人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

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視点:


【人】 法の下に イレネオ

>>5 アリーチェ

この男は変わらない。方が施行された当日でさえ。
だからこそ二つの場違いを場違いだとも思いもしなかったし、単なるそういう日・・・・・として受け取った。

明らかに大荷物の二人。
片方はいつも通り菓子だろうか。もう片方は……あ、電気鍋を出すのが見えた。何故?

「何か持ってこられたんですか。」

ひとまず。
しおらしくしている先輩に声をかけてみよう。中身の入っていない鍋より、実際作ってきた菓子の方が重大事だろうから。

#警察署
(10) 2023/09/14(Thu) 22:27:09

【人】 法の下に イレネオ

>>16 アリーチェ

「何故。」

しょんぼりと口数を増やす貴方と対照的、これは一言言いきってしまう。その態度には、もしかしたら厳しさが見えたかもしれない。
言葉と共に伸ばす手は大きい。ただし、下から伸ばされたから、万一にも殴られるかと怯える必要はなかっただろう。緩慢な速度だ。

「怒りませんよ。」

視線は下に。とはいえ、背の低い貴方からは表情も容易に伺えるはず。言葉通り、怒っているふうではなかった。
貴方の方に合わせないのは呆れているからだではないらしい。だが、怯えさせまいとしているわけでもないのもわかるだろう。次の言葉で。

「甘いものは好きです。」
大きいのがいいな。
どれだと思いますか。」

物色の視線だ。
なんとも気遣いがない、行儀も悪い。

#警察署
(31) 2023/09/15(Fri) 13:19:57

【人】 法の下に イレネオ

>>35 テオドロ

「下すんですか。俺に?」

まさか、と言いたげな。
何よりもまずここは寓話の世界ではないし。
加えて言えば貴方たちは神や天使ではなくて、
何より自分は悪人ではないのだから。

冗談でしょう、と瞳は笑っていた。

それから、貴方にさらわれていく二つ目に気がついて。
あー、それも大きそうだったな。そういう顔をする。

「お互い様じゃないですか。」

大きいひとつを選ぼうとして先を越されるのと、拘らないからふたつ目を手に入れられるのと。
そういう寓話もありそうだ。

#警察署
(40) 2023/09/15(Fri) 19:15:02

【人】 法の下に イレネオ

>>44 テオドロ
>>47 アリーチェ

ぴんと伸びた背筋の一人と、冴えない雰囲気の大柄の一人。
知らぬ人が見れば年齢の多寡は逆に見るかもしれない。実際は男は今この中で一番年下で、その癖一番図々しい。
そして、身内・・に対しては素直でもあった。大きめのひとつを指さされればそれを素直に手に取ったろう。華奢な女性の手の下では大きく見えたのに、一回りも二回りも大きい自分の手の中では小さく見えるらしく、何度か容れ物の中に残ったものと見比べている。

「そうですね。」
「正直者が得をする世の中になってほしいものです。」

それは善良な一般市民に向けた言葉なのだが、この状況では「
素直にたくさん食べたいと言っている自分に大きいものを譲れ
」と言っているように聞こえたかもしれない。そう受け取られれば心外だという顔をするだろうけれど。

「食べ切れそうですか。」

聞きつつ、ようやく大口を開けて自分もかぶりついた。

#警察署
(49) 2023/09/16(Sat) 0:50:40
イレネオは、アリーチェに、「美味いですね、これ。」
(a9) 2023/09/16(Sat) 0:51:05

【人】 法の下に イレネオ

>>17 ペネロペ

うん、と頷いて。
その首肯は普段の動作より大きかったかもしれない。薄闇でも、上背にいくらか差があっても、わかるように。

「そうだな。」
「夜道には気をつけた方がいい。それから、風邪にも。」

最初から最後まで、これは一般的な気遣い。
貴方の本質を知っていればかけないような言葉。
そのままに連れ立って、明るい大通りまでを行くのだろう。
次会うのは店でか、それともまた往来で偶然か。
何れにせよ、それはやっぱり、普通の出会いになるはずなのだ。

#共同墓地
(55) 2023/09/16(Sat) 14:28:07
イレネオは、ダヴィード手を振って、「そうだな、また。」 #商店街 >>6
(a12) 2023/09/16(Sat) 14:39:39

【人】 法の下に イレネオ

>>52 アリーチェ

心外である。
と、いう顔をするのはいくらかの後のことだったろう。何分これは頭が固くて、自分の言葉が自分の考え以外の受け取り方をされるなんて思っていなくて、だから貴方の言葉の意図が分からなくて。
もう一度反芻して、もう一度考えて。それからようやく。

「俺、犬か何かと思われていますか。」

心外だ。
表情で語って、不服そうに言う。言いながら、フィリングがついてしまった指を舐める様はそれこそ動物のようではある。
その合間にも隣の先輩の方を見て、ふんと鼻を鳴らした。

「しませんよ。怒らせたくありませんから。」

これは可愛い後輩とは言い難い態度や図体をしているけれど、本人なりに貴方たちを慕っている。
そうして本人なりに、まあ、怒られれば決まりが悪くはあるのだ。

「いいんですか。いいなら、貰いますが。」

慕っているからと言って、遠慮をするわけではないのだが。

#警察署
(56) 2023/09/16(Sat) 15:11:42

【人】 法の下に イレネオ

「その犬ならいいですね。」

事も無げに言ってのける。

正義のこちら側だと主張が出来るし。」

その点で好印象のようだ。
今朝の法案のこともありますし、という言葉は、菓子をくれた当人がしょんぼりしていたなら飲み込まれたかもしれないし、言い切ってから気づいたかもしれない。

それからいつも少食な貴方の方へ目をやれば、一応は一枚を食べきったであろうことを確認して。

「まあ。」
「食べた方なんじゃないですか。」
「昼も逃がしませんからね。」

#警察署 #警察署
(62) 2023/09/16(Sat) 18:58:30
イレネオは、それが、嫌いではなかった。
(a23) 2023/09/17(Sun) 13:28:31

【人】 法の下に イレネオ

ちょうど昼時。

男は赤茶の紙袋を抱えてぼさっと立っていた。そうしてちらちらと、顔を傾けて袋の中身に繰り返し目をやっていた。
入っているのはカスクートである。ここらでは評判のいいパン屋のもので、昼食用にと買ったものだ。
朝方の発言の有言実行。自分の分と少食な先輩の分。一応半分に切ってもらってきたから、彼が半分だけでいいと言い張ったら、自分で食べてしまうつもりだった。

が。

「……買いすぎたな。」

買いすぎたのである。
昼時のこと。パンは運良く焼きたてで、季節柄新商品なんかも出ていて。時々買いに行くからには顔も覚えられていて、おすすめなんかもされてしまって。
そうして温かく接してくれるのが快くて、じゃあそれも貰います、なんて。
言っていたらいつの間にか5種類のカスクートを手に入れていた。
パン屋側もよく売ったものだと思う。

さてどうしようか、と首を捻った。繰り返すが昼時、そこそこの人が昼食のために出払っている。
残っているメンツは忙しそうで、声をかけるにも気が引けた。
誰か、食べてくれたらいいのだけれど。隅の方に寄って、肩身狭そうでいる。

#警察署
(75) 2023/09/17(Sun) 16:12:05

【人】 法の下に イレネオ

>>76 エルヴィーノ
>>77 テオドロ
>>78 ニコロ

「あ。」

初めの目当ての先輩が来て、説明しようと口を開ける。

「お疲れ様です。」

ところに、また新しい先輩が来て、タイミングを掴み損ねる。

「えっと。」

どこから話そうか、と整理しかけたところまた一人。
先輩三人に囲まれたところでこの体躯が動揺することはない。
ないけれど、さすがに立て続けに来られると参った。嬉しい悲鳴と言うやつだ。

「……。」
「食べますか。」

結局。
説明を全てすっ飛ばして、結論だけを口にした。
一緒に袋の口をそちらに向ければ、よりパンの美味しそうな匂いが濃くなったはず。

#警察署
(79) 2023/09/17(Sun) 17:22:47

【人】 法の下に イレネオ

三人の先輩方よりは遠巻きに見ているだろう後輩たちにも、男は目をやって。
目だけではなく袋の中身が見えるように向けて、無言のまま問いかけた。食べるか。
もちろん腹いっぱいだとか、忙しいのなら、無理にとは言わないけれど。

「助かります。」

みんなで食べようという案が出れば、ようやくほっとしたように肩肘を張るのを辞めた。
そして袋の中を指さして味の説明をしていく。内訳は定番のハムチーズにペッパーマヨソースがかけられたもの、えびとアボガドとサーモン、トマトとレタスと卵のもの。それと新発売のチキンとマッシュルームのホワイトソースに、クリームチーズとハニーマスタードの商品だとか。全部半分に切って、ふたつずつ。

各々手を入れて持って行っても構わないし、こちらが配っても構わない。いい感じになればそれで。

#警察署
(84) 2023/09/17(Sun) 17:59:13

【人】 法の下に イレネオ

配ったり、勝手に持って行ってもらったり。
腹にものを入れて置いてほしかった先輩。
外回りで腹が減っているだろう先輩。
書類仕事で糖類が必要であろう先輩。
弁当と一緒に食べてくれるらしい後輩と、
働き者の後輩もひとつ選んで行った。
そうやってだんだんかさが減っていく。いい具合の頃に自分の分も確保したんだろう。
答えた店名は貴方 >>85 も知るものだった。彼女が言っていたものとは同じかどうか。

きっと誰かが言った通り、 >>88 存外楽しい昼食になったはず。
何もかも動き出す直前の、最後の穏やかさかもしれなかった。

#警察署
(95) 2023/09/17(Sun) 20:53:35