人狼物語 三日月国


246 幾星霜のメモワール

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視点:


【人】 飄乎 シヴァ

>>19 アンジュ

「あー、うん。…ねっ! その時はその時でふつーに頼むワ」

 配合調整の申し出に、途切れ途切れの相槌が返った。
 空気が少し張ったのが感じられただろう。直前にお似合いになると思うとの感想を受けて、「俺ちゃんいつでも浮かれてますから〜」なんておどけていたのもあって。


「おっやりぃっ!! うれしいね、よっ商売上手〜っ!!」

 己で作ってしまった空気感を壊すように、元以上のテンションで盛り上がって。硬貨一枚でピッタリお支払い。薬類はアイテムボックスにしまい、花冠は自分の頭にのせた。

 どうよ、似合う?なんて一通りのやり取りをすれば、彼は店を去ったことだろう。お店繁盛するといいね、それではまたに、御機嫌よう。

#メインストリート
(20) 2024/02/02(Fri) 0:57:38
シヴァは、その日一日、青い花の冠をして過ごしたのだった。
(a7) 2024/02/02(Fri) 0:59:08

【赤】 温室 マーサ

「……、だったら、他の人が帰りたい気持ちだって分かるでしょ」

その上で、彼らの願いを踏み付け蹴り飛ばし、自らの願いだけを貴ぶ。
それがマーサには、酷く恐ろしく痛ましい。何度も繰り返すのなんて、想像するだけで怖気が走る。
彼女は、自らの悪徳に寛容に出来ていなかった。今回"こちら側"に立つことになったのも、相当以上の躊躇の末だ。

尤も、決めてしまった以上、他者を顧みることこそ浅薄で傲慢なことかもしれないのだけど、マーサはその事実に思い至らない。

ただ、彼女と自分とは分かり合えない。
論議に痛む胸を疎んでそう結論づけた女は、しかし耳元に滑り込んだ最後の言葉に目を瞬かせた。
そして、ふるりと頭を振る。

「忘れたくないから、七年ごとにここに来てるんでしょう。
……どうせ、忘れたら忘れたで、正体不明の焦燥に苦しむんだと思うよ。
私がそうだったから」

――前世の記憶が戻るまでの幼少期。
年齢に似付かわしくないまでの使命感と、その使命が何なのか把握できずに不安だけを募らせていた時期を思い出した。
無意識のうちに、肩口の痣をそっと撫でる。
(*4) 2024/02/02(Fri) 1:21:53

【赤】 温室 マーサ

/*

お疲れ様です!
一発で抜かれてしまうとは……短い赤窓でした。
墓場から健闘をお祈りしています。せっかくだから村人を全滅させてくれ……!

襲撃対象については……白状しますとほかの誰とも対話ができていないため……ランダムで運のない人を襲っちゃおうかなあと思っていた次第でした。ロールと連絡は……今からです! 動きが遅くて本当に申し訳ない……。

ただ、処理順的には処刑の方が先っぽいのでロキさん襲撃の方が順番としては自然なのかな……? とも思った次第でした。
でも正直ロールで前後しそうなのでこれはどちらでも!
何よりここで死んだら仕事をしないチュートリアル狼さんになってしまう……。

ともあれ、こちらの担当で良ければランダム選出で行こうかなと思っています、とだけ! 決まったらすごい嫌そうにしながらやりますので、覚悟を見せるときとかそんなふうにそそのかして頂ければありがたいかなあと思います!
(*5) 2024/02/02(Fri) 1:31:20

【人】 宝石集め カリナ

聖女祭初日。
装飾屋の露店スペースの看板は【準備中】のままだった。

カリナはその日、陽も暮れる頃になって漸く生産ギルドの前で大きなため息を吐く姿で見受けられた。
目の下には化粧で隠れないほどの目立つ隈、腕の中にはいくつもの羊皮紙を抱えて、まるでくたびれた会社員のよう。

「疲れた……それにお腹もすいたわ……。
 せっかくの祭りの日にお金周りで時間を取られるなんて」

「今日は肉」

そんな彼女は愚痴を吐きつつもその分自分へのご褒美と娯楽を宣言しつつ。
次の瞬間には顔を上げ前を向き、かつかつ音を立てながら人気のある広場の方へと歩いていった。
(21) 2024/02/02(Fri) 16:02:11

【人】 仕立て屋 エリー

>>21 カリナ
「そこの疲れた様子のお嬢さん。
 新しいドレスで気分転換でも……ってカリナ」

いつも通り客引きをすれば、声をかけたのは教会に集まっていた仲間たちの一人だった。
疲労がなんとなく見て取れるのは、やはり選ばれた者の心労なのだろうか。

「どうしたの、隠せないくらいクマ作って。
 最近疲れてたり緊張で寝れてないとか?」

営業モードから一転、教会の時と変わらないラフな話し方に変わった。
(22) 2024/02/02(Fri) 18:10:18

【人】 小悪魔 ロキ

>>16 エミール

「本当に覚えてないんだね、エミール……
 小さな頃はあんなに可愛かったのに
 すっかり澄ました顔の大人になって……」

よよよ、とあなたの成長を感じながらもわざとらしく寂しそうに嘆き節。
相変わらずのおどけた態度だけでからかっているようにしか見えないが。

「もうママと一緒じゃなくても寂しくないんだ。
 動物なんかも大嫌いになっちゃってたりして。
 秘密の友達のことなんか昔のことになって……」

次々と口をついて出てくるのは、真実かはともかく凡そあなたのことを知っていなければ出てこなさそうな事ばかり。

「ああ、まるで悪い夢でも見ているみたい……!」
(23) 2024/02/02(Fri) 19:43:13

【赤】 小悪魔 ロキ

/*
すみませ〜ん!
村建てさんの指摘諸々を受けまして処理順敵に襲撃先はこちらのランダムで決めさせていただきます!
システムの理解が浅く話が二転三転させてしまい申し訳ない!

襲撃ロールはそのままマーサさんの担当ということでよろしくお願いします!
もしも既に襲撃対象が決まっていましたら共有いただけますと助かります!
(*6) 2024/02/02(Fri) 19:52:22

【赤】 小悪魔 ロキ

/*
とりあえずささっと襲撃先を決めてしまうぜ……
<<エミール>>who
(*7) 2024/02/02(Fri) 19:53:25

【人】 宝石集め カリナ

>>22 エリー

「あなたは、エリー? ね。
 ドレスの新調は前向きに考える、でも今日はいい」

ぴたりと足を止めて向き合えば気遣いの言葉になんとも言えないような顔でため息を吐く。

「だって言われた通り今顔酷いから……。
 ここずっといろんなことが重なって気分は散々」

「奢ってあげるから話に付き合わない?」

教会のときよりは饒舌な幾分か柔らかな態度で接する女は、大きな耳飾りを揺らして踵を返しあなたの方へと振り向いた。
(24) 2024/02/02(Fri) 20:20:08

【赤】 温室 マーサ

/*
承知いたしました、確認を取っていただきありがとうございます!
襲撃についての担当、了解いたしました。エミールさんの方にその旨だけ連絡させていただきたいと思います。

ちょっと色々お任せっきりになってしまい申し訳ない……!
(*8) 2024/02/02(Fri) 20:23:43

【人】 仕立て屋 エリー

>>24 カリナ
「名前、覚えててくれたんだ。嬉しいな。
 前向きに考えてくれることもね」

軽い調子で続けて。

「うーん、カリナみたいな綺麗な女性の話に付き合わせてもらうんだし、僕が奢るのが筋じゃない?
 それでもいいなら是非ご一緒させてよ」
(25) 2024/02/02(Fri) 20:32:06

【赤】 小悪魔 ロキ

「……ふぅん、キミ"は"そうだったんだ?」

言外に告げるのは、自分はそうではなかったというように。

前世の記憶を取り戻すまではまさしく奔放な夢魔だったのだ。
余計なことなんて忘れたままでいられるならそれでよかった。

しかし、思い出してしまったのだ。
それまでの景色が、かつてと同じに見えることは決してない。

「ボクにはわからないね。
 こんな良い世界だってのに、他の人の帰りたい気持ちなんてさ」
あなたが悪魔の気持ちを解せぬのと同じように。
悪魔があなたたちの気持ちを解せることもない。

あなたを見る眼差しには一瞬、微かな妬みが入り混じって。

(*9) 2024/02/02(Fri) 20:59:28

【赤】 小悪魔 ロキ

「……ま、とにかくボクたちが帰るにはやることやらなきゃだね

「キミは簡単にやられちゃいそうだし、おまけしといてあげるよ」

悪魔はひとつ、あなたにまじないをかける。
皮肉げに笑い、次は自分みたいな悪魔に騙されてもいいようにと

「せいぜい頑張ってみなよ、帰りたい他の人の気持ちも考えてさ」
(*10) 2024/02/02(Fri) 20:59:51