!!!! あともう亀くらいしか残って無くない!?!?!?! ウワ〜〜〜〜せっかくだし眠り姫問題使うべきだった〜〜〜〜〜 (-266) 2021/10/23(Sat) 18:51:41 |
【見】 トレジャーハンター プルー>>@19 トラヴィス 「ふふん。アタシに声を掛けるとはお目が高いじゃない。 いいわ。それ弄りながらちょっと待ってなさい!」 にっと笑った女はいつも通りだ。 賑やかに騒がしく調理場へ姿を消し、暫くしてポットとカップを持って戻ってきた。 手際よく紅茶をふたり分淹れて、貴方の正面に座る。 「楽器のメンテもできるの?」 角砂糖をふたつ投げ入れ、くるくると混ぜながら尋ねた。 (@20) 2021/10/23(Sat) 19:00:26 |
【人】 浮遊想 テラナニカ は、抱き着かれてそのまま。 あなたを抱き返して浮いています。 「 抱き着くならやっぱり女の子の方がいいよなぁ 」燃えるようだなんて、そんなものはただのあなたの錯覚で。 ナニカ が与えているのは寒さ冷たさ。 分子が振動する熱量を奪って、 音も眠るような絶対零度へ連れる概念。 それもまた、此処で、今だから起きていること。 「 目をつむりましたよ、できそう? 」ナニカ は、 目を閉じました 。あなたは ナニカ に夢を見せられません。 「 君の発言通りの結果に辿り着けそう? 」ナニカ は、あなたの思い通りになりません。 ナニカ は、 あなたに期待をしていません。 「 ど う か な ? 」あなたのその期待は、 空振りに終わることが決まっています。 ナニカ に対して、あなたは捕食者ではありませんでした。 この夢では、どうもそうらしいですね 。 (65) 2021/10/23(Sat) 19:04:11 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 死神 ゲイザーたとえあなたの口から語られるキエがわたしの知らないキエだったとして。 わたしはわたしの知っているキエを知っている。 彼の道徳と私の道徳は違う。 でも、彼の言葉はいくつか、わたしにも理解できるものがある。 「意識がないと、それだけなら。 死んだなんて言ってはいけないわ。 まだ生きている。ただあなたが支配しているだけ。 そうでしょう?」 彼は彼の道徳に則って、差し出されたゲイザーに何かをしたのでしょう。 腹の中と言ったからには、食べてしまったの? そんな推測くらいしか、わたしには許されていない。 これが本題じゃないのなら、詮無い話なのだけど。 「どこが? ……どこかしら。 ねえ、あなたはお友達を作るのに、『ここが好きだから』ってわざわざ選ぶの?」 「わたしはね、なりたいから友達になったわ。 ゲイザーとはお友達になれると思ったの。 お友達になったらきっと楽しいって、そう思ったの」 あなたは違うのかしら。重ねてわたしは問うた。 誰かの友達だから苛立たしい、嫌い。 誰かに取られるようで、腹立たしい。 その気持ちはまるで、夜が昼間の私たちの行動を、制限するときのもののよう。 (-269) 2021/10/23(Sat) 19:08:08 |
【秘】 悪食 キエ → 逃亡者 ポルクス嗚呼、君のお陰で今見えた。 からから、からから。 頭蓋骨がぐるりと動きポルクスの視線を追った。骨の間を桜の花弁が通り抜けても山羊は音を鳴らし続ける。 そうか、教えて貰えたか。そして君はどう思った? からから、からから、からから。 兄君の到達点からは何が見える? からから、からから。 案内人は只思考を促すだけで助言らしい事は言わなかった。不要だという事はポルクスの表情を見れば判るからだ。 (-270) 2021/10/23(Sat) 19:09:41 |
シトゥラは、契約内容ねえ。へえ。そう。っていう気持ち。 (t14) 2021/10/23(Sat) 19:10:22 |
チャンドラは、簡単には絶望をしない。 (c34) 2021/10/23(Sat) 19:24:15 |
チャンドラは、 賢者 に似て、非なるもの。 (c35) 2021/10/23(Sat) 19:24:58 |
【見】 くるみ割り人形 トラヴィス>>@20 プルー 少しだけ不安そうに見送ったが、それは取り越し苦労になった。 「うん、嗜む程度には。惚れなおしたかい?」 正面に腰を下ろす貴方を見る事はない。 真剣な視線は、琴だけに向けられている。 ──ぱちん。 既に張られた弦を切り、小さな紙袋から新しいものを取り出す。 手に取った弦の先を小さく結んで、 胴側からピンに引っ掛け通す。 上部を指先でちまちま触って、引く。 それの繰り返しだ。 これが錆びていても、そうでなくても。 男はこれを42度繰り返すつもりだ。 「……あまりこの辺りの物には触れないようにね。 混ざってしまうから。」 切る、通す、引く。 「丁度、話し相手が欲しかったんだ。 どうだい、プルー。この数日は楽しかったかい?」 (@21) 2021/10/23(Sat) 19:28:49 |
【秘】 浮遊想 テラ → よいが来ない ミズガネ伸びてきた手の意図が読み切れなかったので、 あなたは ナニカ の頭に触れられました。 今は、冷たくありませんでした。 あたたかいというわけでもなく、温度がないだけですが。 髪はあるみたいです。長いか短いかで言えば 短いのですが、さらさらとしている、 と思う程度の長さはありました。 「 やめろよ〜〜一緒だとか気持ちが分かるとか、 そういうこと言うなよ〜、うれしくって涙が出そう〜〜〜 」「 それは冗談だけども。うれしいな、これは本当 」「 ──は歌になんてされたことはないからなあ。 誰かの歌を歌うことがあるくらい? 」「 とうめいにんげんの歌は 透明だ・か・ら ♪ 何を歌ったのかだぁれに〜も わからな〜いんだ ♪ 」「 ……なんてね。嫌いとも嫌とも思わないよ 」「 だから、君がそうしたいと思ったのならしていいし、そうしてくれたなら、 それをどこかで聞けたなら 、それを聞くことがなくっても、 その気持ちがそこにあった、その事実が、──はうれしい 」「 ありがとうね、ミズガネちゃん 」ナニカ は頭の手に自分の手を重ねて、 それで、 笑っています 。 (-271) 2021/10/23(Sat) 19:35:22 |
【墓】 逃亡者 ポルクス>>+28 チャンドラ 「俺達は死んだのかな。 神隠しに遭った者が帰ってくることはあるようだから、生きてるのかな。 これが死後の世界だというのなら、悪くない」 痛みも苦しみもなく死ねたというのなら、これ以上の死に方はきっとないだろう。 「けど……俺だけじゃなくて君もここにいるというのは良くないね。 思い出してもらえたのは嬉しいけど……君は、もっと生きるべきだ」 底冷えする寒さがあるわけではないが、今、自分には一欠片の ぬくもり も存在していはいない。自分の魂は兄のものだけど、 ぬくもり だけはあなたに遺して行こうと思ったことは後悔もしていない。そこに取引も駆け引きも欲望も、ひとつもありはしない。 ただただ一方通行の感情でしかなかった。 (+29) 2021/10/23(Sat) 19:40:22 |
【独】 浮遊想 テラこの身体の 寒さ はなくなった。だけど、 ぬくもり に包まれても忘れられない冷たさ がある。・・・・・・・・・・・・・・・・。 オア (-274) 2021/10/23(Sat) 19:44:24 |
【赤】 死神 ゲイザー定義がキエを形作るとするならば、 この鰐もまた、キエの一部分なのだろうか。 ゲイザーは悍ましいアトラクションのような景色を進む。 「ま、魔力……? あたしっ、魔法使いじゃありませんし。 よくわからないですけど……。 わ、悪いことしないならいいですよっ!」 きっとあなたは、 ”悪いことなんて滅相もない”なんて返してしまうのだろう、 そも善悪基準が人間とは違うのだから。 拍子抜けするほど簡単な脱出に、 ”もっと早く声をあげればよかった”なんて思いながら。 ⇒ (*25) 2021/10/23(Sat) 19:47:07 |
【墓】 夜の一族 チャンドラ>>+29 ポルクス 「言われてみれば。 死んだっていう発想は、しなかったわね」 死後の世界なんてものを信じていない。 夜でないなら、わたしたちにはその権利すらない。 わたしたちは夜にしか生きられないの。 「……ポルクス。 それはあなたは死んでもいいと、そう言っているの?」 常昼のこの館で死後の世界を信じないわたしは、自分が生きていることを疑わない。 もちろん、あなたも。 あなたの望みは知っている。 それは叶っていないと思っている。 同じくらい、叶わない方がいいとも思っている。 あなたの言葉を借りるなら、わたしはあなたに生きてほしいと思っている。 (+30) 2021/10/23(Sat) 19:51:17 |
ゲイザーは、胎の中で夢を見ていた。頭の中にお友達がいた頃の夢。生きづらいけれど幸福で、安寧のあった日々。 (a54) 2021/10/23(Sat) 19:51:37 |
【人】 悪食 キエ>> ??? >>64 >>65 女の柔らかい肩が、腕が、胸が、腹が、腿が、冷えていく。錯覚はまだ止まない。 「……此れでも口説いてるんだけど?可愛い子猫ちゃんが誘ってると言うのに冷たいねェ。 君さえ決めてくれればきっとできるのに…残念だ、とても」 真っ白な指先で頬 があるかもしれない 場所を撫でると抱き締める力を強めた。実際にできるかどうかなど知らないしそうであれば良いと願っているだけだ。熱で潤む瞳を歪ませ口から冷たい吐息を漏らす。キエは寒くても死ぬ事が無いからこそ何の危機感も持たず其の儘笑っている。 「嗚呼、夢を見ないMr.ホワイト。僕は君が夢を見ないからこそ此の想いを思い出した。ずるいなァ、口惜しいなァ…目の前に在るのに食べられないなんて。 きっと人は此れを夢物語のようだと言うのかな 」キエは此の想いもいつか飽きて忘れてしまう。夢を見ない ??? の事は覚えていても、感情の起伏が少ないからきっと此の歓喜を忘れてしまう。??? が期待していないからこそ此の想いは直ぐ冷える。音の眠るような静けさの中、目を閉じて目蓋越しに何かを見たと思う。 「もう少しこうしていても? 多分僕、君から離れたら冷たいのを失くしちゃう気がするから」 自分の理を持つキエは誰かに支配された事など無かったから其の時間を強請る。 そんな時間を過ごすのか、それとも直ぐに身体を離してしまうのかは ??? 次第だ。 (66) 2021/10/23(Sat) 19:55:11 |
【秘】 逃亡者 ポルクス → 悪食 キエ「兄さんはずるいな、と」 そう思ったよと話す。 俺の前には姿を表さず、何も言わず、やりたいことをやって そして手を取り合える人を手にしてしまった。 そこにもう俺という半身は必要ないらしい。 俺の行き場は、どこにあるんだろう。 「俺の到達点はどこにあるんだろうなと……考えている」 (-275) 2021/10/23(Sat) 20:01:49 |
【見】 トレジャーハンター プルー>>@21 >>@22 袖裏のお茶会 「こーゆーの、昔から触ってて慣れてんのよ。驚いた? 心配しなくても邪魔はしないわ」 アタシはいつでも惚れ直してるわよと返して、竪琴の上を忙しく動き回る指先を眺めていた。 「ここ数日?久しぶりに賑やかで、慌ただしかったわ。 ……使用人手伝いに駆り出されるとは思ってなかったけど、あれはあれで楽しかったからヨシって事で!」 プルーにとっては、ここ数日もいつも通りの範囲内だ。 ……周囲は、そうではなかったようだけれど。 「トラヴィスは、楽しかった?」 差し出されたスコーンにありがと、シトゥラと返し……珍しく此方にもたれかかってきた頭をぽんぽんと優しく撫でて。 女はそう尋ねた。 (@23) 2021/10/23(Sat) 20:09:03 |
【赤】 悪食 キエ「…ん、見えた」 目的地を意識に捉えると迷う事なく速度を上げた。 キエは人を導かないし救いもしないし愛していない。されど人を大切にせざるを得ない曖昧模糊な存在だ。 人によってキエは善にも悪にも成ってしまうし、キエ自身も自ら其の在り方を選んだ。其れはキエの嫌う面倒が多く在る筈なのに選んだ道だ。 赤ん坊の泣き声が遠くなっていく。 「相も変わらずおかしな事を言うねェ君は」 (*27) 2021/10/23(Sat) 20:10:25 |
キエは、ゲイザーと共に目的地へ至った。 (a55) 2021/10/23(Sat) 20:12:14 |
キエは、直ぐに其処へゲイザーを落とすとさっさと帰ってしまう。 (a56) 2021/10/23(Sat) 20:12:47 |
【秘】 浮遊想 テラ → 夜の一族 チャンドラ「 え? ええと……自分で抑えきれない衝動で動いてはいたので、 目的?、は君を通り抜けることでした……? よくは、わかっていなかったんだ。その結果が何になるかって。でも、 」「 透明じゃない 何かを残せるとは思ったのさ 」それは、渦巻いていた寂しさの発露。 もうすぐ館に月がのぼるから、 その力と干渉して起こった何か。 「 何もないよりは何かしら思ってもらえた方がいいから、 どちらかと言えばおばけみたいなムーブをしたと思います。 持ち物を取ったり、壁とかを叩いて音を出したり。 抱き締めて、動けなくして。君からは触らせないで。 君の唇に触ったなぁ、 唇で 。そうしたくなったから。 それで、通り抜けて。……あとはベッドに寝かしたり? 」「 したことと言えば、それくらい。かな? 」本人的には、抜けなく述べたつもりです。 そして半歩分くらい、離れられた気がします。 視線を向けられているような気がしません。 実際、 顔を向けていません 。 (-276) 2021/10/23(Sat) 20:12:52 |
キエは、ゲイザーが持ち込んだ魔力で2人を会わせた。 (a57) 2021/10/23(Sat) 20:14:32 |
キエは、ゲイザーが持ち込んだ魔力で崩れた自分を少し直した。 (a58) 2021/10/23(Sat) 20:14:56 |
キエは、残った魔力を身体の外に流した。こんな異物が在っては“キエ”ではなくなるから。 (a59) 2021/10/23(Sat) 20:16:20 |
ゲイザーは、虎視眈々と息をひそめている。その時が来るまで。 (a60) 2021/10/23(Sat) 20:18:41 |
【秘】 死神 ゲイザー → 夜の一族 チャンドラ滔々と紡がれる思いの丈。 リーパーはそれを理解したくはないけれど。 ”ねえ、あなたはお友達を作るのに、 『ここが好きだから』ってわざわざ選ぶの?” つい先ほどゾズマに『友達になって』と 言ってしまったばかりだから、頷くしかなくて。 この思いの丈をどうすればいいのか分からなくて。 「やだ……」 あなたの首元に両手を近付けながら、零した。 リーパーは利き手を怪我している。 締め殺すことは叶わない、けれど。 「オ、オレがゲイザーの最初の友達なんだよっ。 あんな何もできないグズ女に友達なんてできる訳ないだろ!」 「オマエなんか、オレは知らない……っ!!」 (-277) 2021/10/23(Sat) 20:23:44 |
【見】 くるみ割り人形 トラヴィス>>@22 >>@23 舞台袖 「へえ、驚いたよ。 プルーと言えば私の部屋を荒らす天才だからね───と、」 寄ってくる緑色。いつも通りの光景。 ささやかな反抗を感じつつ、 スコーンへありがとうと礼を述べる。 「私が彼の機嫌を損ねてしまったんだ。」 彼女へそう苦笑混じりに説明した。 琴から少しだけ手を離して、自らの衣服の首元を緩める。 ……その喉元には切り傷があった。 これが、機嫌を損ねた結果。 「……そう、そう。 楽しかったのなら何よりだ。 やっぱり、たまには宴も悪くないね。」 貴方が楽しかったと笑えるなら、 それは男にとっても喜ばしいことだ。 続く問いに、男は───── → (@24) 2021/10/23(Sat) 20:26:41 |
トラヴィスは、咳払いをひとつ。 (t15) 2021/10/23(Sat) 20:26:52 |
【見】 舞台人 トラヴィス「楽しかったよ。 久しぶりに、生きた心地がしたから。」 演じることが何よりも好きな男は、 屈託のない、素直な笑顔を見せた。 → (@25) 2021/10/23(Sat) 20:27:24 |
【秘】 悪食 キエ → 逃亡者 ポルクス―――がしゃん。 骸骨が崩れ落ちる音がすると其処には見慣れた姿のキエがいる。山羊の頭蓋だけを持ったまま立っていた。 「なァんだ、一寸無理して幽霊船に成ったのに。しかも僕ァ“何処を到達点とするかは君が決めろ”と言ったんだがね。てっきり此処がそうだと思ってしまったじゃないか」 「此処に無いなら違う何処かだろうよ。君はどうやら外をあまり知らない様だし実際に自分の目で確かめて来たらどうだい。少なくとも此処が終いじゃあないんだろう?」 祭でそうしていた様にキエは頭蓋を頭に被ると、空いた手を未だ賢者に至らぬポルクスへ伸ばした。 そうしてキエは微睡みから覚める刻を定める。 「君には未だ、」 「 歩く脚が在るのだから。 」 (-278) 2021/10/23(Sat) 20:28:57 |
【見】 くるみ割り人形 トラヴィス「けれど、 そんな時間ももうおしまい。 演者達には秘密で、月を待とう。 二人と過ごす時間だって、 同じくらいに大切で、楽しいと思っているよ。」 紅茶を一口。 それからスコーンへ手を伸ばして、どの色を纏わせるか思案。 貴方達へ、オススメはどれか、と視線を向けた。 (@26) 2021/10/23(Sat) 20:30:48 |
【人】 巫女 ユピテル>>+23 >>+24 ミズガネ 「────」 「…… W『自分がこうしたい』と思ったことW ?」言われた言葉が、何度も繰り返されます。 何度も、何度も。 ずっと言われたかった言葉。 最愛の存在はいつも『いいよ』と言います。 でもユピテルはそれは凄く嫌でした。 最愛でない人は巫女の使命を果たすのを望みます。 ユピテルは、いつしか『自分がこうしたい』を 誰にも言えなくなりました。 誰にも言わなくなりました。 だって、黙って従順なフリをしていれば。最期のその日、したくない事を避けられる。 使命を放棄し、全てを止められる。 気付けば大地の巫女の心は冷えて、氷の巫女になりました。 ──でも、 それですら本当の『自分がしたいこと』ではありませんでした。 ▼ (68) 2021/10/23(Sat) 20:33:41 |
【墓】 夜の一族 チャンドラ>>+31 ポルクス 「……お兄さんが?」 偶然か、双子の神秘がそうさせたのか。 でも偶然にしてはできすぎていて、わたしは驚いていた。 追うものと追われるもの。 あなたとお兄さんの関係は、聞いた話ではそんなもの。 それなのに、先にこの館に来たのはお兄さんの方。 そしてあなたが追うようにここを訪れた。 とんだ運命の悪戯ね。 それともこれも、館の主の意志かしら。 「惜しくはない……あなたはそう、思うのね」 ひとつ知る。 お兄さんの影がなくなって尚、あなたを蝕むもの。 わたしが思っていたとおり、そしてあなたの話していたとおり、あなたの中のお兄さんの存在はとても大きい。 (+32) 2021/10/23(Sat) 20:34:52 |
【墓】 夜の一族 チャンドラ>>+31 ポルクス 「わたしはそうは思わないわ。 命は粗末にするべきではないもの」 ひとつ知ったなら、次はわたしの番。 わたしはわたしの道徳を語る。 そしてこれはわたしだけの道徳では決してない。 「命を危険に晒しても、やりたいことがあるなら別よ。 わたしはそれは、粗末とは別と思うもの。 わたしはあなたに、命を粗末にして欲しくないわ」 わたしは探して欲しいと言う。 どうせなくなってもいい命なら、それを賭けてでもやりたいことを。 叶うかは、また別の話。 それでも目標のために冒険する時間は、きっと有意義なもののはずだから。 (+33) 2021/10/23(Sat) 20:35:13 |
【人】 巫女 ユピテル>>+23 >>+24 ミズガネ 「──ふふ」 W俺Wはどんな選択をしても、Wお前Wを応援しているから 「まるで、私の神様の様な事を言うのね。ミズガネ」 Wお前がW道を選んで進むことを、自分のことのように嬉しく思えるのだから 「……ありがとう。もう、寒くないわ。 抱き締めてくれたのがわかるの。きっと何度でも触れられる。 館に来て、皆とお話して、貴方と触れ合って。 『自分がこうしたい』と思ったことを無意識に貫いてた。 それが今に繋がっているなら、迷わないわ」 改めて考えます。 今の、本当の『自分がこうしたい』と思ったことは── 「 」 だから負い目なく日々を受け入れられるように、 「貴方が信じてくれるなら、私、どれほどでも頑張れるわ」 もう間違えない。こんな私に、熱と勇気をくれたから、」 「WいってきますW」 人に、赦しは与えました。館では本心の赦しを沢山。 人に、赦しを貰えたのは、初めてでした。 (70) 2021/10/23(Sat) 20:36:09 |
【秘】 巫女 ユピテル → よいが来ない ミズガネ「──コトハとずっと一緒にいること」 「WおはようWと、WおやすみWと、 WいってきますWと、WいってらっしゃいWと、 WただいまWと、WおかえりなさいWを、」 「毎日言って、毎日その言葉が返ってくること」 それが今の、WただのユピテルWが、 本当に、『自分がこうしたい』と思っていること。 (-280) 2021/10/23(Sat) 20:37:25 |
【秘】 逃亡者 ポルクス → 悪食 キエ「無理をしていたの? 君は俺を買いかぶり過ぎだったようだね。 胸に空いた穴は塞がりようがないんだ。これは、兄さんにしか塞ぐことが出来ないものだから」 ここはひとつの到達点であり、通過点だ。 どちらかが命を失えば、正しく一つになろうと魂は導かれていくだろうけど、今その選択権を持つのは兄ではなく自分なんだろう。 「次の……到達点には、自分で歩いて行けと、そういうことかな……」 (-281) 2021/10/23(Sat) 20:39:42 |
【秘】 悪食 キエ → 逃亡者 ポルクス「当たり前だろう? 死者だと思ってサービスをしてしまったからねェ、頑張って貰わないといけないな」 キエは人の手を掴まない。先程船に乗せた時は死んでいると考えたから引っ張り上げた。 今は違う様だ。 「どうするんだい、君。君自身で決めなさい。僕は決めてあげないよ」 (-282) 2021/10/23(Sat) 20:49:46 |
【人】 空想 ゾズマ>>55 ゲイザー あなたが食べるのをじっと見つめて。 真似をするように、フォークを操りパイを一口。 少しずつ丁寧に食べながら、話を聞く。 「……同じ?」 あっけにとられたように動きをとめて 「そっか、そうだったんだ。わたし以外に、はじめて会った…… きみはもともとゲイザーの頭の中の存在で…… え、なんだか、すごいね……会えてうれしい……! 」少女はゾズマの仮面をかぶることも、前に殺されそうになったことも忘れ、なぜか目を輝かせ始めた。 けれど、すぐに"死んだ"という言葉を思いだしてしまったのか、謝りながらおとなしくなった。 「ゲイザーが死んだ……って……ど、どうして? きみが殺したの?棄てられたことに、怒ってるの?」 (72) 2021/10/23(Sat) 20:51:19 |
【墓】 逃亡者 ポルクス>>+32 >>+33 チャンドラ 「ここに来ることが俺の到達点だったとしたら、何も悔いなんてありはしないんだ」 兄と分かれた魂を一つにしようと思ったことも、君にぬくもりを遺したことも。 「ここが通過点だったとしても、 自分がやった事に悔いはないけど。 だけど……俺は兄さんと違って、何も見つけてやしない」 半身を捨てて、手にできるものは何もない。 俺の中に空いた穴が大きすぎて、それは塞ぎようもない傷痕。 兄に返そうとしたもの全てが、きっと今の兄には一つも必要がないものだ。 「……そうだね、これから生きる時間があるのなら…… 生きる理由を探すために生きてみるのは悪くないかもしれない」 (+34) 2021/10/23(Sat) 20:53:23 |
【見】 トレジャーハンター プルー>>@24 袖裏 「ふふん。これでもアタシ、昔はいいとこのお嬢さんってやつだったのよ。使用人の真似事が好きな問題児だったけどね」 問題児だという自覚は、あった。 ここまでへそ曲げるのも珍しい、とスコーンに真っ赤なジャムを付けて口に運び……首の傷を見た。 唇の横に赤を付けたまま、顔を顰める。 「……なにそれ。誰にやられたのよ。 この前までそんなのなかったわよね?」 殺人鬼か、それとも。或いは? ……答えをはぐらかすのなら、女はそれ以上言及しない。 いつも通りはそうして保たれてきた。 「トラヴィスが楽しかったのなら、文句無いけどさ。 シトゥラに心配かけるのは程々にしなさいよね」 (@27) 2021/10/23(Sat) 20:54:56 |
【人】 浮遊想 テラ「 冷たいって思う? やさしくしてはいるつもりなんだけどなぁ。 まぁつもりっていつでも“つもり”ですからね。 」ナニカ は、異形だなんてこともなく、 案外普通に、人間の形をしています。 握手の手から窺えた通りに、 男性の特徴を持っていると思いました。 だから、あなたは ナニカの頬を撫でられました。 ナニカ も、触らせる気があったので。 ナニカ にその気がなければ、 相手から触れることは出来ません。 「 ズルいねぇ──ってば。口惜しいかぁ。 ごめんね? オアズケみたいなことしちゃって 」「 罪滅ぼしでもないけれど、 そのもう少しは構いませんよ子猫ちゃん 」自身の存在をしっかりと確立させているあなたは、 その通り、離れてしまえばこの冷たさをなくしてしまうでしょう。 あなたは“孤高”で、 孤独 ではない。「 これは夢、夢、夢。 最初から、そこになんてなかったのさ 。 」あなたの意識が 寒さ に刈り取られてしまうその時まで、この冷たい抱擁は、戯れは、続けられていたのでした。 (73) 2021/10/23(Sat) 20:56:08 |
【秘】 逃亡者 ポルクス → 悪食 キエ「俺も死んだものだと思ってたんだけどね」 どうやら神隠しにあってなお未だ生きているらしい。 どうやって帰るのだか方法はわからないけど。 「そうだね……」 くすりと笑う。 「まずは目的もなく歩いてみようか」 生きる理由も、死ぬ理由もありはしないから。 (-284) 2021/10/23(Sat) 20:57:44 |
トラヴィスは、シトゥラへ視線を向けた。 (t16) 2021/10/23(Sat) 20:58:03 |
【秘】 巫女 ユピテル → よいが来ない ミズガネ【三日目】 「私、こんなに手だって冷たいのにね。 特技には自信があったけど、人の心を溶かせるとは知らなかった。 ──あなたもでしょう? 私、自分の話を聞いた後にミズガネの話を聞いて、驚いたわ。 真逆の部類じゃないかしらって。話してよかったのかなって。 でも、だからなのかしら。 互いに欲しかったものを、補えあえたのね。私達」 ミズガネが本当に望んでいた物は、きっとこの時。 ユピテルが本当に望んでいた物は、後の“いってきます”の時。 自分の短くて飾り気のない言葉に、同意の言葉が返って来た時。 褒めるのが上手と褒めた貴方の言葉も好きだけど、 同じくらい、きっと素の貴方の言葉と、 見えないけど、ユピテルには見える表情が好きだと感じました。 ▼ (-287) 2021/10/23(Sat) 20:59:26 |
【秘】 不眠症 アマノ → 巫女 ユピテル「そりゃ、最悪で最高の提案だな」 肩を竦めて緩く顔を振りかぶる。 「俺も、妹がいなきゃあんなクソッたれな世界……なくなっちまえばいいって――」 深くため息をついて額に腕を置いた。 方法がどうあれ、争いをやめられない人間など、駆逐されてしかるべきなのかもしれない。 「俺はそんなもん信じちゃいねぇが、神を信仰してるやつはごまんといる。 それに縋るしかねぇんだろうよ」 ソファに貴方が寄ってくるのに気付き、チラリと横目で見るが、それだけで追い払うことはしなかった。 「お前よりは幼いな。つっても、俺よりはお前の方が歳は近いだろうが」 最後まで隣に居たいかという問いには、言葉を詰まらせた。 「………妹は、俺が生命維持の管理をしてんだ… 一日一度、薬を投与しないといけない」 (-289) 2021/10/23(Sat) 20:59:36 |
【秘】 巫女 ユピテル → よいが来ない ミズガネ「そうかしら。綺麗な響きと感じるけれど。 私が異文化の人だからそうであって、ミズガネは気になるのね。 由来の意図がわからないから、純粋に素敵って思っちゃった」 コトハ。琴葉?、言の葉? きっと沢山ある可能性。 後に、皆の名を調べていた時にその意味を知る事になりますが、 まだこの時はそれを伝える事はできません。 「愛する事に資格なんていらないんだと思うよ。 だって私、ミズガネに資格も許可も取ってないもの。 ミズガネだって取ってくれてないよ?」 おかしそうにくすりと笑いながら、あえて軽い感じに流して。 「自分が愛している人にしたい事をすればいいのよ。自分に。 私は愛してる人が元気にやりたい事を見つけて…… ううん、もう。生きてさえくれたら、そして笑顔でいてくれれば。 それが一番だもの。それがお返しよ、きっと」 「……ねぇ」 「……ミズガネのこと、名前で呼んじゃだめ?」 (-290) 2021/10/23(Sat) 20:59:41 |
テラは、浮いている。 (a61) 2021/10/23(Sat) 20:59:53 |
【独】 逃亡者 ポルクスサラマンダー早瀬(ゲイザー) :無垢 脳内お花畑パニック野郎(ポルクス) :あわっこ ヤス(ゾズマ) :かのう 4 等分のPL(キエ) :ポルティ 作ったおいしいパスタマジギレ大貧民(キンウ):ベルト記念デー(本家) 魚川武NEO(ミズガネ) :やい ベルト記念デーry(テラ) :わざき ポリエチレン手袋100(ユピテル) :もちぱい アクアボディミルクマイルド(アマノ) :ことり 忘れないこと、絶対やぞ(チャンドラ) :おはる (-288) 2021/10/23(Sat) 20:59:58 |
【見】 トレジャーハンター プルー「……終わりって言うけど、あの『舞台』は悪くなかったわ。 ううん。最高だったって言うべき? また気が向いたらやってよ。 アタシ、今度は最前列取っとくから」 口の横の赤を指で拭って、女は笑う。 「あら。もうアタシの願い、叶っちゃいそう? 約束忘れてないわよね。トラヴィスの目利き、期待してるから。 おつまみはシトゥラ、頼んだわ!」 勝手に話を進めた。 赤いのと黄色いのがオススメだと伝えて、まだ明るい外を眺める。 もう間もなく、宵が来る。 (@29) 2021/10/23(Sat) 21:00:01 |
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