【秘】 2年生 松本志信 → 3年生 津崎 徹太>>-1278 [抵抗の言葉が、どのタイミングでか変わっていく。 絞り出した甘い声が先を促すから、つけるべきものは苦戦しながらも付けて しつこいくらいに柔らかくほぐしたそこに、自身を埋めていく。 全部はじめての経験で、熱と快感に自制がきかなくなりそうで それでも何とか、壊さないように包み込みように 自分より線の細い身体を、愛しくただただ抱いた。] つ、さ…、くん…ッ…! [涙がこぼれるなら何度でも指で優しく拭ったし 言葉があふれるなら何度でも甘い口付けを交わした。 繋がって、体温は溶けて交わりそうなのに 愛しさが溢れる度に切なくなる、そんな心地がして。 はじめてなのに一回じゃ済ませられなかったのは それだけ気持ちが溢れすぎたからって、許してほしい。 “初めて”のその日は、いつになっても忘れない。 離れていても、暫く会えなくなっても]** (-1355) 2022/09/19(Mon) 23:53:26 |
【人】 1年生 朝霞 純【翌月末、手紙参り】 [松本さんが手紙を書き終えたのは、皆よりも少しあと。 一緒にお焚き上げするのには間に合わなかったので、一枚だけ、別で持ってきた。 小泉さんの名前が読み上げられて、そうして文字を見るのが苦手な松本さんが、友人のために書いた手紙が火の中へと投じられる。>>-1346 薄く上がる火の粉、それよりも遥か高いところへ昇っていく煙。 死にたがった人は、大切な人と、今、精一杯に生きている。 自分の夢や未来を大切にしながら。 最期、小泉さんの最期に紙吹雪の魔法を使おうと提案してくれた、優しい人の友人宛の手紙が、薄い煙と共に天国へと運ばれていく。 小泉さんは見てくれるだろうか、今の状況を知ったら、きっと喜んでくれるだろう。 松本さんと小泉さんは周囲から頼られる人同士、何かと話してもいたようだったから。 そっと天国から、たまに見守っていてほしい。 大切な友人のことを、放っておけない人のことを。 これからを生きていく私たちのことを見守っていてほしい。] (430) 2022/09/19(Mon) 23:53:59 |
【人】 工藤美郷── 十数年後 とある夏の日 ── [ドアが開いた途端、忘れていた熱気がむわっと美郷を包み込んだ。一瞬にして全身から汗が噴き出す。改札を出れば、目の前を子供が駆け抜けていった。彼らは移動するとき、当然のように走る。 電車は予定通り到着した。ターミナルの時計は、純さんとの約束にはまだ時間があることを示していた。 アスファルトがゆらゆらと空気を歪めていた。熱せられた上昇気流に乗って、香ばしい香りが空へと昇っていく。美郷は紫外線に肌を焼かれる感覚を味わうと、ほんの少しの時間たりとも外で待つのを速攻で断念した。純さんに『駅前のパン屋7:364に居ます』とメッセージを送り、足を向けた。 相変わらず食べられるものは少なかったが、パン屋を見つければ店内に入るようにはなっていた。それは若い日に食べたあの味を求めてというよりは、小泉先輩へのお供え物を探す感覚だ。] (434) 2022/09/19(Mon) 23:55:26 |
【人】 工藤美郷[美郷はすっかり大人になった。食生活が変わって、代謝も落ちて、体格も幾分か丸くなった。小泉先輩の享年など、随分前に追い越した。 小泉先輩の時間は止まったままなのに、今の自分の方が人生経験も積んだはずなのに、いつまでも彼の方が年上のような気がした。 胸の内に思い起こす小泉先輩も、少しずつ変容しているからだろうか。] (435) 2022/09/19(Mon) 23:55:40 |
【人】 4年生 小泉義哉[ 記憶喪失だった時のことにも触れた手紙には、>>393 夢の中でも謝ってもらったのに律儀だなと思いながら。 彼女の心が少しでも楽になったのなら、 自分の生きた時間も無駄ではなかったのだなと思う。 この手紙で工藤もパンを作っているのを知ったときは、 すでにお供えが来ていただろうか。 いずれにせよ、美味いといただいていたのは 変わらないが。>>258 きっと朝霞と工藤は仲良くなったのだろうと、 文面からも分かるから、そのことも嬉しい。 天国から姿形を見守ることは難しく、 現世に還るときに見つけられたら、にはなりそうだが、 転生するまでは、ずっとこの場所から、 みんなの幸せを祈ることは続けようと思う] (436) 2022/09/19(Mon) 23:55:42 |
【人】 4年生 小泉義哉[ もしかしたら、 その他にも手紙は届いていたかもしれないが、 いずれにせよ―― みんな、ありがとうな。と心の中で呟きながら、 目を閉じて、届いた手紙を胸に抱える。 みんなと出会えて本当によかった。 次にもしまた会うことが叶うのなら、 みんなのことをもっと大切に思えるような 人間として出会い、 自分が死ぬことに決して満足しないような そんな人間でありたいと義哉は願う]** (438) 2022/09/19(Mon) 23:56:11 |
【人】 工藤美郷[ご飯時だからか、パン屋は繁盛しているようだった。窓越しに人影が見える。 ドアを開けようとした途端、中から子供が飛び出してきて、誰かの名前を呼びながら走っていった。友達がいるのだろう。] ………………。 [美郷は呆けたようにその子供を見送る。後ろの客から声をかけられて、やっと我に返って店内に入った。] (439) 2022/09/19(Mon) 23:56:19 |
【独】 1年生 朝霞 純/* お焚き上げギリギリセーフ。エンドらしいエンドは書けないが何やったか、日常どうなってるかは分かりそうだからよしとしよう。 (-1356) 2022/09/19(Mon) 23:57:01 |
【人】 工藤美郷[混雑していて、総菜系の甘くないパンはほとんど売り切れていた。しかし美郷の目的とするクリームパンはまだ売ってあった。 イートインコーナーに行く頃には、純さんも合流していただろうか。 美郷はパンを一口食むと、じっと考え込んだ。それから窓の外で遊ぶ子供たちに目をやった。 ちょうど隣の席を整えるためにやってきた店員に、] このパンはあなたが作ったのですか。 [確認すると、その通りだと言われた。少しだけ息子が手伝ったとも。 工藤は頷くと、] 遠い昔に、同じ味を食べた気がしました。 ……また来ます。 [そのように伝えて、再び窓の外に目を向けた。店員もまた同じ方向を見つめていた。 少年は太陽の光を受けて、力いっぱい遊んでいた。見ている間にも転んだ友達を励まし、あるいは喧嘩し、泣きながら仲直りをして、幼い感情を自由に放出しながら、空へ空へと成長していた。] (440) 2022/09/19(Mon) 23:57:25 |
【人】 工藤美郷[美郷は目を閉じて瞼の裏に小泉先輩を描く。小泉先輩は、美郷が見たことの無い、屈託のない笑顔を浮かべていた。 美郷は願った。彼の永遠の幸せを。] (441) 2022/09/19(Mon) 23:58:19 |
【独】 4年生 小泉義哉/* 工藤さんが会いに来てくれた! と歓喜しながらも 私は肩書きを直し忘れる痛恨のミスに頭を抱えています。 ご挨拶もしますね。 JITAと申します。 どの村でも同じIDで参加しています。 今回は村建て様は素敵な村を建ててくださりありがとうございました! 同村者様もたくさん絡んでいただきありがとうございました! 私は好きに動けて、やりたいことも全部できたと思うので、すごく楽しかったです。 私はしばらくリアルに集中する予定なので、次はいつ村に入るかは未定ですが、村に入りたいというフラストレーションが溜まったタイミングで、またひょっこり顔を出すかもしれません。 もし、再びお会いすることがあれば、仲良くしてくれると嬉しいです。 (-1362) 2022/09/19(Mon) 23:59:31 |
【独】 3年生 津崎 徹太/* ここで、みなさま、ありがとうございました。 途中、匿名メモの小人さんや、 それぞれ、進行についても沢山助力をいただき、 ものすごく助かりました。 本当にありがとうざいます。 そして、素敵なエンドも感謝です。 最後に残って、大変なった小泉さんあり (-1364) 2022/09/19(Mon) 23:59:50 |
【人】 2年生 松本志信[電話がかかってきたのは、あの夢みたいに晴れた遅い夏の日で。 綺麗な青空が広がる、風の穏やかな日だった。 突然かかってきたものだったから驚いたけど。 丁度、そろそろオムライスもマシなものが作れるようになってきてて 今度の電話でそんな話でもしようかな、って思ってたところだったから。 泣き虫な彼の報告に、柔らかく微笑んで] (442) 2022/09/19(Mon) 23:59:56 |
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] [34] [35] [36] [37] [38] [39] [40] [41] [42] [43] [44] [45] [46] [47] [48] [49] [50] [51] [52] [53] [54] [55] [56] [57] [58] [59] [60] [61] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新