人狼物語 三日月国


226 【身内】紅葉の森の三月うさぎ

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グルメライター ヤワタが参加しました。

【人】 グルメライター ヤワタ


 おかげで彼女との初めての夏が仕事で全部潰れましたよ……。
 約束通り、暫く休業しますんで!
 次の原稿は締め切りまでには。


[何時もより高い取材費に釣られてOKしてみれば、
海外のコーヒー園の取材案件だった。

プロポーズをした彼女との初めての夏を楽しみにしていたのに、
水着でプールにも浴衣で花火大会にも行けず、
それどころかデートすらも出来ず、
通話も数える程しか出来なかった夏は、
帰国した時にはもう過ぎていた。

確かに実入りは良かったけれど、恋人成分が全く足りない。
暫く休むと宣言して、契約先の出版社を後にした。

明日は久しぶりのデートの日だ。**]
(2) 2023/10/05(Thu) 23:58:16

【人】 グルメライター ヤワタ

[帰国した時に、「ただいま」とメッセージは送ったけれども。
そして明日になれば直接会えるのだけれども。]


 …………。


[数週間留守にしていて籠った臭いのする部屋に風を通して、
掃除をして、洗濯物を回して。

――逢いたい。]


 はぁ……逢いたい。


[口に出た。]
(6) 2023/10/06(Fri) 19:51:29

【人】 グルメライター ヤワタ

[けれど、このままもし店に行ったとしたら、
「おやすみ」と違う家に帰れる自信がない。

真白だって旅行の準備があるだろうから
自分の家に連れて帰る身勝手は犯せない。]


 ……逢いたい。


[理性はもう馬鹿になっているのかもしれない。

冷蔵庫の中身が空だから夕飯作れないし、
お店のみんなにもお土産渡したいし、と
言い訳を口にして家を出た。

こんな時、近所に住んでいて良かったと思う。
車で行く場所だったら、早く逢いたいがあまり焦って
事故を起こしかねないから。]
(7) 2023/10/06(Fri) 19:52:02

【人】 グルメライター ヤワタ

――Madam March Hare――

 やあ、空いてる?


[いつもの台詞も数週間開くとスムーズに言えていない
気がする。]


 マシロちゃんから聞いてたと思うけど、
 ちょっと仕事で日本を離れてて。
 日焼けしてるから恥ずかしいな……

 あ、これ、お土産ね。
 まだ発売前の雑誌の記事に関するものは買えないから、
 ベッタベタなマカダミアナッツチョコだけど。


[コーヒー園のお土産は自宅の方にはあるけれど、
発売まではどこの国のどの場所を取材したかは
たとえ海外であっても言わないようにしている。
それがフリーのグルメライターとしての神田夜綿だ。]
(8) 2023/10/06(Fri) 19:52:54

【人】 グルメライター ヤワタ

[チョコレートは店長に渡して、カウンターに座る。
真白はどんな顔をするだろう?
出来れば他の人の視線がある場所では
あまり可愛く反応しないでほしいのだけれど。

なんて、自分の方も好意駄々洩れの表情をしていることは
棚に上げる。*]
(9) 2023/10/06(Fri) 19:53:48

【人】 グルメライター ヤワタ

[ダメだったかぁ、なんて。>>12

長い耳を揺らして跳ねる白うさぎさんの嬉しそうな表情、
見られたらそれはそれで最高に嬉しいのだった。

薄桃に染まる頬に手を出して、
先に触れてしまいたくなるのを堪えて水で冷やす。
すぐに温くなってしまうのではないかと思うくらい、
好きな子を前にして体温が熱い。]
(14) 2023/10/06(Fri) 21:01:16

【人】 グルメライター ヤワタ



 ただいま、ありがとマシロちゃん。

 ふふ、今日も元気そうで何よりだよ。
 うん、コーヒーと……そうだな、ホットサンドお願い。
 中身はきのこ系で。
 向こうではマッシュルーム位しか見当たらなくて。


[店内にはまだ客もいるけれど、愛しい恋人はまだ「専属」から
戻りきれていないように見える。
「ヤワタ」なら、苗字でもあり得そうだし、
知らない客に訝しがられることもないだろうけれど。

勿論、事情を知っているうさぎ達には
見て見ぬふりをして貰おうと甘えている。]
(15) 2023/10/06(Fri) 21:01:29

【人】 グルメライター ヤワタ

[驚いて少しぎこちなかった動きも、
料理に取り掛かればあっという間にスムーズになることを
自分は知っている。

黒板に並ぶ文字列が秋の旬に変わっていることに
少し寂しさを感じながら、出来上がるのを待つ。

夏を食べ逃した可哀想な常連客の為に、
夏物の名残はまだあるだろうか。

デザートは梨かマクワウリか。
今は資金に余裕があるから、シャインマスカットも良い。]
(16) 2023/10/06(Fri) 21:02:24

【人】 グルメライター ヤワタ



 僕が来てなかった間、お店に何かニュースはあった?
 新しい子が入ったとか、パーティがあったとか。


[店員が増えたなら常連として挨拶をしておきたい。
そしてその店員が男性なら、真白を狙わないように
「挨拶」をしておきたい。*]
(17) 2023/10/06(Fri) 21:02:39

【人】 グルメライター ヤワタ


 そうそう、きのこの美味しい季節になったからね。
 しめじもえのきもなかったんだよね。
 僕がいたところだけかもしれないけど。

 基本的に食事は取材先で取るんだけど、
 味付けも結構独特というか……
 「ここ」が恋しくて仕方がなかったよ。


[ケラケラと笑うグルメライターは、海外の案件を受けるのは
これが数度目で、個人的に旅をしたことはない。
仕事に関係する部分に関してはきちんと下調べをするけれど、
そうでなければ調べていないので、高級スーパーに行けば
エリンギやポルチーニには巡り合ったかもしれないが、
終ぞその機会のないまま帰国している。

目を細めて真白の手つきを見守る。
久々に見る料理人・大咲真白は食材を決して荒く扱わない。
メディアに取り上げられる料理人の中には
派手なパフォーマンスで観客の歓心を買う人もいるが、
「魅せる」ことを意識していない丁寧な仕草に自分は惹かれる。

女の子として恋をする前から、料理人として惚れていたのだと思う。
彼女は常に客の笑顔の為に食材をどう組み合わせてどう調理するか
常に誠実に向き合っている。]
(23) 2023/10/06(Fri) 23:58:40

【人】 グルメライター ヤワタ

[常連客が巣穴に顔を出さなかったのは一月ともう数週間。
誰かが辞めたという悲しいニュースはなかったようでホッとする。
新しいうさぎもいないようだ。]


 僕のいないところできょうだい喧嘩してないなら良かった。


[狼さんがとっても嫉妬深いことを、君はよぅく知っているでしょう?]


 パーティはやっぱりあったか〜。
 夏だもんね、そこの公園でも祭りがあったって
 チラシがポストに入ってたし稼ぐチャンスだったでしょう。


[新規客も増えたと聞けば思わず店内を見回す。
そういえば、自分が頻繁に来ていた時には見かけなかった人も
ちらほら見える。]
(24) 2023/10/06(Fri) 23:59:01

【人】 グルメライター ヤワタ


 パーティ仕様のマシロちゃん見たかったな。
 絶対可愛かったんだろうなぁ〜。

 浴衣接客とかした?
 ほら、ハロウィンの時にはフェイスペイントしたりするでしょ
 ここの人達も。


[此方が視線を向けたからか、カウンターの少し離れた席に座る
男性客が様子を伺っている気配がある。
真白狙いなら諦めて貰おう。

自分は彼女のおめかしを想像して可愛いと言っても
セクハラにならない立場だし、
この店には少なくとも1年以上通っているのだと
知らしめるような言葉を。]
(25) 2023/10/06(Fri) 23:59:50

【人】 グルメライター ヤワタ


 写真撮ってたら帰りに見せてね。


[一緒に帰るのだとわかれば、ワンチャン狙うこともないだろう。
にこにこと一見無害そうな笑顔でコーヒーに口をつけて、
噛み締めるように目を閉じた。
仕事中何杯もコーヒーを飲んだが、どれも真白の淹れた
ブレンドではないから、美味しいだけに余計恋しかった。

因みに「遠距離恋愛中」は写真や動画などのファイルは
通信費節約の為控えていたので、もし真白がおめかしの写真を
撮っていたとしたら、神田にとっては初めて見ることになる。]
(26) 2023/10/07(Sat) 0:00:07

【人】 グルメライター ヤワタ


[コーヒーの味わいを楽しんでいる鼻腔に
香ばしいパンの焼ける匂いが届いて目を開ける。

うわ、と思わず呟いた。]


 あ〜〜〜〜夢が詰まってるこの膨らみ……
 めちゃくちゃ良い匂いだし、ホットサンドに生のプチトマトって
 いうのがまたアクセントで良いよね。

 いただきます!

 ってケーキも?!


[元々デザートは何か頼む心算だったけれど。
「私から」と用意を告げられたのは、まさに自分が
食べたかった梨とシャインマスカット。

あまりの偶然に笑ってしまう。]
(27) 2023/10/07(Sat) 0:00:26

【人】 グルメライター ヤワタ


 すごい、久々にマシロちゃんのエスパー発揮だね。
 ちょうど食べたいなって思ってたんだ、
 梨「か」シャインマスカットを。
 まさか両方味わえるなんてね!


[タルトも真白の手作りだろうか。
店内に、タルト類の仕込みをよく担当している店員の姿はない。]
(28) 2023/10/07(Sat) 0:00:43

【人】 グルメライター ヤワタ

[ホットサンドの切り口からはとろりとチーズが溶けだしている。
まずはその美しい光景を写真に収めて。
チーズを表面に塗るようにフォークに刺したパンで皿を撫でる。

噛むと「サクッ」と良い音がして、
きのこの旨味がじゅわぁと広がる。

熱い熱いと言いながらも咀嚼して、淡泊な味ながらしっとりとした
蒸し鶏の触感や、ハムの塩分、肉汁を吸った野菜の柔らかさを
堪能する。
プチトマトは軽く潰してトマトソースのようにして
残った一切れの味変を楽しんだ。]


 っはぁ……これだよこれこれ〜〜〜
 胃がやっと思い出した感じがするぅ……。
 きのこと鶏肉って相性抜群だよねぇ……そこに
 ハムとチーズでこってりを出して、味がぼやけないように
 してあるの本当天才……。

 1か月以上ぶりだからね、僕の細胞をまた
 マシロちゃんに作ってもらわなきゃ。


[またコーヒーを一口。
温かい溜息を吐いて、デザートの到着を待った。**]
(29) 2023/10/07(Sat) 0:02:19

【人】 グルメライター ヤワタ


 僕は甘いのも辛いのも酸っぱいのもそれなりに好きなんだけど、
 極端な味付けのところは流石にしんどいなって。
 グルメライター的にはもう少し鍛えたいところだけど。


[白うさぎさんの彼氏としては、彼女の料理に特化した
食べ手でありたいと思う気持ちもあったりして。]


 暫くは海外案件は良いかな〜。
 特に今回みたく長期のはね。


[幸い胃は丈夫だから、仕事に支障を来すような体調には
ならなかったけれど。
精神的には割と参ってしまいそうだったので、
次は受けても短期、と決めている。]
(36) 2023/10/07(Sat) 20:55:10

【人】 グルメライター ヤワタ

[きょうだい喧嘩の夜は、おなかをすかせた狼さんによって
可哀想な白うさぎさんは水玉模様になってしまったのだ。

別にお仕置きじゃなくても水玉も可愛いと思うけれど、
本気で泣かせるのは嫌なので、普段は狼も牙を仕舞っています。

此方を見ている男性客が動くまではね。]


 えー!見たい見たい!
 着せて貰ったってことは、誰か着付できるんだ?
 チエちゃん……は流石に困るから、
 店長とか?


[ゲイザーが出来るとは微塵も思っていない。
沙弥ならもしかして、とは思う。]


 見るの楽しみにしとこ。
 何色かな〜白とか淡いピンクのレース浴衣とか似合いそう。
 グレージュの兵児帯とか締めて。


[もし違ったのなら、来年新調すれば良い。
「初めての夏」の為ならば、喜んで出資する。]
(37) 2023/10/07(Sat) 20:55:29

【人】 グルメライター ヤワタ



 だってさ〜1か月以上ぶりだよ?
 もっと味わって食べたいのに、もうなくなっちゃった……。
 デザートもあるから追加注文はしない、しないけどっ。


[心底悔しがって拳を握る。
褒める為の語彙は職務上培われたものではあるけれど、
それを駆使してもなお、真白や他のうさぎ達の料理の美味しさを
表現し切れていないとは常々感じている。

タルトも出てくる前から想像がつく。
白いクリームの上に並ぶ爽やかな色合いのフルーツ。
大粒のシャインマスカットが店頭から消えてしまう前に
帰って来れて良かったなと思う。

大好物の桃は食べる前に旬が過ぎてしまったので
来年またリベンジしよう。]


 店長ありがと〜


[奥に向かって声を掛けた。
基本的に旬のものを中心に構成される中、
終わりかけで値も張る果物を入れてくれたのは
自分の帰国の報があったからかな、なんて
常連客の自惚れを発動させる。]
(38) 2023/10/07(Sat) 20:56:01

【人】 グルメライター ヤワタ


[くすくすと笑う真白がとても綺麗で
砂糖を入れていない筈のコーヒーが甘く感じた。]


 任せて。稼いできたから。


[――ああもう、甘いタルトを食べる前に、
もう少し口の中を落ち着かせないと!]
(39) 2023/10/07(Sat) 20:56:21
グルメライター ヤワタは、メモを貼った。
(a1) 2023/10/08(Sun) 18:36:58

【人】 グルメライター ヤワタ


 美味しく食べられるものが増えたとしても、
 「一番」は変わらないよ。
 いつだって「ここ」に戻って来る。


[少し冷めたコーヒーを飲む。
その味は、初めて飲んだ時よりも進化して更に美味しくなっている。

真白は「寂しい」という言葉を衒いなく出せるようになった。
その言葉を母親に言えなかった長い間を経て、甘える相手を見つけ
「寂しさを伝えたらそれを埋めようとする人がいる」と
信じてくれているのだと思う。]
(44) 2023/10/09(Mon) 22:35:20

【人】 グルメライター ヤワタ



 うん、女の子の服装の好みを「好きそう」って
 言われるとちょっと恥ずかしいけどね、好きだよ。
 下駄よりも草履が好きだから足袋もレースのが似合うだろうなって。


[誰の手での装いかは後のお楽しみらしい。
白うさぎは焦らすのが上手い。

まずは料理を味わってからというのは承知している。]


 ああそうそう、松茸ね、今なら奮発できるぞう、なんて。
 松きのこっていうのもあるでしょ。
 松茸に風味が似てるけど松茸じゃなくて椎茸の仲間ってやつ。
 あれをシンプルにバターでソテーしたのも好き。


[きのこなら何でも好きだし、秋の味覚は大抵大好きだ。
炊き込みご飯をリクエストしておいたら、次に来店する時には
ありつけるだろうか。

普段はその場で調理を待つのだけれど、炊き込みご飯はどうしても
時間がかかってしまうものなので。]
(45) 2023/10/09(Mon) 22:36:58

【人】 グルメライター ヤワタ

[ホットサンドを食べ終えて、タルトが出てくる。
そのものが光っている訳でもないのに、眩しい気がして目を細めた。
淡い色合いのフルーツに、鮮やかな赤が目立つ。

そしてチョコレートのうさぎの絵はかわいらしく、
崩すのが勿体ないような、一匹だけ皿に残して返すのは可哀想なような。

写真を撮って、「いただきます」と再度手を合わせる。
チョコレートだけではなく、梨とマスカットのうさぎもいるとは。]


 可愛い。
 梨は果肉がしっかりしてるから立てやすいもんね、
 よく考えられてるなぁ……

 ん、すっご、めっちゃ汁出る〜〜〜〜
 あーマスカットの食感とまた違って……
 クリームの上のテラテラのはナパージュじゃなくて
 ゼリーなんだね?わ。すごいさっぱりする。


[結論から言うと]


 美味しかった!ごちそうさま!
(46) 2023/10/09(Mon) 22:37:36

【人】 グルメライター ヤワタ



[そしてごちそうさまをしても席を立たない男が
真白の退勤を待つことを許されているのだというのを見せつけると、
男性客は先に会計に向かった。

真白は渡せないが、料理は平等に美味しいので
「客」まで辞めませんようにと願う。]
(47) 2023/10/09(Mon) 22:37:43
グルメライター ヤワタは、メモを貼った。
(a2) 2023/10/09(Mon) 22:41:43

【人】 グルメライター ヤワタ

[味覚が鈍るから煙草は吸わない主義だけれど、
こうして外で彼女を待っている時は、
逸る気持ちを静める為の、気を散らせるアイテムが
あれば良いのになと思わなくもない。

連続ログインが途切れたスマホゲームを
雑にやりながら待つ間、手汗が滲む。
もうすっかり外は涼しいのに。

早く真白をこの手の中に収めたい。*]
(48) 2023/10/09(Mon) 22:45:40

【人】 グルメライター ヤワタ

[約束を破らない男だと宣言した。
だから、真白が「約束」と口にする度に、
信用されていると感じる。

出発前にも約束をした。
帰ったらしっかり二人の時間を過ごそうと。

まずは明日からの紅葉狩りの旅だが、
紅葉を楽しんで帰って来る頃には店頭に新しい洋服も
並ぶことだろうし、新しい季節――
二人の誕生日が来る季節に向けて、互いに着せ替え人形になる
デートをするのもたのしそうだ。]
(53) 2023/10/10(Tue) 20:39:26

【人】 グルメライター ヤワタ



 うん。
 今日は比較的空いてるし、先にお会計済ませてから
 閉店まで待たせて貰うね。


[トドメとばかりにあからさまにつきあっている雰囲気を出して、
レジ締めが慌ただしくならないように先に会計をする。

キノコ料理の話をしていたからか、
別のテーブルからキノコ、とリクエストする声が聞こえて
レジ前で笑ってしまった。
キノコ自身は夜更けでもそんなに罪悪感なく食べられるが、
相性抜群のバターはカロリーの暴力だよ、と内心。

レジ前のガムを貰って、閉店までは緑のクローバーを折る。
真白が気づいてくれた、とある日の何気ない指遊びを思い出しながら。]
(54) 2023/10/10(Tue) 20:39:42

【人】 グルメライター ヤワタ

[現れた「幸運の前足」は名前の通り真っ白で。
その上で大人っぽいデザインのスカートが目を引く。
上はいつもの真白らしい色のニットで、
「見せること」を意識していないものが自分の好みと合致している
奇跡を今日も味わうことになる。

その上で、帰るだけなのに髪を結い直しているのは
「見せる為」だと思う都合の良い頭だ。]


 お疲れ様、マシロちゃん。
 うん、僕も繋ぎたい。

 ブーツ似合ってて可愛い。
 ニットの服好きだから、これから良い季節になるねぇ。


[手を繋ぐことの許可を得るのはもう二人の癖になっている。
スマホを薄手の紺色パーカーのポケットに仕舞い、
代わりにその中にあるタオルハンカチでこっそり手汗を拭いて。

繋いだらもう指は離れまいと自然に彼女の指の間に差し込まれた。]
(55) 2023/10/10(Tue) 20:42:24

【人】 グルメライター ヤワタ



 明日の準備ってもう万全?
 まだだったら明日早起きになっちゃうけど……

 僕の家まで白うさぎさんを連れて帰りたいんだ。


[足は既に駅ではない方向に向かっている。
迷う時間にも着いてしまう、好立地のマンション住み。

駅の近くでも、もう軒並みの店が閉まっているから
道行く人の数は少ない。

それでも内緒話に興じるように、少しだけ小さな声で。]
(56) 2023/10/10(Tue) 20:42:37