人狼物語 三日月国


225 秀才ガリレオと歳星の姫

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視点:


一日目

村人:1名、霊感少年:2名、皇狼:1名

【人】 とある書物



    それでも人は、夜空の星に手をのばす。

 
(0) 2023/09/30(Sat) 0:00:00

【人】 教師 モモイ



   エウロパの悲鳴が上がるその頃
   先生のモモイは生徒の名簿を見て眉をひそめた。

   まさか自分のスカウトした少女が
   魔力の制御を困難としていたなどと。

   持って生まれてしまった彼女を
   力を正しく扱えるように導くことが
   私の責任であり役割なのだと
   ずっとそう信じていたのに

   適任がいることを知ってしまったのだ。


(1) 2023/10/01(Sun) 23:51:09

【人】 教師 モモイ



   ユスティとエウロパの推薦は
   学内でも大きな話題となっていた。

   ユスティの磨かれた腕を評し
   彼を推薦すべきだと主張する派閥と

   魔力がある者こそ相応しいと
   エウロパを推薦すべきだと主張する派閥。

   結局のところ学園長や理事達の圧力により
   力を秘めたエウロパの推薦が決まった。


(2) 2023/10/01(Sun) 23:52:51

【人】 教師 モモイ



   彼女にも、彼にも、罪はない。

   だが私はどうだろうか。
   今の私は本人たちの意思と無関係に
   上の指示に従うだけの傀儡人だ。

   いつか向き合わなければならない。

   そんなことを考えているときだ。
   その問題が起きてしまったのは。




(3) 2023/10/01(Sun) 23:54:43

【人】 教師 モモイ



   恐れていたことが起きた。
   エウロパの魔力の暴走とは
   実態を知る者にとってはそれ程に重い。

   モモイは走り出した。
   彼女を守らねばならない、と。

         しかしそこでモモイが見たものは……。


(4) 2023/10/01(Sun) 23:55:15

【人】 教師 モモイ



   「皆さん、ここは私が処理します。
    皆さんはこの事が他生徒の不安を煽らぬように
    各位、クラスの子たちへの配慮をお願いします。」


(5) 2023/10/01(Sun) 23:56:12

【人】 教師 モモイ



   集まっていた教師たちも
   モモイなら大丈夫だろうと
   ぞろぞろとその場を後にする。

   そして教室には三人。
   エウロパとユスティとモモイのみ。
   しかしエウロパまでもがその場を離れてしまった。

   ユスティがエウロパをその場から
   離そうとするのはきっと
   そっとしてあげるべきだと分かっているからだろう。


   言い方がやけに刺々しいのは頂けないけども。



(6) 2023/10/01(Sun) 23:57:31