人狼物語 三日月国


111 【身内村】あの日の、向こう側【R18】

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【人】 木峰 夏生



  マヨネーズかけていい?



[ 冷やし中華にマヨネーズ。
賛否両論あるけれど俺は譲れない派。
ただし作ってくれた人に敬意と感謝が先立つから、
一応確認してからにしよう。

学校はどうだったとか、こんな仕事をしてきた、とか、
かわいいスタンプを発見した、とか。
俺からの食事中の会話はもっぱらそんな感じ。
海斗からの返事があれば箸を止め、
昔から変わらない日常を楽しむ。 ]
 
(43) 2021/12/02(Thu) 8:18:34

【人】 木峰 夏生



[ ふたりはいつまでも、いつまでも
  しあわせにくらしました。


そんな御伽噺のエンディングを
うっかり望んでしまうのは、意外にも乱れた夜以上に
こんな時なのかもしれない。 ]
 

(44) 2021/12/02(Thu) 8:19:55

【人】 木峰 夏生


[ 食事が終わったら俺が片付けを申し出よう。

構ってくれるらしい気高い彪は
本日はなにをお望みか。

その言葉尻から捕まえるのは少し難しいから
───なにせツンデレが極まっているので


風呂に入るついでに諸々準備も済ませるつもり。 ]*
 
(45) 2021/12/02(Thu) 8:22:10

【人】 木峰 海斗

[ 可愛げのない言葉を落として、
  逃げる背にかかる声に、うるさいという様に
  ひらひらと、手を振れば、赤い頬を隠すため、
  さっさと、一人台所へと足を向けた。


  素直に、あの腕の中に入る          
  それくらいできたら、そう思うけれど、    
  長年の癖や矜持が邪魔をする         


  代わりに、少しだけ、
  以前は、邪険に払っていた
  触れてくる手を避けることは減ったし、
  時折、自分から触れることは増えた方。]
(46) 2021/12/02(Thu) 18:48:48

【人】 木峰 海斗

[ 冷蔵庫から取り出した冷やし中華。
  誰が作っても、そう味は変わらないが、
  美味そう。と言われれば、悪い気はしない。]
 
 
   ……ん、いただきます


[ 自然と、頬が緩み、
  仄かに浮かべた笑みに気付かぬまま、
  刻んだ具材と、麺と、スープを箸で混ぜていれば、
  わざわざ、俺に聞く必要はないだろうに、
  マヨネーズをかけていいかと、問いかけられて]
(47) 2021/12/02(Thu) 18:48:50

【人】 木峰 海斗

 
 
   好きにしろよ
   俺は別に、気にしないし


[ 俺は、マヨネーズかけない。
  だけど、否定するつもりもない。

  つるつると、何でもないように麺をすすった。
  酸味のある独特の香りと風味、
  トマトやきゅうりで、少し緩和されて、
  程よい味わいに、悪くない出来、と一人笑う。

  学校は、いつも通り。
  授業が少ない日だったから、少し帰りが早かった。
  あのスタンプなんだよ、とか。
  他愛もない会話をする。

  少し前までは、こんな会話をすることも
  あまりなかった気がするけど、どうだったか。

  最近では、会話をすることが増えて、
  それが、当たり前になってきていた。

  こういう、何でもない日常が、
  実は、少しだけ幸せだ。
  なんて思っているのは秘密だ。
]
(48) 2021/12/02(Thu) 18:49:08

【人】 木峰 海斗

 
[ いつか、"普通"の兄弟に戻る日が来ても、
  このしあわせは、つづけばいい。

  神話だって踏み入れていない許されない領域に、
  足を踏み入れてるっていうのに、
  こんな時すら、望んでしまうんだ。


  ―――― 都合の良い、
い夢 
]
      

 
(49) 2021/12/02(Thu) 18:49:32

【人】 木峰 海斗

[ 食事を終えて、
  片づけを申し出るなら、
  それを断る理由は、俺にはないから。

  素直に任せて、
  それでも、隣に立って、
  食器洗いくらいは手伝っただろう。

  きゅ、と最後の一つを拭いて、
  籠の中に置けば、

  とん、と、わざと肩を触れさせて、
  ちら、と、見上げて、にやりと笑みを浮かべた。]
(50) 2021/12/02(Thu) 18:49:44

【人】 木峰 海斗

 
 
   じゃ、俺の部屋で、な


[ 今日は、どっちの気分。とか、
  そういうのは、ないけど。

  先ほど、風呂でしていたことを思い起こすと、
  腰の奥が、僅かに疼くの感じて、
  ほんのり熱を帯びた瞳を緩く細めていた。

  離れる間際に、
  ひょい、と背伸びをして、頬に唇を寄せたが、

  それも、一瞬のことで、すぐに
  するり、と気まぐれな猫のように
  離れていこうとしたけれど、兄貴が捕まえようと、
  伸ばした手から逃れられたことなんて、
  そう多くないことは、お互い知ってるよな。**]
(51) 2021/12/02(Thu) 18:49:59

【人】 木峰 夏生


[ 俺の記憶の中の夕食の光景は、ずいぶんと昔に遡る。

父と母と、今よりずっと小さな海斗。

今日の出来事を矢継ぎ早に喋っていたら
母が呆れたように、
口にご飯入れたまま話さないの、と笑う。

他愛もないことで海斗が笑ってくれるのが嬉しくて
注意されたしりからまた喋って、叱られて、笑って。 ]
 
(52) 2021/12/02(Thu) 22:45:23

【人】 木峰 夏生


[ 海斗が俺を避けるようになった頃の食卓を囲む
記憶は、不思議にあまり残っていなくて。

幸いなことにこの頃は、ぶっきらぼうではあるけれど
返事が返ってくるから。

間を流れる空気に沈黙がないことは、
こんなにも心を穏やかに揺らしてくれる。 ]
 
(53) 2021/12/02(Thu) 22:46:58

【人】 木峰 夏生



  ごちそうさまでした。
  あー、美味かった。



[ 短く千切れた中華麺の欠片さえ残さず
綺麗に食べ終えてまた、両手を合わせて頭を下げた。

片付けを申し出れば、
この場を後にすることなくすっと自然に
隣に立ってくれる姿にふふ、と笑んで。

2割り増しのスピードで皿を洗った。
疑いの眼差しがあるかも知らないけれど
ちゃんと洗ったよ。

何も言わずに皿を拭いて、籠にしまってくれる。
それだけの動きで肩が触れるから>>50
にやりと笑って視線を投げた。

海斗も、よく似た表情で、にやりと笑っていて。

─── やっぱり似ているのだろうか、俺たちは。 ]
 
(54) 2021/12/02(Thu) 22:49:16

【人】 木峰 夏生


[ 色気のない言葉で最高のお誘いをくれた海斗は>>51
去り際には頬に唇のおまけまでつけてくれた。
だというのにいつものように、
思い通りにならない猫に似た動きでするりと体は翻り。

追えば逃げる。
易々と捕まえさせてはくれない。

けれど、そこはキャリアで埋めようか。
頭より先に体が、腕が動いた。
すんでのところで握った海斗の手首を、
優しく引き寄せる。 ]
 
(55) 2021/12/02(Thu) 22:51:40

【人】 木峰 夏生



  ざんねん、つかまえた。


[ 前も言ったろ?お前の兄貴、
何年やってると思ってるの、って。

抵抗されないなら、少し力を増して、
さらに離れないように、
よっこいせ、とじじくさいかけ声で
海斗を抱き上げて、シンク台に座らせてみようかな。

さっき綺麗に拭いたから尻は濡れないと思うし、
上手く座ってくれそうなら足の間に
自分の身体を入れて、距離を潰して。
俺より目線が僅かだけ高くなった海斗を
至近距離で見上げることが出来たら、

下からそっと口付けを。
冷やし中華味に、欲と熱と、マヨネーズを添えて。 ]**
 
(56) 2021/12/02(Thu) 22:53:38

【独】 木峰 海斗

/*
うおッ……やば、年の功……
かてねーな
(-8) 2021/12/02(Thu) 22:55:33

【人】 木峰 海斗

[ 小さな頃の記憶。
  『にいちゃん』と、無邪気に笑い、
  『大好き』と、素直に好意を口にしてた。

  兄がすること、話すこと、
  そのすべてが、楽しくて、嬉しくて。

  兄の中心は、俺で、
  俺の中心も、兄で、

  それが、当然であると、
  何の衒いもなく、愛情を受け入れていた。


  その時は、まだ。
  この感情が、兄を慕う。
  "普通"の感情だと思っていたから。]
(57) 2021/12/02(Thu) 23:33:15

【人】 木峰 海斗

[ 美味かった。と聞いても、
  そりゃ、良かった。と、嬉しいくせに、
  肩を竦めてみせて。
  それでも、口元が微笑んでいるのだから、
  最近は、感情を隠すのが下手になったかもな。
  それは、隠す必要がなくなったから。


  挑発的な、よく似た笑みを浮かべて、
  ちょっとした悪戯をして、逃げようとしても、
  やはり、素早さだけでは逃れられない。

  いつかのように、手首をとられて。
  無理やり払えば、逃げられる程度の優しい力に、
  抗うこともなく、引き寄せられる。]
 
 
   ッ、捕まってやってんだよ
   って、おい、ちょっと……


[ 負け惜しみを口にしながら、
  くすり、と笑っていれば、
  年寄り染みたかけ声と共に、身体が浮く。

  少し慌てた声をあげたが、
  綺麗に拭かれたシンクの上に腰を置く形になって、
  いつも高い位置にある、兄の瞳を上から見つめて。

  頬が、熱くなっていくのを感じながら、
  この距離では、隠すことなんてできないし、]
(58) 2021/12/02(Thu) 23:33:17

【秘】 木峰 海斗 → 木峰 夏生

 
 
 
   
ばーか、――



 
(-9) 2021/12/02(Thu) 23:33:19

【人】 木峰 海斗

[ 微笑み交じりの悪態を落として、
  合わせた柔らかい感触に、瞳を閉じた。

  ゆっくりと、味わうように、食めば、   
  ―――― しょっぱいのに、
い。
    ]
(59) 2021/12/02(Thu) 23:33:21

【人】 木峰 海斗

 
 
   ん、ッ……
   何、もうガマンできねーの?

 
[ 何度か、重ねては、食んでを繰り返して。
  甘さの残る吐息を漏らして、
  ふふ、と悪戯っぽく笑えば、そんなことを言って。

  覗き込むように、首を傾げる。
  そのまま、すり、と甘えるように、
  抱きしめ返して、耳の裏に唇を寄せて。

  兄貴の目の前に、僅かにしっとりと汗に濡れた
  少し焼けた肌の上、いつか兄貴が痕を残した場所に
  一片、虫刺されにしては鮮やかな
が散ってた。**]
(60) 2021/12/02(Thu) 23:33:24
村の設定が変更されました。

【人】 木峰 夏生


[ 体重を、ゆっくりとシンクに腰掛けた
海斗の身体に預けていくと、甘い悪態が降ってきて。
伏せられた睫毛がふる、と震える。

下から押し付ける口付けは拒まれなかったから、
衝動的に噛みつきたくなる衝動をなんとか堪えて。
唇が食まれれば同じように食み返し、
何度も、優しく重ねて。 ]



  ……誘ってくれたのは海斗だろ?
 
 
(61) 2021/12/03(Fri) 9:41:34

【人】 木峰 夏生


[ 我慢するつもりなんてさらさらなかったけれど、
軽いキスにさえ吐息を甘く変える愛しい人を
己の腕の中に閉じ込めて、そのままおあずけ、なんて
仙人でもなきゃ、出来るわけない。

悪戯っ子の笑みにこちらもにやりと意地悪く返せば、
気まぐれな猫を思わせるしなやかな動きで
言葉とは裏腹、素直ぬ抱きしめ返してくれる。

耳の後ろに柔らかな唇の感触を感じて、ぞく、と
湧き上がる熱に体勢を変えようとした時、

───ふと目に入る、
>>60 ]
 
(62) 2021/12/03(Fri) 9:43:26

【人】 木峰 夏生


[ 自分でも驚くくらい、ぎくりと体が一瞬強張った。
虫刺されに似て非なる赤。

友達に揶揄われるからつけないでくれと言われた

所有者の証。

たとえば誰か他のやつと体を重ねていたのだとして、
海斗は俺に隠すつもりなら初めから
つけさせることなどない人間だと思う。

情け無いことにつきんと心臓が痛む。


静かに身体を起こして、いつもと変わらない笑みを
口元に貼り付けた。 ]
 
(63) 2021/12/03(Fri) 9:45:15

【人】 木峰 夏生



  ─── 風呂、入ってくるわ。


[ 何事もなかったように、するりと離れようとした。
けれど、頭と体が乖離して、
上手く言うことを聞かなくて。 ]



  ……海斗、  ここ、



[ 気づかないフリすればいいだけなのに。
結局俺は少し焼けたみずみずしい肌に咲いた赤を
そっと人差し指で撫でてしまうのだ。 ]
 
(64) 2021/12/03(Fri) 9:46:49

【人】 木峰 夏生



  ……─── 挑戦状?



[ くす、と微かな笑みを落としてゆっくり瞬きをした。
怒りでもない、悲しみでも、激しい嫉妬でもない。

何と表現すれば良いのかわからない、
強いて言えば困った顔で、海斗の瞳を覗き込んだ。 ]*
 
(65) 2021/12/03(Fri) 9:47:55

【人】 木峰 海斗

[ 誘ったと言われれば、さぁ?と
  惚けたように、ただ笑みだけ浮かべて返し、
  そのまま、重なった唇が与えてくる感触を
  大切そうに味わった。

  ふいに、抱きしめ返した身体が強張るのを感じた。

  不思議そうに、視線をあげれば、
  何かを見ている様子だけを知った。

  貼り付けられた笑み。
  それが、自然なものか、違うのか。

  ―― それくらいは、分かるつもり 
]    
(66) 2021/12/03(Fri) 17:12:23

【人】 木峰 海斗

 
 
   え、あぁ……わかった


[ ゆっくりと、
  この季節に触れ合うには熱い感触が離れていく。

  普段なら、もっと触れ合う時間は長ったはず。
  だけど、今は違って、
  ほんの少し胸の奥に違和感を憶えるが、
  ふいに、示された
モノ


  首筋を撫でる指の感触に、
  ぴくり、と肩を揺らしながら、
  "挑戦状"という言葉に、首を傾げた。]
 
 
   ……? 挑戦状って、何だよ?


[ 本当に、何も分からないというように、
  困った顔で覗き込まれて、
  よく似た困惑の色濃い瞳を、不安そうに揺らした。]
(67) 2021/12/03(Fri) 17:12:26

【人】 木峰 海斗

 
 
   はぁ、ちょっと待て


[ 真っすぐに見つめ返して、
  ふざけている様子もないのを、確認して、
  ポケットからスマホを取り出すと、インカメで
  兄貴が触った場所を移してみると、見知らぬ
が、
  見間違いというには、はっきり過ぎるほど、
  鮮やかに、一片だけ散っていた。

  どきり、とする。
 
  見覚えはないし、された記憶もない。
  それでも、気付いてしまえば、気まずい。]
(68) 2021/12/03(Fri) 17:12:28

【人】 木峰 海斗

  
 
   …………覚えは、ねーな


[ カチリと、
  スマホの画面から、その赤を見えなくする。

  その音が、妙に響いた気がして、
  鼓動が一つ、また早くなる。

  悪いことをした覚えはないのに、
  悪さをしたような気になる焦燥感に、
  困った様子で、瞳を揺らして、記憶を辿る。

  兄貴が、怒っている様子がなければ、
  ほんの少しほっとしたけれど。
]
 
 
   その、なんだ……
   とりあえず、風呂行ってこいよ


[ すぐに思い出せなくて。
  肩を押せば、そっとシンクの上から降りようと、
  身体を身じろいだ。**]
(69) 2021/12/03(Fri) 17:12:31
 




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