人狼物語 三日月国


236 【突発誰歓】とある冒険者ギルドの宴【R18】

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視点:


【人】 飼われ賢狼 アルブム

―宴のはじまり―

[ぽてぽて、戻ってきてみれば、ちょうど宴がはじまったところ>>0>>1
ぱたんぱたん尻尾を振ってお話を聞いていればなにやらプレゼントがあるとのこと]

わふわふ?

[僕もいいのかなぁとマスターの顔をじっとみていれば。
じゃあとモモイが代わりに箱から紙を取ってくれた。

紙に書いてあったのは身体能力を上がったような気になるペンダントvil]
(40) 2023/12/07(Thu) 7:38:26

【人】 飼われ賢狼 アルブム



わっふわっふ!


[景品のペンダントを首輪の要領で首につけてもらう。>>40

ぱたぱた振っていた尻尾がしゅばばばば…と、
いつもより速度を増している(ような気がする)。
僕、ちょっと強くなった(気がする)
今ならいつもはできないこともできそう(な、気が以下略)]


わふわふ!


[つけてくれたモモイと、
ペンダントをくれたマスターにお礼を言って。
ひとまずごはんを食べようとぽてぽて駆けていく]*
(65) 2023/12/07(Thu) 23:04:20

【人】 飼われ賢狼 アルブム

ー回想:むかしばなしと、おとぎばなしと、微睡む夢ー

[もふもふで真っ白な毛並みのせいか、
僕はよく、子守りの仕事をまかされる。

請け負う相手はさまざま。
ギルドの元メンバーの子だったり、受付係の親戚の子だったり。街の孤児院の子供たちだったり。

小さい子を背中に乗せて駆け回ったり、
一緒に遊んで、おやつを食べたり。
僕にとっては夢みたいに温かくて、幸せな時間。

そんな子守の仕事をしていると、
たまに僕らを見かけた大人たちが
子供たちにお話をしてくれることがある。

それは遠い昔の英雄譚。
強い戦士や魔法使いが、悪い魔物を倒す輝かしい御伽噺。

子供たちが瞳をきらきらさせながら聞いている傍で
僕は少しだけ、…ほんの少しだけ居心地悪く、寝たふりを決め込む。

傍らで話に聞き入る子供たちから感じる眩しいほどの『憧れ』に、僕はなんともいえない気持ちになる。

…英雄なんて、そんな綺麗なものではないのにな、って。
少なくとも、僕の知っている範囲では。
]
(66) 2023/12/07(Thu) 23:09:01

【人】 飼われ賢狼 アルブム

[――その日は、街の公園の一角、
旅の吟遊詩人が噴水の淵に腰を下ろして
子供たちに英雄譚を聞かせていた。

突如として現れ、国に災いを齎した『魔王』を
『勇者』が仲間たちと共に苦難を乗り越え打ち滅ぼす物語。

姫君との恋、仲間からの裏切りと死、
精霊たちとの出会い、強大な魔王や魔物たち。
そういった全てを乗り越えて、幸福な結末へと至る。
そんな、よくある物語。

…いつもだったら、寝たふりを決め込むのに。
それもなんだか、難しい気持ちになって。

ぽてぽて、彼等から少し距離を取ることにした。
一先ず子守の仕事は、子供たちからあまり離れず
見える位置にいればいいかな、と。]
(67) 2023/12/07(Thu) 23:10:01

【人】 飼われ賢狼 アルブム

[そうして僕が腰を下ろしたのは、公園の端。
噴水から少し離れた位置にある林の中の芝生の上。

ちょうど木々の合間に位置するその場所は、晴れた日にはぽかぽかとした日だまりができるちょっとしたお昼寝スポットだ。
運良くその日は風も心地よくて、まさにお昼寝日和といったところ。

そうしてさっそく睡魔と戦い始めたところで、遠めに見知った人影を見つけた。>>16]
(68) 2023/12/07(Thu) 23:12:51

【人】 飼われ賢狼 アルブム

[…彼女との出会い自体は比較的古いもの>>16
とはいえ、あの頃は僕は彼女と殆ど接触したことがなかった。


ダンジョン攻略の時にも彼女はいたけれど、直接あのダンジョンの最奥に行ったのはごく限られたメンバーだったから。


僕がこのギルドに拾われてからも、拾われたばかりの頃は僕自身が人見知りをしていたのもあって、比較的(マスターやモモイ、ウルたち)と比べると後追いする機会は少なかった気がする。]
(69) 2023/12/07(Thu) 23:15:38

【人】 飼われ賢狼 アルブム



…わふ!


[あれから、暫く経ち。
盛大に人見知りを発揮していた白い獣は、いまや立派な駄犬へと成長して。

通りかかった顔見知りの許へ駆け寄っては、ぐるぐる彼女の周りをまわったり、袖を引っ張って自分のお気に入りの昼寝スポットへ連れ込もうとする。

ここはあたたかくて、風も心地いいから。
でも、なにより。
そういう場所を、あのダンジョンの中には存在しなかったものを、誰かと共有できるのも悪くないなって。
そう、思ったから。]*
(70) 2023/12/07(Thu) 23:31:27

【人】 飼われ賢狼 アルブム



わふ?わふー!


[あ、後輩だ>>75

ボア肉のステーキをガジガジ噛りながら、しゅばばばば…と、ペンダント効果でいつもより速度を増した(気がする)尻尾を振ってみせる。
近くにいるだろう呪術師の彼にもにこにこ、ご機嫌で尻尾を振ってみせてから]
(88) 2023/12/08(Fri) 18:43:47

【人】 飼われ賢狼 アルブム



……わふ?


[食べる?と
傍らに置いたバスケットの取っ手を咥えてぽてぽて駆け寄る。

スコーンやマドレーヌ、玉子やハムのサンドイッチ、ピクルスにアンチョビ、揚げたポテト。
祝いに駆けつけたギルドメンバーからの差し入れを少し詰め込んだそれは、ちょっとした戦利品状態となっている。

二人が貰ってくれるならば。
上機嫌に「わふん!」と一鳴き]*
(89) 2023/12/08(Fri) 18:44:33

【人】 飼われ賢狼 アルブム

[人の運命というものはほんの少し、些細なことで変わったりするもの>>0:46

僕は人かというのはさておき。
それを一番感じたのは、ウルと後輩の一人である彼の父親と始めて出逢ったときのこと。

あのダンジョンの最奥。>>0:162>>0:163
長い年月のあいだに棲み着いた魔物たちと彼等を襲う幻影を越えて、そのパーティはやってきた。

……ほうっておいて、と。
彼等の道中、そう何度も伝えたはずなのに。
それでも、ああやって彼等がやってきたのは……任務ということもあるのだろうけど、やはり、彼等が『冒険者』だからだろうか。]
(90) 2023/12/08(Fri) 18:46:09

【人】 飼われ賢狼 アルブム

[最奥までやってきた彼等をどうにか追い払おうとした。
……その筈、だったのだけど。]


『―――独りっていうのは、寂しいものなんだよ』


[目の前の彼が口にした言葉。>>0:174
雄々しくて逞しくて。
それでいて優しくて、寂しがり屋な彼の口癖。]

……………。


[その言葉に心揺れた結果。
僕は、此処に連れてこられることになった>>0:163]
(91) 2023/12/08(Fri) 18:48:13

【人】 飼われ賢狼 アルブム

[時折、僕は考える。

もし、あの場所に彼等がやって来なかったら。
もし、あのままダンジョンの最奥に留まり続けていたら。
もし、やってきた冒険者が彼等ではなくて、
容赦無く僕を殺そうとするような人たちだったら。

ほんの少し、何かが違っていたら。

可愛い後輩たちと出会うこともなかったし、
子供たちと幸せな時間を過ごせることもなかった。
居心地の良い場所を誰かと共有したいと思うことも、蛇と呼ばれた彼の手が、存外温かいということも>>49
きっと知ることもなかった。

そういう意味では、彼は僕の後輩であるのと同時に、恩人の大事な『家族』ということになるんだろう。

だから。
人ひとりいなくても変わらないなんてことはないと思う。
少なくとも、どこにでもいる戦士Aの言葉に、生き方を変えられた生き物がここにいるのだから。]*
(92) 2023/12/08(Fri) 18:50:13