人狼物語 三日月国


102 【身内RP】泡沫に消えし夢の随に

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視点:


【人】 魔族 ラク・シャサ



   母上。
   今日はめでたい祭りの日ですよ。
   せめてもうちょっと景気の良い顔しませんか。


[ 眉間に皺を寄せて、至極真面目な顔で
  嗜めてはいるものの
  気を抜けば出てこようとする笑みが
  ひく、と口元を歪ませる。

  慌てて下を向いて誤魔化した。 

  大輪の花が空に爆ぜる音が聞こえる。>>3 ]
 
(4) 2021/10/19(Tue) 0:19:40

【人】 魔族 ラク・シャサ



   ─── だから謝ってるじゃないですか。
   だいたい嫁取りなんて俺は興味な、 
おわぁ!



[ 母親の特技である火焔魔法が大蛇の舌のように 
  こちらに向かってぎゅるんと伸びてきたものだから、
  とっさに上体を後ろに90度曲げて
  紙一重で交わした。 ]


   あっぶな……実の息子殺す気ですか、
   …… ちょっと縁談断ったくらいで。
   たった19回連続で断っただけなのに
   そんな目くじら立てて……

 
(5) 2021/10/19(Tue) 0:21:29

【人】 魔族 ラク・シャサ


[ 200歳を待たずに皺が増えますよ、と付け足したら
  とうとう堪えきれずにぶふぅ、と
  吹き出してしまって。
  烈火の如く完全に怒り狂った母親の、
  高尚なお説教と共に口から飛び出す火柱を
  ひょいひょいと背を翻して避けた。

  おろおろと母を止めようとする父親に
  こちらはにっこり丁寧にお辞儀をして。 

  ゲラゲラに変わった笑いを携えて
  足早に居を後にする。
  向かうは広場の創世祭。
  今日だけはにぎやかなそこへ、
  愉しげに弾む足取りで向かった。 ]
 
(6) 2021/10/19(Tue) 0:22:40

【人】 魔族 ラク・シャサ



  馬鹿馬鹿しい。
  100を待たずに嫁を取れ
  そして子孫を残し我が一族の繁栄をと

  由緒正しき魔族の悪夢狩りが聞いて呆れる
  創造主サンに顔向けも出来やしねぇ

  凝り固まった仕来りに縛られて
  自分らの血筋だけを誇り
  世を護ろうともせず己ばかり大事にしようなんざ
  そこいらの獣よりタチが悪りぃ


  せめて創世祭くらい純粋に楽しませてくれや
  見掛けりゃあ主に礼のひとつも言いたいし  
 
(7) 2021/10/19(Tue) 0:24:43

【人】 魔族 ラク・シャサ




   それに、さあもしかすれば、
     逢えるかも知れねぇし、よ───



 
(8) 2021/10/19(Tue) 0:25:23

【人】 魔族 ラク・シャサ


[ 広場に漂う香ばしい匂いに>>0:2
  鼻をひくひくと動かした。

  それにしても昼間はやはり目が見えづらい。
  光に負けてしまうのだ。
  ひどく眩しい。

  何度か瞬きを繰り返して、滲んだ視界に
  金色の髪と赤い瞳を
  ようやくぼんやりとでも確認できれば足を進めた。 ]


   やべぇ、美味そう。ドラゴンかこれ。
   にいちゃん、これいくら?
   ええ腕やな。
 
(9) 2021/10/19(Tue) 0:27:15

【人】 魔族 ラク・シャサ


[ 眇めた目で見やった顔は、おそらく同族の。
  面識はあったかなかったか、
  距離があるのでうまく見えない。

  ともかくどこか眠そうな、それでもにこやかな
  ステーキ店の店主に手を上げて、

  もうかりまっか、なんてふざけて声を
  かけてみようか。 ]*
 
(10) 2021/10/19(Tue) 0:28:00
魔族 ラク・シャサは、メモを貼った。
(a1) 2021/10/19(Tue) 0:31:20

【人】 魔族 ラク・シャサ


[ ザッと靴底が地面を噛む。
  相手の顔を見ようと動かした瞳が
  光を捉えてしまえば、突き刺すように網膜が焼かれ
  痛いほどの眩しさに、ちっ、と舌打ちひとつ。

  弱体化する己に苛立ちが増して
  自身の存在意義にさえ思考が伸びて、
  まあ兎角昼は癪に触る。

  とは言え、せっかくの創世祭。
  広場に吹く風さえ、愉しげで跳ねるようで。
  それに運ばれて鼻腔をびたびたと遠慮なく
  撫でていく香ばしくいい匂い。
  騒めき。歌声。

  そんなものに囲まれてしまえば
  口元は意識をしないでもじんわりと弧を描く。 ]
 
(19) 2021/10/20(Wed) 1:01:47

【人】 魔族 ラク・シャサ


[ おまけに耳障りの良いこの声は>>17


   おおん?レーヴか!?
   ラクや、そうか共に魔物を狩りに行った、
   レーヴタントか!


[ 久しぶりじゃないか、の台詞にぱっと表情が弾けた。
  鼓膜を通じて、彼の声は脳へ駆け上がって
  記憶を揺らす。
  やはり同族に会うのは嬉しいものだ。 ]
 
(20) 2021/10/20(Wed) 1:03:11

【人】 魔族 ラク・シャサ


 
   腕のええ狩人>>15なんは知ってたけど、
   なんや今日はステーキ屋に鞍替えか


[ からりとすっかり機嫌を取り戻した笑い声を
  あげながら、ほんま久しぶり、と手を上げる。

  眇めた目の前で、肉がひらりと華麗に舞った。 ]
 
(21) 2021/10/20(Wed) 1:04:14

【人】 魔族 ラク・シャサ



   えらい安いやんか。
   採算合わへんで。


[ 示された指をどうにか判別すれば
  それはおそらく3本。>>18
  肉の質と焼き加減に凡そ見合わない金額に
  にんまりと笑みを浮かべながら、
  懐に手を突っ込んで皮袋を取り出せば、
  中から無造作に掴み出した銅貨を
4枚

  じゃり、と音をさせながら手渡そうか。 ]
 
(22) 2021/10/20(Wed) 1:06:12

【人】 魔族 ラク・シャサ



   ステーキの代金銅貨3枚と……
   あとの1枚は西の山でまた、
   助けてもらうかも知れへん日のための。


[ 要望は叶えられたか、焼き立てのステーキを
  手に出来たなら振り返る。

  あーん、と口を開けて焼き立ての肉を
  放り込めばじゅわ、と肉汁があふれて
  口内を満たす。

  適度な弾力で歯を押し返す肉質は、狩人としての
  彼の腕が確かなことを雄弁に語っているようだった。 ]
 
(23) 2021/10/20(Wed) 1:08:36

【人】 魔族 ラク・シャサ


[ そうしてゆっくり振り返れば、その人に向かって
  徐に声を掛ける。

  普段なら気にも留めなかっただろう、
  見えないかわりに過敏な神経が
  先程から立ち尽くすようにその場から動かない
  小さな気配を察知して。 ]


   ところでそこの綺麗なお姉さん。>>14
   そんなとこに立ったまま、迷子ですか?
   悪いオトコに、ナンパされますよ? **

 
(24) 2021/10/20(Wed) 1:10:49

【人】 魔族 ラク・シャサ




   声をかけたのはほんの気まぐれ。
    そうさ、あの時も。


 
(31) 2021/10/20(Wed) 18:25:22

【人】 魔族 ラク・シャサ


[ 祭りで華やぐ広場は多くの生命が行き交っている。
  活力に満ちた逢瀬の波の中、
  じっと立ち尽くしている姿は、容易く他人の目に
  とまるだろう。

  己のような神経を張り詰めた魔族でなくとも
  おまけにそれが女の匂いと気配を纏っているなら尚更。

  役に立たない光の下で盲いた赤の瞳は、
  その人が誰であるか認識していたわけではないのだから

  だから、声をかけたのは、ほんの気まぐれさ。 ]
 
(32) 2021/10/20(Wed) 18:27:45

【人】 魔族 ラク・シャサ




   そんなこと、二度もあると思わねぇだろ?




 
(33) 2021/10/20(Wed) 18:29:02

【人】 魔族 ラク・シャサ


[ しぱしぱと煩げに瞬きを繰り返す己の
  ぼやけた視界に、ゆっくりと青の柔らかそうな
  輪郭が近づいてくるのがわかった。>>25


   ─── ?


[ かけられた言葉に>>26訝しげに顎を上げる。
  構う様子もなく、するすると近づいて来るのは
  やはり女。
  鈍ちんの脳味噌が理解するより一瞬早く、
  一礼する姿に風が舞う。

  
葡萄色
の瞳を不躾に覗き込めば
  ふわりとその場の空気が和らいだ気がした。 ]
 
(34) 2021/10/20(Wed) 18:31:12

【人】 魔族 ラク・シャサ




   …… !  あぁ、あんた、───


 
(35) 2021/10/20(Wed) 18:31:38

【人】 魔族 ラク・シャサ

**

   お兄さぁーん、彼女嫌がってるやーん?


[ あの日。

  たまたま立ち寄った道中で、小さな出来事を
  目にしたのは日も暮れて、ようやく周りの世界が
  目に馴染んできた時のこと。

  自分より弱いものを執拗に、調子に乗って構い
  弄ぼうとする屑の肩にどすんと腕を乗せて
  けらりと嗤った。 ]
 
(36) 2021/10/20(Wed) 18:32:44

【人】 魔族 ラク・シャサ



   無理強いは、モテへんでぇ。


[ ギラリと光る赤の双眸でひと睨みすれば、
  バチンと火花のひとつでも散らせて見せようか。

  ともかく親しげな男女にも見えないその二人の間に
  ぐいと割って入れば、綺麗な花にたかる蠅を
  追い払うことが出来ただろうか。

  蛇の眼前で怯えている子栗鼠のようなその瞳は、
  透けるように美しい
葡萄色
をしていた。 ]
 
(37) 2021/10/20(Wed) 18:34:15

【人】 魔族 ラク・シャサ



   …… あのなぁ、ああいうカス相手には
   はっきり断らな。
   迷惑です!言うて、それでもしつこかったら
   大事なとこ、蹴ったり。


[ ケラケラ嗤って揶揄って。
  それから、怪我はないか、と問うて。
  大丈夫そうなら、ひらりと手をあげて、
  ほなね、と立ち去ろうとした、あの日は、

  本当にただの、気まぐれだったんだ。
  ]**
 
(38) 2021/10/20(Wed) 18:35:56