人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【人】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

「ぐぇへへ……んが……ふへ……」

本日の『先生』業務はお休みのようだ。
客が滅多に来ないモーテル受付、その奥の私室で
カンターミネは実に三日ぶりの惰眠を貪っている。

朝の内には起きる事もない。
ありえない事だが、仮に立場がはるか上の上司が
部屋を怒りのままにノックしてきたとしても、
これは起きてこないだろう。

主人がそんなザマなのだから、
モーテルの入口にかけられた『chiusoお休み中』のプレートは
今日一日は覆る事はない。

昼過ぎになってようやく目を覚ましたカンターミネは、
欠伸を三、四度した後でようやくモーテルを後にした。
(25) 2023/09/11(Mon) 23:46:23

【人】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

>>56 ニーノ

場所を違えたような……いや、逆にこの場所にお似合いの。
微笑ましい光景を眺める影がひとつ。
路地裏の奥から現れたのは、こちらも場所を違えたような
子供人気の高い(当人調べ)先生だ。
モーテルからの近道を通った結果の遭遇に首を傾げた。

「(子供……、じゃないな。どこで見たんだったか)」

自分の容姿も大概、一部を除いて
子供並でしかないのに浮かぶ考えをぐにぐに捏ねて、
どこかで多分盗撮カメラ越しに見た気がする姿をじっと観察している。
目元のクマは爆睡の結果幾らか薄まり、
へばりついた笑顔は常と変わらず。

ぱっと見は仔猫を警戒するような距離で、
路地裏からどう出ようか迷っている風にも見えるだろう。

#路地裏
(63) 2023/09/12(Tue) 18:39:31

【人】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

>>67 ニーノ

顔を上げ、喋り始めてもこちらは何を言うでもなく。
噛んだりしない、オレも……の辺りでようやく反応があった。

「ぷふっ!あぁいや失礼、ククッ、なるほど、
 いやいや、ふ……ふふ……か、噛まれる……ぐふっ……」

ばっちり聞かれたらしいその発言がどうもツボをついた。
しばらくの間ちょっと待て、と手の平を見せて震えている。
ややあってから大きな息を吐いて、にやけた面のまま。

「んんっ、失敬。猫も『オレ』も苦手じゃない。
 どこかで見た覚えのある顔だったからどこだったか
 思い出そうとしていただけでね……
 まさか噛まれる危機があったかもとは思ってもなかったが」

ここでもう一度吹き出し、小さくせき込む。

「こほん。まあ、たぶん街のどこかで見たんだろう。
 俺は良くあちこち歩きまわってるからな。
 それで、こんな場所にオレくんは何の御用かな?
 仔猫目当てならもう少し安全な場所がいいぞ。
 お昼寝なら尚更。全身盗まれてもおかしくない場所だ」

仰々しく手を広げ、首を傾げてみせた。
白衣が靡き、仔猫には少し怖いかもしれない。

#路地裏
(69) 2023/09/12(Tue) 20:28:21

【人】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

>>72 ニーノ

喉を鳴らして笑う。どうやらからかうと面白そうなタイプだ。
そう認識した事など、あなたも仔猫も知る由なし。

「男は狼というだろう?キミもベッドの上では存外
 噛みつく男というものかもしれんぞ、くくく……」

白衣の袖で口元をわざとらしく隠し、空いた片手で裾をぱたぱた。
タイトスカートとニーソックスに挟まれた白い肉が良く見えた。
そして名前を聞いた瞬間、ぱちんと指を弾いて――

「ああそれはそれはニーノくんここ育ちなら心配は要らないなそれに生憎俺に手を出す奴はそういないんだこの辺じゃ『先生』で通ってるもんでね目立つ見た目に評判もあれば余程じゃなきゃ手出ししたらあっという間におまわりさんのお世話になるって事想像がつくだろう?」

突然猛烈な早口でまくし立てる。

「ま忠言は素直に受け取っておこう思い出せた事だしなどこで見たかそれじゃ遠慮なく通らせて貰うとしようじゃあないか何せのんびり話してたら近道の意味がなくなってしまうからね!」

目の前を大股で歩きながら笑顔を仔猫とあなたに向けて、
路地裏を抜けていく……前に。

「ああ、名乗り忘れていた。カンターミネだ。
 子供達に評判でもきいてみてくれよ、おまわりさん?」

ウィンクと投げキッスを残して、手を振ると去っていった。
#路地裏
(77) 2023/09/12(Tue) 22:39:29

【人】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

>>ネロ

「さて、さて」

スラムを抜けて近道をした甲斐があるのか、ないのか。
とある場所にある、ちょっと怖いお兄さんの住処に到達した。
こんな所に寄ってるのを見られたら言い訳が面倒だな。
歴史の授業の資料って事にするか。

そんな事を考えながら、コンコココンコン、コンコン。
実にリズミカルに拷問部屋の扉をノックした。

「ネ〜〜ロくん。調子はいかがかな?聞くまでもないか。
 明日から忙しくなると思うからさあぁ、あ、これ勘な。
 とにかくそういう訳で今のお仕事まだ残ってるなら、
 ASAPでよろしく。それとも手ぇ貸した方がいいかい?」

この女、ただの勘で人の拷問を急かしに来たらしい。
もしくは暇潰しの類で。こういう事はままあるのだ。
尚、実際その勘が当たる確率は2割も行かない。

#拷問部屋
(110) 2023/09/13(Wed) 17:47:33

【人】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

>>126 ネロ

「お。さっすが仕事が出来るアソシエーテは違うねえ。
 え、賭け?あーパスパス、ああいうの向いてないから。
 っていうか俺、勝てる勝負以外したくないし。
 最低でも勝率5割確定してないとヤダねえぇ〜」

この発言には過去、ガイオに一度誘われて乗った際に
大負けも大負けした恨み節が籠っている気がしなくもないが。

「んじゃまあ、仕事入ったらお邪魔するかな。俺みたいな
 片手間と違って『本業』の腕前も見たいし、それに――」

扉の向こう、開けもしないのに光景が目に浮かぶ。
いつものふやけた笑顔に恍惚の色を混ぜた、狂い笑み。
自身の身体を抱いて震える、その様子。

「新しい自白剤の副作用調整したかったんだよねえぇ〜」

本来、情報を扱うのが主であるこの女。
それを得る為に覚えた悪い遊び。
結局の所、悪童が虫を千切り弄ぶが如く。
ただ、対象がどうでもいい人間になっただけ。
そうして欲しがるものは、『必要な部分』吐かせたい内容だけでなく。
副次的に生まれる、『本来不必要な部分』人間の限界の情報

「あぁ〜楽しみにしよう。活きの良いのが入るのを、ね」

ひひ、と笑い。ブーツが石畳を叩く気配が遠ざかっていった。
#拷問部屋
(134) 2023/09/13(Wed) 23:56:05