人狼物語 三日月国


148 霧の夜、惑え酒場のタランテラ

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【人】 少年水夫 カイル

 
数年後:MiraggiO



  ヨーソロー!

  『 MiraggiO 』へ、ようこそ!



[街灯に導かれるように、迷い込んだお客様たち。
 僕は今宵も笑顔で迎える。
 その中には、知っている顔もあったかもね。
 何度も来店してくれるのは歓迎するよ。
 死んだ後の再就職で、再会はしたくないけどね。


 ゴースト店員も、メンバーが変わっているかもしれない。
 この店を巣立っていった人もいれば、
 新たな人材が何の因果かこの店に辿り着いたりして。]

 
(269) 2022/05/30(Mon) 19:33:56

【人】 少年水夫 カイル

 
[ドアが開き、生者が入るたびに声を掛けて、
 注文を取って、お酒や料理を出す。
 お客様の話を楽しそうに聞く。

 
いつも通りの、霧幻の宴だったのだけれど―――……。]

 
(270) 2022/05/30(Mon) 19:34:18

【赤】 少年水夫 カイル

 
 [一目見た瞬間に、ありもしない心臓の高鳴りを感じた。

        電撃が走るように鮮烈な、運命の出会い。]
                        
再会

 
(*25) 2022/05/30(Mon) 19:34:46

【赤】 怨霊 カイル

 
 
  [やっと
いに来てくれたんだね!
     
罠にかかって


   ずっとずっと、僕はここで
ち焦がれていたんだよ。]

 
 
(*26) 2022/05/30(Mon) 19:35:18

【人】 怨霊 カイル

 
[相手は僕たちの船を沈め、
 奴隷として売り飛ばそうとした海賊のリーダー。
 流石に僕もここまで大物が釣れるとは思っていなかった。


 いつも一生懸命働いているから、日頃の行いの賜物かな?
 ……なんてね。きっとこんな僕の為に、
 無念が晴れるのを祈ってくれた人たちの、
 願いが届いたんだと思う。



        
有難う……きっと、この謝意は届かない。]

 
(271) 2022/05/30(Mon) 19:35:57

【赤】 怨霊 カイル

 
[そ知らぬ顔で近づいて、注文を取り料理や酒を提供する。
 最初はビールを飲んでいたけれど、
 「お薦めはあるか?」と聞かれたから、
 オリンピックとブラッディマリーを出してやった。
 その意図に気付くこともなく、美味しそうに飲んでいたよ。



         
滑稽だね。さてはこの人、教養がないな?]

 
(*27) 2022/05/30(Mon) 19:36:27

【赤】 怨霊 カイル

 
子供らしいあどけない笑顔で、話を聞いた。
 その裏で、賢しさと殺意を研いで。
 この日は他が疎かになってしまったけれど、
 どうか許して欲しい。
 何年も待ちわびた、千載一遇のチャンスなんだ。



 「海賊は格好良い!」「僕たち海の男の心は一つ」
 そんな虫唾が走るような嘘も、平気で吐いた。
       店員が、お客様に嘘を吐くわけにはいかない?
       奴はお客様じゃない。憎い仇だよ?]

 
(*28) 2022/05/30(Mon) 19:37:08

【赤】 怨霊 カイル

 
 
 
   [ブラッディマリーでの宣言通り、

         霧が晴れる前に僕は無念を晴らした。]

 
 
 
(*29) 2022/05/30(Mon) 19:37:46

【人】 少年水夫 カイル

 
[この時、お店には誰が残っていただろう。
 先にこの店を卒業したのが、
 僕だったとしても、ウーヴェだったとしても、
 僕はこの店に友情の証を遺した。


 店内に飾られている、押し花の貼られたカード。>>0:157
 成仏する前に刻んだ言葉は―――――……]
 
(272) 2022/05/30(Mon) 19:38:26

【人】 少年水夫 カイル

 
[メルヴェイユの絵本、>>0:387
 僕は読んだことがあったから、
 ヴィムの名前を最初に聞いた時は、
 同一人物ではないかと一瞬怯んだ。
 
でもね、僕は本物の悪党を知っている。

 だからヴィムが、大罪人だなんてあり得ないって、
 すぐに思い直したよ。



 ウーヴェは涙腺の弱い雨男だけれど、
 君は自分の為に泣いたことって、あったのかな?
 少なくとも僕は、
 そんなウーヴェを見たことはなかったと思う。

 だから本当はね、
 
「どの口が言ってんの???」
って、>>0:251
 控えめに言ってちょっと思ってたけど、
            このまま、多分存在しないだろう
            墓まで持っていくからね!]

 
(273) 2022/05/30(Mon) 19:39:41

【人】 少年水夫 カイル

 
[ユスターシュの娘さん、無事で良かったね。
 血の繋がりがどうであれ、やっぱり僕は似ていると思うよ。
 だって、気立てが良くて
(面倒見が良くて)、

 健気で
(大切な人の為に必死になれて)、

 泣き言を言わない人
(無暗に人を恨まない人)

 だったんでしょう?>>0:197                     
 
序でに破滅を招く女の何処が、"イイ女"なのか教えて欲しい。
>>0:196



 幸福をすべて奪われた、そう思っていた僕だけれど、
 僕はこの店で新たな幸せを見つけて、
 無念を晴らすことまで出来た。
 僕を拾ってくれた店長には、誰よりも感謝している。
 でも不純な志望動機を隠していたことは、
 申し訳ないと思っている。]

 
(274) 2022/05/30(Mon) 19:40:30

【人】 少年水夫 カイル

 
[船が沈められ、父さんと仲間を殺された時も、
 病気になって命を落としたその時も、
 僕は涙はおろか、声すら出なかった。

 だから、今度はちゃんと遺していくよ。]


  ここでの日々は、僕にとって宝物だった。
  一緒に働いた仲間たちも、
  美味しいと料理を食べてくれたお客さんたちも、

  みんな、みんな、大好きだよ。

          有難う。サヨナラ―――……。



[僕の逝き着く"最果ての地"が、
 どんな所か分からないけれど、

         
霧の晴れた夜明けに、僕は旅立った。
*
*]

 
(275) 2022/05/30(Mon) 19:41:43