【人】 白瀬 秋緒[ 「絵音くん」に生きていてほしい、と願うのは、 残酷だと思った 己もそうであるからこそ、絵音が苦しみから解放されるなら、 そちらの方が良いのではないか、とすら思う ――だからあたしには、願えない ] (169) 2022/10/19(Wed) 14:11:12 |
【人】 白瀬 秋緒[ だからせめて、「絵音くん」のことを、 覚えておきたいと思った あたしの中だけでも、生きていてほしかった それに、絵音くんが願ってくれたこと それまでなかったことにするのは、嫌だった 己が揺れたことも、幸せを願ってくれたことも、 ]全部、なかったことになるのは、嫌だ 身勝手だと憤ったことも、全部なくなる、のは あんなこと言っておいて忘れさせるのが、 何より身勝手だよ、馬鹿が (170) 2022/10/19(Wed) 14:13:34 |
【人】 白瀬 秋緒[ ……だけどあたしまで居なくなってしまったら、 絵音くんのこと誰も覚えていられなくなる 絵音はそれを望んでいるかもしれないけれど、 交わらない願いならば、正面からぶつけるしかない だからあたしは、この“お願い”に自分の生を賭けた 今更絵音くんとの駆け引きで、テーブルの上に置けるものなんて、これしか思い浮かばなかった 否……賭けたのは、絵音の「生きていてほしい」という祈りの方かもしれない だとしたら、己は更に狡い奴だ ] (171) 2022/10/19(Wed) 14:14:14 |
【人】 白瀬 秋緒[ でも絵音くんの祈りがあるなら、 生きてやってもいいって 生きられるかもしれないと 思ったのは本当だよ それでも良いと、思ったからこそ、 あたしはそれを賭けのテーブルに乗せている ] (172) 2022/10/19(Wed) 14:14:52 |
【人】 白瀬 秋緒[ 優しい祈りと、 殺させてやるかという意地 それがあれば、 あたしは簡単に生を捨てないんじゃないか、って それは“ ]希望 ”って、言えるのかなあ (173) 2022/10/19(Wed) 14:16:11 |
【人】 白瀬 秋緒[ あの夜から三日目、朝 昨日と同じく、当番でもないのに早く登校して 秋月先輩を探していた もし秋月が居ないのなら ** ]それは己の知る「秋月壮真」として ひどい違和感のあること 妙な焦燥は、抑えきれない (177) 2022/10/19(Wed) 14:18:52 |
【人】 白瀬 秋緒え? [ ぽん、と出た言葉に、少々面食らってしまって、間抜けな声を出す>>53 唐突に話題を出したのは己なのだが、間を置かずに返ってくるには予想外の言葉だった 間。 ] ……………………なるほど [ 沈黙の後、もう少し説明を加えられた言葉の意味 説明になってない、と小鳥遊が思っているのとは裏腹に、 神妙な顔をして黙った 不穏という発想が……まるでなかったのである だってあれは己にとって、どちらかというと“かみさま”じみたものであった故 恐らくその思考こそ、危ういものだ そういう見方や考え方もあるのだな……と、妙に感じ入ってしまっていた ] (179) 2022/10/19(Wed) 14:30:06 |
【人】 白瀬 秋緒え? ……え? [ 己が黙っていると、何故か焦ったように、小鳥遊から問いが来る その言い回しに引っ掛かってしまって、首を傾げた まるで、己の願いを、聞いた事があるように聞こえたから ] …………………………あー…… ……もしかして、聞いてました? [ 過ぎったのは、絵音や大木と話した時のこと ……あの場にいた全員が己の願いを聞いている可能性を、いい加減学習するべきなのかもしれない まああの願いは、半分フリのようなものだけれど ] (180) 2022/10/19(Wed) 14:31:11 |
【人】 白瀬 秋緒[ おしるこ缶に口をつける 生まれる間 暫く黙ってから、口を開いた ] …………決まって……ました でも今は……悩んで、ます [ ……己の生だけならば あの人に渡してあげても良いとは思い始めていたのだけれど まだ躊躇する理由がある あとは大木と話して思うのは、 仮に生きることになるのなら、何を願えば良いかといういうこと 一人で悩むのは、随分と難しい、から 素直に今の己の状態を、吐いた* ] (181) 2022/10/19(Wed) 14:31:33 |
【人】 白瀬 秋緒大木先輩………………………… [ ドン引きの目で下から見上げた それでも大木は去っていこうとしたか ] ……ちょっと、いーっすか [ その背中を、呼び止めて、 ] (188) 2022/10/19(Wed) 15:07:45 |
【人】 白瀬 秋緒 あたしやっぱ、大木先輩のこと嫌いっすわ [ やっぱ、とは言ったが、明確に口に出したのは初めてだ 浮かぶのは意地の悪い笑み けれど……それが全て憎しみからではないことは、伝わるだろうか ] (189) 2022/10/19(Wed) 15:08:54 |
【人】 白瀬 秋緒[ 嫌い……には違いないが、話さないままで良かったとは、 実態を知らないままで良かったとは、絶対に思わない 嫌いと口に出したのも、ある程度心を許したからだとは絶対口には出さないが “犬猿の仲”になれるかはさておき、 もしかしたらあるかもしれない未来をひとつ、垣間見た氣がした いやー、でも喧嘩したいかと言われたら……やっぱり、嫌かもしれない 面倒くせーという意味で とはいえまた話す未来があるのなら ……やはり喧嘩になるのだろうなあと、思う ** ] (190) 2022/10/19(Wed) 15:11:39 |
白瀬 秋緒は、メモを貼った。 (a27) 2022/10/19(Wed) 15:17:52 |
【人】 白瀬 秋緒いえ……別に、大丈夫なんで [ 気まずそうに謝る相手に、特に表情を変えずに応える>>214 名前も知らなかった相手に知られていたことが少々驚いただけで、 己が口に出したのだから、聞いていること自体は特に問題はない ……あれは、たぶん半分は、誰かに聞いてほしくて声にしたのだから ] …………………なるほど [ 返されたただの相槌と、続けられた標語みたいな言葉>>215 ……使わないという発想が、そもそもなかったな……と もう一度同じ言葉を言ってしまった 何気ないような、軽い口調、に己は聞こえた 悩んでいる、の言葉 だけど、それを安易に聞く気にはなれない ] (314) 2022/10/20(Thu) 0:04:50 |