人狼物語 三日月国


246 幾星霜のメモワール

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視点:


エミールは、何かをつぶやいた。
(a1) 2024/02/08(Thu) 21:26:02

エミールは、祝福にもたらされる幸せとやらが、やっぱり……理解できそうもない。
(a2) 2024/02/08(Thu) 21:27:21

【人】 寡黙 エミール

>>0 ディルク

「…………」

裏通りに消えていく人間を見つける天才かもしれない。
そんな事を考えながら、派手な見た目の貴方を見やり、ついつい裏通りを覗き込んだ。
別に、特別な興味があったわけではない。

ただ……祭りも終盤になってきた。
痣の光らない人間はもうそう多くない。
たったそれだけの共通点ではあれど、つい興味を向けてしまう理由になってもおかしくはないだろう。
(3) 2024/02/09(Fri) 0:24:55

【人】 寡黙 エミール

>>4 ディルク

第一印象は、軽薄そうな男。
それだけだった。

「……蟲使い」

蟲と獣の違いはあれど、他の者を使役する力。
その力自体は似通ったものだろうか。
ざわり、と。
向けられた目に対し、路地裏に潜む小動物たちが反応して威嚇する息遣いが耳に届く。

何かあれば盾にでもなるつもりだろうか。
一匹の猫が足元にすり寄って己を見上げていたから、大丈夫だと伝えて貴方に視線を戻した。

「……こんな路地裏に何用かと思ってな。
 まぁ……、祭りに紛れる気分でもないから付き合ってもいいが」

痣持ちは光に関わらず目立つ。
光っていれば祝福されるし、光ってなければ気の毒そうにされるし。
どっちにしろ、面倒なことこの上ない。
そこに居続けるよりかは、いくらかこの場のほうがマシに思えた。
(5) 2024/02/09(Fri) 1:28:52

【人】 寡黙 エミール

>>6 ディルク

何だ同じかと。
少しだけ呆気にとられて、きょとり。
最初の軽薄なイメージ同様、もっと明るく賑やかな事を好むのだと思っていたけれど、どうやら少し違う人物像を持っているようだ。

「……奇遇だな。
 俺も街の人達の視線が億劫に思っていたところだ」

とはいえ、食事や遊びとなれば街に戻らなければならないし、光らない痣がふたつも揃えば余計に視線を集めてしまうだろう。
それならば少し、喧騒を離れた静かな場所でのんびりするくらいがちょうど良いだろうかと思案する。

「……そもそも華やかな場所に戻るのは面倒だろう、お互い……。
 高台にでも昇って町並みでも眺めてみるか?」

デートに似合いの場所を提案するものの、ようするに。
人気のないところのほうがお互いマシだろうという意見だ。

「それか、いっそ楽しくしてるところを見せつけてみるか」

男としては、どちらでも構わない。
(7) 2024/02/09(Fri) 21:41:54

【人】 寡黙 エミール

>>+8 ファリエ

「……そうだな。
 祝福かどうかなんて、人によって感じ方も変わるんだろう」

だから、迷いも疑問もある不透明な今の状態では、自分の答えは出せないように思う。
全部終わった時、自分にとってどうだったか。
その答えはちゃんと出さねばならない。

「……わかった。
 ……アンタが待つって言うなら、ちゃんと考えてみることにする」

ふいに覗かれたその表情が、なんとなく少し幼気に見えて。
それが案外好ましく思えた事は、黙っておくことにした。
(9) 2024/02/10(Sat) 1:53:21

【人】 寡黙 エミール

>>8 ディルク

「まぁ少し………」

嘘はつかないが言葉は濁した。
明確にこう思ったとは言わない。だがまぁ、大体予想はつくはずだ。

「ふぅん……まぁ、よく見たら案外アンタ」

ひとつ、間をおいて。

「……笑わないんだな」

ぽつりと言う。
正確に言えば笑うことは出来るんだろうけれど、目が笑ってないようにみえるというか。
心から笑ってるように見えないと言うか、そんなところで。

「じゃあ行くか、高台」

男同士の逃避行と言った所。
ここからなら、街中をあまり通らないでも済む。
ずっと寄り添っていた猫に別れを告げ、二人で高台へと向かうだろう。
(10) 2024/02/10(Sat) 2:04:09

【人】 寡黙 エミール

>>11 ディルク

指摘したのはなんとなくだ。
別に、そこに興味が少しだけ湧いたという話し。
それもこの祭りに毒された気がしていて、気持ちが少なからず動くようになったことを自覚してバツが悪い思いだ。

さて、道中で飲み物くらいは買っただろうか。
適当な話しに適当に答えながら着いた頃、眼前に広がる町並み、広場が賑わう様子を見下ろして、より自分が置かれている立場がわかりやすく見える。

自分は最初からからこんな距離感で、賑わう祭を眺めていたらしい。

「……悪くない。
 普段はここに来ようなんて思わないしな……」

蟲使いはどうだか知らないが、自分は街中よりも、森で動物とともに居るほうが好ましい。
村から外に出ようと思わなかったのも、人との関わりを最低限にしていたからだ。
手に持った飲み物をぐいっと喉に流し込んで、隣に立つ男に流し目を送って小さく鼻を鳴らした。

「……アンタは、普段は何してるんだ。冒険者でも?」
(13) 2024/02/10(Sat) 20:28:49

【人】 寡黙 エミール

>>+19 ファリエ

「……あぁ、わかった」

忘れない、と頷く。
とってつけたような先生の顔は気になるが、子どもたちの前では笑ってないといけない。
それはわかるから、先生というのは難儀な職業だなと呟いた。

「泣きたいときは泣けば良い。
 ……”先生”してる時は無理でも、また……付き合う。」

別に今まで泣いていた訳では無いが、愚痴を言いたいときは言えばいいとそう思う。
だからそう告げたけれど……それが最後。
その後は他愛もない話をして、ぎこちない顔を少しほぐすようにして孤児院へと向かった。
待ちかねたように出てきた子供たちにもみくちゃにされながら、その日は祭りから離れてのんびりと過ごしただろう。
(15) 2024/02/11(Sun) 0:49:06

【人】 寡黙 エミール

>>14 エミール

「外の世界は暇つぶしになったか?
 行こうと思えば行けただろうが、あんまり楽しさとか必要ないと思ってたからな……」

適当に人と接する代わりに動物と接していたと言えば想像は容易いだろうか。
獣使いなだけあって、動物は好きで癒やされる。
動物は自分たちで生活もできるから、深入りし過ぎないで済む。
少し心配になるのは、魔物よけがなくなった後の老人くらい。

「だから俺は村で動物や年寄の相手しながら、月に数回ルフトまで買い出しに行かされる毎日だった。
 まぁ、ルフトまで来たら知り合いのガキどもに会いに孤児院に寄るのが気晴らしっちゃ気晴らしだったが……」
(18) 2024/02/11(Sun) 20:42:52