人狼物語 三日月国


54 【半再演RP】異世界温泉物語【R18】

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菊波 空1票
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キネレト3票

処刑対象:キネレト、結果:成功

[犠牲者リスト]
該当者なし

決着:龍人族の勝利

村の更新日が延長されました。

【人】 図書館長 アザレア

[客観的な『色気』とかいうものを酷く気にしていることは
何となく認識しているが理解はし難い。
きみの魅力を唯一理解していればいいわたしが
そのままのきみに問題なく興奮するのだから
何を憂う必要があるのかはわからないし

……きみがその不安を抱く最大の要因が
二重の意味での

わたしの手の遅さにあるなんて知りもしない。]


 こたつでアイスが最高みたいな原理だろうか。
 寒いところに暖かいものがあれば
 より素晴らしく感じたり……
 人に見せられない無防備な姿になる場所をあえて
 外に存在させることで得る開放感だとか……?

 
[人に見せられない無防備な姿を少し恥じらいながらも
隠すことなく見せてもらえる間柄なんだよなぁと
改めて噛み締めることを『魅力を感じる』と呼ぶなら
特に否定する要素はない。

多分彼女の求めている魅力とは違うなんて
わたしが正しく理解するはずもないが
勿体ぶるように随分と遅くなった着替えの速度に
見せつけられているような心地を覚えるのは
完全に欲目であることくらいはわかったし
それは正しくきみの求める『惹かれている』ということで
相違ないのではないかと思う。……たぶん。]
(0) 2021/01/07(Thu) 6:50:18

【人】 図書館長 アザレア

[わりときみへ抱く興奮を隠しもしていないし
触れることにもこんなにも遠慮がないので
少し慎んだほうがいいだろうかと思っているくらいで
わたしがきみに魅力を感じていないのではないかと
不安を覚えているきみとは全く噛み合っていない。

きみから求められているのか、或いは
未知の経験への恐怖をまだすこし抱かれているのか。
疑問に感じているわたしの感覚はそのまま
複雑なきみの心情なんだろうなぁと最近思う。

だから、或いはこのまま強引に求めても。
きみは恥じらい戸惑うだけで拒まないのだろうし
なにもしなければ
ほんの少しの不満を抱きつつも安堵するのだろう。

どちらが正しいのかわりといつも悩む。
自分がどちらを望んでいるのかも酷く複雑だった。
ぎりぎりのバランスを綱渡りしている感覚………

……そこから、一歩。
踏み外しそうになっては、躊躇う。
安牌の『現状維持』はいつだって魅力的で
今度もまたその誘惑に負けた。

物足りなさを覚える現状に一番安堵しているのは
きみよりもわたしの方であることは間違いない]
(1) 2021/01/07(Thu) 6:50:57

【人】 図書館長 アザレア


 ひとにみせるものではない肌着、が靴下で
 その下の肌が、素足だとか……そんな感覚かな?

 わたしに染み付いているものも酷く半端な習慣だから
 あまり定かではないのだけれどね。


[幼い頃の習慣は抜けにくい。
けれどきみはわたしの傍で随分変わったよね。

わたし好みに変わる必要はないと告げた舌の根も乾かぬうちに
そんな言葉が零れそうになって飲み込んだ。]
(2) 2021/01/07(Thu) 6:51:50

【人】 図書館長 アザレア

[或いはそれこそが……
相手の望む形に柔軟に変わってみせることこそが
彼女が幼い頃にその身に染み込ませた習慣なのかもしれない。
そうとなんとなく気付いている理性が寸でのところで
浮かれて滑りそうになる口を噤ませる。

わたしを喜ばせようと思ってくれるのは純粋にうれしい。
わたしもきみにそう思うからこそ、余計に。
同じ気持ちでいてくれる喜びが重なって、
幸せな気持ちにさせてくれる。

けれどべつに100%わたしの望むきみでなくたって
きみに惹かれた事実は変わらないのだと
伝えることはわたしを喜ばせようとしてくれるきみの
努力を踏み躙ることになるのか……

考えても答えを出すのは難しい。

わたしだって、きみをよろこばせようとしてしたことに対し
「そんなことはしなくていい」と言われるよりは
「うれしい」と喜ばれる方がいいに決まっているから難しい。

正解は今日もわからないままだった。]
(3) 2021/01/07(Thu) 6:52:55

【人】 図書館長 アザレア

[柔らかな胸元をあひる共が押しつぶしている。
無機物の分際でうらやましい限りだ。

膨らみが足りないときみはしきりに気にしているが
誰にも許さぬ場所に触れることを許される事にこそ
興奮するのだから質量が如何なんて些細な問題だ。

『誰にも』に子供たちが含まれていないことに
強い憤りを覚えるが今はその話ではないね、ない。

お湯に手で触れただけで何故だか
信じられないものを見る目を向けられた。
なぜだ。衛生面の問題だろうか。]


 貴重かどうかよりもきみが安らげる温度であるかが
 一番重要なんじゃないか。
 心地よく寛げる温度が一番だ。が。
 ここのお湯を例えば雪を放り込むでもして
 温度を下げるわけにもいかないしなぁ……
 

[無理はしないように。心配のまなざしを向けるが
慣れてしまえば気持ちよさそうなので杞憂だったようだ。

かけ湯くらいは家でもやるだろう?しないのかい?
それこそ子供の頃からの習い性なのだと思う、多分。
眼鏡?あれはほぼ老眼鏡なので。割と見えているよ。]
(4) 2021/01/07(Thu) 6:54:47

【人】 図書館長 アザレア

[割と見えているが鮮明ではない
雪化粧彩る絶景の庭よりも
目の前のきみの方が魅力的だったし
なんなら鮮明に見えていたってきっと
きみの方が変わらず魅力的なのだと思う。

きみがどんなに否定したってわたしにはそう思えることは
変え様のない真実である事はきみにはきっと理解されない。
けれどわたしだけが知っていれば
これといって問題ないので別に構わない。

見るだけでも最高なのに触れるのだから
まさに至高のひとときだ。
きみがなんの警戒もしないのがまた素晴らしい。
その無防備さが誰にでも振りまかれそうなことには
思わないことがないでもないが。

互いに築いた信頼が、信用が
きみの身に染み込んでいる証なのだろう。
……と、思いたい]
(5) 2021/01/07(Thu) 6:58:10

【人】 宵闇 迅


 どこに需要があって作ってんだか知りませんけどね。

 売ってるとこは見たことないね。
 県内に果樹園があるらしいけど。

[ドラゴンフルーツ味、という単語に、>>3:94
 ガキの頃みたくいたくウケた記憶を思い返しつつ頷く。
 ライチだとか、マンゴーだとか、パイナップルとか。
 南国フルーツなら、もっとメジャーなものがあるだろうに。
 少なくとも自分たちの狭い世界では、
 そんなにメジャーな需要があるとは知らなかった。
 更にそれが、地元で栽培されていると知って更にウケた。
 そのノリでふるさと納税をしなかったのは褒めてほしい。
 箸が転がってもおかしいぐらい笑い転げた成人男性三人は、
 かろうじてブレーキを踏めたのである]

 
 言えるように帰っていくならね。

[真剣な顔を茶化すように応えて、
 さて本当に無難であるのかは神のみぞ、というやつだ。
 なにせ入り口が自室の以下略であったので、
 下手したら妹ごと宿の扉を開いたら自室だった、が
 ありえないと言い切れないのだ。]
(6) 2021/01/07(Thu) 22:22:48

【人】 宵闇 迅



 ふ、
 足元が疎かになる"クセ"はまだ治らんの。

[珍しく雪が積もった時、>>3:95
 暇潰しに庭で小さな雪だるまをこしらえていた兄に、
 笑顔で駆け寄ってきたと思えば、
 くつしたがぬれたと顔をしわしわにして戻っていった妹が
 瞬時に思い出されて、思わず笑ってしまった。
 まだ、"つくした"としか言えない頃だ。
 妹は覚えていないかもしれない。]

 はいはい、のぼせるんじゃねぇですよ。
 あと、沈んでてもわからないからね。

[さくっと立ち上がった姿を見送って、ひょっこりした口が
 足湯、と言うのを聞けばひょいと片眉を上げる。
 そのまま寝落ちそうだ、と内心で苦笑して、
 いいから早く行きなさい、とばかりにそっと手を振った*]
(7) 2021/01/07(Thu) 22:23:29

【人】 埋火 真里花

 買う人がいるから、あるんだろうけど……

 果樹園があるんだ〜。
 じゃあ遊びに行ったときに買いに行けるかな。

[ 可愛い妹に美味しいかわからないものに
 チャレンジさせるのは忍びなくとも、兄ならいい
 ――と思ってるわけではなくって。

 おいしい、も、まずーいも、
 一緒なら笑い話の思い出になるかなって
 思えたから。 ]

 そっかあ そうだねえ

[ 真剣な表情は兄の茶化すような言葉>>6に、
 崩れていく。

 来たときのことを思えば、寝て起きたら
 お部屋の天井が見える、の可能性があったし、
 なんなら夢ならそのパターンが
 お決まりのやつで、起きたときには
 夢の内容は忘れてしまっている、というのも
 よくある話。 ]
(8) 2021/01/08(Fri) 12:14:47

【人】 埋火 真里花

 ……油断してただけ、だもん
 笑わないで、

[ クセ>>7と、そう言われて、
 そう言えばと、あれやこれや思い出すも
 兄が覚えている私、は幼稚園児の私であって
 今の私よりずっとずっと子供だったから!

 それよりちいちゃいときの話は
 さすがに覚えていないし、

 言い訳できないのは注意力散漫で
 あの頃と同じように靴下びしゃびしゃにしたから
 ですけども! ]

 はぁい
 大丈夫、沈む前に助けてっていうから〜

[ 沈むなという話ではあるのだが、
 ぷっくり膨らませた頬が、瞬時に笑みに変わっただろう。

 今日の表情筋はいつもの何倍も忙しい。

 たのしい、とうれしい、が列をなして
 やってくるものだから。 ]
(9) 2021/01/08(Fri) 12:15:21

【人】 埋火 真里花

―― 部屋付露天風呂 ――

 ひゃー、さむっ

[ 露天風呂は雪景色。
 全裸でいつまでも眺めていたら凍死待ったなしである。

 少し熱めのお湯を足からかけると、 ]

 えっ こっちはあつっ

[ 少々冷えた体には大変熱く感じて、右往左往。
 源泉の出てくる場所を避けて、足先だけで
 ちょい、ちょいと、お湯を蹴る。

 よし、いける。と覚悟を決めて体をお湯へ沈めた。 ]
(10) 2021/01/08(Fri) 12:15:47

【人】 埋火 真里花

 あぁぁ………最、高、……

[ 畳んだフェイルタオルを頭の上へちょいと乗せて
 肩まで沈み込むと、体の芯からぽかぽかと
 温まってくる。

 小さな庭といった様子の露天の景色、
 木造りの屋根がかかっているから、直接雪が
 落っこちてくることはないけど、舞い込んでくることは
 あるみたい。
 ちらつく雪は、私の指に落ちると消える。

 私が動くと、お湯もちゃぷんと音を立てる。
 じっと動かないでいると、降る雪の音が聞こえるんじゃないか
 と思うほど、静か。

 振り返っても、部屋の中の様子は見えなくって
 お湯がちゃぷん、と言うだけ。 ]
(11) 2021/01/08(Fri) 12:16:16

【人】 埋火 真里花

 ……はなしたいこと、いっぱいあるのに

[ 部屋の中では兄が、待ってくれているだろう。
 十年、それも子供の十年、離れて暮らしている方が
 長くなってしまっても。兄の記憶も、面影も
 消えることがないままで、いつも私の頭の少し上にいる。

 してほしいことも、してあげたいことも、
 みせてほしいものも、みせたいものも、

 たくさんたくさんあった。

 手紙に書いて、電話で声を聞いても、
 触ることは、できなかった。

 今なら触ることもできるけど、
 今度はなんだか照れくさくて、子供みたいなこと
 言って、と言われるかなって思ってしまって。

 なかなか自分からは触りにいけないけれど。

 兄が先回りして、頭をなでてくれたものだから。
 それが、嬉しくて。 ]
(12) 2021/01/08(Fri) 12:16:41

【人】 埋火 真里花

 
うぅぅ……


[ ぱしゃり。
 両手で顔を洗うようにお湯をすくい上げる。

 ――当然ながら結構熱いけど。

 それでも何度も、お湯をかけた。

 これはお湯だから。お湯。
 自分に言い訳して、 ]

 覚めなきゃいいのに、

[ ばかなことを、口にする。
 覚めないと困る。外泊するなんて言ってないから
 父母も妹も心配するだろうし、兄も困るだろう。
 それでも、 ]

 もう少しだけ、おねがいかみさま、
 もうすこしだけ、一緒にいさせて

[ 願ってしまう。

 ごめんね、かみさま。
 ごめんね、おにいちゃん。

 真里花は今日だけ、悪い子になります――。 ]
(13) 2021/01/08(Fri) 12:17:17

【人】 埋火 真里花

―― 露天風呂→部屋 ――

[ ゆっくりお湯に浸かって、
 頭と顔、体を洗ってから浴室を出て、洗面所兼脱衣所で
 髪の毛を乾かして、部屋へと戻る。

 着替えはせっかくだから浴衣を借りることにした。
 黒地に金魚がちょっとだけ泳いでいる柄のものを。
 少し地味だけれど、お祭りに行くわけじゃないし。

 帯もちゃんとしたやつじゃなくって、結ぶだけの
 細いのを選び取った。 ]

 きもちかった……
 ぽかぽか

[ リラックス効果は抜群にあって。
 そのせいかな、きっとそのせい。

 十分に温まった両手を兄の頬へ当て。 ]

 ね?あったかいでしょ
 お兄ちゃんも入って来ていいよ
 いちばん、譲ってくれてありがと。

[ にぱ、と笑って、ありがとうを言った。* ]
(14) 2021/01/08(Fri) 12:17:42

【人】 きっと教育係 キネレト

[最初は、恋愛偏差値幼稚園児レベルの僕に
君が足並みを揃えてくれているのだと思っていた。
一年前の今頃は君にただ抱き締められただけで
僕は軽く数時間は意識を失っていたし、
唇なんか寄せられようものなら過呼吸に陥って
お迎えの天使を何度となく呼び出していた。

名前を呼ばれるだけで嬉しい。
隣に居させてもらえるだけで嬉しい。
手を繋いで添い寝を許されるだけで満たされていた。
それは今でも変わらないが、以前よりも
それでは物足りないと感じることが増えたように思う。

焦れったさを覚えたり
自分に魅力がないのではなんて悩んだりするのは、
君自身の気持ちも考えずに
君に愛でて欲しがってしまっている証左だ。

自分でも最近思う。
君の傍に長く居ることで、
きっと僕は随分と贅沢になってしまった。]
(15) 2021/01/08(Fri) 14:10:17

【人】 きっと教育係 キネレト

[物心付き文字を覚え始めた頃から君のことは知っていた。
図書館でたまに見かけるお兄さん。
いつもカウンターに居るわけではなくて
でも優しそうな雰囲気を纏っていて、
僕の周りの子達は皆『アザレアくん』と呼んでいたから
僕も自然とそう呼ぶようになった。

歳はわからないけれどたぶんずっと歳上だ。
でもそんなの全然気にしなかった。
目上に対して正しく敬意を払えるほどの楽や教養を
幼かった僕は修めていなかった。
ただ、他の司書さん達がみんな彼にお辞儀をして
彼のことを『館長』と呼ぶから、
きっと偉い人なんだろう、と。

そんな彼が、不意に子供みたいに見えた。
何時どこでそう感じたのかの記憶はもう定かではないし
別に頼りないとか当てにならないとか思ったわけでもない。
それなのに何故か、休み時間に教室に
独り残されて俯く子供みたいに見えた気がして。

そんな印象に反して君自身は
自分を甘やかそうとする人間などもう居ないと
達観して何かを諦めたような物言いをしていた。
そんな意固地な君を甘やかしてみたいだなんて
傲慢かつ分不相応にも負けん気を抱いたのが、
君に惹かれ始めた切っ掛けだったような気がする。]
(16) 2021/01/08(Fri) 14:10:30

【人】 きっと教育係 キネレト

[どんな時に君は僕に大切にされていると感じるのか。
そう尋ねたのはどうにも君に
僕の気持ちが伝わりきっていないような気がしたからだ。

生きて来た環境が違う。年数もたぶん大分違う。
愛情と名の付くものの定義も、受け取り方も
僕と同じとは限らない。
加えて僕自身が、愛情に限らず
自分の想いを人に伝えるのが極端に下手くそだ。
君が何らかの不安を抱いてしまうなら
原因は僕にあるのだろうと考えた。

僕本人が微塵も思っていないような推測を立てて
発言を疑っては試すように言動を重ねていた君だ。
言葉で想いを囁くことは無駄ではなかろうけれど
それだけでは足りないのかもしれない。

それなら何か行動を伴わせれば?
僕の思う愛情を示す行為が
君の思うそれと同じとも限らない。

だから僕が君へと贈る愛情表現は、大体が
君が僕にくれて嬉しかったことの見様見真似だ。
触れ方も唇の寄せ方も想いの伝え方も真似っこでしかない。
僕自身の感情としては弱く映るのかもしれない。

君と離れている間も僕はずっと君を想っているけれど
それだって、敢えて伝えることはしないものだから
君にとってはないのと同じだろうしね。]
(17) 2021/01/08(Fri) 14:10:41

【人】 きっと教育係 キネレト

[君に選び続けてもらえる僕で在る為には
どうすれば良いんだろう。
僕にとっては君は不動の一番だけれども
君にとっても僕がずっとそうとは限らないだろう?

人の心は脆くて移ろいやすいものだ。
君の一番の座を誰にも譲りたくはないけれど、
君の幸せは僕の目の届かない場所にもあるかもしれない。
それでも僕は、君を想う。
そして君なら本当に命ある限りずっと、
僕の傍に居てくれるんだろうな、とも思う。]


 寒さを和らげるために生み出された炬燵で
 敢えて冷たいものを食べることで、
 暖かさを享受できる幸せを噛み締めるんだろうね。

 温泉は……抑圧された日常からの脱却かな?
 屋外で生まれたままの姿を曝け出しても
 何者にも傷付けられず居られる幸せに、
 解放感を覚えるのかもしれないね。

 
[教会の子供たちをお風呂に入れる時には
無防備な姿になることに特に抵抗はないのに、
君の前だと恥じらいを覚えるのは何故だろうな。

注がれる熱い視線をじりじりと感じながら
脱ぎ終えた服は君に倣って丁寧に畳んで重ねた。]
(18) 2021/01/08(Fri) 14:11:03

【人】 きっと教育係 キネレト

[こうして見つめられるのも初めてではないはずだが
君を惹き付けられている気もちっともしないのは、
単に僕自身の元々持つコンプレックス故だ。

願えば君は拒まず受け入れてくれるのだろう。
僕に合わせてくれてしまいそうで怖い。
……そう思っていたんだが、
口にせずとも察して欲しいだなんて思うことの方が
傲慢だと最近は思うようになってきた。

君に触れたいとは常々思っているし、
君が佇んで居るだけで日々感動を覚えている。
それでもいつも、君に触れようとするたびに躊躇う。
自分の欲求だけで君を消費するような真似はしたくない。

頬に触れても構わないかな。唇を寄せても怒らないかな。

嫌では、ないか。きもちわるくはないか……
喜んでくれるか。触れたら、……君も触れてくれるかい?

尋ねずともきっと君は許してくれるのだろうし
尋ねれば「そんなこと一々訊かなくとも」なんて
言われそうだ。知っている。君はきっと僕を拒まない。
ならば何を躊躇うのかと考えれば、
その行動を起こすことで君が僕に抱くだろう感情を
悪い方に予想して一人勝手に凹むからだろう。

君は君で、想像していた以上に慎重だ。
僕は僕で、石橋を叩きすぎて割る系の臆病者だ。
ある意味似たもの夫婦なのかもしれないね。]
(19) 2021/01/08(Fri) 14:11:20

【人】 きっと教育係 キネレト



 ……君も、僕の前で裸になるのは
 恥ずかしかったりするのかい?


[ふと浮かんだ素朴な疑問をぶつけてみる。
あまり全裸を恥じらう印象がなかった。
自分だけが恥じらっているなら余計に恥ずかしいが、
他の誰かには見せたくないものを
君は僕には見せてくれているのだと改めて思えば
仄暗い優越感が芽生えてしまう。
普段の君は、顔と首元と両手以外を全て
布地でかっちりと覆い尽くしているから余計に。

対する己の胸元をふと見下ろす。
酷い時には男性と間違えられる程度になだらかな胸に
安らぎの類は微塵も感じられないように思う。
思うのだが、気のせいかつ欲目でなければ君の視線は
胸元のあひるちゃんに嫉妬をして見える。何故だ。

もっとふかふかな柔らかい胸が僕にあれば。
同僚シスターの豊満な胸を見て何度そう思ったか。
けれどあれはあれで色々と大変そうなので
休日はタンクトップ一枚で過ごしたい僕には
扱いきれないだろう。きっと。
下着もよくわからないし大きいのは物凄く高いって聞いた。

故に僕は今日も、
この断崖絶壁を君に押し付けてやろうと思う。]
(20) 2021/01/08(Fri) 14:11:44

【人】 きっと教育係 キネレト



 自分一人で入るならそれも良いけれど、
 君も一緒に入るのだし……
 加減を誤って冷たくなってしまったら悲しいしなぁ。

 折角雪を使うならお湯に溶かすより
 雪だるまや雪うさぎを作って遊んでみたいな。
 

[おっと湯船に浸からずシャワーで済ますことが多いのが
今の会話でばれてしまった気がするぞ! 僕の馬鹿!!
掛け湯というか大事な場所を洗う習性しかなかったな。
後は湯船にぶっつけ本番スタイルだ。

眼鏡を外している君の様子を窺っていると
どうやら普通に見えているらしかった。
見えているのに滑って転んで溺れてしまいそうなのは、
寧ろ僕の方だったかもしれない。

白に覆われた風情溢れる絶景そっちのけで
眩しい銀の光の元に曝された君の素肌に視線を泳がせる。
隊列を崩して湯船の縁へと追いやられるあひるちゃんたちに
注意を払う余裕は既にない。

君がどんな想いを抱いて僕に触れているか知らない。
心は読めないから、意地悪く笑う君を見ても
大袈裟に心臓が飛び跳ねるだけだ。]
(21) 2021/01/08(Fri) 14:12:30

【人】 宵闇 迅



 ちょっと遠いけどね。
 まあ、車でいけばすぐですよ。

 味見できるんだったか……、あ、

[クセで検索しようとして、ポケットを漁る。>>8
 けれど、そういえばスマホは充電中だった。
 今頃机の上で、音楽をスピーカーから垂れ流しながら、
 主の帰りでも待っている――のか?

 残念。
 温泉宿を満喫する妹を写真に残せるなら、
 撮っておきたかったけれど。
 そうして途切れてしまった"習慣"を、
 取り戻すにはいい機会だと思ったのに。]
(22) 2021/01/08(Fri) 22:14:48

【人】 宵闇 迅


 っふふ、

[わらわないで、と言われても。>>9
 大混乱の中、総毛立って警戒心MAXだった兄と違い、
 妹はくつしたを殉職させていたとは。
 むくれたような物言いに、泥濘んだ笑いが増幅するのも
 やむなしだろう。悪く思うな、妹よ]


 まあ、聞こえなくはない……とは思うけど。
 大丈夫だって言うなら沈まないでほしいところです。

[口が達者になった妹と、軽口の応酬が出来ることが。
 じんわりと胸の奥を温めていく。
 曖昧な言葉をパズルにして、
 彼女の思い描いた正解を見つけ出すゲームも楽しかったけれど
 これはこれで悪くない]
(23) 2021/01/08(Fri) 22:14:56

【人】 宵闇 迅

[露天風呂へ向かった妹を見送って、
 背の後ろについていた腕を、
 だらしなく座卓に投げ出して肘をついた。
 頭を支えているのも億劫で、曲げた肘に挟まるように
 座卓に凭れて目元を覆うと、そっと目を閉じる。

 雪の降っている場所は静かだ。
 そっと耳を澄ませれば、ひとの気配と、
 遠い水音さえ聴こえそうなほど、
 穏やかな時間が横たわっている。


 電話で声を聞いていても、
 記憶の中の声は、いつだって幼かった。

 おにいちゃん、と舌足らずに呼ぶ、つたない声色。
 突拍子もないことをしては兄の肝を冷やし、
 心を温め、飾らない笑顔を連れてきてくれる]
(24) 2021/01/08(Fri) 22:15:08

【人】 宵闇 迅

[ふと気を抜いた時にやってくる追想はいつだって涙で終わる。
 痺れを切らした母親に抱えられて遠ざかっていく、
 肩越しに目一杯手を伸ばして、くしゃくしゃの泣き顔で。

 彼女に笑顔を覚えておいてほしかったぶんだけ、
 自分はあの顔を覚えておこうと思っていた。

 無力だったこと。
 恩知らずと言われようが、背を蹴り飛ばしてでも、
 腕の中に引っ張り込んでやらなかったこと。
 あの子のヒーローで、いてやれなかったこと。

 ――けれど。
 成長した面差しが重なる。

 泣いてはいなかった。
 相変わらず、くるくるとよく変わる表情と、
 未だに突拍子もないことをしかねないあやうさと、
 変わらないあたたかさと、掛け値なしの笑顔を連れて。]
(25) 2021/01/08(Fri) 22:15:18